JPH06321027A - 電源遮断装置 - Google Patents

電源遮断装置

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JPH06321027A
JPH06321027A JP2104793A JP2104793A JPH06321027A JP H06321027 A JPH06321027 A JP H06321027A JP 2104793 A JP2104793 A JP 2104793A JP 2104793 A JP2104793 A JP 2104793A JP H06321027 A JPH06321027 A JP H06321027A
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JP
Japan
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current
unit
power supply
vehicle
total
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2104793A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Kanazawa
昭義 金沢
Akira Kato
晃 加藤
Sadamichi Naito
貞道 内藤
Takashi Misaki
高志 見崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電源系統の障害時に電流を遮断して
車両の安全を確保する電源遮断装置に関し、いかなる電
源障害に対しても電流を遮断して安全を確保するように
した電源遮断装置を提供することを目的とする。 【構成】 過電流が流れたとき電流を遮断する電流遮断
手段と、前記電流遮断手段に過電流を流す過電流発生部
と、電流を検出する電流検出部と、車両の各部運転状態
を監視する各部状態監視部と、前記各部状態監視部の各
部運転状態に基づいて総電流を算出する総電流算出部
と、前記電流検出部で検出された電流値と前記総電流算
出部で算出された電流値より前記過電流発生部を動作さ
せる制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源系統の障害時に電池
より流れる電流を遮断して、火災等の発生を防止して車
両の安全を確保する電源遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日の車両は、図3にその一部を示すよ
うに、多くの電子機器が搭載され、各電子機器に対する
電源線、制御線および出力線等は束ねられてワイヤハー
ネスを形成し、電力の供給および機器間の接続を行なっ
ている。
【0003】機器13および15には電池1より電力が
供給される。電池1よりの電力の供給には、電源系統の
障害に対処するために、ヒューズの1種であり、通常の
ヒューズより溶断時間が長いヒュージブルリンク2を通
って分配器11および12に接続され各機器に電力を供
給される。
【0004】各機器を動作させるか否かは、例えば機器
13では電源線に直列に接続されたスイッチ14をオン
オフすることによって、機器15では制御スイッチ17
をオンオフすることによって行なわれ、その出力は監視
線19を介して計器16に出力される。また図示しない
が或る機器では機器内のセンサによって行なわれる。
【0005】このような機器に対して、例えば電源線2
0の点Aで示す地点の被覆がはがれて接地すると、電池
1より大電流が流れてA点付近の電線が加熱して火災を
発生する。このような大電流が流れた場合はヒュージブ
ルリンク2が溶断して、電池1より流れる電流を遮断し
て車両の安全を確保する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
は、車両の電源系統に障害が発生した場合は、電池に接
続されたヒュージブルリンクを障害によって発生した大
電流によって溶断し、車両の安全を確保するようにして
いた。
【0007】しかし、電池より遠方に設置された機器
で、その機器の動作電流が少ないような場合は電源線の
太さが細いため、電源線の抵抗が大となり、接地により
電流が流れて電源線を加熱し火災を発生するが、ヒュー
ジブルリンクを溶断しないような場合が発生する危険性
がある。
【0008】本発明は、いかなる電源系統の障害に対し
ても電池より流れる電流を遮断して車両の安全を確保す
るようにした電源遮断装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明が採用した手段を説明する。電源系統の障害
時に電池より流れる電流を遮断して車両の安全を確保す
る電源遮断装置であって、(a)過電流が流れたとき電
流を遮断する電流遮断手段と、(b)前記電流遮断手段
に過電流を流す過電流発生部と、(c)前記電流遮断手
段に流れる電流を検出する電流検出部と、(d)車両の
各部運転状態を監視する各部状態監視部と、(e)前記
各部状態監視部の各部運転状態に基づいて総電流を算出
する総電流算出部と、(f)前記電流検出部で検出され
た電流値と前記総電流算出部で算出された電流値とを比
較し、電源障害と判定されたとき前記過電流発生部を動
作させる制御部と、を備える。
【0010】
【作用】電流遮断手段では過電流が流れたとき電池より
流れる電流を遮断する。過電流発生手段では電流遮断手
段に過電流を発生して流す。電流検出部では電流遮断手
段に流れる電流を検出する。
【0011】各部状態監視部では車両の各電子機器の運
転状態を監視する。総電流算出部では各部状態監視部で
運転されている機器の電流値の総計を算出する。制御部
では電流検出手段で検出された電流値と総電流算出部で
算出された電流値とを比較し、電源障害と判定されたと
き過電流発生手段を動作させる。
【0012】以上のように、電池より流れている電流値
と、実際に動作していて機器で使用されている電流値の
総計を算出し、この両電流値を比較して障害が生じてい
ると判定されたとき電池より流れる電流を遮断するよう
にしたので、車両の安全を確実に確保することができ
る。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1および2を参照して
説明する。図1は本発明の実施例の構成図、図2は同実
施例の車両監視制御システムの説明図である。図1にお
いて、1は電池、2はヒュージブルリンク、3は電源
線、4は電流検出部、5はシリコン制御整流器(SC
R)、6は車両監視制御システム、7は各部状態監視
部、8は総電流算出部、9は制御部である。
【0014】実施例の動作説明する前に、車両監視制御
システム6を、図2を参照して説明する。図2は図3で
説明した構成に対する車両監視制御システムを示したも
のであり、61〜63は多重分離部、64は例えば光フ
ァイバなどで構成され、ディジタル信号を時分割多重し
て伝送する多重信号線である。
【0015】多重信号線64は各多重分離部61〜63
をループ状に接続し、多重化された信号を伝送する。機
器15に対する制御線や監視線は近くの多重分離部63
と接続され、制御スイッチ17および計器16が接続さ
れている多重分離部62間はディジタル信号に変換され
て多重信号線63で伝送される。
