JP2004523281A - 眼球内レンズを眼の中に多重に折りたたんで挿入する装置及び方法 - Google Patents

眼球内レンズを眼の中に多重に折りたたんで挿入する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

眼の中に挿入する前にカートリッジロードチャンバ内部でIOLを多重に折りたたむのを促進する、眼球内レンズ(IOL)挿入システム、カートリッジ、及び/又はカートリッジと折りたたみ部材の組み合わせである。システムの実施形態では、折りたたみ部材は、カートリッジと相互に作用しIOLをその内部で多重に折りたたむハンドピース内に、設定される。一方で、カートリッジは折りたたみ部材をその構造内に組み込んでもよく、カートリッジと相互に作用する独立の折りたたみ部材が組み合わされてもよい。折りたたみ部材は、ロードチャンバの壁内のスロットを経由して伸展しロードチャンバの内側壁からIOLの中央部位を離す平面エレメントであってもよい。結果としての多重に折りたたまれた構成は、方向に依存するが、M形状やW形状であるのが望ましい。カートリッジは、IOLが注入チューブを通過し眼の中に入るときにIOLの多重に折りたたまれた構成を保持する構造を更に含んでもよい。

Description

【発明の背景】
【0001】
本発明は、小さい切り込みを介して目の中に眼球内レンズ(IOL)を挿入するための装置及び方法に関する。特に、本発明は、IOLを先ず多重に折りたたんで縮小した挿入プロファイルを得、それから切り込みを介して目の中にレンズを挿入するための装置及び方法に関する。
【0002】
眼球内レンズは、例えば、白内障手術後に天然結晶レンズの代替物として、又は天然レンズが残る目の光学特性を改める(視覚矯正を与える)ために、眼内にインプラントされる。IOLは、光学機械レンズ、及び、好ましくは少なくとも一つの(通常は二つの)可撓性固定部材、即ち鞏膜レンズを含み、その鞏膜レンズは光学機械レンズから伸展し、眼内に添付されてレンズを適所に固定する。光学機械レンズは通常、光学クリアレンズを含む。
【0003】
IOLは、眼の眼組織内に形成される小さい切り込みを介して、目の中に直接移植されるのが好ましい。できるだけ小さい切り込みを形成することで、外傷を小さくし治癒を速める。この小さい切り込みを介してはめ込むために、現在のIOLの光学機械レンズは、比較的小さい挿入プロファイルにまで変形され、例えば、折りたたまれたり、巻かれたりされ、眼内部でその元の形状にそのあと復するように設計される。IOLが小さい切り込みを介して眼の中に挿入されるべく折りたたみ(変形)を受容れるために、光学機械レンズはシリコン重合体部材、可撓性の若しくは折りたたみ可能のアクリル重合体部材、及びその他から形成されてもよい。
【0004】
眼の中にIOLを挿入するために非常に有用な技術には、バーテル(Bartell)による米国特許番号第4681102号に開示されるIOLインジェクタなどの、IOLインジェクタ若しくはカートリッジの利用が含まれる。これらのインジェクタは、注入チューブに接続するロードチャンバを含む。ロードチャンバは、IOLを受けるための管腔を含み、側面壁が本のように開かれ得るようにヒンジとなる。この管腔を閉鎖するとIOLを折りたたむことになり、折りたたみ状態でIOLを維持する。注入チューブは、眼の内部の切り込みの中に挿入可能な小径遠位先端を含む。IOLは、ロードチャンバから注入チューブを介し、眼の中に移送可能である。これらのIOLインジェクタは、眼の内部へのIOLの配置を容易にし、外科医のエラーの機会を減少させるものである。
【0005】
これらの概ね受容される装置では、挿入カートリッジは、長手方向に内部で置換可能なプランジャロッドを有するハンドピースの中に保持される。プランジャロッドは、遠位方向に動き、IOLをロードチャンバから注入チューブを介し眼の中に付勢する。ザレスキ(Zaleski)による米国特許番号5643276号は、ロッドが外科医の保持するハンドピースに相対して回転するIOL挿入装置を開示する。次に、ロッドは、IOlと接触し、眼の中への挿入のための望ましい方向にIOLを設定する。この特許は開示されて、本明細書内にそのまま引用されて統合される。
【0006】
多くの先行技術のカートリッジは、IOLを別々に折りたたみ、巻上げ若しくはU形状構成とされる。即ち、光学機械レンズにつき、径上の2つの対向する側端部は互いに向かって折りたたまれ、閉鎖即ち重なり合う程度の近接関係とされる。この巻上げ構成は、少なくとも一つの寸法にて、挿入プロファイルを光学機械レンズ直径から光学機械レンズの約半分にまで減少する。大抵の現在利用可能なIOLは、6mmのオーダの最小限の直径と、1mmから2mmの最小限の厚さを有する。よって大抵の実用上の眼球内レンズ移植手続では、注入チューブにも適合するために、3−4mmより大きい眼内切り込みが必要である。装置内で折りたたまれたIOLの挿入プロファイルを減少させ、眼内の小さい切り込みを介してのIOLの挿入を促進し、患者への外傷を減少させる、IOL挿入装置及び方法を設定することが好ましい。
