JP4317858B2 - 変形可能眼内レンズを眼内に挿入するための外科移植装置 - Google Patents

変形可能眼内レンズを眼内に挿入するための外科移植装置 Download PDF

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    • A61F2/1662Instruments for inserting intraocular lenses into the eye
    • A61F2/1664Instruments for inserting intraocular lenses into the eye for manual insertion during surgery, e.g. forceps-like instruments

Description

本発明はレンズカートリッジと共に使用するための変形可能眼内レンズを眼内に挿入するための外科移植装置に関する。特に、本発明は、変形可能眼内レンズを眼内に挿入するための外科移植装置のレンズ挿入装置のプランジャの先端構造に関する。該先端構造は、レンズカートリッジに装填された変形可能眼内レンズの後方ハプティック(trailing haptic)の損傷を防止するように形成されている。レンズカートリッジは、レンズ挿入装置に装填される。
カリフォルニア州モンロビアのStaarサージカル・カンパニーは1980年代初頭より積極的に変形可能眼内レンズの挿入装置の製造及び販売を行っている。Dr.モゾッコはStaarサージカル・カンパニーと提携し、商業的に成功した最初の変形可能眼内レンズを発明しかつ特許を取得した。Dr.モゾッコはまた、変形可能眼内レンズの移植のための多くの方法(すなわち技術)及び装置を開発した。
Staarサージカル・カンパニーは変形可能眼内レンズの移植用の外科移植システムの配給を1986年に開始し、そのシステムは、使い捨てのプラスチックレンズカートリッジと共に使用する「Staar Shooter」として知られるようになった装置を含むものであった。従来技術としての「Staar Shooter」装置の一例を図42〜図46に示す。この装置のプランジャ先端図42に示すように円柱形状で、且つ平坦な円形の端面を有していたことは注目すべき重要なことである。
「Staar Shooter」装置は多くの変形可能眼内レンズの外科処置においてアメリカ合衆国及び世界中の外科医により使用された。「Staar Shooter」装置は非常に性能がよく、手術外科医により高く評価され使用されたが、しかし該装置は不適切に操作される可能性があった。例えば、小切開部内で、変形可能眼内レンズの後方ハプティックが挿入中に、レンズカートリッジ通路内壁とプランジャ先端の外側との間で捕えられて損傷した。特に、プランジャ先端の外径とレンズカートリッジを通じる通路内壁との間に小さい隙間が在り、その隙間によって生じた空間に後方ハプティックが入り込み、その際後方ハプティックが無理に押し込まれ、プランジャ先端がレンズカートリッジの通路の中を押し出される際にさらに押し込まれることがあった。この押し込み動作により後方ハプティックに加わる力は深刻であり、後方ハプティックに加えられた引張応力及び剪断応力により後方ハプティックが永久的に変形することもあった。
「Staar Shooter」において、変形可能な眼内レンズがレンズカートリッジに不適切に装填された場合には、後方ハプティックの損傷が起こるまた別の可能性があった。詳細には、後方ハプティック有する変形可能眼内レンズ全体を、レンズカートリッジをレンズ挿入装置に装填する前に、レンズカートリッジに装填する必要があったが、その場合、外科医又は外科サポートスタッフの人員が変形可能眼内レンズを不適切に装填して、後方ハプティックをレンズカートリッジの通路から少なくとも部分的にその外部に延在させる可能性があった。変形可能眼内レンズの挿入装置がこのように不適切に装填されると、後方ハプティックは、プランジャ先端の端面の円形縁部と、通路開口部の円形縁部との間に捕らわれて、「Staar Shooter」のプランジャ先端により容易に損傷する可能性があった。後方ハプティックがこのように捕らわれ、プランジャにさらに力が加えられた場合、プランジャ先端の端面の円形縁部及び通路の開口部の円形端部は後方ハプティックを切り込み、後方ハプティックに永久的な損傷を与える可能性があった。
後方ハプティックに永久的な損傷を与えることになるこれら及び他の状況は起こり得るであろう。損傷された変形可能な眼内レンズを廃棄しなくてはならないため、後方ハプティックにもたらされる永久的な損傷は費用高である。さらに、外科医が挿入中後方ハプティックが実際に損傷したことを気づかなかったならば、損傷した変形可能な眼内レンズをその後患者の眼から回収しなくてはならず、それは眼の損傷及び合併症を引き起こす可能性がある。
