JPH10309294A - 変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具 - Google Patents

変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具

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JPH10309294A
JPH10309294A JP630098A JP630098A JPH10309294A JP H10309294 A JPH10309294 A JP H10309294A JP 630098 A JP630098 A JP 630098A JP 630098 A JP630098 A JP 630098A JP H10309294 A JPH10309294 A JP H10309294A
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lens
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形可能な眼内挿入用レンズを包持部材の設
置部材内に予め設置しておき、眼内挿入用レンズを眼内
に簡易に挿入できるようにした挿入器具を提供する。 【解決手段】 挿入器具の本体12に固定した包持部材
5の設置部7に2つの開閉機構6a,6bを設け、包持
部材5と本体12に嵌めたホルダー8とに、固定部材1
0を嵌め、開閉機構6a,6bを開いた状態で、光学部
に記憶特性がある変形可能な眼内挿入用レンズを位置決
めして設置部7に予め設置しておき、適時に、ホルダー
8を後退させることで、その先端部に形成したテーパー
部14によって眼内挿入用レンズを小さく変形させて、
本体12に嵌めてある押出し軸13を前進させて、眼内
挿入用レンズを眼内に挿入できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、白内障で水晶体
を摘出した後に、水晶体の代わりに挿入される変形可能
な眼内レンズや、視力補正のみを目的として眼内に挿入
される変形可能な視力補正用レンズ等の変形可能な眼内
挿入用レンズを眼内に挿入するための挿入器具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】1949年リドレイ(Ridley)が白内障手術
の際に白濁した水晶体の代わりに人工の水晶体、即ち眼
内レンズを初めて人眼に移植して以来、白内障の治療と
して眼内レンズを移植することは広く行われてきた。こ
の初めての眼内レンズはポリメチルメタクリレート(P
MMA)を光学部の材料とした眼内レンズで、白内障手
術後の眼内レンズ移植に伴う合併症については多くの眼
科医が関心を示し、それらの問題について取り組み、そ
の多くは解決がなされてきたものの、硬質な材料を光学
部に用いるという本質的な問題により、この眼内レンズ
を移植するための切開創は光学部の直径より幾分か大き
めの寸法が必要となるために、眼球に作成する切開創は
大きくなり、手術後の乱視が増大するといった問題が解
決できない状況にあった。
【0003】また、前述の問題の一因には手術方法も挙
げられた。即ち、元来の白内障水晶体摘出術は、水晶体
をそのままの形態で取り除く白内障嚢外摘出術(ECC
E)で行われており、この手術方法では約10mmの切開
創が必要であり、やはり手術後の乱視を増大させるとい
った問題があった。この様な手術後の乱視を招く手術方
法に対して、超音波水晶体乳化吸引装置を用いた超音波
水晶体乳化吸引術(PEA)が近年出現している。これ
は、白濁した水晶体を、筒状の超音波チップを用いて、
超音波で水晶体を破砕して乳化・吸引することにより、
水晶体を摘出する方法で、この方法によれば眼球に作成
する切開創は、筒状の超音波チップを挿入するためだけ
の寸法となり、その切開創は約3mm〜4mmで水晶体摘出
が可能となる。
【0004】従って、白内障の際の白濁した水晶体を摘
出する手術は、手術後の乱視軽減を図る小さな切開創で
手術が可能な状況にはあるが、人眼の水晶体に代わる眼
内レンズを移植する眼内レンズ挿入術においては、眼内
レンズの光学部が硬質な材料で構成されるという本質的
な問題により、眼内レンズを挿入するには光学部直径よ
り幾分か大きな切開寸法、標準的な光学部直径6.0mmに
対する切開創としてはおよそ6.5mm以上の切開創が必要
となるため、超音波水晶体乳化吸引術により小さな切開
創から白濁した水晶体を摘出しても、眼内レンズを挿入
するためには小さな切開創を広げなければならず、大き
な切開創が原因となる手術後の乱視という問題は解決さ
