JP2007307082A - 眼内挿入用レンズの挿入器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズを保管している状態からそのまま押出し軸によってスムーズに眼内に押し出すことが可能な眼内挿入用レンズの挿入器具を提供する。
【解決手段】挿入器具は、眼内挿入用レンズ1をレンズ保持部から押出し軸6によって該挿入器具の先端方向に移動させて眼内に挿入する眼内挿入用レンズの挿入器具である。レンズ保持部は、レンズ辺縁部における互いに反対側の面に当接可能な第1の保持部4と第2の保持部3を有する。辺縁部におけるレンズ中心から見て先端方向にある位置を0°位置とするとき、第1の保持部4は、辺縁部のうち0°位置から周方向両側において、少なくとも45°より大きく70°より小さい第1の周方向角度の位置から後方の領域に当接可能である。第2の保持部3は、辺縁部のうち、0°位置から周方向両側において、第1の周方向角度より大きい第2の周方向角度の位置から後方の領域に当接可能である。
【選択図】図1

Description


本発明は、白内障で水晶体を摘出した後に水晶体の代わりに挿入されたり、屈折異常を矯正する等の目的で眼内に挿入されたりする眼内挿入用レンズを眼内に挿入するための挿入器具に関するものである。
白内障の手術においては、人工の眼内挿入用レンズをその可撓性を利用して小さく折畳むように変形させ、該レンズを眼球に形成した切開創から眼内へ挿入する術法が主流となっている。そして、このような手術においては、器具本体に装填されたレンズを押出し軸によって該器具本体内を移動させながら小さく変形させ、切開創に差し込まれた挿入筒の先端開口からレンズを眼内に押し出す挿入器具(例えば、特許文献1参照)が多く用いられている。
このような挿入器具は、白内障の手術だけではなく、視力補正治療等での眼内挿入用レンズの挿入手術においても用いられる。
特許文献1にて開示されている挿入器具では、該挿入器具のレンズ保持部に眼内挿入用レンズをその光学部に応力をかけない状態で保持させておくことで、挿入器具にレンズを収容した状態で長期間の保管を可能としている。そして、手術時には、該挿入器具に設けられたレンズ移動機構によってレンズをある程度変形させながら押出し軸によって押出し可能な位置(挿入準備位置)に移動させ、その後、押出し軸の操作によってレンズを小さく変形させて眼内へ挿入する。
特開2001−104347号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された挿入器具では、手術時に、レンズをレンズ保持部から挿入準備位置に移動させるためのレンズ移動機構の操作と、レンズを眼内に押し出すための押出し軸の操作という2段階の操作が必要である。これに対し、手術者にとっては、押出し軸の操作のみで保管状態からレンズの眼内への押出しが可能である方がより操作が簡単で、使い勝手がよい。
本発明は、レンズを保管している状態からそのまま押出し軸によってスムーズに眼内に押し出すことが可能な眼内挿入用レンズの挿入器具を提供することを目的の1つとしている。
本発明の一側面としての挿入器具は、眼内挿入用レンズを保持するレンズ保持部を有し、該レンズをレンズ保持部から押出し軸によって該挿入器具の先端方向に移動させて眼内に挿入する眼内挿入用レンズの挿入器具である。レンズ保持部は、レンズの辺縁部における互いに反対側の面に当接可能な第1の保持部および第2の保持部を有する。そして、該辺縁部におけるレンズの中心から見て先端方向にある位置を0°位置とするとき、第1の保持部は、レンズ辺縁部のうち、0°位置から周方向両側において、45°より大きく70°より小さい第1の周方向角度の位置から後方の領域に当接可能であり、第2の保持部は、レンズ辺縁部のうち、0°位置から周方向両側において、第1の周方向角度より大きい第2の周方向角度の位置から後方の領域に当接可能であることを特徴とする。
