JPH10297394A - 車両用電源供給装置 - Google Patents
車両用電源供給装置Info
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- JPH10297394A JPH10297394A JP9104534A JP10453497A JPH10297394A JP H10297394 A JPH10297394 A JP H10297394A JP 9104534 A JP9104534 A JP 9104534A JP 10453497 A JP10453497 A JP 10453497A JP H10297394 A JPH10297394 A JP H10297394A
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- fuse
- collision
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K28/00—Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions
- B60K28/10—Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle
- B60K28/14—Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle responsive to accident or emergency, e.g. deceleration, tilt of vehicle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/03—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電源線損傷が原因となって発生する車両火災
を確実に防止し得る簡易な構成の車両用電源供給装置を
提案する。 【解決手段】 車両用の衝突を検知する衝突検知手段３
３と、電源線３１上に設けられ過電流が流れたとき溶断
するヒューズ３４と、衝突検知手段３３により衝突が検
知されたときヒューズ３４にヒューズ３４が溶断するよ
うな過電流を流す過電流発生手段３５とを設けるように
する。
を確実に防止し得る簡易な構成の車両用電源供給装置を
提案する。 【解決手段】 車両用の衝突を検知する衝突検知手段３
３と、電源線３１上に設けられ過電流が流れたとき溶断
するヒューズ３４と、衝突検知手段３３により衝突が検
知されたときヒューズ３４にヒューズ３４が溶断するよ
うな過電流を流す過電流発生手段３５とを設けるように
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用電源供給装置
に関し、特に車両衝突時の電源線損傷が原因となって発
生する車両火災を防止しようとする場合に適用し得る。
に関し、特に車両衝突時の電源線損傷が原因となって発
生する車両火災を防止しようとする場合に適用し得る。
【０００２】
【従来の技術】今日の車両は、多くの電子機器（以下こ
れを負荷と呼ぶ）が搭載され、各負荷に対する電源線、
制御線及び出力線は束ねられてワイヤハーネスを形成
し、各負荷への電力の供給および負荷間の接続を行って
いる。
れを負荷と呼ぶ）が搭載され、各負荷に対する電源線、
制御線及び出力線は束ねられてワイヤハーネスを形成
し、各負荷への電力の供給および負荷間の接続を行って
いる。
【０００３】負荷にはバッテリより電力が供給される。
ここで電源系統の障害に対処するために、ヒューズの一
種であり、通常のヒューズよりも溶断時間の長いヒュー
ジブルリンクが設けられ、このヒュージブルリンクを介
してバッテリからの電力を各負荷に供給するようになっ
ている。
ここで電源系統の障害に対処するために、ヒューズの一
種であり、通常のヒューズよりも溶断時間の長いヒュー
ジブルリンクが設けられ、このヒュージブルリンクを介
してバッテリからの電力を各負荷に供給するようになっ
ている。
【０００４】このような負荷に対して、例えば電源線の
ある位置の被覆がはがれて接地すると、バッテリより大
電流が流れてその位置の電線が加熱して火災が発生する
おそれがある。しかし、このような大電流が流れた場合
