JPH10309868A - レーザーアブレーション記録材料 - Google Patents
レーザーアブレーション記録材料Info
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Abstract
光部のDminが小さくて、最大濃度のバラツキがない
レーザーアブレーション記録材料を提供すること。 【解決手段】支持体上にフッ素系界面活性剤を含む着色
剤層を設けたレーザーアブレーション記録材料におい
て、前記フッ素系界面活性剤が、(1)フルオロ脂肪族
基を有するアクリレート、フルオロ脂肪族基を有するメ
タクリレートまたはその両方と(ここにおいて、前記フ
ルオロ脂肪族基は、3〜20個の炭素原子と40重量%
以上のフッ素原子を有しており、末端部分を構成する3
つの炭素原子に結合している原子の半分以上はフッ素原
子である)、(2)ポリ(オキシアルキレン)アクリレ
ート、ポリ(オキシアルキレン)メタクリレートまたは
その両方との共重合体であって、前記(1)のモノマー
単位が、共重合体の重量の20〜80重量%であること
を特徴とするレーザーアブレーション記録材料。
Description
に関するものであり、特に新聞、FAX、商用印刷分野
で用いられるレーザーアブレーション記録材料に関する
ものである。
ドに与えることによって、画像を形成させる熱転写シス
テムが普及してきている。一方、サーマルプリントヘッ
ドの代わりにレーザーを用いて画像を形成する方法も開
発されており、レーザーの高出力化に伴って普及してい
くものと考えられている。
ーザー波長域に強い吸収を有する物質が含まれており、
この吸収物質が光エネルギーを熱エネルギーに転換して
サーマルプリントヘッドを使用した場合と同様の効果を
もたらす。レーザーを用いれば、サーマルプリントヘッ
ドを用いた場合と異なり記録材料に接触せずに加熱を行
なうことができるため、画像表面にキズができないとい
う利点がある。また、レーザービームを細く絞れるため
に画像分解能を向上させることもできるという利点もあ
る。
ブレーションと呼ばれる画像形成方法が開発されてい
る。特開平7−164755号公報、特開平7−149
063号公報および特開平7−149065号公報等に
は、この方法に用いることができる記録材料が記載され
ており、特開平8−48053号公報および特開平8−
72400号公報には、この方法に用いる画像形成装置
が記載されている。アブレーション法による画像記録
は、画像色素、レーザー波長域に吸収を有する物質(赤
外線吸収物質)およびバインダーからなる色素層を支持
体上に設けた記録材料に対して、色素層側からレーザー
照射することによって行われる。レーザービームを照射
したスポットでは、レーザーによるエネルギーによって
画像形成層に急激な局部変化が生じ、それによって物質
が層から追い出される。上記特許公報によれば、この局
部変化は、溶融、蒸発、昇華のような完全に物理的な変
化ではなく、結合破壊のような化学変化の一種であっ
て、部分的ではなく完全な画像色素の除去であるとされ
ている。
の有用性は、レーザー露光時における画像形成色素の除
去効率によって大きく左右される。この効率を示す尺度
として、レーザー露光部の最小濃度値(Dmin)が用
いられている。Dminが小さいほど、色素除去効率が
高いことを示す。
録材料は、一般に適当な表面処理を施したポリエチレン
ナフタレート、アルミニウムなどの支持体上に、有機溶
媒中に溶解または分散した材料を塗布し、乾燥すること
によって作製する。塗布方法としてはロールコーティン
グ、ワイヤドクターコーティング等の方法が用いられる
が、低粘度の塗布液(約10cp以下)を塗布する場合
は、乾燥時に使用する調湿調温空気によって乾燥後の面
状がベナードセル状になったり、画像形成層の膜厚分布
が不均一になるという問題がある。
の出力感材として用いると、記録材料上のムラが刷版焼
き付け時に濃度ムラとなって現れてしまう。また、ムラ
がある記録材料を刷版として用いると、耐刷性のばらつ
きの原因になる。レーザーアブレーション記録材料で
は、画像形成層のレーザー未照射部分の着色剤が最大濃
度になることから、特に面状および膜厚分布を均一にし
ておく必要がある。
の用途に有効に用い得ることが見出されている。例え
ば、特公平8−3630号公報には、感光性平版印刷版
にフッ素系界面活性剤を用いることが記載されている。
また、特開平5−192633号公報には、特定の混合
溶剤系の液体をスライドホッパー型、エクストルージョ
ン型あるいはカーテンホッパー型コーティングダイで塗
布する際にフッ素系界面活性剤を用い得ることが記載さ
れている。さらに、米国特許第5,380,644号明
細書には、有機銀塩を含む感光性感熱材料や感熱材料に
フッ素系界面活性剤を用いることが記載されている。し
かしながら、レーザーアブレーション記録材料にフッ素
系界面活性剤を使用する旨の記載はない。
膜厚分布が均一であり、レーザー露光部のDminが小
さくて、最大濃度のバラツキがないレーザーアブレーシ
ョン記録材料を提供することを目的とした。
に鋭意検討した結果、本発明者らは、着色剤層に特定の
フッ素系界面活性剤を使用すると、面状が良好でDmi
nが小さいレーザーアブレーション記録材料を作製する
ことができることを見出して本発明を完成した。
るフッ素系界面活性剤は、以下の条件を満たす共重合体
である。すなわち、(1)フルオロ脂肪族基Rfを有す
るアクリレート、フルオロ脂肪族基Rfを有するメタク
リレートまたはその両方と(ここにおいて、前記フルオ
ロ脂肪族基Rfは、3〜20個の炭素原子と40重量%
以上のフッ素原子を有しており、末端部分を構成する3
つの炭素原子は十分にフッ素化されている)、(2)ポ
リ(オキシアルキレン)アクリレート、ポリ(オキシア
ルキレン)メタクリレートまたはその両方との共重合体
であって、前記(1)のモノマー単位が、該共重合体の
重量の20〜80重量%である共重合体を着色剤層に使
用する。
マーを単独で使用してもよいし、2種以上のモノマーを
任意の比率で組み合わせて使用してもよい。(1)のモ
ノマーが有するフルオロ脂肪族基Rfは飽和脂肪族基で
あり、通常は1価である。直鎖、分枝鎖のいずれであっ
てもよく、また、環状構造を有するものであっても構わ
ない(例えばアルキルシクロ脂肪族基)。フルオロ脂肪
族基Rfの骨格鎖は、炭素原子のみからなるものであっ
てもよいし、炭素鎖の中に酸素原子や3価の窒素原子が
挟まれているものであってもよい。これらのヘテロ原子
は、不活性なフロオロ脂肪族基Rfの活性を過度に高め