本発明の第1の目的は、改良された変形可能眼内レンズの挿入装置(shooter)を提供することにある。
本発明の第2の目的は、改良された変形可能眼内レンズの挿入装置であって、挿入中に、変形可能眼内レンズの後方ハプティック(trailing haptic)の損傷を防止する構造のプランジャ先端を有するプランジャを有する眼内レンズ挿入装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、改良された変形可能眼内レンズの挿入装置であって、変形可能な眼内レンズの後方ハプティックを収容すると共に特定の形状のままで保持することにより挿入中の(後方ハプティックの)損傷を防止するための側部隙間を、プランジャ先端とレンズカートリッジ内壁との間にもたらすプランジャ先端を有するプランジャを有する眼内レンズ挿入装置を提供することにある。
本発明の第4の目的は、改良された変形可能眼内レンズの挿入装置であって、変形可能眼内レンズの後方ハプティックを収容すると共に特定の形状のままで保持することにより挿入中の損傷を防止するための側部隙間を、プランジャ先端とレンズカートリッジの内壁との間にもたらすために、レンズカートリッジの内径より十分に小さい外径を有するプランジャ先端を有するプランジャを含む眼内レンズ挿入装置を提供することにある。
本発明の第の目的は、改良された変形可能眼内レンズの挿入装置であって、変形可能な眼内レンズの後方ハプティックを収容すると共に特定の形状のままで保持することにより挿入中の損傷を防止するために、プランジャ先端とレンズカートリッジ内壁との間に側部隙間をもたらす側溝を備えたプランジャ先端を有するプランジャを有する眼内レンズ挿入装置を提供することにある。
本発明の第の目的は、改良された変形可能眼内レンズの挿入装置であって、変形可能な眼内レンズの後方ハプティックを収容すると共に特定の形状のままで保持することにより挿入中の損傷を防止するために、プランジャ先端とレンズカートリッジ内壁との間に側部隙間をもたらす側部彫面(小面)を備えたプランジャ先端を有するプランジャを含む眼内レンズ挿入装置を提供することにある。
本発明は改良されたいくつかの変形可能眼内レンズの挿入装置に係わり、装置は特別に設計された種々のプランジャ先端形状を有する。形状のそれぞれがプランジャ先端とレンズカートリッジ内壁の間に変形可能な眼内レンズの後方ハプティックを収容するための側部隙間をもたらし、挿入中の後方ハプティックの損傷を防止する。
側部隙間は、変形可能な眼内レンズをレンズカートリッジに装填する際に、変形可能な眼内レンズの後方ハプティックをレンズ挿入中に損傷することとなるようなレンズの後方ハプティックとの接触を起こすことなく、レンズにプランジャ先端が直接接触するように配置させる。
プランジャ先端とレンズカートリッジを通る通路の内壁との間の側部隙間は、その側部隙間によりつくられた空間に、後方ハプティック挿入中に引張又は剪断応力を受けないように後方ハプティックを受容又は収容する。詳細には、後方ハプティックは、プランジャ先端とレンズカートリッジを通る通路の内壁との間で引っかかることのないように収容される。後方ハプティックがプランジャ先端通路内壁との間で引っかかると、押し込み動作により後方ハプティックが圧縮され、後方ハプティックを捻って後方ハプティック内に引張応力を起こし、その結果、後方ハプティックの製造に使用された材料の弾性限界を超えることによるかなりの伸張及び永久的であろう変形を招く可能性がある。さらに、側部隙間は、挿入中に、後方ハプティックを或る所定の形状に維持するために、さらに又、挿入中に、後方ハプティックを保護するために、後方ハプティックを取り込む又は囲い込むように作られていることが好ましい。システムは変形可能眼内レンズの外科移植方法及び装置を含む。
本発明による方法は変形可能な眼内レンズの表面を外科手術に適合した潤滑剤で潤滑すること及び、変形可能な眼内レンズを開いた状態のレンズカートリッジに装填することを含む。レンズカートリッジは、変形可能な眼内レンズをカートリッジ内の通路を押し通すことができる形状に折り曲げる動作によってレンズを縮めた状態で閉じられている。レンズカートリッジはプランジャが引き込まれた状態のレンズ挿入装置に挿入される。
レンズカートリッジを保持させたままプランジャを前方に押すことによりプランジャは滑るように前方に移動する。この動作により変形可能な眼内レンズはレンズカートリッジのレンズ保持部からノズル部に押し出される。この時点でプランジャのねじ付き端部キャップのねじは、ねじ付きスリーブのねじと係合する。ねじ付き端キャップは僅かに回転してそのねじと係合する。そこで移植工程のための装置の準備が整う。
