JPH10309293A - 変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具 - Google Patents

変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具

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JPH10309293A
JPH10309293A JP12237397A JP12237397A JPH10309293A JP H10309293 A JPH10309293 A JP H10309293A JP 12237397 A JP12237397 A JP 12237397A JP 12237397 A JP12237397 A JP 12237397A JP H10309293 A JPH10309293 A JP H10309293A
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intraocular lens
lens
deformable intraocular
deformable
installation
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JP12237397A
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Toshiichi Kikuchi
敏一 菊池
Toshiyuki Nakajima
敏之 中島
Kenichi Kobayashi
研一 小林
Takashi Masuda
高 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形可能な眼内レンズ1を設置部7に設置す
る位置が明確にでき、また前記レンズ1を所定位置に保
持でき、操作性がよい挿入器具を提供する。 【解決手段】 挿入器具の本体10に設けた包持部材5
に開閉機構がある設置部7を設け、包持部材5と本体1
0とにホルダー8を嵌め、設置部7に前,後端で収束す
る溝13を対向させて設け、溝13に前記レンズ1を位
置決めして係合させることで、レンズ1を所定位置に保
持し、ホルダー8を後退させて、レンズ1を小さく変形
させ、包持部材5の挿入筒15の先端部を眼球に設けた
切開創の開口に挿入して、本体10に嵌めた押出し軸1
3を前進させ、眼内にレンズ1を押出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、白内障で水晶体
を摘出した後に、水晶体の代わりに挿入される変形可能
な眼内レンズや、視力補正のみを目的として眼内に挿入
される変形可能な視力補正用レンズ等の変形可能な眼内
挿入用レンズを眼内に挿入するための挿入器具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】1949年リドレイ(Ridley)が白内障手術
の際に白濁した水晶体の代わりに人工の水晶体、即ち眼
内レンズを初めて人眼に移植して以来、白内障の治療と
して眼内レンズを移植することは広く行われてきた。こ
の初めての眼内レンズはポリメチルメタクリレート(P
MMA)を光学部の材料とした眼内レンズで、白内障手
術後の眼内レンズ移植に伴う合併症については多くの眼
科医が関心を示し、それらの問題について取り組み、そ
の多くは解決がなされてきたものの、硬質な材料を光学
部に用いるという本質的な問題により、この眼内レンズ
を移植するための切開創は光学部の直径より幾分か大き
めの寸法が必要となるために、眼球に作成する切開創は
大きくなり、手術後の乱視が増大するといった問題が解
決できない状況にあった。
【0003】また、前述の問題の一因には手術方法も挙
げられた。即ち、元来の白内障水晶体摘出術は、水晶体
をそのままの形態で取り除く白内障嚢外摘出術(ECC
E)で行われており、この手術方法では約10mmの切開
創が必要であり、やはり手術後の乱視を増大させるとい
った問題があった。この様な手術後の乱視を招く手術方
法に対して、超音波水晶体乳化吸引装置を用いた超音波
水晶体乳化吸引術(PEA)が近年出現している。これ
は、白濁した水晶体を、筒状の超音波チップを用いて、
超音波で水晶体を破砕して乳化・吸引することにより、
水晶体を摘出する方法で、この方法によれば眼球に作成
する切開創は、筒状の超音波チップを挿入するためだけ
の寸法となり、その切開創は約3mm〜4mmで水晶体摘出
が可能となる。
【0004】従って、白内障の際の白濁した水晶体を摘
出する手術は、手術後の乱視軽減を図る小さな切開創で