ることなく、フルオロ炭素基を安定に結合するものであ
る。
は、フルオロ脂肪族基Rfの炭素数は3〜20であるの
が好ましく、中でも6〜12であるのが特に好ましい。
また、炭素原子に結合しているフッ素原子は、40重量
%以上であるのが好ましく、中でも50重量%以上であ
るのが特に好ましい。フルオロ脂肪族基Rfのフッ素含
有量が40重量%未満である場合は、本発明の目的が十
分に達成されない。
端に局在化している方が有効である。したがって、フル
オロ脂肪族基Rfの末端にある少なくとも3つの炭素原
子に結合している原子は、半分以上がフッ素原子でなけ
ればならない。このような十分にフッ素化された末端の
具体例として、CF3CF2CF2−、CF3CF2CHF
−、CF3CHFCF2−、CHF2CF2CF2−、CF3
CHFCHF−などを挙げることができ、この中では、
CF3CF2CF2−がもっとも好ましい。また、フロオ
ロ脂肪族基Rfは、CnF2n+1(nは3以上の整数)の
ように完全にフッ素化されているか、実質上完全にフッ
素化されているのが好ましい。
であるのが好ましいが、炭素原子数が2以下であっても
フッ素含有率を高くすることも可能ではある。しかしな
がら、この場合はフッ素原子の総量が不十分であるた
め、効果が弱い。もっとも、十分にフッ素化された炭素
原子数2以下のフルオロ脂肪族基を含有するモノマーの
比率を大きくすることによって共重合体中のフッ素含有
率を高くすることも可能ではあるが、フッ素原子が局在
化していないため十分な効果を得ることはできない。フ
ルオロ脂肪族基の炭素原子数が21以上である場合は、
フッ素含有量が高いと共重合体の溶剤に対する溶解性が
低くなり、逆にフッ素含有量が低いとフッ素原子の局在
化が不十分で満足の行く効果が得られない。
トは、米国特許第2,803,615号明細書、同第
2,642,416号明細書、同第2,826,564
号明細書、同第3,102,103号明細書、同第3,
282,905号明細書および同第3,304,278
号明細書により詳細に記載されている。
外のフルオロ脂肪族基含有末端エチレン系不飽和単量体
として、米国特許第2,592,069号明細書、同第
2,995,542号明細書、同第3,078,245
号明細書、同第3,081,274号明細書、同第3,
291,843号明細書および同第3,325,163
号明細書に記載されているものを例示することができ
る。上記フルオロ脂肪族基含有末端エチレン系不飽和単
量体を製造するのに適したエチレン系不飽和材料は、米
国特許第3,574,791号明細書に記載されてい
る。
クリレートとして、以下の化合物を例示することができ
る。
タクリレートとして、以下の化合物を例示することがで
きる。
レートおよびポリ(オキシアルキレン)メタクリレート
には、1種類のモノマーを単独で使用してもよいし、2
種以上のモノマーを任意の比率で組み合わせて使用して
もよい。また、(2)のモノマーとして、モノアクリレ
ートおよびモノメタクリレートのみならず、ジアクリレ
ートやジメタクリレートなども使用することができる。
よびポリ(オキシアルキレン)メタクリレートのポリオ
キシアルキレン基(OR’)xは、共重合体を調製した
ときに可溶化部分として機能する。ポリオキシアルキレ
ン基(OR’)xのR’は、2〜4個の炭素原子を有す
るアルキレン基である。例えば−CH2CH2−、−CH
2CH2CH2−、−CH(CH3)CH2−、または−C
H(CH3)CH(CH3)−であるのが好ましい。
レン単位OR’は、すべて同一であってもよいし、互い
に異なる2種以上のオキシアルキレン単位が不規則に分
布したものであってもよい。前者の例としてポリ(オキ
シプロピレン)を例示することができる。また、後者の
例として、直鎖または分枝鎖のオキシプロピレンやオキ
シエチレン単位が混在するものや、直鎖または分枝鎖の
オキシプロピレン単位のブロックやオキシエチレン単位
のブロックが混在するものを例示することができる。
鎖結合で仲介されていてもよいし、1つ以上の連鎖結合
を含んでいてもよい。そのような連鎖結合として、−C
ONHC6H4NHCO−や−S−を例示することができ
る。3以上の原子価を有する連鎖結合を含む場合には、
ポリオキシアルキレン鎖は分枝鎖になり得る。
レートおよび共重合体製造のために有用なその他のアク
リレートは、市販のヒドロキシポリ(オキシアルキレ
ン)材料である商品名“プルロニック”〔Pluronic(旭
電化工業(株)製)〕、アデカポリエーテル(旭電化工
業(株)製)、“カルボワックス”〔Carbowax(グリコ
・プロダクス)(Glyco Products)Co.製)〕、“トリ
トン”〔Toriton(ローム・アンド・ハース(Rohm and
Hass)Co.製)〕およびP.E.G.(第一工業製薬
(株)製)などを公知の方法でアクリル酸、メタクリル
酸、アクリルクロリドまたは無水アクリル酸と反応させ
ることによって製造することができる。共重合体が記録
材料に使用するのに適した溶解度を有するようにするた
めに、ポリオキシアルキレン鎖の分子量は250〜2,
500の範囲内にするのが好ましい。
ン)アクリレートとして、以下の化合物を例示すること
ができる。
ン)メタクリレートとして、以下の化合物を例示するこ
とができる。
マーと(2)のモノマーを遊離基開始共重合することに
よって製造することができる。ポリアクリレートオリゴ
マーの分子量は、開始剤の濃度と活性度、単量体の濃度
および重合反応温度を調節することによって制御するこ
とができる。また、連鎖移動剤(例えばチオール、n−
オクチルメルカプタン)を添加することによって制御す
ることもできる。
トであるRf−R″−O2C−CH=CH2(ここでR″
はスルホンアミドアルキレン、カルボンアミドアルキレ
ンまたはアルキレン等であり、この式には例えばC8F
17SO2N(C4H9)CH2CH2O2CCH=CHが含ま
れる)を、ポリ(オキシアルキレン)モノアクリレート
であるCH2=CHC(O)(OR’)xOR(ここで
R’は前記定義のとおりであり、RはHまたはCH3な
どのアルキル基である)と共重合させることによって、
下記の繰返し単位を有する共重合体を得ることができ
る。
であるRf−R″−O2C−CH=CH2を、公知の方法
で製造し得るポリ(オキシアルキレン)ジアクリレート
であるCH2=CHCO2(R’O)xCOCH=CH2
(この中には、CH2=CHCO2(C2H4O)10(C3
H6O)22(C2H4O)10COCH=CH2などが含まれ
る)と共重合させることによって、下記の繰返し単位を
