JPH1029433A - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JPH1029433A
JPH1029433A JP20414996A JP20414996A JPH1029433A JP H1029433 A JPH1029433 A JP H1029433A JP 20414996 A JP20414996 A JP 20414996A JP 20414996 A JP20414996 A JP 20414996A JP H1029433 A JPH1029433 A JP H1029433A
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Hiroshi Imai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライドリッドの後端の下降時に大きな衝撃
音が発生しないようにする。 【解決手段】 ルーフパネル1の開口部2にチルトリッ
ド3及びスライドリッド4を配設する。ルーフパネル1
の開口部2に配設したガイドレール5にリヤガイド6,
ガイドウェッジ7及びフロントガイド8を設ける。スラ
イドリッド4にリンクブラケット11を配設する。リヤ
ガイド6とリンクブラケット11の後端寄りとの間にリ
ンク13を設ける。ガイドウェッジ7をガイドレール5
に沿って車体の後方に移動することにより、ガイドウェ
ッジ7がリンク13の中央付近に係合しながらガイドレ
ール5に沿って車体の後方に移動し、リンク13がガイ
ドウェッジ7の移動に伴ってリヤガイド6に対して回動
する。リンクブラケット11の後端がリンク13の回動
に伴って下方に移動し、スライドリッド4の後端がリン
クブラケット11の後端の移動に伴って下降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンルーフ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のルーフに形成された窓部
の車両前方部に、フロント昇降機構を介して開閉される
チルトリッドが設けられ、窓部の車両後方部に、窓部の
車両左右方向側に装着されたメインガードレールにワイ
ヤ駆動されるリヤスライダーを介して移動可能に取付け
られ、このスライダー移動によって開閉されるスライド
リッドが設けられ、かつこのスライドリッドとリヤスラ
イダーとの間に、リヤスライダーの移動に連動してスラ
イドリッド後方部を昇降させるリヤ昇降機構が設けら
れ、リヤスライダーを駆動するワイヤとフロント昇降機
構との間に、フロント昇降機構の上昇動作完了後に離脱
し、かつフロント昇降機構の下降開始時に連結される着
脱機構が設けられ、チルトリッド及びスライドリッドの
一連の開閉作動が駆動ワイヤによって行われるように
し、リヤ昇降機構を、回転可能に逆V字状に連結され、
それぞれ下端部がリヤスライダーに連動される車両前方
の第1リンクと車両後方の第2リンクで構成し、かつ、
リヤスライダーには、スライドリッドの開動方向移動時
に第1リンク,第2リンクを押し開いて両リンクの連結
部を下降させる作動部を設け、この下降位置でリヤスラ
イダーに形成された規制面に当接して、リヤ昇降機構,
リヤスライダー間の相対移動を防止する移動規制部を第
2リンクに設け、この移動規制部を、第2リンクから互
いに対向される1対のプレートを一体に延設し、この1
対のプレート間に規制ローラを回転可能に装着すること
により構成し、規制ローラが規制面と転動可能に当接さ
れるようにした自動車用サンルーフの開閉装置が特公平
3−10529号公報として知られている。
【0003】ところが、特公平3−10529号公報記
載のものは、リヤ昇降機構がリヤスライダーの移動に連
動してスライドリッドの後端を下降させるので、スライ
ドリッドの後端がリヤ昇降機構の第1リンク,第2リン
クの開動によりメインガイドレールの上部に向って急激
に下降するので、リヤ昇降機構の第1リンク及び第2リ
ンクがメインガイドレールに対して衝突し、スライドリ
ッドの後端の下降時にリヤ昇降機構の第1リンク及び第
2リンクのメインガイドレールに対する衝突による大き
な衝撃音が発生し、乗員に衝撃音による不快感を与え、
スライドリッドの前端をスライドブラケットを介してメ
インガイドレールに沿って車体の前後方向に移動するの
みで、スライドリッドの前端がメインガイドレールの上
部に向って下降しないので、スライドリッドとメインガ
イドレールとの間の間隔がリヤ昇降機構の第1リンク及
び第2リンクの幅よりも広くなり、装置全体の上下方向
の寸法が大きくなるので、車の天井が低くなり、車室内
の居住性が悪くなるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
する問題点に対処して、第1の蓋体及び第2の蓋体がル
ーフパネルの開口部を閉塞する全閉状態において、第1
のフラップ用案内体が第1の連接体の中央付近に係合し
ながら案内軌道に沿って車体の後方に移動し、第1の連
接体が第1のフラップ用案内体の移動に伴いながら第1
のスライド用案内体に対して伏せ倒れるように回動し、
支持体の後端が第1の連接体の回動に伴いながら下方に
向って移動し、第2の蓋体の後端を支持体の後端の移動
に伴いながらルーフパネルの開口部の後縁から案内軌道
の上部に向って下降させ、従来のように第2の蓋体の後
端が第1の連接体により案内軌道の上部に向って急激に
下降することがなく、第2の蓋体の後端の下降時に第1
の連接体の案内軌道に対する衝突による大きな衝撃音が
発生せず、乗員に衝撃音による不快感を与えないように
し、チルト機構が着脱機構を介して第1のフラップ用案
内体と連動しながら第1の蓋体の後端を上方に向って持
ち上げ、第1の蓋体をチルト機構によりルーフパネルの
開口部に対してチルトアップ状態とし、着脱機構が第1
の蓋体の後端のチルト機構による上方移動完了後に第1
のフラップ用案内体と離脱され、第1の蓋体のチルトア
ップ状態の姿勢を保持し、支持体が第1の連接体を介し
て第1のフラップ用案内体と共に案内軌道に沿って車体
の後方に移動し、第2の連接体を支持体と共に案内軌道
に沿って車体の後方に移動し、第2の連接体の中央付近
が第2のフラップ用案内体に係合しながら車体の後方に
向って移動し、第2の連接体が支持体の移動に伴いなが
ら第2のフラップ用案内体により第2のスライド用案内
体に対して伏せ倒れるように回動し、支持体の前端が第
2の連接体の回動に伴いながら下方に向って移動し、第
2の蓋体の前端を支持体の前端の移動に伴いながら案内
軌道の上部に向って下降させ、第2の蓋体と案内軌道と
の間隔が第1の連接体及び第2の連接体の幅程度まで狭
くなり、装置全体の上下方向の寸法を小さくし、車の天
井が低くならず、車室内の居住性を良くし、支持体が第
1の連接体及び第2の連接体を介して第1のスライド用
案内体及び第2のスライド用案内体と共に案内軌道に沿
って車体の後方に移動し、第2の蓋体を支持体の移動に
伴いながら案内軌道に沿って車体の後方に後退させるこ
とが可能なサンルーフ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のサンルーフ装置
は、車体のルーフパネルに開口部を形成し、前記ルーフ
パネルの開口部に第1の蓋体及び第2の蓋体をそれぞれ
配設したサンルーフ装置において、前記ルーフパネルの
開口部の両側下部に前記車体の前後方向に沿って互いに
平行な一対の案内軌道をそれぞれ配設し、前記案内軌道
に前記車体の後方から第1のスライド用案内体,第1の
フラップ用案内体及び第2のスライド用案内体をそれぞ
れ移動自在に設けると共に、前記案内軌道の前記第2の
スライド用案内体の前方に前記第1のフラップ用案内体
と連動して前記第1の蓋体の後端を上方に向って持ち上
げるチルト機構を設け、前記案内軌道の前記第2のスラ
イド用案内体と前記チルト機構との間に、前記第1の蓋
体の後端の前記チルト機構による上方移動完了後に離脱
されると共に、前記第1の蓋体の後端の前記チルト機構
による下方移動開始時に連結されるようにした着脱機構
を設け、前記第2の蓋体の両側下部に前記案内軌道の長
手方向に沿って互いに平行な一対の支持体をそれぞれ配
設し、前記案内軌道の前記第2のスライド用案内体の側
部に第2のフラップ用案内体を固設し、前記第1のスラ
イド用案内体と前記支持体の後端寄りとの間に前記第2
の蓋体の後端を昇降する第1の連接体を設け、前記第1
のスライド用案内体に前記第1の連接体の一端部を回動
自在に支持し、前記支持体の後端寄りに前記第1の連接
体の他端部を回動自在に連結し、前記第1のフラップ用
案内体に前記第1の連接体の中央付近を移動自在に係合
し、前記第2のスライド用案内体と前記支持体の前端寄
りとの間に前記第2の蓋体の前端を昇降する第2の連接
体を設け、前記第2のスライド用案内体に前記第2の連
接体の一端部を回動自在に支持し、前記支持体の前端寄
りに前記第2の連接体の他端部を回動自在に連結し、前
記第2のフラップ用案内体に前記第2の連接体の中央付
近を移動自在に係合したことを特徴とする構成を有する
ものである。
【0006】第1の蓋体及び第2の蓋体がルーフパネル
の開口部を閉塞する全閉状態において、第1のフラップ
用案内体を案内軌道に沿って車体の後方に移動すると、
第1のフラップ用案内体が第1の連接体の中央付近に係
合しながら案内軌道に沿って車体の後方に移動し、第1
の連接体が第1のフラップ用案内体の移動に伴いながら
第1のスライド用案内体に対して伏せ倒れるように回動
し、支持体の後端が第1の連接体の回動に伴いながら下
方に向って移動し、第2の蓋体の後端が支持体の後端の
移動に伴いながらルーフパネルの開口部の後縁から案内
軌道の上部に向って下降し、チルト機構が着脱機構を介
して第1のフラップ用案内体と連動しながら第1の蓋体
の後端を上方に向って持ち上げ、第1の蓋体がチルト機
構によりルーフパネルの開口部に対してチルトアップ状
態となり、ルーフパネルの開口部の前縁と中央との間が
車体の後方に向って開口する。
【0007】また、支持体が第1の連接体を介して第1
のフラップ用案内体と共に案内軌道に沿って車体の後方
に移動し、第2の連接体を支持体と共に案内軌道に沿っ
て車体の後方に移動し、第2の連接体の中央付近が第2
のフラップ用案内体に係合しながら車体の後方に向って
移動し、第2の連接体が支持体の移動に伴いながら第2
のフラップ用案内体により第2のスライド用案内体に対
して伏せ倒れるように回動し、支持体の前端が第2の連
接体の回動に伴いながら下方に向って移動し、第2の蓋
体の前端が支持体の前端の移動に伴いながら案内軌道の
上部に向って下降する。
【0008】さらに、支持体が第1の連接体及び第2の
連接体を介して第1のスライド用案内体及び第2のスラ
イド用案内体と共に案内軌道に沿って車体の後方に移動
し、第2の蓋体が支持体の移動に伴いながら案内軌道に
沿って車体の後方に後退し、ルーフパネルの開口部の中
央と後縁との間が開放状態となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1において、1は車体のルーフパネルで
あり、ルーフパネル1には、図2及び図3に示すよう
に、開口部2が形成され、ルーフパネル1の開口部2に
は、図4に示すように、第1の蓋体としてチルトリッド
3及び第2の蓋体としてスライドリッド4がそれぞれ配
設されている。
【0011】ルーフパネル1の開口部2の両側下部に
は、図2及び図3に示すように、車体の前後方向に沿っ
て互いに平行な一対の案内軌道としてガイドレール5,
5がそれぞれ配設され、ガイドレール5には、図1に示
すように、車体の後方から第1のスライド用案内体とし
てリヤガイド6,第1のフラップ用案内体としてガイド
ウェッジ7及び第2のスライド用案内体としてフロント
ガイド8がそれぞれ移動自在に設けられると共に、ガイ
ドレール5のフロントガイド8の前方には、図4に示す
ように、ガイドウェッジ7と連動してチルトリッド3の
後端を上方に向って持ち上げるチルト機構9が設けられ
ている。
【0012】ガイドレール5のフロントガイド8とチル
ト機構9との間には、図1に示すように、着脱機構10
が設けられ、着脱機構10はチルトリッド3の後端のチ
ルト機構9による上方移動完了後に離脱されると共に、
チルトリッド3の後端のチルト機構9による下方移動開
始時に連結されるようになっている。
【0013】スライドリッド4の両側下部には、図1及
び図3に示すように、ガイドレール5,5の長手方向に
沿って互いに平行な一対の支持体となるリンクブラケッ
ト11,11がそれぞれ配設され、ガイドレール5のフ
ロントガイド8の側部には、図4に示すように、第2の
フラップ用案内体としてガイドウェッジ12が固設され
ている。
【0014】リヤガイド6とリンクブラケット11の後
端寄りとの間には、図1に示すように、スライドリッド
4の後端を昇降する第1の連接体として昇降リンク13
が設けられ、リヤガイド6には、図4に示すように、昇
降リンク13の一端部が回動自在に支持され、リンクブ
ラケット11の後端寄りには昇降リンク13の他端部が
回動自在に連結され、ガイドウェッジ7には昇降リンク
13の中央付近が移動自在に係合されている。
【0015】フロントガイド8とリンクブラケット11
の前端寄りとの間には、図1に示すように、スライドリ
ッド4の前端を昇降する第2の連接体として昇降リンク
14が設けられ、フロントガイド8には、図4に示すよ
うに、昇降リンク14の一端部が回動自在に支持され、
