JP2003113293A - ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物

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JP2003113293A
JP2003113293A JP2001305734A JP2001305734A JP2003113293A JP 2003113293 A JP2003113293 A JP 2003113293A JP 2001305734 A JP2001305734 A JP 2001305734A JP 2001305734 A JP2001305734 A JP 2001305734A JP 2003113293 A JP2003113293 A JP 2003113293A
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polyester
polyester resin
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mass
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Seisuke Tanaka
清介 田中
Jun Yoshida
純 吉田
Manabu Kaneko
学 金子
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性が改良され、高温で使用した場合の歪
みの回復性の良いポリエステルエラストマーを提供す
る。 【解決手段】 融点が190℃以上のポリエステルエラ
ストマー(A)と融点が190℃未満のポリエステルエ
ラストマー(B)を含有するポリエステル樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なポリエステル
樹脂組成物に関し、さらに詳しくは柔軟性が良好であ
り、これに加えて耐熱性の良好なポリエステル樹脂組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリエ
ステルエラストマーは、燃焼時に有毒ガスを発生しない
こと、および再資源化の可能性などの観点から、近時、
注目されている素材である。ポリエステルエラストマー
の構造は、結晶性ポリエステルよりなるハードセグメン
トとポリエーテルあるいは脂肪族ポリエステル等よりな
るソフトセグメントよりなり、ハードセグメントによる
物理的な架橋により分子鎖を拘束し弾性を発現する。
【0003】結晶性ポリエステルの融点は、通常200
℃を超える高温であるが、ソフトセグメントの割合が多
くなるに従って結晶性および融点が低下し、高温での使
用条件では歪みが回復しないという欠点を有する。
【0004】ポリエステルエラストマーの耐熱性を改良
するために種々の提案がなされている。例えば、特開平
5−239198号公報には特定の粘弾性挙動を有する
ポリエステルエラストマーが提案されている。しかし、
該公報に記載されている方法ではポリエステルエラスト
マーの耐熱性が不足するという問題点は根本的に解決す
るには至っていない。
【0005】従って、本発明の目的は耐熱性が改良さ
れ、高温で使用した場合の歪みの回復性の良いポリエス
テルエラストマーを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み鋭意検討した結果、特定の熱物性を有する
ポリエステルエラストマーを組み合わせ、後架橋するこ
とによって柔軟性に富み、高温で使用された場合の歪み
が回復する樹脂組成物が得られることを見いだし本発明
に到達した。
【0007】すなわち本発明は、融点が190℃以上の
ポリエステルエラストマー(A)と融点が190℃未満
のポリエステルエラストマー(B)を含有するポリエス
テル樹脂組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリエステル
エラストマー(A)および(B)成分は、特定の熱物性
を有するポリエステルエラストマーであり、(A)成分
の融点が190℃以上、好ましくは195℃以上、
(B)成分の融点が190℃未満好ましくは185℃以
下、(A)成分と(B)成分の融点の差が5℃以上、好
ましくは10℃以上である。
【0009】本発明の樹脂組成物おいて、(A)成分及
び(B)成分共に融点が190℃以上となると十分な柔
軟性が得られず、また、それらの融点が共に190℃未
満になると十分な耐熱性が得られない。また、ポリエス
テルエラストマー(A)、(B)の融点の差が5℃以上
であると、より柔軟で耐熱性の良好なエラストマーが得
られる。
【0010】本発明で用いられるポリエステルエラスト
マー(A)、(B)は、テレフタル酸を主たる酸成分と
し、1,4−ブタンジオールを主たるグリコール成分と
するハードセグメントと、ポリエーテルあるいは脂肪族
ポリエステルをソフトセグメントとする熱可塑性ポリエ
ステルエラストマーである。
【0011】上記ポリエステルエラストマー(A)、
(B)において、ハードセグメントを形成する酸性分と
してのテレフタル酸以外の酸成分、およびグリコール成
分としての1,4ブタンジオール以外のグリコール成分
をそれぞれ20モル%以下の範囲で共重合することが可
能である。20モル%を超えて共重合させると十分な耐
熱性が得られない。
【0012】テレフタル酸以外の酸成分としては、イソ
フタル酸、ナフタレン−1,4もしくは2,6−ジカル