手術が可能な状況にはあるが、人眼の水晶体に代わる眼
内レンズを移植する眼内レンズ挿入術においては、眼内
レンズの光学部が硬質な材料で構成されるという本質的
な問題により、眼内レンズを挿入するには光学部直径よ
り幾分か大きな切開寸法、標準的な光学部直径 6.0mmに
対する切開創としてはおよそ 6.5mm以上の切開創が必要
となるため、超音波水晶体乳化吸引術により小さな切開
創から白濁した水晶体を摘出しても、眼内レンズを挿入
するためには小さな切開創を広げなければならず、大き
な切開創が原因となる手術後の乱視という問題は解決さ
れない状況にあった。
【0005】このような状況に対しては、手術後の乱視
軽減を目的として、切開創を小さくするための眼内レン
ズの改良、即ち短径を切開創の方向に向け挿入する楕円
型光学部の眼内レンズや、光学部直径を小さくした小径
光学部の眼内レンズが出現したが、光学部が硬質という
本質的な問題点は残されたままで、この場合の切開創は
およそ 5.5mm程度とわずか1mm程度を小さくするにとど
まった。
【0006】しかし、更に改良が重ねられ、前記の本質
的な問題点に対応する新しい眼内レンズが近年用いられ
るようになってきた。これは、特開昭 58-146346号公報
に示されているように、眼球に作成した小さな切開創か
ら挿入可能な、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有
する変形可能な弾性体等を用いた眼内レンズまたは少な
くとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用い、
光学部を眼内で支える異種部材からなる支持部を有する
変形可能な眼内レンズの出現と、特開昭 58-146346号、
特開平4-212350号、特開平5-103803号、特開平5-103808
号、特開平5-103809号、特開平 7-23990号の各公報に示
されているように、変形可能な眼内レンズの光学部を圧
縮したり、巻いたり、折曲げたり、伸ばしたり、折畳ん
だりして変形させることで、変形前の大きな形状から小
さな形状にした上、眼球に作製した小さな切開創からの
挿入を可能とする挿入器具の出現である。これらの変形
可能な眼内レンズとその挿入器具により、眼内レンズ挿
入術も小さな切開創で可能となり、手術後の乱視を軽減
する小さな切開創での白内障手術が水晶体摘出から眼内
レンズ挿入にわたり可能となった。
【0007】即ち、図14に示すように、変形可能な眼
内レンズ1として、所定の記憶特性を有する変形可能な
弾性体で形成した円形の光学部2の外周部に、光学部2
と異種の可撓性材料で形成した1対の支持部3の基部3
aを埋込み固着し、支持部3の線状の突出部3bを湾曲
させ、2つの支持部3を対称形に配置し、光学部2の外
周部に基部3aの埋込み部分を補強する突起2aをそれ
ぞれ設けたものや、図15に示すように、前記突起2a
をなくした以外、図14と同様な構成にしたものがあっ
た。また、図16に示すように、図14と同様な所定の
記憶特性を有する材料からなり、円形の光学部2の外周
から一体に、光学部2を支える厚さが薄い板状の前,後
2つの支持部4を相対向させて突出させたものもあっ
た。
【0008】そして、図14,図15,図16に示すも
のなど、光学部2と支持部3または支持部4とからな
り、少なくとも光学部2が所定の記憶特性を有する変形
可能な眼内レンズ1を大きな形状から小さな形状に2つ
折り状にするなど折畳んで変形させ、円筒状などに形成
した挿入筒に通して眼球に作成した切開創から眼内レン
ズを眼内に挿入するには、例えば特開平 7-23991号公報
に示された挿入器具などを用いている。
【0009】前記挿入器具を用いて、変形可能な眼内レ
ンズを小さな切開創から挿入するには、挿入器具の包持
部材の開閉機構を開いてレンズ設置部に眼内レンズを入
れ、開閉機構を閉じることで、レンズ設置部に入れた眼
内レンズを変形前の大きな形状から小さい形状に変形さ
せ、器具本体に取り付けた係止部材をレンズ設置部側に
移動させて開閉機構を閉状態に係止することにより、設
置部内に眼内レンズを設置する。その後、挿入器具の押
出し機構の操作によって、押出し軸を前進させ、設置部
内の眼内レンズを押出し、設置部の先端側に連なる挿入
筒内を通して、切開創に挿入した前記挿入筒の先端から
眼内に眼内レンズを挿入させている。また、これらの挿
入器具が改良形として、設置時に眼内レンズの保持を確
実にするために、設置部に溝を設け、この溝が挿入筒に
向けてなだらかに収束した形状を持つものもある。
【0010】さらに、近年では前記の白内障治療を目的
として行われてきた眼内レンズ挿入技術の応用として、
