JPH10298160A - レゾルシノールテトラマー誘導体及び該化合物を含有する電子写真用トナー - Google Patents
レゾルシノールテトラマー誘導体及び該化合物を含有する電子写真用トナーInfo
- Publication number
- JPH10298160A JPH10298160A JP12290897A JP12290897A JPH10298160A JP H10298160 A JPH10298160 A JP H10298160A JP 12290897 A JP12290897 A JP 12290897A JP 12290897 A JP12290897 A JP 12290897A JP H10298160 A JPH10298160 A JP H10298160A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- toner
- resorcinol
- compound
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】無色で重金属等を含有しない化合物で、高温高
湿下でも安定した帯電経時安定性を有し、カラートナー
に要求される色相に合わせて任意の着色材を選定するこ
とが可能で、更に環境に対する安全性が高い電子写真用
トナーを提供すること。 【解決手段】レゾルシノールシクロテトラマー誘導体、
及び該化合物を少なくとも1種を電子写真用トナーに含
有させることにより、従来の荷電制御剤を用いたトナー
に比べ、環境に対する安全性が高く、帯電特性が良好で
カラ−化にも対応可能な電子写真用トナーを製出する事
が出来る。
湿下でも安定した帯電経時安定性を有し、カラートナー
に要求される色相に合わせて任意の着色材を選定するこ
とが可能で、更に環境に対する安全性が高い電子写真用
トナーを提供すること。 【解決手段】レゾルシノールシクロテトラマー誘導体、
及び該化合物を少なくとも1種を電子写真用トナーに含
有させることにより、従来の荷電制御剤を用いたトナー
に比べ、環境に対する安全性が高く、帯電特性が良好で
カラ−化にも対応可能な電子写真用トナーを製出する事
が出来る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレゾルシノールテト
ラマー誘導体及びこれを含有する電子写真、静電記録等
に於て静電潜像を現像するために用いられる電子写真用
トナ−に関する。
ラマー誘導体及びこれを含有する電子写真、静電記録等
に於て静電潜像を現像するために用いられる電子写真用
トナ−に関する。
【0002】
【従来の技術】静電気を利用した静電記録、静電写真等
の画像形成プロセスは、フタロシアニンその他の有機顔
料、セレン、硫化カドミウム、アモルファスシリコン等
の光導電性物質をアルミ、紙等の基材上に塗布すること
により得られた感光体上に光信号により静電潜像を形成
する過程と、トナーと称される5−50μに調整された
着色微粒子を二成分系現像法では該トナーをキャリヤー
(鉄粉、フェライト粉等)により接触帯電させ、また、
一成分系現像法ではトナーを直接帯電させた後静電潜像
に作用せしめ顕像化させる過程から構成されている。
尚、トナーは感光体上に形成される静電潜像の極性に対
応した電荷、すなわち正、負のいずれかの電荷が付与さ
れる必要がある。
の画像形成プロセスは、フタロシアニンその他の有機顔
料、セレン、硫化カドミウム、アモルファスシリコン等
の光導電性物質をアルミ、紙等の基材上に塗布すること
により得られた感光体上に光信号により静電潜像を形成
する過程と、トナーと称される5−50μに調整された
着色微粒子を二成分系現像法では該トナーをキャリヤー
(鉄粉、フェライト粉等)により接触帯電させ、また、
一成分系現像法ではトナーを直接帯電させた後静電潜像
に作用せしめ顕像化させる過程から構成されている。
尚、トナーは感光体上に形成される静電潜像の極性に対
応した電荷、すなわち正、負のいずれかの電荷が付与さ
れる必要がある。
【0003】一般にトナーと称される着色微粒子はバイ
ンダー樹脂と着色材とを必須成分としその他必要に応じ
磁性粉等から構成されている。トナーに電荷を付与する
方法としては荷電制御剤を用いることなくバインダー樹
脂そのものの帯電特性を利用することもできるがそれで
は帯電の経時安定性、耐湿性が劣り良好な画質を得るこ
とが出来ない。従って通常トナーの電荷保持、荷電制御
の目的で荷電制御剤が加えられる。
ンダー樹脂と着色材とを必須成分としその他必要に応じ
磁性粉等から構成されている。トナーに電荷を付与する
方法としては荷電制御剤を用いることなくバインダー樹
脂そのものの帯電特性を利用することもできるがそれで
は帯電の経時安定性、耐湿性が劣り良好な画質を得るこ
とが出来ない。従って通常トナーの電荷保持、荷電制御
の目的で荷電制御剤が加えられる。
【0004】トナーに要求される品質特性としては帯電
性、流動性、定着性等に優れていることが挙げられる
が、これらの品質特性は該トナーに用いられている荷電
制御剤によって大きく影響される。
性、流動性、定着性等に優れていることが挙げられる
が、これらの品質特性は該トナーに用いられている荷電
制御剤によって大きく影響される。
【0005】従来トナーに添加される荷電制御剤として
は、 1)有色の負電荷制御剤としての2:1型含金属錯塩染
料(例、特公昭45−26478、特公昭41−201
53)フタロシアニン顔料(例、特開昭52−4593
1)また、無色の負電荷制御剤の例として芳香族ダイカ
ルボン酸の金属錯体(例、特公昭59−7384)や、
サリチル酸の金属錯体(例、特開昭57ー10494
0)または特開昭61ー3149等に記載された荷電制
御剤等が、また、
は、 1)有色の負電荷制御剤としての2:1型含金属錯塩染
料(例、特公昭45−26478、特公昭41−201
53)フタロシアニン顔料(例、特開昭52−4593
1)また、無色の負電荷制御剤の例として芳香族ダイカ
ルボン酸の金属錯体(例、特公昭59−7384)や、
サリチル酸の金属錯体(例、特開昭57ー10494
0)または特開昭61ー3149等に記載された荷電制
御剤等が、また、
【0006】2)正荷電制御剤としてのニグロシン系染
料、トリフェニルメタン系染料、各種4級アンモニウム
塩(静電気学会誌1980第4巻第3号P−144)、
ジブチル錫オキサイド等の有機スズ化合物(例、特公昭
57−29704)等がそれぞれ知られているが、これ
らを荷電制御剤として含有したトナーは、帯電性、経時
安定性等トナーに要求される品質特性を充分に満足させ
るものではない。
料、トリフェニルメタン系染料、各種4級アンモニウム
塩(静電気学会誌1980第4巻第3号P−144)、
ジブチル錫オキサイド等の有機スズ化合物(例、特公昭
57−29704)等がそれぞれ知られているが、これ
らを荷電制御剤として含有したトナーは、帯電性、経時
安定性等トナーに要求される品質特性を充分に満足させ
るものではない。
【0007】例えば負荷電制御剤として知られる2:1
含金属錯塩染料を含有したトナーは帯電量の高さについ
ては一応の水準を有するものの、2:1型含金属錯塩染
料は概してバインダー樹脂に対する分散性が劣るという
欠点がある。そのためバインダー樹脂中に均一に分布せ
ず、得られたトナーの帯電量分布も極めてシャープさに
欠けるものであり得られる画像は階調が低く画像形成能
に劣るものである。
含金属錯塩染料を含有したトナーは帯電量の高さについ
ては一応の水準を有するものの、2:1型含金属錯塩染
料は概してバインダー樹脂に対する分散性が劣るという
欠点がある。そのためバインダー樹脂中に均一に分布せ
ず、得られたトナーの帯電量分布も極めてシャープさに
欠けるものであり得られる画像は階調が低く画像形成能
に劣るものである。
【0008】更に、2:1型含金属錯塩染料は黒を中心
とした限定された色相のトナーにしか使用できないとい
う欠点があり、カラートナーとしての使用には、着色剤