ボン酸、アントラセンジカルボン酸、4,4’−ジフェ
ニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸、5−スルホイソフタル酸、3−スルホイソフ
タル酸ナトリウム等の芳香族ジカルボン酸、およびシュ
ウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジオン酸、ダ
イマー酸、1,3もしくは1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、シクロペンタンジカルボン酸、4,4’−ジ
シクロヘキシルジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸あ
るいは脂環式ジカルボン酸が挙げられる。また、これら
のエステル形成性誘導体として低級アルキルエステルや
アリールエステル、炭酸エステル、酸ハロゲン化物等が
挙げられる。
【0013】また、1,4ブタンジオール以外のグリコ
ール成分としては、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、ダイマージオール、シクロヘキサンジオール、シ
クロヘキサンジメタノール、及び下記一般式(3)、
(4)並びに(5)で表されるアルコール成分、及びこ
れらの誘導体のエチレンオキサイド付加物等を含有させ
ることができる。
【0014】
【化5】 (式中、XはCH2 、C(CH32 、C(CF3
2 、O、S、及びSO2 を示し、p及びqは、1≦p+
q≦4を満足する。)
【0015】
【化6】 (式中、XはCH2 、C(CH32 、C(CF3
2 、O、S、及びSO2 を示し、RはC1〜C5のアル
キル基を示し、p及びqは、1≦p+q≦4を満足す
る。)
【0016】上記一般式(4)で表される化合物の中で
も、次の一般式(5)に示される構造を有するビスフェ
ノールAのエチレンオキサイド付加物が好ましく使用で
きる。
【0017】
【化7】 (式中、p及びqは、1≦p+q≦4を満足する。)
【0018】本発明においては上記各化合物のほか、さ
らに、3価以上の多価カルボン酸及び多価アルコールを
使用することもできる。その具体例としてはトリメリッ
ト酸、ピロメリット酸及びこれらの無水物等の多価カル
ボン酸、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、グリセリン等の多価アルコールが挙げられる。多価
カルボン酸および多価アルコールを配合する場合は、5
モル%までの範囲が好ましい。これより多い場合は反応
の制御が難しい傾向にあるので注意が必要である。
【0019】熱可塑性ポリエステルエラストマーを製造
するに当たって用いるポリエーテル成分としては、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール−ポリプロピレングリコールブロッ
ク共重合体、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキ
サメチレングリコール等が挙げられ、これらは単独でま
たは混合物として用いることができる。
【0020】本発明において、ポリエステルエラストマ
ー(A)、(B)の配合比は、ポリエステルエラストマ
ー(A)/ポリエステルエラストマー(B)=5/95
〜95/5(質量比)の範囲であることが好ましい。
【0021】本発明のポリエステル樹脂組成物におい
て、下記一般式(1)または(2)で表される1種のユ
ニットを有する化合物(C)を配合することによって耐
熱性を付与することができる。
【0022】
【化8】 (ただし、Rは−H、−CH3 を表し、15≦m≦2
5)
【0023】
【化9】 (ただし、10≦n≦25)
【0024】上記一般式(1)または(2)で表される
少なくとも一種のユニットを有する化合物(C)は、本
発明樹脂組成物に対する耐熱性付与成分であり、その配
合量は、ポリエステルエラストマー(A)、(B)成分
の合計100質量部に対し、0.1〜10質量部の範囲
が好ましい。0.1質量部より低いと耐熱性向上効果が
なく、逆に10質量部を超えるとポリエステル樹脂組成
物の流動性不良により成形品に外観不良などを生じる場
合がある。
【0025】(C)成分として用いられる前記一般式
(1)または(2)で表される少なくとも一種のユニッ
トを有する化合物の例としては、フェノールまたはクレ
ゾールとホルムアルデヒドの反応物を脱水縮合して得ら
れる樹脂が挙げられる。その具体例としては、ポリ(2
−ヒドロキシ−1,4−フェニレンメチレン)、ポリ
(2ヒドロキシ−1,3−フェニレンメチレン)、ポリ
4−ヒドロキシ−1,3−フェニレンメチレン)、ポリ
(3−ヒドロキシ−1,2−フェニレンメチレン)、ポ
リ(2−ヒドロキシ−3−メチル−1,4−フェニレン
メチレン)、ポリ(4−ヒドロキシ−5−メチル−1,
3−フェニレンメチレン) 、ポリ(3−ヒドロキシ−4
−メチル−フェニレンメチレン)、ポリ(オキシメチレ
ン−2−ヒドロキシ−1,4フェニレンメチレン)、ポ
リ(オキシメチレン−2−ヒドロキシ−1,3−フェニ
レンメチレン)、ポリ(オキシメチレン−4−ヒドロキ
シ−1,3−フェニレンメチレン)等が挙げられる。
【0026】本発明のポリエステル樹脂組成物に、さら
に耐熱性を付与するために3官能以上のエポキシ基を有
する化合物(D)を配合することができる。(D)成分
としての該エポキシ化合物の配合量は、ポリエステルエ
ラストマー(A),(B)の合計量100質量部に対し