【0007】
更に、IOLは挿入され、眼の前方チャンバ内で解かれ、その最終的な方向付けを略想定する。従来のU形状折りたたみ構成を利用してこのことを遂行するには、IOLは、対向する側端部が後方に(背後に)向けられている配置に巧みに誘導され、光学機械レンズの凸状中央部位は前方に(前面に)向けられる。注入チューブから解放されると、従って、光学機械レンズの凸状面が、角膜から間隔を置いて平行状になって、前方方向に直面する。この望ましい挿入/展開ステップを可能にするため、眼内で前方−後方方向に要求されるスペースは、(光学機械レンズの直径の約半分の)3mmのオーダーである。IOLが周囲の解剖構造に接触することを回避する手助けとなるために、展開ステップのために必要なスペースを減少できるのが望ましい。
【0008】
従来のU形状よりIOLの挿入プロファイルをさらに減少するための装置を、ブラディ(Brady)による米国特許第5702402号に見ることができる。該特許では、管状部材と関連して操作される鉗子が、例えば図2Bや図10で見られるように、多重の折りたたみを伴うIOL内で“W”配置を形成する。マクドナルド(McDonald)その他による米国特許第5711317号及びマクドナルド(McDonald)による米国特許第5919197号の両方が、挿入プロファイルを減少するための、(“W”形状と同じの)IOLの“M”形状への折りたたみを開示する。折りたたみは、比較的複雑な5本指のワイヤエレメントによって実施される。より小さい挿入プロファイルを生成するためIOLを多重に折りたたむためのより簡易な且つより信頼性の高い方法が、求められている。
【発明の概要】
【0009】
本発明は、切り込みを経由して眼の中に眼球内レンズを挿入するための、改良された装置を提供する。装置は現存システムと同様の環境で動作し、カートリッジはハンドピースの中にロードされ、ハンドピースのプランジャロッドはカートリッジ内の管腔を経由して伸展し、カートリッジの注入チューブから切り込みを介して眼の中に眼球内レンズを押し込む。
【0010】
ひとつの形態では、本発明は、眼の中にレンズを挿入する前に光学機械レンズを有する眼球内レンズを多重に折りたたむためのシステムを提供する。システムは、一重に折りたたまれた構成で眼球内レンズを受ける挿入カートリッジと、カートリッジ内の孔を通過しレンズを多重に折りたたむ寸法の折りたたみ部材とを含む。挿入カートリッジは、軸を画定し、且つ一重に折りたたまれた構成でレンズを受ける程度の寸法である、概略円柱の近位ロードチャンバを含む。光学機械レンズは第1の方向に歪曲し、チャンバの内壁に略従っている。孔を介してカートリッジ内を通過する際には、折りたたみ部材は、光学機械レンズの中央部位と接触し、内壁から中央部位を外して、第1の方向と対向する第2の方向に光学機械レンズを湾曲する。
【0011】
折りたたみ部材は、独立して、若しくはカートリッジの一部として形成されていてもよい。カートリッジの一部であるならば、折りたたみ部材は、孔に関して輻射状に移動するようにカートリッジにピボット状に接続してもよい。固定構造が、折りたたみ部材を輻射方向内側位置に保持するために、設定されてもよい。孔が、端部が閉じられた軸平行のスロットを含み、折りたたみ部材が、スロットにはまり込んでガイドされ略軸平行ラインに沿って光学機械レンズに接触するように軸に平行に細長いのが好ましい。折りたたみ部材が、折りたたみ部材の挿入深さを限定するための、孔より大きい寸法の止め具部位を含んでもよい。システムは、眼球内レンズをカートリッジ内部から眼の中へ転置するための押し具を含むカートリッジを受けるためのハンドピースを更に含んでもよい。よって折りたたみ部材が、ハンドピースの一部として形成されてもよく、例えば、ハンドピースチャンバの内側壁から内方向に突起し、カートリッジ内の軸平行のスロットと整列しそれを経由して伸展する軸方向リブなどである。
【0012】
