JPH10294363A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH10294363A
JPH10294363A JP9103096A JP10309697A JPH10294363A JP H10294363 A JPH10294363 A JP H10294363A JP 9103096 A JP9103096 A JP 9103096A JP 10309697 A JP10309697 A JP 10309697A JP H10294363 A JPH10294363 A JP H10294363A
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wiring layer
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semiconductor integrated
wiring
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Abstract

(57)【要約】 【課題】SOG溶液塗布に起因して、外部からの水分浸
入によって発生する機能障害を排除して、半導体集積回
路の信頼性を維持する。 【解決手段】半導体チップ5の第1の配線層に形成され
る下層基板配線6は、当該半導体チップ5の外周のスク
ライブ線領域8の近傍にて、半導体チップ5を囲む形で
配置されており、隣接する下層基板配線6の間には、S
OG液を外方に逃がすための間隙1が設けられている。
これらの下層基板配線6は、スルーホールコンタクトを
会して上層基盤配線層に接続されているが、SOG溶液
塗布時においては、これらの間隙1を介してSOG溶液
が外方に抜き出され、これにより、前記下層基板配線6
の段差部分の残留SOG溶液によるシリコン酸化膜に起
因する、スルーホールコンタクトの水分浸入による配線
の腐食の発生が未然に防止され、半導体集積回路の機能
および信頼性が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路に関
し、特に配線層間膜形成にシリコン化合物の有機溶剤塗
布工程が適用される多層配線構造の半導体集積回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体集積回路において
は、構成内容の素子数の増大、チップサイズの縮小など
の要請に対応して、半導体プロセスの高密度化が必須条
件となっている。これに対応する手法としては種々の方
法があるが、その中においても、半導体集積回路の構造
を多層配線構造にすることが、比較的に簡単に高密度化
の実現が達成される方法として知られている。しかしな
がら、この多層配線構造による場合においても、配線層
を重ねれば重ねる程、その層間に凹凸が生じる状態とな
り、これにより、配線の微細化に対する限界が生じると
ともに、配線材料の段差部における切断障害および配線
寿命を短命化するという障害が生じ、半導体集積回路の
信頼性を劣化させるという不具合が生起する。従って、
配線の微細化とともに、同時に層間の平坦化をも実現す
ることが肝要となる。
【0003】この平坦化技術としては、例えば、2層ア
ルミプロセスの場合には、1層目と2層目のアルミ層間
に、SpinーOnーGlass溶液(以下、SOG溶
液と略称する)を塗布するという処理方法が行われてい
る。当該SOG溶液の塗布の方法としては、半導体製造
のプロセスにより種々の方法が考えられるが、例えば、
一つの方法としては、層間膜形成後において、ウェハー
をその中心を軸として回転させ、その上方よりSOG溶
液を滴下して、回転の遠心力により、SOG溶液をウェ
ハーの隅々まで拡散させて塗布するという方法が用いら
れている。そのSOG溶液の塗布後においては、ウェハ
ーに熱処理を施して、SOG溶液の有機溶剤を蒸発させ
るとともに、シリコン化合物の脱水および重合反応を進
行させることにより、シリコン酸化膜が形成される。こ
のようにして、ウェハー表面全体に形成されるシリコン
酸化膜をエッチングバックすることにより、不要のシリ
コン酸化膜を除去し、1層目アルミと2層目アルミの層
間膜の段差のみが埋められる状態として、これにより、
平坦化が実現されている。
【0004】通常は、スクライブ線領域またはその近傍
には、1層目の下層基板配線層に基板配線が設けられて
おり、所定のコンタクト部により、当該基板配線を半導
体基板に接続することにより基板電位が供給されてい