れない状況にあった。このような状況に対しては、手術
後の乱視軽減を目的として、切開創を小さくするための
眼内レンズの改良、即ち短径を切開創の方向に向け挿入
する楕円型光学部の眼内レンズや、光学部直径を小さく
した小径光学部の眼内レンズが出現したが、光学部が硬
質という本質的な問題点は残されたままで、この場合の
切開創はおよそ 5.5mm程度とわずか1mm程度を小さくす
るにとどまった。
【0005】しかし、更に改良が重ねられ、前記の本質
的な問題点に対応する新しい眼内レンズが近年用いられ
るようになってきた。これは、特開昭 58-146346号公報
に示されているように、眼球に作成した小さな切開創か
ら挿入可能な、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有
する変形可能な弾性体等を用いた眼内レンズまたは少な
くとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体等を用
い、光学部を眼内で支える異なった材質等の異種部材か
らなる支持部を有する変形可能な眼内レンズの出現と、
特開昭 58-146346号、特開平4-212350号、特開平5-1038
03号、特開平5-103808号、特開平5-103809号、特開平 7
-23990号の各公報に示されているように、変形可能な眼
内レンズの光学部を圧縮したり、巻いたり、折曲げた
り、伸ばしたり、折畳んだりして変形させることで、変
形前の大きな形状から小さな形状にした上、眼球に作成
した小さな切開創からの挿入を可能とする挿入器具の出
現である。これらの変形可能な眼内レンズとその挿入器
具により、眼内レンズ挿入術も小さな切開創で可能とな
り、手術後の乱視を軽減する小さな切開創での白内障手
術が水晶体摘出から眼内レンズ挿入にわたり可能となっ
た。
【0006】即ち、図20に示すように変形可能な眼内
レンズ1として、所定の記憶特性を有する変形可能な弾
性体で形成した円形の光学部2の外周部に、光学部2と
異なった材質等異種の可撓性材料で形成した1対の支持
部3の基部3aを埋込み固着し、支持部3の線状の突出
部3bを湾曲させ、2つの支持部3を対称形に配置し、
光学部2の外周部に基部3aの埋込み部分を補強する突
起2aをそれぞれ設けたものや、図21に示すように、
前記突起2aをなくした以外、図20と同様な構成にし
たものがあった。また、図22に示すように、図20の
光学部2と同様な所定の記憶特性を有する材料によって
眼内レンズの全体を構成し、円形の光学部2の外周から
一体に、光学部2を支える厚さが薄い板状の前,後2つ
の支持部4を相対向させて突出させたものもあった。そ
して、図20,図21,図22,図23に示すものな
ど、光学部2と支持部3または支持部4とからなり少な
くとも光学部2が所定の記憶特性を有する変形可能な眼
内レンズ1を大きな形状から小さな形状に2つ折り状に
するなど折畳んで変形させ、円筒状などに形成した挿入
筒に通して眼球に作成した切開創から眼内レンズを眼内
に挿入するには、例えば特開平 7-23991号公報に示され
た挿入器具などを用いている。
【0007】前記挿入器具を用いて、変形可能な眼内レ
ンズを小さな切開創から挿入するには、挿入器具の包持
部材の開閉機構を開いてレンズ設置部に眼内レンズを入
れ、開閉機構を閉じることで、レンズ設置部に入れた眼
内レンズを変形前の大きな形状から小さい形状に変形さ
せ、器具本体に取り付けた係止部材をレンズ設置部側に
移動させて開閉機構を閉状態に係止することにより、設
置部内に眼内レンズを設置する。その後、挿入器具の押
出し機構の操作によって、押出し軸を前進させ、設置部
内の眼内レンズを押出し、設置部の先端側に連なる挿入
筒内を通して、切開創に挿入した前記挿入筒の先端から
眼内に眼内レンズを挿入させている。
【0008】また、これらの挿入器具が改良され、図1
4(a),(b)、図15に示すように、挿入器具の本
体12に設けた包持部材5に開閉機構6を開いた際に内
側に形成される設置部7に溝9a,9bを設けた挿入器
具も出現している。前記溝9a,9bは、変形可能な眼
内レンズ1を設置する際に固定するために形成されてお
り、前記溝9a,9bの挿入筒側は挿入筒11の内径と
ほぼ同等の円弧形状に収束している。これらの挿入器具
の開閉機構6を閉じ、係止部材15によって係止した状
態を図16(a),(b)、図17に示す。なお、図1
4(a),(b)、図15および図16(a),
(b)、図17において、筒状の本体12の外周に係止
部材15を、また内方には押出し軸13を嵌め、包持部
材5の設置部7には左,右押し板5a,5bを開口の上
方に突出させると共に、前記係止部材15にはこれら突
