JPH10298298A - ポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解方法 - Google Patents
ポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解方法Info
- Publication number
- JPH10298298A JPH10298298A JP9118613A JP11861397A JPH10298298A JP H10298298 A JPH10298298 A JP H10298298A JP 9118613 A JP9118613 A JP 9118613A JP 11861397 A JP11861397 A JP 11861397A JP H10298298 A JPH10298298 A JP H10298298A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyvinylidene fluoride
- solvent
- fluoride resin
- powder
- poor solvent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
分子量のポリフッ化ビニリデン系樹脂溶液を調製する際
に、ポリフッ化ビニリデン系樹脂粉末の団子状の凝集物
を生成することなく、樹脂を短時間で均一に有機溶媒に
溶解させる効率的な方法を与える。 【解決手段】 ポリフッ化ビニリデン系樹脂の貧溶媒に
樹脂を分散後に、良溶媒を加えて撹拌して溶解する。
Description
イオン電池等の非水系電池の電極形成用バインダー溶液
として用いられるポリフッ化ビニリデン系樹脂溶液を調
製する際に、ポリフッ化ビニリデン系樹脂を短時間で均
一に有機溶媒に溶解させる効率的な方法、更には、非水
系電池の電極形成用バインダー溶液ないしはこれに粉末
電極材料を含む電極合剤の製造方法に関する。
に溶解して樹脂溶液を調製するには、一般に粉末状態で
形成されたポリフッ化ビニリデン系樹脂を、該樹脂に対
し十分な溶解力を有する、いわゆる良溶媒を選択し、そ
の溶媒に樹脂を投入して、必要に応じて加熱しながら撹
拌し溶解していた。しかし、撹拌時にポリフッ化ビニリ
デン系樹脂粉末同士が凝集して団子状になり、凝集樹脂
内部への溶媒の浸透が妨げられるため、十分な撹拌力と
加熱をもってしても、完全に樹脂を溶解して均一な溶液
を得るのには長時間を必要とした。ポリフッ化ビニリデ
ン系樹脂が、非水系電池用電極バインダーとして有用な
高重合度のものであるほど、この傾向は強くなり、一例
を挙げれば、固有粘度(本明細書においては、樹脂4g
を1リットルのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解さ
せた溶液の30℃における対数粘度、を意味する)が
2.0のポリフッ化ビニリデン重合体をN−メチル−2
−ピロリドンに溶解して濃度10重量パーセントの溶液
を調製するのに、70℃で2日間の撹拌を必要としたこ
ともあった。樹脂が完全に溶解していない不均一な溶液
を非水系電池の電極形成用バインダーとして使用する
と、粉末電極材料(電極活物質および導電助剤等の粉末
材料)を十分に結着できないばかりか、粉末電極材料と
バインダーとの合剤を平坦な面になるように集電体に塗
布できないという問題が生じた。
ニリデン系樹脂溶液を調製する際には、ポリフッ化ビニ
リデン系樹脂を極めて少量ずつ溶媒中に投入して、団子
状になるのを防ぐ試みがなされたが、作業性と能率の悪
さから実用上問題であった。
る目的は、ポリフッ化ビニリデン系樹脂を短時間で均一
に有機溶媒に溶解させる効率的な方法ならびに該方法を
含む非水系電池用電極合剤の製造方法を提供することに
ある。
ば、上述したポリフッ化ビニリデン系樹脂粉末を有機溶
媒中に溶解する際における、該樹脂粉末の団子状凝集な
らびにこれに伴う溶解時間の長時間化の問題は、主とし
て、上記ポリフッ化ビニリデン系樹脂粉末が溶媒中に充
分に分散されないうちに、従って粉末粒子相互が近接し
ている状態で、良溶媒に接触するため表面が選択的に溶
解して糊状になり近接粉末粒子の団子状凝集が起るため
であること;そして、この問題は、ポリフッ化ビニリデ
ン系樹脂粉末の良溶媒との接触に先立って、ポリフッ化
ビニリデン系樹脂を貧溶媒中でその表面が適度に濡れた
状態で充分に分散させ、その後に良溶媒と接触溶解させ
ることにより、極めて効率的に解決できることが見出さ
れた。
り、より詳しくは、ポリフッ化ビニリデン系樹脂粉末を
有機溶媒に溶解するに際し、まずポリフッ化ビニリデン
系樹脂粉末を貧溶媒中に分散させ、次いで良溶媒中で撹
