JPH10303299A - コンタクトホールの形成方法 - Google Patents
コンタクトホールの形成方法Info
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- JPH10303299A JPH10303299A JP10960997A JP10960997A JPH10303299A JP H10303299 A JPH10303299 A JP H10303299A JP 10960997 A JP10960997 A JP 10960997A JP 10960997 A JP10960997 A JP 10960997A JP H10303299 A JPH10303299 A JP H10303299A
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Abstract
ずれたとしても、このホールが電極には達するが基板に
は達しないようにする。 【解決手段】 下地15上に設けられた電極17xを覆
う絶縁膜21に、この電極と電気的接続を行うためのコ
ンタクトホール27を形成するにあたり、電極に接して
エッチングストッパ層19xを形成した後、ボーダーレ
スコンタクトホールを形成のためのエッチングを行う。
Description
造方法の、特に電極とコンタクトをとるためのボーダー
レスコンタクトホールの形成方法に関する。
コンタクトをとるためのコンタクトホールや電極とコン
タクトをとるためのコンタクトホールがある。これらコ
ンタクトホールを形成するとき、構造体の各層間の合わ
せ精度や加工精度を考慮して、設計余裕と呼ばれる余裕
値が設定されていて、例えば露光装置の合わせずれが生
じても、所望の箇所とコンタクトをとるコンタクトホー
ルを形成することができた。
スの縮小に伴い、配線や各素子の微細化を実現するため
には、上記設計余裕を排除する必要がある。このように
設計余裕を排除してコンタクトホールを形成する技術
は、ボーダーレスコンタクトと呼ばれている(文献1:
電子情報通信学会論文誌 Vol.J78-C-II No.5 pp.165-1
76 1995 年 5月 クォーターミクロン世代に向けての多
層配線技術の課題と展望)。ただ単に設計余裕を排除し
て従来の方法でコンタクトホールを形成しようとすると
き、露光装置等の合わせずれが生ずると、目的部分すな
わち正規の被エッチング領域以外の領域までエッチング
されてしまう。この過剰なエッチングを伴ったコンタク
トホールを用いてデバイスを完成すると、電気的ショー
トを起こすという、配線信頼性やその他のデバイスの信
頼性を失う恐れがあった。
間の絶縁膜にボーダーレスコンタクトホールを形成する
場合には、電極の上面や側壁に、窒化シリコン膜を設け
て、これをエッチングストッパとして利用する技術が知
られている(文献2および文献3参照。文献2:強誘電
体薄膜メモリ 株式会社サイエンスフォーラム 1995年
6月30日第1刷発行 pp.245 図−8、文献3:月刊Se
miconductor World 増刊号 1995年 第14巻第11号 第
6章 電極・ 配線形成技術 256M/1G時代の電極・配線形
成技術 pp.255-258 )。ところが、この技術はデバイス
の微細化に伴い電極間の距離が短くなると、コンタクト
ホールの溝幅も狭くなるため、わずかにエッチングされ
た窒化シリコン膜のエッチング反応生成物が、形成途中
の電極間のコンタクトホールから外部に排出されず、コ
ンタクトホールの底面に付着してしまう。そのため、こ
のエッチング反応生成物がホール形成のためのエッチン
グ反応を阻害し、以降のコンタクトホールの形成を妨げ
てしまう。
は複数近接しているようなものも含む)を覆う絶縁膜
に、この電極と電気的接続を行うためのコンタクトホー
ルを形成する技術に関しては、デバイス構造の微細化に
対応できるような優れた技術はなかった。
トホールの形成位置がずれたとしても、当該ボーダーレ
スコンタクトホールが電極には達するが基板には達しな
いようにしたコンタクトホールの形成方法の出現が望ま
れていた。
る発明者は、研究および種々の実験を重ねた結果、従来