出部を挾持して設置部7を閉じる長溝15aを形成して
いる。
【0009】また、近年では前記の白内障治療を目的と
して行われてきた眼内レンズ挿入技術の応用として、視
力補正のみを目的とした眼内へのレンズ挿入が行われて
いる。このような眼内に挿入される視力補正用レンズも
眼内レンズと同様に小切開に対応することを目的とし
て、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する変形可
能な弾性体を用いたものが出現している。そして、この
眼内に挿入される変形可能な視力補正用レンズの小さな
切開創からの挿入に際しても前記挿入器具を用いること
が可能である。即ち、前記挿入器具は変形可能な眼内レ
ンズや、眼内に挿入される変形可能な視力補正用レンズ
等の変形可能な眼内挿入用レンズの眼内への挿入に際し
て、小さな切開創からの挿入を可能にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術に示すような、少なくとも光学部が所定の記憶
特性を有する変形可能な弾性体を用いた変形可能な眼内
挿入用レンズ、または少なくとも光学部が所定の記憶特
性を有する変形可能な弾性体を用い、光学部を眼内で支
える異種部材から成る変形可能な眼内挿入用レンズを、
変形前の大きな形状から小さな形状に変形させた上、挿
入筒の先端部を介して眼球に作成した小さな切開創から
変形可能な眼内挿入用レンズを眼内に挿入する前記の挿
入器具には、次のような問題点があった。
【0011】前記の挿入器具を用いて、変形可能な眼内
挿入用レンズを変形させて小さな切開創から挿入するに
は、図14(a),(b)、図15に示すように挿入器
具の包持部材5の1個所に設けた開閉機構6を開いてレ
ンズの設置部7の溝9a,9bに変形可能な眼内挿入用
レンズを設置した後、前記開閉機構6を閉じることによ
り形成される包合部の内部に変形可能な眼内挿入用レン
ズを変形前の大きな形状から小さい形状に変形させて保
持する。そして、挿入器具の本体12に取り付けた係止
部材15を設置部7側に移動させて開閉機構6を閉状態
に係止した後、挿入器具の押出し軸13を前方へ送るこ
とにより、包合部の内部に設置された変形可能な眼内挿
入用レンズが前方へ押し出され、包合部の先端に設けら
れた眼球に作成した小さな切開創からの挿入が可能な挿
入筒11の先端部の内部を通過して眼内に挿入される。
【0012】しかし、このような挿入器具にあっては、
設置部7に形成された溝9a,9bに対して、開閉機構
6が突出した形状となっている。このような設置部7に
変形可能な眼内挿入用レンズを設置した場合、図18に
示すように変形可能な眼内レンズ1は開閉機構6に干渉
し、湾曲してしまうため、長い時間設置しておくと、変
形可能な眼内挿入用レンズが経時とともに変形を来たし
てしまうことがあった。従って、変形可能な眼内挿入用
レンズの設置操作は眼内への挿入操作の直前に速やかに
行う必要があり、予め設置しておくことは不可能であっ
た。即ち、変形可能な眼内挿入用レンズの挿入に際し
て、必ず変形可能な眼内挿入用レンズを設置部に設置す
る操作が必要であった。また、この設置操作に際して
は、適切な位置に設置する正確性も要求された。しか
し、この操作は眼内挿入用レンズと設置部が非常に小さ
いため、適切な位置に速やかに正確に設置することが非
常に困難であり、この設置操作が正確に行われなかった
ことにより、眼内挿入用レンズが眼内に正常に挿入され
ない等の挿入異常が発生することがあるという問題点が
あった。
【0013】この発明は、前述した問題点を解決して、
変形可能な眼内挿入用レンズを包持部材に設置すること
が、余裕をもって正確にでき、さらに、包持部材に予め
設置しておくことができ、またこの状態でこん包、保管
しておくことが可能となり、術者または助手が手術中に
前記レンズの設置操作をすることなしに、あるいは包持
部材を挿入器具の本体に取り付けるだけで、前記変形可
能な眼内挿入用レンズの眼内への挿入が可能になり、簡
易な操作性を持つ変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器
具の提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、少な
くとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用いた
変形可能な眼内挿入用レンズ、または少なくとも光学部
が所定の記憶特性を有する弾性体を用い、光学部を眼内
で支える支持部を設けた変形可能な眼内挿入用レンズを
複数の開閉機構により変形前の大きな形状から小さい形
状に変形させた上、眼球に作成した小さな切開創から眼