レンズカートリッジのノズル部を小切開部を通じて眼内に入れる。プランジャのねじ付き端キャップを回転させて又は回して変形可能な眼内レンズを前方に進ませノズル部を通して眼内に入れる。ねじ付き端キャップをさらに回してプランジャ先端を眼内に露出させ変形可能な眼内レンズを適所に押出す。プランジャ先端はまた、レンズを眼内で回転させて後方ハプティックを位置づけるためにも使われることになる。
以下、添付図を見ながら本発明の具体例について説明する。図1〜図46中、本発明の重要部分が示されているのは図36〜図41であり、図1〜図35は参考例を示すが、参考例に係わる図面においても、プランジャ先端部の形状以外は、本発明例の説明として理解していただきたい。なお、図42〜図46は従来例の説明である。
本発明による装置は、プランジャ先端とレンズ挿入通路内壁との間に側部隙間をもたらす構造のプランジャ先端を有する変形可能眼内レンズの挿入装置を含む。
本発明は、独立した(別個の)レンズカートリッジと共に使用される独立した(別個の)変形可能眼内レンズの挿入装置(すなわちここに開示するような二体構造)のプランジャ先端に適用することができ、又、それ自体がレンズ挿入通路を有する眼内レンズ挿入装置(すなわちレーリッシュ(Rheinish)に付与された米国特許出願5,275,604号に開示されたような一体構造)のプランジャ先端に適用することができる。米国特許出願5,275,604号の全文を援用して本文の記載の一部とする。
参考例に係わる変形可能眼内レンズの外科移植装置10を図1〜図3に示す。外科移植装置10はレンズカートリッジ12をレンズ挿入装置13内に配置して含む。レンズ挿入装置は、サイドレシーバ15を備えたレンズ挿入体14及び移動可能なプランジャ16を含む。図1においてサイドレシーバ15は、図1及び図2に示す寸法及び形状の、レンズ挿入体14の壁部の開口部17によって画定される。開口部17は平行な縁部17a、17a、先細の縁部17b、締付縁部17c及び止め縁部17dによって画定され、縁部17a、17aは、レンズカートリッジ12が、レンズ挿入装置13のサイドレシーバ15に装填されることを可能にするように互いに十分な間隔をもって設置されている。図1においてレンズカートリッジ12は締付縁部17c間のサイドレシーバ15内に位置し、プランジャは、例えばレンズ移植を行った後、レンズカートリッジ12を通り一定の位置に延びる。
図2においてレンズカートリッジ12はレンズ挿入装置13から取出されて示してあり、プランジャ16は、装填されたレンズ及びそのハプティックを含むレンズカートリッジ12がレンズ挿入装置13内に挿入されるための引き込み位置にある。図3においてレンズ挿入装置13を、構成部品を図示するためにレンズカートリッジ12無しでプランジャ16を延ばした位置で示してある。
プランジャ16は一端にねじ付き端部キャップ18を固定し、他方端に先端20を固定している。ねじ付き端部キャップ18は人間がしっかりとその指先でキャップ18を握ることを可能にするための複数の溝22を備える。ねじ付き端部キャップ18はレンズ挿入体14のねじ付きスリーブ24内に受容される。ねじ付き端部キャップ18はレンズ挿入装置13に装着される別部品であることができ、または、図5に示すようにレンズ挿入装置13と一体化することができる。
プランジャ16はレンズ挿入装置13内に、プランジャ16の往復運動を可能にするように設置される。具体例に図示するように、参考例としてのプランジャ16は、図5及び図6に示すようにガイド26により支持されてレンズ挿入装置13内で滑り移動する。ガイドがレンズ挿入体14内へ挿入されることを可能にするために、ガイド26の外径はレンズ挿入体14の内径とほぼ同じ寸法である。組立中、ガイド26はレンズ挿入装置13に挿入され、且つピン28が、レンズ挿入装置13の壁及びガイド26の双方に予め開けられた穴に挿入されることにより、ガイド26は適当な位置に固定される別の具体例ではガイド26は削除され、ピン28が利用される。図5に示されるピン28を、図6に示すプランジャ16の平坦な側面に当接するように設けることによりプランジャ16の回転が防止される。
図6に示すように、プランジャ16の断面形状はガイド26の内側表面の形状と同様にほぼ半円形である。この装置はプランジャ16がレンズカートリッジ13内で回転するのを防止して、手術の間にレンズ挿入装置13に対する先端20の方位を維持する。
ねじ付き端部キャップ18は、ねじ付き端部キャップ18がプランジャ16に対して回転することを可能にするようにプランジャ16に連結する。例えば、プランジャ16の左端部(図5)はねじ付き伸張部30を備え、ねじ付き伸張部30はナット32によりねじ付き端部キャップ18に締結されている。詳細には、ねじ付き端部キャップ18は、外ねじ34及び中央縦孔36を備えて作製されており、中央縦孔36は端部壁38で終わるねじ付き端部キャップ18の右側まで続く。