る。その基板配線は、各半導体チップを一周して閉じる
ように形成されており、しかも基板配線部分は、配線材
の厚みにより盛り上がった構造となっているために、上
述のように、ウェハー上に、回転による遠心力を利用し
てSOG溶液を塗布する際には、窪み以外に付着したS
OG溶液は逃げ場がなくて塞き止められ、当該SOG溶
液の塗布により形成されるシリコン酸化膜は、この段差
部分付近において厚く盛り上がった状態で形成されてい
る。以下においては、図9および図10を参照して、そ
の具体例について説明する。
【0005】図9は、従来の半導体集積回路において、
図11に示されるウェハー19上に配置される一つの半
導体チップ5をピックアップして、当該半導体チップ5
における下層基板配線6の配置例を示した図である。ま
た、図10は、当該従来例における、SOG溶液が厚く
付着した状態の基板配線部を示す部分断面図である。
【0006】この半導体チップ5における第1の配線層
に形成される下層基板配線6は、半導体チップ5の外周
に位置するスクライブ線領域8の近傍において、当該半
導体チップ5を閉じる形態で配置されている。この下層
基板配線6は、半導体基板9から、フィールド酸化膜1
1、層間膜12によってできた段差上にかけて形成され
ている。従って、スクライブ線領域8の近傍の領域のみ
ならず、層間膜12の上に第1の配線層が存在する場所
と、存在しない場所とでは、その配線層自身の厚みによ
り、更に層間膜13の上に段差が生じることになる。こ
の段差を埋めるために、前記SOG溶液を塗布して乾燥
させ、その平坦化が図られている。この半導体チップ5
においては、スクライブ線領域8またはその近傍の領域
には、図10に示されるように、1層目の配線層に下層
基板配線6が設けられており、この下層基板配線6はコ
ンタクト部10を介して半導体基板9に接続されて、所
定の基板電位が供給されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
集積回路においては、SOG溶液の塗布後において、熱
処理により、SOG溶液により形成されたシリコン酸化
膜の不要部分をエッチングバックするが、図10の断面
図に示されるように、SOG溶液の有機溶液が段差部の
窪みが丁度埋まる分だけエッチングバックすると、1層
目と2層目の層間膜の下にある配線材の厚みにより、当
該層間膜が、配線材の盛り上がった部分に残留する状態
となり、SOG溶液塗布後に形成される2層目の上層基
板配線層4と塗布前に形成される1層目の下層基板配線
6とを接続するためのスルーホールコンタクト7を開口
すると、当該コンタクトホール部の一部に、配線とSO
G溶液により形成されるシリコン酸化膜14との間に接
触部18が生じる。
【0008】この接触部18が生じることにより、ウェ
ハー19がスクライブ線領域8において各半導体チップ
に分断されて、フレーム等にマウントされ、モールド樹
脂等により封入されて製品化された後の段階において、
周囲環境により、当該半導体集積回路の外部より、モー
ルド樹脂とリードフレームとの界面から水分が浸入する
ような場合には、当該水分がスクライブ線領域8からシ
リコン酸化膜14に吸収されて半導体チップ5の内部に
浸入し、下層基板配線6に到達して、当該下層基板配線
6が腐食される状態となり、更に時間の経過とともに、
当該腐食が、スルーホールコンタクト7を介して上層基
板配線4にも到達し、最悪の場合には、下層基板配線6
と半導体基板9とを接続しているコンタクト部10が絶
縁状態となり、半導体集積回路の動作不良の要因になる
という欠点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、2層以上の基板配線層を有し、これらの基板配線層
間の層間膜形成にシリコン化合物の有機溶液を用いる半
導体集積回路において、所定のスクライブ線領域に存在
する基板配線層の内の最上層基板配線層を除く他の基板
配線層が、前記シリコン化合物の有機溶液の滞留を逃が
すための間隙を、それぞれ複数個所に設けた基板配線層
として形成される半導体チップにより構成されることを
特徴としている。なお、前記スクライブ線領域に存在す
る基板配線層の最上層基板配線層と、当該最上層基板配
線層を除く前記複数個所に間隙を設けた他の基板配線層
との間は、所定のコンタクト部により接続されるように
してもよく、また、前記最上層基板配線層を除く前記複
数個所に間隙を設けた他の基板配線層において、当該間
隙を、半導体チップの方形形状に即して設定されるX−