なお、上記挿入器具と、該挿入器具の本体内に収容された眼内挿入用レンズとを含む眼内挿入用レンズの挿入システムも本発明の一側面を構成する。
本発明によれば、例えば第1面が下になるようにレンズをレンズ保持部にセットした状態では、第1の保持部は、第2の保持部よりも先端側の位置(45°位置よりも後方で70°位置よりも先端側の位置)から後方の領域で辺縁部を支持する。これにより、レンズの先端側の部分を下方向に変形させることなくレンズを支持することができる。しかも、レンズの先端側に先端方向への十分な開放角度範囲を形成することができるため、レンズ保持部によって保持されたレンズをそのまま押出し軸によってスムーズに押し出すことができる。
さらに、第2の保持部は、このように第1の保持部によって支持されたレンズの第2面の辺縁部のうち、第1の保持部よりも後方の領域を押さえる。これにより、レンズが第1の保持部に対して浮くことを確実に防止できるとともに、レンズ辺縁部における第1の保持部と同じ領域に第2の保持部を当接させる場合に比べて、押出し軸によるレンズの押出しやこれに伴うレンズの変形をスムーズに行わせることができる。
なお、レンズ保持部がレンズの辺縁部を保持することで、光学部に実質的に応力が作用しない状態でレンズを保持することができ、長期間の保管も可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例である眼内挿入用レンズの挿入器具の上面図(a)および側面断面図(b)を示す。
ここで、以下の説明において、眼内挿入用レンズを押し出す方向を先端方向又は先端側といい、その反対側を後方又は後端側という。また、この先端側と後端側に延び、挿入器具内で保持された眼内挿入用レンズの中心を通る軸を挿入器具の中心軸といい、該中心軸に沿った方向を軸方向という。さらに、該軸方向に対して直交する方向を径方向といい、軸回りの方向(軸方向視における外周又は内周に沿う方向)を周方向という。
図1において、2は筒部材であり、5は筒部材2の先端に取り付けられた挿入筒である。これら筒部材2と挿入筒5とにより本体が構成される。
筒部材2の後部外周には、径方向外方に延びるつば部2eが形成されている。このつば部2eは、後述する押出し軸6を先端方向に押し込む際に、操作者が指をかけるための部分である。
挿入筒5の後部上面には、眼内挿入用レンズ(以下、単にレンズという)1を挿入筒5内で支持するためのレンズ支持部材第1の保持部)4を挿入筒5内に設置するための開口部が形成されている。該上面開口部を通じてレンズ支持部材4(挿入筒)5内に配置されたレンズ1は、該レンズ支持部材4と、該上面開口部を塞ぐカバー部材3に形成されたレンズ押さえ部(第2の保持部)とによって、その光学部(レンズとしての光学作用を有する部分)の辺縁部分が上下から挟まれるようにして保持される。なお、レンズ支持部材4、カバー部材3のレンズ押さえ部によってレンズ保持部が構成される。このレンズ保持部の具体的な構成については後述する。
第1のレンズ保持部および第2のレンズ保持部によって、レンズ1は、光学部に実質的に応力が作用しない状態で保持される。ここにいうレンズ1の光学部に実質的に応力が作用しない状態とは、光学部に全く応力が作用しない状態だけでなく、保持状態でレンズ1が長期間保管されたとしても、眼内挿入後の光学部の光学作用に影響を与えるような変形が残らない程度に微小な応力が作用する状態も含む意味である。
挿入筒5の先端部5bは、眼球に形成された切開創に差し込まれてレンズ1を眼内に送り出す部分であり、先端ほど内径が小さくなる形状を有する。先端部5bは、図2((a)は上面図、(b)は側面断面図)に示すように、押出し軸6によって押されて該先端部5bの内部を通過するレンズ1を小さく折り畳むように変形させ、先端開口から該レンズ1を眼内に送り出す。