はコンタクトホールの形成の妨げとなるとされていたエ
ッチング反応生成物をボーダーレスコンタクトホールの
形成中に新たなエッチングストッパとして積極的に利用
すると、ボーダーレスコンタクトホールとして予定して
いた形成領域以外の領域のエッチングをデバイスの信頼
性を損なわない程度に抑制できることを発見し、この発
明をするに至った。
ング反応生成物を利用しなくても、エッチングストッパ
層を設ける位置によっては、ボーダーレスコンタクトホ
ールの形成位置がずれたとしても、このコンタクトホー
ルを基板に達しないように形成できることも分かった。
の形成方法によれば、下地上に設けられた電極を覆う絶
縁膜に、この電極と電気的接続を行うためのボーダーレ
スコンタクトホールを形成するにあたり、絶縁膜を形成
する以前に電極に接してエッチングストッパ層を予め形
成しておいて、上述の絶縁膜の形成後にこの絶縁膜に対
し、ボーダーレスコンタクトホール形成のためのエッチ
ングを行うことを特徴とする。
部分にボーダーレスコンタクトホールをエッチング形成
するとき、露光機の合わせずれやマスク合わせ精度など
に起因してボーダーレスコンタクトホールの形成位置が
ずれたとしても絶縁膜の下側で電極に接してエッチング
ストッパ層を設けてあるので、ずれた部分の下方への過
剰エッチングを回避できる。すなわち例えば電極の表面
と絶縁膜との間にエッチングストッパ層を介在させて、
エッチングストッパ層を設けてあるので、ずれた部分が
下地側の方向へと過剰にエッチングされてもこのストッ
パ層のエッチング反応生成物が形成されつつあるコンタ
クトホールに付着および堆積するので、コンタクトホー
ルの底面が下地にまで到達するようなことはなくなる。
このため後の処理でボーダーレスコンタクトホールに金
属配線を施しても電極と下地との間が電気的にショート
してしまうことはない。
してエッチングストッパ層を設け、ボーダーレスコンタ
クトホール形成後に、少なくともこのコンタクトホール
内に残存しているエッチングストッパ層の部分を除去す
るのがよい。
チングストッパ層を設けると、まず、エッチングストッ
パ層の上面まで絶縁膜をエッチングしていき、その後、
エッチングストッパ層を取り除く。電極の上面にボーダ
ーレスコンタクトホールが位置ずれなく形成されている
ときにはエッチングストッパ層を取り除く手間がかかっ
てしまう。通常コンタクトホールを形成するエッチング
処理は多少過剰に行っている。ボーダーレスコンタクト
ホールの位置が電極からずれていた場合は、この過剰な
エッチング処理によって電極からずれている部分の絶縁
膜はどんどん下地の方へ向かって切削されて、ホールの
底面が下地に到達することさえあり得る。しかしなが
ら、電極の上面にエッチングストッパ層を設けておくこ
とによって、エッチング処理によってわずかに切削され
たエッチングストッパ層のエッチング反応生成物が電極
からずれている部分のホール底面に付着および堆積し、
これが耐エッチング膜となって以降のエッチング処理を
妨げることができる。このためホールの底面が下地に到
達することはなくなる。
エッチングストッパ層を設けるのがよい。
ングストッパ層をサイドウォールのように設けると、ボ
ーダーレスコンタクトホールの位置が電極からずれてい
ても、ずれている部分はエッチングストッパ層が形成さ
れているため、下地の方に向かってエッチングされるの
を防ぐことができる。また、ボーダーレスコンタクトホ
ールの位置が電極の側壁に接して設けられたエッチング
ストッパ層の幅よりもずれていた場合には、エッチング
処理によってわずかに切削されたエッチングストッパ層
のエッチング反応生成物がエッチングストッパ層の幅よ
りずれている部分のホール底面に付着および堆積し、こ
れが耐エッチング膜となって以降のエッチング処理を妨
げることができる。このためホールの底面が下地に到達
することはなくなる。また、この方法では電極の上面に
は絶縁膜以外に何も形成されていないので、エッチング
処理が終了した後エッチングストッパ層を除去する必要
がない。
を、電極の表面および電極間の下地の上面と絶縁膜との
間に介在させて設けておき、コンタクトホール形成後