リンクブラケット11の前端寄りには昇降リンク14の
他端部が回動自在に連結され、ガイドウェッジ12には
昇降リンク14の中央付近が移動自在に係合されてい
る。
【0016】ガイドレール5のガイドウェッジ12の後
方には、図1及び図4に示すように、スライドリッド4
の車体の前後方向への移動を阻止する規制体としてスト
ッパ15が固設されている。
【0017】ルーフパネル1には、図1に示すように、
開口部2が形成されると共に、ルーフパネル1の開口部
2の内周縁には、図2及び図3に示すように、下方に向
って折曲した水切片16が形成され、ルーフパネル1の
開口部2のチルトリッド3の前端及び両側に臨む水切片
16の下端には、図4に示すように、内方に向って張出
したフランジ17が形成されている。
【0018】ルーフパネル1の開口部2の中央よりも前
方の内周縁寄りの下部には、図1及び図2に示すよう
に、レインフォースメント18が配設され、レインフォ
ースメント18には、図4に示すように、前方及び外方
に向って張出した張出片19が形成されている。
【0019】ルーフパネル1の開口部2の前縁と後縁と
の中間付近には、図1に示すように、ガイドレール5の
長手方向と交差する方向にレインフォースメント20が
配設され、ルーフパネル1の開口部2の前縁とレインフ
ォースメント20との間には、図4に示すように、フロ
ント開口21が形成されると共に、ルーフパネル1の開
口部2の後縁とレインフォースメント20との間にはセ
ンター開口22が形成されている。
【0020】ルーフパネル1の開口部2の中央よりも前
方には、図1に示すように、チルトリッド3が配置さ
れ、チルトリッド3の全周には、図2に示すように、全
閉時の雨洩れを防止するためのウェザストリップ23が
設けられると共に、チルトリッド3の外周縁寄りの下部
には、図4に示すように、保持枠24が設けられ、チル
トリッド3の前端及び両側のウェザストリップ23はル
ーフパネル1の開口部2の前縁及び両側縁の水切片16
の内側面に圧接されている。
【0021】チルトリッド3は透明または半透明のガラ
ス板あるいは合成樹脂板よりなり、ウェザストリップ2
3は弾性材料よりなる。
【0022】ルーフパネル1の開口部2の水切片16の
フランジ17の上部には、図1及び図2に示すように、
チルトリッド3の前端及び両側に相当する保持枠24の
下面に密接するシール材25が固着されている。
【0023】ルーフパネル1の開口部2の中央よりも後
方には、図1に示すように、チルトリッド3と隣接する
スライドリッド4が配置され、スライドリッド4の全周
には、図3に示すように、全閉時の雨洩れを防止するた
めのウェザストリップ26が設けられると共に、スライ
ドリッド4の外周縁寄りの下部には、図4に示すよう
に、保持枠27が設けられ、スライドリッド4の前端の
ウェザストリップ26はチルトリッド3の後端のウェザ
ストリップ23に圧接され、スライドリッド4の両側及
び後端のウェザストリップ26はルーフパネル1の開口
部2の両側縁及び後縁の水切片16の内側面に圧接され
ている。
【0024】スライドリッド4は透明または半透明のガ
ラス板あるいは合成樹脂板よりなり、ウェザストリップ
26は弾性材料よりなる。
【0025】チルトリッド3の後端寄りの上部には、図
1及び図4に示すように、スライドリッド4の前端を覆
う庇状のリッドカバー28が配設されている。
【0026】ルーフパネル1の開口部2の両側下部に
は、図2及び図3に示すように、車体の前後方向に沿っ
て互いに平行な一対のガイドレール5,5がそれぞれ配
置され、ガイドレール5,5の前端寄りには、図5に示
すように、斜め下方に向って傾斜した傾斜部29,29
がそれぞれ形成されている。
【0027】ガイドレール5の車体の前後方向に沿って
長尺な底壁30の内側縁には、図2に示すように、上方
に向って側壁31が形成されると共に、ガイドレール5
の底壁30の内側縁と外側縁との間の中央付近には上方
に向って仕切り壁32が形成されている。
【0028】ガイドレール5の側壁31及び仕切り壁3
2の内側には、図2に示すように、レール溝33及びレ
ール溝34がそれぞれ形成されると共に、ガイドレール
5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32のレール
溝34の上部には案内溝35及び案内溝36がそれぞれ
形成され、ガイドレール5の傾斜部29を除く側壁31
の外側には、図3に示すように、内方に向って開口する
案内溝37が形成されている。
【0029】ガイドレール5の傾斜部29を除く底壁3
0の内側縁には、図3に示すように、内方に向って張出
した張出片38が形成されている。
【0030】ガイドレール5の底壁30の外側縁には、
図2に示すように、上方に向って防水壁39が形成され
ると共に、ガイドレール5の底壁30の仕切り壁32と
防水壁39との間の上部には、図3に示すように、上方
に向って開口する雨樋40が形成され、ガイドレール5
の防水壁39には上方に向って立上った立上り片41が
形成されている。
【0031】ガイドレール5の防水壁39の上縁には、
図2及び図3に示すように、外方に向って張出した取付
片42が形成され、ガイドレール5の防水壁39の取付
片42には、図5に示すように、複数の透孔43がそれ
ぞれ設けられている。
【0032】ガイドレール5の傾斜部29には、図1,
図4及び図6に示すように、チルトリッド3の後端を上
方に向って持ち上げるチルト機構9が配置されている。
【0033】ガイドレール5の傾斜部29の底壁30の
側壁31と仕切り壁32との間の上部には、図4,図6
及び図7に示すように、フロントシュー44が摺動自在
に設けられ、ガイドレール5の側壁31のレール溝33
には、図8に示すように、フロントシュー44の内側縁
寄りが嵌入されると共に、ガイドレール5の仕切り壁3
2のレール溝34にはフロントシュー44の外側縁寄り
が嵌入され、フロントシュー44はガイドレール5の側
壁31のレール溝33及び仕切り壁32のレール溝34
に沿って車体の前後方向に摺動されるようになってい
る。
【0034】フロントシュー44の上部には、図4に示
すように、チルト機構9のチルト用案内体としてガイド
ウェッジ45が立設され、ガイドウェッジ45の前端と
中央付近との間には、図6に示すように、上方に向って
膨出したフロントガイド部46が形成されると共に、ガ
イドウェッジ45の中央付近と後端との間には上方に向
って膨出したチルトガイド部47が形成され、ガイドウ
ェッジ45はフロントシュー44の摺動に伴いながらガ
イドレール5の傾斜部29に沿って車体の前後方向に移
動されるようになっている。
【0035】ガイドウェッジ45のフロントガイド部4
6には、図6に示すように、ガイド孔48が設けられる
と共に、ガイドウェッジ45のチルトガイド部47には
ガイドレール5と平行な長孔49が設けられている。
【0036】チルトリッド3の両側下部には、図1及び
図2に示すように、ガイドレール5,5の長手方向に沿
って互いに平行な一対のリンクブラケット50,50が
それぞれ配設され、リンクブラケット50の平板状の基
体51の前端寄りの外側縁には、図6に示すように、下
方に向って折曲した垂下片52が形成されると共に、リ
ンクブラケット50の基体51の後端寄りの外側縁には
下方に向って折曲した垂下片53が形成されている。
【0037】ガイドウェッジ45のチルトガイド部47
とリンクブラケット50の垂下片53との間には、図4
に示すように、チルト機構9のチルトリンク54が設け
られ、ガイドウェッジ45のチルトガイド部47の長孔
49には、図6に示すように、チルトリンク54の一端
寄りが移動自在に係合され、リンクブラケット50の垂
下片53にはチルトリンク54の他端部が回動自在に連
結されている。
【0038】ガイドウェッジ45のチルトガイド部47
の前端寄りの上面には、図6に示すように、チルトリン
ク54を起伏するためのカム部55が形成されると共
に、ガイドウェッジ45のチルトガイド部47の後端寄
りにはチルトリンク54を起伏するための斜め上方に向
って開口したカム溝56が形成されている。
【0039】ガイドウェッジ45のチルトガイド部47
の両側には、図4及び図6に示すように、チルトリンク
54がそれぞれ配置され、チルトリンク54の一端寄り
には、図8に示すように、支持ピン57がカシメ止めに
より固定され、ガイドウェッジ45のチルトガイド部4
7の長孔49には支持ピン57を介してチルトリンク5
4の一端寄りが移動自在に支持され、支持ピン57はガ
イドウェッジ45のチルトガイド部47の長孔49に摺
動自在に嵌入されている。
【0040】チルトリンク54の一端部には、図8に示
すように、係合ピン58がカシメ止めにより固定され、
係合ピン58は、図4及び図6に示すように、ガイドウ
ェッジ45のチルトガイド部47のカム部55に摺動自
在に係合され、チルトリンク54の一端部は係合ピン5
8を介してガイドウェッジ45のチルトガイド部47の
カム部55に係合しながら従動されるようになってい
る。
【0041】チルトリンク54の中央付近には、図4及
び図6に示すように、係合ピン59がカシメ止めにより
固定され、係合ピン59はガイドウェッジ45のチルト
ガイド部47のカム溝56に摺動自在に嵌入され、チル
トリンク54の中央付近は係合ピン59を介してガイド
ウェッジ45のチルトガイド部47のカム溝56に係合
しながら従動されるようになっている。
【0042】リンクブラケット50の垂下片53の両側
には、図4及び図6に示すように、チルトリンク54の
他端部がそれぞれ配置され、チルトリンク54の他端部
には、図9に示すように、連結ピン60がカシメ止めに
より固定され、リンクブラケット50の垂下片53には
連結ピン60を介してチルトリンク54の他端部が回動
自在に連結されている。
【0043】チルト機構9は、図6に示すように、ガイ
ドウェッジ45及びチルトリンク54から構成されてい
る。
【0044】ガイドレール5の傾斜部29の底壁30の
側壁31と仕切り壁32との間のフロントシュー44の
前方の上部には、図4,図6及び図7に示すように、ブ
ラケット61が固設され、ブラケット61には、図10
に示すように、支持孔62が設けられている。
【0045】ガイドウェッジ45のフロントガイド部4
6とリンクブラケット50の垂下片52との間には、図
4に示すように、ブラケット61の両側にチルトリッド
3の前端を上下方向に移動する支持リンク63が設けら
れ、ガイドウェッジ45のフロントガイド部46のガイ
ド孔48には、図6に示すように、支持リンク63の一
端部が移動自在に係合され、リンクブラケット50の垂
下片52には支持リンク63の他端部が回動自在に連結
され、ブラケット61には支持リンク63の中央付近が
揺動自在に支持されている。
【0046】ブラケット61の両側には、図4及び図6
に示すように、支持リンク63がそれぞれ配置され、支
持リンク63の中央付近には、図10に示すように、支
持ピン64がカシメ止めにより固定され、ブラケット6
1の支持孔62には支持ピン64を介して支持リンク6
3の中央付近が揺動自在に支持されている。
【0047】ガイドウェッジ45のフロントガイド部4
6の両側には、図4及び図6に示すように、支持リンク
63の一端寄りがそれぞれ配置され、支持リンク63の
一端部には、図11に示すように、係合ピン65がカシ
メ止めにより固定され、ガイドウェッジ45のフロント
ガイド部46のガイド孔48には係合ピン65を介して
支持リンク63の一端部が移動自在に係合され、係合ピ
ン65はガイドウェッジ45のフロントガイド部46の
ガイド孔48に摺動自在に嵌入されている。
【0048】リンクブラケット50の垂下片52の両側
には、図4及び図6に示すように、支持リンク63の他
端部がそれぞれ配置され、支持リンク63の他端部に
は、図12に示すように、連結ピン66がカシメ止めに
より固定され、リンクブラケット50の垂下片52には
連結ピン66を介して支持リンク63の他端部が回動自
在に連結されている。
【0049】ガイドレール5には、図1,図4及び図1
3に示すように、スライドリッド4の後端を上下方向に
昇降するリヤ昇降機構67が配置されている。
【0050】ガイドレール5の底壁30の側壁31と仕
切り壁32との間の上部には、図13及び図14に示す
ように、駆動シュー68が摺動自在に設けられ、ガイド
レール5の側壁31のレール溝33には、図15に示す
ように、駆動シュー68の内側縁寄りが嵌入されると共
に、ガイドレール5の仕切り壁32のレール溝34には
駆動シュー68の外側縁寄りが嵌入され、駆動シュー6
8はガイドレール5の側壁31のレール溝33及び仕切
り壁32のレール溝34に沿って車体の前後方向に摺動
されるようになっている。
【0051】駆動シュー68の上部には、図13及び図
14に示すように、リヤ昇降機構67のガイドウェッジ
7が立設され、ガイドウェッジ7には、図16に示すよ
うに、長孔69が設けられ、ガイドウェッジ7の長孔6
9の中央よりも後方にはガイドレール5と平行な直線部
70が形成されると共に、ガイドウェッジ7の長孔69
の中央よりも前方には斜め下方に向って傾斜した直線部
70に続く傾斜部71が形成され、ガイドウェッジ7は
駆動シュー68の摺動に伴いながらガイドレール5に沿
って車体の前後方向に移動されるようになっている。
【0052】ガイドレール5の側壁31の案内溝35に
は、図13及び図14に示すように、ガイドウェッジ7
の後方にリヤシュー72が摺動自在に設けられ、リヤシ