筒部材2内に挿入される押出し軸6における軸方向中間部よりも先端側の部分には、挿入筒5の先端部5b内を通過できるような細い径を有する押し軸部6eが形成されている。押し軸部6eの先端には、レンズ保持部に保持されたレンズ1の光学部を上下から挟んで確実に挿入筒5を介して眼内に押し出すための二股形状のレンズ挟持部6gが形成されている。
また、押出し軸6の中間部には、該押出し軸6の軸方向視において円形断面を有し、筒部材2の内径よりも若干小さな外径を有する円筒部6fが形成されている。この円筒部6fの外周には、不図示のOリングが取り付けられ、該Oリングは筒部材2の内周面に対して密着してシール構造を形成する。このシール構造は、レンズ1を眼内に押し出す際に、挿入筒5および筒部材2内にヒアルロン酸水溶液等の粘弾性物質が潤滑剤がとして注入されるため、これが筒部材2の後端開口から漏れ出ないようにするためのものである。
また、押出し軸6の円筒部6fから後端側の部分は、該押出し軸6の軸方向視において上面が平面であるD形状断面を有するように形成されている。図1中の6aは、このD形状断面を有するDカット軸部を示している。
さらに、押出し軸6の後端には、Dカット軸部6aや円筒部6fよりも径方向外方に延出したつば部6cが形成されている。このつば部6cは、レンズ1を眼内に挿入するために押出し軸6を先端方向に押し込む操作を行う際に、操作者が指で押す部分である。
筒部材2におけるつば部2eよりも後方の部分は、周方向において開閉可能な分割構造を有する。
該分割構造部は、開閉部2aと固定部2bとを有して構成されている。固定部2bは、筒部材2におけるつば部2eより先端側の部分からそのまま後方に延びるように形成された半円筒状の部分である。固定部2bの径方向一端には、ヒンジ部2cを介して開閉部2aの径方向一端が連結されている。開閉部2aおよびヒンジ部2cは、固定部2b(つまりは筒部材2)に一体形成されている。開閉部2aは、ヒンジ部2cを中心として固定部2bに対して開閉が可能である。
なお、図示しないが、開閉部2aにおけるヒンジ部2cとは反対側には、ロック爪が形成されている。一方、固定部2bにおけるヒンジ部2cとは反対側には、該ロック爪が係合可能なロック受け部が形成されている。開閉部2aを固定部2bに対して閉じてロック爪をロック受け部に対して係合させることで、開閉部2aが固定部2bに組み合わされた(結合された)状態でロックされる。
開閉部2aの後端における周方向中央部には、壁部2dが形成されている。該壁部2dは、開閉部2aを固定部2bに対して閉じた状態の分割構造部に、D形状断面を有する後端開口を形成するためのものである。この後端開口の形状が押出し軸6のDカット軸部6のD形状断面にほぼ一致することで、押出し軸6の筒部材2に対する回転が阻止される。押出し軸6の先端に設けられたレンズ挟持部6gは、レンズ1の光学部の上下面を正しく挟むことができるように方向が決まっている。このため、上述したように押出し軸6の回転を阻止することで、レンズ1の押出しミスを回避することができる。
ここで、押出し軸6における円筒部6fとDカット軸部6aとの境界には、該Dカット軸部6aと円筒部6fとの径方向寸法差によって段差部6bが形成される。そして、該段差部6bが、開閉部2aの壁部2dに先端側から当接することで、押出し軸6の筒部材2に対する後方への抜けが阻止される。この抜け止め構造は、手術中に押出し軸6が筒部材2から抜け出てしまう不都合を回避するために設けられている。
次に、レンズ保持部の構成について、図3Aから図6を用いて説明する。
図3Aには、挿入筒5内に組み込まれたレンズ支持部材4を上面から(レンズの中心Oを通るレンズ光軸の方向から)見たときの形状を示している。また、図3Bには、図3Aに示すレンズ支持部材4および挿入筒5を、図3A中のA〜Dの位置で切断して矢印方向(先端側)から見た正面断面を示している。また、図3Cはレンズ支持部材4および挿入筒5の側面断面を示している。さらに、図4には、レンズ支持部材4の一部を図3A中のEの位置で切断して矢印方向から見た断面を示している。