に、少なくともこのコンタクトホール内に残存している
エッチングストッパ層の部分を除去するのがよい。
上に位置する絶縁膜をエッチングストッパ層に達するま
でエッチング処理を行った後、ボーダーレスコンタクト
ホール内に露出したエッチングストッパ層を除去する。
これにより、ボーダーレスコンタクトホールの位置が電
極からずれていた場合に過剰にエッチング処理を行って
もエッチングストッパ層が存在するので、この層でエッ
チングの進行をストップさせることができる。このた
め、形成されるべきコンタクトホールの底面がエッチン
グによって下地まで到達することはなくなる。
を図らない場合には、好ましくは、エッチングストッパ
層を、電極の下面と下地との間に介在させて設けるのが
よい。
ルの位置が電極からずれていた場合、ずれている部分の
絶縁膜は過剰なエッチングを行っても、下地の上面はエ
ッチングストッパ層で被覆されているので、このエッチ
ングストッパ層でエッチング処理はストップする。この
ため、下地に達するようなコンタクトホールの形成は回
避できる。また、この方法では、エッチング処理が終了
した後エッチングストッパ層を部分的に除去することは
必ずしも必要ではない。
ンによって形成するのが好ましい。特にエッチングスト
ッパ層を電極の上面に設けたとき、ボーダーレスコンタ
クトホールの位置が電極からずれていた場合、過剰なエ
ッチング処理を行うと、電極からずれている部分の絶縁
膜に形成されたホールの底面に窒化シリコンのエッチン
グによる反応生成物が付着および堆積して、この堆積し
た窒化シリコンの反応生成物がエッチング処理を妨げる
働きをする。このため電極からずれている部分の絶縁膜
に形成されたホールはそれ以上にエッチングされること
はない。
によって形成することもできるが、有機SOGは、電極
と絶縁膜との間に介在させて設けるエッチングストッパ
層に、もしくは電極と下地との間に介在させて設けるエ
ッチングストッパ層に用いるのがよい。
施の形態につき説明する。なお、各図は発明を理解でき
る程度に概略的に示してあるに過ぎず、したがって発明
を図示例に限定するものではない。また、各図において
断面を示すハッチング(斜線)は一部を除き省略してあ
る。
して、下地上に設けられた電極を覆う絶縁膜に電極と電
気的接続を行うためのボーダーレスコンタクトホールを
形成するにあたり、電極の上面に接してエッチングスト
ッパ層を設けておいて、ボーダーレスコンタクトホール
形成後に、少なくとも、コンタクトホール内に残存する
エッチングストッパ層の部分を除去する例につき図1お
よび図2を参照して説明する。図1および図2は第1の
実施の形態の説明に供する概略的な工程図であり、各図
は主要工程段階で得られた構造体の断面の切り口で示し
てある。
は、基板11上に第1シリコン酸化膜13を設けて下地
15を形成する。次に下地上に電極を設ける。第1シリ
コン酸化膜13上にCVD(Chemical Vapor Depositio
n) 法を用いてポリシリコン層17を設けてこのポリシ
リコン層17に不純物としてリンを拡散した後ポリシリ
コン層17の上にCVD法で窒化シリコン層19を形成
する(図1(A))。
布してリソグラフィ技術を用いてレジストに電極パター
ンを形成する。その後プラズマエッチングによって窒化
シリコン層19およびポリシリコン層17をエッチング
して電極パターンを形成する。ここで、図において左側
に位置する電極17x1 を第1電極とし、右側に位置す
る電極17x2 を第2電極とすると、この実施の形態で
は第2電極17x2 と電気的接続を行うためのコンタク
トホールを形成することにする。上記エッチングを行う
と、ポリシリコンからなる第1電極17x1 および第2
電極17x2 の上面18aおよび18bに窒化シリコン
膜19xによるエッチングストッパ層を形成することが
できる(図1(B))。
形成する。ここでは絶縁膜21として第2シリコン酸化
膜を、上面にエッチングストッパ層19xの形成された
電極17xを覆うように第1シリコン酸化膜13上に形
成する(図1(C))。
スト23を塗布して、リソグラフィ技術を用いてレジス