端部壁38はねじ付き伸張部30の外径よりわずかに大きい穴を備え、ねじ付き端部キャップ18がプランジャ16の端部に締結されたまま、プランジャ16上で自由に回転することを可能にする。組立て中、ナット32は中央孔36に挿入されねじ付き伸張部30にねじ込まれてねじ付き端部キャップ18をプランジャ16に締結する。湾曲した端部キャップ40は中央孔36の端部に押し嵌められ中央孔36を封印し使用中、中央孔に破片が入るのを防止する。
或いは、迅速な組立てを促進するために、ねじ付き伸張部30を、改良された伸張部とねじ付き端部キャップ18との締り嵌め型連結(例えばスナップ嵌め型)に代えることもできる。
先端装置の詳細を図8から図12に示す。プランジャ16は先端20を支持する伸張部42を備えて製造される。先端20の構造は、変形可能な眼内レンズを眼内に挿入し、挿入工程後レンズを眼内で操作するための手段を提供する。例えば、先端20は図に示すように彫面されている。詳細には、先端の左側は、図8に示すように平彫面44、円錐状表面46、及び円筒状表面48を有する。先端20の右側は図11に示すように凹形彫面50、円錐状表面46、及び円筒状表面48を有する。
先端20の端面は、一旦眼内に挿入されたレンズを適所に押し出すように設計されている。例えば端面は、図8に示すように凹形の円筒状表面52によって画定されている。
本発明で使用するために好適な変形可能な眼内レンズを図13から図15に示す。図13及び図15に示した変形可能な眼内レンズ54は、一対のハプティック58により画成される装着手段を備えたレンズ本体56を含み、一対のハプティック58は各々が、レンズ部56に定着された一端及び、眼細胞に装着するために固定されていない自由端を有する。図14に示された変形可能な眼内レンズ60はレンズ本体62及びレンズ部62の一対の側部突出部64により画成される装着手段を含む。
好ましいレンズカートリッジ12の詳細を図16から図20に示す。レンズカートリッジ12は変遷部67へ延びるレンズ保持部66及び移植ノズル部68を含む。レンズカートリッジ12が閉じた位置にあるとき、同じ直径の連続円形又は楕円形の通路がレンズ保持部66、変遷部67及び移植ノズル部68を通じて延びる。レンズカートリッジ12は好ましくはポリプロピレンのようなプラスチックの射出成形により製造される。レンズ保持部66は固定部70及び移動部72より画成される。固定部70は移植ノズル部68に対し固定され、管部74及び伸張部76により画成される。移動部72はレンズ保持部の開閉のために固定部70に対して移動可能である。移動部72は管部78及び伸張部80により画成される。蝶番82は固定部70と移動部72との間に備えられる。蝶番82は、図17、図18、及び図19に示すように管部74及び管部78の、蝶番82の部分の壁厚を薄くすることにより構成される。蝶番82はレンズ保持部66の長さに渡って伸び、レンズ保持部66の開閉のために伸張部76及び伸張部80がそれぞれ分け離れること、又は一緒に合わさることを可能にする。
移動部72の管部78は、図16Aに示すようにレンズカートリッジ12を開くときに露出する封止縁部84を備え、レンズカートリッジ12を閉じるときに変遷部67の同様の封止縁部86(図17を参照のこと)で封止する。
ノズル先端の端部69は、図20A及び図20Bに示すように、端部69の円周に等間隔に配置された、3条の異なる長さの細溝87a、細溝87b及び細溝87cを備える。ノズル先端69の最上部に配置された細溝87aが最も短く、ノズル先端69の右側にある細溝87cが最も長く、左側にある細溝87bがその中間の長さである。細溝87a、細溝87b及び細溝87cはレンズ54がノズル先端69に在るときにレンズ54に回転をさせる。
本発明で用いるレンズカートリッジ12の他の具体例を図30から図33に示す。
図30に示したレンズカートリッジ12は、移植中に先端が切開部を通じて眼内に入り込むのを容易にするための斜端94を備える。斜端94はレンズカートリッジ12を通る通路に対して約45度に設定されることができる。
図31及び図32に示すレンズカートリッジ12の具体例は、カートリッジを通る通路の内側に備えられた一組の溝96を有する。溝はレンズカートリッジ12に装填されるレンズ縁部を収容してレンズの折り曲げを容易にする。詳細には、レンズ12が閉じた位置へ折り畳まれているときレンズ縁部は溝96内に置かれレンズカートリッジ12を通る通路の内表面と縁部の相対的な滑りを防止する。
図33A及び33Bに示すレンズカートリッジ12の具体例は各々、楕円の断面(形状)を有し、細溝87’が図に示すように各々別々の位置にあるノズル部68’を有し、それらも又眼内への切開部を通じての入り込みを容易にする。あるいは断面(形状)を楕円にせずに、別々に設けられ互いに連結された2つの半円にすることもできる。