視力補正のみを目的とした眼内へのレンズ挿入が行われ
ている。このような眼内に挿入される視力補正用レンズ
も眼内レンズと同様に小切開に対応することを目的とし
て、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する変形可
能な弾性体を用いたものが出現している。そして、この
眼内に挿入される変形可能な視力補正用レンズの小さな
切開創からの挿入に際しても前記挿入器具を用いること
が可能である。即ち、前記挿入器具は変形可能な眼内レ
ンズや、眼内に挿入される変形可能な視力補正用レンズ
等の変形可能な眼内挿入用レンズの眼内への挿入に際し
て、小さな切開創からの挿入を可能にしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術に示すような、挿入器具にあっては、設置部に
形成された溝が挿入筒に向かってのみ収束しており、こ
のような設置部の溝にレンズを設置した場合、レンズは
挿入筒への押出し方向に対して垂直方向は溝によって保
持されているが、設置部後端では溝を残したままであっ
たため、レンズの前後方向に位置を保持することは不可
能であった。また、レンズの設置に際して、レンズの押
出し方向に対して前方は溝が収束しているため、この溝
の収束部を目安として位置を決定し設置することが可能
であるが、後端では溝が収束していないために設置する
位置の目安がなく、設置する位置決定が困難であるた
め、設置部の後端からレンズがはみ出して設置されるこ
とがあるという問題点があった。
【0012】この発明は、前述した問題点を解決して、
変形可能な眼内レンズや眼内に挿入する変形可能な眼内
挿入用レンズを設置部に設置する位置が明確にでき、ま
た、前記レンズを所定位置に保持することができて、優
れた操作性が得られる、変形可能な眼内レンズの挿入器
具の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、少な
くとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体等を用い
た変形可能な眼内挿入用レンズ、または少なくとも光学
部が所定の記憶特性を有する弾性体を用い、光学部を眼
内で支える支持部を設けた変形可能な眼内挿入用レンズ
の挿入器具であって、眼内挿入用レンズを設置する設置
部に眼内挿入用レンズを包持するための開閉機構と、前
記設置部の一部のみ形成し、かつ前記設置部の両端では
収束している溝を有するため、前記レンズを設置する位
置が明確となり、また、レンズ押出し方向に対して、設
置されたレンズの位置を収束部の範囲内で保持すること
が可能であるため、容易で優れた操作性を得ることがで
きる。
【0014】請求項2の発明に係る挿入器具は、設置部
に形成した溝が眼内挿入用レンズの形状に略一致した長
さに形成したため、常に安定した位置にレンズを設置す
ることが可能になり、より安定した状態でレンズが眼内
に挿入することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜7はこの発明の設置部の内
側に形成された溝を押出し方向に対して両端に向かって
収束させた形状とした変形可能な眼内挿入用レンズの挿
入器具の第1実施形態を最もよく表す図面である。図1
〜4において、1は設置部に設置されている白内障治療
用の変形可能な眼内レンズ、5は本体10に組込まれた
変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具の包持部材、6
a,6bは包持部材5に設けられた開閉機構、7は包持
部材5の開閉機構6a,6bを開いた際に形成される変
形可能な眼内挿入用レンズの設置部、8は開閉機構6
a,6bを閉じ、かつ閉状態に係止するために本体10
に一体化して組込まれたホルダー、9は変形可能な眼内
レンズの設置に際して、開閉機構6a,6bを開状態に
固定するための固定部材、10は挿入器具の本体、11
は本体10に嵌挿されて変形可能な眼内挿入用レンズを
押し出すための押出し軸である。
【0016】そして、筒状の本体10の先端部には、筒
状の包持部材5の基部5aを嵌合固定してあり、包持部
材5は、前後方向の中間部に設置部7を設け、設置部7
の先端側に先細テーパの挿入筒15を形成してある。前
記設置部7は、横断面半円形の下部上に厚さを薄くした
ヒンジからなる左,右開閉機構6a,6bを対向させ、
これらの上側に1/4円弧部を連ね、これらの先端部内
側に対向する溝13をそれぞれ形成してあり、設置部7
が横断面円筒状に閉じるようにしてある。溝13の挿入
筒15側、及び本体10側は挿入筒15の内径とほぼ同
等の円弧形状に収束する収束部14を形成してある。