の鮮明さを損なってしまう。さらに、環境に対する安全
性の面から金属を含有しているという欠点をもってい
る。
とした限定された色相のトナーにしか使用できないとい
う欠点があり、カラートナーとしての使用には、着色剤
の鮮明さを損なってしまう。さらに、環境に対する安全
性の面から金属を含有しているという欠点をもってい
る。
【0009】無色に近い負荷電制御剤の例として芳香族
ダイカルボン酸の金属錯体が挙げられるが(特公昭59
−7384)このものは完全な無色と成りえないという
欠点やその分散性に難点がある。また、無色の負荷電制
御剤で比較的良好な帯電性能を持つものとしてサリチル
酸の金属錯体が挙げられるが(特開昭57ー10494
0)このものは重金属類を含有しており、環境に対する
安全性が疑問である。無色で重金属を含まない負荷電制
御剤として特開昭61ー3149及び特開昭63ー38
958に紹介された化合物や特開昭2ー201378に
紹介された化合物が知られているが、このものは帯電の
立ち上がり速度が遅く、帯電量が不足するという欠点が
あり含金錯塩に比べ帯電特性は不十分である。また、正
帯電制御剤として知られるニグロシン系染料や、トリフ
ェニルメタン系染料は、それ自体着色しているため、黒
を中心とした限定された色相のトナーにしか使用でき
ず、また、トナーの連続複写に対する経時安定性が良好
でないという欠点がある。また、従来の4級アンモニウ
ム塩は、トナー化した場合、耐湿性が不十分であること
に起因する経時安定性が劣り、繰り返し使用で良質な画
像を与えないという欠点を有している。
ダイカルボン酸の金属錯体が挙げられるが(特公昭59
−7384)このものは完全な無色と成りえないという
欠点やその分散性に難点がある。また、無色の負荷電制
御剤で比較的良好な帯電性能を持つものとしてサリチル
酸の金属錯体が挙げられるが(特開昭57ー10494
0)このものは重金属類を含有しており、環境に対する
安全性が疑問である。無色で重金属を含まない負荷電制
御剤として特開昭61ー3149及び特開昭63ー38
958に紹介された化合物や特開昭2ー201378に
紹介された化合物が知られているが、このものは帯電の
立ち上がり速度が遅く、帯電量が不足するという欠点が
あり含金錯塩に比べ帯電特性は不十分である。また、正
帯電制御剤として知られるニグロシン系染料や、トリフ
ェニルメタン系染料は、それ自体着色しているため、黒
を中心とした限定された色相のトナーにしか使用でき
ず、また、トナーの連続複写に対する経時安定性が良好
でないという欠点がある。また、従来の4級アンモニウ
ム塩は、トナー化した場合、耐湿性が不十分であること
に起因する経時安定性が劣り、繰り返し使用で良質な画
像を与えないという欠点を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】無色で負に帯電する荷
電制御剤で、良好な帯電立ち上がり特性、高い帯電量、
帯電の経時安定性及び環境安定性にすぐれ、トナー製出
時に安定した性質を示し、重金属類を含まない荷電制御
剤およびこれを用いた電子写真用トナーを提供すること
にある。
電制御剤で、良好な帯電立ち上がり特性、高い帯電量、
帯電の経時安定性及び環境安定性にすぐれ、トナー製出
時に安定した性質を示し、重金属類を含まない荷電制御
剤およびこれを用いた電子写真用トナーを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記したよ
うな課題を解決すべく鋭意努力した結果、特定のレゾル
シノール系誘導体の少なくとも1種をトナーに含有せし
めることにより、トナーの帯電特性が大幅に改善される
ことを見いだし本発明を完成させた。
うな課題を解決すべく鋭意努力した結果、特定のレゾル
シノール系誘導体の少なくとも1種をトナーに含有せし
めることにより、トナーの帯電特性が大幅に改善される
ことを見いだし本発明を完成させた。
【0012】すなわち本発明は、 (1)下記式(1)で表されるレゾルシノールテトラマ
ー誘導体
ー誘導体
【0013】
【化2】
【0014】(式(1)において、R1 、R2 、R3 及
びR4 はそれぞれ独立に水素原子、置換もしくは未置換
のアルキル基又は置換もしくは未置換のアリール基を、
R5 、R6 、R7 、R8 、R9 、R10、R11及びR12は
それぞれ独立に水酸基もしくはーOSO2 R13を、
R14、R15、R16及びR17はそれぞれ独立に水素原子、
水酸基又はーOSO2 R13を、R13は低級アルキル基、
置換又は未置換のアリール基を、nは0から4の整数を
それぞれ表す。但し、R5 〜R17のうち少なくとも1つ
は、ーSO2 R13を表す。) (2)式(1)の化合物において、R1〜R4がそれぞ
れ独立にC1−C11の置換又は未置換のアルキル基で
ある前項(1)に記載のレゾルシノールテトラマー誘導
体 (3)式(1)の化合物においてR1 〜R4 がそれぞれ
独立にC6ーC11のアルキル基であり、R5 〜R17の
うち少なくとも1つは水酸基である前項(1)に記載の
レゾルシノールテトラマー誘導体 (4)式(1)の化合物においてR1 〜R4 がそれぞれ
独立にC6ーC11のアルキル基であり、R5 〜R17の
うち少なくとも1つは水酸基であり、R13がトルイル
基、フェニル基又はメチル基である前項(1)に記載の
レゾルシノールテトラマー誘導体 (5)前項(1)乃至(5)のいずれか一項に記載され
た化合物を少なくとも1種を含有する電子写真用トナー (6)前項(1)乃至(5)のいずれか一項に記載され
た化合物をバインダー樹脂に対し、0.1ー10重量%
含有する前項(6)に記載の電子写真用トナーに関す
る。
びR4 はそれぞれ独立に水素原子、置換もしくは未置換
のアルキル基又は置換もしくは未置換のアリール基を、
R5 、R6 、R7 、R8 、R9 、R10、R11及びR12は
それぞれ独立に水酸基もしくはーOSO2 R13を、
R14、R15、R16及びR17はそれぞれ独立に水素原子、
水酸基又はーOSO2 R13を、R13は低級アルキル基、
置換又は未置換のアリール基を、nは0から4の整数を
それぞれ表す。但し、R5 〜R17のうち少なくとも1つ
は、ーSO2 R13を表す。) (2)式(1)の化合物において、R1〜R4がそれぞ
れ独立にC1−C11の置換又は未置換のアルキル基で
ある前項(1)に記載のレゾルシノールテトラマー誘導
体 (3)式(1)の化合物においてR1 〜R4 がそれぞれ
独立にC6ーC11のアルキル基であり、R5 〜R17の
うち少なくとも1つは水酸基である前項(1)に記載の
レゾルシノールテトラマー誘導体 (4)式(1)の化合物においてR1 〜R4 がそれぞれ
独立にC6ーC11のアルキル基であり、R5 〜R17の
うち少なくとも1つは水酸基であり、R13がトルイル
基、フェニル基又はメチル基である前項(1)に記載の
レゾルシノールテトラマー誘導体 (5)前項(1)乃至(5)のいずれか一項に記載され
た化合物を少なくとも1種を含有する電子写真用トナー (6)前項(1)乃至(5)のいずれか一項に記載され
た化合物をバインダー樹脂に対し、0.1ー10重量%
含有する前項(6)に記載の電子写真用トナーに関す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明する。式
(1)の化合物において置換又は未置換のアルキル基の
具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、2ーメチルプロピル基、4ーヒドロキシブチル
基、ブトキシエチル基、メトキシエチル基、フェニルエ
チル基、ブロモフェニルエチル基、ベンジル基、クロロ
ベンジル基、ニトロフェニルエチル基、ペンチル基、5
ークロロペンチル基、ヘキシル基、ノニル基、デシル
基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オ
クタデシル基、ドコシル基、イソペンチル基、イソヘプ