て0.1〜10質量部であることが好ましい。0.1質
量部未満では耐熱性向上効果がなく、逆に10質量部を
超えると流動性不良により成形品の外観不良を生じる場
合がある。
【0027】上記3官能以上のエポキシ基を有する化合
物(D)の具体例としては、フェノールノボラック樹脂
やクレゾールノボラック樹脂とエピクロルヒドリンとの
反応によって得られるノボラック系エポキシ樹脂、トリ
グリシジルイソシアヌレート、トリス(α−メチルグリ
シジル)イソシアヌレート、トリス(β−メチルグリシ
ジル)イソシアヌレート、トリス(ヒドロキシフェニ
ル)メタントリグリシジルエーテル、1,3,5−トリ
(グリシジルオキシ)ベンゼン、1,3,5−トリメシ
ン酸トリグリシジルエステル等が挙げられる。また、脂
肪族系エポキシ化合物として、グリセリンポリグリシジ
ルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル
等のポリオールポリグリシジルエーテル類を併用するこ
とができる。
【0028】本発明のポリエステル樹脂組成物を使用し
た成形品の硬化反応温度としては、80〜250℃の範
囲が好適である。さらに好ましくは100〜220℃の
範囲である。また、加熱は硬化反応終了まで一定温度で
行っても、低温から高温に逐次昇温しながら行っても、
比較的低温でオリゴマー化してから高温で後硬化させる
多段加熱方法で行ってもよい。
【0029】本発明のポリエステル樹脂組成物は、その
ショアA硬度が95以下、貯蔵弾性率の低下点が150
℃以上を満たすことが好ましい。ショアA硬度が95を
超えると柔軟性が不十分であり、貯蔵弾性率の低下点が
150℃未満では十分な耐熱性が得られない。
【0030】本発明のポリエステル樹脂組成物またはこ
れを使用した成形品に、さらに特定の性能を付与するた
めに公知の各種加工処理を施したり、適当な添加剤を配
合したりすることができる。加工処理の例としては、紫
外線、α線、β線、γ線あるいは電子線等の照射、コロ
ナ処理、プラズマ照射処理、火炎処理等の処理、塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、ポリアミド、ポリオ
レフィン等の樹脂の塗布、ラミネート、あるいは金属の
蒸着等が挙げられる。
【0031】添加剤の例としては、ポリエーテル、ポリ
アミド、ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等
の樹脂、シリカ、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、
アントフィライト等の無機粒子、酸化チタン、カーボン
ブラック等の顔料、紫外線吸収剤、離型剤、帯電防止
剤、難燃剤等が挙げられる。
【0032】本発明において(A)、(B)成分のポリ
エステルエラストマーを得る方法としては、公知の直接
重合法やエステル交換法等により容易に製造することが
でき、重合度としては、25℃のフェノール/テトラク
ロロエタン等量混合溶媒中で測定される極限粘度[η]
(以下同じ)が0.5dl/g以上の重合度であること
が好ましく、さらに[η]が0.6dl/g以上である
ことがより好ましい。[η]が0.5dl/gよりも小
さいと粘度が低く、ストランドの冷却が難しいことによ
り、ペレタイズ時のロスが大きい傾向にある。
【0033】本発明のポリエステル樹脂組成物は、中空
容器、ブーツ、パイプ、チューブ等、部品類のダイレク
トブロー成形品、押出シート、板、インフレーションフ
ィルム、ラミネートコーティング等の押出成形法による
成形品等の各種用途に用いることができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例、比較例を挙げて本発明を具体
的に説明する。説明中「部」は質量部を意味する。ま
た、ポリマー、樹脂組成物、成形物の評価項目及びその
測定法等は以下に記すとおりである。
【0035】[使用したポリエステルエラストマー] [(A)成分:エラストマー1](表中の表記はエラス
トマー1,以下同様)東洋紡績(株)製ポリエステルエ
ラストマーGP500(商品名)。融点は180℃であ
った。 [(B)成分:エラストマー2]東洋紡績(株)製ポリ
エステルエラストマーGP300(商品名)。融点は2
03℃であった。 [(B)成分:エラストマー3]東洋紡績(株)製ポリ
エステルエラストマーS2001(商品名)。融点は2
06℃であった。 [(B)成分:エラストマー4]東洋紡績(株)製ポリ
エステルエラストマーP46D−1(商品名)。融点は
203℃であった。
【0036】[(A)成分:エラストマー5の製造]テ
レフタル酸ジメチル645部、1, 4−ブタンジオール
449部、数平均分子量2000のポリテトラメチレン
グリコール1328部及びテトラブチルチタネート3部
を反応容器に仕込み、150〜225℃で3時間加熱攪
拌してエステル交換反応を行った。次いで、250℃に
昇温し、5mmHg(0.8kPa)の真空下、重合反
応を進行させた。得られたポリエステル樹脂は極限粘度
[η]=1.97dl/g、融点179℃であった。得
られたポリマーをエラストマー5とする。
【0037】[使用した(C)成分] RESIN−X:油化電子製ポリ(4−ヒドロキシ−5
−メチル−1,3−フェニレンメチレン)(商品名)
【0038】[使用した(D)成分] TEPIC−G:日産化学(株)製トリグリシジルイソ
シアヌレート(商品名) タクティクス742:ダウケミカル(株)製トリス(ヒ