ュー72はガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿
って車体の前後方向に摺動されるようになっている。
【0053】リヤシュー72の上部には、図4,図13
及び図14に示すように、ガイドウェッジ7の内側にリ
ヤガイド6が立設され、リヤガイド6はリヤシュー72
の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の前後
方向に移動されるようになっている。
【0054】スライドリッド4の両側下部には、図1及
び図3に示すように、ガイドレール5,5の長手方向に
沿って互いに平行な一対のリンクブラケット11,11
がそれぞれ配設され、リンクブラケット11の平板状の
基体73の前端寄りの外側縁には、図13に示すよう
に、下方に向って折曲した垂下片74が形成されると共
に、リンクブラケット11の基体73の後端寄りの外側
縁には、図15に示すように、下方に向って折曲した垂
下片75が形成されている。
【0055】リヤガイド6とリンクブラケット11の垂
下片75との間には、図4及び図13に示すように、ガ
イドウェッジ7の内側にリヤ昇降機構67の昇降リンク
13が設けられ、リヤガイド6には昇降リンク13の一
端部が回動自在に支持され、リンクブラケット11の垂
下片75には昇降リンク13の他端部が回動自在に連結
され、ガイドウェッジ7には昇降リンク13の中央付近
が移動自在に係合されている。
【0056】リヤガイド6の外側には、図13に示すよ
うに、昇降リンク13の一端部が配置され、昇降リンク
13の一端部には、図14に示すように、内方に向って
突出した支持ピン76がカシメ止めにより固定され、リ
ヤガイド6には、図16に示すように、支持ピン76を
介して昇降リンク13の一端部が回動自在に支持されて
いる。
【0057】リンクブラケット11の垂下片75の外側
には、図13に示すように、昇降リンク13の他端部が
配置され、昇降リンク13の他端部には、図15に示す
ように、内方に向って突出した連結ピン77がカシメ止
めにより固定され、リンクブラケット11の垂下片75
には、図16に示すように、連結ピン77を介して昇降
リンク13の他端部が回動自在に連結されている。
【0058】ガイドウェッジ7の内側には、図13に示
すように、昇降リンク13が配置され、昇降リンク13
の中央付近には、図14及び図15に示すように、外方
及び内方に向って突出した係合ピン78が固定され、ガ
イドウェッジ7の長孔69には、図16に示すように、
係合ピン78を介して昇降リンク13の中央付近が移動
自在に係合され、昇降リンク13の係合ピン78の外端
寄りはガイドウェッジ7の長孔69に摺動自在に嵌入さ
れている。
【0059】リヤ昇降機構67は、図13に示すよう
に、ガイドウェッジ7及び昇降リンク13から構成され
ている。
【0060】ガイドレール5の側壁31のリヤガイド6
の前方の上部には、図13及び図14に示すように、ス
ライドリッド4の車体の前後方向への移動を阻止するス
トッパ15が固設され、ストッパ15にはガイドレール
5の側壁31の案内溝35と連通する係止溝79が形成
され、ストッパ15の係止溝79には、図15に示すよ
うに、昇降リンク13の中央付近に固定した係合ピン7
8の内端寄りが嵌入されている。
【0061】ガイドレール5のリヤ昇降機構67の前方
には、図1,図4及び図13に示すように、スライドリ
ッド4の前端を上下方向に昇降するフロント昇降機構8
0が配置されている。
【0062】ガイドレール5の底壁30の側壁31と仕
切り壁32との間の駆動シュー68の前方の上部には、
図13及び図14に示すように、フロントシュー81が
摺動自在に設けられ、ガイドレール5の側壁31のレー
ル溝33には、図17に示すように、フロントシュー8
1の内側縁寄りが嵌入されると共に、ガイドレール5の
仕切り壁32のレール溝34にはフロントシュー81の
外側縁寄りが嵌入され、フロントシュー81はガイドレ
ール5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32のレ
ール溝34に沿って車体の前後方向に摺動されるように
なっている。
【0063】フロントシュー81の上部には、図13及
び図14に示すように、フロントガイド8が立設され、
フロントガイド8はフロントシュー81の摺動に伴いな
がらガイドレール5に沿って車体の前後方向に移動され
るようになっている。
【0064】ガイドレール5の側壁31のストッパ15
の前方には、図13及び図14に示すように、スライド
リッド4の前端を上下方向に案内するフロント昇降機構
80のガイドウェッジ12が固設され、ガイドウェッジ
12にはガイドレール5の側壁31の案内溝35に続く
ガイド溝82が形成されると共に、ガイドウェッジ12
のガイド溝82の中央よりも前方にはガイドレール5と
平行な直線部83が形成され、ガイドウェッジ12のガ
イド溝82の中央よりも後方には斜め下方に向って傾斜
した直線部83に続くガイドレール5の側壁31の案内
溝35と連通する傾斜部84が形成されている。
【0065】フロントガイド8とリンクブラケット11
の垂下片74との間には、図4及び図13に示すよう
に、ガイドウェッジ12の外側にフロント昇降機構80
の昇降リンク14が設けられ、フロントガイド8には、
図16に示すように、昇降リンク14の一端部が回動自
在に支持され、リンクブラケット11の垂下片74には
昇降リンク14の他端部が回動自在に連結され、ガイド
ウェッジ12には昇降リンク14の中央付近が移動自在
に係合されている。
【0066】フロントガイド8の内側には、図13に示
すように、昇降リンク14の一端部が配置され、昇降リ
ンク14の一端部には、図14に示すように、外方に向
って突出した支持ピン85がカシメ止めにより固定さ
れ、フロントガイド8には、図16に示すように、支持
ピン85を介して昇降リンク14の一端部が回動自在に
支持されている。
【0067】リンクブラケット11の垂下片74の外側
には、図13に示すように、昇降リンク14の他端部が
配置され、昇降リンク14の他端部には、図17に示す
ように、内方に向って突出した連結ピン86がカシメ止
めにより固定され、リンクブラケット11の垂下片74
には、図16に示すように、連結ピン86を介して昇降
リンク14の他端部が回動自在に連結されている。
【0068】ガイドウェッジ12の外側には、図13に
示すように、昇降リンク14が配置され、昇降リンク1
4の中央付近には、図14に示すように、内方に向って
突出した係合ピン87がカシメ止めにより固定され、ガ
イドウェッジ12のガイド溝82には、図17に示すよ
うに、係合ピン87を介して昇降リンク14の中央付近
が移動自在に係合され、係合ピン87はガイドウェッジ
12のガイド溝82に摺動自在に嵌入されている。
【0069】フロント昇降機構80は、図13に示すよ
うに、ガイドウェッジ12及び昇降リンク14から構成
されている。
【0070】ガイドレール5のチルト機構9とフロント
昇降機構80との間には、図1及び図16に示すよう
に、着脱機構10が配置されている。
【0071】ガイドレール5の底壁30の側壁31と仕
切り壁32との間のフロントシュー81の前方の上部に
は、図16及び図18に示すように、従動シュー88が
摺動自在に設けられ、ガイドレール5の側壁31のレー
ル溝33には、図19に示すように、従動シュー88の
内側縁寄りが嵌入されると共に、ガイドレール5の仕切
り壁32のレール溝34には従動シュー88の外側縁寄
りが嵌入され、従動シュー88はガイドレール5の側壁
31のレール溝33及び仕切り壁32のレール溝34に
沿って車体の前後方向に摺動されるようになっている。
【0072】従動シュー88の上部には、図16及び図
19に示すように、着脱機構10のロック用カム89が
立設され、ロック用カム89にはカム溝90が形成され
ると共に、ロック用カム89のカム溝90には前方に向
って開口するガイドレール5と平行な直線部91が形成
され、ロック用カム89のカム溝90の直線部91の内
端には斜め下方に向って傾斜した傾斜部92が形成さ
れ、ロック用カム89は従動シュー88の摺動に伴いな
がらガイドレール5に沿って車体の前後方向に移動され
るようになっている。
【0073】ガイドレール5の仕切り壁32のレール溝
34には、図14に示すように、駆動ケーブル93が移
動自在に挿入され、駆動ケーブル93のワイヤ94の外
周には、図20に示すように、螺旋状の突条95が固着
され、駆動ケーブル93はモータ(図示せず)の駆動に
よりガイドレール5の仕切り壁32のレール溝34に沿
って車体の前後方向に移動されるようになっている。
【0074】駆動シュー68の外側縁寄りには、図15
に示すように、駆動ケーブル93のワイヤ94が挿通さ
れ、駆動ケーブル93のワイヤ94の駆動シュー68の
前縁に相当する外周には、図20に示すように、係止パ
イプ96が固定されると共に、駆動ケーブル93のワイ
ヤ94の駆動シュー68の後縁に相当する外周には係止
パイプ97が固定され、ガイドレール5の仕切り壁32
のレール溝34には係止パイプ96及び係止パイプ97
がそれぞれ移動自在に嵌入され、駆動ケーブル93のワ
イヤ94には駆動シュー68の外側縁寄りが係止パイプ
96及び係止パイプ97により連結され、駆動シュー6
8は駆動ケーブル93のモータの駆動による移動に伴い
ながらガイドレール5の側壁31のレール溝33及び仕
切り壁32のレール溝34に沿って車体の前後方向に摺
動されるようになっている。
【0075】フロントシュー81の外側縁寄りには、図
17に示すように、駆動ケーブル93のワイヤ94が移
動自在に挿通されている。
【0076】従動シュー88の外側縁寄りには、図19
に示すように、駆動ケーブル93のワイヤ94の先端寄
りが挿通され、駆動ケーブル93のワイヤ94の従動シ
ュー88の前縁に相当する先端部の外周には、図20に
示すように、係止キャップ98が固定されると共に、駆
動ケーブル93のワイヤ94の従動シュー88の後縁に
相当する先端寄りの外周には係止パイプ99が固定さ
れ、ガイドレール5の仕切り壁32のレール溝34には
係止キャップ98及び係止パイプ99がそれぞれ移動自
在に嵌入され、駆動ケーブル93のワイヤ94の先端寄
りには従動シュー88の外側縁寄りが係止キャップ98
及び係止パイプ99により連結され、従動シュー88は
駆動ケーブル93のワイヤ94を介して駆動シュー68
と連動しながらガイドレール5の側壁31のレール溝3
3及び仕切り壁32のレール溝34に沿って車体の前後
方向に摺動されるようになっている。
【0077】ガイドレール5の底壁30の側壁31と仕
切り壁32との間のフロントシュー44の後方の上部に
は、図16及び図18に示すように、従動シュー88と
隣接するフロントシュー100が摺動自在に設けられ、
ガイドレール5の側壁31のレール溝33には、図21
に示すように、フロントシュー100の内側縁寄りが嵌
入されると共に、ガイドレール5の仕切り壁32のレー
ル溝34にはフロントシュー100の外側縁寄りが嵌入
され、フロントシュー100はガイドレール5の側壁3
1のレール溝33及び仕切り壁32のレール溝34に沿
って車体の前後方向に摺動されるようになっている。
【0078】フロントシュー100の上部には、図16
及び図18に示すように、着脱機構10のフロントガイ
ド101が立設され、フロントガイド101には、図2
1に示すように、内方に向って突出した支持ピン102
がカシメ止めにより固定され、支持ピン102には大径
部103が形成され、フロントガイド101はフロント
シュー100の摺動に伴いながらガイドレール5に沿っ
て車体の前後方向に移動されるようになっている。
【0079】フロントガイド101の内側には、図16
及び図18に示すように、着脱機構10のロッキングレ
バー104が回動自在に設けられ、ロッキングレバー1
04の先端部には、図19に示すように、外方に向って
突出した着脱機構10のロックピン105がカシメ止め
により固定され、フロントガイド101の支持ピン10
2には、図21に示すように、ロッキングレバー104
の基端部が回動自在に支持され、ロックピン105はロ
ック用カム89のカム溝90に摺動自在に嵌入されると
共に、ロックピン105の先端部はガイドレール5の仕
切り壁32の案内溝36に摺動自在に嵌入され、フロン
トガイド101はロッキングレバー104のロックピン
105を介してロック用カム89と連動しながらガイド
レール5に沿って車体の前後方向に移動されるようにな
っている。
【0080】支持ピン102の大径部103の外周に
は、図18及び図21に示すように、ロッキングレバー
104を上方に向って付勢する着脱機構10の付勢手段
としてねじりコイルバネ106が設けられている。
【0081】ガイドレール5の底壁30のフロントシュ
ー44とフロントシュー100との間の上部には、図7
及び図18に示すように、接合板107が設けられ、フ
ロントシュー44の後縁には、図22に示すように、接
合板107の前端が接続されると共に、フロントシュー
100の前縁には接合板107の後端が接続され、フロ
ントシュー44は接合板107を介してフロントシュー
100と連動しながらガイドレール5の側壁31のレー
ル溝33及び仕切り壁32のレール溝34に沿って車体
の前後方向に摺動されるようになっている。
【0082】ガイドレール5の仕切り壁32のロック用
カム89の後方の上部には、図16及び図18に示すよ