以下の説明において、レンズ1のうちレンズ支持部材4によって支持される側の面(第1面)を下面といい、後述するカバー部材3のレンズ押さえ部によって押さえられる側の面(第2の面)を上面という。また、図3Bでの上下方向をレンズ支持部材4における上下方向(垂直方向)とし、図3Bでの左右方向をレンズ支持部材4における左右方向(水平方向)とする。
まず、レンズ保持部にて保持されるレンズ1の構成について説明する。レンズ1は、上面視において円形形状を有し、レンズとしての機能を有する光学部1aと、該光学部1aの先端側および後端側の部分から延出した支持部1bとにより構成されている。
支持部1bは、該レンズ1が眼内に挿入された後、光学部1aを眼内で弾性的に支持するための線状の部分である。
光学部1aの周囲には、互いに平行な上下の面を有する辺縁部1cがリング状に形成されている。
図3Aに示すように、レンズ支持部材4は、一部を除き、上面視において中心軸CAについて対称形状に形成されている。また、図3Bに示すように、レンズ支持部材4は、一部を除き、正面視において中心軸CAを含み、上下方向に延びる面(図示せず)について対称形状に形成されている。
レンズ支持部材4は、挿入筒5の上面開口部から挿入筒5内に組み込まれる。該レンズ支持部材4の上部には、レンズ1を挿入するための開口部4pが形成されている。
また、レンズ支持部材4の下部における左右には、先端側保持部としての支持面4m,4nが形成されている。該支持面4m,4nは、水平方向に対して、外側よりも内側が下がるように傾斜した斜面として形成されている。該支持面4m,4nには、図3Aに示すように、レンズ1の辺縁部(以下、レンズ辺縁部という)1cのうち断面Aに対応する位置から断面Bに対応する位置までの円弧領域1dの下面に当接し、該円弧領域1dを下から支える。
ここで、断面Aは、図3Aに示すように、レンズ辺縁部1cのうちレンズ1の中心Oから先端方向にある位置を0°位置としたときに、該レンズ辺縁部1cのうち0°位置から周方向両側に周方向角度60°だけ後退した位置(以下、60°位置という)を通る断面である。また、断面Bは、レンズ辺縁部1cのうち0°位置から周方向両側に周方向角度90°だけ後退した位置(以下、90°位置という)を通る断面である。すなわち、支持面4m,4nは、レンズ辺縁部1cのうち60°位置から90°位置までの円弧領域1dを支持する。
また、断面Cは、レンズ辺縁部1cのうち0°位置から周方向両側に周方向角度120°だけ後退した120°位置を通る断面である。さらに、断面Dは、レンズ辺縁部1cのうち0°位置から周方向両側に周方向角度150°だけ後退した150°位置を通る断面である。なお、レンズ中心Oを挟んだ0°位置とは反対側の位置を180°位置という。
そして、レンズ支持部材4の左右には、支持面4m,4nによって支持される円弧領域1dよりも後方である135°位置から165°位置までの間の円弧領域1eを支持する後端側保持部としての支持突起4b,4cが形成されている。両支持突起4b,4cの間の空間は、押出し軸6が通過するための空間である。該空間はわずか30°の角度範囲であるので、支持突起4b,4cは、レンズ辺縁部1cの180°位置を中心とした90°の角度範囲の円弧領域を支持しているとみなすこともできる。つまり、本実施例のレンズ支持部材4は、レンズ辺縁部1cのうち、左右の60°位置と180°位置とを含む120°間隔の3箇所でレンズ1の光学部1aを支持していることと等価である。
ここで、支持突起4bは、図4に拡大して示すように、水平面4b1と、この水平面4b1の後方に形成された垂直面4b2とを有する。水平面4b1は上面視において円弧形状を有し、上記円弧領域1eの下面に当接して該円弧領域1eを下から支える。また、垂直面4b2は、円弧領域1eの外周端面に当接又は近接する円弧形状面であり、レンズ1後方への移動を阻止する。なお、図3BのD断面図に示すように、支持突起4cも、同様に、水平面4c1と垂直面4c2を有する。