ト23にコンタクトホールパターン25を形成する(図
2(A))。ここでは第2電極17x2 とコンタクトを
とるためのコンタクトホールを形成するため、第2電極
17x2 の上に位置する箇所のレジストにボーダーレス
のコンタクトホールパターン25を形成する。このと
き、コンタクトホールパターン25は第2電極17x2
のぴったり上方に位置するように形成するのは困難で、
露光機の合わせずれ等によって多少ずれが生じている。
ずれの程度は通常0.1μm以内である。この実施の形
態でも第1電極17x1 の方向へ位置ずれAが生じてい
る。
する。この例では、レジスト23をマスクにして、絶縁
膜21に対してプラズマエッチングを行うことによって
コンタクトホール27を形成する。エッチング装置はM
E−RIE(Magnetron Enhanced Reactive Ion Etchin
g)を用いていて、そのエッチング条件は圧力が40mTo
rr、rf-Powerが1500W 、磁場強度が120Gauss 、
C4 F8 の流量が20sccm、COの流量が250sccm、
Arの流量が500sccm、第2シリコン酸化膜21と窒
化シリコン膜19xとの選択比(シリコン酸化膜21/
窒化シリコン膜19x)は約30とした(図2
(B))。レジスト23のコンタクトホールパターン2
5の位置は第2電極17x2 からずれていて、このコン
タクトホール27は設計余裕を排除したボーダーレスコ
ンタクトホールであるため、過剰なエッチング処理によ
って第2電極17x2 からずれている部分Aの第2シリ
コン酸化膜は下地15の方へ向かって切削されていく。
しかしながら、第2電極17x2 の上面18bにはエッ
チングストッパ層19xとして窒化シリコン膜が設けて
あるため、エッチング処理によってわずかに切削された
窒化シリコン膜19xのエッチング反応生成物29が第
2電極17x2 からずれている部分Aのおよそ0.1μ
mの幅のホール底面31に付着および堆積して耐エッチ
ング膜となり、その後のエッチング反応の進行を妨げ
る。このためホールの底面31が下地15に到達するこ
とはない。
エッチングストッパ層である窒化シリコン膜19xおよ
びエッチング反応生成物29を除去する。ここではRI
E(Reactive Ion Etching)を用いる。エッチングは例え
ば圧力が200mTorr、rf-Powerが200W 、SF6 の
流量が50sccmという条件で行う。これにより、ホール
27内の窒化シリコン膜19xが除去される(図2
(C))。
の一部分がコンタクトホール27から露出するボーダー
レスコンタクトホール27を形成することができ、形成
されたコンタクトホール27に金属メッキを施して第2
電極17x2 と電気的接続を行うことができる。
の上面18aおよび18bにエッチングストッパ層19
xを設ける場合には、ボーダーレスコンタクトホール2
7の電極17xからの位置ずれAが0.15μm以内で
あれば、ずれている部分Aの第2シリコン酸化膜21の
エッチングをよく阻止することができる。
エッチング選択比で、窒化シリコン膜19xに対する第
2シリコン酸化膜21のエッチング選択比(第2シリコ
ン酸化膜21/窒化シリコン膜19xが10から100
であれば好ましく、最適なのは30である。
等の炭素リッチのフッ化炭素系ガスを含んでいるのがよ
い。
して、下地上に設けられた電極を覆う絶縁膜に電極と電
気的接続を行うためのボーダーレスコンタクトホールを
形成するにあたり、電極の側壁面に接してエッチングス
トッパ層を設ける例につき図3を参照して説明する。図
3は第2の実施の形態の説明に供する、主要工程段階で
得られた構造体の断面の切り口で示してある概略図であ
る。また、以下、第1の実施の形態と相違する点につき
説明し、第1の実施の形態と同様の点についてはその詳
細な説明を省略する。
11上に第1シリコン酸化膜13を設けて、これらを下
地15とする。次にこの下地15上にCVD法を用いて
ポリシリコン層17を設けてこのポリシリコン層17に
リンを拡散する。この後リソグラフィおよびエッチング
によってポリシリコン層からなる電極17x(第1電極
17x1 および第2電極17x2 )を形成する(図3