うに、着脱機構10のロック部材108が固設され、ロ
ック部材108には、図19に示すように、ガイドレー
ル5の仕切り壁32の案内溝36と連通する係止溝10
9が形成されている。
【0083】着脱機構10は、図16及び図18に示す
ように、ロック用カム89,フロントガイド101,ロ
ッキングレバー104,ロックピン105,ねじりコイ
ルバネ106及びロック部材108から構成されてい
る。
【0084】ガイドレール5,5の前端の間には、図1
及び図5に示すように、ルーフパネル1の開口部2の前
縁の下部に臨んでフロントドレイン110が配設され、
フロントドレイン110の前壁111の張出片112の
上部には、図4に示すように、ルーフパネル1の開口部
2の前縁に相当するレインフォースメント18の下面に
密接するシール材113が固着され、フロントドレイン
110の雨樋部の2隅には水抜きパイプ114,114
がそれぞれ突設され、水抜きパイプ114,114には
雨水を車室外に排出するためのドレインホース(図示せ
ず)がそれぞれ連結され、フロントドレイン110の雨
樋部の両端はガイドレール5,5の雨樋40,40にそ
れぞれ連絡されている。
【0085】ガイドレール5の底壁30の外側縁寄りの
後端には、図5に示すように、仕切り壁32と防水壁3
9との間の雨樋40を閉塞するためのエンドキャップ1
15が配設され、エンドキャップ115には水抜きパイ
プ116が突設され、水抜きパイプ116には雨水を車
室外に排出するためのドレインホース(図示せず)が連
結されている。
【0086】ガイドレール5,5の張出片38,38の
中央付近の間には、図5に示すように、車体の前後方向
と交差する方向にセンタートラバーサ117が配設さ
れ、ガイドレール5,5の張出片38,38の中央付近
にはセンタートラバーサ117の両端部がそれぞれ固定
されている。
【0087】ガイドレール5,5の張出片38,38の
後端寄りの間には、図5に示すように、センタートラバ
ーサ117と平行なリヤトラバーサ118が配設され、
ガイドレール5,5の張出片38,38の後端寄りには
リヤトラバーサ118の両端部がそれぞれ固定されてい
る。
【0088】リヤトラバーサ118の中央付近の後部に
は、図5に示すように、ブラケット119が配設され、
ブラケット119の上部にはハウジング120が設けら
れると共に、ハウジング120の内部には駆動ケーブル
93,93と噛合うギア121が垂直軸のまわりに回動
自在に設けられ、ギア121には駆動手段としてモータ
(図示せず)が連絡されている。
【0089】ガイドレール5,5の仕切り壁32,32
の後縁とハウジング120の両端との間には、図5に示
すように、アウターチューブ122,122がそれぞれ
設けられると共に、ガイドレール5,5の取付片42,
42の後縁寄りの上部とハウジング120の両端との間
にはアウターチューブ123,123がそれぞれ設けら
れ、アウターチューブ122及びアウターチューブ12
3の内部には駆動ケーブル93が移動自在に挿通されて
いる。
【0090】駆動ケーブル93はモータの駆動によるギ
ア121の回転に伴いながらガイドレール5の仕切り壁
32のレール溝34に沿って車体の前後方向に移動され
るようになっている。
【0091】ガイドレール5,5の傾斜部29,29の
上部には、図1及び図5に示すように、レインフォース
メント20の前縁に臨んでフロントドレイン110と平
行なセンタードレイン124が配設され、センタードレ
イン124の後壁125の張出片126の上部には、図
4に示すように、レインフォースメント20の前縁寄り
の下面に密接するシール材127が固着され、センター
ドレイン124の両端はガイドレール5,5の雨樋4
0,40にそれぞれ連絡されている。
【0092】ガイドレール5,5の上部には、図1及び
図5に示すように、レインフォースメント20の後縁に
臨んでセンタードレイン124と平行なセンタードレイ
ン128が配設され、センタードレイン128の前壁1
29の張出片130の上部には、図4に示すように、レ
インフォースメント20の後縁寄りの下面に密接するシ
ール材131が固着され、センタードレイン128の両
端はガイドレール5,5の雨樋40,40にそれぞれ連
絡されている。
【0093】ガイドレール5の側壁31の案内溝35の
リヤシュー72の後方には、図4に示すように、ドレイ
ンシュー132が摺動自在に設けられ、ドレインシュー
132はガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿っ
て車体の前後方向に摺動されるようになっている。
【0094】ドレインシュー132の上部には、図4に
示すように、ルーフパネル1の開口部2の後縁に臨んで
センタードレイン128と平行なリヤドレイン133が
配設され、リヤドレイン133の前壁にはウェザストリ
ップ134が固着され、リヤドレイン133の両端はガ
イドレール5,5の雨樋40,40にそれぞれ連絡さ
れ、リヤドレイン133はドレインシュー132の摺動
に伴いながらガイドレール5の上部を車体の前後方向に
移動されるようになっている。
【0095】ガイドレール5の側壁31の案内溝35に
は、図4に示すように、ロッド135が移動自在に挿通
され、リヤシュー72にはロッド135の一端寄りが連
結されると共に、ドレインシュー132にはロッド13
5の他端寄りが連結され、ドレインシュー132はロッ
ド135を介してリヤシュー72と連動しながらガイド
レール5の側壁31の案内溝35に沿って車体の前後方
向に摺動されるようになっている。
【0096】スライドリッド4の下方には、図3に示す
ように、光線を遮るための遮光パネルとなるサンシェー
ド136が配設され、サンシェード136の下部には取
手(図示せず)が設けられ、サンシェード136の両側
縁がガイドレール5,5の側壁31,31の案内溝3
7,37にそれぞれ摺動自在に嵌入されている。
【0097】ルーフパネル1の下方には、図1に示すよ
うに、ルーフライニング137が配設され、ルーフライ
ニング137には、図2及び図3に示すように、ルーフ
パネル1の開口部2に臨んで室内開口138が形成され
ている。
【0098】ルーフパネル1の開口部2の後方とルーフ
ライニング137との間には、図1に示すように、スラ
イドリッド4及びサンシェード136を収納する収納部
139が形成されている。
【0099】ルーフパネル1の開口部2のスライドリッ
ド4の両側に臨む水切片16,16の外側には、図3に
示すように、ルーフサイドレール140,140がそれ
ぞれ配設され、ルーフサイドレール140,140には
外方に向って張出した張出片141,141がそれぞれ
形成されている。
【0100】ガイドレール5のルーフパネル1に対する
組付けは、まず、チルト機構9,着脱機構10,リヤ昇
降機構67及びフロント昇降機構80をガイドレール5
にそれぞれ取付けた後、フロントドレイン110をガイ
ドレール5の前端に取付けると共に、センタードレイン
124,センタードレイン128及びリヤドレイン13
3をガイドレール5の上部にそれぞれ取付ける。
【0101】その後、図2に示すように、ガイドレール
5の傾斜部29の防水壁39の取付片42をレインフォ
ースメント18の張出片19にボルト142とナット1
43により固定すると共に、図3に示すように、ガイド
レール5の傾斜部29を除く防水壁39の取付片42を
ルーフサイドレール140の張出片141にボルト14
4とナット145により固定し、チルト機構9,着脱機
構10,リヤ昇降機構67,フロント昇降機構80,フ
ロントドレイン110,センタードレイン124,セン
タードレイン128及びリヤドレイン133が一対のガ
イドレール5,5と共にルーフパネル1に対して組付け
られる。
【0102】図1においては、チルトリンク54の一端
寄りに固定した支持ピン57が、図6に示すように、ガ
イドウェッジ45のチルトガイド部47の長孔49の一
端に位置されると共に、チルトリンク54の一端部に固
定した係合ピン58がガイドウェッジ45のチルトガイ
ド部47のカム部55の上縁に位置され、チルトリンク
54の中央付近に固定した係合ピン59がガイドウェッ
ジ45のチルトガイド部47のカム溝56の内端に位置
されている。
【0103】また、図6に示すように、支持リンク63
の一端部に固定した係合ピン65がガイドウェッジ45
のフロントガイド部46のガイド孔48の一端に位置さ
れ、図1に示すように、チルトリッド3がルーフパネル
1の開口部2のフロント開口21を閉塞する全閉状態と
なり、図2及び図4に示すように、チルトリッド3の前
端及び両側のウェザストリップ23がルーフパネル1の
開口部2の前縁及び両側縁の水切片16の内側面に圧接
して車室内と外部との密閉遮断を行うようになってい
る。
【0104】さらに、図13に示すように、昇降リンク
13の中央付近に固定した係合ピン78の外端寄りがガ
イドウェッジ7の長孔69の一端に位置され、昇降リン
ク13の係合ピン78の内端寄りがストッパ15の係止
溝79に入り込み、ストッパ15が昇降リンク13の係
合ピン78を介してスライドリッド4の車体の前後方向
への移動を阻止し、昇降リンク14の中央付近に固定し
た係合ピン87がガイドウェッジ12のガイド溝82の
直線部83の内端に位置され、図1に示すように、スラ
イドリッド4がルーフパネル1の開口部2のセンター開
口22を閉塞する全閉状態となり、図3及び図4に示す
ように、スライドリッド4の両側及び後端のウェザスト
リップ26がルーフパネル1の開口部2の両側縁及び後
縁の水切片16の内側面に圧接して車室内と外部との密
閉遮断を行うと同時に、スライドリッド4の前端のウェ
ザストリップ26がチルトリッド3の後端のウェザスト
リップ23に圧接して車室内と外部との密閉遮断を行う
ようになっている。
【0105】また、図16に示すように、ロッキングレ
バー104の先端部に固定したロックピン105がロッ
ク用カム89のカム溝90の傾斜部92の内端に位置さ
れると共に、ロッキングレバー104のロックピン10
5の先端部がガイドレール5の仕切り壁32の案内溝3
6に位置され、図1に示すように、ロック用カム89が
ロッキングレバー104のロックピン105を介してフ
ロントガイド101と連結された状態となっている。
【0106】次に、この実施の形態の作用について説明
する。
【0107】[チルトリッド3のチルトアップ及びスラ
イドリッド4の後端の下降]まず、チルトリッド3及び
スライドリッド4が図1に示すルーフパネル1の開口部
2を閉塞する全閉状態の位置から、モータを正転するよ
うに駆動すると、駆動ケーブル93がモータの駆動に伴
いながらガイドレール5の仕切り壁32のレール溝34
に沿って車体の後方に移動し、駆動シュー68が駆動ケ
ーブル93の移動に伴いながらガイドレール5の側壁3
1のレール溝33及び仕切り壁32のレール溝34に沿
って車体の後方に摺動し、ガイドウェッジ7が駆動シュ
ー68の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体
の後方に移動する。
【0108】ガイドウェッジ7の駆動シュー68の摺動
に伴うガイドレール5に沿った車体の後方への移動によ
り、ガイドウェッジ7の長孔69が昇降リンク13の係
合ピン78の外端寄りに係合しながら車体の後方に移動
し、昇降リンク13の係合ピン78の外端寄りがガイド
ウェッジ7の長孔69の傾斜部71に沿って下方に摺動
し、昇降リンク13がガイドウェッジ7の移動に伴いな
がら支持ピン76を支点として図13の反時計方向に回
動し、昇降リンク13の係合ピン78の内端寄りがスト
ッパ15の係止溝79から抜け外れてガイドレール5の
側壁31の案内溝35に入り込み、図23に示すよう
に、昇降リンク13はガイドレール5と略平行な状態と
なり、昇降リンク13の係合ピン78の外端寄りはガイ
ドウェッジ7の長孔69の他端に位置する。
【0109】昇降リンク13のガイドウェッジ7の移動
に伴う支持ピン76を支点とした回動により、リンクブ
ラケット11の垂下片75が昇降リンク13の回動に伴
いながら連結ピン77を介して下方に移動し、リンクブ
ラケット11が昇降リンク14の他端部に固定した連結
ピン86を支点として図13の時計方向に回動し、スラ
イドリッド4の前端がリンクブラケット11の回動に伴
いながらルーフパネル1の開口部2の前縁と後縁との中
間付近からレインフォースメント20の上方に向って僅
かに上昇し、スライドリッド4の後端がリンクブラケッ
ト11の回動に伴いながらルーフパネル1の開口部2の
後縁からリヤドレイン133の上部に向って下降し、ス
ライドリッド4がガイドレール5に対して前上がりに傾
斜した状態となり、図24に示すように、リヤドレイン
133の前壁のウェザストリップ134が保持枠27の
スライドリッド4の後端に相当する下面に圧接する。
【0110】駆動シュー68の駆動ケーブル93の移動
に伴うガイドレール5の側壁31のレール溝33及び仕
切り壁32のレール溝34に沿った車体の後方への摺動
により、従動シュー88が駆動ケーブル93のワイヤ9
4を介して駆動シュー68と連動しながらガイドレール
5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32のレール
溝34に沿って車体の後方に摺動すると同時に、ロック
用カム89が従動シュー88の摺動に伴いながらガイド
レール5に沿って車体の後方に移動する。
【0111】ロック用カム89の従動シュー88の摺動