内に変形可能な眼内挿入用レンズを挿入する挿入器具で
ある。
【0015】そして、包持部材には複数の開閉機構を設
けることによって、開閉機構を開いた内側に形成される
設置部に変形可能な眼内挿入用レンズを設置した際、設
置された変形可能な眼内挿入用レンズが開閉機構に干渉
しない構成とすることが可能であるため、変形可能な眼
内挿入用レンズを湾曲させることなく設置部に設置する
ことが可能であり、変形可能な眼内挿入用レンズが経時
とともに変形を来すことなく長時間設置しておくことが
可能である。従って、従来は速やかに行う必要のあった
設置操作が、請求項1の発明では余裕をもって行うこと
が可能であるため、変形可能な眼内挿入用レンズを適切
な位置に正確に設置することが可能となり、設置操作の
正確性を向上させることができる。また、変形可能な眼
内挿入用レンズを予め設置しておくことも可能であり、
従来は必要であった眼内への挿入操作直前の設置操作を
不要とし、容易な操作性を得ることができる。
【0016】請求項2の発明に係る挿入器具は、少なく
とも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用い、光
学部を眼内で支える異種部材の支持部を設けた眼内挿入
用レンズとした以外、請求項1の挿入器具と同構成であ
るので、請求項1の発明と同様な作用を得ることができ
る。
【0017】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具において、
変形可能な眼内挿入用レンズが包持部材に予め設置され
ているので、この状態で挿入器具を滅菌バッグ、ケース
等に入れた後、滅菌処理を施して滅菌包装しておき、必
要な時に前記包装を開封するなど、挿入器具を取出して
使用することで、衛生的に好ましく、また簡易に使用で
きる。
【0018】請求項4の発明は、請求項3で達せられる
効果を、請求項1に示されている複数の開閉機構に限定
せずに変形可能な眼内挿入用レンズとこのレンズの挿入
器具の一部である包持部材との係合関係について記述し
たもので、同様な効果を得られるものである。
【0019】請求項5の発明は、請求項4に記載されて
いる変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具と、変形可
能な眼内挿入用レンズとの係合関係をより具体的に表わ
したものである。
【0020】請求項6の発明は、変形可能な眼内挿入用
レンズを予め設置した包持部材と眼内挿入用レンズの挿
入器具の本体とが別構成であり、変形可能な眼内挿入用
レンズの挿入前に両者を係合させることで、設置操作を
不要にして簡便な操作性の眼内挿入用レンズの挿入器具
を提供するとともに、減菌、梱包等を別にすることがで
き、例えば、変形可能な眼内挿入用レンズを予め設置し
た包持部材は一度限りの使用として、眼内挿入用レンズ
の挿入器具本体は再度減菌して使用するという新たな使
用法を可能にしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の第1実施形態に係る変
形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具は、図1〜4の各
図に示すように、2個所に開閉機構を有し、変形可能な
眼内挿入用レンズが予め設置されている挿入器具をよく
表わしている。即ち、図1〜4において、1は設置部に
設置されている白内障治療用の変形可能な眼内レンズ、
5は変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具の包持部
材、6a,6bは包持部材5に設けられた開閉機構、7
は包持部材5の開閉機構6a,6bを開いた際に形成さ
れる変形可能な眼内挿入用レンズの設置部、8は開閉機
構6a,6bを閉じ、且つ閉状態に係止するためのホル
ダ、9a,9bは設置部7の内側に相対するように形成
された溝、10は変形可能な眼内レンズ1の設置に際し
て、開閉機構6a,6bを開状態に固定するための固定
部材、11は折畳まれた変形可能な眼内挿入用レンズを
眼球に作成された小さな切開創を通して眼内に挿入する
ための挿入筒、12は挿入器具の本体、13は変形可能
な眼内挿入用レンズを押し出すための押出し軸である。
【0022】そして、筒状の本体12の先端部には、筒
状の包持部材5の基部5aを嵌合固定してあり、包持部
材5は、前後方向の中間部に設置部7を設け、設置部7
の先端側に先細テーパの挿入筒11を形成してある。前
記設置部7は、横断面半円形の下部上に厚さを薄くした
ヒンジからなる左,右開閉機構6a,6bを対向させ、
これらの上側に1/4円弧部を連ね、これらの先端部内