本発明の更なる形態では、光学機械レンズを有するレンズを受けて折りたたむための挿入カートリッジが、2つの弓形壁により画定される概略円柱状のロードチャンバを含む。弓形壁は、ロードチャンバを画定する閉じた関係と壁の内側凹状表面を晒す開けた関係との間で転換可能である。眼球内レンズは、開けた関係で凸状表面に配置されて、弓形壁を閉じた関係に変換することで一重に折りたたまれることができる。カートリッジは更に、ロードチャンバと隣接しそこから遠位方向に伸展する注入管腔を含む。カートリッジ内で画定される、端部が閉じられた軸平行のスロットは、一重に折りたたまれた眼球内レンズの光学機械レンズの中央部位に隣接する位置で、ロードチャンバに開口する。そのスロットは、光学機械レンズの中央部位に接触して輻射方向内側に転置し拠って眼球内レンズを“M”若しくは“W”形状に折りたたむ軸方向に細長の折りたたみ部材を受ける寸法である。カートリッジの端部が閉じられた軸方向のスロットは、2つの弓形壁の間に配置されてもよく、ヒンジにて配置されてもよく、若しくはヒンジに対向して壁の2つの自由縁部の間に配置されてもよい。一対のたたみ翼が、弓形壁の自由縁部から輻射方向外側に伸展してもよく、スロットがたたみ翼の間で凹部に向かい合って画定されてもよい。
【0013】
本発明の別の形態では、眼の中にレンズを挿入する前に、光学機械レンズを有する眼球内レンズを多重に折りたたむ方法が、カートリッジの概略円柱状ロードチャンバ内にレンズを配置するステップと、カートリッジ内の孔を経由して折りたたみ部材を挿入するステップとを含む。光学機械レンズが円柱状のチャンバの内側壁に概略従い拠って第1の方向に一重に湾曲するように、眼球内レンズはロードチャンバ内に設置される。折りたたみ部材は、眼球内レンズの光学機械レンズの中央部位と接触し、拠って内側壁から中央部位を離れさせ、眼球内レンズがロードチャンバ内部で多重に折りたたまれるように第1の方向と対向する第2の方向に光学機械レンズを湾曲する。方法は、折りたたみ部材をカートリッジから独立して設定するステップを含んでもよく、折りたたみ部材は、平面部位と、孔を介する平面部位の挿入を限定する止め具部位とを含む。一方で、カートリッジが中に装着されるハンドピースが設けられ得、折りたたみ部材はハンドピース上で作成され、カートリッジがハンドピース上に装着されるときに自動的に孔を介して挿入する。折りたたみ部材は、ハンドピース上で固定されてもよく、移動可能であってもよい。更に、折りたたみ部材は、カートリッジに移動自在に接合され、カートリッジがハンドピース上に装着するときには内側にずらすものであってもよい。
【0014】
本発明に係るこれらの及び他の実施形態は、添付の詳細な説明及び請求項にて、特に、同一部分は同一参照番号を備える添付の図面と共に考察されるときには、明白なものとなる。
【0015】
図1は、本発明の装置と略同様に機能する、概略10で示される先行技術のIOL挿入装置を示す。装置10は、近位ハウジング12、遠位ハウジング14及び折りたたみカートリッジ16を含む。折りたたみカートリッジ16は、バーテル(Bartell)による米国特許第4681102号に示されるものと同様であり、バーテルタイプ折りたたみカートリッジとして先行技術で通常公知である。カートリッジ16は自動的に、内部でレンズを別々に折りたたみ、若しくは巻く。近位ハウジング12は、操作により遠位ハウジング14と結合し、通し開口20を含むが折りたたみカートリッジ16は該通し開口20を介して配置され得る。近位ハウジング12は更に、折りたたみハウジング16の注入チューブ24が遠位方向に伸展する前方開口22を含む。遠位ハウジング14は、遠位ハウジングの外側周辺表面28から外に伸展する、2つの対向して配置される指支持部26を含む。
【0016】
以下に説明するように、装置10は、プランジャロッド30も含み、該プランジャロッド30は、遠位ハウジング14を貫通してプランジャロッド30を押すのに効果的な拡張近位端部32を含む。
【0017】
図2を参照すると、IOLは眼40内の以前に眼の天然レンズが占めていた領域の中に設置されようとしている。IOLは装置10内部において折りたたまれた配置にあるが、以下に説明するように、注入チューブ24は、眼40の鞏膜44内に切り込み42を介して、挿入されるところである。カプセル状嚢46は眼40の後方部分を保護するが、注入チューブ24が眼40の内部に挿入され遠位端部が適切に配置されるIOLの挿入において傷付けられない目の組成部分のひとつであるから、外科医は遠位ハウジング14に対してプランジャロッド30を手動で押すことにより、プランジャロッド30を進める。この動作は、IOLを注入チューブ24の中へ遠位方向に動かす。必要であれば、IOLは、小さい曲がった針、若しくは同位置に挿入される類似の道具により、眼の中で再配置され得る。
【0018】
図2は、注入チューブ24の遠位端部位が通過する切り込みを有する鞏膜44を示す。一方、切り込みは角膜を介して形成されてもよい。注入チューブ24は、鞏膜44内の約3.5mm若しくは3.0mmの切り込みを介して眼の中に入るに十分な小さい断面を備えるのが好ましい。IOLが眼40の中に適切に配置され、装置10が眼から抜かれると、鞏膜内の切り込みは、例えば従来の技術を利用して閉じられ得る。使用後は、ポリプロピレンなどの重合体材料からなる折りたたみカートリッジ13は、処分されるのが好ましい。外科医等級のステンレス鋼などの金属から形成されるのが好ましい、装置10の残余部位は、滅菌消毒の後再利用されてもよい。本発明にかかる装置の種々の部品において、どんな適切な構成部材や構成材料が利用されてもよい。