有するポリアクリレート共重合体を得ることができる。
含有モノマー単位が該共重合体の重量に基づいて20〜
80重量%含まれているのが好ましく、25〜70重量
%含まれているのがより好ましく、40〜70重量%含
まれているのがさらに好ましい。フルオロ脂肪族基含有
モノマー単位が少ないと効果が十分でなく、逆に多過ぎ
ると溶剤に対する溶解度が低過ぎて好ましくない。本発
明の記録材料に使用する共重合体の分子量は、2,00
0〜120,000の範囲内であるのが好ましく、2,
500〜100,000の範囲内であるのがより好まし
い。分子量が低過ぎると十分な効果を奏することができ
なくなり、高過ぎると溶剤に対する溶解性が低下するの
で好ましくない。
フルオロ脂肪族基含有アクリレートを(1)のモノマー
単位の50〜100重量%使用し、かつポリ(オキシア
ルキレン)アクリレートモノマー単位を共重合体の全重
量に対して15重量%以上使用したものであるのが好ま
しい。フルオロ脂肪族基含有メタクリレートの使用量が
(1)のモノマー単位の50重量%以上であると溶剤に
対する溶解性が低下する。特に好ましい共重合体は、フ
ルオロ脂肪族基含有アクリレートとポリ(オキシアルキ
レン)アクリレートを共重合させたものである。
剤を着色剤に対して0.01〜5重量%の範囲内で使用
するのが好ましく、その中でも0.05〜3重量%の範
囲内で使用するのが特に好ましい。フッ素系界面活性剤
の使用量が0.01重量%未満では効果が不十分であ
り、また5重量%より多くなると塗膜が乾燥しにくくな
り、レーザー露光部のDminに悪影響を及ぼす。本発
明のフッ素系界面活性剤は、少なくとも着色剤層に添加
する。着色剤層側の他の層、例えば、支持体と着色剤層
との間の中間層、オーバーコート層に添加してもよい。
さらに着色剤層の反対側の支持体面上に設けられた層に
添加してもよい。
フッ素系界面活性剤を有機溶剤に溶解または分散して支
持体上に塗布することによって形成することができる。
フッ素系界面活性剤を溶解または分散する有機溶剤は、
容易に乾燥することができるように沸点が40℃〜20
0℃、特に60℃〜160℃の範囲内にあるものを使用
するのが好ましい。そのような有機溶剤として、メチル
アルコール、エチルアルコール、n−またはイソ−プロ
ピルアルコール、n−またはイソ−ブチルアルコール、
ジアセトンアルコール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルブチ
ルケトン、メチルアミルケトン、メチルヘキシルケト
ン、ジエチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン、メチルシクロヘキサノン、アセチルアセトン等
のケトン類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘ
キサン、メトキシベンゼン等の炭化水素類、エチルアセ
テート、n−またはイソ−プロピルアセテート、n−ま
たはイソ−ブチルアセテート、エチルブチルアセテー
ト、ヘキシルアセテート等の酢酸エステル類、メチレン
ジクロライド、エチレンジクロライド、モノクロルベン
ゼン等のハロゲン化物、イソプロピルエーテル、n−ブ
チルエーテル、ジオキサン、ジメチルジオキサン、テト
ラヒドロフラン等のエーテル類、エチレングリコール、
メチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチ
ルセロソルブ、ジエチルセロソルブ、セロソルブアセテ
ート、ブチルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテー
ト、メトキシメトキシエタノール、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、プロピレ
ングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピ
レングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピ
レングリコールモノブチルエーテル、3−メチル−3−
メトキシブタノール等の多価アルコールとその誘導体、
ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド
等の特殊溶剤などを例示することができる。これらの有
機溶剤は単独で使用してもよいし、2種以上を混合して
使用してもよい。
は分散した塗布液の固形分濃度は、2〜50重量%の範
囲内にするのが適当である。フッ素系界面活性剤を有機
溶剤に溶解または分散した塗布液は、ロールコーティン
グ、デイップコーティング、エアナイフコーティング、
グラビアコーティング、グラビアオフセットコーティン
グ、ホッパーコーティング、ブレードコーティング、ワ
イヤドクターコーティング、スプレーコーティング等の
方法によって支持体上に塗布することができる。塗布量
は、10〜100ml/m2の範囲内にするのが好まし
い。
を除去する。この乾燥工程は、加熱空気を当てることに
よってによって行うのが一般的である。加熱空気の温度
は30〜200℃、特に40〜140℃の範囲内にする
のが好適である。乾燥温度は乾燥工程中一定に保ってお
いてもよいし、段階的に上昇させてもよい。また、加熱
空気は塗布面に対して0.1〜30m/秒、特に0.5
〜20m/秒の速度で送風するのが効果的である。乾燥
風は除湿しておくことによってより効果的に乾燥するこ
とができることもある。
着色剤層が設けられている。着色剤層には、着色剤とし
て顔料、無機微粒子または色素を使用する。好ましい顔
料、無機微粒子として、カーボンブラック、グラファイ
ト、チタンブラック、金属フタロシアニン、酸化チタン
などの金属酸化物、コロイド銀などを例示することがで
きる。記録材料を印刷製版用に用いる場合には、使用す
る顔料、無機微粒子がUV領域に吸収を有することが必
要とされ、医療用に用いる場合には、使用する顔料、無
機微粒子が黒色であることが必要とされる。顔料、無機
微粒子の色を与える粒径はさまざまであるが、粒径は5
〜500nmの範囲内であるのが好ましく、中でも5〜
250nmの範囲内であるのが特に好ましい。
照射部分で濃度2.5以上(印刷用途の場合はUV領域
の吸収値、医療用途の場合は可視域の吸収値)の吸収を
有する範囲内にする。一般に、塗布量は使用する無機微
粒子の種類やサイズによって異なる。例えば、カーボン
ブラック(粒径24nm)を塗布量0.67g/m2で
塗布した場合は、UV濃度は4.0、可視濃度は2.7