さらに、図3B中のA断面図に示すように、レンズ支持部材4の先端側の左右には、レンズ辺縁部1cの外周端面における60°位置に当接又は近接する垂直面4a,4dが形成されている。該垂直面4a,4dは、レンズ1の押出し前の状態においてレンズ1の先端方向への移動を阻止するためのものである。
なお、図3Aに示すように、レンズ支持部材4の先端における上部には、右側から左側(図3Aの下側から上側)に向かって延びるアーム4qが形成されており、さらに該アーム4qの左端には、レンズ1の先端側の支持部1bを下側から支えるための突起4rが先端方向に延びるように形成されている。
また、レンズ支持部材4の後部には、レンズ1の後端側の支持部1bを下側から支えるための斜面4sが、後端側ほど上に位置するように形成されている。
次に、カバー部材3におけるレンズ押さえ部の構成について図5((a)は下面図、(b)は側面断面図)を用いて説明する。ここでは、図5(b)での上下方向をレンズ支持部材4における上下方向(垂直方向)とし、図5(a)での上下方向をレンズ支持部材4における左右方向(水平方向)とする。
カバー部材3は、レンズ支持部材4の上面開口部4pを塞ぐように配置され、挿入筒5の側面に形成された係止爪5eによって係止される。
カバー部材3は、上面視において中心軸CAについて対称形状に形成されている。また、正面視においても、中心軸CAを含み、上下方向に延びる面(図示せず)について対称形状に形成されている。
カバー部材3の下面の左右には、レンズ辺縁部1cの上面のうち0°位置から周方向両側に周方向角度90°だけ後退した90°位置からほぼ120°位置までの円弧領域1fに当接又は近接する先端側保持部としての押さえ突起3a,3dが形成されている。また、レンズ辺縁部1cの上面のうち0°位置から周方向両側に周方向角度135°だけ後退した135°位置から165°位置までの円弧領域1gに当接又は近接する後端側保持部としての押さえ突起3b,3cが形成されている。なお、押さえ突起3b,3cの間の空間は、押出し軸6が通過するための空間である。
押さえ突起3b,3cは、レンズ辺縁部1cのうちレンズ支持部材4に設けられた支持突起4b,4cによって下から支えられる円弧領域1eを上から押さえるように配置されている。一方、押さえ突起3a,3dは、レンズ辺縁部1cのうちレンズ支持部材4に設けられた支持面4m,4nに当接しない円弧領域1f(支持面4m,4nに当接する円弧領域1dよりも後方の領域)を上から押さえるように配置されている。
以上のように構成されたレンズ保持部では、カバー部材3をレンズ支持部材4に組み合わせた状態を示す図である図6((a)は上面図、(b)は側面断面図)に示すように、レンズ辺縁部1cは、60°位置から90°位置までの円弧領域1dがレンズ支持部材4の支持面4m,4nによって下から支えられ、90°位置から120°位置までの円弧領域1fがカバー部材3の押さえ突起3a,3dによって上から押さえられる。また、135°位置から165°位置までの円弧領域1eは、レンズ支持部材4に設けられた支持突起4b,4cの水平面4b1,4c1とカバー部材3の押さえ突起3b,3cによって上下方向において挟まれるように保持される。このような保持構造により、レンズ1はその光学部1aが水平状態を保ち、自重や外力による実質的な応力がかからない状態で支持される。
しかも、レンズ1の外周端面のうち60°位置と135°位置から165°位置までの範囲に当接する垂直面4a,4d,4b2,4c2によって、先端方向および後方へのレンズ1のずれが阻止される。