側に溝9a,9bを形成してあり、設置部7が横断面円
筒状に閉じるようにしてある。なお、設置部の横断面
は、前述の形状に限られることなく、設置部が閉じた状
態で、横断面が楕円形や正方形の筒状になるものなど適
宜変更でき、先端部内側の溝の横断面形状も適宜変更で
きる。包持部材5は、弾性があるプラスチックによって
構成することが好ましい。
【0023】また、筒状のホルダ8は、本体12の先端
部外周面に基部側をスライド可能に嵌合させ、前後方向
中間部の内周面に先細のテーパ部14を形成してある。
さらに、図3等に示すように、ホルダ8は前後方向の中
間部の上部に開口8aを形成し、この開口8aに対向さ
せて左,右開閉機構6a,6bより上方の部分が開いた
状態で変形可能な眼内レンズ1の辺縁を係合させて、予
め設置部7に設置された状態にする。この状態では2個
所に開閉機構6a,6bを設けてあるので、相対する溝
9a,9bに設置された変形可能な眼内レンズ1に開閉
機構6a,6bが干渉しないようにすることができ、こ
のため、変形可能な眼内レンズ1は湾曲することなく、
経時による変形が生じないように保持されている。ま
た、開閉機構6a,6bは固定部材10によって予め固
定しておくことが望ましい。更に、変形可能な眼内レン
ズ1を変形させる前に、充分な潤滑効果を得るために変
形可能な眼内レンズ1下側の包持部材5内側に潤滑剤等
を適宜滴下しておくことが望ましい。
【0024】次に、ホルダ8を本体12側にスライドさ
せ、図5,6,7に示す状態にすることによって、開閉
機構6a,6bの開閉中心から最も離れた部位がホルダ
8の内周面に形成されたテーパ部14に接触し、開閉機
構6a,6bは徐々に閉状態へと導かれる。その後、開
閉機構6a,6bを有する包持部材5は、ホルダ8の最
小内径部分に収納され、図8に示すように閉状態に係止
される。その結果、変形可能な眼内レンズ1は変形前の
大きな形状から小さい形状に変形される。その後、挿入
筒11の先端部を眼球に作成した切開創口に挿入し、押
出し軸13を前進させることによって、変形可能な眼内
レンズ1を押出し、設置部7の先端側に連なる挿入筒1
1内に通して、挿入筒11の先端から眼内に変形可能な
眼内レンズ1を押し出している。
【0025】即ち、変形可能な眼内レンズ1の眼内への
挿入にあたって、その変形可能な眼内レンズ1を変形さ
せる際に、変形可能な眼内レンズ1が予め挿入器具の設
置部7に設置されているため、これまで必要であった設
置操作を行う必要がなく、適時にホルダ8を後退させた
後、押出し軸13を前進させることで、容易で優れた操
作性が得られる。
【0026】この発明の第2実施形態に係る変形可能な
眼内挿入用レンズの挿入器具は、図9、図10にその断
面を示すように、変形可能な眼内挿入用レンズが予め設
置されている挿入器具の別の例を表わしている。即ち、
図9、図10において、5は変形可能な眼内挿入用レン
ズの挿入器具の包持部材、5a,5bは設置部7の上方
に連なる左右押し板、6a,6bは包持部材5に備えら
れた開閉機構、7は包持部材5の開閉機構6a,6bを
開いた際に形成される変形可能な眼内挿入用レンズの設
置部、15は開閉機構6a,6bを閉じ、閉状態に係止
する挿入器具の本体とは別部材とした係止部材である。
【0027】従って、第2実施形態に係る変形可能な眼
内挿入用レンズの挿入器具は、図14(a),(b)、
図15、図16(a),(b)、図17に示す挿入器具
の包持部材5の構成において、従来の開閉機構6が1個
所であったものを、包持部材5の2個所に開閉機構6
a,6bを設けた構成とした点で相違している。そし
て、設置部7の各開閉機構6a,6bより上方の部分が
開いた状態で、例えば白内障治療用の変形可能な眼内レ
ンズ1の辺縁を設置部7の溝9a,9bに係合させて、
前記設置部7の上方に連なる左,右押し板5a,5bを
閉じ、筒状の係止部材15を前進させてこれに設けた長
溝15aを前記左右押し板5a,5bに係合させること
で、変形可能な眼内レンズを小さな形状に変形させて保
持できる。従って、第1実施形態の場合とほぼ同様に変
形可能な眼内挿入用レンズを挿入器具の設置部に予め設
置し、前記眼内挿入用レンズを眼内に挿入することが容
易にできる。
【0028】この発明の第3実施形態に係る変形可能な
眼内挿入用レンズの挿入器具は、図11(a),(b)
に蓋体を外した上視平面図、蓋体の反転平面図、図1
2,図13に縦横断面に示すように、変形可能な眼内挿
入用レンズが予め設置されている挿入器具をよく表わし
ている。即ち、変形可能な眼内レンズ1は、図23に示
すように、所定の記憶特性を有する材料によって全体を
構成し、光学部2の外周から一体に光学部2を支える厚
さが薄い板状の前,後支持部4および光学部外周縁部4