Y座標系に対応して、当該X座標軸に平行して配置され
る基板配線層においては相対向する2辺の同一X座標位
置に配置し、当該Y座標軸平行して配置される基板配線
層においては相対向する2辺の同一Y座標位置に配置す
るようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の1実施形態に含まれる
半導体チップ5をピックアップして、当該半導体チップ
5における下層基板配線6の配置例の概要を示す図であ
り、図2は、当該半導体チップ5と隣接する半導体チッ
プとの間のスクライブ線領域8を中心とする、両半導体
チップの上層基板配線4および下層基板配線6を含む基
板配線部の部分拡大図である。そして、図3、図4およ
び図5は、それぞれ図2の部分拡大図におけるA−A’
線断面図、B−B’線断面図およびC−C’線断面図で
ある。
【0011】半導体チップ5における第1の配線層に形
成される下層基板配線6は、当該半導体チップ5の外周
に位置するスクライブ線領域8の近傍において、当該半
導体チップ5を閉じる形態で配置されており、相互に隣
接する下層基板配線6の間には、SOG液を逃がすよう
に作用する間隙1が設けられている。これらの間隙1に
より分断されている下層基板配線6は、図2の部分拡大
図に示されるように、スルーホールコンタクト(円形に
て示される)7により、上層基盤配線4に接続されてお
り、上述のように、半導体チップ5の外周を1周する形
で配置されている。これらの下層基板配線6は、図3に
示される半導体基板9に必要な電位に対応して、例え
ば、パッドまたは基板電位発生回路(何れも図示されな
い)に接続されて必要な電位の供給を受けるが、このよ
うにパッドまたは基板電位発生回路が複数個存在する場
合には、下層基板配線6は、半導体チップ5に対して一
周する状態で配置されることがなく、途中にて分断され
て配置される場合もあり得る。
【0012】次に、本実施形態における、SOG溶液を
逃がすための下層基板配線6の間隙1および当該間隙1
の近傍におけるレイアウト配置について説明する。SO
G溶液を逃がすための下層基板配線6の間隙1は、下層
基板配線層6のパターニング時において形成される。こ
の間隙1の配置寸法の大きさは任意に設定することが可
能であり、その配置場所によって同一の間隙寸法として
規定し設定する必要はない。図3は、前述のように、図
2の拡大図におけるA−A’線断面を示す図であり、上
層基板配線4、下層基板配線6、スルーホールコンタク
ト7、スクライブ線領域8、半導体基板9、コンタクト
部10、フィールド酸化膜11、層間膜12、13およ
び15、シリコン酸化膜14、パッシベーション膜16
および拡散層17を含む積層関係が示されている。
【0013】図3において、層間膜12は、下層基板配
線6とフィ−ルド酸化膜11の間に形成される層間膜で
あり、下層基板配線6は、当該層間膜12の上部に形成
されてはいるが、当該下層基板配線6が半導体基板9に
接続される位置においては、コンタクト工程において、
シリコン酸化膜14をエッチングにより除去することに
より、コンタクト部10を介して半導体基板9に接続さ
れている。また、上層基板配線4は、スルーホールコン
タクト7を介して下層基板配線6に接続されており、上
層基板配線4から供給される電位は、このスルーホール
コンタクト7を介して下層基板配線6に供給される。パ
ッシベーション膜16は、半導体チップ5の表面保護膜
であり、シリコン酸化膜14は、前記SOG溶液によっ
て形成され、下層基板配線6と上層基板配線4との間の
層間膜段差を充填するように積層配置されている。
【0014】また、図4は、図2の拡大図におけるB−
B’線断面を示す図であり、図3の断面図とは異なり、
スルーホールコンタクト7が存在しない部位に対応する
断面図として示されている。即ち、上層基板配線4、下
層基板配線6、スクライブ線領域8、半導体基板9、コ
ンタクト部10、フィールド酸化膜11、層間膜12、
13および15、シリコン酸化膜14およびパッシベー
ション膜16を含む積層関係が示されている。この場合
における各構成要素の内容については、前記スルーホー
ルコンタクト7を除き、図3の場合と同様であり、説明
の重複を避けるために、その説明は省略する。
【0015】また、図5は、図2の拡大図におけるC−
C’線断面を示す図であり、図3の断面図とは異なり、
下層基板配線6における間隙1が存在する部位に対応す
る断面図として示されている。即ち、上層基板配線4、