に伴うガイドレール5に沿った車体の後方への移動によ
り、ロッキングレバー104のロックピン105の先端
部がロック用カム89の移動に伴いながらガイドレール
5の仕切り壁32の案内溝36に沿って車体の後方に摺
動し、フロントガイド101がロッキングレバー104
のロックピン105を介してロック用カム89と連動し
ながらガイドレール5に沿って車体の後方に移動し、フ
ロントシュー100がフロントガイド101の移動に伴
いながらガイドレール5の側壁31のレール溝33及び
仕切り壁32のレール溝34に沿って車体の後方に摺動
し、ロッキングレバー104のロックピン105の先端
部はガイドレール5の仕切り壁32の案内溝36のロッ
ク部材108の係止溝109の入口に相当する箇所に位
置する。
【0112】フロントシュー100のフロントガイド1
01の移動に伴うガイドレール5の側壁31のレール溝
33及び仕切り壁32のレール溝34に沿った車体の後
方への摺動により、フロントシュー44が接合板107
を介してフロントシュー100と連動しながらガイドレ
ール5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32のレ
ール溝34に沿って車体の後方に摺動すると同時に、ガ
イドウェッジ45のフロントガイド部46及びチルトガ
イド部47がフロントシュー44の摺動に伴いながらガ
イドレール5の傾斜部29に沿って車体の後方に移動す
る。
【0113】ガイドウェッジ45のフロントガイド部4
6のフロントシュー44の摺動に伴うガイドレール5の
傾斜部29に沿った車体の後方への移動により、ガイド
ウェッジ45のフロントガイド部46のガイド孔48が
支持リンク63の係合ピン65に係合しながら車体の後
方に移動し、支持リンク63の係合ピン65がガイドウ
ェッジ45のフロントガイド部46のガイド孔48に沿
って下方に摺動し、支持リンク63がガイドウェッジ4
5のフロントガイド部46の移動に伴いながら支持ピン
64を支点としてブラケット61の支持孔62に対して
図6の時計方向に揺動し、図25に示すように、支持リ
ンク63の係合ピン65はガイドウェッジ45のフロン
トガイド部46のガイド孔48の他端に位置する。
【0114】支持リンク63のガイドウェッジ45のフ
ロントガイド部46の移動に伴う支持ピン64を支点と
したブラケット61の支持孔62に対する揺動により、
リンクブラケット50の垂下片52が支持リンク63の
揺動に伴いながら連結ピン66を介して上方に僅かに移
動し、図24に示すように、チルトリッド3の前端がリ
ンクブラケット50の垂下片52の移動に伴いながらル
ーフパネル1の開口部2の前縁から僅かに上昇する。
【0115】ガイドウェッジ45のチルトガイド部47
のフロントシュー44の摺動に伴うガイドレール5の傾
斜部29に沿った車体の後方への移動により、ガイドウ
ェッジ45のチルトガイド部47の長孔49がチルトリ
ンク54の支持ピン57に係合しながらガイドレール5
に沿って車体の後方に移動し、ガイドウェッジ45のチ
ルトガイド部47の長孔49の他端がチルトリンク54
の支持ピン57をガイドレール5に沿って車体の後方に
移動し、チルトリンク54の係合ピン58がガイドウェ
ッジ45のチルトガイド部47のカム部55に係合しな
がら上縁から前縁に向って下方に従動し、チルトリンク
54の係合ピン59がガイドウェッジ45のチルトガイ
ド部47のカム溝56に係合しながら内端から上縁に向
って上方に従動し、チルトリンク54がガイドウェッジ
45のチルトガイド部47の移動に伴いながら支持ピン
57を支点として図6の反時計方向に回動し、図25に
示すように、チルトリンク54の支持ピン57はガイド
ウェッジ45のチルトガイド部47の長孔49の他端に
位置し、チルトリンク54の係合ピン58はガイドウェ
ッジ45のフロントガイド部46の後縁とチルトガイド
部47のカム部55の前縁との間に位置し、チルトリン
ク54の係合ピン59はガイドウェッジ45のチルトガ
イド部47のカム部55とカム溝56との間の上縁に位
置する。
【0116】チルトリンク54のガイドウェッジ45の
チルトガイド部47の移動に伴う支持ピン57を支点と
した回動により、リンクブラケット50の垂下片53が
チルトリンク54の回動に伴いながら連結ピン60を介
して上方に移動し、リンクブラケット50が支持リンク
63の連結ピン66を支点として図6の反時計方向に回
動し、チルトリッド3の後端がリンクブラケット50の
回動に伴いながらルーフパネル1の開口部2の前縁と後
縁との中間付近からレインフォースメント20の上方に
向って持ち上がり、チルトリッド3がチルトリンク54
によりルーフパネル1の開口部2のフロント開口21に
対してチルトアップ状態となり、図24に示すように、
ルーフパネル1の開口部2のフロント開口21が車体の
後方に向って開口する。
【0117】ロック用カム89の従動シュー88の摺動
に伴うガイドレール5に沿った車体の後方への移動によ
り、ロッキングレバー104のロックピン105がロッ
ク用カム89のカム溝90の傾斜部92に沿って上方に
摺動し、ロッキングレバー104がロック用カム89の
移動に伴いながらフロントガイド101の支持ピン10
2を支点として図16の反時計方向に回動し、図26に
示すように、ロッキングレバー104のロックピン10
5の先端部がガイドレール5の仕切り壁32の案内溝3
6よりロック部材108の係止溝109に入り込む。
【0118】ロッキングレバー104のロック用カム8
9の移動に伴うフロントガイド101の支持ピン102
を支点とした回動により、ねじりコイルバネ106がロ
ッキングレバー104を上方に向って付勢し、ロッキン
グレバー104のロックピン105の先端部がねじりコ
イルバネ106の付勢力によりロック部材108の係止
溝109に入り込んだままの状態を維持し、図26に示
すように、ロック部材108がロッキングレバー104
のロックピン105をロックし、図27に示すように、
フロントガイド101はロッキングレバー104のロッ
クピン105を介してロック部材108によりガイドレ
ール5に対して静止した状態となる。
【0119】その後、ロック用カム89が従動シュー8
8の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の後
方に移動すると、図26に示すように、ロッキングレバ
ー104のロックピン105がロック用カム89のカム
溝90の直線部91より抜け外れ、図27に示すよう
に、ロック用カム89はフロントガイド101に対して
離脱した状態となる。
【0120】[スライドリッド4の後退]チルトリッド
3が図24に示すルーフパネル1の開口部2のフロント
開口21を車体の後方に向って開口するチルトアップ状
態の位置から、モータを正転するように駆動すると、駆
動ケーブル93がモータの駆動に伴いながらガイドレー
ル5の仕切り壁32のレール溝34に沿って車体の後方
に移動し、駆動シュー68が駆動ケーブル93の移動に
伴いながらガイドレール5の側壁31のレール溝33及
び仕切り壁32のレール溝34に沿って車体の後方に摺
動し、ガイドウェッジ7が駆動シュー68の摺動に伴い
ながらガイドレール5に沿って車体の後方に移動する。
【0121】ガイドウェッジ7の駆動シュー68の摺動
に伴うガイドレール5に沿った車体の後方への移動によ
り、ガイドウェッジ7の長孔69の他端が昇降リンク1
3の係合ピン78の外端寄りをガイドレール5に沿って
車体の後方に移動し、昇降リンク13が係合ピン78を
介してガイドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って
車体の後方に移動し、昇降リンク13の係合ピン78の
内端寄りがガイドウェッジ7の移動に伴いながらガイド
レール5の側壁31の案内溝35に沿って車体の後方に
摺動し、リンクブラケット11の垂下片75が昇降リン
ク13の連結ピン77を介してガイドウェッジ7と共に
ガイドレール5に沿って車体の後方に移動し、リンクブ
ラケット11が昇降リンク13を介してガイドウェッジ
7と共にガイドレール5に沿って車体の後方に移動す
る。
【0122】昇降リンク13のガイドウェッジ7による
ガイドレール5に対する車体の後方への移動により、リ
ヤガイド6が昇降リンク13の支持ピン76を介してガ
イドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の後
方に移動し、リヤシュー72がリヤガイド6の移動に伴
いながらガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿っ
て車体の後方に摺動する。
【0123】リンクブラケット11の昇降リンク13に
よるガイドレール5に対する車体の後方への移動によ
り、リンクブラケット11の垂下片74がガイドレール
5に沿って車体の後方に移動し、昇降リンク14が連結
ピン86を介してリンクブラケット11の垂下片74と
共にガイドレール5に沿って車体の後方に移動し、昇降
リンク14の係合ピン87がリンクブラケット11の垂
下片74の移動に伴いながらガイドウェッジ12のガイ
ド溝82の直線部83に沿って車体の後方に摺動し、フ
ロントガイド8が支持ピン85を介して昇降リンク14
と共にガイドレール5に沿って車体の後方に移動し、フ
ロントシュー81がフロントガイド8の移動に伴いなが
らガイドレール5の側壁31のレール溝33及び仕切り
壁32のレール溝34に沿って車体の後方に摺動し、昇
降リンク14の係合ピン87はガイドウェッジ12のガ
イド溝82の直線部83より傾斜部84に入り込む。
【0124】リンクブラケット11の垂下片74及び垂
下片75のガイドレール5に沿った車体の後方への移動
により、リンクブラケット11が昇降リンク13及び昇
降リンク14を介してリヤガイド6及びフロントガイド
8と共にガイドレール5に沿って車体の後方に移動し、
スライドリッド4が前上がりに傾斜した状態のままリン
クブラケット11の移動に伴いながらガイドレール5に
沿って車体の後方に僅かに後退する。
【0125】次いで、ガイドウェッジ7を駆動シュー6
8の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の後
方に移動すると、ガイドウェッジ7の長孔69の他端が
昇降リンク13の係合ピン78の外端寄りをガイドレー
ル5に沿って車体の後方に移動し、昇降リンク13が係
合ピン78を介してガイドウェッジ7と共にガイドレー
ル5に沿って車体の後方に移動し、昇降リンク13の係
合ピン78の内端寄りがガイドウェッジ7の移動に伴い
ながらガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿って
車体の後方に摺動し、リンクブラケット11の垂下片7
5が昇降リンク13の連結ピン77を介してガイドウェ
ッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の後方に移動
し、リンクブラケット11が昇降リンク13を介してガ
イドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の後
方に移動する。
【0126】昇降リンク13のガイドウェッジ7による
ガイドレール5に対する車体の後方への移動により、リ
ヤガイド6が昇降リンク13の支持ピン76を介してガ
イドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の後
方に移動し、リヤシュー72がリヤガイド6の移動に伴
いながらガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿っ
て車体の後方に摺動する。
【0127】リンクブラケット11の昇降リンク13に
よるガイドレール5に対する車体の後方への移動によ
り、リンクブラケット11の垂下片74がガイドレール
5に沿って車体の後方に移動し、昇降リンク14が連結
ピン86を介してリンクブラケット11の垂下片74と
共にガイドレール5に沿って車体の後方に移動し、昇降
リンク14の係合ピン87がリンクブラケット11の垂
下片74の移動に伴いながらガイドウェッジ12のガイ
ド溝82の傾斜部84に沿って下方に摺動し、フロント
ガイド8が支持ピン85を介して昇降リンク14と共に
ガイドレール5に沿って車体の後方に移動し、フロント
シュー81がフロントガイド8の移動に伴いながらガイ
ドレール5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32
のレール溝34に沿って車体の後方に摺動し、図28に
示すように、昇降リンク14の係合ピン87はガイドウ
ェッジ12のガイド溝82の傾斜部84よりガイドレー
ル5の側壁31の案内溝35に入り込む。
【0128】昇降リンク14の係合ピン87のリンクブ
ラケット11の垂下片74の移動に伴うガイドウェッジ
12のガイド溝82の傾斜部84に沿った下方への摺動
により、昇降リンク14がリンクブラケット11の垂下
片74の移動に伴いながら支持ピン85を支点として図
23の反時計方向に回動し、リンクブラケット11の垂
下片74が昇降リンク14の回動に伴いながら連結ピン
86を介して下方に移動し、図28に示すように、昇降
リンク14はガイドレール5と略平行な状態となる。
【0129】リンクブラケット11の垂下片74の昇降
リンク14の回動に伴う下方への移動により、リンクブ
ラケット11が昇降リンク13の連結ピン77を支点と