になり、コロイド銀(粒径20nm)を塗布量0.5g
/m2で塗布した場合は、UV濃度は3.5、可視濃度
は0.4になる。
無機微粒子を使用すれば、レーザー波長吸収物質と着色
剤の両方の機能を同時に奏することができるので好まし
い。すなわち、レーザー波長吸収物質と着色剤を各々個
別に用意する必要がなくなるか、使用量を減らすことが
できるために有利である。本発明で使用する顔料および
無機微粒子の製法は、上記粒径のものを製造する方法で
あればとくに制限されない。例えば、カーボンブラック
原料には、DonnelVoet 著の“Carbon Black" Marcel De
kker, Inc.(1976)に記載されているチャンネル
法、サーマル法およびファーネス法などを使用すること
ができる。
ー照射によってアブレートすることができるものであれ
ばその種類は問わない。たとえば、米国特許第4,54
1,830号明細書、同第4,698,651号明細
書、同第4,695,287号明細書、同第4,70
1,439号明細書、同第4,757,046号明細
書、同第4,743,582号明細書、同第4,76
9,360号明細書および同第4,753,922号明
細書に記載されている色素を好ましく用いることができ
る。これらの色素は、単独で使用してもよいし、組み合
わせて使用してもよい。これらの色素は、約0.05〜
約1g/m2の塗被量で用いることができる。
ましい層構成は、着色剤層、支持体と着色剤層の間の中
間層、着色剤層の上のオーバーコート層からなるもので
あり、オーバーコート層は2層化してもよい。また、中
間層と支持体の間には密着性を高めるために下塗り層を
設けてもよい。
インダーには、層を構成する成分を分散させることがで
きるものを広く使用することができる。好ましいバイン
ダーは、レーザー照射によって発生する熱によって素早
く熱分解して十分量の気体と揮発性フラグメントを与え
る分解性ポリマーや、少量の酸存在下で分解温度が著し
く低下する分解性ポリマーである。このような分解性ポ
リマーの好ましい例として、米国特許第5,330,8
76号に記載されているような、サイズ排除クロマトグ
ラフィーで測定したポリスチレン等価分子量(F.W.Bill
meyer, "Textbook of Polymer Science, 2nd ed.,53-5
7)が10万以上の分解性ポリマーを挙げることができ
る。
インダーとして特に好ましいものは、カルボキシアルキ
ルセルロースの硝酸エステル類である。カルボキシアル
キルセルロースの硝酸エステル類とは、カルボキシメチ
ルセルロース、カルボキシエチルセルロース等のカルボ
キシアルキルセルロース類を公知の硝酸エステル化用混
酸(例えば、硫酸、硝酸および水からなる硝酸エステル
化用混酸)と反応させることによって、カルボキシアル
キルセルロース中に含まれる硝酸エステル基置換度を
0.2以上、カルボキシアルキルエーテル基置換度を
0.05以上にしたものをいう。詳しくは、特開平5−
39301号公報、特開平5−39302号公報に記載
されている水性セルロース誘導体をいう。カルボキシア
ルキルセルロース硝酸エステル類は、着色剤層側を構成
する層のいずれにも好ましく使用することができる。例
えば、着色剤層、支持体と着色剤層との間の中間層、着
色剤層の上のオーバーコート層に、好ましく使用するこ
とができる。
ル類の硝酸エステル基置換度は0.2〜2.2の範囲内
であるのが好ましく、カルボキシアルキルエーテル基置
換度は0.05〜1.5の範囲内であるのが好ましい。
硝酸エステル基置換度が0.2未満であると顕色剤や染
料の分散性や耐水性が不十分になる。また、カルボキシ
アルキルエーテル基置換度が0.05未満であると水へ
の溶解性が不十分になり、実質的に水溶性バインダーと
して用いるのが困難になる。
えると、水と有機溶剤との混合溶剤に溶解または分散す
るために、有機溶剤の量を増加させなければならなくな
る。また、カルボキシアルキルエーテル基置換度が1.
5を越えると、塗布面の耐水性がやや不十分となる傾向
がある。本発明に用いるカルボキシアルキルセルロース
硝酸エステル類のカルボキシル基は、一部または全部が
中和していてもかまわない。中和によって、水および水
を主成分とする水溶性有機溶剤への溶解度が上がる。カ
ルボキシル基の中和には、アルカリ金属イオン、アルカ
リ土類金属イオン、アンモニウムイオン、有機アミン等
の陽イオンの1種または2種以上を用いることができ
る。中和の程度は、目的とする溶液の水、有機溶剤等の
組成に応じて決定するが、一般的にはカルボキシル基の
50%以上が中和しているのが好ましい。
ル類の塗布量は、0.05〜5g/m2の範囲内にする
のが好ましく、中でも0.1〜3g/m2の範囲内にす
るのが特に好ましい。本発明の記録材料には、カルボキ
シアルキルセルロース硝酸エステル類を、単独で使用し
てもよいし、公知のバインダーの少なくとも一種と組み
合わせて使用してもよい。カルボキシアルキルセルロー
ス硝酸エステル類と好ましく組み合わせることができる
公知のバインダーとして、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導
体、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリアクリルアミド、ゼラチンなどのポリマーを例示す
ることができるが、これらに限定されるものではない。
また、スチレン−ブタジエンラテックス、ウレタン系ラ
テックスなどのラテックス系バインダーと併用すること
もできる。
622号公報に記載されているように、耐引掻性、耐磨
耗性および艶消し仕上げを付与するためにオーバーコー
ト層が設けられていてもよい。オーバーコート層には、
ビーズを含有させることができ、中でもポリテトラフル
オロエチレンビーズを含有させておくのが好ましい。ポ
リテトラフルオトエチレンビーズの粒径や塗布量は、意
図する目的を達成するために有効な範囲内に設定するこ
とができる。粒径は、一般に約1〜約100μm、好ま
しくは約3〜約50μmの範囲内にあるものを使用す
る。塗布量は、一般に約0.005〜約5.0g/m2
の範囲内にし、約0.05〜約0.5g/m2の範囲内
にするのが好ましい。ポリテトラフルオロエチレンビー
ズは必ずしも球状である必要はなく、任意の形状のもの
を使用することができる。
ンダーには、任意のポリマーを使用することができる。
例えば、セルロース誘導体、例えば硝酸セルロース、セ
ルロースアセテート水素フタレート、セルロースアセテ