はヒュージブルリンクが溶断してバッテリより流れる電
流が遮断されることにより、車両の安全が確保される。
ある位置の被覆がはがれて接地すると、バッテリより大
電流が流れてその位置の電線が加熱して火災が発生する
おそれがある。しかし、このような大電流が流れた場合
はヒュージブルリンクが溶断してバッテリより流れる電
流が遮断されることにより、車両の安全が確保される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の車両では電源系統に障害が発生した場合には、バッテ
リに接続されたヒュージブルリンクを障害によって発生
した大電流によって溶断させることにより、車両の安全
を確保するようにしている。
の車両では電源系統に障害が発生した場合には、バッテ
リに接続されたヒュージブルリンクを障害によって発生
した大電流によって溶断させることにより、車両の安全
を確保するようにしている。
【０００６】しかしながら、バッテリから遠方に設置さ
れた負荷でその負荷の動作電流が小さいような場合は電
源線の太さが細いため電源線の抵抗が大となるため、こ
の電源線の被膜がはがれて接地により過電流が流れても
ヒュージブルリンクは溶断しないため、この電源線の過
熱による火災を予防することができない問題がある。
れた負荷でその負荷の動作電流が小さいような場合は電
源線の太さが細いため電源線の抵抗が大となるため、こ
の電源線の被膜がはがれて接地により過電流が流れても
ヒュージブルリンクは溶断しないため、この電源線の過
熱による火災を予防することができない問題がある。
【０００７】かかる問題を解決する一つの方法として従
来、特開平６−３２１０２７号公報に開示されているよ
うな電源遮断装置が提案されている。この電源遮断装置
は、図３に示すように、電源線３上にヒュージブルリン
ク２を流れる電流の大きさを検出するための電流検出部
４を設けると共に、電源線３を介して電力の供給を受け
る電子機器（負荷）の使用電流値を算出する総電流算出
部８を設け、制御部９において電流検出部４で検出した
電流値と総電流算出部８で算出した総電流値を比較する
ことにより電源障害が発生したか否かを判定し、電源障
害が発生したと判定したときにはシリコン整流器（ＳＣ
Ｒ）５に制御電圧を出力するようになっている。
来、特開平６−３２１０２７号公報に開示されているよ
うな電源遮断装置が提案されている。この電源遮断装置
は、図３に示すように、電源線３上にヒュージブルリン
ク２を流れる電流の大きさを検出するための電流検出部
４を設けると共に、電源線３を介して電力の供給を受け
る電子機器（負荷）の使用電流値を算出する総電流算出
部８を設け、制御部９において電流検出部４で検出した
電流値と総電流算出部８で算出した総電流値を比較する
ことにより電源障害が発生したか否かを判定し、電源障
害が発生したと判定したときにはシリコン整流器（ＳＣ
Ｒ）５に制御電圧を出力するようになっている。
【０００８】ＳＣＲ５の制御端子に制御電圧が印加され
るとＳＣＲ５は導通状態となり、バッテリ１よりヒュー
ジブルリンク２及びＳＣＲ５を通って大電流が流れる。
大電流が流れるとヒュージブルリンク２は溶断して車両
の各負荷に対する電力の供給が停止され、車両の安全が
確保される。
るとＳＣＲ５は導通状態となり、バッテリ１よりヒュー
ジブルリンク２及びＳＣＲ５を通って大電流が流れる。
大電流が流れるとヒュージブルリンク２は溶断して車両
の各負荷に対する電力の供給が停止され、車両の安全が
確保される。
【０００９】なお図３における各部状態監視部７は車両
監視制御システム６より、各機器の運転状態すなわち機
器の電源が供給されているかの情報を取得監視し、この
情報を総電流算出部８に送出する。総電流算出部８には
予め各機器の電源が投入されているときの使用電流値が
記憶されており、総電流算出部８はこの記憶使用電流値
を参照して、各部状態監視部７から入力した電力が供給
されている機器の合計電流値を算出して制御部９に出力
する。
監視制御システム６より、各機器の運転状態すなわち機
器の電源が供給されているかの情報を取得監視し、この
情報を総電流算出部８に送出する。総電流算出部８には
予め各機器の電源が投入されているときの使用電流値が
記憶されており、総電流算出部８はこの記憶使用電流値
を参照して、各部状態監視部７から入力した電力が供給