【0019】
本発明は、多数の挿入カートリッジ、組み合わせカートリッジ及び折りたたみ部材、更に、IOLを多重に折りたたんでより小さい挿入プロファイルを作成するように機能する組み合わせカートリッジ及び挿入システムハンドピースを、提示する。本明細書内で示される好ましい多重折りたたみ構成は、本質的に3つの折りたたみを備える“M形状”(若しくは、好みにより“W形状”)である。もちろん、本発明の装置及び方法は、例えば4つ若しくはそれ以上の折りたたみを備える多重の折りたたみのIOL構成を作成するのに利用されてもよい。更に、IOLを多重に折りたたむための好適な環境は、ヒンジ状のバーテルタイプ(Bartell−type)の折りたたみカートリッジの内部である。しかしながら、非ヒンジ式のチューブのような他の挿入カートリッジも、本発明の原理に従い適合しうる。従って、本発明は本明細書に示され説明される実施形態に厳密に限定されるものではないことが、読み取れるであろう。
【0020】
図3、図4A−4B、及び図5A−5Bは、接合して利用されカートリッジ内部でIOLをM形状に簡便に且つ信頼性高く折りたたむ、第1の実施形態のIOL挿入カートリッジ50及び独立折りたたみ部材52を示す。カートリッジ50は、図1及び図2に関連して上記で説明したものと同様であり、近位部位に沿って対のヒンジ式の弓形壁56a、56bを有する近位の略管状の本体54と、遠位注入チューブ58とを含む。注入チューブ58は、遠位口62内で終端する徐々に狭くなる注入管腔60を内部に画定する。
【0021】
図4A及び図4Bを参照すると、夫々の弓形壁56a、56bは、軸ヒンジ66で符合する固定端部と、自由縁部68a、68bとを有する。弓形壁のひとつ56bは管状本体54に関して固定され、一方他の壁56aは、管状本体54に関し且つカートリッジ50の残余部に関して、ヒンジ66の周りをピボットする。弓形壁56a、56bは、図4a‐図4bでの開口構成で見ることができ、図5a‐図5bでの閉口構成では、内部に略円筒形のロードチャンバを画定する。平面状の折りたたみのための翼72a、72bは、各々夫々の自由縁部68a、68bから外へ概略放射状に伸展する。
【0022】
注入管腔60は、閉じた弓形壁56a、56b内部で画定される円筒形ロードチャンバ70と略同軸にて隣接して、伸展する。IOL74は、一重に折りたたまれた、概略逆さまの、蹄鉄形状即ちU形状で、図5A内のロードチャンバ70内部に配置されるのが見てとれる。示されているIOLの部位74は光学機械レンズであり、固定部材は示されていないが、図面紙面から飛び出して遠位方向及び近位方向の両方夫々に伸展している、ということを理解せねばならない。IOL74を回転から保持するロードチャンバ内部のブレースリブ若しくは他の構造が無いときには、逆さまのU形状構成が自動的に発生する。この構成では、IOLの光学機械レンズ74は互いに向かって折りたたまれた対の側部縁76a、76bと、弓形壁56a、56bの凹状内側表面と一致する第1の方向に湾曲する中央部位78とを、含む。
【0023】
図3、及び図5A‐図5Bでも示される折りたたみ部材52は、伸展平面部位80及び止め具部位82を含み、例示の形態で後者は円筒形である。平面部位80は、閉じた端部のスロット84を介して、且つたたみ翼72a、72b間で確定される通路86の中へ、密接にはまり込む寸法である、薄いパネル即ちボード状部材である。スロット84及び通路86は、たたみ翼72a、72bの内部面上の一対の矩形凹部により、形成される。凹部とならないたたみ翼72a、72bの内部面部位は、互いに接してカートリッジ50の閉じた構成部分となる。
【0024】
図5Bに見られるように、平面部位80は、通路86を経由しロードチャンバ70の中に伸展しIOL74を多重に折りたたむ即ち変形する程度の長さを有する。特に、平面部位80はIOL74の光学機械レンズの中央部位78と接触し、弓形壁74a、74bの内側表面からはずす。よって、中央部位78は、弓形壁74a、74bの内側表面に従う第1の湾曲方向と対向する、第2の方向に湾曲する。例示の実施形態では、たたみ翼72a、72bが上方に突起しており、結果としてIOL74の多重の折りたたみ構成はM形状である。折りたたみ部材52の止め具部位82は、平面部位80の挿入を制限し、よって、IOL74が多重に折りたたまれる程度に制限を与える。端部の閉じられたスロット84と通路86は、ロードチャンバ70の中への平面部位80の挿入のガイドとなる。このような関係においては、ロードチャンバ70内部のスロット84と整列する視覚的な若しくは物理的なマーカーは、IOL74の適切な配置の助けとなるように、設定され得る。更に、折りたたみ部材52を入り込ませIOLの多重の折りたたみを完成するためには、ロードチャンバ70の一側部の単一のスロットのみが必要である、ということが銘記されるべきである。