ドロキシフェニル)メタントリグリシジルエーテル(商
品名)
【0039】[実施例1〜7」表1 に示す部数の成分
(A)、(B)、(C)および(D)を、40mmφの
真空ベントつき二軸押出し機を使用して250℃、20
0rpmで混練し樹脂組成物を得た。
【0040】[比較例1,2]押出しせずにそのまま評
価に用いた。
【0041】[射出成形片の作成]樹脂組成物を120
℃の熱風中で4時間乾燥した後、250℃で100mm
×100mm×2mmの試験片を射出成形した。これを
用いて次に示すショアA硬度、貯蔵弾性率の低下点の項
目を評価した。
【0042】[ショアA硬度]ASTM−K7215に
準拠し測定した。
【0043】[耐熱性]セイコー電子製動的粘弾性測定
装置(DMS)により測定。100Hz、2℃/min
で昇温した場合の貯蔵弾性率の低下点(℃)とした。低
下点の求め方は、温度対貯蔵弾性率のプロットにおい
て、貯蔵弾性率が低下する前のベースラインと、低下後
傾きが一定となった点の接線との交点とした。
【0044】[成形後外観]樹脂組成物を120℃の熱
風で4時間乾燥した後、250℃でTダイよりシート状
に押出し、次の基準で外観を評価した。 ◎ : 流動ムラ、異物の発生の無い良好な外観 ○ : 異物による凹凸が若干あり × : 流動ムラ、異物の発生が顕著であり外観不良
【0045】
【表1】
【0046】表中空欄は配合量0を示す。
【0047】
【発明の効果】本発明によるポリエステル樹脂組成物
は、従来のポリエステルエラストマーの持つ柔軟性を維
持しながら、これまでにない耐熱性を有する優れた材料
である。従って、本発明の樹脂組成物からなる成形品
は、耐熱性、柔軟性を満足し、チューブ、ジョイントブ
ーツ、シート、板等の軟質材料用途に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 63:00) (72)発明者 金子 学 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 Fターム(参考) 4J002 CC04Y CD00Z CF00W CF00X CF07W CF07X CF10W CF10X GG01 GH00 GT00 4J036 FB08 FB11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が190℃以上のポリエステルエラ
    ストマー(A)と融点が190℃未満のポリエステルエ
    ラストマー(B)を含有するポリエステル樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエステルエラストマー(A)+
    (B)=100質量部に対して、下記一般式(1)また
    は(2)で表される少なくとも1種のユニットを有する
    化合物(C)0.1〜10質量部が配合された請求項1
    に記載のポリエステル樹脂組成物。 【化1】 (ただし、Rは−H、−CH3 を表し、15≦m≦2
    5) 【化2】 (ただし、10≦n≦25)
  3. 【請求項3】 ポリエステルエラストマー(A)+
    (B)=100質量部に対して、3官能以上のエポキシ
    基を有する化合物(D)0.1〜10質量部が配合され
    た請求項1に記載のポリエステル樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ポリエステルエラストマー(A)+
    (B)=100質量部に対して、下記一般式(1)また
    は(2)で表される少なくとも1種のユニットを有する
    化合物(C)0.1〜10質量部及び3官能以上のエポ
    キシ基を有する化合物(D)0.1〜10質量部が配合
    された請求項1に記載のポリエステル樹脂組成物。 【化3】 (ただし、Rは−H、−CH3 を表し、15≦m≦2
    5) 【化4】 (ただし、10≦n≦25)
  5. 【請求項5】 ポリエステルエラストマー(A)と
    (B)との融点の差が5℃以上である請求項1〜4項の
    何れかに記載のポリエステル樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 ショアA硬度が95以下、温度に対する
    貯蔵弾性率の低下点が150℃以上である請求項1〜5
    項の何れかに記載のポリエステル樹脂組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018697A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Du Pont Toray Co Ltd 熱可塑性エラストマ樹脂組成物およびその成形体
JP2010024439A (ja) * 2008-06-19 2010-02-04 Du Pont Toray Co Ltd 熱可塑性エラストマ樹脂組成物および成形体
JP2011116856A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Du Pont-Toray Co Ltd 耐熱熱可塑性エラストマー樹脂組成物
JP2011122019A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Toyobo Co Ltd ポリエステルエラストマー樹脂

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