図16から図21及び図30から図33に示すレンズカートリッジ12の様々な特徴を様々な組合せで使用し、特定の用途のための最適な設計を達成することができる。しかしながら、これらの特徴の全ては、基礎的な組合せの改良例であると考えられる。
装置10の構成部品はレンズカートリッジ12を除き、ステンレス鋼材のような加圧滅菌可能な材料から、又は医療グレードのABSなどの使い捨ての硬質プラスチックから製造されるのが好ましい。
プランジャ先端の別の構造
プランジャ先端部の別の例を図34から図41に示す(図34〜図41が本発明例である)。これらのプランジャ先端は全て、後方ハプティックを収容すると共に挿入中の後方ハプティックの形状を固定することで挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するための形状及びサイズが固定された側部隙間をプランジャ先端とレンズ挿入通路との間にもたらす。
図34において、プランジャ先端100が、後方ハプティック58bをプランジャ先端100とレンズ挿入通路Pの内表面壁との間に収容しつつレンズ挿入通路P内で変形可能な眼内レンズ54に接触しているところを示す。
プランジャ先端100は図34及び図35に示すように、円柱状のプランジャ先端末端部102及び円柱状のプランジャ先端基部104を含む。プランジャ先端末端部102の長手方向の軸はプランジャ先端基部104の長手後方の軸から距離Dだけオフセットされ、プランジャ先端末端部102の一方の側に、その他方側の隙間よりも大きい寸法の隙間をもたらす。プランジャ先端基部104に対するプランジャ先端末端部102のオフセットの方位を、レンズ挿入通路P内での変形可能な眼内レンズ(54)の折り曲げ技術及び設置技術に左右されるレンズ挿入通路P内での位置及び方位に基づいて変更して後方ハプティックを収容することができる。さらに、プランジャ先端の末端部102は、後方ハプティックが少なくとも部分的にプランジャ先端末端部102に巻き付くようにして後方ハプティックが挿入中に挿入方向と直行する方向に自由に移動しないようにすることで、挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するように構成される。プランジャ先端の末端部及び基部の断面形状変更することができるが、いずれの場合も、後方ハプティックが少なくとも部分的にプランジャ先端の末端部102に巻き付くようにして後方ハプティックが挿入中に挿入方向と直行する方向に自由に移動しないようにすることで、挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するように構成される
図36において、プランジャ先端200が、後方ハプティック58bをプランジャ先端200とレンズ挿入通路Pの内壁との間に収容しつつレンズ挿入通路P内で変形可能な眼内レンズ54に接触しているところを示す。
プランジャ先端200は、図36及び図37に示すように、後方ハプティック58bを収容するための、端部204を有する側溝202を含む。プランジャ先端200の外面の側溝202の配置を、レンズ挿入通路P内への変形可能な眼内レンズ54の折り曲げ技術及び設置技術に左右されるレンズ挿入通路P内での位置及び方位に基づいて変更して後方ハプティックを収容することができる。この場合、側溝は、後方ハプティックが挿入中に側溝の中で挿入方向と直行する方向に自由に移動しないようにすることで、挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するように構成される。
側溝202の形状は、プランジャ先端200の側面から見て、長方形から三角形、平行四辺形、湾曲縁部、部分的に円形の形状及び他の好適な形に、変更可能である。さらに、側溝202の深さは増減可能である。加えて、側溝202の断面形状は半円から長方形、三角形、C形、平行四辺形及び他の好適な断面形状に変更可能であるが、いずれの場合にも、側溝は、後方ハプティックが挿入中に側溝の中で挿入方向と直行する方向に自由に移動しないようにすることで、挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するように構成される。
図38において、プランジャ先端300が、後方ハプティック58bをプランジャ先端300とレンズ挿入通路Pの内壁との間に収容しつつレンズ挿入通路P内で変形可能な眼内レンズ54に接触しているところを示す。