【0025】
折りたたみ部材52が除去されてもIOL74が図示されるM形状を保持するように、平面部位80が十分に伸展するのが好ましい。即ち、IOL74の中央部位78は、図5Aの逆さまのU形状と図5BのM形状との間で双安定の弾力特性を有してもよい。図5Bに見られるように中央部位78を下方に屈ませると、IOL74はその形状を保持し得る。しかしながら、IOLの材料に多く依存することであるし、多重に折りたたまれたIOL構成を保持する構造は後で説明するように選択的に設定可能である。続いて、IOL74は、ロードチャンバ70の内部から注入管腔60を経由してマウス62から出て、付勢される。IOL74が注入管腔60を経由して遠位方向に進む際、マウス62及び眼の切り込みを介して通過するため、IOL74は更により小さい多重の折りたたみ寸法へと圧縮される。
【0026】
図6、図7A−図7B、及び図8A−図8Bは、組み合わせて利用すると、カートリッジの内部で簡易に且つ信頼性高くIOLをM形状に折りたたむ、例示としてのIOL挿入カートリッジ100及び独立の折りたたみ部材102の、第2の実施形態を示す。前者と同様に、カートリッジ100は、概略管状の本体104と、共線上の注入チューブ106を含む。弓形壁108a、108b及び関連するたたみ翼110a、110bは、上述のものと同様であるが、唯一、折りたたみ部材102の平面部位114を受けるための端部が閉じられたスロット112が、ヒンジ116の領域内に配置されることが異なる。とりわけ、図6及び図7Aに最も良く見られるように、ヒンジ116は連続的ではなく、2つの比較的短いヒンジ部位が伸長スロット112の端部を画定している。
【0027】
図8A−図8Bに見られるように、折りたたみ部材102の平面部位114は、スロットを介してはまり込みカートリッジ100のロードチャンバ122の内部でIOL120を多重に折りたたむ程度の長さを有する。この実施形態では、IOL120は、内方向のロードチャンバ122の向きに伸展する保持リブ124によって、当初にはU形状を呈する。即ち、図7Bに示されるように、保持リブ124は搭載時のIOL120の一端部を一時的に固定し、弓形壁108a、108bが閉じられるときにIOL120が自由に回転して逆さまのU形状となってしまうことを回避する。
【0028】
折りたたみ部材102は、止め具部位126がカートリッジ100の外面と接触するまで、スロット112を介して完全に挿入される。従って、図8Bの向きでは、IOL120は実質的にW形状を呈する。更に、IOLの部材に拠っては、IOL120をこの多重の折りたたみ構成に保持するための構造が、選択肢として要求されてもよい。
【0029】
図9及び図10は、折りたたみ用のバーテルタイプ(Bartell−type)IOL挿入カートリッジ144を受けるためのハンドピース142と、ハンドピースの内部で真っ直ぐに移動するように適合されたプランジャ146とを含む、本発明に係るIOL挿入システムを示す。種々の構成のハンドピース142及びプランジャ146が知られており、本発明の場合でも利用され得る。ハンドピース142は、カートリッジ144を受けるための遠位管状部位148を含む。
【0030】
図9に切断して、及び図10に断面で示すように、折りたたみ部材150が管状部位148の内壁上に設けられる。例示の実施形態では、折りたたみ部材150は、管状部位148の内壁から内方向に輻射状に突起する固定の軸方向伸展リブを含む。以下に説明するように、折りたたみ部位150は、折りたたみカートリッジ144のヒンジ領域の範囲内に形成されたスロット(図示せず)の内部にはまり込むように寸法が取られている。続いて折りたたみ部材150はカートリッジ154のロードチャンバの内部に伸展し、内部でIOLを多重に折りたたむ。
【0031】