ート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロー
スアセテートブチレート、セルローストリアセテート、
ヒドロキシプロピルセルロースエーテル、エチルセルロ
ースエーテル;ポリカーボネート;ポリウレタン;ポリ
エステル;ポリ(酢酸ビニル);ポリ(塩化ビニル)お
よびポリ(塩化ビニル)コポリマーのようなポリ(ハロ
ゲン化ビニル);ポリ(ビニルエーテル);無水マレイ
ン酸コポリマー;ポリスチレン;ポリ(スチレン−コ−
アクリロニトリル);ポリスルホン;ポリ(フェニレン
オキシド);ポリ(エチレンオキシド);ポリ(ビニル
アセタール)、ポリ(ビニルアセタール−コ−ブチラー
ル)またはポリ(ビニルベンザール)のようなポリ(ビ
ニルアルコール−コ−アセタール);またはこれらの混
合物もしくはコポリマーを使用することができる。オー
バーコート層のバインダーは約0.1〜約5g/m2の
塗布量で使用することができる。
吸収を有する物質を含有させておく。レーザー波長域に
吸収を有する物質は、着色剤層に含まれていてもよい
し、支持体と着色剤層の間に存在する層や着色剤層の上
に存在する層に含まれていてもよい。レーザー波長域に
吸収を有する物質は、照射するレーザーが赤外線レーザ
ーである場合には赤外線吸収物質になる。赤外線吸収物
質の塗布量は、レーザー波長の吸光度が0.5以上、好
ましくは1.0以上、さらに好ましくは1.5以上にな
る量にする。赤外線吸収物質としては、例えばカーボン
ブラック、米国特許4,973,572号に記載されて
いるシアニン赤外線吸収色素、米国特許4,948,7
77号明細書、同4,950,640号明細書、同4,
950,639号明細書、同4,948,776号明細
書、同4,948,778号明細書、同4,942,1
41号明細書、同4,952,552号明細書、同5,
036,040号明細書、同4,912,083号明細
書、同5,360,694号明細書、同5,380,6
35号明細書および特願平8−189817号公報に記
載されている物質を使用することができる。
ができる赤外線吸収物質の代表例を以下に示す。ただ
し、本発明の記録材料に使用することができる赤外線吸
収物質はこれらに限定されるものではない。
設けられていてもよい。バックコート層は、当業者に周
知の方法にしたがって、着色層とは反対側の支持体面上
に形成することができる。バックコート層の最外層表面
のベック平滑度は、記録材料同士の接着性や剥離性の点
から4000秒以下であるのが好ましく、10秒〜40
00秒であるのがより好ましい。ベック平滑度は、日本
工業規格(JIS)P8119「紙および板紙のベック
試験器による平滑度試験方法」およびTAPPI標準法
T479にしたがって容易に求めることができる。
に含有させるマット剤の平均粒径および添加量を調節す
ることによって制御することができる。本発明では、平
均粒径20μm以下のマット剤を使用するのが好まし
く、中でも平均粒径が0.4〜10μmの範囲内にある
マット剤を使用するのが特に好ましい。また、マット剤
の添加量は5〜400mg/m2の範囲内であるのが好
ましく、中でも10〜200mg/m2の範囲内である
のが特に好ましい。
悪影響を及ぼさない固体粒子であればどのようなもので
あってもよく、無機系であっても有機系であっても構わ
ない。無機系のマット剤としては、二酸化ケイ素、チタ
ンおよびアルミニウムの酸化物、亜鉛およびカルシウム
の炭酸塩、バリウムおよびカルシウムの硫酸塩、カルシ
ウムおよびアルミニウムのケイ酸塩などを例示すること
ができる。また、有機系のマット剤としては、セルロー
スエステル類、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレ
ンまたはポリジビニルベンゼンおよびこれらのコポリマ
ーなどの有機重合体を例示することができる。
報2頁左下欄8行目〜3頁右上欄4行目に記載されてい
る多孔性のマット剤、特開平4−127142号公報3
頁右上欄7行目〜5頁右下欄4行に記載されているアル
カリで表面修飾したマット剤、特願平4−265962
号公報の段落番号[0005]〜[0026]に記載さ
れている有機重合体のマット11を用いるのが好まし
い。
し、2種以上を併用してもよい。2種以上のマット剤を
併用する場合の態様として、無機系のマット剤と有機系
のマット剤の併用、多孔性のマット剤と非多孔性のマッ
ト剤の併用、不定形のマット剤と球形のマット剤の併
用、平均粒径の異なるマット剤の併用(例えば特願平4
−265962号公報に記載されている平均粒径が1.
5μm以上のマット剤と平均粒径が1μm以下のマット
剤の併用)などを例示することができる。
Hにおける表面抵抗率が1012Ω以下の導電層が設けら
れていてもよい。導電層は、支持体の着色剤層側に設け
られていてもよいし、バックコート層側に設けられてい
てもよい。また、導電層は1層だけであってもよいし、
2層以上設けられていてもよい。さらに、導電層は、例
えば表面保護層、バックコート層、下塗層などの他の機
能を有する層に導電性物質を含有させることによって作
製したものであってもよい。導電層は、導電性金属酸化
物や導電性高分子化合物などを含有する塗布液を塗布す
ることによって形成することができる。
酸化物粒子を使用するのが好ましい。中でも、酸素欠陥
を含むものおよび使用する金属酸化物に対してドナーを
形成する異種原子を少量含むもの等は、一般に導電性が
高いので特に好ましい。金属酸化物としては、ZnO、
TiO2、SnO2、Al2O3、In2O3、SiO2、M
gO、BaO、MoO3、V2O5等、あるいはこれらの
複合酸化物を例示することができる。中でも、ZnO、
TiO2およびSnO2が特に好ましい。異種原子を含む
例としては、ZnOに対してAl、In等を添加したも
の、SnO2に対してSb、Nb、ハロゲン元素等を添
加したもの、TiO2に対してNb、Ta等を添加した
ものを、効果的な例として挙げることができる。これら
の場合の異種原子の添加量は、0.01〜30mol%
の範囲内であるのが好ましく、その中でも0.1〜10
mol%の範囲内であるのが特に好ましい。
性を有しているのが好ましく、その体積抵抗率は107
Ω・cm以下、特に105Ω・cm以下であるのが好まし
い。これらの酸化物については、特開昭56−1434
31号公報、特開昭56−120519号公報、特開昭
58−62647号公報などに記載されている。また、
特公昭59−6235号公報に記載されているように、
他の結晶性金属酸化物粒子あるいは繊維状物(例えば酸