プランジャ先端300は図38及び図39に示すように、後方ハプティック58bを収容するための、端部304を有する側部彫面302を含む。プランジャ先端300の外面の側部彫面302の配置を、レンズ挿入通路P内への変形可能な眼内レンズ54の折り曲げ技術及び設置技術に左右されるレンズ挿入通路P内での位置及び方位に基づいて変更して後方ハプティックを収容することができる。この場合、側部彫面は、後方ハプティックが挿入中に側部彫面とレンズ挿入通路の内壁とで画成される側部隙間の中で挿入方向と直行する方向に自由に移動しないようにすることで、挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するように構成される。
側部彫面304は、プランジャ先端300の側面から見て、長方形から、三角形、平行四辺形、湾曲縁部、部分的に円形の形状及びその他の好適な形に、変更可能であるが、いずれの場合にも、側部彫面は、後方ハプティックが挿入中に側部彫面とレンズ挿入通路の内壁とで画成される側部隙間の中で挿入方向と直行する方向に自由に移動しないようにすることで、挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するように構成される。さらに、側部彫面304の深さは増減可能である。加えて、側部彫面304の断面形状は、半円から、長方形、三角形、C形、平行四辺形及びその他の好適な断面形状に変更可能である。彫面の数及び彫面の型もまた特定の挿入処置の必要条件に応じて変更可能であるが、いずれの場合にも、側部彫面は、後方ハプティックが挿入中に側部彫面とレンズ挿入通路の内壁とで画成される側部隙間の中で挿入方向と直行する方向に自由に移動しないようにすることで、挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するように構成される
図40において、プランジャ先端400が、後方ハプティック58bをプランジャ先端400とレンズ挿入通路Pの内表面壁との間に収容しつつレンズ挿入通路P内で変形可能な眼内レンズ54に接触しているところを示す。
プランジャ先端400は、図40及び図41に示すように、円柱状のプランジャ先端基部404と同心円の円柱状のプランジャ先端末端部402を含む。この場合、プランジャ先端の末端部402は、後方ハプティックが少なくとも部分的にプランジャ先端の末端部402に巻き付くようにして後方ハプティックが挿入中に挿入方向と直行する方向に自由に移動しないようにすることで、挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するように構成される。円柱状のプランジャ先端末端部402の長さ及び位置は変更可能であり、さらに、プランジャ先端の末端部及び基部の断面形状も変更可能であるが、いずれの場合も、後方ハプティックが少なくとも部分的にプランジャ先端の末端部402に巻き付くようにして後方ハプティックが挿入中に挿入方向と直行する方向に自由に移動しないようにすることで、挿入中の該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定するように構成される
図34から図41に示す例におけるプランジャ先端の端面は平坦な円形の端面である。これらの端面の形状は、特定のレンズ挿入処置に依って一つ以上の凹面、凸面、彫面、湾曲面の形態及び外周の形状を含むように変更可能である。
移植方法
外科手術の過程はレンズを外科的に適合した潤滑剤でコーティングし、レンズをレンズカートリッジ12に装填することから始まる。例えば、図21に示すように、レンズ本体56及び前方ハプティック(a leading haptic)58aを有するレンズ54を、後方ハプティック(a trailing haptic)58bを図に示すようにレンズカートリッジ12の外側に出したままレンズカートリッジ12に装填する。詳細には、レンズ54が管部74及び78の内側表面に位置するまでレンズカートリッジ12を開いてそこに、例えばピンセットを用いてレンズ54を下方に装填する。レンズ54の外周表面縁部は、管部74及び管部78のそれぞれの縁部88及び縁部90により保持される。レンズ54の後縁部はレンズカートリッジ12のほぼ後縁部の位置に配置される。さらに、レンズ54を操作してハプティック58a及び58bを図に示すように配置する。詳細には、ハプティック54aは前方に配置され、他方のハプティック54bは、矢印に示すように、移植方向に関してレンズカートリッジの外側の後方に配置される
次に、伸張部76及び伸張部80を人間の指先で互いに押しつけることにより、レンズカートリッジ12のレンズ保持部66をレンズ54に対して閉じる。
図22及び図23に示すように、伸張部76及び伸張部80が互いに押し合わされると、管部74及び管部78の内側表面はレンズ54を折り曲げて折り畳む。変形可能な眼内レンズ54の弾性によりレンズ54は、図23に示すように、損傷することなく管部74及び管部78の湾曲した内表面に従う。