aを一体に連続させて、光学部3の辺縁の左,右外側に
若干突出させてある。
【0029】また、5は変形可能な眼内挿入用レンズの
包持部材であり、包持部材5は基部が挿入器具の本体1
2の前端部に嵌合保持され、前記本体12から突出した
中間部には上部に開口5dを設けた設置部7が形成さ
れ、設置部7の上部に左,右切欠き溝9a,9bが設け
られ、設置部7の先端側には先細テーパの挿入筒11を
形成してある。前記開口5dに嵌まる蓋体5eが包持部
材5の一部として具備され、蓋体5e下部に左,右切欠
き溝9c,9dが設けられている。さらに、13は押出
し軸であり、先端部に切込み溝13aが形成してある。
そして、開口5dから図23に示す変形可能な眼内レン
ズ1を設置部7に入れ、蓋体5eを開口5dに嵌合保持
させることで、眼内レンズ1の光学部2が蓋体5eを含
む包持部材5と実質的に接触しない状態で、光学部2の
外周に延びる前記外周縁部4aを設置部7の左,右溝9
a,9bと蓋体5eの左,右溝9c,9dとを対向させ
て係合させる。
【0030】この第3実施形態では、蓋体5eを開口5
dから外して分離し、変形可能な眼内レンズ1が上から
見えるようにして、前記眼内レンズ1の下側の設置部7
と蓋体5e内に潤滑剤を滴下した後、蓋体5eを開口5
dに嵌めて閉じる。その後、押出し軸13を前進させる
ことで、押出し軸13の先端部に形成した切込溝13a
を変形可能な眼内レンズ1の後支持部4に嵌めて眼内レ
ンズ1を前進させ、眼内レンズ1が包持部材5内のテー
パ部を通過する際に、変形前の大きな形状から小さな形
状に変形されて挿入筒11の先端近くに達する。この状
態で、挿入筒11の先端部を眼球に作成した切開創口に
挿入し、押出し軸13を更に前進させて、変形可能な眼
内レンズ1を眼内に挿入する。そして、第3実施形態の
変形可能な眼内レンズの挿入器具の前述した以外の構
成、操作などは、第1,第2実施形態の場合と、ほぼ同
様であるから、説明を省略する。
【0031】なお、図示省略したが、包持部材の開口一
側に開閉可能に蓋体を連結して設置部を開閉するように
してもよい。また、図12に示すように、蓋体5eの
前,後に係合突起5fをそれぞれ突出させると共に、包
持部材5の開口5dの前,後壁に係合凹部5gを形成
し、係合突起5fと係合凹部5gとを係合可能に係合す
るようにしてもよい。さらに、包持部材5は基部を挿入
器具の本体12に対し、着脱可能にしたり固定したりし
てもよい。
【0032】第1実施形態では、左,右2つの開閉機構
を閉じ、且つ閉状態への係止をホルダにより行う手段を
示したが、第2実施形態のように、開閉機構を手動操作
で閉じ、係止部材によって係止する構成等、適宜変更す
ることが可能である。
【0033】第1,第2実施形態において、好ましく
は、前記包持部材とホルダ、または係止部材は透明な樹
脂等で形成すると、変形可能な眼内挿入用レンズの変形
後、変形状態の確認が可能であり、安全性が向上する。
第1,第2実施形態において、更に好ましくは、前記包
持部材が透明な樹脂等で形成されていて、前記ホルダ、
または係止部材が金属、もしくは不透明な樹脂等で形成
されていた場合、ホルダ、または係止部材に窓を設ける
ことによって、変形可能な眼内挿入用レンズの変形後、
変形状態の確認が可能であり、安全性が向上する。
【0034】第1,第2実施形態では2個所に開閉機構
を有する形態を示したが、さらに多くの開閉機構を設け
ることでも同様の効果を得ることができる。第1,第2
実施形態では開閉機構を有する包持部材とホルダが本体
に一体に組み込まれた構成を示したが、ホルダを独立し
た部品とすることもできる。
【0035】第3実施形態において、前記包持部材を透
明な樹脂等で形成すると、変形可能な眼内挿入用レンズ
の変形状態の確認が可能であり、安全性が向上する。ま
た、蓋体5eのみを透明な樹脂で形成することで設置部
7の眼内レンズ1の設置状態の確認が容易となる。
【0036】また、全実施形態において、変形可能な眼
内挿入用レンズを、レンズ辺縁部のみ包持部材と接触さ
せて係止する形態を示したが、支持部と光学部に角度を
有する変形可能な眼内挿入用レンズを設置しておく場合
には、レンズ辺縁部を係止させる構造に加えて、包持部
材の一部もくしは独立した部材で支持部を支えることで
支持部と光学部の角度を保つ構成をとることが可能であ
る。
【0037】なお、この発明において、前記実施形態で
は変形可能な眼内挿入用レンズを白内障治療用の変形可
能な眼内レンズについて述べたが、この発明は、視力補
正用レンズ等変形可能な眼内挿入用レンズすべてに前記
実施形態と同様に適用できる。また、この発明におい
て、挿入器具の本体と包持部材とが一体化されていて