拌して溶解させるポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解方
法を提供するものである。
ッ化ビニリデン系樹脂は、フッ化ビニリデンの単独重合
体または共重合体であり、固有粘度が0.85〜20d
l/gの範囲のものが好ましく用いられる。また、固有
粘度の異なるポリフッ化ビニリデン系樹脂を複数種混合
して使用することも可能である。固有粘度が1.5dl
/g以上の高重合体を溶解させる際には、特に本発明の
効果が大きく発揮される。
化重合法あるいは懸濁重合法により形成した、個数平均
粒径が0.5〜1000μm、より好ましくは1〜50
0μmの、粉末状のものが好ましく用いられる。
ビニリデン系樹脂を、まず貧溶媒中に分散させ、次いで
良溶媒中で撹拌して溶解させる。
は、一般には、当該高分子(本件においては対象とする
ポリフッ化ビニリデン系樹脂)に対し特定の溶媒につい
て定まるシータ(θ)温度(得られる高分子溶媒の浸透
圧の第二ビリアル係数A2 がゼロになる温度)が室温付
近のものを「貧溶媒」、室温よりも極めて低い温度とな
るものを「良溶媒」と分類して用いられる。本明細書に
おいて用いる「貧溶媒」および「良溶媒」の語も、この
定義で概ねよいが、より正確には、使用されるポリフッ
化ビニリデン系樹脂の分散あるいは溶解温度が、当該溶
媒のシータ温度とほぼ同等以下の場合を「貧溶媒」、シ
ータ温度よりも10℃以上、より好ましくは20℃以
上、高い場合を「良溶媒」と称する。すなわち、特定の
有機溶媒が使用する温度によって、「貧溶媒」あるいは
「良溶媒」(上昇温度においてのみ「良溶媒」となると
いう意味で「潜在溶媒」とも称される)のいずれにもな
り得る。
おいては、ポリフッ化ビニリデン系樹脂は室温近傍(室
温±10℃)の貧溶媒中に分散され、次いで良溶媒が添
加された後に室温ないし加温下(たとえば25〜130
℃)において溶解される態様で行われるが;第2の態様
に従い、ポリフッ化ビニリデン系樹脂を室温あるいは冷
却温度における貧溶媒中に分散し、次いで該分散液をた
とえば30〜130℃という上昇温度まで加熱すること
により該溶媒を良溶媒に転化させることによりポリフッ
化ビニリデン系樹脂を溶解させることもできる。第1の
態様においては、好ましくは生成したポリフッ化ビニリ
デン系樹脂溶液から、貧溶媒を蒸発除去する工程がおか
れる。
しては、ポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解性が低く、
常温で樹脂が分散できる溶媒を用いるが、沸点が130
℃以下程度の低沸点溶媒が好ましい。低沸点溶媒は、低
粘性でハンドリングが容易であるものが多く、後で必要
に応じて溶媒を蒸発除去することも簡単でエネルギーの
節約にもなるからである。このような溶媒として、例え
ば、テトラヒドロフラン、アセトン、ジメチルカーボネ
−ト、ジエチルカーボネート、2−ブタノン、1,4−
ジオキサンなどの溶媒が適当である。
脂の溶解性が高い溶媒を用いられ、なかでも含窒素極性
溶媒が好んで用いられる。例えば、N−メチル−2−ピ
ロリドン、ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルア
セトアミド、N,N−ジメチルスルホキシド、ヘキサメ
チルホスホアミド、テトラメチルウレア、トリエチルホ
スフェート、トリメチルホスフェートなどの溶媒が適当
である。
媒」の定義からも明らかなように、使用するポリフッ化
ビニリデン系樹脂によっては上記の溶媒の分類が異なる
場合がある。例えば、結晶性が低く、低重合度のポリフ
ッ化ビニリデン系樹脂に対しては、上記のテトラヒドロ
フラン、アセトン、2−ブタノンが良溶媒となることが
ある。しかし、そのような樹脂の溶解はきわめて容易で
あるため、固有粘度レベルからいっても本発明のポリフ
ッ化ビニリデン系樹脂の主たる対象からは外れる。
解方法は、得られる溶液の用途に応じて異なった濃度あ
るいは粘度の溶液の調製に用いられるのは当然である
が、例えば好ましい用途としての非水系電池用バインダ
ー溶液として用いる場合には、使用するポリフッ化ビニ
リデン系樹脂の固有粘度にもよるが、1〜20重量%、
特に5〜15重量%程度の濃度に調製することが好まし
い。このような濃度のポリフッ化ビニリデン系樹脂溶液
を調製するに際しては、前記第1および第2の態様のい
ずれの場合にも、貧溶媒は、ポリフッ化ビニリデン系樹
脂100重量部に対して、10〜1000重量部、特に
10〜50重量部で、良溶媒100重量部に対して5〜
100重量部、特に10〜50重量部の割合で使用する
ことが好ましい。
の分散および良溶媒中への溶解は、当然のことながら撹
拌下に行うことが好ましい。好ましい撹拌手段の具体例
としては、実験室規模ではマグネチックスターラーや、
