JPH1030019A - ポリエステル樹脂および樹脂組成物 - Google Patents

ポリエステル樹脂および樹脂組成物

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JPH1030019A JP20104496A JP20104496A JPH1030019A JP H1030019 A JPH1030019 A JP H1030019A JP 20104496 A JP20104496 A JP 20104496A JP 20104496 A JP20104496 A JP 20104496A JP H1030019 A JPH1030019 A JP H1030019A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐ドローダウン性に優れ、耐衝撃性、透明性
の向上した樹脂組成物を与える芳香族ポリエステル樹脂
を提供する。 【解決手段】 芳香族ジカルボン酸を主成分とする酸成
分と、エチレングリコールを主成分とするグリコール成
分からなるポリエステルに、炭素数30〜120、平均
分子量500〜2000の末端に水酸基を有する化合物
をポリマーに対し5〜40重量%および3価以上の多価
カルボン酸および/または多価アルコール成分を0.0
1〜1モル%を共重合させてなり、25℃のフェノール
/テトラクロロエタン等量混合溶媒中で測定される極限
粘度[η]が0.5〜1.5dl/gであるポリエステ
ル樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐ドローダウン性
に優れ、かつ機械的特性、耐熱性、光線透過性、表面光
沢、耐薬品性等の優れた特性を有するポリエステル成形
品を与えるポリエステル樹脂及び樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ポリエス
テル樹脂の押出ブロー成形は、中空構造ができる低圧成
形加工法である、という特徴があり容器類に多く使用さ
れている。しかし射出成形では金型内に直接溶融樹脂を
高速、高圧で注入するのに対し、押出ブロー成形では溶
融樹脂を外気中に数十秒さらさなくてはならない。この
ため、パリソンは外的要因を受け易く、大型の成形品で
は肉厚分布のバラツキ等成形安定性に問題があった。
【0003】一方、ポリエステル樹脂は機械的特性、ガ
スバリヤー性、耐薬品性に優れ、各種飲料ボトルや化粧
品容器に使用されているが、パリソンを安定して成形で
きる溶融樹脂の粘度まで重合度を上げるために、固相重
縮合法が採用されている。しかし、この方法は生産効率
が低く、コストの増大を免れることができず、工業的、
経済的に有効な方法であるとはいいがたく、固相重縮合
法によらない耐ドローダウン性に優れたポリエステル樹
脂が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み、ポリエステル樹脂の耐ドローダウン性に
ついて鋭意検討した結果ポリエステル樹脂に弾性を付与
し、かつ屈折率の近い樹脂同士のブレンドによってドロ
ーダウン性、透明性の向上された樹脂が得られることを
見いだし、本発明に到達したものである。
【0005】すなわち本発明は、芳香族ジカルボン酸お
よびそのエステル形成誘導体を80〜100モル%含む
酸成分と、エチレングリコールを50〜100モル%含
むグリコール成分からなるポリエステルに、炭素数30
〜120、平均分子量500〜3000の末端に水酸基
を有する化合物をポリマーに対し5〜40重量%および
3価以上の多価カルボン酸および/または多価アルコー
ル成分を0.01〜1モル%を共重合させてなり、25
℃のフェノール/テトラクロロエタン等量混合溶媒中で
測定される極限粘度[η]が0.5〜1.5dl/gで
あることを特徴とするポリエステル樹脂にある。
【0006】さらに本発明は、極限粘度[η]が0.5
〜0.8dl/g(測定法は上記と同じ)のポリエステ
ル樹脂100重量部に対して上記ポリエステル樹脂3〜
15重量部を溶融混合してなり、270℃、せん断速度
600(l/秒)で測定した粘度が2000〜2000
0ポイズであることを特徴とするポリエステル樹脂組成
物にある。
【0007】本発明において芳香族ジカルボン酸を主成
分とする酸成分と、エチレングリコールを主成分とする
グリコール成分からなるポリエステルに共重合する炭素
数30〜120、平均分子量500〜2000の末端に
水酸基を有する化合物(以下ソフト成分ともいう。)の
使用割合は、生成するポリエステルに対し5〜40重量
%である。この化合物の炭素数が30未満では架橋間距
離の延長に効果が無く、衝撃強度が低くなり好ましくな
い。また、120を超えるとポリエステル樹脂の耐熱性
が低下し、ポリエステル樹脂中への相溶性が乏しくなる
ばかりか光線透過率が低下するため好ましくない。ま
た、この化合物の添加量が5〜40重量%(対ポリマ