化チタン)に上記金属酸化物を付着させた導電性素材を
使用することもできる。
μm以下であるのが好ましいが、中でも2μm以下であ
れば分散後の安定性がよいため使用し易い。また光散乱
性をできるだけ小さくするために、粒径が0.5μm以
下の導電性粒子を利用するのが好ましい。このような導
電性粒子を用いれば、導電層を設けても支持体を透明に
保つことができる。導電性物質が針状あるいは繊維状で
ある場合、長さは30μm以下で直径は2μm以下であ
るのが好ましい。特に好ましいのは、長さが25μm以
下で直径が0.5μm以下であり、かつ長さ/直径比が
3以上であるものである。
て、ポリビニルベンゼンスルホン酸塩類、ポリビニルベ
ンジルトリメチルアンモニウムクロリド、米国特許第
4,108,802号明細書、同4,118,231号
明細書、同4,126,467号明細書、同4,13
7,217号明細書に記載の4級塩ポリマー類、米国特
許第4,070,189号明細書、西独特許公開第2,
830,767号明細書、特開昭61−296352号
公報、特開昭61−62033号公報等に記載されるポ
リマーラテックス等を、好ましい例として挙げることが
できる。以下に本発明の導電性高分子化合物の具体例を
示すが、本発明で使用することができる導電性物質はこ
れらに限定されるものではない。なお、以下の重合体の
組成は重合百分率で示してある。
は、バインダー中に分散または溶解したうえで、導電層
の形成に使用する。導電性金属酸化物や導電性高分子化
合物を分散または溶解させるバインダーは、フィルム形
成能を有するものであれば特に限定されない。例えば、
ゼラチン、カゼイン等の蛋白質、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、アセチルセルロ
ース、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース
等のセルロース化合物、デキストラン、寒天、アルギン
酸ソーダ、澱粉誘導体等の糖類、ポリビニルアルコー
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、ポリメ
タクリル酸エステル、ポリスチレン、ポリアクリルアミ
ド、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリエステル、ポリ
塩化ビニル、ポリアクリル酸等の合成ポリマー等を挙げ
ることができる。
理ゼラチン、酵素分解ゼラチン、フタル化ゼラチン、ア
セチル化ゼラチン等)、アセチルセルロース、ジアセチ
ルセルロース、トリアセチルセルロース、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ブチル、ポ
リアクリルアミド、デキストラン等を使用するのが好ま
しい。
導電性金属酸化物あるいは導電性高分子化合物の体積含
有率を高くする方が有利であるが、導電層中のバインダ
ー含有量が5%未満になると導電層の強度が弱くなって
しまうため好ましくない。このため、導電性金属酸化物
あるいは導電性高分子化合物の体積含有率は5〜95%
の範囲内に設定するのが望ましい。本発明の記録材料1
m2当たりの導電性金属酸化物あるいは導電性高分子化
合物の使用量は、0.05〜20g/m2の範囲内であ
るのが好ましく、特に0.1〜10g/m2の範囲内で
あるのが好ましい。良好な帯電防止性を付与するために
は、導電層の表面抵抗率は25℃、30%RHの条件下
で1012Ω以下でなければならず、1011Ω以下である
のが好ましい。
フッ素界面活性剤を併用することによって、より良好な
帯電防止性をもたせることができる。導電層に使用する
含フッ素界面活性剤は、上記のフッ素系界面活性剤と同
じであっても、異なっていてもよい。導電層に使用する
含フッ素界面活性剤として、炭素数4以上のフルオロ−
アルキル基、アルケニル基またはアリール基を有し、イ
オン性基としてアニオン基(スルホン酸(塩)、硫酸
(塩)、カルボン酸(塩)、リン酸(塩))、カチオン
基(アミン塩、アンモニウム塩、芳香族アミン塩、スル
ホニウム塩、ホスホニウム塩)、ベタイン基(カルボキ
シアミン塩、カルボキシアンモニウム塩、スルホアミン
塩、スルホアンモニウム塩、ホスホアンモニウム塩)ま
たはノニオン基(置換、無置換のポリオキシアルキレン
基、ポリグリセリル基またはソルビタン残基)を有する
界面活性剤を例示することができる。これらの含フッ素
界面活性剤は、特開昭49−10722号公報、英国特
許第1,330,356号明細書、米国特許第4,33
5,201号明細書、同4,347,308号明細書、
英国特許第1,417,915号明細書、特開昭55−
149938号公報、特開昭58−196544号公
報、英国特許第1,439,402号明細書などに記載
されている。
面活性剤の具体例を以下に例示する。
性があり、しかもレーザー照射によって発生する熱に耐
え得るものであれば、いずれの材料を使用してもよい。
支持体として使用することができる材料として、ポリ
(エチレンナフタレート)、ポリ(エチレンテレフタレ
ート)などのポリエステル;ポリアミド;ポリカーボネ
ート;酢酸セルロースなどのセルロースエステル;ポリ
(フッ化ビニリデン)やポリ(テトラフルオロエチレン
−コ−ヘキサフルオロプロピレン)などのフッ素ポリマ
ー;ポリオキシメチレンなどのポリエーテル;ポリアセ
タール;ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン
もしくはメチルペンテンポリマーなどのポリオレフィ
ン;およびポリイミド−アミドやポリエーテルイミドな
どのポリイミドを例示することができる。支持体の厚さ
は特に制限されないが、約5〜約200μmの範囲内で
あるのが一般的である。支持体には、所望により米国特
許4,695,288号明細書、同4,737,486
号明細書に記載されているような下塗り層を塗布しても
よい。
ブレーション記録法にしたがって画像を記録することが
できる。レーザー照射は、着色剤層側から行なってもよ
いし、着色剤層の反対側(バックコート層側)から行な
ってもよい。着色剤層側からレーザーを照射する場合に
は、受容材料を必要としない単シート法による画像形成
ができる。なお、記録材料の支持体としてレーザー非透
過性の材料を使用している場合には、着色剤層側からレ
ーザーを照射しなければならない。
平8−48053号公報にも記載されているように、レ
ーザー照射後のDminが0.11以下であるのが好ま
しい。これは、Dminが0.11以下であると、肉眼