スクライブ線領域8、半導体基板9、コンタクト部1
0、フィールド酸化膜11、層間膜12、13および1
5、シリコン酸化膜14、パッシベーション膜16およ
び拡散層17を含む積層関係が示されており、下層基板
配線6およびスルーホールコンタクト7は存在していな
い。図5より明らかなように、この間隙1の位置に対応
する部位においては、下層基板配線6に起因する層間膜
の段差は生じていない。
【0016】図1に示される半導体チップ5は、図11
に示されるウェハー19を形成する部分要素であり、層
間の平坦化に必要なSOG溶液を塗布する際には、当該
ウェハー19を所定の回転台の上に載置して回転させ、
その上部よりノズルからSOG溶液を滴下する。これに
より、ウェハー上部に滴下されたSOG溶液は、ウエハ
ーの回転による遠心力により当該ウェハー外周部に拡散
されて塗布される。その際のウェハーの回転数およびS
OG溶液の塗布量は、予め最適な厚さが塗布されるよう
条件に沿って設定されている。このように、ウェハー回
転の遠心力によって、SOG溶液はウェハー19の隅々
まで拡散されて塗布されるが、半導体チップ5の部分に
おいては、例えば、図9においてウェハー19が時計回
りで回転される場合には、ウエハー19の回転による遠
心力が、図面に向かって左方向にかかることになるため
に、当該遠心力に引張られて、SOG溶液も同様に図面
の左方向に向かって移動しながら、半導体チップ5のレ
イアウト内部に形成される、下層基板配線6と上層基板
配線4との間の層間膜における段差が埋められてゆく。
その際には、半導体チップ5の外周部近傍に配置されて
いる下層基板配線6にSOG溶液が到達するに伴ない、
当該下層基板配線6の間隙1から、余分のSOG溶液を
逐次外部に抜き去ることが可能となる。
【0017】また、下層基板配線6の間隙1は、ウェハ
ー19上において、相互に隣接する半導体チップ間の間
隙に位置するスクライブ線領域8の位置と略々一致した
位置に存在しており、これにより、余分のSOG溶液
は、当該スクライブ線領域8を通して、相互に隣接する
半導体チップ間において行われるSOG溶液の流入・移
動作用により、ウェハー19上の各半導体チップ内に、
SOG溶液を均一に塗布することが可能となる。なお、
間隙1の形状は、下層基板配線6の形状により規定され
るが、それぞれ図6および図7の隣接する半導体チップ
の下層基板配線6およびスクライブ線領域8の部分拡大
図に示されるように、下層基板配線6の形状としては、
長方形、台形または多角形等の任意の形状とすることが
可能であり、これらの下層基板配線6の形状に対応し
て、間隙1の形状も任意に選択することができる。即
ち、本実施形態においては、下層基板配線6の間隙1を
介して余分なSOG溶液を抜き出すことが可能となるた
めに、当該下層基板配線6の近傍において、当該SOG
溶液によるシリコン酸化膜が厚く形成されて残留するこ
とがなく、これにより、下層基板配線6を上層基板配線
4に接続するためのコンタクト部10が、外部からの水
分の浸入による下層基板配線6の腐食に起因する半導体
集積回路の機能障害が未然に回避され、当該半導体集積
回路の信頼性を向上させることができる。
【0018】次に、図8に示される、隣接する半導体チ
ップのスクライブ線領域8の近傍の部分レイアウト図を
参照して、本発明の他の実施形態について説明する。図
8においては、内部回路として、回路19および20
と、ボンディングパッド3を含む半導体チップと、回路
21および22と、ボンディングパッド3を含む隣接半
導体チップとの間の基板配線部の部分レイアウト配置が
示されており、各半導体チップにおける下層基板配線6
の間隙1は、これらの半導体チップに配置される各回路
19〜22の配置位置に対応する位置に設けられてい
る。これらの各回路19〜22には、それぞれトランジ
スタおよびトランジスタ相互間を接続する基板配線と同
一層において形成される配線層が存在している。云うま
でもなく、各層間を接続するためのコンタンクト部も存
在しているので、下層基板配線6の近傍に配置される回
路内においても、SOG溶液が余分に残留する状態とな
り、コンタクト部における水分の浸入による下層基盤配
線6の腐食が発生して、同様の半導体集積回路の機能障
害が生じるという問題がある。本実施形態においては、
このような障害を回避するために、特に、回路19〜2
2が配置されている位置の近傍の下層基盤配線6に対し
て間隙1を設けることにより、余分のSOG溶液を抜き
去ることができるようにして、対応する回路19〜22