されている機器の合計電流値を算出して制御部９に出力
する。
【００１０】すなわち、図３の電源遮断装置は、電源系
統に異常が生じたとき、電流検出部４が異常電流のパル
スを検知し、制御部９がそれが異常パルスであると判断
してＳＣＲ５に信号を送ることにより、ヒュージブルリ
ンク２を溶断させる構成となっている。
統に異常が生じたとき、電流検出部４が異常電流のパル
スを検知し、制御部９がそれが異常パルスであると判断
してＳＣＲ５に信号を送ることにより、ヒュージブルリ
ンク２を溶断させる構成となっている。
【００１１】しかしながらこのような従来の車両火災を
防止するための装置では、電源線のデッドショートやレ
アショートにより生じる過電流を微妙なパルスの違いに
基づいて判断することになるため、その判断が非常に困
難であり、車両火災を確実に防止する点で未だ不十分な
問題があった。
防止するための装置では、電源線のデッドショートやレ
アショートにより生じる過電流を微妙なパルスの違いに
基づいて判断することになるため、その判断が非常に困
難であり、車両火災を確実に防止する点で未だ不十分な
問題があった。
【００１２】また図３に示す電流検出部４は高価なもの
となるため、電源システムとしては採用しにくい欠点が
あった。
となるため、電源システムとしては採用しにくい欠点が
あった。
【００１３】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、特に車両衝突時の電源線損傷が原因となって発生す
る車両火災を確実に防止し得る簡易な構成の車両用電源
供給装置を提案しようとするものである。
で、特に車両衝突時の電源線損傷が原因となって発生す
る車両火災を確実に防止し得る簡易な構成の車両用電源
供給装置を提案しようとするものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明により成された請求項１に記載の車両用電源供
給装置は、図１の基本構成図に示すように、車両用に搭
載された電源部３０からの電源電力を電源線３１を介し
て当該車両に搭載された負荷３２に供給するようになさ
れた車両用電源供給装置において、車両の衝突を検知す
る衝突検知手段３３と、電源線３１上に設けられ過電流
が流れたとき溶断するヒューズ３４と、衝突検知手段３
３により衝突が検知されたときヒューズ３４にヒューズ
３４が溶断するような過電流を流す過電流発生手段３５
とを設けるようにする。
め本発明により成された請求項１に記載の車両用電源供
給装置は、図１の基本構成図に示すように、車両用に搭
載された電源部３０からの電源電力を電源線３１を介し
て当該車両に搭載された負荷３２に供給するようになさ
れた車両用電源供給装置において、車両の衝突を検知す
る衝突検知手段３３と、電源線３１上に設けられ過電流
が流れたとき溶断するヒューズ３４と、衝突検知手段３
３により衝突が検知されたときヒューズ３４にヒューズ
３４が溶断するような過電流を流す過電流発生手段３５
とを設けるようにする。
【００１５】以上の構成において、車両が衝突すると、
衝突検知手段３３により衝突が検知され過電流発生手段
３５により発生された過電流がヒューズ３４に流れるた
め、ヒューズ３４が溶断し、ヒューズ３４以降の電源線
３１や負荷３２への電力供給が遮断される。この結果、
車両衝突時の電源線３１や負荷３２の損傷による車両火
災を簡易な構成により確実に防止できるようになる。
衝突検知手段３３により衝突が検知され過電流発生手段
３５により発生された過電流がヒューズ３４に流れるた
め、ヒューズ３４が溶断し、ヒューズ３４以降の電源線
３１や負荷３２への電力供給が遮断される。この結果、
車両衝突時の電源線３１や負荷３２の損傷による車両火
災を簡易な構成により確実に防止できるようになる。
【００１６】また本発明により成された請求項２に記載
の車両用電源供給装置は、衝突検知手段３３は、車両に
搭載された加速度センサであるようにする。
の車両用電源供給装置は、衝突検知手段３３は、車両に
搭載された加速度センサであるようにする。
【００１７】以上の構成において、車両のエアバッグシ
ステムやドアアンロックシステムに一般的に用いられて
いる加速度センサを流用して衝突を検知できるようにな
るため、衝突検知手段３３を新たに設ける必要がなくな