【0017】なお、設置部の横断面は、前述の形状に限
られることなく、設置部が閉じた状態で、横断面が楕円
形や正方形の筒状になるものなど適宜変更でき、先端部
内側の溝の横断面形状も適宜変更できる。包持部材5は
弾性があるプラスチックによって構成することが好まし
い。また、筒状のホルダー8は、本体10の先端部外周
面に基部側8bをスライド可能に嵌合させ、前後方向中
間部の内周面に先細のテーパ部12を形成してある。
【0018】更に、図3等に示すように、ホルダー8は
前後方向の中間部の上部に開口8aを形成し、この開口
8aに対向させて開閉機構6a,6bを配置し、環状の
固定部材9は、包持部5およびホルダー8の前後方向の
中間部に前後方向にスライド可能に嵌め、固定部材9の
上部には全長にわたって切り離し部9aを形成してあ
る。
【0019】前述したように構成した第1実施形態に係
る変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具は、包持部材
5に設けた開閉機構6a,6bを開くことによって、包
持部材5の内側に変形可能な眼内挿入用レンズの設置部
7が形成される。この時、開閉機構6a,6bは固定部
材9によって、予め開状態にしておくことも可能であ
る。次に、前記設置部7に形成されている溝13に変形
可能な眼内レンズ1の辺縁を合わせるようにして、変形
可能な眼内挿入用レンズを設置する。この時、溝13に
は挿入筒15側、及び本体10側に収束部14が形成さ
れているため、これらの収束部14を目安として変形可
能な眼内レンズ1を設置することが可能である。また、
設置後に収束部14によって、変形可能な眼内レンズ1
は押出し方向に対する前方・後方を収束部14の範囲内
に限定される。なお、この設置操作に際しては、設置部
7に潤滑効果を得るための潤滑剤等を適宜滴下すること
が望ましい。
【0020】次に、ホルダー8を本体10側にスライド
させ、図8,9,10に示す状態にすることによって、
開閉機構6a,6bの開閉中心から最も離れた部位がホ
ルダー8の内筒部に形成されたテーパ部12に接触し、
開閉機構6a,6bは徐々に閉状態へと導かれていく。
その後、開閉機構6a,6bを有する包持部材5は、ホ
ルダー8の最小内径部分に収納され、図11に示すよう
に閉状態に係止される。その結果、変形可能な眼内レン
ズ1は変形前の大きな形状から小さい形状に変形され
る。その後、挿入筒15の先端部を眼球に作製した切開
創の開口に挿入し、押出し軸11を前進させることによ
って、変形可能な眼内レンズ1を押し、設置部7の先端
側に連なる挿入筒15内を通して、挿入筒15の先端か
ら眼内に変形可能な眼内レンズ1を押出している。
【0021】即ち、変形可能な眼内レンズ1の眼内への
挿入にあたって、変形可能な眼内レンズ1を設置する際
に、設置部の内側に形成された溝13の挿入筒側、及び
本体側が収束部14を備えているため、変形可能な眼内
レンズ1を設置する位置が明確になり、設置後もこの収
束部の範囲内に固定することが可能であるため、容易に
優れた操作性が得られる。また、変形可能な眼内レンズ
1を設置部7に設置した後、ホルダー8をスライドさせ
るだけの操作で変形可能な眼内レンズ1を変形前の大き
な形状から小さい形状に変形させることが可能であるた
め、容易で優れた操作性が得られる。
【0022】そして、図12,図13は、この発明の第
2,第3実施形態に係る変形可能な眼内挿入用レンズの
挿入器具を示し、第2実施形態の挿入器具では、対向す
る1対の溝13に形成した収束部14が、適用される変
形可能な眼内レンズ1の光学部の形状と略一致した長さ
と形状に形成し、第3実施形態の挿入器具では溝13に
形成した収束部14が、図16に示した変形可能な眼内
レンズ1と近似した光学部及び板状の前,後支持部の形
状と略一致した長さと形状に形成したことによって、眼
内挿入用レンズの設置位置を安定させることがそれぞれ
可能になり、眼内への挿入をより確実なものとすること
ができる。
【0023】なお、第2,第3実施形態の挿入器具の前
述した以外の構成、操作は前述した第1実施形態のもの
と同様であり、図12,図13中の符号も第1実施形態
の符号と対応する。また、この発明において、前記実施
形態では変形可能な眼内挿入用レンズを白内障治療用の
変形可能な眼内レンズについて述べたが、この発明は、
視力補正用レンズ等変形可能な眼内挿入用レンズ全てに
前記実施形態と同様に適用できる。
【0024】そして、この発明において、実施形態では
ホルダーのスライドにより、開閉機構を閉じ、閉状態に
係止する構成を示したが、適宜適当な構成に変更が可能
である。さらに、この発明において、実施形態では2つ