【0016】また、図3で示した機器13で示すよう
に、機器の電源線にスイッチが直列に接続されているよ
うな場合は、機器13内にスイッチを設け、このスイッ
チを遠方より制御するようにする。すなわち、図2にお
いて、スイッチ17のオンオフ信号は多重分離部62よ
り63に伝送されて機器13に転送され、この制御信号
に基づいて機器13内に設けられている電源スイッチを
オンオフする。
【0017】これらの制御信号の伝送は、多重信号線が
ループとなって構成されているため、多重分離部61で
は全ての制御信号が通過する。そこで、多重分離部61
では全ての機器の電源のオンオフ情報を分離し、後で説
明する各部状態監視部7に転送する。
【0018】つぎに実施例の動作を説明する。SCR5
は、制御端子に制御電圧が印加されない時は高抵抗とな
り電流が流れない。電流検出部4は車両で使用している
電流値を検出して制御部9に出力する。なお、電流検出
手段としてはホール素子などが使用される。
【0019】各部状態監視部7は、前述したように、車
両監視制御システム6より、各機器の運転状態、すなわ
ち、機器の電源が投入されているか否かの情報を得て記
録する。総電流算出部8では、予かじめ各機器の電源が
投入されている時の使用電流値が記録されており、この
記録を参照して、各部状態監視部7で記録されている電
源が投入されている機器の合計電流値を算出して制御部
9に出力する。
【0020】制御部9では、電流検出部4で検出された
電流値と総電流算出部8で算出された電流値とを比較し
て電源障害が発生したか否かを判定し、発生したと判定
したときはSCR5に制御電圧を出力する。電源障害が
発生したか否かの判定は、例えば総電流算出値の或る一
定倍した値より電流検出部で検出された電流が大となっ
たときに障害発生としても良いし、また、総電流算出値
に或る一定値を加算した値より大となったときに障害発
生としても良い。
【0021】SCR5の制御端子に制御電圧が印加され
ると、SCR5は導通状態となり、電池1よりヒュージ
ブルリンク2およびSCR5を通って大電流が流れる。
大電流が流れるとヒュージブルリンク2は溶断して車両
の各機器に対する電力の供給を停止し、車両の安全を確
保する。
【0022】なお、実施例では過電流が流れたとき電流
を遮断する手段をヒュージブルリンクとしたが、通常の
ヒューズやブレーカであつても良い。また、電流を遮断
する手段に過電流を流す過電流発生手段をSCRとして
説明したが、これはリレーで構成するようにしても良
い。
【0023】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、そ
の発明の主旨に従った各種変形が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。電池より流れている電流値と、実際
に動作していて機器で使用されている電流値の総計を算
出し、この両電流値を比較して障害が生じていると判定
されたとき電池より流れる電流を遮断するようにしたの
で、車両の安全を確実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】同実施例の車両監視制御システムの説明図であ
る。
【図3】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 電池 2 ヒュージブルリンク 3 電源線 4 電流検出部 5 シリコン制御整流器(SCR) 6 車両監視制御システム 7 各部状態監視部 8 総電流算出部 9 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 見崎 高志 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源系統の障害時に電池より流れる電流
    を遮断して車両の安全を確保する電源遮断装置であっ
    て、 (a)過電流が流れたとき電流を遮断する電流遮断手段
    と、 (b)前記電流遮断手段に過電流を流す過電流発生部
    と、 (c)前記電流遮断手段に流れる電流を検出する電流検
    出部と、 (d)車両の各部運転状態を監視する各部状態監視部
    と、 (e)前記各部状態監視部の各部運転状態に基づいて総
    電流を算出する総電流算出部と、 (f)前記電流検出部で検出された電流値と前記総電流
    算出部で算出された電流値とを比較し、電源障害と判定
    されたとき前記過電流発生部を動作させる制御部と、を
    備えたことを特徴とする電源遮断装置。
  2. 【請求項2】 前記各部状態監視部での各部運転状態の
    監視を車両の監視制御システムより得るようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の電源遮断装置。
JP2104793A 1993-02-09 1993-02-09 電源遮断装置 Withdrawn JPH06321027A (ja)

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JP2104793A JPH06321027A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 電源遮断装置

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JP2104793A JPH06321027A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 電源遮断装置

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JPH06321027A true JPH06321027A (ja) 1994-11-22

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ID=12044017

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JP2104793A Withdrawn JPH06321027A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 電源遮断装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6325171B1 (en) 1997-04-22 2001-12-04 Yazaki Corporation Vehicle power supply system
WO2005119911A1 (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Thine Electronics, Inc. 電源電圧監視回路及びそれを内蔵する電子機器
KR101346953B1 (ko) * 2006-08-09 2014-01-07 엘지전자 주식회사 텔레매틱스의 출력제어방법 및 장치
CN105159165A (zh) * 2015-08-17 2015-12-16 北汽福田汽车股份有限公司 车辆的安全监控方法、监控系统及具有监控系统的车辆

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