り、一段と構成を簡易化できる。
ステムやドアアンロックシステムに一般的に用いられて
いる加速度センサを流用して衝突を検知できるようにな
るため、衝突検知手段３３を新たに設ける必要がなくな
り、一段と構成を簡易化できる。
【００１８】また本発明により成された請求項３に記載
の車両用電源供給装置は、過電流発生手段３５は、一端
がヒューズ３４と負荷３２とを接続する電源線３１のう
ちヒューズ３４の近傍に接続されていると共に他端が接
地されており、衝突検知手段３３により衝突が検知され
たとき閉成状態となることによりヒューズ３４を短絡さ
せるスイッチ回路であるようにする。
の車両用電源供給装置は、過電流発生手段３５は、一端
がヒューズ３４と負荷３２とを接続する電源線３１のう
ちヒューズ３４の近傍に接続されていると共に他端が接
地されており、衝突検知手段３３により衝突が検知され
たとき閉成状態となることによりヒューズ３４を短絡さ
せるスイッチ回路であるようにする。
【００１９】以上の構成において、車両が衝突すると、
電源部３０からヒューズ３４、スイッチ回路を通ってシ
ョート電流が流れ、ヒューズ３４が強制的に溶断され
る。かくして、過電流発生手段３５を簡易な構成のスイ
ッチ回路により構成できることにより、装置全体の構成
を一段と簡易化できるようになる。
電源部３０からヒューズ３４、スイッチ回路を通ってシ
ョート電流が流れ、ヒューズ３４が強制的に溶断され
る。かくして、過電流発生手段３５を簡易な構成のスイ
ッチ回路により構成できることにより、装置全体の構成
を一段と簡易化できるようになる。
【００２０】さらに本発明により成された請求項４に記
載の車両用電源供給装置は、ヒューズ３４の後段には電
源線３１を介して複数の負荷３２が接続されているよう
にする。
載の車両用電源供給装置は、ヒューズ３４の後段には電
源線３１を介して複数の負荷３２が接続されているよう
にする。
【００２１】以上の構成において、車両が衝突して一つ
のヒューズ３４が溶断すると、その後段に電源線３１を
介して接続されている複数の負荷３２への電力供給が全
て停止される。これにより、各電源線３１や負荷ごとに
過電流発生手段３５を設ける必要がなくなり、一段と構
成を簡単化できる。
のヒューズ３４が溶断すると、その後段に電源線３１を
介して接続されている複数の負荷３２への電力供給が全
て停止される。これにより、各電源線３１や負荷ごとに
過電流発生手段３５を設ける必要がなくなり、一段と構
成を簡単化できる。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【００２３】図２は全体として、本発明による車両用電
源供給装置の一実施形態を示し、電源部としてのバッテ
リ１１からの電源をヒュージブルリンク１７、１８、分
配器１９、２０、電源線１３Ａ〜１３Ｘ、１４Ａ〜１４
Ｘ、スイッチ２１Ａ〜２１Ｘ、２２Ａ〜２２Ｘを介して
複数の電子機器（負荷）１５Ａ〜１５Ｘ、１６Ａ〜１６
Ｘに適宜供給するようになされている。ここで各電子機
器１５Ａ〜１５Ｘ、１６Ａ〜１６Ｘを動作させるか否か
は、スイッチ２１Ａ〜２１Ｘ、２２Ａ〜２２Ｘをオンオ
フすることによって行われる。
源供給装置の一実施形態を示し、電源部としてのバッテ
リ１１からの電源をヒュージブルリンク１７、１８、分
配器１９、２０、電源線１３Ａ〜１３Ｘ、１４Ａ〜１４
Ｘ、スイッチ２１Ａ〜２１Ｘ、２２Ａ〜２２Ｘを介して
複数の電子機器（負荷）１５Ａ〜１５Ｘ、１６Ａ〜１６
Ｘに適宜供給するようになされている。ここで各電子機
器１５Ａ〜１５Ｘ、１６Ａ〜１６Ｘを動作させるか否か
は、スイッチ２１Ａ〜２１Ｘ、２２Ａ〜２２Ｘをオンオ
フすることによって行われる。
【００２４】かかる構成に加えて、この車両用電源供給
装置においては、過電流発生手段として、一端がヒュー
ジブルリンク１７、１８と電子機器１５Ａ〜１５Ｘ、１
６Ａ〜１６Ｘとを接続する電源線のうちヒュージブルリ
ンク１７、１８の近傍に接続されていると共に他端が接
地されている電源カットリレー２３と、この電源カット
リレー２３の制御コイルに適宜制御電圧を印加すること
により電源カットリレー２３を開閉制御する制御部２４
とが設けられている。
装置においては、過電流発生手段として、一端がヒュー
ジブルリンク１７、１８と電子機器１５Ａ〜１５Ｘ、１
６Ａ〜１６Ｘとを接続する電源線のうちヒュージブルリ