の開閉機構を有する場合を示したが、開閉機構は、適宜
1つ、もしくは複数設けることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1の発明
は、少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体
等を用いた変形可能な眼内挿入用レンズ、または少なく
とも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体を用い、光
学部を眼内で支える支持部を設けた変形可能な眼内挿入
用レンズを設置する設置部に眼内挿入用レンズを包持す
るための開閉機構と、設置部の一部にのみ形成しかつ前
記設置部の両端では収束している溝を有することで、ま
た、請求項2の発明は、溝が眼内挿入用レンズ形状に略
一致した長さで形成してあることで、請求項1,2の発
明は、次のような効果が得られる。
【0026】即ち、請求項1,2の発明による変形可能
な眼内挿入用レンズの挿入器具は、開閉機構を開くこと
によって、包持部材の内側の設置部に形成した溝に変形
可能な眼内挿入用レンズの辺縁を合わせるようにして設
置するが、前記設置部に形成した溝の前方・後方に変形
可能な眼内挿入用レンズの形状に合わせて収束させた収
束部を設けたため、収束部を目安として変形可能な眼内
挿入用レンズを設置する位置を容易に決定することが可
能であり、また、設置後の変形可能な眼内挿入用レンズ
の設置位置を前記収束部の範囲内で保持することが可能
である。従って、容易で優れた操作性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る変形可能な眼内
挿入用レンズの挿入器具の上方視平面図。
【図2】図1の一部拡大図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2の要部の拡大図。
【図5】図3のB−B線断面拡大図。
【図6】図3のC−C線断面拡大図。
【図7】図3のD−D線断面拡大図。
【図8】図1に示した挿入器具に変形可能な眼内挿入用
レンズを設置し、変形操作が完了した状態の上方視平面
図。
【図9】図8の一部拡大図。
【図10】図9のE−E線断面図。
【図11】図10のF−F線断面拡大図。
【図12】この発明の第2実施形態に係る変形可能な眼
内挿入用レンズの挿入器具の異なった収束部を示した包
持部材の上方視平面図。
【図13】この発明の第3実施形態に係る変形可能な眼
内挿入用レンズの挿入器具の更に異なった収束部を示し
た包持部材の上方視平面図。
【図14】白内障治療用の変形可能な眼内レンズの一例
を示した拡大平面図。
【図15】白内障治療用の変形可能な眼内レンズの他例
を示した拡大平面図。
【図16】白内障治療用の変形可能な眼内レンズの更に
異なった例を示した拡大平面図。
【符号の説明】
1 白内障治療用の変形可能な眼内レンズ 2 光学部 2a 突起 3 支持部 3a 基部 3b 線状の突出部 4 支持部 5 包持部材 6a 開閉機構 6b 開閉機構 7 設置部 8 ホルダー 9 固定部材 10 挿入器具の本体 11 押出し軸 12 テーパ部 13 溝 14 収束部 15 挿入筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光学部が所定の記憶特性を有
    する弾性体等を用いた変形可能な眼内挿入用レンズ、ま
    たは少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾性体
    を用い、光学部を眼内で支える支持部を設けた変形可能
    な眼内挿入用レンズの挿入器具であって、前記眼内挿入
    用レンズを設置する設置部に眼内挿入用レンズを包持す
    るための開閉機構と、前記設置部の一部にのみ形成しか
    つ前記設置部の両端では収束している溝を有することを
    特徴とする変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具。
  2. 【請求項2】 溝が眼内挿入用レンズの形状に略一致し
    た長さに形成してあることを特徴とする請求項1に記載
    の変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具。
JP12237397A 1997-03-07 1997-05-13 変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具 Pending JPH10309293A (ja)

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