も、前記本体と包持部材とが着脱可能にされていてもよ
く、適宜包持部材、前記本体を再滅菌して繰り返し使用
することも可能である。
【0038】更に、全実施形態において、変形可能な眼
内挿入用レンズの眼内への押出しに際して、押出し軸に
よる押出す構成を示したが、変形可能な眼内挿入用レン
ズを眼内に押し出す手段は適宜変更可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1の発明
は、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体
を用いた変形可能な眼内挿入用レンズ、または少なくと
も光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用い、光学
部を眼内で支える支持部を設けた変形可能な眼内挿入用
レンズを複数の開閉機構を有する包持部材により変形前
の大きな形状から、小さい形状に変形させた上、眼球に
作成した小さな切開創から眼内に変形可能な眼内挿入用
レンズを挿入する挿入器具であり、請求項2の発明に係
わる挿入器具は、少なくとも光学部が所定の記憶特性を
有する弾性体を用い、光学部を眼内で支える異種部材の
支持部を設けた眼内挿入用レンズにした以外、請求項1
の挿入器具と同様であるので、請求項1,2の発明は、
次のような効果が得られる。
【0040】即ち、請求項1,2の発明による変形可能
な眼内挿入用レンズの挿入器具は、複数の開閉機構を開
いた内側に形成される設置部に変形可能な眼内挿入用レ
ンズを設置した際、設置された変形可能な眼内挿入用レ
ンズが開閉機構に干渉しない構成とすることが可能であ
るため、変形可能な眼内挿入用レンズを湾曲させること
なく設置部に設置することが可能であり、変形可能な眼
内挿入用レンズが経時と共に変形を来すことなく長時間
設置しておくことが可能である。
【0041】従って、従来は速やかに行う必要のあった
設置操作が、請求項1,2の発明では余裕をもって行う
ことが可能であるため、変形可能な眼内挿入用レンズを
適切な位置に正確に設置することが可能となり、設置操
作の正確性を向上させることができる。また、変形可能
な眼内挿入用レンズを予め設置しておくことも可能であ
り、従来は必要であった眼内への挿入操作直前の設置操
作を不要とし、容易な操作性を得ることができる。
【0042】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具において、
変形可能な眼内挿入用レンズが予め設置されているの
で、この状態で前記挿入器具を滅菌バッグ、ケース等に
入れた後、滅菌処理を施して滅菌包装しておき、必要な
ときに前記包装を開封するなど挿入器具を取出して使用
することで、衛生的に好ましく、また、簡易に使用でき
る。
【0043】請求項4の発明は、請求項3で達せられる
効果を、請求項1に示される複数の開閉機構に限定せず
に変形可能な眼内挿入用レンズと挿入器具の一部である
包持部材との係合関係により記述したもので、請求項3
と同様な効果を得られる。
【0044】請求項5の発明は、請求項4に記載される
変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具と、変形可能な
眼内挿入用レンズとの係合関係をより具体的に表わした
ものである。
【0045】請求項6の発明は、変形可能な眼内挿入用
レンズの挿入器具を予め設置した包持部材と眼内挿入用
レンズの挿入器具の本体とが別構成であり、変形可能な
眼内挿入用レンズの挿入前に両者を係合させることで、
設置操作を不要して簡便な操作性の眼内挿入用レンズの
挿入器具を提供するとともに、滅菌、梱包等を別にする
ことができ、例えば、変形可能な眼内挿入用レンズを予
め設置した包持部材は一度限りの使用とし、眼内挿入用
レンズの挿入器具本体は再度滅菌して使用するという新
たな使用法を提供することが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る変形可能な眼内
挿入用レンズの挿入器具を示した上方視平面図。
【図2】図1の一部拡大図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図3のB−B線断面拡大図。
【図5】図1に示した挿入器具に設置された変形可能な
眼内挿入用レンズの変形操作が完了した状態の上方視平
面図。
【図6】図5の一部拡大図。
【図7】図6のC−C線断面図。
【図8】図7のD−D線断面拡大図。
【図9】この発明の第2実施形態に係る変形可能な眼内
挿入用レンズの挿入器具のレンズが予め設置されている
包持部材を示した拡大断面図。
【図10】図9の開閉機構を閉じ、係止部材により係止