の内部に、SOG溶液による厚いシリコン酸化膜14が
残留して形成されることを防止し、半導体集積回路の機
能障害を未然に回避することにより信頼性の向上が図ら
れている。
【0019】なお、この実施形態においては、内蔵され
る回路19〜22のレイアウト位置を、下層基盤配線6
の近傍にまで配置することができるために、半導体チッ
プ・サイズを縮小化することができるという利点があ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半導体
チップの外周に配置される下層基板配線に対応して所定
数の間隙を設けることにより、SOG溶液塗布時に、当
該下層基板配線の段差部分に残留するSOG溶液によっ
て形成されるシリコン酸化膜に起因して、スルーホール
コンタクトにおける水分浸入による配線の腐食の発生を
未然に防止することが可能となり、半導体集積回路の機
能障害を排除して、その信頼性を向上させることができ
るという効果がある。
【0021】また、上記の効果に派生して、半導体チッ
プの内部回路を、当該半導体チップの外周に配置される
下層基板配線の間隙の位置に対応してレイアウトするこ
とにより、当該内部回路を下層基板配線に近接して配置
することが可能となり、これによって、半導体チップの
サイズを縮小化することができるという効果がある。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の半導体チップ・レイアウ
トの概要を示す図である。
【図2】前記1実施形態の半導体チップ・レイアウトの
部分拡大図である。
【図3】前記1実施形態の基板配線部のA−A’線断面
図である。
【図4】前記1実施形態の基板配線部のB−B’線断面
図である。
【図5】前記1実施形態の基板配線部のC−C’線断面
図である。
【図6】前記1実施形態のスクライブ線領域近傍におけ
る下層基板配線の形状を示す図である。
【図7】前記1実施形態のスクライブ線領域近傍におけ
る下層基板配線の他の形状を示す図である。
【図8】本発明の他の実施形態の半導体チップ・レイア
ウトの部分拡大図である。
【図9】従来例の半導体チップ・レイアウトの概要を示
す図である。
【図10】従来例の基板配線部の断面図である。
【図11】ウェハー上の半導体チップを示す図である。
【符号の説明】
1 間隙 2 基板レイアウト配線部 3 ボンディングパッド 4 上層基板配線 5 半導体チップ 6 下層基板配線 7 スルーホールコンタクト 8 スクライブ線領域 9 半導体基板 10 コンタクト部 11 フィールド酸化膜 12、13、15 層間膜 14 シリコン酸化膜 16 パッシベーション膜 17 拡散層 18 接触部 19〜22 回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2層以上の基板配線層を有し、これらの
    基板配線層間の層間膜形成にシリコン化合物の有機溶液
    を用いる半導体集積回路において、 所定のスクライブ線領域に存在する基板配線層の内の最
    上層基板配線層を除く他の基板配線層が、前記シリコン
    化合物の有機溶液の滞留を逃がすための間隙を、それぞ
    れ複数個所に設けた基板配線層として形成される半導体
    チップにより構成されることを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 前記スクライブ線領域に存在する基板配
    線層の最上層基板配線層と、当該最上層基板配線層を除
    く前記複数個所に間隙を設けた他の基板配線層との間
    が、所定のコンタクト部により接続されることを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記最上層基板配線層を除く前記複数個
    所に間隙を設けた他の基板配線層において、当該間隙
    が、半導体チップの方形形状に即して設定されるX−Y
    座標系に対応して、当該X座標軸に平行して配置される
    基板配線層においては相対向する2辺の同一X座標位置
    に配置され、当該Y座標軸平行して配置される基板配線
    層においては相対向する2辺の同一Y座標位置に配置さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半
    導体集積回路。
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