ー)の範囲よりも少ないと、耐ドローダウン性の向上に
効果がなく、この範囲以上に含有しても耐ドローダウン
性向上効果は飽和している上、成形品の耐熱性が低下す
るため好ましくない。
【0008】ソフト成分としての末端に水酸基を有する
化合物の具体例としては、ポリエチレングリコール、ポ
リオキシテトラメチレングリコール、ダイマージオー
ル、下記一般式(1)、(2)および(3)で表される
アルコール成分、およびこれらの誘導体のエチレンオキ
サイド付加物を挙げることができる。中でも次の一般式
(3)で表わされる構造を有するビスフェノールAのエ
チレンオキサイド付加物が好ましい。
【0009】
【化1】
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】さらに、本発明のポリエステル樹脂におい
ては、3価以上の多価カルボン酸および/または多価ア
ルコールを、酸成分またはグリコール成分の各々に対し
て0.01〜1モル%の範囲で共重合成分として使用す
る。これら成分はポリエステル樹脂に弾性を付与するた
めに架橋剤として使用するものであり、使用量がこの範
囲より少ないと効果が不十分であり、この範囲を超える
と重合途中でゲル化が起こる恐れがあるため好ましくな
い。
【0013】3価以上の多価カルボン酸および多価アル
コールの例としてはトリメリット酸、ピロメリット酸お
よびこれらの無水物等の多価カルボン酸、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、グリセリン等の多
価アルコールが挙げられる。
【0014】本発明のポリエステル樹脂は、芳香族ジカ
ルボン酸およびそのエステル形成誘導体を主たる酸成分
とするものである。芳香族ジカルボン酸としては、テレ
フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−1,4−ジカル
ボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、アントラ
センジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン
酸、4,4′−ジフェニルエーテルジカルボン酸等が挙
げられ、これらのエステル形成誘導体としてはアルキル
エステルやアリールエステルが挙げられる。
【0015】本発明のポリエステル樹脂は、芳香族カル
ボン酸成分が全酸成分中80モル%以上含有されている
ことが好ましく、さらに好ましくは85モル%以上含有
されていることである。芳香族ジカルボン酸成分が80
モル%未満であると成形品とした場合機械的強度が低下
する恐れがあり、また生産性も低下するので好ましくな
い。
【0016】本発明のポリエステル樹脂は、上記芳香族
ジカルボン酸以外の酸成分として脂肪族カルボン酸また
はそのエステル形成誘導体を全酸成分中に20モル%未
満、好ましくは15モル%未満の範囲で含有させること
ができる。20モル%以上含有させると成形品の機械的
強度の低下を招く恐れがある。使用される脂肪族ジカル
ボン酸としては、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ダ
イマー酸、1,3−もしくは1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸等が挙げられる。
【0017】本発明のポリエステル樹脂は、色調、透明
性、耐熱性、耐衝撃性等の付与のためエチレングリコー
ル以外のグリコール成分を共重合することができる。エ
チレングリコールは全グリコール成分中に50モル%以
上含有されることが必要で、好ましくは70モル%以上
である。エチレングリコールの含有量が50モル%未満
であると樹脂の製造段階での重合反応性の低下等が発生
し、目的とする重合度を有する重合体を得ることが困難
になる等の問題が生じ好ましくないためである。
【0018】本発明で共重合に使用されるエチレングリ
コール以外のグリコール成分として、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ダイマージオール、シク
ロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール等が
挙げられる。
【0019】本発明のポリエステル樹脂は、25℃のフ
ェノール/テトラクロロエタンの等量混合溶媒中で測定
した極限粘度[η]が0.5〜1.5dl/gの範囲で
あることが好ましい。極限粘度[η]がこの範囲より低
いと、耐ドローダウン性はなく、耐衝撃性も劣る傾向が
ある。また、この範囲より高い場合は反応が急激に進み
ゲル化する恐れがある。
【0020】以上説明した本発明によって得られたポリ
エステル樹脂は、成形用ポリエステル樹脂に配合するこ
とによって耐ドローダウン性に優れた樹脂組成物とする
ことができる。配合される成形用ポリエステル樹脂とし
ては上記の測定法による極限粘度[η]が0.5〜0.