図10を参照すると、矢印方向152でハンドピース142と結合するまさに直前の、挿入カートリッジ144が示される。カートリッジ144の注入チューブ154は、伸長開口156を経由して遠位管状部位148の中に伸展し、図11Aに示すようにその遠位端部から突起する。適切な多重折りたたみ操作を確実にするために、IOL(図示せず)は、図8Aに示されるのと同様に、即ち、側部縁がカートリッジのたたみ翼に向かって突起したU形状となるように、カートリッジ144のロードチャンバ160(図11A)の範囲内に配置される。カートリッジ144をハンドピース142と結合する際、折りたたみ部材150は、図8Bの折りたたみ部材102の平面部位114と同様に、前述のスロットを経由してヒンジ領域の内に伸展する。ロードチャンバ160の中への折りたたみ部材150の突出は、IOLの光学機械レンズの中央部位をたたみ翼の方向に押しやり、よって、図8Bに示されるW形状にIOLを多重に折りたたむ。カートリッジ144のスロットを経由して固定折りたたみ部材150を入れ込むことを促進するため、短い傾斜の凹部162が、スロットに通じるカートリッジの管状本体の下面内に形成されてもよい。
【0032】
図11Aは、多重折りたたみIOLが注入チューブ154を経由してその形状を維持することを確実にするための本発明の更なる形態を示す。シリコンのような、IOLのためのある材料が利用されるときは、このことは特に重要となり得るが、アクリルのような他の材料が利用されるときは、相対的にさほど重要とはなり得ない。とりわけ、先細リブ164は、内方向の注入管腔166に突起し、ロードチャンバ160に隣接する位置から、注入管腔166が多重折りたたみIOL構成を圧縮し保持するのに十分な程度にまで狭くなる位置まで、遠位方向に伸展する。注入管腔166内部の先細リブ164の相対的な突起の寸法は、図11Bに示される。IOLがロードチャンバから遠位方向に付勢されるので、先細リブ164は、IOLのW形状を維持する折りたたみ部材150と整列し且つ該折りたたみ部材150から継続する。注入管腔166は寸法を小さくするので、先細リブ164も徐々に高さを減じ、終には無くなる。
【0033】
図9乃至図11のIOL挿入システムは、ハンドピースと結合する際に挿入カートリッジと相互に作用する固定折りたたみ部材をハンドピースの中に組み込む。一方で、ハンドピースと結合する、収縮位置から操作可能位置に転置されカートリッジ内のスロットを介して伸展する移動可能折りたたみ部材が、設定されてもよい。例えば、図9に見られる折りたたみ部材150は、管状部位148において、輻射方向に置換可能でもよい。よって、カートリッジ144は、折りたたみ部材150が収縮位置にある状態で、ハンドピース142に最初結合される。続いて、移動可能折りたたみ部材150は、IOLを多重に折りたたむべく、カートリッジ内のスロットを経由して内側輻射方向に置換される。カートリッジがハンドピースと結合する際もその後もカートリッジと相互に作用する、ハンドピースと結合する、固定の若しくは移動可能の折りたたみ部材の多数のバリエーションがあるということが、当業者には理解される。
【0034】
図12に見られる更なる実施形態では、移動可能折りたたみ部材が、挿入カートリッジ170の構造の中に組み込まれ得る。図示の実施形態では、移動可能折りたたみ部材172は、軸174回りに輻射状にピボットするようにロードチャンバ176のひとつの側壁に軸174にてヒンジする伸長フィンガを含む。折りたたみ部材172は、収縮構成で示され、カートリッジ170が関連のハンドピースに結合する際に、ロードチャンバ176に対し内側輻射方向にカムされる。前と同様に、折りたたみ部材172の内向きの動きによりIOLが多重に折りたたまれて図8BのW形状となるように、IOLは図8Aに見られるように配置されねばならない。更に、カートリッジと結合する移動可能の折りたたみ部材の多数のバリエーションが、図12に示される特定の実施形態以外にも想定される。例えば、折りたたみ部材は、ピボットするのではなくて、チャネル内を直線状に移動するように強いられるものであってもよい。
【0035】
図13に見られる別の構成では、移動可能かつ固定可能の折りたたみ部材が、挿入カートリッジ180の構造の中に組み込まれる。移動可能折りたたみ部材182は、図12に関連して説明され図示されるものと同様であり、軸184回りに輻射状にピボットするようにロードチャンバ186のひとつの側壁に軸184にてヒンジする伸長フィンガを含む。折りたたみ部材182の可動の端部上の突起部若しくは歯状部188は、カートリッジ180上のリップ190と相互作用し、折りたたみ部材をその輻射方向内側位置に固定する。折りたたみ部材182は収縮した構成で示されており、カートリッジ170が関連のハンドピースと結合する際には、輻射方向内側にロードチャンバ186に向かって転置され得る。一方で、折りたたみ部材182は、カートリッジ操作の間にIOLの多重の折りたたみを確実に適正にするために、ハンドピースとの結合の前に、輻射方向内側にロードチャンバ186に向かって転置されてもよい。ラチェット、ボール回り止めなどの別の固定構造が利用されてもよい。
【0036】