して図23の反時計方向に回動し、スライドリッド4の
前端がリンクブラケット11の回動に伴いながらガイド
レール5の上部に向って下降し、スライドリッド4の後
端がリンクブラケット11の回動に伴いながらリヤドレ
イン133の上部から僅かに上昇し、図29に示すよう
に、スライドリッド4がガイドレール5に対して略平行
な状態となり、リヤドレイン133の前壁のウェザスト
リップ134が保持枠27のスライドリッド4の後端に
相当する下面に対して離脱する。
【0130】その後、ガイドウェッジ7を駆動シュー6
8の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の後
方に移動すると、ガイドウェッジ7の長孔69の他端が
昇降リンク13の係合ピン78の外端寄りをガイドレー
ル5に沿って車体の後方に移動し、昇降リンク13が係
合ピン78を介してガイドウェッジ7と共にガイドレー
ル5に沿って車体の後方に移動し、昇降リンク13の係
合ピン78の内端寄りがガイドウェッジ7の移動に伴い
ながらガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿って
車体の後方に摺動し、リンクブラケット11の垂下片7
5が昇降リンク13の連結ピン77を介してガイドウェ
ッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の後方に移動
し、リンクブラケット11が昇降リンク13を介してガ
イドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の後
方に移動し、図28に示すように、昇降リンク13の係
合ピン78の外端寄りはガイドウェッジ7の長孔69の
他端に位置する。
【0131】昇降リンク13のガイドウェッジ7による
ガイドレール5に対する車体の後方への移動により、リ
ヤガイド6が昇降リンク13の支持ピン76を介してガ
イドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の後
方に移動し、リヤシュー72がリヤガイド6の移動に伴
いながらガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿っ
て車体の後方に摺動する。
【0132】リンクブラケット11の昇降リンク13に
よるガイドレール5に対する車体の後方への移動によ
り、リンクブラケット11の垂下片74がガイドレール
5に沿って車体の後方に移動し、昇降リンク14が連結
ピン86を介してリンクブラケット11の垂下片74と
共にガイドレール5に沿って車体の後方に移動し、昇降
リンク14の係合ピン87がリンクブラケット11の垂
下片74の移動に伴いながらガイドレール5の側壁31
の案内溝35に沿って車体の後方に摺動し、フロントガ
イド8が支持ピン85を介して昇降リンク14と共にガ
イドレール5に沿って車体の後方に移動し、フロントシ
ュー81がフロントガイド8の移動に伴いながらガイド
レール5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32の
レール溝34に沿って車体の後方に摺動する。
【0133】リンクブラケット11の垂下片74及び垂
下片75のガイドレール5に沿った車体の後方への移動
により、リンクブラケット11が昇降リンク13及び昇
降リンク14を介してリヤガイド6及びフロントガイド
8と共にガイドレール5に沿って車体の後方に移動し、
スライドリッド4がリンクブラケット11の移動に伴い
ながらルーフパネル1の開口部2の後方とルーフライニ
ング137との間の収納部139に向って後退し、図2
9に示すように、スライドリッド4をルーフパネル1の
開口部2の後方とルーフライニング137との間の収納
部139に収納し、ルーフパネル1の開口部2のセンタ
ー開口22が開放状態となる。
【0134】駆動シュー68の駆動ケーブル93の移動
に伴うガイドレール5の側壁31のレール溝33及び仕
切り壁32のレール溝34に沿った車体の後方への摺動
により、従動シュー88が駆動ケーブル93のワイヤ9
4を介して駆動シュー68と連動しながらガイドレール
5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32のレール
溝34に沿って車体の後方に摺動すると同時に、ロック
用カム89が従動シュー88の摺動に伴いながらガイド
レール5に沿って車体の後方に移動する。
【0135】リヤシュー72のリヤガイド6の移動に伴
うガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿った車体
の後方への摺動により、ドレインシュー132がロッド
135を介してリヤシュー72と連動しながらガイドレ
ール5の側壁31の案内溝35に沿って車体の後方に摺
動すると同時に、リヤドレイン133がドレインシュー
132の摺動に伴いながらガイドレール5の上部を車体
の後方に向って移動し、図29に示すように、リヤドレ
イン133をルーフパネル1の開口部2の後方とルーフ
ライニング137との間の収納部139に収納する。
【0136】その後、サンシェード136の取手を手で
掴んでルーフパネル1の開口部2の後方とルーフライニ
ング137との間の収納部139に向って車体の後方に
移動することにより、サンシェード136がガイドレー
ル5,5の側壁31,31の案内溝37,37に沿って
車体の後方に移動し、サンシェード136をルーフパネ
ル1の開口部2の後方とルーフライニング137との間
の収納部139に収納する。
【0137】[スライドリッド4の前進]スライドリッ
ド4が図29に示すルーフパネル1の開口部2の後方と
ルーフライニング137との間の収納部139に後退し
た状態の位置から、モータを逆転するように駆動する
と、駆動ケーブル93がモータの駆動に伴いながらガイ
ドレール5の仕切り壁32のレール溝34に沿って車体
の前方に移動すると同時に、駆動シュー68が駆動ケー
ブル93の移動に伴いながらガイドレール5の側壁31
のレール溝33及び仕切り壁32のレール溝34に沿っ
て車体の前方に摺動し、ガイドウェッジ7が駆動シュー
68の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の
前方に移動する。
【0138】ガイドウェッジ7の駆動シュー68の摺動
に伴うガイドレール5に沿った車体の前方への移動によ
り、昇降リンク13の係合ピン78の外端寄りがガイド
ウェッジ7の長孔69の他端に係合しながらガイドレー
ル5に沿って車体の前方に移動し、昇降リンク13が係
合ピン78を介してガイドウェッジ7と共にガイドレー
ル5に沿って車体の前方に移動し、昇降リンク13の係
合ピン78の内端寄りがガイドウェッジ7の移動に伴い
ながらガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿って
車体の前方に摺動し、リンクブラケット11の垂下片7
5が昇降リンク13の連結ピン77を介してガイドウェ
ッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の前方に移動
し、リンクブラケット11が昇降リンク13を介してガ
イドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の前
方に移動する。
【0139】昇降リンク13のガイドウェッジ7による
ガイドレール5に対する車体の前方への移動により、リ
ヤガイド6が昇降リンク13の支持ピン76を介してガ
イドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の前
方に移動し、リヤシュー72がリヤガイド6の移動に伴
いながらガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿っ
て車体の前方に摺動する。
【0140】リンクブラケット11の昇降リンク13に
よるガイドレール5に対する車体の前方への移動によ
り、リンクブラケット11の垂下片74がガイドレール
5に沿って車体の前方に移動し、昇降リンク14が連結
ピン86を介してリンクブラケット11の垂下片74と
共にガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、昇降
リンク14の係合ピン87がリンクブラケット11の垂
下片74の移動に伴いながらガイドレール5の側壁31
の案内溝35に沿って車体の前方に摺動し、フロントガ
イド8が支持ピン85を介して昇降リンク14と共にガ
イドレール5に沿って車体の前方に移動し、フロントシ
ュー81がフロントガイド8の移動に伴いながらガイド
レール5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32の
レール溝34に沿って車体の前方に摺動し、昇降リンク
14の係合ピン87はガイドレール5の側壁31の案内
溝35よりガイドウェッジ12のガイド溝82の傾斜部
84に入り込む。
【0141】リンクブラケット11の垂下片74及び垂
下片75のガイドレール5に沿った車体の前方への移動
により、リンクブラケット11が昇降リンク13及び昇
降リンク14を介してリヤガイド6及びフロントガイド
8と共にガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、
スライドリッド4がリンクブラケット11の移動に伴い
ながらルーフパネル1の開口部2のセンター開口22に
向って前進する。
【0142】次いで、ガイドウェッジ7を駆動シュー6
8の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の前
方に移動すると、昇降リンク13の係合ピン78の外端
寄りがガイドウェッジ7の長孔69の他端に係合しなが
らガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、昇降リ
ンク13が係合ピン78を介してガイドウェッジ7と共
にガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、昇降リ
ンク13の係合ピン78の内端寄りがガイドウェッジ7
の移動に伴いながらガイドレール5の側壁31の案内溝
35に沿って車体の前方に摺動し、リンクブラケット1
1の垂下片75が昇降リンク13の連結ピン77を介し
てガイドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体
の前方に移動し、リンクブラケット11が昇降リンク1
3を介してガイドウェッジ7と共にガイドレール5に沿
って車体の前方に移動する。
【0143】昇降リンク13のガイドウェッジ7による
ガイドレール5に対する車体の前方への移動により、リ
ヤガイド6が昇降リンク13の支持ピン76を介してガ
イドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の前
方に移動し、リヤシュー72がリヤガイド6の移動に伴
いながらガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿っ
て車体の前方に摺動する。
【0144】リンクブラケット11の昇降リンク13に
よるガイドレール5に対する車体の前方への移動によ
り、リンクブラケット11の垂下片74がガイドレール
5に沿って車体の前方に移動し、昇降リンク14が連結
ピン86を介してリンクブラケット11の垂下片74と
共にガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、昇降
リンク14の係合ピン87がリンクブラケット11の垂
下片74の移動に伴いながらガイドウェッジ12のガイ
ド溝82の傾斜部84に沿って上方に摺動し、フロント
ガイド8が支持ピン85を介して昇降リンク14と共に
ガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、フロント
シュー81がフロントガイド8の移動に伴いながらガイ
ドレール5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32
のレール溝34に沿って車体の前方に摺動し、昇降リン
ク14の係合ピン87はガイドウェッジ12のガイド溝
82の傾斜部84より直線部83に入り込む。
【0145】昇降リンク14の係合ピン87のリンクブ
ラケット11の垂下片74の移動に伴うガイドウェッジ
12のガイド溝82の傾斜部84に沿った上方への摺動
により、昇降リンク14がリンクブラケット11の垂下
片74の移動に伴いながら支持ピン85を支点として図
28の時計方向に回動し、リンクブラケット11の垂下
片74が昇降リンク14の回動に伴いながら連結ピン8
6を介して上方に移動し、リンクブラケット11が昇降
リンク13の連結ピン77を支点として図28の時計方
向に回動し、スライドリッド4の前端がリンクブラケッ
ト11の回動に伴いながらガイドレール5の上方に向っ
て上昇し、スライドリッド4の後端がリンクブラケット
11の回動に伴いながらリヤドレイン133の上部に向
って僅かに下降し、図24に示すように、スライドリッ
ド4がガイドレール5に対して前上がりに傾斜した状態
となり、リヤドレイン133の前壁のウェザストリップ
134が保持枠27のスライドリッド4の後端に相当す
る下面に圧接する。
【0146】その後、ガイドウェッジ7を駆動シュー6