チル基、イソオクチル基、2ーエチルヘキシル基等が挙
げられ、これらの基のうち好ましいものとしてはヘプチ
ル基、オクチル基、フェニルプロピル基、ウンデシル基
等の置換又は非置換のC6ーC11アルキル基等が挙げ
られる。
(1)の化合物において置換又は未置換のアルキル基の
具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、2ーメチルプロピル基、4ーヒドロキシブチル
基、ブトキシエチル基、メトキシエチル基、フェニルエ
チル基、ブロモフェニルエチル基、ベンジル基、クロロ
ベンジル基、ニトロフェニルエチル基、ペンチル基、5
ークロロペンチル基、ヘキシル基、ノニル基、デシル
基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オ
クタデシル基、ドコシル基、イソペンチル基、イソヘプ
チル基、イソオクチル基、2ーエチルヘキシル基等が挙
げられ、これらの基のうち好ましいものとしてはヘプチ
ル基、オクチル基、フェニルプロピル基、ウンデシル基
等の置換又は非置換のC6ーC11アルキル基等が挙げ
られる。
【0016】同じく置換又は未置換のアリール基の具体
例としてはフェニル基、クロロフェニル基、メチルフェ
ニル基、エチルフェニル基、ブロモフェニル基、トリメ
トキシフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェ
ニル基、アセトアミドフェニル基、ビフェニル基、シア
ノフェニル基、ブチルフェニル基等が挙げられ、R13の
低級アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等が挙げられ、置換もしくは未置換のアリ
ール基としてはフェニル基、クロロフェニル基、メチル
フェニル基、エチルフェニル基、ブロモフェニル基、ト
リメトキシフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシ
フェニル基、アセトアミドフェニル基、シアノフェニル
基、ブチルフェニル基等が挙げられる。
例としてはフェニル基、クロロフェニル基、メチルフェ
ニル基、エチルフェニル基、ブロモフェニル基、トリメ
トキシフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェ
ニル基、アセトアミドフェニル基、ビフェニル基、シア
ノフェニル基、ブチルフェニル基等が挙げられ、R13の
低級アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等が挙げられ、置換もしくは未置換のアリ
ール基としてはフェニル基、クロロフェニル基、メチル
フェニル基、エチルフェニル基、ブロモフェニル基、ト
リメトキシフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシ
フェニル基、アセトアミドフェニル基、シアノフェニル
基、ブチルフェニル基等が挙げられる。
【0017】前記式(1)のレゾルシノールテトラマー
誘導体は荷電制御剤として働くが、このものはバインダ
ー樹脂に対する相溶性が良好であり、これを含有せしめ
たトナーは比帯電量が高く、その経時安定性も良好であ
ることからトナーを長時間保存しても静電記録の画像形
成において安定して鮮明な画像を与えるばかりでなく、
無色の負の帯電性能をもつため、黒色の負帯電トナーお
よびカラートナーを製出することが出来るという特徴が
ある。また、このものは重金属を含まないため環境に対
する安全性が高い。また、懸濁重合法や乳化重合法でト
ナーを作成する際には、含金属の荷電制御剤で見られる
ような重金属による重合禁止作用がないので、安定して
トナーを製出することが出来る。
誘導体は荷電制御剤として働くが、このものはバインダ
ー樹脂に対する相溶性が良好であり、これを含有せしめ
たトナーは比帯電量が高く、その経時安定性も良好であ
ることからトナーを長時間保存しても静電記録の画像形
成において安定して鮮明な画像を与えるばかりでなく、
無色の負の帯電性能をもつため、黒色の負帯電トナーお
よびカラートナーを製出することが出来るという特徴が
ある。また、このものは重金属を含まないため環境に対
する安全性が高い。また、懸濁重合法や乳化重合法でト
ナーを作成する際には、含金属の荷電制御剤で見られる
ような重金属による重合禁止作用がないので、安定して
トナーを製出することが出来る。
【0018】本発明のレゾルシノールテトラマーは例え
ばJ.Org.Chem.1989,54,1305−
1312及びJ.Am.Chem.Soc.1989,
111,5397−5404等に記載の方法により容易
に合成できる。たとえば、エタノ−ル、エチルセルソル
ブ、メチルセルソルブ等のアルコ−ル系溶媒あるいはジ
オキサン、DMF等の水溶性溶媒にレゾルシノ−ル、ピ
ロガロ−ル等の原料を溶解し、塩酸等の酸触媒を加えた
後、氷冷下又は室温で対応するアルデヒドを滴下し、加
熱昇温して反応させる。反応終了後必要に応じて水を加
えて結晶を析出させ対応するシクロテトラマ−を得る。
ついで、こうして得られたシクロテトラマ−をジオキサ
ン、THF、ジメトキシエタン、ジエチレングリコ−
ル、ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル、DMF、
アセトン等の水溶性非プロトン性溶媒に溶解し、対応す
るスルホン酸クロライドを添加し、冷却下で苛性ソ−ダ
水溶液、トリエチルアミン等のアルカリを滴下し、反応
を行った後、水等に添加して結晶を析出させることによ
り目的の化合物が得られる。本発明のレゾルシノールテ
トラマー誘導体の具体例としては下記の構造式で表され
る化合物(化合物(1)〜化合物(22))が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。(式中、Ts
はp−トルエンスルホニル基、Bsはベンゼンスルホニ
ル基、Msはメタンスルホニル基、Phはフェニル基を
表す。)
ばJ.Org.Chem.1989,54,1305−
1312及びJ.Am.Chem.Soc.1989,
111,5397−5404等に記載の方法により容易
に合成できる。たとえば、エタノ−ル、エチルセルソル
ブ、メチルセルソルブ等のアルコ−ル系溶媒あるいはジ
オキサン、DMF等の水溶性溶媒にレゾルシノ−ル、ピ
ロガロ−ル等の原料を溶解し、塩酸等の酸触媒を加えた
後、氷冷下又は室温で対応するアルデヒドを滴下し、加
熱昇温して反応させる。反応終了後必要に応じて水を加
えて結晶を析出させ対応するシクロテトラマ−を得る。
ついで、こうして得られたシクロテトラマ−をジオキサ
ン、THF、ジメトキシエタン、ジエチレングリコ−
ル、ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル、DMF、
アセトン等の水溶性非プロトン性溶媒に溶解し、対応す
るスルホン酸クロライドを添加し、冷却下で苛性ソ−ダ
水溶液、トリエチルアミン等のアルカリを滴下し、反応
を行った後、水等に添加して結晶を析出させることによ
り目的の化合物が得られる。本発明のレゾルシノールテ
トラマー誘導体の具体例としては下記の構造式で表され
る化合物(化合物(1)〜化合物(22))が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。(式中、Ts
はp−トルエンスルホニル基、Bsはベンゼンスルホニ
ル基、Msはメタンスルホニル基、Phはフェニル基を
表す。)
【0019】
【化3】
【0020】
【化4】
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】
【化7】
【0024】
【化8】
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】
【0027】本発明のレゾルシノールテトラマー誘導体
を含有する電子写真用トナ−を製造する方法としては、