ンク１７、１８の近傍に接続されていると共に他端が接
地されている電源カットリレー２３と、この電源カット
リレー２３の制御コイルに適宜制御電圧を印加すること
により電源カットリレー２３を開閉制御する制御部２４
とが設けられている。
【００２５】制御部２４は車両の衝突検知手段としての
加速度センサ２５、２６からの加速度信号を入力し、そ
の加速度信号が車両の衝突を示すようなものであった場
合に、電源カットリレー２３を閉成制御するようになさ
れている。ここで加速度センサ２５はエアバッグシステ
ム内に設けられているものであり、加速度センサ２６は
ドアアンロックシステム内に設けられているものであ
る。
加速度センサ２５、２６からの加速度信号を入力し、そ
の加速度信号が車両の衝突を示すようなものであった場
合に、電源カットリレー２３を閉成制御するようになさ
れている。ここで加速度センサ２５はエアバッグシステ
ム内に設けられているものであり、加速度センサ２６は
ドアアンロックシステム内に設けられているものであ
る。
【００２６】以上の構成において、車両が衝突すると、
加速度センサ２５、２６により衝突が検知され電源カッ
トリレー２３が閉成状態とされる。この結果、ヒュージ
ブルリンク１７、１８に過電流が流れるようになるた
め、ヒュージブルリンク１７、１８が溶断し、ヒュージ
ブルリンク１７、１８以降の電源線１３Ａ〜１３Ｘ、１
４Ａ〜１４Ｘや電子機器１５Ａ〜１５Ｘ、１６Ａ〜１６
Ｘへの電力供給が遮断される。
加速度センサ２５、２６により衝突が検知され電源カッ
トリレー２３が閉成状態とされる。この結果、ヒュージ
ブルリンク１７、１８に過電流が流れるようになるた
め、ヒュージブルリンク１７、１８が溶断し、ヒュージ
ブルリンク１７、１８以降の電源線１３Ａ〜１３Ｘ、１
４Ａ〜１４Ｘや電子機器１５Ａ〜１５Ｘ、１６Ａ〜１６
Ｘへの電力供給が遮断される。
【００２７】かくして、ヒュージブルリンク１７、１８
以降の回路への電力供給が停止されることにより、衝突
時に発生する電源線１３Ａ〜１３Ｘ、１４Ａ〜１４Ｘの
カミ込みショート等に起因する車両火災が確実に防止さ
れる。
以降の回路への電力供給が停止されることにより、衝突
時に発生する電源線１３Ａ〜１３Ｘ、１４Ａ〜１４Ｘの
カミ込みショート等に起因する車両火災が確実に防止さ
れる。
【００２８】以上の構成によれば、車両の衝突時にヒュ
ージブルリンク１７、１８に強制的に大電流を流してヒ
ュージブルリンク１７、１８を溶断させるようにしたこ
とにより、車両衝突時の電源線１３Ａ〜１３Ｘ、１４Ａ
〜１４Ｘの損傷による車両火災を簡易な構成により確実
に防止できる車両用電源供給装置を実現し得る。
ージブルリンク１７、１８に強制的に大電流を流してヒ
ュージブルリンク１７、１８を溶断させるようにしたこ
とにより、車両衝突時の電源線１３Ａ〜１３Ｘ、１４Ａ
〜１４Ｘの損傷による車両火災を簡易な構成により確実
に防止できる車両用電源供給装置を実現し得る。
【００２９】また車両の衝突を検知する衝突検知手段と
して、車両のエアバッグシステムやドアアンロックシス
テムに一般的に用いられている加速度センサ２５、２６
を流用するようにしたことにより、衝突検知手段を新た
に設ける必要がなくなり、一段と構成を簡易化できる。
して、車両のエアバッグシステムやドアアンロックシス
テムに一般的に用いられている加速度センサ２５、２６
を流用するようにしたことにより、衝突検知手段を新た
に設ける必要がなくなり、一段と構成を簡易化できる。
【００３０】なお上述の実施形態においては、衝突検知
手段としてエアバッグシステムやドアアンロックシステ
ムに設けられている加速度センサ２５、２６を用いる場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば車
体に衝突検出用の細い電線を多数張り巡らし、これらの
電線の切断に基づき衝突を検知するようにしてもよい。
手段としてエアバッグシステムやドアアンロックシステ
ムに設けられている加速度センサ２５、２６を用いる場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば車
体に衝突検出用の細い電線を多数張り巡らし、これらの
電線の切断に基づき衝突を検知するようにしてもよい。
【００３１】また上述の実施形態においては、過電流発