(A))。
うに下地15上に窒化シリコン層19を形成する(図3
(B))。
ッチングを行い、電極17xの上面18aおよび18b
を露出させ、かつ電極17xの側壁面33に窒化シリコ
ン層からなるサイドウォール35を形成する(図3
(C))。
極17xを覆うように第2シリコン酸化膜21を形成し
て、第2シリコン酸化膜21上にコンタクトホールパタ
ーンを有するレジストを形成する。このコンタクトホー
ルパターンは第2電極17x2 と導通させるためのコン
タクトホールに相当するものとする。その後プラズマエ
ッチングにより第2シリコン酸化膜21にボーダーレス
コンタクトホール27を形成する(図3(D))。エッ
チング装置およびエッチング条件は第1の実施の形態と
同様である。このボーダーレスコンタクトホール27の
形成位置は第2電極17x2 に対してずれることが多
い。ずれている部分Aがサイドウォール35の幅以内で
あればエッチングストッパ層としてのサイドウォール3
5によって、ずれている部分Aの第2シリコン酸化膜2
1のエッチングをそれ以上進行させずにすむ。また、図
3(D)に示しているようにコンタクトホール27のず
れAがサイドウォール35の幅以上である場合には、サ
イドウォール35から0.15μm以内のずれであれ
ば、エッチングによって第2シリコン酸化膜21に形成
されたホールの底面31に窒化シリコンのエッチング反
応生成物29が付着および堆積して耐エッチング膜とな
って、それ以上のエッチングを阻止することができる。
したがって第2電極17x2 の上面18bの一部分が露
出するボーダーレスコンタクトホール27を形成するこ
とができる。
グして得られたコンタクトホールの底面31には第2電
極17x2 の上面18bの一部分が露出しているため、
第1の実施の形態のようにエッチングによって窒化シリ
コン膜を除去する必要はない。
して、下地上に設けられた電極を覆う絶縁膜に電極と電
気的接続を行うためのボーダーレスコンタクトホールを
形成するにあたり、エッチングストッパ層を、電極の上
面および側壁面と、電極間の下地の上面とを被覆させて
設けておいて、ボーダーレスコンタクトホール形成後に
少なくともコンタクトホール内に残存しているエッチン
グストッパ層の部分を除去する例につき図4を参照して
説明する。図4は第3の実施の形態の説明に供する、主
要工程段階で得られた構造体の断面の切り口で示してあ
る概略図である。また、以下、第1の実施の形態および
第2の実施の実施の形態と相違する点につき説明し、同
様の点についてはその詳細な説明を省略する。
11および第1シリコン酸化膜13)を形成した後、第
2の実施の形態と同様にして下地15上に電極17x
(第1電極17x1 および第2電極17x2 )を形成し
て、この電極17xを覆うように下地上に窒化シリコン
膜19xを形成する(図4(A))。これにより、電極
17xの上面18aおよび18bと、側壁面と、また電
極17x間の下地15の上面とをエッチングストッパ層
によって被覆させることができる。
成する。この例では、まず、窒化シリコン膜19x上に
第2シリコン酸化膜21を形成して、第2シリコン酸化
膜21上にコンタクトホールパターン25を有するレジ
スト23を形成する。このコンタクトホールパターン2
5は第2電極17x2 と導通させるためのコンタクトホ
ールに相当するものとする。その後プラズマエッチング
により第2シリコン酸化膜21にボーダーレスコンタク
トホール27を形成する(図4(B))。エッチング装
置およびエッチング条件は第1の実施の形態と同様であ
る。このエッチングはコンタクトホールの底面31が第
2電極17x2 上の窒化シリコン膜19xに到達するま
で、少し過剰に行う。コンタクトホール27の形成位置
が第2電極17x2 に対してずれている場合、ずれてい
る部分Aがエッチングストッパ層19xの幅以内であれ
ば、第2電極17x2 を覆うエッチングストッパ層19
xによって、ずれている部分Aの第2シリコン酸化膜2
1のエッチングをそれ以上進行させずにすむ。また、図
4(B)に示しているようにコンタクトホール27の位
置ずれAがエッチングストッパ層19xの幅以上である