で認識することができるラスターラインが大幅に消滅す
るためである。Dminを0.11以下にするために
は、レーザーダイオードによって発生する書き込み用レ
ーザー光線の記録材料上での強度を0.1mW/μm2
以上にするのが好ましい。本発明の記録材料にレーザー
アブレーション画像を形成するためには、700nm以
上に発光を有する赤外域のダイオードレーザーを使用す
るのが好ましい。このようなダイオードレーザーには、
コンパクトで、コストが低く、安定性や信頼性が良好で
あって、頑丈であり、しかも変調が容易であるという実
質的な長所がある。
ーション記録は、市販のレーザー照射装置を用いて行な
うことができる。例えば、スペクトラダイオード研究所
(Spectra Diode Labs)のレーザーモデルSDL−24
20−H2やソニー株式会社のレーザーモデルSLD3
04V/Wを使用することができる。
と、材料の一部が支持体からアブレートして周囲の空気
中に散らばる。このアブレートされた材料はレーザー装
置の周囲に集積したり、レーザーで書き込まれた部分に
堆積したりすることがある。この堆積物はレーザー光を
遮り、Dminを許容レベル以上に増大させ、画質を実
用に耐えないものにしてしまう場合がある。このような
問題に対処するために、このアブレートされた材料を空
気流により除去する装置を併用するのが好ましい。その
ような除去装置の例として、特開平8−72400号公
報に記載されている装置を例示することができる。
像を形成したレーザーアブレーション記録物には、画像
の耐久性を高める処理を施すのが好ましい。例えば、着
色剤層側の表面に画像を保護するための保護層を形成す
ることができる。このような保護層は、例えば特表平5
−504008号公報、特開平6−344676号公報
に記載されている画像保護用積層性シートを用いて形成
することができる。この画像保護用積層性シートは支持
体と実質的に透明かつ耐摩耗性である耐久性層(保護
層)を有しており、支持体と耐久性層はその間に形成さ
れている弱い接着層によって接着している。使用時に
は、まず画像保護用積層性シートの耐久性層を記録材料
の画像に面するように重ね合わせ、耐久性層と記録材料
の表面が接着した後に画像保護用積層性シートの支持体
を剥がせばよい。こうすることによって、耐久性層が記
録材料の表面に形成されて保護層としての役割を果た
す。特に、特開平6−344676号公報に記載される
保護層形成方法を採用すれば、印刷時に強力な接着剤テ
ープを繰り返し使用したり、画像を繰り返し溶剤洗浄し
たりしても、保護層が剥離することはないので好まし
い。
として、特開平6−344676号公報に記載されてい
るシロキサンを含有する重合有機材料を例示することが
できる。シロキサン含有重合材料は、例えばビニルエー
テル基で官能化された有機単量体またはオリゴマーと、
シロキサン単量体またはオリゴマーとを共重合すること
によって調製することができるが、これ以外の方法で調
製したものも使用することができる。画像上の保護層の
厚さは30μm以下であるのが一般的であるが、解像度
が過度に低下するのを防ぐためには10μm以下にする
のが好ましく、0.5〜6μmの範囲内にするのがより
好ましい。
像を形成したレーザーアブレーション記録物は、そのま
ま記録物として用いることもできるし、印刷の刷版や焼
き付け用のフィルムとして用いることもできる。その応
用分野は、新聞印刷、ファクシミリ出力用印刷、各種商
用印刷、医療用画像など極めて多岐にわたる。目的とす
る用途に供するために、本発明の記録材料には、使用目
的に応じてポジ画像かネガ画像のいずれかを選択して形
成させることができる。また、当業者は、使用目的に応
じて、本発明の記録材料の支持体や着色剤の材質や大き
さなどを適宜決定することができる。
に説明する。以下の実施例に示す成分、割合、操作手順
等は、本発明の精神から逸脱しない限り適宜変更するこ
とができる。したがって、本発明の範囲は以下の実施例
に示す具体例に制限されるものではない。
界面活性剤を使用した本発明の記録材料(記録材料1〜
11)と、フッ素系界面活性剤を使用していない比較用
の記録材料(記録材料a)を作製して、面状とDmin
を評価した。各記録材料は、表面処理した支持体の片側
に中間層、着色剤層、オーバーコート層を順に塗布し、
その裏面に第1バックコート層、第2バックコート層お
よび第3バックコート層を順に塗布することによって作
製した。以下にその詳細を説明する。
リエチレンテレフタレート支持体の両面をグロー放電処
理した。処理条件は、処理雰囲気圧力0.2Torr、
雰囲気気体中の水分圧40%、放電周波数30kHz、
出力2500W、処理強度0.5kV・A・分/m2に
設定した。
組成の塗布液をカルボキシメチルセルロース硝酸エステ
ルの塗布量が0.25g/m2になるように塗布した。
イントシェーカーで均一に分散して着色剤層調製用塗布
液を調製した。中間層の上に、この塗布液をカーボンブ
ラックの塗布量が0.5g/m2になるようにロッドコ
ーター塗布法によって塗布した。
に、下記成分を含むシクロヘキサノン溶液を、ポリメチ
ルメタクリレートの塗布量が0.25g/m2になるよ
うに塗布した。
塩化第二スズ水和物230gと三塩化アンチモン23g
を、エタノール3000gに溶解して均一溶液を調製し
た。この溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液を滴下する
ことによってpHを3に調整し、酸化第二スズと酸化ア
ンチモンのコロイド状共沈殿物を生成させた。この共沈
殿物を50℃で24時間放置して、赤褐色のコロイド状
沈殿とした。遠心分離法によって赤褐色コロイド状沈殿
を分離し、水を加えて遠心分離する水洗操作を3回繰り
返して過剰イオンを除去した。
0gを水1500gに再分散した。この分散液を500
℃に加熱した焼成炉に噴霧することによって、酸化第二
スズ−酸化アンチモン複合物を青味がかった微粉末とし
て得た。この微粉末の平均粒径は0.005μmであ
り、抵抗率は25Ω・cmであった。得られた微粉末4
0gを水60gと混合し、pHを7.0に調整して撹拌
機で粗分散した。その後、横型サンドミル(ダイノミ
ル、Willy A. Backfen AG製)を用いて30分間分散
することによって、一次粒子が部分的に凝集した二次凝
集体(平均粒径0.05μm)の分散液を調製した。
いて、下記の組成を有する第1バックコート層調製用塗
布液を調製した。この第1バックコート層調製用塗布液
を、着色剤層とは反対側の支持体面上に乾燥膜厚が0.