本発明を複数の特定の例及び実施形態により説明したが、本発明はそれらに限定されるものでは無いし、添付の請求項の範囲内で様々に実施可能である、ということが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の概略の挿入装置の斜視図である。
【図2】図1の挿入装置の挿入チューブを眼の中に設定することを示す、概略斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態のIOL挿入カートリッジ及び折りたたみ部材の斜視分解図である。
【図4A】対のたたみ翼が開放された、図3のカートリッジの平面図である。
【図4B】対のたたみ翼が開放された、図3のカートリッジの正面図である。
【図5A】図3の折りたたみ部材及びカートリッジを利用する本発明の折りたたみ操作を示す。
【図5B】図3の折りたたみ部材及びカートリッジを利用する本発明のIOL折りたたみ操作を示す。
【図6】本発明の第2の実施形態のIOL挿入カートリッジ及び折りたたみ部材の斜視分解図である。
【図7A】対のたたみ翼が開放された、図6のカートリッジの平面図である。
【図7B】対のたたみ翼が開放された、図6のカートリッジの正面図である。
【図8A】図6の折りたたみ部材及びカートリッジを利用する本発明のIOL折りたたみ操作を示す。
【図8B】図6の折りたたみ部材及びカートリッジを利用する本発明のIOL折りたたみ操作を示す。
【図9】ハンドピース及び挿入カートリッジを有する、本発明のIOL挿入システムの斜視分解図である。
【図10】挿入カートリッジをハンドピースと結合する前の、図9の挿入システムの部分断面図である。
【図11A】挿入カートリッジをハンドピースと結合した後の、図9の挿入システムの部分断面図である。
【図11B】図11Aのライン11B−11Bに沿った挿入カートリッジの横断面図である。
【図12】移動可能の折りたたみ部材が結合する、本発明の別の挿入カートリッジを経由する断面図である。
【図13】移動可能で且つ固定可能の折りたたみ部材が結合する、本発明の更に別の挿入カートリッジを経由する断面図である。
【符号の説明】
【0038】
24、58、106、154・・・注入チューブ、
52、102、150、172、182・・・折りたたみ部材、
70、122、160、176、186・・・ロードチャンバ、
74、120・・・IOL、
80、114・・・平面部位

Claims (24)

  1. 貫通する軸を画定する概略円柱の近位ロードチャンバを有する挿入カートリッジであって、ロードチャンバは一重に折りたたまれた構成で眼球内レンズを受ける程度の寸法であり、光学機械レンズは円柱チャンバの内壁に略従い第1の方向に歪曲している、挿入カートリッジと、
    ロードチャンバに開口するカートリッジ内の孔を通過する寸法の折りたたみ部材であって、光学機械レンズの中央部位と接触し、内側壁から中央部位を外して第1の方向と対向する第2の方向に光学機械レンズを湾曲し眼球内レンズがロードチャンバ内部で多重に折りたたまれるのに十分な長さを有する、折りたたみ部材とを含む、
    眼の中に挿入する前に光学機械レンズを有する眼球内レンズを多重に折りたたむためのシステム。
  2. 折りたたみ部材がカートリッジの部分として形成されている、請求項1に記載のシステム。
  3. 折りたたみ部材が、孔に関して輻射状に移動するようにカートリッジにピボット状に接続する、請求項2に記載のシステム。
  4. 孔に関して、折りたたみ部材を輻射方向内側位置に保持する固定構造を、更に含む、請求項3に記載のシステム。
  5. 折りたたみ部材がカートリッジから独立して作成されている、請求項1に記載のシステム。
  6. 孔が、端部が閉じられた軸平行のスロットを含み、折りたたみ部材が、スロットにはまり込んでガイドされ略軸平行ラインに沿って光学機械レンズに接触するように軸に平行に細長い、
    請求項5に記載のシステム。
  7. 折りたたみ部材が、スロットを経由してはまり込む平面部位を含む、請求項6に記載のシステム。
  8. 折りたたみ部材が、スロットを経由する平面部位の挿入深さを限定するための、スロットより大きい寸法の止め具部位を、更に含む、
    請求項7に記載のシステム。
  9. 眼球内レンズをカートリッジ内部から眼の中へ転置するための押し具を含むカートリッジを受けるためのハンドピースを更に含み、折りたたみ部材がハンドピースの一部として形成される、請求項1に記載のシステム。
  10. 折りたたみ部材が、ハンドピースのカートリッジ受けチャンバの内側壁から内方向に突起する軸方向リブを含み、孔がリブを受ける寸法の軸方向スロットを含み、リブはカートリッジがハンドピースで受けられるときにはスロットから入り込む、請求項9に記載のシステム。
  11. 光学機械レンズを有する眼球内レンズを受けて折りたたむための挿入カートリッジにおいて、