場合、エッチングストッパ層19xから0.15μm以
内のずれであれば、エッチングによって第2シリコン酸
化膜21に形成されたホールの底面31に窒化シリコン
膜19xのエッチング反応生成物29が付着および堆積
して耐エッチング膜となって、それ以上のエッチングを
阻止することができる。また、ほとんどあり得ないが、
0.15μm以上のずれが生じた場合において、電極1
7xが設けられていない下地15上にも窒化シリコン膜
19xが形成されているため、ずれている部分Aの第2
シリコン酸化膜21をエッチングし続けて下地15をも
エッチングしてしまうようなことはない。
ている窒化シリコン膜19xの部分をプラズマエッチン
グによって除去する。これにより、第2電極17xの上
面18bの一部分がホールの底面31に露出するボーダ
ーレスコンタクトホール27を形成することができる
(図4(C))。
SOGによって形成することもできる。この場合、コン
タクトホール27を形成するエッチング条件のうち有機
SOGに対する第2シリコン酸化膜21のエッチング選
択比(第2シリコン酸化膜21/有機SOG)は5以上
であればよい。
して、下地上に設けられた電極を覆う絶縁膜に電極と電
気的接続を行うためのボーダーレスコンタクトホールを
形成するにあたり、エッチングストッパ層を下地の上面
に設ける例につき図5を参照して説明する。図5は第4
の実施の形態の説明に供する、主要工程段階で得られた
構造体の断面の切り口で示してある概略図である。ま
た、以下、第1、第2および第3の実施の形態と相違す
る点につき説明し、同様の点についてはその詳細な説明
を省略する。
11および第1シリコン酸化膜13)を形成した後、下
地15上の全面にわたり窒化シリコン膜19xを形成す
る(図5(A))。
リコンによって第1〜第3の実施の形態と同様にして電
極17x(第1電極17x1 および第2電極17x2 )
を形成する(図5(B))。
極17xを覆うように第2シリコン酸化膜21を形成し
て、第2シリコン酸化膜21上にコンタクトホールパタ
ーンを有するレジストパターンを形成する。このコンタ
クトホールパターンは第2電極17x2 と導通させるた
めのコンタクトホールに相当するものとする。その後プ
ラズマエッチングにより第2シリコン酸化膜21にボー
ダーレスコンタクトホール27を形成する(図5
(C))。エッチング装置およびエッチング条件は第1
の実施の形態と同様である。このコンタクトホール27
が第2電極17x2 に対して形成する位置がずれていた
としても、下地15上に設けたエッチングストッパ層1
9xによって、ずれている部分Aの第2シリコン酸化膜
21のエッチングを下地15へ進行させずにすむ。ま
た、この実施の形態では第2電極17x2の少なくとも
1部がコンタクトホール27に露出していれば、コンタ
クトホール27が第2電極17x2 からいくらずれてい
ても、第2電極17x2 のみと導通させるためのコンタ
クトホール27を形成することができる。
グして得られたコンタクトホールの底面31には第2電
極17x2 の上面18bの一部分が露出しているため第
1の実施の形態のようにエッチングによって窒化シリコ
ン膜19xを除去する必要はない。
SOGによって形成することもできる。この場合、コン
タクトホール27を形成するエッチング条件のうち有機
SOGに対する第2シリコン酸化膜21のエッチング選
択比(第2シリコン酸化膜21/有機SOG)は5以上
であればよい。
発明のコンタクトホールの形成方法によれば、電極に接
してエッチングストッパ層を形成した後、ボーダーレス
コンタクトホール形成のためのエッチングを行う。電極
上の絶縁膜に形成されるボーダーレスコンタクトホール
は、露光機の合わせずれ等によって電極と位置ずれを生
じて形成されることが多い。このためエッチング処理に
よって余分に切削されてしまう絶縁膜部分ができてしま
う。ここで、電極に接してエッチングストッパ層を設け
る。例えばエッチングストッパ層を電極の少なくとも上
面に接して設けるとすれば、エッチング処理によってわ
ずかに切削されたエッチングストッパ層のエッチング反
応生成物が、余分に切削されてしまう絶縁膜に形成され