また、カバー部材3の押さえ突起3b,3cのうちレンズ辺縁部1cを押さえる部分よりも後方には、レンズ支持部材4の斜面4sに平行に延び、該斜面4sとの間でレンズ1の後端側の支持部1bを挟む傾斜部3b1,3c1が形成されている。さらに、垂直面4aは、レンズ1の先端側支持部1bの外側面に沿って先端方向に延びるように形成されている。この垂直面4aによる先端側支持部1bとの当接と、斜面4sおよび傾斜部3b1,3c1による後端側支持部1bの挟み込みとによって、レンズ1の回転が阻止される。
カバー部材3におけるレンズ1の中心Oよりも先端側の左右には、レンズ保持部に保持されたレンズ1の光学部1aの上面(レンズ面)に近接する変形ガイド部3eが形成されている。この変形ガイド部3eの下面は、先端側が後端側よりも下がった斜面である下端面を有する。この変形ガイド部3eは、レンズ1がレンズ保持部から押出し軸6によって先端方向に押される際(レンズ1がレンズ保持部から完全に離れる前)に、光学部1aの上面に当接し、該光学部1aを下向きに凸形状となるように変形させるガイドとして機能する。これにより、レンズ1がレンズ保持部から完全に離れた後に、該レンズ1を挿入筒5の先端部5bによってスムーズに小さく変形させることができる。
次に、本実施例のレンズ保持部とレンズ1の押出し時における挙動との関係について説明する。
本実施例のレンズ保持部では、レンズ辺縁部1cのうち中心軸CA(0°位置)を中心とした120°の幅を持った領域が先端方向に向けて開放された状態でレンズ1(光学部1a)を水平に保持する。しかも、レンズ辺縁部1cのうち下から支えられる円弧領域1dに対して上から押さえられる円弧領域1fが後方にずれている。このため、レンズ1に押出し軸6によって先端方向への力を加えると、大きな抵抗が生ずることなくスムーズにレンズ1をレンズ保持部から先端方向に移動させることができる。
また、レンズ1はカバー部材3に設けられた変形ガイド部3eによって下側に向かって凸形状となるように変形しながらレンズ保持部から先端方向に移動する。このとき、前述したようにレンズ辺縁部1cのうち下から支えられる円弧領域1d(との当接領域)に対して、上から押さえられる円弧領域1fが後方にずれているため、該変形に伴う円弧領域1dの上方への変位が妨げられない。したがって、レンズ保持部から先端方向に移動するレンズ1の変形もスムーズに行われる。
以上説明したように、本実施例によれば、レンズ1を光学部1aに実質的に応力がかからない状態で、かつそのまま押出し軸6による先端方向への押し出しが可能な位置にて保持することができる。したがって、レンズ1の保管が可能であるとともに、押出し軸6の押し込み操作を行うだけで該レンズ1の眼内への挿入が可能な使い勝手の良い挿入器具を実現することができる。
また、本実施例では、レンズ支持部材4およびカバー部材3のそれぞれに、レンズ辺縁部1cのうち0°位置から180°位置までの間の領域に、互いに周方向に離間した複数の面や突起を当接可能としている。これにより、光学部1aの水平保持とレンズ1のスムーズな押出しおよび変形を許容する保持構造を実現している。
図7〜図9には、上記実施例の挿入器具のレンズ保持部との実験比較例1であるレンズ保持部の構成を示している。なお、図7〜図9において、上記実施例と共通する構成部分には、実施例と同じ符号を付している。
(比較例1)
図7には、比較例1であるレンズ保持部の構成を示している。上記実施例では、レンズ辺縁部1cのうち60°位置から90°位置までの円弧領域1dを支持面4m,4nによって支持し、レンズ辺縁部1cの外周端面における60°位置に当接又は近接する垂直面4a,4dを形成した。これに対し、本比較例では、支持面4m′,4n′をレンズ辺縁部1cのうち70°位置から90°位置までの円弧領域を支持するように形成し、垂直面4a′,4d′を、レンズ辺縁部1cの外周端面のうち70°位置に当接又は近接するように形成している。