8dl/gの範囲にあるものが好ましい。また、その配
合量は配合される成形用ポリエステル樹脂100重量部
に対して3〜15重量部、好ましくは5〜10重量部で
ある。配合量がこの範囲より少ないと、その効果が得ら
れず、多いと得られた樹脂の耐熱性や光線透過性、色調
等の低下が見られ好ましくない。
【0021】本発明のポリエステル樹脂を、極限粘度
[η]が0.5〜0.8dl/gの成形用ポリエステル
樹脂100重量部に対して3〜15重量部の範囲で配合
溶融した樹脂組成物は、270℃、せん断速度600
(1/秒)で測定した溶融混合物の粘度が2000〜2
0000ポイズの範囲にあることが好ましい。溶融混合
物の粘度がこの範囲より低いと耐ドローダウン性がな
く、また、成形品の外観が良好であることから、この範
囲内であることが好ましい。
【0022】本発明のポリエステル樹脂は、公知の直接
重合法やエステル交換法等により製造することができ
る。
【0023】本発明のポリエステル樹脂組成物は、必要
に応じて各種樹脂、添加物を添加できる。その例として
は、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリメチルメタクリ
レート等の樹脂、シリカ、タルク、カオリン、炭酸カル
シウム等の無機粒子、酸化チタン、カーボンブラック等
の顔料、紫外線吸収剤、離型剤、帯電防止剤、難燃剤等
が挙げられる。
【0024】本発明のポリエステル樹脂組成物より得ら
れる成形品に、さらに特定の性能を付与するために公知
の各種加工処理を施すことができる。その例としては、
紫外線、α線、β線、γ線あるいは電子線等の照射、コ
ロナ処理、プラズマ照射処理、火炎処理等の処理、塩化
ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリアミド、ポリ
オレフィン等の樹脂の塗布、ラミネート、あるいは金属
の蒸着等が挙げられる。
【0025】本発明のポリエステル樹脂組成物は、ボト
ル等の中空容器や、パイプ、チューブ等部品類のダイレ
クトブロー成形品、押出しシート、板、インフレーショ
ンフィルム、ラミネートコーティング等の押出し成形法
による成形品等の用途に用いることができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例および比較例を掲げて本発明を
更に説明する。実施例で用いた配合される成形用のポリ
エステル樹脂は、三菱レイヨン(株)製「ダイヤナイ
ト」(登録商標)MA−580([η]=0.57)お
よび同社製「ダイヤナイト」(登録商標)MA−521
H([η]=0.78)である。また、表1、表2に記
載した各種評価項目の評価方法は次の通りである。
【0027】[溶融粘度]キャピログラフを使用して2
70℃、せん断速度600(1/秒)で押出した際の粘
度を測定した。
【0028】[耐ドローダウン性]キャピログラフを使
用し270℃、せん断速度60(1/秒)で押出した際
のストランド長が400mmに達する時間(秒数)を測
定した。
【0029】[ヘイズ]ヘイズメーターで厚さ200μ
mシートを測定した。
【0030】[耐衝撃性]23℃で厚さ200μmシー
トに300gの荷重を落下させ、試験片数の80%が破
損されない高さと、試験片数の80%が破壊される高さ
を10cm間隔で測定した。
【0031】[耐薬品性]23℃で厚さ200μmシー
ト表面をアセトンでラビングし、外観の変化を目視で評
価し、変化を生じないものを○、白濁したものを×とし
た。
【0032】[実施例1〜9]、[比較例2,3,9] テレフタル酸100モル部、エチレングリコール140
モル部、トリメチロールプロパンを表1および表2に示
す割合(モル部)、およびソフト成分(平均分子量(M
w)=1000)をそれぞれ表に示す割合(重量部/ポ
リマー)で反応容器に仕込み、直接重合法により重合
し、ポリエステル樹脂を得た。この樹脂とポリエステル
樹脂「ダイヤナイト」MA−521H(以下、単にMA
521Hと記す。)を表1および表2に示す割合で配合
し、2軸押出機で溶融混合した後、T−ダイ法により2
00μm厚さのシートを得た。
【0033】[実施例10]テレフタル酸99.5モル
部、トリメリット酸0.5モル部、エチレングリコール
140モル部、ビスフェノールAエチレンオキサイド付
加物を(Mw=600)35重量部を反応容器に仕込
み、実施例1と同様にしてポリエステル樹脂を得た。こ
の樹脂をMA−521Hに10重量%配合し、実施例1
と同様にしてポリエステルシートを得た。
【0034】[実施例11]テレフタル酸100モル
部、1,4−シクロヘキサンジメタノール10モル%、
エチレングリコール130モル部、トリメチロールプロ
パン0.15モル%、ポリエチレングリコール(Mw=
2500)20重量部/ポリマーを反応容器に仕込み、
実施例1と同様にしてポリエステル樹脂を得た。この樹
脂をMA−521Hに10重量%配合し、実施例1と同
様にしてポリエステルシートを得た。
【0035】[実施例12]テレフタル酸100モル
部、エチレングリコール140モル部、トリメチロール
プロパン0.5モル%、ポリオキシテトラメチレングリ
コール(Mw=1000)10重量部/ポリマーを反応
容器に仕込み、実施例1と同様にしてポリエステル樹脂
を得た。この樹脂をポリエステル樹脂「ダイヤナイト」
MA−580に10重量%配合し、実施例1と同様にし
てポリエステルシートを得た。
【0036】[比較例1]ポリエステル樹脂「ダイヤナ
イト」MA−521Hを単独評価しその結果を表2に示
した。
【0037】[比較例4]テレフタル酸100モル部、
エチレングリコール140モル部、トリメチロールプロ
パン0.5モル%、ポリエチレングリコール(Mw=3
00)10重量部/ポリマーを反応容器に仕込み、実施