装填されたレンズ54を含むレンズカートリッジ12をレンズ挿入装置13のレンズカートリッジレシーバ15への開口部の縁部17a、17aの間に挿入する。レンズカートリッジ12を前方に移動させると、伸張部76及び伸張部80は先細の縁部17b,17bを通過移動し、伸張部76及び伸張部80の前部が止め縁部17dに接触するとき締付縁部17c、17cの間の止め位置に到達する。締付縁部17cはレンズカートリッジ12のレンズ挿入装置13内での回転を防止する。
ユーザーはレンズ挿入体14が移動しないよう固定しつつねじ付き端部キャップ18を前方に押し、プランジャ16をレンズ挿入装置13内で前方に押し出す。プランジャ16が前方に移動するに従い、図24に示すように、先端20が後方ハプティック58bを避けて装填されたレンズ54に接触するまで先端20はレンズカートリッジ12の後部に入り込む。このようにプランジャ16が前方に移動すると、予め潤滑剤がコーティングされたレンズ54は、図25に示すようにレンズカートリッジ12の移植ノズル部68に押し込まれる。
変形可能な眼内レンズ54が一旦移植ノズル部68に入ると、ねじ付き端部キャップ18がスリーブ24のねじに接触し、プランジャ16がそれ以上移動するのを止める。端部キャップ18を僅かに回転させてスリーブ24のねじと係合させる。この時点で外科移植装置の移植工程のための準備は整う。ノズル部68のノズル先端69を切開部を通じて眼内に挿入し、レンズ挿入体14に対して端部キャップ18を回転し続けることによりプランジャ16の前方移動を続行させ、図26に示すようにレンズをノズル先端69から眼の内部に排出する。
プランジャ16の前方移動のためのこのねじ回し前進方法は、移植処置中、レンズ54が先端68の滞在位置から眼内に入る際に関し、正確なコントロールと精密さをもたらす。変形可能な眼内レンズはノズル部16から排出された後、レンズの元の形状、完全な寸法及び既定の焦点距離に戻される。
レンズを眼内に挿入した後、図28および図29に示すようにプランジャ16の先端20を完全に露出するために端部キャップ18をさらに回転させ、レンズを前方に押し出し、側方操作してレンズを回転させ、そして押し落とすことによって他の手術器具の補助なしにレンズを眼内の適切な位置に位置づける。
先端20の構造は移植処置において重要である。図25及び図26に示すように彫面された先端20は、レンズがレンズカートリッジ12内で移動する間、先端20とレンズカートリッジ12を通る通路内表面との間に後方ハプティック58bを収容するための隙間をもたらす。詳細には、平坦な彫面44とレンズカートリッジ12を通る通路内表面との間に十分な隙間が在る。移植処置中後方ハプティック58bは、図25に示すように先端20の伸張部42と通路内壁との間の空間に浮遊する。これは後方ハプティックを損傷するいかなる可能性、例えば、移植処置中に先端20とレンズ54の間に捕らわれることによる損傷の可能性をも防ぐ。前方ハプティック58aは、移植工程中、妨害されずに通路を移動してその損傷が防止される。
参考例に係わる外科移植装置の斜視図であり、レンズカートリッジが、眼内に置かれる変形可能なレンズ構造物を移植するためのレンズ挿入装置内に配置された例の斜視図。 図1に示した参考例に係わる外科移植装置の、プランジャが中に引き込まれ、且つレンズカートリッジが取り外された斜視図。 図2に示した参考例に係わる外科移植装置の、プランジャが延びた位置にある側面図。 図1に示した参考例に係わる外科移植装置の側面図。 図4に示した参考例に係わる外科移植装置の詳細な縦断面図。 図5に示した方向から見た、参考例に係わる外科移植装置の詳細な横断面図。 図5に示した方向から見た、参考例に係わる外科移植装置の詳細な端部図。 参考例としての図1に示した空間方位にあるプランジャ先端の左側立面拡大詳細図。 参考例としての図8に示した先端部の端部拡大詳細図。 参考例としてのプランジャ先端の上面拡大詳細図。 参考例としての図4に示した空間方位のプランジャ先端の右側立面拡大詳細図。 参考例としての図1に示した空間方向のプランジャ先端の底部拡大詳細図。 本発明で使用する変形可能な眼内レンズの斜視図。 本発明で使用する別のタイプの変形可能な眼内レンズの斜視図。 図13で示したレンズの側面図。 本発明において、変形可能な眼内レンズの装填を可能にするためにレンズカートリッジを開いた状態を示す斜視図。 図16に示すレンズカートリッジを開いた状態で別の角度から見た斜視図。 図16に示すレンズカートリッジを開いた状態で見た後端部立面図。 図16に示すレンズカートリッジを開いた状態で見た前端部立面図。 図16に示すレンズカートリッジを閉じた状態で見た後端部立面図。 図16に示すレンズカートリッジを閉じた状態で見た前端部立面図。 