8の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の前
方に移動すると、昇降リンク13の係合ピン78の外端
寄りがガイドウェッジ7の長孔69の他端に係合しなが
らガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、昇降リ
ンク13が係合ピン78を介してガイドウェッジ7と共
にガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、昇降リ
ンク13の係合ピン78の内端寄りがガイドウェッジ7
の移動に伴いながらガイドレール5の側壁31の案内溝
35に沿って車体の前方に摺動し、リンクブラケット1
1の垂下片75が昇降リンク13の連結ピン77を介し
てガイドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体
の前方に移動し、リンクブラケット11が昇降リンク1
3を介してガイドウェッジ7と共にガイドレール5に対
して車体の前方に移動し、図23に示すように、昇降リ
ンク13の係合ピン78の外端寄りはガイドウェッジ7
の長孔69の他端に位置する。
【0147】昇降リンク13のガイドウェッジ7による
ガイドレール5に対する車体の前方への移動により、リ
ヤガイド6が昇降リンク13の支持ピン76を介してガ
イドウェッジ7と共にガイドレール5に沿って車体の前
方に移動し、リヤシュー72がリヤガイド6の移動に伴
いながらガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿っ
て車体の前方に摺動する。
【0148】リンクブラケット11の昇降リンク13に
よるガイドレール5に対する車体の前方への移動によ
り、リンクブラケット11の垂下片74がガイドレール
5に沿って車体の前方に移動し、昇降リンク14が連結
ピン86を介してリンクブラケット11の垂下片74と
共にガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、昇降
リンク14の係合ピン87がリンクブラケット11の垂
下片74の移動に伴いながらガイドウェッジ12のガイ
ド溝82の直線部83に沿って車体の前方に摺動し、フ
ロントガイド8が支持ピン85を介して昇降リンク14
と共にガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、フ
ロントシュー81がフロントガイド8の移動に伴いなが
らガイドレール5の側壁31のレール溝33及び仕切り
壁32のレール溝34に沿って車体の前方に摺動する。
【0149】リンクブラケット11の垂下片74及び垂
下片75のガイドレール5に沿った車体の前方への移動
により、リンクブラケット11が昇降リンク13及び昇
降リンク14を介してリヤガイド6及びフロントガイド
8と共にガイドレール5に沿って車体の前方に移動し、
スライドリッド4が前上がりに傾斜した状態のままリン
クブラケット11の移動に伴いながらガイドレール5に
沿って車体の前方に僅かに前進する。
【0150】昇降リンク14の係合ピン87のリンクブ
ラケット11の垂下片74の移動に伴うガイドウェッジ
12のガイド溝82の直線部83に沿った車体の前方へ
の摺動により、図23に示すように、昇降リンク14の
係合ピン87がガイドウェッジ12のガイド溝82の内
端の前壁に当接し、ガイドウェッジ12が昇降リンク1
4の係合ピン87を介してリンクブラケット11のガイ
ドレール5に対する車体の前方への移動を阻止する。
【0151】駆動シュー68の駆動ケーブル93の移動
に伴うガイドレール5の側壁31のレール溝33及び仕
切り壁32のレール溝34に沿った車体の前方への摺動
により、従動シュー88が駆動ケーブル93のワイヤ9
4を介して駆動シュー68と連動しながらガイドレール
5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32のレール
溝34に沿って車体の前方に摺動すると同時に、ロック
用カム89が従動シュー88の摺動に伴いながらガイド
レール5に沿って車体の前方に移動する。
【0152】リヤシュー72のリヤガイド6の移動に伴
うガイドレール5の側壁31の案内溝35に沿った車体
の前方への摺動により、ドレインシュー132がロッド
135を介してリヤシュー72と連動しながらガイドレ
ール5の側壁31の案内溝35に沿って車体の前方に摺
動すると同時に、リヤドレイン133がドレインシュー
132の摺動に伴いながらガイドレール5の上部を車体
の前方に向って移動し、図24に示すように、リヤドレ
イン133はルーフパネル1の開口部2の後縁の下部に
位置する。
【0153】[チルトリッド3のチルトダウン及びスラ
イドリッド4の後端の上昇]チルトリッド3が図24に
示すルーフパネル1の開口部2のフロント開口21を車
体の後方に向って開口するチルトアップ状態の位置か
ら、モータを逆転するように駆動すると、駆動ケーブル
93がモータの駆動に伴いながらガイドレール5の仕切
り壁32のレール溝34に沿って車体の前方に移動する
と同時に、駆動シュー68が駆動ケーブル93の移動に
伴いながらガイドレール5の側壁31のレール溝33及
び仕切り壁32のレール溝34に沿って車体の前方に摺
動し、ガイドウェッジ7が駆動シュー68の摺動に伴い
ながらガイドレール5に沿って車体の前方に移動する。
【0154】ガイドウェッジ7の駆動シュー68の摺動
に伴うガイドレール5に沿った車体の前方への移動によ
り、ガイドウェッジ7の長孔69が昇降リンク13の係
合ピン78の外端寄りに係合しながら車体の前方に移動
し、昇降リンク13の係合ピン78の外端寄りがガイド
ウェッジ7の長孔69の傾斜部71に沿って上方に摺動
し、昇降リンク13がガイドウェッジ7の移動に伴いな
がら支持ピン76を支点として図23の時計方向に回動
し、昇降リンク13の係合ピン78の内端寄りがガイド
レール5の側壁31の案内溝35からストッパ15の係
止溝79に入り込み、ストッパ15が昇降リンク13の
係合ピン78を介してスライドリッド4の車体の前後方
向への移動を阻止し、図13に示すように、昇降リンク
13の係合ピン78の外端寄りはガイドウェッジ7の長
孔69の一端に位置する。
【0155】昇降リンク13のガイドウェッジ7の移動
に伴う支持ピン76を支点とした回動により、リンクブ
ラケット11の垂下片75が昇降リンク13の回動に伴
いながら連結ピン77を介して上方に移動し、リンクブ
ラケット11が昇降リンク14の連結ピン86を支点と
して図23の反時計方向に回動し、スライドリッド4の
前端がリンクブラケット11の回動に伴いながらレイン
フォースメント20の後縁寄りの上部に向って僅かに下
降し、スライドリッド4の後端がリンクブラケット11
の回動に伴いながらリヤドレイン133の上部からルー
フパネル1の開口部2の後縁に向って上昇し、図4に示
すように、リヤドレイン133の前壁のウェザストリッ
プ134が保持枠27のスライドリッド4の後端に相当
する下面に対して離脱する。
【0156】スライドリッド4の後端のリンクブラケッ
ト11の回動に伴う上昇により、図3及び図4に示すよ
うに、スライドリッド4の両側及び後端のウェザストリ
ップ26がルーフパネル1の開口部2の両側縁及び後縁
の水切片16の内側面に圧接し、図1に示すように、ス
ライドリッド4がルーフパネル1の開口部2のセンター
開口22を閉塞する全閉状態となる。
【0157】その後、サンシェード136の取手を手で
掴んでルーフパネル1の開口部2の後方とルーフライニ
ング137との間の収納部139からスライドリッド4
の下方に向って車体の前方に移動することにより、サン
シェード136がガイドレール5,5の側壁31,31
の案内溝37,37に沿って車体の前方に移動し、図3
に示すように、サンシェード136はルーフパネル1の
開口部2のセンター開口22を閉塞するスライドリッド
4の下方に位置し、スライドリッド4を通過する光線を
サンシェード136により遮蔽する。
【0158】駆動シュー68の駆動ケーブル93の移動
に伴うガイドレール5の側壁31のレール溝33及び仕
切り壁32のレール溝34に沿った車体の前方への摺動
により、従動シュー88が駆動ケーブル93のワイヤ9
4を介して駆動シュー68と連動しながらガイドレール
5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32のレール
溝34に沿って車体の前方に摺動すると同時に、ロック
用カム89が従動シュー88の摺動に伴いながらガイド
レール5に沿って車体の前方に移動し、ロッキングレバ
ー104のロックピン105がロック用カム89のカム
溝90の直線部91に入り込む。
【0159】ロック用カム89の従動シュー88の摺動
に伴うガイドレール5に沿った車体の前方への移動によ
り、ロッキングレバー104のロックピン105がロッ
ク用カム89のカム溝90の傾斜部92に沿って下方に
摺動し、ロッキングレバー104がロック用カム89の
移動に伴ってねじりコイルバネ106の付勢力に抗しな
がらフロントガイド101の支持ピン102を支点とし
て図26の時計方向に回動し、ロッキングレバー104
のロックピン105の先端部がロック部材108の係止
溝109よりガイドレール5の仕切り壁32の案内溝3
6に入り込み、図16に示すように、ロッキングレバー
104のロックピン105はロック用カム89のカム溝
90の傾斜部92の内端に位置する。
【0160】ロッキングレバー104のロック用カム8
9の移動に伴うフロントガイド101の支持ピン102
を支点とした回動により、ロック部材108がロッキン
グレバー104のロックピン105のロックを解除し、
図16に示すように、ロック用カム89はロッキングレ
バー104のロックピン105を介してフロントガイド
101と連結状態となる。
【0161】その後、ロック用カム89が従動シュー8
8の摺動に伴いながらガイドレール5に沿って車体の前
方に移動すると、ロッキングレバー104のロックピン
105の先端部がロック用カム89の移動に伴いながら
ガイドレール5の仕切り壁32の案内溝36に沿って車
体の前方に摺動し、フロントガイド101がロッキング
レバー104のロックピン105を介してロック用カム
89と連動しながらガイドレール5に沿って車体の前方
に移動し、フロントシュー100がフロントガイド10
1の移動に伴いながらガイドレール5の側壁31のレー
ル溝33及び仕切り壁32のレール溝34に沿って車体
の前方に摺動する。
【0162】フロントシュー100のフロントガイド1
01の移動に伴うガイドレール5の側壁31のレール溝
33及び仕切り壁32のレール溝34に沿った車体の前
方への摺動により、フロントシュー44が接合板107
を介してフロントシュー100と連動しながらガイドレ
ール5の側壁31のレール溝33及び仕切り壁32のレ
ール溝34に沿って車体の前方に摺動すると同時に、ガ
イドウェッジ45のフロントガイド部46及びチルトガ
イド部47がフロントシュー44の摺動に伴いながらガ
イドレール5の傾斜部29に沿って車体の前方に移動す
る。
【0163】ガイドウェッジ45のフロントガイド部4
6のフロントシュー44の摺動に伴うガイドレール5の
傾斜部29に沿った車体の前方への移動により、ガイド
ウェッジ45のフロントガイド部46のガイド孔48が
支持リンク63の係合ピン65に係合しながら車体の前
方に移動し、支持リンク63の係合ピン65がガイドウ
ェッジ45のフロントガイド部46のガイド孔48に沿
って上方に摺動し、支持リンク63がガイドウェッジ4
5のフロントガイド部46の移動に伴いながら支持ピン
64を支点としてブラケット61の支持孔62に対して
図25の反時計方向に揺動し、図6に示すように、支持
リンク63はガイドレール5の傾斜部29と略平行な状
態となり、支持リンク63の係合ピン65はガイドウェ
ッジ45のフロントガイド部46のガイド孔48の一端
に位置する。
【0164】支持リンク63のガイドウェッジ45のフ
ロントガイド部46の移動に伴う支持ピン64を支点と
したブラケット61の支持孔62に対する揺動により、
リンクブラケット50の垂下片52が支持リンク63の
揺動に伴いながら連結ピン66を介して下方に僅かに移
動し、チルトリッド3の前端がリンクブラケット50の
垂下片52の移動に伴いながらルーフパネル1の開口部
2の前縁に向って僅かに下降する。
【0165】ガイドウェッジ45のチルトガイド部47
のフロントシュー44の摺動に伴うガイドレール5の傾
斜部29に沿った車体の前方への移動により、ガイドウ
ェッジ45のチルトガイド部47の長孔49がチルトリ
ンク54の支持ピン57に係合しながらガイドレール5
に沿って車体の前方に移動し、ガイドウェッジ45のチ
ルトガイド部47の長孔49の他端がチルトリンク54
の支持ピン57をガイドレール5に沿って車体の前方に
移動し、チルトリンク54の係合ピン58がガイドウェ
ッジ45のチルトガイド部47のカム部55に係合しな
がら前縁から上縁に向って上方に従動すると同時に、チ
ルトリンク54の係合ピン59がガイドウェッジ45の
チルトガイド部47のカム溝56に係合しながら上縁か
ら内端に向って下方に従動し、チルトリンク54がガイ
ドウェッジ45のチルトガイド部47の移動に伴いなが
ら支持ピン57を支点として図25の時計方向に回動
し、図6に示すように、チルトリンク54はガイドレー
ル5の傾斜部29と略平行な状態となり、チルトリンク