プロペラ型回転翼を持つ可搬式の撹拌機や、ホモジナイ
ザーが好適に用いられる。また大型槽を用いた生産現場
では、プロペラ型翼、タービン型翼、ファンタービン型
翼、ファウドラー型翼、などの各種の撹拌翼を用いた撹
拌機が好適に用いられる。さらに電極活物質と混合した
高粘度のスラリーを作製する場合は、ニーダーミキサ
ー、インターナルミキサー、ポニーミキサー、ミューラ
ーミキサー、クラチャー等の各種の捏和機も好適に用い
られる。撹拌速度は、使用する撹拌手段に応じて、また
使用する溶媒の粘度や目的とする溶液の粘度に応じて適
宜調整される。
中において、貧溶媒は、できるだけ少ないこと(例えば
全溶媒の50重量%以下とすること)が望ましい。この
ため、第1の態様においても前述したように、良溶媒と
の撹拌下におけるポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解工
程の後に、貧溶媒の優先蒸発による除去工程が置かれる
ことが好ましいが、上述したようにこの工程は貧溶媒と
して沸点が130℃以下の低沸点溶媒を使用することに
より、沸点が130〜250℃程度である上述した良溶
媒との組合せにおいて効果的に達成される。
リデン系樹脂の溶解方法は、非水系電池用バインダー溶
液の形成のため、ひいては非水系電池用の電極合剤スラ
リーの形成の一環として行われることが好ましい。
フッ化ビニリデン系樹脂溶液からなるバインダー溶液に
対し、そこに含まれるポリフッ化ビニリデン系樹脂の1
〜20重量部に対し、100重量部の粉末電極材料(正
極あるいは負極活物質および必要に応じて加えられる導
電性助剤、その他の助剤)を分散混合することにより、
非水系電池用の電極合剤スラリーが得られる。
ラリーの製造方法として、本発明を捉えた場合、その好
ましい一態様においては、上記ポリフッ化ビニリデン系
樹脂を貧溶媒中に分散させるに先立って、ポリフッ化ビ
ニリデン系樹脂を粉末電極材料の少なくとも一部とをヘ
ンシェル・ミキサー等により粉体混合し、得られたポリ
フッ化ビニリデン系樹脂と粉末電極材料との粉末混合物
を貧溶媒中に分散させる。粉末電極材料との粉体混合に
より、ポリフッ化ビニリデン系樹脂の貧溶媒中へ分散状
態が予備的に改善され、良溶媒との混合に際してのポリ
フッ化ビニリデン系樹脂の凝集による団子状化がより効
果的に抑制され、その後の溶解も促進されるからであ
る。次いで、溶解ないしは貧溶媒の優先除去工程後に、
必要に応じて、粉末電極材料の残部(もしあれば)が加
えられて、電極合剤スラリーが形成される。
燥することにより非水系電池の正極または負極として用
いられる電極構造体が得られる。
に具体的に説明する。
スコに固有粘度2.1のフッ化ビニリデン単独重合体
(平均粒径140μm)10gとアセトン20gを取
り、室温(25℃)でマグネチックスターラーで撹拌し
て分散させた。次にマグネチックスターラーで撹拌しな
がら、N−メチル−2−ピロリドン80gを一度に加
え、50℃まで昇温した。0.5時間の撹拌の後、均一
で高濃度の溶液が得られた。
300gのLiCoO2 (リチウムイオン電池用正極活
物質、平均粒径17μm)、23gの導電性カーボンブ
ラック(平均粒径約40μm、比表面積30m2 /g、
吸油量129ml/100g)および23gのN−メチ
ル−2−ピロリドンを分散させ、混合することで正極合
剤スラリーを形成した。このスラリーを厚さ10μmの
集電基体であるアルミニウム箔の上に塗布、130℃で
15分間乾燥して、厚みが約100μmの平滑な電極合
剤層が得られた。
スコに固有粘度1.1のカルボキシル基含有フッ化ビニ
リデン系重合体(フッ化ビニリデン:マレイン酸モノメ
チルエステル=100:1.01の共重合体)7.5
g、固有粘度3.1のフッ化ビニリデン単独重合体2.
5g、テトラヒドロフラン20gを取り、室温でマグネ
チックスターラーで撹拌して分散させた。次にマグネチ
ックスターラーで撹拌しながら、N−メチル−2−ピロ
リドン80gを一度に加え、50℃まで昇温した。0.
5時間の撹拌の後、均一で高濃度の溶液が得られた。
90gのカーボン(リチウムイオン電池用負極活物質、
石油系ピッチを酸化後窒素雰囲気中で1200℃で焼成
して得た平均粒径25μmの炭素質粉末)を分散させ、
混合することで負極合剤スラリーを形成した。このスラ
リーを厚さ10μmの集電基体である銅箔の上に塗布、
130℃で15分間乾燥して、厚みが約105μmの平
滑な電極合剤層が得られた。
スコにN−メチル−2−ピロリドン100gを取り、室
温(25℃)でマグネチックスターラーで撹拌下、実施
例1と同じ固有粘度2.1のフッ化ビニリデン単独重合
体(平均粒径140μm)10gを0.5時間かけて徐
々に添加した。その後5℃/分の速度で50℃まで昇温
し、同温度で撹拌を続けた。途中、室温での重合体の添