生手段として電源カットリレー２３を用いるようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は車
両の衝突が検出されたときにヒュージブルリンクに過電
流を流してヒュージブルリンクを溶断させるような回路
であればどのようなものを用いてもよい。
生手段として電源カットリレー２３を用いるようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は車
両の衝突が検出されたときにヒュージブルリンクに過電
流を流してヒュージブルリンクを溶断させるような回路
であればどのようなものを用いてもよい。
【００３２】
【発明の効果】上述のように請求項１に記載の発明によ
れば、車両衝突時の電源線や負荷の損傷による車両火災
を簡易な構成により確実に防止できる車両用電源供給装
置を実現し得る。
れば、車両衝突時の電源線や負荷の損傷による車両火災
を簡易な構成により確実に防止できる車両用電源供給装
置を実現し得る。
【００３３】また請求項２に記載の発明によれば、衝突
検知手段を新たに設ける必要がなくなることにより、一
段と構成を簡易化できる。
検知手段を新たに設ける必要がなくなることにより、一
段と構成を簡易化できる。
【００３４】また請求項３に記載の発明によれば、過電
流発生手段を簡易な構成のスイッチ回路により構成でき
ることにより、装置全体の構成を一段と簡易化できるよ
うになる。
流発生手段を簡易な構成のスイッチ回路により構成でき
ることにより、装置全体の構成を一段と簡易化できるよ
うになる。
【００３５】さらに請求項４に記載の発明によれば、各
電源線や負荷ごとに過電流発生手段を設ける必要がなく
なることにより、一段と構成を簡単化できる。
電源線や負荷ごとに過電流発生手段を設ける必要がなく
なることにより、一段と構成を簡単化できる。
【図１】本発明による車両用電源供給装置の基本構成を
示す接続図である。
示す接続図である。
【図２】実施の形態による車両用電源供給装置の構成を
示す接続図である。
示す接続図である。
【図３】従来の電源遮断装置の一例を示す接続図であ
る。
る。
３０ 電源部（バッテリ） ３１ 電源線 ３２ 負荷（電子機器） ３３ 衝突検知手段（加速度センサ） ３４ ヒューズ（ヒュージブルリンク） ３５ 過電流発生手段（電源カットリレー）
Claims (4)
- 【請求項１】 車両用に搭載された電源部からの電力を
負荷に供給するようになされた車両用電源供給装置にお
いて、 車両の衝突を検知する衝突検知手段と、 電源線上に設けられ、過電流が流れたとき溶断するヒュ
ーズと、 前記衝突検知手段により衝突が検知されたとき、前記ヒ
ューズに前記ヒューズが溶断するような過電流を流す過
電流発生手段とを具えることを特徴とする車両用電源供
給装置。 - 【請求項２】 前記衝突検知手段は、前記車両に搭載さ
れた加速度センサであることを特徴とする請求項１に記
載の車両用電源供給装置。 - 【請求項３】 前記過電流発生手段は、一端が前記ヒュ
ーズと前記負荷とを接続する前記電源線のうち前記ヒュ
ーズの近傍に接続されていると共に、他端が接地されて
おり、前記衝突検知手段により衝突が検知されたとき閉
成状態となることにより前記ヒューズを短絡させるスイ
ッチ回路であることを特徴とする請求項１又は請求項２
に記載の車両用電源供給装置。 - 【請求項４】 前記ヒューズの後段には前記電源線を介
して複数の前記負荷が接続されていることを特徴とする
請求項１、請求項２又は請求項３に記載の車両用電源供
給装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9104534A JPH10297394A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 車両用電源供給装置 |
| US09/064,083 US6325171B1 (en) | 1997-04-22 | 1998-04-22 | Vehicle power supply system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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