例1と同様にしてポリステル樹脂を得た。この樹脂をM
A−521Hに10重量%配合し、実施例1と同様にし
てポリエステルシートを得た。
【0038】[比較例5]テレフタル酸100モル部、
エチレングリコール140部、トリメチロールプロパン
0.5モル%、ポリエチレングリコール(Mw=400
0)10重量部/ポリマーを反応容器に仕込み、実施例
1と同様にしてポリエステル樹脂を得た。この樹脂をM
A−521Hに10重量%配合し、実施例1と同様にし
てポリエステルシートを得た。
【0039】[比較例6]テレフタル酸100モル部、
エチレングリコール140モル部を反応容器に仕込み、
実施例1と同様にしてポリステル樹脂を得た。この樹脂
をMA−521Hに10重量%配合し、実施例1と同様
にしてポリエステルシートを得た。
【0040】[比較例7]テレフタル酸100モル部、
エチレングリコール140モル部、ビスフェノールAエ
チレンオキサイド付加物(Mw=1000)10重量部
/ポリマーを反応容器に仕込み、実施例1と同様にして
ポリステル樹脂を得た。この樹脂をMA−521Hに1
0重量%配合し、実施例1と同様にしてポリエステルシ
ートを得た。
【0041】[比較例8]テレフタル酸100モル部、
エチレングリコール140モル部、トリメチロールプロ
パン0.8モル%を反応容器に仕込み、実施例1と同様
にしてポリステル樹脂を得た。この樹脂をMA−521
Hに10重量%配合し、実施例1と同様にしてポリエス
テルシートを得た。
【0042】[比較例10]テレフタル酸98.5モル
部、トリメリット酸1.5モル部、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール20モル%、エチレングリコール12
0モル部、ポリオキシテトラメチレングリコール(Mw
=1000)20重量部/ポリマーを反応容器に仕込
み、実施例1と同様にして重合したところ、ゲル化が起
こった。
【0043】以上の各実施例、比較例で得たポリエステ
ル樹脂および混合に供したポリエステル樹脂について評
価した。その結果を表1、表2に一括して示す。表1、
表2において用いたポリエステルを形成する成分の略号
はそれぞれ以下の通りである。なお、表において酸成
分、アルコール成分の数値は「モル%」、ソフト成分の
数値は「重量部/ポリマー」を示す。 TPA;テレフタル酸 TMA;トリメリット酸 EG;エチレングリコール CHDM;1,4−シクロヘキサンジメタノール TMP;トリメチロールプロパン PEG;ポリエチレングリコール(Mw=1000) PTMG;ポリオキシテトラメチレングリコール(Mw
=1000) BPE;ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって得
られるポリエステル樹脂およびその組成物は、従来の固
相重合法より生産効率が高く得られ、ポリエステル樹脂
が有する機械的特性、耐熱性、光線透過性、表面光沢、
耐薬品性等を損なうことがなく、しかも押出し成形法に
よる成形品を安定して成形し得る耐ドローダウン性に優
れた性質を有するものである。
フロントページの続き (72)発明者 塚田 裕行 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三 菱レイヨン株式会社豊橋事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ジカルボン酸およびそのエステル
    形成誘導体を80〜100モル%含む酸成分と、エチレ
    ングリコールを50〜100モル%含むグリコール成分
    からなるポリエステルに、炭素数30〜120、平均分
    子量500〜3000の末端に水酸基を有する化合物を
    ポリマーに対し5〜40重量%および3価以上の多価カ
    ルボン酸および/または多価アルコール成分を0.01
    〜1モル%を共重合させてなり、25℃のフェノール/
    テトラクロロエタン等量混合溶媒中で測定される極限粘
    度[η]が0.5〜1.5dl/gであることを特徴と
    するポリエステル樹脂。
  2. 【請求項2】 25℃のフェノール/テトラクロロエタ
    ン等量混合溶媒中で測定される極限粘度[η]が0.5
    〜0.8dl/gであるポリエステル樹脂100重量部
    に対して請求項1記載のポリエステル樹脂3〜15重量
    部を溶融混合し、270℃、せん断速度600(l/
    秒)で測定した粘度が2000〜20000ポイズであ
    ることを特徴とするポリエステル樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001354758A (ja) * 2000-06-09 2001-12-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd ポリエステルシート
JP2002363271A (ja) * 2001-06-13 2002-12-18 Mitsubishi Rayon Co Ltd ポリエステルシート

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JP2001354758A (ja) * 2000-06-09 2001-12-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd ポリエステルシート
JP2002363271A (ja) * 2001-06-13 2002-12-18 Mitsubishi Rayon Co Ltd ポリエステルシート

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