図16に示すレンズカートリッジのノズル先端部に3条の異なる長さの細溝を円周方向で等間隔に設けた例を示す端面図。 図20Aで示したノズル先端部の詳細斜視図。 図16に示すレンズカートリッジを開いた状態で示す上面図。 図16に示すレンズカートリッジを閉じた状態で示す側面図。 図16に示すレンズカートリッジを閉じた状態で示す後端立面図。 図16に示すレンズカートリッジを側面から見た図であり、参考例としてのプランジャが後退位置にある状態を示す。 参考例としてのプランジャが、図24に示す状態に比して或る程度伸張した位置状態になった時のレンズカートリッジを示す。 参考例としてのプランジャが、図25に示す状態を経て完全に伸張した状態になった時のレンズカートリッジを示す。 参考例に係わる装置が、変形可能な眼内レンズを眼内に位置づけている様子を示す斜視図。 変形可能な眼内レンズを、参考例に係わる外科移植装置により眼内の適切な位置に位置づける様子を示す眼の断面図。 変形可能な眼内レンズを、参考例に係わる外科移植装置により眼内の異なる位置に位置づける様子を示す眼の断面図。 斜端を備えた、レンズカートリッジの別の例を示す側面図。 変形可能な眼内レンズの折り曲げを容易にするために通路に溝を備えた、開いた位置にあるレンズカートリッジの別の例を示す後端部立面図。 変形可能な眼内レンズの折り曲げを容易にするために通路に溝を備えた、閉じた位置にあるレンズカートリッジの更に別の例を示す後端部立面図。 レンズカートリッジの別の例を示すノズル部の前端部立面図。 レンズカートリッジの更に別の例を示すノズル部の前端部立面図。 変形可能な眼内レンズとレンズ挿入通路内で接触するプランジャ先端の別の例を示す詳細側面図。 図34に示したプランジャ先端の詳細な後端部立面図。 変形可能な眼内レンズとレンズ挿入通路内で接触するプランジャ先端部の詳細側面図。 図36に示したプランジャ先端の詳細な端部立面図。 変形可能な眼内レンズとレンズ挿入通路内で接触する別のプランジャ先端部を示す詳細側面図。 図38に示したプランジャ先端の詳細な端部立面図。 変形可能な眼内レンズとレンズ挿入通路内で接触するプランジャ先端部の詳細側面図。 図40に示したプランジャ先端の詳細な端部立面図。 従来技術のプランジャ先端の詳細側面図。 従来技術のレンズ挿入装置の斜視図。 図43に示す従来技術のレンズ挿入装置の縦側断面図。 従来技術の使い捨てのプラスチックレンズカートリッジの側面図。 図45に示したレンズカートリッジの縦断面図。

Claims (5)

  1. 眼細胞内に作られた比較的小さい切開部を通してウィスカー状のハプティックを有する変形可能眼内レンズを眼内に挿入するための外科移植装置であって、
    ほぼ円柱形状に構成されたプランジャ先端を有するプランジャを含むレンズ挿入装置と、
    レンズ挿入通路を有するレンズカートリッジであって、該レンズ挿入通路は該レンズ挿入通路の内壁に並置するように折り畳んだ状態で該変形可能眼内レンズを収容し、該レンズカートリッジは上記レンズ挿入装置に交換可能に装填されることを特徴とするレンズカートリッジと、
    上記プランジャ先端は基部と末端部とを有し、該基部は円柱状であって該レンズ挿入通路内にぴったり、かつ、滑動可能に受容され、該末端部はその末端に末端表面を有し、該末端表面は上記レンズ挿入通路内の折り畳まれた眼内レンズの基端と係合できるほど十分大きいことを特徴とし、
    上記プランジャ先端の基部は、上記レンズカートリッジが上記レンズ挿入装置に装填された後に該プランジャ先端が上記レンズ挿入通路内に受容されたときに該末端部と該レンズ挿入通路の内壁との間に側部隙間を提供し、該側部隙間は、上記末端表面から所定の距離離れた基端まで延在し、挿入中に上記変形可能眼内レンズの後方ハプティックに損傷を与えることなく該プランジャ先端に対する該後方ハプティックの位置を固定したまま収容し保持できるように構成されることを特徴とする
    外科移植装置。
  2. 上記側部隙間は上記末端部を取り囲み、該末端部の長手方向の軸は該基部の長手方向の軸と一致することを特徴とする請求項1記載の外科移植装置。
  3. 上記側部隙間は上記末端部を取り囲み、該末端部の長手方向の軸は該基部の長手方向の軸からオフセットされることを特徴とする請求項1記載の外科移植装置。
  4. 上記側部隙間は上記プランジャ先端の末端部に具備された側溝と上記レンズ挿入通路の内壁との間により画成されることを特徴とする請求項1記載の外科移植装置。
  5. 上記側部隙間は上記プランジャ先端の末端部に具備された側部彫面と上記レンズ挿入通路の内壁との間により画成されることを特徴とする請求項1記載の外科移植装置。
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