54の支持ピン57はガイドウェッジ45のチルトガイ
ド部47の長孔49の一端に位置し、チルトリンク54
の係合ピン58はガイドウェッジ45のチルトガイド部
47のカム部55の上縁に位置し、チルトリンク54の
係合ピン59はガイドウェッジ45のチルトガイド部4
7のカム溝56の内端に位置する。
【0166】チルトリンク54のガイドウェッジ45の
チルトガイド部47の移動に伴う支持ピン57を支点と
した回動により、リンクブラケット50の垂下片53が
チルトリンク54の回動に伴いながら連結ピン60を介
して下方に移動し、リンクブラケット50が支持リンク
63の連結ピン66を支点として図25の時計方向に回
動し、チルトリッド3の後端がリンクブラケット50の
回動に伴いながらルーフパネル1の開口部2の後縁に向
って下降し、図2及び図4に示すように、チルトリッド
3の前端及び両側のウェザストリップ23がルーフパネ
ル1の開口部2の前縁及び両側縁の水切片16の内側面
に圧接し、チルトリッド3の後端のウェザストリップ2
3がスライドリッド4の前端のウェザストリップ26に
圧接し、図1に示すように、チルトリッド3がルーフパ
ネル1の開口部2のフロント開口21を閉塞する全閉状
態となる。
【0167】チルトリッド3及びスライドリッド4が図
1に示すルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態
において、雨水がルーフパネル1の開口部2の前縁及び
両側縁の水切片16とチルトリッド3の前端及び両側の
ウェザストリップ23との間を通って車室内に侵入する
と、雨水はフロントドレイン110の雨樋部の2隅に流
れた後、雨水をフロントドレイン110の雨樋部の2隅
の水抜きパイプ114,114からドレインホースを通
って車室外に排出する。
【0168】チルトリッド3及びスライドリッド4が図
1に示すルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態
の時に、雨水がルーフパネル1の開口部2の両側縁の水
切片16とスライドリッド4の両側のウェザストリップ
26との間を通って車室内に侵入すると、雨水はガイド
レール5の雨樋40からフロントドレイン110あるい
はエンドキャップ115に流れた後、雨水をフロントド
レイン110の水抜きパイプ114及びエンドキャップ
115の水抜きパイプ116からドレインホースを通っ
て車室外に排出する。
【0169】また、チルトリッド3及びスライドリッド
4が図1に示すルーフパネル1の開口部2を閉塞する全
閉状態の時に、雨水がチルトリッド3の後端のウェザス
トリップ23とスライドリッド4の前端のウェザストリ
ップ26との間を通って車室内に侵入すると、雨水はレ
インフォースメント20の前縁あるいは後縁からセンタ
ードレイン124あるいはセンタードレイン128に流
れた後、雨水はセンタードレイン124及びセンタード
レイン128の両端からガイドレール5の雨樋40に流
れ、雨水をフロントドレイン110の水抜きパイプ11
4及びエンドキャップ115の水抜きパイプ116から
ドレインホースを通って車室外に排出する。
【0170】さらに、チルトリッド3及びスライドリッ
ド4が図1に示すルーフパネル1の開口部2を閉塞する
全閉状態の時に、雨水がルーフパネル1の開口部2の後
縁の水切片16とスライドリッド4の後端のウェザスト
リップ26との間を通って車室内に侵入すると、雨水は
リヤドレイン133の両端からガイドレール5の雨樋4
0に流れた後、雨水をフロントドレイン110の水抜き
パイプ114及びエンドキャップ115の水抜きパイプ
116からドレインホースを通って車室外に排出する。
【0171】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のサンルー
フ装置によれば、第1の蓋体及び第2の蓋体がルーフパ
ネルの開口部を閉塞する全閉状態において、第1のフラ
ップ用案内体を案内軌道に沿って車体の後方に移動する
ことにより、第1のフラップ用案内体が第1の連接体の
中央付近に係合しながら案内軌道に沿って車体の後方に
移動するので、第1の連接体を第1のフラップ用案内体
の移動に伴いながら第1のスライド用案内体に対して伏
せ倒れるように回動することができ、支持体の後端が第
1の連接体の回動に伴いながら下方に向って移動するの
で、第2の蓋体の後端を支持体の後端の移動に伴いなが
らルーフパネルの開口部の後縁から案内軌道の上部に向
って下降させることができ、第1の連接体を回動する時
の抵抗が小さいので、支持体の後端の第1の連接体の回
動に伴う下方への移動を安定した状態でスムーズに行う
ことができ、従来のように第2の蓋体の後端が第1の連
接体により案内軌道の上部に向って急激に下降すること
がないので、第2の蓋体の後端の下降時に第1の連接体
の案内軌道に対する衝突による大きな衝撃音が発生せ
ず、乗員に衝撃音による不快感を与えないようにするこ
とができる。
【0172】また、チルト機構が着脱機構を介して第1
のフラップ用案内体と連動しながら第1の蓋体の後端を
上方に向って持ち上げるので、第1の蓋体をチルト機構
によりルーフパネルの開口部に対してチルトアップ状態
とすることができ、着脱機構が第1の蓋体の後端のチル
ト機構による上方移動完了後に第1のフラップ用案内体
と離脱されるので、第1の蓋体のチルトアップ状態の姿
勢を保持することができる。
【0173】さらに、支持体が第1の連接体を介して第
1のフラップ用案内体と共に案内軌道に沿って車体の後
方に移動するので、第2の連接体を支持体と共に案内軌
道に沿って車体の後方に移動することができ、第2の連
接体の中央付近が第2のフラップ用案内体に係合しなが
ら車体の後方に向って移動するので、第2の連接体を支
持体の移動に伴いながら第2のフラップ用案内体により
第2のスライド用案内体に対して伏せ倒れるように回動
することができ、支持体の前端が第2の連接体の回動に
伴いながら下方に向って移動するので、第2の蓋体の前
端を支持体の前端の移動に伴いながら案内軌道の上部に
向って下降させることができ、第2の蓋体と案内軌道と
の間隔が第1の連接体及び第2の連接体の幅程度まで狭
くなるので、装置全体の上下方向の寸法を小さくするこ
とができ、車の天井が低くならないので、車室内の居住
性を良くすることができ、支持体が第1の連接体及び第
2の連接体を介して第1のスライド用案内体及び第2の
スライド用案内体と共に案内軌道に沿って車体の後方に
移動するので、第2の蓋体を支持体の移動に伴いながら
案内軌道に沿って車体の後方に後退させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すサンルーフ装置の要
部側断面図
【図2】図1の要部正断面図
【図3】図1の要部正断面図
【図4】図1の要部側断面図
【図5】図1の要部斜視図
【図6】図4の要部拡大側断面図
【図7】図6の要部平面図
【図8】図6の要部正断面図
【図9】図6の要部正断面図
【図10】図6の要部正断面図
【図11】図6の要部正断面図
【図12】図6の要部正断面図
【図13】図4の要部拡大側断面図
【図14】図13の要部平面図
【図15】図13の要部正断面図
【図16】図1の要部拡大側断面図
【図17】図16の要部正断面図
【図18】図16の要部平面図
【図19】図16の要部正断面図
【図20】図16の要部正面図
【図21】図16の要部正断面図
【図22】図1の要部拡大正面図
【図23】リンクブラケットの後端の昇降リンクによる
下方への移動状態を示す要部側断面図
【図24】チルトリッドのチルトアップ状態及びスライ
ドリッドの後端の下降状態を示す要部側断面図
【図25】図24の要部拡大側断面図
【図26】フロントガイドのロッキングレバーのロック
ピンによるロック部材に対するロック前の状態を示す要
部側断面図
【図27】図24の要部側断面図
【図28】リンクブラケットの昇降リンクによるガイド
レールに対する車体の後方への移動状態を示す要部側断
面図
【図29】ルーフパネルの開口部の開放状態を示す要部
側断面図
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 開口部 3 チルトリッド 4 スライドリッド 5 ガイドレール 6 リヤガイド 7 ガイドウェッジ 8 フロントガイド 9 チルト機構 10 着脱機構 11 リンクブラケット 12 ガイドウェッジ 13 昇降リンク 14 昇降リンク 15 ストッパ 16 水切片 17 フランジ 18 レインフォースメント 19 張出片 20 レインフォースメント 21 フロント開口 22 センター開口 23 ウェザストリップ 24 保持枠 25 シール材 26 ウェザストリップ 27 保持枠 28 リッドカバー 29 傾斜部 30 底壁 31 側壁 32 仕切り壁 33 レール溝 34 レール溝 35 案内溝 36 案内溝 37 案内溝 38 張出片 39 防水壁 40 雨樋 41 立上り片 42 取付片 43 透孔 44 フロントシュー 45 ガイドウェッジ 46 フロントガイド部 47 チルトガイド部 48 ガイド孔 49 長孔 50 リンクブラケット 51 基体 52 垂下片 53 垂下片 54 チルトリンク 55 カム部 56 カム溝 57 支持ピン 58 係合ピン 59 係合ピン 60 連結ピン 61 ブラケット 62 支持孔 63 支持リンク 64 支持ピン 65 係合ピン 66 連結ピン 67 リヤ昇降機構 68 駆動シュー 69 長孔 70 直線部 71 傾斜部 72 リヤシュー 73 基体 74 垂下片 75 垂下片 76 支持ピン 77 連結ピン 78 係合ピン 79 係止溝 80 フロント昇降機構 81 フロントシュー 82 ガイド溝 83 直線部 84 傾斜部 85 支持ピン 86 連結ピン 87 係合ピン 88 従動シュー 89 ロック用カム 90 カム溝 91 直線部 92 傾斜部 93 駆動ケーブル 94 ワイヤ 95 突条 96 係止パイプ 97 係止パイプ 98 係止キャップ 99 係止パイプ 100 フロントシュー 101 フロントガイド 102 支持ピン 103 大径部 104 ロッキングレバー 105 ロックピン 106 ねじりコイルバネ 107 接合板 108 ロック部材 109 係止溝 110 フロントドレイン 111 前壁 112 張出片 113 シール材 114 水抜きパイプ 115 エンドキャップ 116 水抜きパイプ 117 センタートラバーサ 118 リヤトラバーサ 119 ブラケット 120 ハウジング 121 ギア 122 アウターチューブ 123 アウターチューブ 124 センタードレイン 125 後壁 126 張出片 127 シール材 128 センタードレイン 129 前壁 130 張出片 131 シール材 132 ドレインシュー 133 リヤドレイン 134 ウェザストリップ 135 ロッド 136 サンシェード 137 ルーフライニング 138 室内開口 139 収納部 140 ルーフサイドレール 141 張出片 142 ボルト 143 ナット 144 ボルト 145 ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフパネルに開口部を形成し、
    前記ルーフパネルの開口部に第1の蓋体及び第2の蓋体
    をそれぞれ配設したサンルーフ装置において、前記ルー
    フパネルの開口部の両側下部に前記車体の前後方向に沿
    って互いに平行な一対の案内軌道をそれぞれ配設し、前
    記案内軌道に前記車体の後方から第1のスライド用案内
    体,第1のフラップ用案内体及び第2のスライド用案内
    体をそれぞれ移動自在に設けると共に、前記案内軌道の
    前記第2のスライド用案内体の前方に前記第1のフラッ
    プ用案内体と連動して前記第1の蓋体の後端を上方に向
    って持ち上げるチルト機構を設け、前記案内軌道の前記
    第2のスライド用案内体と前記チルト機構との間に、前
    記第1の蓋体の後端の前記チルト機構による上方移動完
    了後に離脱されると共に、前記第1の蓋体の後端の前記
    チルト機構による下方移動開始時に連結されるようにし
    た着脱機構を設け、前記第2の蓋体の両側下部に前記案
    内軌道の長手方向に沿って互いに平行な一対の支持体を
    それぞれ配設し、前記案内軌道の前記第2のスライド用
    案内体の側部に第2のフラップ用案内体を固設し、前記
    第1のスライド用案内体と前記支持体の後端寄りとの間
    に前記第2の蓋体の後端を昇降する第1の連接体を設
    け、前記第1のスライド用案内体に前記第1の連接体の
    一端部を回動自在に支持し、前記支持体の後端寄りに前
    記第1の連接体の他端部を回動自在に連結し、前記第1
    のフラップ用案内体に前記第1の連接体の中央付近を移
    動自在に係合し、前記第2のスライド用案内体と前記支
    持体の前端寄りとの間に前記第2の蓋体の前端を昇降す
    る第2の連接体を設け、前記第2のスライド用案内体に
    前記第2の連接体の一端部を回動自在に支持し、前記支
    持体の前端寄りに前記第2の連接体の他端部を回動自在
    に連結し、前記第2のフラップ用案内体に前記第2の連
    接体の中央付近を移動自在に係合したことを特徴とする
    サンルーフ装置。
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