3μmになるように塗布して、110℃で30秒間乾燥
した。
コート層の上に、下記の組成を有する第2バックコート
層調製用塗布液を乾燥膜厚が1.2μmになるように塗
布して、110℃で乾燥した。
記のA液の成分を混合して90℃に加温することによっ
て溶解し、得られた溶液を下記の組成を有するB液に添
加した。この混合物を高圧ホモジナイザーで分散するこ
とによって、第3バックコート層調製用塗布液を得た。
第2バックコート層の上に、この第3バックコート層調
製用塗布液を塗布量が10ml/m2になるように塗布
して乾燥した。
て作製した記録材料aおよび記録材料1〜11の着色剤
層側の面状を評価し、Dminを測定した。面状の評価
は、以下の表に示す基準に基づいて目視により行なっ
た。
に記載されている画像露光装置と同型の装置を用いて、
以下の方法により測定した。画像露光装置のドラムに各
記録材料を着色剤層を外側に向けて固定した。レーザー
ビームの波長範囲830〜840nm、フイルム面にお
ける公称出力550mW、スポットサイズ25μmの条
件下でレーザー照射を行なった。露光はドラムの回転数
を変化させることによって調整した。移動ステージに設
置したダイオードレーザーは、照射ビームの中心間距離
が10μmとなる速度で移動させた。レーザー照射中
は、特開平8−72400号公報に記載されている減圧
収集装置と同型の装置を用いて空気流を吹き付けること
によって、レーザー照射表面からアブレートする物質を
効果的に除去した。
計TD904(Macbeth社製)を用いて露光部分
のUV−Dminを5個所測定し、最大Dminを記録
した。結果は、以下の表に示すとおりであった。
を用いた本発明の記録材料1〜11は面状が均一であっ
て、Dminが低いことが明らかになった。また、本発
明の記録材料1〜11をPS版に焼き付け印刷したとこ
ろ、耐刷力が優れていることも確認された。
下の構造を有するZonyl FSN(登録商標、デュ
ポン社製、特開平7−149065号公報にて使用され
ている)を0.05重量部使用した比較用の記録材料b
を作製した。塗布面状を目視したところ著しいムラが生
じていることが確認され、記録材料bの実用性は低いこ
とが判明した。
子としてチタンブラックを含む記録材料を作製して評価
した。すなわち、実施例1の記録材料aおよび記録材料
1〜5の着色剤層に使用したカーボンブラックをチタン
ブラック12S(三菱マテリアル(株)社製、粒子径5
8nm)に変更して、記録材料cおよび記録材料12〜
16を作製した。実施例1と同様の評価を行ったとこ
ろ、本発明の記録材料12〜16は面状が良くて、Dm
inが低いことが確認された。一方、記録材料cにはム
ラが確認され、Dminも高かった。
記録材料を作製して評価した。 <支持体の表面処理>厚さ300μmのアルミニウム支
持体を、80℃に保った第三リン酸ナトリウムの10%
水溶液中を1分間通過させて脱脂した。次にナイロンブ
ラシと400メッシュのパミス−水懸濁液を用いて表面
を砂目立てし、水で十分に洗浄した。この支持体を45
℃の25%水酸化ナトリウム水溶液に9秒間浸漬してエ
ッチングを行い、水洗後さらに20%硝酸に20秒間浸
漬して水洗した。この時の砂目立て表面のエッチング量
は約8g/であった。次に、7%硫酸電解液を用いて電
流密度15A/dm2で3g/の直流陽極酸化皮膜を支
持体面上に形成した後、水洗して乾燥した。
オーバーコート層の順に塗布した。各層調製用塗布液の
組成と塗布量および塗布方法は、実施例1と同じにし
た。ただし、着色剤層のフッ素系界面活性剤の組成と使
用量は、以下の表に示すように変更した。
ろ、乾燥風による激しいムラが認められた。これに対し
て、フッ素系界面活性剤を用いた本発明の記録材料17
および18の面状は極めて良好であり、塗布膜は均一で
あった。また、これら3つの記録材料を、実施例1の記
録材料1のオリジナルフイルムを用いて焼き付け、印刷
に使用した。その結果、記録材料dに比べて本発明の記
録材料17および18は、耐刷力が著しく優れているこ
とが確認された。
料は、面状が良好であって、Dminが小さいという特
徴を有する。このため、本発明のレーザーアブレーショ
ン記録材料は耐刷力が優れており、新聞、ファクシミ
リ、商用印刷などに有効に使用することができる。
Claims (13)
- 【請求項1】支持体上にフッ素系界面活性剤を含む着色
剤層を設けたレーザーアブレーション記録材料におい
て、 前記フッ素系界面活性剤が、 (1)フルオロ脂肪族基を有するアクリレート、フルオ
ロ脂肪族基を有するメタクリレートまたはその両方と
(ここにおいて、前記フルオロ脂肪族基は、3〜20個
の炭素原子と40重量%以上のフッ素原子を有してお
り、末端部分を構成する3つの炭素原子に結合している
原子の半分以上はフッ素原子である)、 (2)ポリ(オキシアルキレン)アクリレート、ポリ
(オキシアルキレン)メタクリレートまたはその両方と
の共重合体であって、 前記(1)のモノマー単位が、共重合体の重量の20〜
80重量%であることを特徴とするレーザーアブレーシ
ョン記録材料。 - 【請求項2】(1)のモノマー単位が、共重合体の重量
の40〜70重量%であることを特徴とする請求項1の
レーザーアブレーション記録材料。 - 【請求項3】(1)のモノマー単位が有するフルオロ脂
肪族基がCnF2n+1(nは3以上の整数である)で表さ
れるフルオロアルキル基を含むことを特徴とする請求項
1または2のレーザーアブレーション記録材料。 - 【請求項4】着色層とは反対側の支持体面上にバックコ
ート層を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かのレーザーアブレーション記録材料。 - 【請求項5】バックコート層の最外層表面のベック平滑
度が4000秒以下であることを特徴とする請求項4の
レーザーアブレーション記録材料。 - 【請求項6】着色層の上にオーバーコート層を有するこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれかのレーザーアブ
レーション記録材料。 - 【請求項7】オーバーコート層がポリテトラフルオロエ
チレンビーズを含有することを特徴とする請求項6のレ
ーザーアブレーション記録材料。 - 【請求項8】レーザー波長域に吸収を有する物質がオー
バーコート層に含まれていることを特徴とする請求項6
または7のレーザーアブレーション記録材料。 - 【請求項9】支持体と着色層の間に中間層を有すること
を特徴とする請求項1〜8のいずれかのレーザーアブレ
ーション記録材料。 - 【請求項10】レーザー波長域に吸収を有する物質が中
間層に含まれていることを特徴とする請求項9のレーザ
ーアブレーション記録材料。 - 【請求項11】着色剤層に無機微粒子が含まれているこ
とを特徴とする請求項1〜10のいずれかのレーザーア
ブレーション記録材料。 - 【請求項12】無機微粒子がカーボンブラックまたはチ
タンブラックであることを特徴とする請求項11のレー
ザーアブレーション記録材料。 - 【請求項13】請求項1〜12のいずれかのレーザーア
ブレーション記録材料をレーザーで像様加熱することに
よって、該記録材料に画像を形成したレーザーアブレー
ション記録物。
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