この場合、実施例(120°)に比べて、光学部1aの先端方向への開放角度(140°)が大きくなるため、よりレンズ1を先端方向に押し出し易くなる。しかし、実施例に比べて、レンズ辺縁部1cの下面における支持面4m′,4n′による支持領域が後退するため、光学部1aの先端側が上下方向に変位し、レンズ1を安定的に保持するためのレンズ保持部としての機能を果たすことができなかった。
(比較例2)
図8には、比較例2であるレンズ保持部の構成を示している。
本比較例では、支持面4m″,4n″をレンズ辺縁部1cのうち45°位置から90°位置までの円弧領域を支持するように形成し、垂直面4a″,4d″を、レンズ辺縁部1cの外周端面のうち45°位置に当接又は近接するように形成している。
この場合、レンズ1を安定的に保持することはできるが、実施例(120°)に比べて光学部1aの先端方向への開放角度(90°)が狭くなるため、レンズ1を先端方向に押し出す際の抵抗が大きくなり、レンズ1をスムーズに送り出すことが可能なレンズ保持部としての機能を果たすことができなかった。
(比較例3)
図9((a)は上面図、(b)は側面断面図)には、比較例3であるレンズ保持部の構成を示している。
上記実施例では、レンズ辺縁部1cのうち60°位置から90°位置までの円弧領域1dを支持面4m,4nによって支持し、該円弧領域1dよりも後方(90°位置から後方)の円弧領域1fを押さえ突起3a,3dで押さえるようにした。これに対し、本比較例では、円弧領域1dのうち60°位置から70°位置までの円弧領域を、実施例にはなかった押さえ突起3f,3gによって押さえている。
この場合、レンズ1を安定的に保持することはできるが、光学部1aが変形ガイド部3eによって下向きに凸形状となるように変形する際に、円弧領域1dが上方に変位できない。このため、スムーズにレンズ1の押し出しと変形とを行わせることができなかった。
以上の比較例に基づいて検討した結果、支持面4m,4nは、上記実施例のようにレンズ辺縁部1cのうち60°位置から後方の領域を支持するのが最も好ましいが、本発明はこれに限られない。具体的には、レンズ辺縁部1cのうち0°位置に対して45°より大きく70°より小さい周方向角度を有する位置から後方の領域を支持すればよい。より好ましくは、0°位置に対して55°以上65°以下の周方向角度を有する位置から後方の領域を支持するとよい。
一方、押さえ突起3a,3dは、上記実施例のようにレンズ辺縁部1cのうち90°位置から後方の領域を押さえるのが最も好ましいが、本発明はこれに限られない。具体的には、0°位置に対して80°より大きい周方向角度を有する位置よりも後方の領域を押さえるようにしてもよい。より好ましくは、0°位置に対して85°より大きい周方向角度を有する位置よりも後方の領域を押さえるようにしてもよい。
また、上記実施例にて説明したレンズ保持部の構成は本発明を実施する場合の一例にすぎず、請求項に記載した条件を満たすレンズ保持部であれば、この構成にかかわらず本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、挿入筒5内に、これとは別部材として製作したレンズ支持部材4を組み込む場合について説明したが、本発明では、該レンズ支持部材が有する構造や形状を挿入筒に一体形成してもよい。
また、上記実施例では、光学部から線状の支持部が延出したタイプの眼内挿入用レンズの挿入器具について説明したが、本発明は、光学部の周囲に板状の支持部が延出したタイプの眼内挿入用レンズの挿入器具にも適用が可能である。この場合、レンズの辺縁部には、該板状の支持部を含めてもよい。