式(1)のレゾルシノールテトラマー誘導体、着色剤及
びバインダー樹脂からなる混合物を加熱ニーダー、二本
ロール等の加熱混合処理可能な装置によりバインダー樹
脂の溶融下で混練し、次いで冷却固化したものをジェッ
トミル、ボールミル等の粉砕機により3〜20μ粒径に
粉砕、分級することによって得る方法、着色剤と本発明
のレゾルシノールテトラマー誘導体、バインダー樹脂と
を溶媒(例、アセトン、酢酸エチル)に溶解もしくは分
散し、かくはん処理後、水中に投じて再沈澱せしめ、濾
過、乾燥後、ボールミル等の粉砕機により3ー20μ粒
径に粉砕することによって得る方法、本発明のレゾルシ
ノールテトラマー誘導体と、着色剤およびバインダー樹
脂の単量体とを水中に均一に懸濁させ撹はん下において
単量体を微粒子状で重合させて沈澱を生成させ、沈澱物
を濾過、水洗、乾燥して微粒子状粉末とし、これを分級
して3ー20μの粒径の目的物を得る方法等があり、ま
たバインダー等の圧力定着用低融点樹脂、着色成分、磁
性体等を含む軟質粒子状芯材(芯粒子)を、保護機能お
よび荷電制御機能を有する硬い外殻で覆った形態を有す
るマイクロカプセルトナーの外殻材料として使用するこ
とも出来る。さらに、荷電制御剤を含まない着色微粒子
を上記方法により調製し、次いで本発明のレゾルシノー
ルテトラマー誘導体を単独もしくはコロイダルシリカ等
の外添剤と供にメカノケミカル的な方法等により粒子表
面に固着添加することも出来る。
を含有する電子写真用トナ−を製造する方法としては、
式(1)のレゾルシノールテトラマー誘導体、着色剤及
びバインダー樹脂からなる混合物を加熱ニーダー、二本
ロール等の加熱混合処理可能な装置によりバインダー樹
脂の溶融下で混練し、次いで冷却固化したものをジェッ
トミル、ボールミル等の粉砕機により3〜20μ粒径に
粉砕、分級することによって得る方法、着色剤と本発明
のレゾルシノールテトラマー誘導体、バインダー樹脂と
を溶媒(例、アセトン、酢酸エチル)に溶解もしくは分
散し、かくはん処理後、水中に投じて再沈澱せしめ、濾
過、乾燥後、ボールミル等の粉砕機により3ー20μ粒
径に粉砕することによって得る方法、本発明のレゾルシ
ノールテトラマー誘導体と、着色剤およびバインダー樹
脂の単量体とを水中に均一に懸濁させ撹はん下において
単量体を微粒子状で重合させて沈澱を生成させ、沈澱物
を濾過、水洗、乾燥して微粒子状粉末とし、これを分級
して3ー20μの粒径の目的物を得る方法等があり、ま
たバインダー等の圧力定着用低融点樹脂、着色成分、磁
性体等を含む軟質粒子状芯材(芯粒子)を、保護機能お
よび荷電制御機能を有する硬い外殻で覆った形態を有す
るマイクロカプセルトナーの外殻材料として使用するこ
とも出来る。さらに、荷電制御剤を含まない着色微粒子
を上記方法により調製し、次いで本発明のレゾルシノー
ルテトラマー誘導体を単独もしくはコロイダルシリカ等
の外添剤と供にメカノケミカル的な方法等により粒子表
面に固着添加することも出来る。
【0028】これらの場合通常バインダー樹脂成分は9
9〜65%より好ましくは98.5〜83%、着色剤は
0.5〜20%より好ましくは5〜15%、荷電制御剤
は0.1〜10%より好ましくは0.5〜3%の割合
(いずれも重量%、以下同じ)で使用される。その他必
要に応じ、低分子量ポリプロピレン等のオフセット防止
剤を数%添加してもよい。
9〜65%より好ましくは98.5〜83%、着色剤は
0.5〜20%より好ましくは5〜15%、荷電制御剤
は0.1〜10%より好ましくは0.5〜3%の割合
(いずれも重量%、以下同じ)で使用される。その他必
要に応じ、低分子量ポリプロピレン等のオフセット防止
剤を数%添加してもよい。
【0029】本発明の電子写真用トナーに用いうる着色
剤の例としては、カーボンブラック、群青、鉄黒、活性
炭、酸化銅、二酸化マンガン、黄鉛、亜鉛黄、カドミウ
ムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、
ニッケルチタンイエロー、赤色黄鉛、モリブデンオレン
ジ、ベンガラ、カドミウムレッド、マンガン紫、酸化チ
タン、硫化亜鉛、クロムグリーン、酸化クロム、アンチ
モン白等の無機顔料、CI.ピグメントイエロー1、C
I.ピグメントレッド9、CI.ピグメントブルー1
5、アニリンブラック、ナフトールエローS、ベンジジ
ンエローGR、キノリンエローレーキ、アンスラピリミ
ジンエロー、ハンザエローG、パーマネントエローNC
G、ピラゾロンオレンジ、インダンスレンブリリアント
オレンジGK、ピラゾロンレッド、ブリリアントカーミ
ン6B、ローダミンレーキB、キナクリドン、アリザリ
ンレーキ、チオインジゴレッド、チオインジゴマルー
ン、ブリリアントカーミン3B、メチルバイオレットレ
ーキ、ジオキサジンバイオレット、アニリンブルー、無
金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、フ
ァーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC、フ
タロシアニングリーン、マラカイトグリーンレーキ、フ
ァイナルイエローグリーンG等の有機顔料、CI.ソル
ベントイエロー93、CI.ソルベントレッド146、
CI.ソルベントブルー35、CI.ジスパーズイエロ
ー42、CI.ジスパーズレッド59、CI.ジスパー
ズブルー81、CI.ソルベントレッド49、CI.ソ
ルベントレッド52、CI.ソルベントレッド109、
CI.ベイシックレッド12、CI.ベイシックレッド
1、CI.ダイレクトレッド1、CI.アシッドレッド
1、CI.ベーシックレッド1、CI.ダイレクトレッ
ド4、CI.モーダントレッド30、CI.ダイレクト
ブルー2、CI.アシッドブルー9、CI.ベーシック
ブルー3、CI.ベーシックブルー5、CI.アシッド
ブルー15、CI.モーダントブルー7、(CIはカラ
ーインデックスの略、以下同様)等の油溶性染料等公知
の着色剤を挙げることが出来る。
剤の例としては、カーボンブラック、群青、鉄黒、活性
炭、酸化銅、二酸化マンガン、黄鉛、亜鉛黄、カドミウ
ムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、
ニッケルチタンイエロー、赤色黄鉛、モリブデンオレン
ジ、ベンガラ、カドミウムレッド、マンガン紫、酸化チ
タン、硫化亜鉛、クロムグリーン、酸化クロム、アンチ
モン白等の無機顔料、CI.ピグメントイエロー1、C
I.ピグメントレッド9、CI.ピグメントブルー1
5、アニリンブラック、ナフトールエローS、ベンジジ
ンエローGR、キノリンエローレーキ、アンスラピリミ
ジンエロー、ハンザエローG、パーマネントエローNC
G、ピラゾロンオレンジ、インダンスレンブリリアント
オレンジGK、ピラゾロンレッド、ブリリアントカーミ
ン6B、ローダミンレーキB、キナクリドン、アリザリ
ンレーキ、チオインジゴレッド、チオインジゴマルー
ン、ブリリアントカーミン3B、メチルバイオレットレ
ーキ、ジオキサジンバイオレット、アニリンブルー、無
金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、フ
ァーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC、フ
タロシアニングリーン、マラカイトグリーンレーキ、フ
ァイナルイエローグリーンG等の有機顔料、CI.ソル
ベントイエロー93、CI.ソルベントレッド146、
CI.ソルベントブルー35、CI.ジスパーズイエロ
ー42、CI.ジスパーズレッド59、CI.ジスパー
ズブルー81、CI.ソルベントレッド49、CI.ソ
ルベントレッド52、CI.ソルベントレッド109、
CI.ベイシックレッド12、CI.ベイシックレッド
1、CI.ダイレクトレッド1、CI.アシッドレッド
1、CI.ベーシックレッド1、CI.ダイレクトレッ
ド4、CI.モーダントレッド30、CI.ダイレクト