加終了時点において、未溶解の重合体凝集物(直径約
0.5cm)が多数観察され、また50℃、12時間の
撹拌後において、ようやく未溶解の重合体が消失し、溶
解が完了した。
スコに固有粘度2.1のフッ化ビニリデン単独重合体
(平均粒径140μm)10gと90gのカーボン(リ
チウムイオン電池用負極活物質、石油系ピッチを酸化後
窒素雰囲気中で1200℃で焼成して得た平均粒径25
μmの炭素質粉末)を取り、室温(25℃)でテフロン
製撹拌羽を取り付けたスリーワンモーターで撹拌して合
剤を粉体混合し、さらに撹拌しながらアセトン30gを
加えて、合剤を濡らした。次に撹拌を続けながら、N−
メチル−2−ピロリドン80gを一度に加え、50℃ま
で昇温した。0.5時間の撹拌の後、負極合剤スラリー
が得られた。このスラリーを厚さ10μmの集電基体で
ある銅箔の上に塗布、130℃で15分間乾燥して、厚
みが約105μmの平滑な電極合剤層が得られた。
的高分子量のポリフッ化ビニリデン系樹脂粉末を有機溶
媒中に溶解するに際して、問題となるポリフッ化ビニリ
デン系樹脂粉末の団子状凝集ならびにそれによる溶解時
間の長期化を、溶解に先立ってポリフッ化ビニリデン系
樹脂粉末を貧溶媒中に分散させる工程を置くことにより
解決し、均質なポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶液の効
率的な調製法ひいては非水系電池用バインダー溶液ある
いは非水系電池用電極合剤スラリーの効率的な製造法が
提供される。
Claims (7)
- 【請求項1】 ポリフッ化ビニリデン系樹脂粉末を有機
溶媒に溶解するに際し、まずポリフッ化ビニリデン系樹
脂粉末を貧溶媒中に分散させ、次いで良溶媒中で撹拌し
て溶解させるポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解方法。 - 【請求項2】 ポリフッ化ビニリデン系樹脂粉末の貧溶
媒中への分散液と、良溶媒とを混合することにより、ポ
リフッ化ビニリデン系樹脂を良溶媒中へ溶解する請求項
1の方法。 - 【請求項3】 ポリフッ化ビニリデン系樹脂の良溶媒中
への溶解後に、貧溶媒を優先的に除去する工程を含む請
求項2の方法。 - 【請求項4】 ポリフッ化ビニリデン系樹脂の貧溶媒中
への分散液を昇温して、貧溶媒を良溶媒に転化させ、該
良溶媒中にポリフッ化ビニリデン系樹脂を溶解させる請
求項1の方法。 - 【請求項5】 前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂の固有
粘度が0.85〜20dl/gである請求項1〜4のい
ずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 ポリフッ化ビニリデン系樹脂粉末を溶解
後に、生成した溶液中に粉末電極材料を分散させる工程
を有する請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 ポリフッ化ビニリデン系樹脂粉末を貧溶
媒中へ分散させるに先立って、該ポリフッ化ビニリデン
系樹脂粉末と、粉末電極材料とを混合し、得られた粉末
混合物を貧溶媒中に分散させる請求項1〜5のいずれか
に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11861397A JP3758297B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11861397A JP3758297B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10298298A true JPH10298298A (ja) | 1998-11-10 |
JP3758297B2 JP3758297B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
ID=14740892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11861397A Expired - Fee Related JP3758297B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | ポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3758297B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005310747A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-11-04 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 非水系電気化学素子電極形成用バインダー、電極合剤、電極構造体および電気化学素子 |