本発明の実施例1である眼内挿入用レンズの挿入器具の上面図および側面断面図。 実施例1の挿入器具のレンズ押出し途中の状態を示す上面図および側面断面図。 実施例1の挿入器具におけるレンズ支持部材の構成を示す上面図。 実施例1の挿入器具におけるレンズ支持部材の構成を示す正面断面図。 実施例1の挿入器具におけるレンズ支持部材の構成を示す側面断面図。 実施例1のレンズ支持部材の一部を拡大した断面図。 実施例1の挿入器具におけるカバー部材の構成を示す下面図および側面断面図。 実施例1のレンズ支持部材にカバー部材を組み合わせた状態を示す上面図および側面断面図。 比較例1の挿入器具の上面図。 比較例2の挿入器具の上面図。 比較例3の挿入器具の上面図および側面断面図。
符号の説明
1 眼内挿入用レンズ
1a 光学部
1b 支持部
1c 辺縁部
2 筒部材
3 カバー部材
3a,3b,3c,3d 押さえ突起
3e 変形ガイド部
4 レンズ支持部材
4a,4d 垂直面
4b,4c 支持突起
4m,4n 支持面
5 挿入筒
6 押出し軸

Claims (11)

  1. 眼内挿入用レンズを保持するレンズ保持部を有し、前記レンズを前記レンズ保持部から押出し軸によって該挿入器具の先端方向に移動させて眼内に挿入する眼内挿入用レンズの挿入器具であって、
    前記レンズ保持部は、前記レンズの辺縁部における互いに反対側の面に当接可能な第1の保持部および第2の保持部を有し、
    前記辺縁部における前記レンズの中心から見て前記先端方向にある位置を0°位置とするとき、
    前記第1の保持部は、前記辺縁部のうち、前記0°位置から周方向両側において、45°より大きく70°より小さい第1の周方向角度の位置から後方の領域に当接可能であり、
    前記第2の保持部は、前記辺縁部のうち、前記0°位置から周方向両側において、前記第1の周方向角度より大きい第2の周方向角度の位置から後方の領域に当接可能であることを特徴とする眼内挿入用レンズの挿入器具。
  2. 前記第1の周方向角度が、55°以上65°以下の角度であることを特徴とする請求項1に記載の挿入器具。
  3. 前記第1の周方向角度が、60°であることを特徴とする請求項2に記載の挿入器具。
  4. 前記第2の周方向角度が、80°より大きい角度であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の挿入器具。
  5. 前記第2の周方向角度が、85°より大きい角度であることを特徴とする請求項4に記載の挿入器具。
  6. 前記第2の周方向角度が、90°であることを特徴とする請求項4に記載の挿入器具。
  7. 該レンズ保持部は、前記レンズの中心から見て前記第1の周方向角度の方向に、該レンズの外周面に当接する第3の保持部を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の挿入器具。
  8. 前記第1の保持部は、前記辺縁部のうち前記第1の周方向角度の位置を先端とする第1の領域に当接可能な先端側保持部と該第1の領域よりも後方の第2の領域に当接可能な後端側保持部とを有し、
    前記第2の保持部は、前記辺縁部のうち前記第1の領域と前記第2の領域との間の領域であって前記第2の周方向角度の位置を先端とする第3の領域に当接可能な先端側保持部を少なくとも有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の挿入器具。

  9. 前記第2の保持部は、前記辺縁部における前記第2の領域に当接可能な後端側保持部を有することを特徴とする請求項8に記載の挿入器具。
  10. 前記押出し軸によって前記レンズを前記レンズ保持部から前記先端方向に移動させる際に、該レンズを変形させるようガイドする変形ガイド部を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の挿入器具。
  11. 請求項1から10のいずれか1つに記載の挿入器具と、
    前記レンズ保持部にて保持された眼内挿入用レンズとを有することを特徴とする眼内挿入レンズの挿入システム。
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