ブルー2、CI.アシッドブルー9、CI.ベーシック
ブルー3、CI.ベーシックブルー5、CI.アシッド
ブルー15、CI.モーダントブルー7、(CIはカラ
ーインデックスの略、以下同様)等の油溶性染料等公知
の着色剤を挙げることが出来る。
【0030】また、バインダー樹脂としては、ポリスチ
レン、スチレンーメタクリル酸共重合体、スチレンーメ
タクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸共
重合体、スチレンーアクリル酸エステル共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、アクリル樹脂、スチ
レン−マレイン酸共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、オレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂等が単独または、混合して使用
することが出来る。また、トナ−を前記したような重合
法で調製する場合の単量体は上記樹脂の単量体が使用さ
れ、具体的にはスチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、クロルスチレン、エチルスチレン、ジビニル
ベンゼン等のビニル芳香族炭化水素単量体、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ー2ーエチルヘキシ
ル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸ー2ーエチルヘキシル、メタクリル酸
オクチル、メタクリル酸フェニル等のアクリル系化合物
の単量体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
クリルアミド等の二重結合を有するモノカルボン酸類、
マレイン酸、マレイン酸メチル、マレイン酸ブチル、マ
レイン酸ジメチル、フタル酸、コハク酸、テレフタル酸
などのジカルボン酸類、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニ
ルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、等のビ
ニル単量体、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1、2ープロピレングリ
コール、1、3ープロピレングリコール、1、4ーブタ
ンジオール、1、6ーヘキサンジオール、ビスフェノー
ルA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン
化ビスフェノールA等のポリオール化合物、p−フェニ
レンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネー
ト、1、4ーテトラメチレンジイソシアネート等のイソ
シアネート類、エチルアミン、ブチルアミン、エチレン
ジアミン、1、4ージアミノベンゼン、1、4ージアミ
ノブタン、モノエタノールアミン等のアミン類、ジグリ
シジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエー
テル、ビスフェノールAグリシジルエーテル、ハイドロ
キノンジグリシジルエーテル等のエポキシ化合物等が単
独または混合して使用することが出来る。
レン、スチレンーメタクリル酸共重合体、スチレンーメ
タクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸共
重合体、スチレンーアクリル酸エステル共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、アクリル樹脂、スチ
レン−マレイン酸共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、オレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂等が単独または、混合して使用
することが出来る。また、トナ−を前記したような重合
法で調製する場合の単量体は上記樹脂の単量体が使用さ
れ、具体的にはスチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、クロルスチレン、エチルスチレン、ジビニル
ベンゼン等のビニル芳香族炭化水素単量体、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ー2ーエチルヘキシ
ル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸ー2ーエチルヘキシル、メタクリル酸
オクチル、メタクリル酸フェニル等のアクリル系化合物
の単量体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
クリルアミド等の二重結合を有するモノカルボン酸類、
マレイン酸、マレイン酸メチル、マレイン酸ブチル、マ
レイン酸ジメチル、フタル酸、コハク酸、テレフタル酸
などのジカルボン酸類、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニ
ルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、等のビ
ニル単量体、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1、2ープロピレングリ
コール、1、3ープロピレングリコール、1、4ーブタ
ンジオール、1、6ーヘキサンジオール、ビスフェノー
ルA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン
化ビスフェノールA等のポリオール化合物、p−フェニ
レンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネー
ト、1、4ーテトラメチレンジイソシアネート等のイソ
シアネート類、エチルアミン、ブチルアミン、エチレン
ジアミン、1、4ージアミノベンゼン、1、4ージアミ
ノブタン、モノエタノールアミン等のアミン類、ジグリ
シジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエー
テル、ビスフェノールAグリシジルエーテル、ハイドロ
キノンジグリシジルエーテル等のエポキシ化合物等が単
独または混合して使用することが出来る。
【0031】更に本発明の電子写真用トナーには微粒子
の酸化珪素(コロイダルシリカ)や酸化アルミのごとき
流動剤を外添しても良く、更に鉱物油のごとき被り防止
剤、磁性一成分系用としての鉄粉もしくは各種磁性体、
酸化亜鉛のごとき導電性付与剤等を必要に応じ配合組成
中に加えてもよい。本発明で得られたトナーは、非磁性
1成分もしくは磁性1成分等の1成分系ではトナーその
ものを、2成分系では例えば100ー350メッシュ程
度のキャリヤー(鉄粉、フェライト粉、また、フェライ
ト粉上にシリコーン樹脂、アクリル樹脂やフッ化エチレ
ン樹脂等をコートしたコートキャリア等公知のキャリ
ア)と例えば3−8:97−92(トナー:キャリヤ
ー)というような重量比で混合し、現像剤となし、電子
写真に於ける現像工程に使用されるものである。本発明
の電子写真用トナーは、従来の荷電制御剤を用いたトナ
ーに比べシャープな帯電量分布、良好な帯電の経時安定
性、バインダー樹脂に対する良好な分散性、高い帯電量
を有している。その結果、カブリの無い極めて階調性の
高い画像が得られ且つ反復画像形成能が極めて良好であ
ることが特徴である。
の酸化珪素(コロイダルシリカ)や酸化アルミのごとき
流動剤を外添しても良く、更に鉱物油のごとき被り防止
剤、磁性一成分系用としての鉄粉もしくは各種磁性体、
酸化亜鉛のごとき導電性付与剤等を必要に応じ配合組成
中に加えてもよい。本発明で得られたトナーは、非磁性