した状態を示す拡大断面図。
【図11】この発明の第3実施形態に係る変形可能な眼
内挿入用レンズの挿入器具の要部を示し、(a)は蓋体
を外した上視平面図、(b)は蓋体の反転平面図。
【図12】図11の蓋体を装着したG−G線断面図。
【図13】図12のH−H線断面拡大図。
【図14】従来の挿入器具を示し、(a)は上方視平面
図、(b)は側方視平面図。
【図15】図14(b)のE−E線断面拡大図。
【図16】図14の挿入器具の包持部材を係止部材によ
り係止した状態を示し、(a)は上方視、(b)は側方
視平面図。
【図17】図16(b)のF−F線断面拡大図。
【図18】図14の挿入器具の設置部に変形可能な眼内
挿入用レンズを設置した状態を示す拡大断面図。
【図19】図18の開閉機構を閉じ、係止部材により係
止した状態を示す拡大断面図。
【図20】変形可能な眼内レンズの一例を示した拡大平
面図。
【図21】変形可能な眼内レンズの他例を示した拡大平
面図。
【図22】変形可能な眼内レンズの更に異なった例を示
した拡大平面図。
【図23】変形可能な眼内レンズの更に異なる例を示し
た拡大平面図。
【符号の説明】
1 変形可能な眼内レンズ 2 光学部 2a 突起 3 支持部 3a 基部 3b 線状の突出部 4 支持部 5 包持部材 6a 開閉機構 6b 開閉機構 7 設置部 8 ホルダ 9 溝 10 固定部材 11 挿入筒 12 挿入器具の本体 13 押出し軸 14 テーパー部 15 係止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光学部が所定の記憶特性を有
    する弾性体を用いた変形可能な眼内挿入用レンズ、また
    は少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を
    用い、光学部を眼内で支える支持部を設けた変形可能な
    眼内挿入用レンズの挿入器具であって、前記変形可能な
    眼内挿入用レンズの挿入の際に、前記変形可能な眼内挿
    入用レンズを設置して、包持するための包持部材を有
    し、この包持部材が複数の開閉機構を備えていることを
    特徴とする変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具。
  2. 【請求項2】 少なくとも光学部が所定の記憶特性を有
    する弾性体を用い、光学部を眼内で支える異種部材の支
    持部を設けた変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具で
    あって、前記変形可能な眼内挿入用レンズの挿入の際
    に、前記変形可能な眼内挿入用レンズを設置して包持す
    るための包持部材を有し、この包持部材が複数の開閉機
    構を備えていることを特徴とする変形可能な眼内挿入用
    レンズの挿入器具。
  3. 【請求項3】 変形可能な眼内挿入用レンズが、包持部
    材に予め設置されていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具。
  4. 【請求項4】 少なくとも光学部が所定の記憶特性を有
    する弾性体等を用いた変形可能な眼内挿入用レンズ、ま
    たは少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体
    を用い、光学部を眼内で支える支持部を有する変形可能
    な眼内挿入用レンズの挿入器具であって、前記変形可能
    な眼内挿入用レンズを設置して包持する包持部材と、眼
    内挿入用レンズの少なくとも辺縁部とが係合し、前記包
    持部材に眼内挿入用レンズが予め設置されていることを
    特徴とする変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具。
  5. 【請求項5】 前記眼内挿入用レンズの辺縁部が、光学
    部の外周縁部であることを特徴とする請求項4に記載の
    変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具。
  6. 【請求項6】 前記包持部材が、前記変形可能な眼内レ
    ンズの挿入器具の本体と分離され、前記変形可能な眼内
    挿入用レンズ挿入時に前記本体と係合するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1〜4に記載の変形可能な眼内挿
    入用レンズの挿入器具。
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