    カートリッジの2つの弓形壁により画定される概略円柱状のロードチャンバであって、2つの弓形壁はロードチャンバを画定する閉じた関係と内側凹状表面を晒す開けた関係との間で転換可能であり、開けた関係で凸状表面に配置された眼球内レンズが、弓形壁を閉じた関係に変換することで一重に折りたたまれ得る、ロードチャンバと、
    ロードチャンバと隣接しそこから遠位方向に伸展する注入管腔と、
    カートリッジ内で画定され、内部の一重に折りたたまれた眼球内レンズの光学機械レンズの中央部位に隣接する位置でロードチャンバに開口する、端部が閉じられた軸平行のスロットであって、光学機械レンズの中央部位に接触して輻射方向内側に転置し拠って眼球内レンズを“M”若しくは“W”形状に折りたたむ軸方向に細長の折りたたみ部材を受ける寸法である、スロットとを含む、
    挿入カートリッジ。
  12. 2つの弓形壁が隣接する縁間に位置するヒンジにて共にピボット状に接続され、拠って弓形壁の2つの自由縁部が互いに向かい且つ離れて移動するように適合され、軸方向のスロットが2つの弓形壁の間で画定される、
    請求項11に記載のカートリッジ。
  13. 軸方向のスロットが、ヒンジにて配置される、請求項12に記載のカートリッジ。
  14. 軸方向のスロットが、ロードチャンバ内にヒンジに対向して2つの自由縁部間に配置される、請求項12に記載のカートリッジ。
  15. 弓形壁の各々の自由縁部から概略輻射方向に伸展する一対のたたみ翼を更に含み、軸方向のスロットがたたみ翼の間で画定される、請求項14に記載のカートリッジ。
  16. カートリッジが更に、カートリッジに結合し、軸方向のスロットを輻射方向内側に通過するように適合された、移動可能折りたたみ部材を含む、請求項11に記載のカートリッジ。
  17. 移動可能折りたたみ部材がカートリッジにピボット自在に接続される、請求項16に記載のカートリッジ。
  18. 軸方向のスロットに関して、折りたたみ部材を輻射方向内側位置に保持する固定構造を更に含む、請求項16に記載のカートリッジ。
  19. 光学機械レンズが概略円柱状ロードチャンバの内側壁に概略従い拠って第1の方向に一重に湾曲するように、カートリッジの概略円柱状ロードチャンバ内に眼球内レンズを配置するステップと、
    カートリッジ内の孔を経由して折りたたみ部材を挿入し眼球内レンズの光学機械レンズの中央部位と接触させ、拠って内側壁から中央部位を離れさせ、眼球内レンズがロードチャンバ内部で多重に折りたたまれるように第1の方向と対向する第2の方向に光学機械レンズを湾曲するステップとを含む、
    眼の中に挿入する前に、光学機械レンズを有する眼球内レンズを多重に折りたたむ方法。
  20. 折りたたみ部材をカートリッジから独立して設定するステップを更に含み、
    挿入するステップが、孔を経由して折りたたみ部材を輻射方向内側に挿入するステップを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 折りたたみ部材が平面部位と止め具部位を含み、
    挿入するステップが、止め具部位がカートリッジの外側に接触するまで平面部位を孔の中に完全に挿入するステップを含む、
    請求項20に記載の方法。
  22. カートリッジが内部に装着されるハンドピースと、カートリッジを介して眼球内レンズを眼の中に転置するためのハンドピースに動作自在に結合されるプランジャロッドとを設定することを更に含み、
    折りたたみ部材はハンドピース上で形成され、
    挿入するステップは、カートリッジをハンドピース内に装着する際に自動的に生じる、
    請求項19に記載の方法。
  23. カートリッジが内部に装着されるハンドピースと、カートリッジを介して眼球内レンズを眼の中に転置するためのハンドピースに動作自在に結合されるプランジャロッドとを設定することを更に含み、
    折りたたみ部材はハンドピースに移動自在に結合し、
    挿入するステップは、カートリッジをハンドピース内に装着した後に、折りたたみ部材を輻射方向内側に転置するステップを含む、
    請求項19に記載の方法。
  24. カートリッジが内部に装着されるハンドピースと、カートリッジを介して眼球内レンズを眼の中に転置するためのハンドピースに動作自在に結合されるプランジャロッドとを設定することを更に含み、
    折りたたみ部材はカートリッジ上で移動自在に形成され、
    挿入するステップは、カートリッジをハンドピース内に装着する際に自動的に生じる、
    請求項19に記載の方法。
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