1成分もしくは磁性1成分等の1成分系ではトナーその
ものを、2成分系では例えば100ー350メッシュ程
度のキャリヤー(鉄粉、フェライト粉、また、フェライ
ト粉上にシリコーン樹脂、アクリル樹脂やフッ化エチレ
ン樹脂等をコートしたコートキャリア等公知のキャリ
ア)と例えば3−8:97−92(トナー:キャリヤ
ー)というような重量比で混合し、現像剤となし、電子
写真に於ける現像工程に使用されるものである。本発明
の電子写真用トナーは、従来の荷電制御剤を用いたトナ
ーに比べシャープな帯電量分布、良好な帯電の経時安定
性、バインダー樹脂に対する良好な分散性、高い帯電量
を有している。その結果、カブリの無い極めて階調性の
高い画像が得られ且つ反復画像形成能が極めて良好であ
ることが特徴である。
【0032】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明が、これらの実施例に限定されるものでは
ない。実施例中、部は特に規定しない限り重量部を表
す。
るが、本発明が、これらの実施例に限定されるものでは
ない。実施例中、部は特に規定しない限り重量部を表
す。
【0033】実施例1 ジオキサン142部にオクタナールを原料として縮合
し、合成したレゾルシノールシクロテトラマー10部を
溶解し、この溶液にp−トルエンスルホニルクロライド
8.7部を加えて、撹拌下10ー15℃に冷却する。こ
の溶液に10ー15℃の温度を保ちながら25%苛性ソ
ーダ7.3部を約2時間で滴下する。滴下終了後、室温
にて5時間撹拌した後、水25部を加えて析出した塩を
溶解し、この反応液を水2000部に約2時間で滴下す
る。一夜撹拌した後、濾過、水洗し、乾燥してテトラヘ
プチルレゾルシノールシクロテトラマーのテトラトシレ
ート(化合物例(1))16.5部(収率、97%)を
得る。
し、合成したレゾルシノールシクロテトラマー10部を
溶解し、この溶液にp−トルエンスルホニルクロライド
8.7部を加えて、撹拌下10ー15℃に冷却する。こ
の溶液に10ー15℃の温度を保ちながら25%苛性ソ
ーダ7.3部を約2時間で滴下する。滴下終了後、室温
にて5時間撹拌した後、水25部を加えて析出した塩を
溶解し、この反応液を水2000部に約2時間で滴下す
る。一夜撹拌した後、濾過、水洗し、乾燥してテトラヘ
プチルレゾルシノールシクロテトラマーのテトラトシレ
ート(化合物例(1))16.5部(収率、97%)を
得る。
【0034】実施例2 p−トルエンスルホニルクロライドを17.5部、25
%苛性ソーダ15.1部使用する他は上記実施例1と同
様の方法で反応を行い、テトラヘプチルレゾルシノール
シクロテトラマーのオクタトシレート(化合物例
(4))21.5部(収率、90%)を得た。mp.1
37.5℃(DSC:Ti) 出発原料のシクロテトラマーとして種々置換基の異なっ
たものを使用することにより、上記合成例と同様な方法
で前記したような本発明の目的化合物を得る事が出来
る。
%苛性ソーダ15.1部使用する他は上記実施例1と同
様の方法で反応を行い、テトラヘプチルレゾルシノール
シクロテトラマーのオクタトシレート(化合物例
(4))21.5部(収率、90%)を得た。mp.1
37.5℃(DSC:Ti) 出発原料のシクロテトラマーとして種々置換基の異なっ
たものを使用することにより、上記合成例と同様な方法
で前記したような本発明の目的化合物を得る事が出来
る。
【0035】 実施例3 スチレン−ブチルアクリレート共重合体(バインダー) 100部 低分子量ポリプロピレン 5部 カーボンブラック(着色剤) 8部 化合物例(1) 2部 上記組成の混合物を130〜140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェットミル粉砕機
にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径
5〜20μのトナーを得た。得られたトナーを約125
メッシュのシリコンコートフェライトキャリヤーと3:
97(トナー:キャリヤー)の重量比で混合し現像剤A
を得た。
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェットミル粉砕機
にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径
5〜20μのトナーを得た。得られたトナーを約125
メッシュのシリコンコートフェライトキャリヤーと3:
97(トナー:キャリヤー)の重量比で混合し現像剤A
を得た。
【0036】更にこの現像剤Aを用いて複写機によりコ
ピーを行ったところ階調性に優れ、着色剤本来の色相を
阻害することのない鮮明な黒色の画像が得られた。ま
た、現像剤Aを用いて帯電安定性試験(帯電量経時安定
性試験、帯電量耐湿経時安定性試験)を実施したところ
下記表1の結果を得た。
ピーを行ったところ階調性に優れ、着色剤本来の色相を
阻害することのない鮮明な黒色の画像が得られた。ま
た、現像剤Aを用いて帯電安定性試験(帯電量経時安定
性試験、帯電量耐湿経時安定性試験)を実施したところ
下記表1の結果を得た。
【0037】
【表1】 表1 帯電量経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(min) 1 5 15 30 60 120 現像剤A 5.8 6.3 6.6 6.4 6.6 6.0 耐湿 5.5 6.0 6.6 6.5 6.4 7.8 減衰率:5.17%
【0038】以上の結果のごとく現像剤Aは、高湿下に
曝した後も通常と同様に充分な帯電が得られ、経時的に
急激な帯電の変化も少なく、帯電安定性が極めて優れて
いた。
曝した後も通常と同様に充分な帯電が得られ、経時的に
急激な帯電の変化も少なく、帯電安定性が極めて優れて
いた。
【0039】帯電安定性試験は次の方法によった。 ○帯電量経時安定性試験 現像剤(トナーとキャリヤーとの混合物)をポリ容器中
に計量し、30rpmのボールミルにて1時間、100
rpmのボールミルにて残り1時間接触帯電させ、その
際の時間毎のトナーの帯電量をブローオフ法(ブローオ
フ時間5秒)により測定する。本試験において1分間接
触帯電したときの帯電量を初期帯電量とする。 ○帯電量耐湿経時安定性試験 上記帯電量経時安定性試験と同様にポリ容器中に現像剤
を計量し、本発明のトナーを用いた現像剤を容器をオー
プンにして34℃,86%RHの条件下に2日間放置
し、その後30rpmのボールミルにて1時間、100
rpmのボールミルにて残り1時間接触帯電させ、その
際の時間毎のトナーの帯電量をブローオフ法(ブローオ
フ時間5秒)により測定する。本試験において1分間接
触帯電したときの帯電量を高湿に曝した後の初期帯電量
とする。ここで、減衰率は下記式により算出した。 減衰率=(高湿に曝す前の初期帯電量ー高湿に曝した後
の初期帯電量)/高湿に曝す前の初期帯電量X100
(%)
に計量し、30rpmのボールミルにて1時間、100
rpmのボールミルにて残り1時間接触帯電させ、その
際の時間毎のトナーの帯電量をブローオフ法(ブローオ
フ時間5秒)により測定する。本試験において1分間接
触帯電したときの帯電量を初期帯電量とする。 ○帯電量耐湿経時安定性試験 上記帯電量経時安定性試験と同様にポリ容器中に現像剤
を計量し、本発明のトナーを用いた現像剤を容器をオー
プンにして34℃,86%RHの条件下に2日間放置
し、その後30rpmのボールミルにて1時間、100
rpmのボールミルにて残り1時間接触帯電させ、その
際の時間毎のトナーの帯電量をブローオフ法(ブローオ
フ時間5秒)により測定する。本試験において1分間接
触帯電したときの帯電量を高湿に曝した後の初期帯電量
とする。ここで、減衰率は下記式により算出した。 減衰率=(高湿に曝す前の初期帯電量ー高湿に曝した後
の初期帯電量)/高湿に曝す前の初期帯電量X100
(%)