JP2006257292A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Du Pont Mitsui Fluorochem Co Ltd | フッ素樹脂オルガノゾルの製造方法およびフッ素樹脂オルガノゾル |
JP2006324287A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Tdk Corp | 電気化学キャパシタ用電極の製造方法 |
JP2010222262A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Idemitsu Kosan Co Ltd | アルコキシn,n−ジアルキル酢酸アミドの製造方法、及びポリマー溶液 |
WO2011052666A1 (ja) | 2009-10-30 | 2011-05-05 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系重合体粉末およびフッ化ビニリデン系重合体溶液 |
WO2011052669A1 (ja) | 2009-10-30 | 2011-05-05 | 株式会社クレハ | 熱処理済フッ化ビニリデン系重合体粉末の製造方法およびフッ化ビニリデン系重合体溶液の製造方法 |
WO2012002038A1 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素重合体のオルガノゾル組成物 |
WO2012025412A1 (de) * | 2010-08-27 | 2012-03-01 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Fluorpolymerhaltige lösung oder suspension, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung bei der herstellung von piezo- und pyroelektrische schichten |
KR20140024456A (ko) * | 2011-06-06 | 2014-02-28 | 아르끄마 프랑스 | 불소 중합체 용매 |
US9647211B2 (en) | 2013-09-03 | 2017-05-09 | Seiko Epson Corporation | Method of manufacturing ink for forming functional layer and method of manufacturing organic EL element |
CN108003265A (zh) * | 2016-10-27 | 2018-05-08 | 浙江蓝天环保高科技股份有限公司 | 一种提高聚偏氟乙烯树脂溶解性的方法 |
WO2019074025A1 (ja) * | 2017-10-10 | 2019-04-18 | 日産自動車株式会社 | 非水電解質二次電池用電極の製造方法 |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP11861397A patent/JP3758297B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005310747A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-11-04 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 非水系電気化学素子電極形成用バインダー、電極合剤、電極構造体および電気化学素子 |
JP4703225B2 (ja) * | 2005-03-17 | 2011-06-15 | 三井・デュポンフロロケミカル株式会社 | フッ素樹脂オルガノゾルの製造方法およびフッ素樹脂オルガノゾル |
JP2006257292A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Du Pont Mitsui Fluorochem Co Ltd | フッ素樹脂オルガノゾルの製造方法およびフッ素樹脂オルガノゾル |
JP2006324287A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Tdk Corp | 電気化学キャパシタ用電極の製造方法 |