つつあるホールの底面に付着および堆積して耐エッチン
グ膜となって、それ以降の切削を抑制することができ
る。
を図らない場合には、エッチングストッパ層を電極の表
面および電極間の下地の上面と絶縁膜との間に介在させ
て設けたり、電極の下面と下地との間に介在させて設け
たりする。これらの場合には、ボーダーレスコンタクト
ホールの位置ずれのために余分に切削される絶縁膜の切
削されつつあるホールの底面がエッチングストッパ層に
到達すれば、それ以降の切削を抑制することができる。
う絶縁膜に、電極と電気的接続を行うために形成される
ボーダーレスコンタクトホールは、電極との間に位置ず
れがあっても、コンタクトホールを形成するエッチング
処理によって余分に下地まで切削してしまうことはな
く、所望の電極のみと導通可能なボーダーレスコンタク
トホールを形成することができる。このため、この発明
のコンタクトホールの形成方法を用いればデバイス構造
の微細化にも対応することができる。
しても好ましい。
供する概略的な工程断面図である。
供する図1に続く概略的な工程断面図である。
供する概略的な工程断面図である。
供する概略的な工程断面図である。
供する概略的な工程断面図である。
ル、ホール 29:エッチング反応生成物 31:底面 33:側壁面 35:サイドウォール、エッチングストッパ層 A:位置ずれ、ずれている部分
Claims (7)
- 【請求項1】 下地上に設けられた電極を覆う絶縁膜
に、該電極と電気的接続を行うためのボーダーレスコン
タクトホールを形成するにあたり、 前記絶縁膜の下側に、前記電極に接してエッチングスト
ッパ層を予め形成しておいて、前記ボーダーレスコンタ
クトホール形成のためのエッチングを行うことを特徴と
するコンタクトホールの形成方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のコンタクトホールの形
成方法において、 前記電極の上面に接して前記エッチングストッパ層を設
けておいて、前記ボーダーレスコンタクトホール形成後
に、少なくとも該コンタクトホール内に残存している前
記エッチングストッパ層の部分を除去することを特徴と
するコンタクトホールの形成方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のコンタクトホールの形
成方法において、 前記電極の側壁面に接して前記エッチングストッパ層を
設けることを特徴とするコンタクトホールの形成方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載のコンタクトホールの形
成方法において、 前記エッチングストッパ層を、前記電極の上面および側
壁面と、前記電極間の、前記下地の上面とを被覆させ
て、設けておいて、前記ボーダーレスコンタクトホール
形成後に、少なくとも該コンタクトホール内に残存して
いる、前記エッチングストッパ層の部分を除去すること
を特徴とするコンタクトホールの形成方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載のコンタクトホールの形
成方法において、 前記エッチングストッパ層を、前記下地の上面に設ける
ことを特徴とするコンタクトホールの形成方法。 - 【請求項6】 請求項1に記載のコンタクトホールの形
成方法において、 前記エッチングストッパ層を窒化シリコンによって形成
することを特徴とするコンタクトホールの形成方法。 - 【請求項7】 請求項4または請求項5に記載のコンタ
クトホールの形成方法において、 前記エッチングストッパ層を有機SOG(Spin on glas
s)によって形成することを特徴とするコンタクトホール
の形成方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-04-25 JP JP10960997A patent/JP4114215B2/ja not_active Expired - Fee Related
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