【0040】 実施例4 ポリエステル樹脂 100部 カーボンブラック 6部 化合物例(1) 2部 上記組成の混合物を150−180℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後、冷却、固化せしめた。次
いで粗粉砕機により粗粉砕後、ジェットミル粉砕機にて
微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径5−
20μのトナーを得た。得られたトナーを約200メッ
シュのフェライトキャリヤーと3:97(トナー:キャ
リヤー)の重量比で混合し現像剤Bを得た。更にこの現
像剤Bを用いて複写機によりコピーを行ったところ階調
性に優れた黒色の画像が得られた。また、現像剤Bを用
いて実施例3と同様に帯電安定性試験を実施したところ
下表2の結果を得た。
ダーにて溶融混合処理した後、冷却、固化せしめた。次
いで粗粉砕機により粗粉砕後、ジェットミル粉砕機にて
微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径5−
20μのトナーを得た。得られたトナーを約200メッ
シュのフェライトキャリヤーと3:97(トナー:キャ
リヤー)の重量比で混合し現像剤Bを得た。更にこの現
像剤Bを用いて複写機によりコピーを行ったところ階調
性に優れた黒色の画像が得られた。また、現像剤Bを用
いて実施例3と同様に帯電安定性試験を実施したところ
下表2の結果を得た。
【0041】
【表2】 表2 帯電量経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(min) 1 5 15 30 60 120 現像剤B 16.5 16.3 16.6 16.8 16.8 17.1 耐湿 15.7 16.1 16.3 16.3 16.4 16.8 減衰率:4.85%
【0042】以上の結果のごとく、現像剤Bは、高湿下
に曝した後も通常と同様に充分な帯電が得られ、経時的
に急激な帯電の変化も少なく、帯電安定性が極めて優れ
ていた。
に曝した後も通常と同様に充分な帯電が得られ、経時的
に急激な帯電の変化も少なく、帯電安定性が極めて優れ
ていた。
【0043】 実施例5 スチレンーアクリル酸メチルエステル共重合体 100部 低分子量ポリプロピレン 3部 CI.Solvent Blue 111 1.5部 化合物例(1) 2部 上記組成の混合物を130〜140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェットミル粉砕機
にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径
5〜20μのトナーを得た。得られたトナー100部に
対しコロイダルシリカ0.3部をヘンシェルミキサーで
外添した。得られた外添トナーを約125メッシュのシ
リコンコートフェライトキャリヤーと3:97(トナ
ー:キャリヤー)の重量比で混合し現像剤Cを得た。更
に、この現像剤Cを用いて複写機によりコピーを行った
ところ階調性に優れ、着色剤本来の色相を阻害すること
のない鮮明な青色の画像が得られた。また、現像剤Cを
用いて実施例3と同様に帯電安定性試験を実施したとこ
ろ下記表3の結果を得た。
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェットミル粉砕機
にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径
5〜20μのトナーを得た。得られたトナー100部に
対しコロイダルシリカ0.3部をヘンシェルミキサーで
外添した。得られた外添トナーを約125メッシュのシ
リコンコートフェライトキャリヤーと3:97(トナ
ー:キャリヤー)の重量比で混合し現像剤Cを得た。更
に、この現像剤Cを用いて複写機によりコピーを行った
ところ階調性に優れ、着色剤本来の色相を阻害すること
のない鮮明な青色の画像が得られた。また、現像剤Cを
用いて実施例3と同様に帯電安定性試験を実施したとこ
ろ下記表3の結果を得た。
【0044】
【表3】 表3 帯電量経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(min) 1 5 15 30 60 120 現像剤C 11.8 12.2 12.5 12.5 12.8 13.1 耐湿 11.6 12.0 12.3 12.2 12.4 12.6 減衰率:1.59%
【0045】以上の結果のごとく現像剤Cは、高湿に曝
した後も通常と同様に充分な帯電が得られ、経時的に急
激な帯電の変化も少なく、帯電安定性が極めて優れてい
た。
した後も通常と同様に充分な帯電が得られ、経時的に急
激な帯電の変化も少なく、帯電安定性が極めて優れてい
た。
【0046】 実施例6 スチレン−ブチルアクリレート共重合体 100部 低分子量ポリエチレン 5部 カーボンブラック 8部 化合物例(4) 2部 上記組成の混合物を130〜140℃に調整されたニー
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェットミル粉砕機
にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径
5〜20μのトナーを得た。
ダーにて溶融混合処理した後冷却、固化せしめた。次い
で、粗粉砕機により粗粉砕した後、ジェットミル粉砕機
にて微粉砕を行い、さらに気流式分級機にて分級し粒径
5〜20μのトナーを得た。
【0047】得られたトナーを約125メッシュのシリ
コンコートフェライトキャリヤーと3:97(トナー:
キャリヤー)の重量比で混合し現像剤Dを得た。更に、
この現像剤Dを用いて複写機によりコピーを行ったとこ
ろ階調性に優れ、鮮明な黒色の画像が得られた。また、
現像剤Dを用いて実施例3と同様に帯電安定性試験を実
施したところ下記表4の結果を得た。
コンコートフェライトキャリヤーと3:97(トナー:
キャリヤー)の重量比で混合し現像剤Dを得た。更に、
この現像剤Dを用いて複写機によりコピーを行ったとこ
ろ階調性に優れ、鮮明な黒色の画像が得られた。また、
現像剤Dを用いて実施例3と同様に帯電安定性試験を実
施したところ下記表4の結果を得た。
【0048】
【表4】 表4 帯電量経時安定性試験(単位、−μC/g) 時間(min) 1 5 15 30 60 120 現像剤C 3.8 4.2 3.9 4.3 4.0 5.3 耐湿 3.6 4.0 4.0 4.2 4.3 4.6 減衰率:5.26%
【0049】以上の結果のごとく現像剤Dは、高湿に曝
した後も通常と同様に充分な帯電が得られ、経時的に急
激な帯電の変化も少なく、帯電安定性が極めて優れてい
た。
した後も通常と同様に充分な帯電が得られ、経時的に急
激な帯電の変化も少なく、帯電安定性が極めて優れてい
た。
【0050】
【発明の効果】本発明で得られた電子写真用トナーは従
来の荷電制御剤を用いたトナーに比べてシャープな帯電
量分布と耐湿性及び経時安定性を有し、高い帯電量を有
している。その結果極めて階調性の高い画像が得られ、
且つ反復画像形成能が極めて良好であることが特徴であ
る。また、荷電制御剤自体が本質的に無色であり、バイ
ンダー樹脂に対する分散性が非常によいことから、カラ
ートナーに要求される色相に合わせて任意の着色剤を選
定することが可能であり、且つ染料、顔料が有する本来
の色相を何ら阻害することが無いことも特徴である。さ
らに金属を含まないタイプの荷電制御剤を使用している
ため環境に対する安全性が高いことも特徴である。
来の荷電制御剤を用いたトナーに比べてシャープな帯電
量分布と耐湿性及び経時安定性を有し、高い帯電量を有
している。その結果極めて階調性の高い画像が得られ、
且つ反復画像形成能が極めて良好であることが特徴であ
る。また、荷電制御剤自体が本質的に無色であり、バイ
ンダー樹脂に対する分散性が非常によいことから、カラ
ートナーに要求される色相に合わせて任意の着色剤を選
定することが可能であり、且つ染料、顔料が有する本来