JP2010222262A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Idemitsu Kosan Co Ltd | アルコキシn,n−ジアルキル酢酸アミドの製造方法、及びポリマー溶液 |
WO2011052666A1 (ja) | 2009-10-30 | 2011-05-05 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系重合体粉末およびフッ化ビニリデン系重合体溶液 |
WO2011052669A1 (ja) | 2009-10-30 | 2011-05-05 | 株式会社クレハ | 熱処理済フッ化ビニリデン系重合体粉末の製造方法およびフッ化ビニリデン系重合体溶液の製造方法 |
CN102597069A (zh) * | 2009-10-30 | 2012-07-18 | 株式会社吴羽 | 经过热处理的1,1-二氟乙烯类聚合物粉末的制造方法及1,1-二氟乙烯类聚合物溶液的制造方法 |
US9267016B2 (en) | 2009-10-30 | 2016-02-23 | Kureha Corporation | Vinylidene fluoride polymer powder and vinylidene fluoride polymer solution |
JP5705126B2 (ja) * | 2009-10-30 | 2015-04-22 | 株式会社クレハ | 熱処理済フッ化ビニリデン系重合体粉末の製造方法およびフッ化ビニリデン系重合体溶液の製造方法 |
WO2012002038A1 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素重合体のオルガノゾル組成物 |
JP2012117031A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-06-21 | Daikin Industries Ltd | 含フッ素重合体のオルガノゾル組成物 |
US9109095B2 (en) | 2010-06-30 | 2015-08-18 | Daikin Industries, Ltd. | Organosol composition of fluorine-containing polymer |
KR101399733B1 (ko) * | 2010-06-30 | 2014-05-27 | 다이킨 고교 가부시키가이샤 | 불소 함유 중합체의 오르가노졸 조성물 |
WO2012025412A1 (de) * | 2010-08-27 | 2012-03-01 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Fluorpolymerhaltige lösung oder suspension, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung bei der herstellung von piezo- und pyroelektrische schichten |
EP2431404A1 (de) * | 2010-08-27 | 2012-03-21 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Fluorpolymerhaltige Lösung oder Suspension, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung bei der Herstellung von piezo- und pyroelektrischen Schichten |
KR20140024456A (ko) * | 2011-06-06 | 2014-02-28 | 아르끄마 프랑스 | 불소 중합체 용매 |
JP2014516115A (ja) * | 2011-06-06 | 2014-07-07 | アルケマ フランス | フッ素重合体用の溶媒 |
JP2016104848A (ja) * | 2011-06-06 | 2016-06-09 | アルケマ フランス | フッ素重合体用の溶媒 |
US9647211B2 (en) | 2013-09-03 | 2017-05-09 | Seiko Epson Corporation | Method of manufacturing ink for forming functional layer and method of manufacturing organic EL element |
CN108003265A (zh) * | 2016-10-27 | 2018-05-08 | 浙江蓝天环保高科技股份有限公司 | 一种提高聚偏氟乙烯树脂溶解性的方法 |