の色相を何ら阻害することが無いことも特徴である。さ
らに金属を含まないタイプの荷電制御剤を使用している
ため環境に対する安全性が高いことも特徴である。
Claims (6)
- 【請求項1】下記式(1)で表されるレゾルシノールテ
トラマー誘導体 【化1】 (式(1)において、R1 、R2 、R3 及びR4 はそれ
ぞれ独立に水素原子、置換もしくは未置換のアルキル基
又は置換もしくは未置換のアリール基を、R5 、R6 、
R7 、R8 、R9 、R10、R11及びR12はそれぞれ独立
に水酸基もしくはーOSO2 R13を、R14、R15、R16
及びR17はそれぞれ独立に水素原子、水酸基又はーOS
O2 R13を、R13は低級アルキル基、置換又は未置換の
アリール基を、nは0から4の整数をそれぞれ表す。但
し、R5 〜R17のうち少なくとも1つは、ーSO2 R13
を表す。) - 【請求項2】式(1)の化合物において、R1 〜R4 が
それぞれ独立にC1−C11の置換又は未置換のアルキ
ル基である請求項1に記載のレゾルシノールテトラマー
誘導体 - 【請求項3】式(1)の化合物においてR1 〜R4 がそ
れぞれ独立にC6ーC11のアルキル基であり、R5 〜
R17のうち少なくとも1つは水酸基である請求項1に記
載のレゾルシノールテトラマー誘導体 - 【請求項4】式(1)の化合物においてR1 〜R4 がそ
れぞれ独立にC6ーC11のアルキル基であり、R5 〜
R17のうち少なくとも1つは水酸基であり、R13がトル
イル基、フェニル基又はメチル基である請求項1に記載
のレゾルシノールテトラマー誘導体 - 【請求項5】請求項1乃至5のいずれか一項に記載され
た化合物を少なくとも1種を含有する電子写真用トナー - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか一項に記載され
た化合物をバインダー樹脂に対し、0.1ー10重量%
含有する請求項6に記載の電子写真用トナー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12290897A JPH10298160A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | レゾルシノールテトラマー誘導体及び該化合物を含有する電子写真用トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12290897A JPH10298160A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | レゾルシノールテトラマー誘導体及び該化合物を含有する電子写真用トナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10298160A true JPH10298160A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14847597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12290897A Pending JPH10298160A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | レゾルシノールテトラマー誘導体及び該化合物を含有する電子写真用トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10298160A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015046255A1 (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-02 | 保土谷化学工業株式会社 | トナー、現像剤及びトナーカートリッジ |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP12290897A patent/JPH10298160A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015046255A1 (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-02 | 保土谷化学工業株式会社 | トナー、現像剤及びトナーカートリッジ |
JPWO2015046255A1 (ja) * | 2013-09-25 | 2017-03-09 | 保土谷化学工業株式会社 | トナー、現像剤及びトナーカートリッジ |
US9703223B2 (en) | 2013-09-25 | 2017-07-11 | Hodogaya Chemical Co., Ltd. | Toner, developer, and toner cartridge |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0786706B2 (ja) | 帯電促進添加剤を含有するトナー及び現像剤組成物 | |
JPH02201378A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JPH06250441A (ja) | 電子写真用トナー | |
US6552211B2 (en) | Zirconium compound and electrophotographic toner employing it | |
JP2003295522A (ja) | 荷電制御剤及び静電荷現像用トナー | |
JPH0774921B2 (ja) | 帯電制御剤を有するトナー組成物 | |
JPH0680681A (ja) | ホスホニウム化合物及びそれを用いた電子写真用トナー | |
EP0957406B1 (en) | Electrophotographic toner | |
JP2930263B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JPH0154A (ja) | 化合物及び該化合物を用いた電子写真用トナー | |
JPH08166691A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP3048275B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP3560093B2 (ja) | 電子写真用トナー及び現像剤 | |
US5382490A (en) | Electrophotographic toner | |
JP2901162B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JPH10298160A (ja) | レゾルシノールテトラマー誘導体及び該化合物を含有する電子写真用トナー | |
JP2959653B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2977142B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP3578356B2 (ja) | 金属錯体のジフェニルグアニジン塩及び電子写真用トナー | |
JPH06332265A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2907564B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2801755B2 (ja) | 正帯電性電子写真用トナー | |
US5389486A (en) | Electrophotographic toner | |
JPH0534986A (ja) | 電子写真用トナー | |
JPH0561256A (ja) | 電子写真用トナー |