WO2019074025A1 (ja) * | 2017-10-10 | 2019-04-18 | 日産自動車株式会社 | 非水電解質二次電池用電極の製造方法 |
JP2019071225A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 日産自動車株式会社 | 非水電解質二次電池用電極の製造方法 |
CN111213263A (zh) * | 2017-10-10 | 2020-05-29 | 日产自动车株式会社 | 非水电解质二次电池用电极的制造方法 |
EP3696891A4 (en) * | 2017-10-10 | 2020-10-21 | Nissan Motor Co., Ltd. | ELECTRODE PRODUCTION PROCESS FOR NON-AQUEOUS ELECTROLYTE ACCUMULATOR |
CN111213263B (zh) * | 2017-10-10 | 2023-11-03 | 日产自动车株式会社 | 非水电解质二次电池用电极的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3758297B2 (ja) | 2006-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2018130122A1 (en) | Method of preparing cathode for secondary battery | |
CN110854386B (zh) | 功率型锂电池正极浆料的制备方法及正极片、锂电池 | |
JP6946427B2 (ja) | バッテリーアノードスラリー作製方法 | |
JP2007080652A (ja) | リチウムイオン電池の電極形成用スラリーおよびリチウムイオン電池 | |
JPH10298298A (ja) | ポリフッ化ビニリデン系樹脂の溶解方法 | |
JP6362006B2 (ja) | 多孔質シリコンオキシカーバイドセラミックス、その製造方法、多孔質シリコンオキシカーバイド複合材料および非水電解質二次電池 | |
CN102185126A (zh) | 微米纳米级电极材料的分散方法 | |
JP2023501070A (ja) | コバルトフリーシステム、正極スラリー、その均質化方法および使用 | |
CN112259915B (zh) | 一种电池复合隔膜及其制备方法和应用 | |
JP2012119078A (ja) | 蓄電デバイス用電極合剤の製造方法 | |
CN112151801A (zh) | 锂离子电池正极浆料及其制备方法 | |
CN117936788A (zh) | 补钠剂浆料及其制备方法、正极片和钠离子电池 | |
JPH11144714A (ja) | 電極用スラリーの製造方法 | |
JP2015160762A (ja) | 多孔質シリコンオキシカーバイドセラミックスの製造方法および多孔質シリコンオキシカーバイドセラミックス複合材料の製造方法 | |
JP2006310120A (ja) | リチウムイオン二次電池用極板のペースト製造方法 | |
JP2013149416A (ja) | リチウムイオン二次電池の電極形成用の活物質分散液、電極およびリチウムイオン二次電池 | |
JP4146160B2 (ja) | 非水電解質二次電池用正極の製造方法および非水電解質二次電池用正極ならびに非水電解質二次電池 | |
CN112520719A (zh) | 一种聚酰亚胺改性碳硅负极材料及其制备方法 | |
CN108777300B (zh) | 一种Al、F、R掺杂钛酸锂负极材料的制备方法与应用 | |
JP2001126718A (ja) | 非水電解質電池用電極の製造方法及び非水電解質電池 | |
JP3399193B2 (ja) | 非水電解液電池用正極合剤ペ−ストとその製造法および非水電解液電池 | |
JP2000123879A (ja) | 正極合剤の製造方法とリチウムイオン2次電池 | |
JPH11135121A (ja) | 電極用合剤の製造方法 | |
JPH11343109A (ja) | 炭素材料およびその製造方法、リチウム二次電池用負極並びにリチウム二次電池 | |
JP2001023618A (ja) | 電池用ペーストの製造方法、電池電極の製造方法およびゲル電解質シートの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040406 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140113 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |