JPH10291724A - シート仕分け装置及びシート仕分け装置の制御方法 - Google Patents
シート仕分け装置及びシート仕分け装置の制御方法Info
- Publication number
- JPH10291724A JPH10291724A JP9115017A JP11501797A JPH10291724A JP H10291724 A JPH10291724 A JP H10291724A JP 9115017 A JP9115017 A JP 9115017A JP 11501797 A JP11501797 A JP 11501797A JP H10291724 A JPH10291724 A JP H10291724A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- sheet
- capacity
- group
- trays
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
- G03G15/6538—Devices for collating sheet copy material, e.g. sorters, control, copies in staples form
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H39/00—Associating, collating, or gathering articles or webs
- B65H39/10—Associating articles from a single source, to form, e.g. a writing-pad
- B65H39/11—Associating articles from a single source, to form, e.g. a writing-pad in superposed carriers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2408/00—Specific machines
- B65H2408/10—Specific machines for handling sheet(s)
- B65H2408/11—Sorters or machines for sorting articles
- B65H2408/113—Sorters or machines for sorting articles with variable location in space of the bins relative to a stationary in-feed path
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Collation Of Sheets And Webs (AREA)
- Pile Receivers (AREA)
- Sorting Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トレイの移動距離を短くすることができ、操
作性も良好なシート仕分け装置を提供すること 【解決手段】 装置本体11の片面に搬送部12を有
し、反対側面にソーター用の多数のトレイ14aを有す
るトレイ群14と、大容量トレイ15が設けられる。ト
レイ群と大容量トレイは、スライド枠体18に取り付け
られ、一体的に上下移動し、所定のトレイがシート排出
口に対向し、排出されるシートを受け取るようになって
いる。大容量トレイをトレイ群の下側に位置させたた
め、大容量トレイを使用する状態からトレイ群の最上段
のトレイを使用する状態に切り替えるために移動する距
離は、トレイ群の高さ分で済むため、その移動距離が短
くなる。さらに、大容量トレイは着脱自在となっている
ので、シート束の取り出しが容易に行え、取り外した状
態で使用することにより、負荷が軽くなる。
作性も良好なシート仕分け装置を提供すること 【解決手段】 装置本体11の片面に搬送部12を有
し、反対側面にソーター用の多数のトレイ14aを有す
るトレイ群14と、大容量トレイ15が設けられる。ト
レイ群と大容量トレイは、スライド枠体18に取り付け
られ、一体的に上下移動し、所定のトレイがシート排出
口に対向し、排出されるシートを受け取るようになって
いる。大容量トレイをトレイ群の下側に位置させたた
め、大容量トレイを使用する状態からトレイ群の最上段
のトレイを使用する状態に切り替えるために移動する距
離は、トレイ群の高さ分で済むため、その移動距離が短
くなる。さらに、大容量トレイは着脱自在となっている
ので、シート束の取り出しが容易に行え、取り外した状
態で使用することにより、負荷が軽くなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート仕分け装置
及びシート仕分け装置の制御方法に関するもので、より
具体的には、例えば印刷機や複写機等の画像形成装置の
排出側に装着され、その画像形成装置から排出されるシ
ートを多数収納するための大容量トレイと、ソート用の
複数のトレイとを備えたシート仕分け装置及びシート仕
分け装置の制御方法に関する。
及びシート仕分け装置の制御方法に関するもので、より
具体的には、例えば印刷機や複写機等の画像形成装置の
排出側に装着され、その画像形成装置から排出されるシ
ートを多数収納するための大容量トレイと、ソート用の
複数のトレイとを備えたシート仕分け装置及びシート仕
分け装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、最近の多くの
複写機にはソーター機構が付いている。コピーされて排
出されてくるシートを受け取る位置に多数のトレイ(ビ
ンとも称される)がある。各トレイは適当な間隔をおい
て上下に整列配置されており、多数のトレイが一斉に上
下動するタイプと、各トレイが順に個別に上下動するタ
イプとがある。いずれの場合も、この上下動により、所
定のトレイをシート排出口に位置決めし、排出されてく
るシートをそのトレイの上に載せる。そして、排出され
るシートのタイミングに合わせてトレイを上下させるこ
とにより、ソートすることができるようになっている。
複写機にはソーター機構が付いている。コピーされて排
出されてくるシートを受け取る位置に多数のトレイ(ビ
ンとも称される)がある。各トレイは適当な間隔をおい
て上下に整列配置されており、多数のトレイが一斉に上
下動するタイプと、各トレイが順に個別に上下動するタ
イプとがある。いずれの場合も、この上下動により、所
定のトレイをシート排出口に位置決めし、排出されてく
るシートをそのトレイの上に載せる。そして、排出され
るシートのタイミングに合わせてトレイを上下させるこ
とにより、ソートすることができるようになっている。
【0003】そして、通常多数のトレイのうちの一番上
にあるトレイは、ソーターを使用しない場合に用いるよ
うになっている。つまり、通常(ソーターとして使用し
ない)は、最上段のトレイのみを使用し、そのトレイ上
に順次シートを排出する。これにより、排出されたシー
トは、最上段のトレイ上に積載されるため、その上方が
開放状態なのでとりやすい。また、ソーターとして使用
する場合には、2番目より下方のトレイを使用し、順次
所定のトレイ上に排出することにより、丁合,スタック
処理をするようになる。
にあるトレイは、ソーターを使用しない場合に用いるよ
うになっている。つまり、通常(ソーターとして使用し
ない)は、最上段のトレイのみを使用し、そのトレイ上
に順次シートを排出する。これにより、排出されたシー
トは、最上段のトレイ上に積載されるため、その上方が
開放状態なのでとりやすい。また、ソーターとして使用
する場合には、2番目より下方のトレイを使用し、順次
所定のトレイ上に排出することにより、丁合,スタック
処理をするようになる。
【0004】一方、印刷機等の同一原稿を多数枚連続印
刷・出力するような画像形成装置のシート排出側には、
一度に100枚以上のシートを受け取る大容量トレイが
装着されたものもある。なお、上記したソーター機構を
構成する各トレイは、一度に積載可能な枚数は、数十枚
程度である。
刷・出力するような画像形成装置のシート排出側には、
一度に100枚以上のシートを受け取る大容量トレイが
装着されたものもある。なお、上記したソーター機構を
構成する各トレイは、一度に積載可能な枚数は、数十枚
程度である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機でも
大量の枚数を同一トレイ上に出力したいという要求があ
り、逆に同一原稿を多数印刷出力するような印刷機であ
っても、ソーター機構がほしいという要求がある。そこ
で、係る要求を満足するような仕分け装置を考えると、
従来公知の複写機に用いられるソーター機構における複
数のトレイのうち、ソーター機能を使わない時に使用さ
れる最上段のトレイを、大容量トレイに置き換えること
が考えられる。
大量の枚数を同一トレイ上に出力したいという要求があ
り、逆に同一原稿を多数印刷出力するような印刷機であ
っても、ソーター機構がほしいという要求がある。そこ
で、係る要求を満足するような仕分け装置を考えると、
従来公知の複写機に用いられるソーター機構における複
数のトレイのうち、ソーター機能を使わない時に使用さ
れる最上段のトレイを、大容量トレイに置き換えること
が考えられる。
【0006】しかし、シートの排出口は、積載するトレ
イの上側に位置させる必要があるとともに、大容量トレ
イはそのトレイの上に多数のシートを積層させるために
トレイの底面とシートの排出口との鉛直方向の離隔距離
は他のトレイのものに比べて非常に大きくとる必要があ
るので、画像形成装置側のシート排出口が1箇所で固定
とすると、トレイの移動距離は、ソーター用の複数のト
レイ(トレイ群)の高さと、大容量トレイの高さを合わ
せたものとなり、非常に長くなる。よって、移動に時間
がかかるばかりでなく、トレイを昇降移動させるための
駆動機構も大型化し、ひいては仕分け装置の大型化を招
く。
イの上側に位置させる必要があるとともに、大容量トレ
イはそのトレイの上に多数のシートを積層させるために
トレイの底面とシートの排出口との鉛直方向の離隔距離
は他のトレイのものに比べて非常に大きくとる必要があ
るので、画像形成装置側のシート排出口が1箇所で固定
とすると、トレイの移動距離は、ソーター用の複数のト
レイ(トレイ群)の高さと、大容量トレイの高さを合わ
せたものとなり、非常に長くなる。よって、移動に時間
がかかるばかりでなく、トレイを昇降移動させるための
駆動機構も大型化し、ひいては仕分け装置の大型化を招
く。
【0007】さらに、ソーターを使用しない場合には、
排出されるシートは大容量トレイに与えれるので、例え
ば1枚〜数枚程度の場合にも大容量トレイ上に積載され
ることになる。そして、大容量トレイは、数百枚を積載
可能とするために、その側面にガイド(壁)を設置して
いるのがほとんどであるので、上記のように数枚程度の
シートを大容量トレイ上に積載すると、その後の取り出
す際にガイドが邪魔となり、シートの取り出し処理が煩
雑となる。
排出されるシートは大容量トレイに与えれるので、例え
ば1枚〜数枚程度の場合にも大容量トレイ上に積載され
ることになる。そして、大容量トレイは、数百枚を積載
可能とするために、その側面にガイド(壁)を設置して
いるのがほとんどであるので、上記のように数枚程度の
シートを大容量トレイ上に積載すると、その後の取り出
す際にガイドが邪魔となり、シートの取り出し処理が煩
雑となる。
【0008】また、ソーター機能を使用した場合には、
複数のトレイ及び大容量トレイ全体を同時に昇降させる
ことになる。すると、大容量トレイは大型で重量も増す
のでそれら全体を昇降させるためには、大きな力が必要
となり、駆動モータの容量も大きなものが必要となる。
複数のトレイ及び大容量トレイ全体を同時に昇降させる
ことになる。すると、大容量トレイは大型で重量も増す
のでそれら全体を昇降させるためには、大きな力が必要
となり、駆動モータの容量も大きなものが必要となる。
【0009】さらに、通常、ソーター機能を使用する場
合には、複数のトレイの一番上から順に排出していく。
つまり、一番上のトレイにシートを排出したならば、複
数のトレイの配置ピッチ分だけ上昇させ、2番目のトレ
イにシートを排出する。以後、順に配置ピッチ分ずつ間
欠移動しながらトレイを上昇させる。そして、所定枚数
シートを排出したならば、一気に複数のトレイ並びに大
容量トレイを下降させる。そして、再び一番上のトレイ
から順にシートを排出していくようになる。すると、重
力に逆らって間欠移動させるとともに、駆動モータは回
転開始時に最も大きなトルクが必要となることから、上
記のように上昇時に間欠駆動させるのは、より大きな負
荷がかかり、駆動モータ容量がさらに増大するという問
題を有する。
合には、複数のトレイの一番上から順に排出していく。
つまり、一番上のトレイにシートを排出したならば、複
数のトレイの配置ピッチ分だけ上昇させ、2番目のトレ
イにシートを排出する。以後、順に配置ピッチ分ずつ間
欠移動しながらトレイを上昇させる。そして、所定枚数
シートを排出したならば、一気に複数のトレイ並びに大
容量トレイを下降させる。そして、再び一番上のトレイ
から順にシートを排出していくようになる。すると、重
力に逆らって間欠移動させるとともに、駆動モータは回
転開始時に最も大きなトルクが必要となることから、上
記のように上昇時に間欠駆動させるのは、より大きな負
荷がかかり、駆動モータ容量がさらに増大するという問
題を有する。
【0010】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題点を解
決し、トレイの移動距離を短くすることができ、装置全
体並びに各トレイを昇降移動させるための駆動装置の小
型化を図ることができ、また、トレイを昇降させるため
の駆動モータのモータ容量を小さくすることができ、大
容量トレイに排出供給されたシート束を取り出しやすく
でき、大容量トレイの下側に物品があってもトレイ群を
用いたソーター機能を発揮できるシート仕分け装置を提
供することにある。
もので、その目的とするところは、上記した問題点を解
決し、トレイの移動距離を短くすることができ、装置全
体並びに各トレイを昇降移動させるための駆動装置の小
型化を図ることができ、また、トレイを昇降させるため
の駆動モータのモータ容量を小さくすることができ、大
容量トレイに排出供給されたシート束を取り出しやすく
でき、大容量トレイの下側に物品があってもトレイ群を
用いたソーター機能を発揮できるシート仕分け装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係るシート仕分け装置では、複数のト
レイを備えたトレイ群と多数のシートを積載可能な大容
量トレイとが装置本体に取り付けられ、前記装置本体内
に設けられたシート搬送手段で搬送されたシートを前記
トレイ群の前記トレイ又は前記大容量トレイ中に仕分け
するシート仕分け装置であって、前記トレイ群の前記ト
レイ及び前記大容量トレイは、前記トレイ群を前記大容
量トレイより上方に位置して前記装置本体に取り付けら
れ、前記装置本体内に設けられた移動機構により同期し
て上下移動可能に構成した(請求項1)。
ために、本発明に係るシート仕分け装置では、複数のト
レイを備えたトレイ群と多数のシートを積載可能な大容
量トレイとが装置本体に取り付けられ、前記装置本体内
に設けられたシート搬送手段で搬送されたシートを前記
トレイ群の前記トレイ又は前記大容量トレイ中に仕分け
するシート仕分け装置であって、前記トレイ群の前記ト
レイ及び前記大容量トレイは、前記トレイ群を前記大容
量トレイより上方に位置して前記装置本体に取り付けら
れ、前記装置本体内に設けられた移動機構により同期し
て上下移動可能に構成した(請求項1)。
【0012】係る構成にすると、大容量トレイにシート
を排出する場合には、大容量トレイ,トレイ群を上下移
動させて大容量トレイをシート排出口近傍に位置させ
る。また、ソーターを使用する場合には、大容量トレ
イ,トレイ群を上下移動させてトレイ群を構成する所定
のトレイをシート排出口近傍に位置させる。ところで、
当然のことであるが、排出されたシートを受け取るトレ
イは、必ずシート排出口よりも下側に位置する必要があ
る。したがって、本発明では、トレイ群の下側に大容量
トレイを配置したことにより、トレイ群を構成するすべ
てのトレイ及び大容量トレイに対してシートの排出を許
容するためには、最上段のトレイの上面と、大容量トレ
イの上方の間に相当する距離だけ移動させる必要があ
る。そして、大容量トレイの上方とは、トレイ群の最下
段のトレイの下面以下であれば良いので、結局、トレイ
の移動距離・範囲は、トレイ群の高さで済むため、短く
なり小型化を図ることができる。そして、移動距離がト
レイ群の高さとなると、大容量トレイの高さは関係ない
ので、大容量トレイの最大積載量を増加しても移動距離
はかわらない。
を排出する場合には、大容量トレイ,トレイ群を上下移
動させて大容量トレイをシート排出口近傍に位置させ
る。また、ソーターを使用する場合には、大容量トレ
イ,トレイ群を上下移動させてトレイ群を構成する所定
のトレイをシート排出口近傍に位置させる。ところで、
当然のことであるが、排出されたシートを受け取るトレ
イは、必ずシート排出口よりも下側に位置する必要があ
る。したがって、本発明では、トレイ群の下側に大容量
トレイを配置したことにより、トレイ群を構成するすべ
てのトレイ及び大容量トレイに対してシートの排出を許
容するためには、最上段のトレイの上面と、大容量トレ
イの上方の間に相当する距離だけ移動させる必要があ
る。そして、大容量トレイの上方とは、トレイ群の最下
段のトレイの下面以下であれば良いので、結局、トレイ
の移動距離・範囲は、トレイ群の高さで済むため、短く
なり小型化を図ることができる。そして、移動距離がト
レイ群の高さとなると、大容量トレイの高さは関係ない
ので、大容量トレイの最大積載量を増加しても移動距離
はかわらない。
【0013】そして好ましくは、前記大容量トレイは、
前記装置本体に対して取り外し可能に装着されるように
構成することである(請求項3)。係る構成にすると、
たとえば大容量トレイを使用しない場合、つまり、トレ
イ群を使用する場合には、重量並びに容積のかさむ大容
量を取り外した状態で使用することができ、昇降移動さ
せる際の負荷が軽くなり、消費電力も少なくて済む。さ
らに、大容量トレイを使用して所定枚数のシートを排出
した場合に、その大容量トレイ上に積載されたシート束
を取り出す際に一旦大容量トレイを取り外すこともでき
る。つまり、たとえば大容量トレイとトレイ群との間隔
が狭いとし、しかも、大容量トレイ内に多数のシートが
積載された場合には、大容量トレイを取り付けた状態の
ままでは取り出しにくくなる。そこで、一旦大容量トレ
イを取り外すことにより、その周囲の空間を開放するこ
とができ、そのため、シート束を容易に取り出すことが
できる。
前記装置本体に対して取り外し可能に装着されるように
構成することである(請求項3)。係る構成にすると、
たとえば大容量トレイを使用しない場合、つまり、トレ
イ群を使用する場合には、重量並びに容積のかさむ大容
量を取り外した状態で使用することができ、昇降移動さ
せる際の負荷が軽くなり、消費電力も少なくて済む。さ
らに、大容量トレイを使用して所定枚数のシートを排出
した場合に、その大容量トレイ上に積載されたシート束
を取り出す際に一旦大容量トレイを取り外すこともでき
る。つまり、たとえば大容量トレイとトレイ群との間隔
が狭いとし、しかも、大容量トレイ内に多数のシートが
積載された場合には、大容量トレイを取り付けた状態の
ままでは取り出しにくくなる。そこで、一旦大容量トレ
イを取り外すことにより、その周囲の空間を開放するこ
とができ、そのため、シート束を容易に取り出すことが
できる。
【0014】一方、前記トレイ群の前記トレイ及び前記
大容量トレイの待機位置において、前記シート搬送手段
のシート排出部が、鉛直方向に関して前記トレイ群の最
下段のトレイと前記大容量トレイとの間に位置するよう
に構成しても良い(請求項2)。このようにすると、通
常のソートをしない排出処理を行う場合には、トレイを
移動させることなく待機状態のままシートを排出して
も、大容量トイレの上に積載収納できる。前記大容量ト
レイは、前記装置本体に装着した状態において、装置本
体側を回動中心として、排出されたシートを受け取る基
準位置と先端側が上昇した待避位置との間で回動可能と
してもよい(請求項4)。これを実現したのが第2の実
施の形態である。
大容量トレイの待機位置において、前記シート搬送手段
のシート排出部が、鉛直方向に関して前記トレイ群の最
下段のトレイと前記大容量トレイとの間に位置するよう
に構成しても良い(請求項2)。このようにすると、通
常のソートをしない排出処理を行う場合には、トレイを
移動させることなく待機状態のままシートを排出して
も、大容量トイレの上に積載収納できる。前記大容量ト
レイは、前記装置本体に装着した状態において、装置本
体側を回動中心として、排出されたシートを受け取る基
準位置と先端側が上昇した待避位置との間で回動可能と
してもよい(請求項4)。これを実現したのが第2の実
施の形態である。
【0015】そして、このようにすると、大容量トレイ
の下方に物体があっても、大容量トレイを使用する位置
でその物体が大容量トレイに当って上方に突き上げなけ
れば、使用可能となる。つまり、係る物体を大容量トレ
イの下方に置くことができる。すなわち、大容量トレイ
を使用する場合には、物体に当たらないため、大容量ト
レイは基準位置(実施の形態では水平状態となっている
が、先端側が上昇した傾斜状となっていても良い)にあ
り、排出されてきたシートを正常に受け取ることができ
る。一方、ソーター機能を使用すべくトレイ群を昇降移
動させて所定のトレイ群を構成する所定のトレイをシー
ト排出口に位置させる。すると、少なくとも大容量トレ
イは、自己がシートを受け取っていたときよりは下降に
移動する。その時、その下方に物体があると、そこに突
き当たって停止するところ、本発明では、大容量トレイ
が回転することにより、物体から逃げることができ、さ
らなる下降移動が可能となる。そして、そのように大容
量トレイが回転しても、その大容量トレイには、シート
を排出しないので問題はない。
の下方に物体があっても、大容量トレイを使用する位置
でその物体が大容量トレイに当って上方に突き上げなけ
れば、使用可能となる。つまり、係る物体を大容量トレ
イの下方に置くことができる。すなわち、大容量トレイ
を使用する場合には、物体に当たらないため、大容量ト
レイは基準位置(実施の形態では水平状態となっている
が、先端側が上昇した傾斜状となっていても良い)にあ
り、排出されてきたシートを正常に受け取ることができ
る。一方、ソーター機能を使用すべくトレイ群を昇降移
動させて所定のトレイ群を構成する所定のトレイをシー
ト排出口に位置させる。すると、少なくとも大容量トレ
イは、自己がシートを受け取っていたときよりは下降に
移動する。その時、その下方に物体があると、そこに突
き当たって停止するところ、本発明では、大容量トレイ
が回転することにより、物体から逃げることができ、さ
らなる下降移動が可能となる。そして、そのように大容
量トレイが回転しても、その大容量トレイには、シート
を排出しないので問題はない。
【0016】一方、本発明に係るシート仕分け装置の制
御方法では、複数のトレイを備えたトレイ群と多数のシ
ートを積載可能な大容量トレイとが、前記トレイ群を前
記大容量トレイより上方に位置して装置本体に取り付け
られ、前記装置本体内に設けられた移動機構により同期
して上下移動可能とされており、前記装置本体内に設け
られたシート搬送手段で搬送されたシートを前記トレイ
群の前記トレイ又は前記大容量トレイ中に仕分けする、
画像形成装置に連結して設けられるシート仕分け装置の
制御方法であって、ソートモード時、前記トレイ群は、
前記シート搬送手段からシートが順次搬送される際に間
欠的に下降移動せしめられてシートが前記複数のトレイ
に仕分けされ、前記シート搬送手段からシートが搬送さ
れないときに前記トレイ群が上昇移動せしめられるよう
に制御するようにした(請求項5)。
御方法では、複数のトレイを備えたトレイ群と多数のシ
ートを積載可能な大容量トレイとが、前記トレイ群を前
記大容量トレイより上方に位置して装置本体に取り付け
られ、前記装置本体内に設けられた移動機構により同期
して上下移動可能とされており、前記装置本体内に設け
られたシート搬送手段で搬送されたシートを前記トレイ
群の前記トレイ又は前記大容量トレイ中に仕分けする、
画像形成装置に連結して設けられるシート仕分け装置の
制御方法であって、ソートモード時、前記トレイ群は、
前記シート搬送手段からシートが順次搬送される際に間
欠的に下降移動せしめられてシートが前記複数のトレイ
に仕分けされ、前記シート搬送手段からシートが搬送さ
れないときに前記トレイ群が上昇移動せしめられるよう
に制御するようにした(請求項5)。
【0017】すなわち、ソートするためには、トレイを
間欠移動させなければならず、そのためには移動機構の
駆動源となるモータを間欠的に回転させなければならな
い。つまり、モータにおいてトルクの係る駆動・停止を
頻繁に繰り返すことになる。そこで、トレイを下降移動
させながらシートの排出を行うと、係る下降移動方向は
重力方向であるため、トレイ群の移動にその重力を利用
することができる。よって、駆動モータへかかる負荷
は、上昇させるときに比べて遙かに小さくなり、たとえ
間欠的にステップ駆動しても、さほど容量の大きなもの
を用いなくて済む。
間欠移動させなければならず、そのためには移動機構の
駆動源となるモータを間欠的に回転させなければならな
い。つまり、モータにおいてトルクの係る駆動・停止を
頻繁に繰り返すことになる。そこで、トレイを下降移動
させながらシートの排出を行うと、係る下降移動方向は
重力方向であるため、トレイ群の移動にその重力を利用
することができる。よって、駆動モータへかかる負荷
は、上昇させるときに比べて遙かに小さくなり、たとえ
間欠的にステップ駆動しても、さほど容量の大きなもの
を用いなくて済む。
【0018】好ましくは、請求項5において、前記トレ
イ群の上昇移動時の速度は下降移動時の速度より低速に
されることである(請求項6)。つまり、上記したよう
にトレイ群等の下降移動時には重力を利用できるので、
高速移動させてもさほど容量を必要としない。一方、上
昇移動させる際には、重力に逆らって移動させるので、
重力分も含めて負荷がかかる。そこで、低速度でゆっく
りと上昇させることにより、モータ容量が小さくて済む
ようにする。つまり、請求項6のようにすると、モータ
容量を大きくすることなく、可及的に高速なソーター動
作が行えるようになる。
イ群の上昇移動時の速度は下降移動時の速度より低速に
されることである(請求項6)。つまり、上記したよう
にトレイ群等の下降移動時には重力を利用できるので、
高速移動させてもさほど容量を必要としない。一方、上
昇移動させる際には、重力に逆らって移動させるので、
重力分も含めて負荷がかかる。そこで、低速度でゆっく
りと上昇させることにより、モータ容量が小さくて済む
ようにする。つまり、請求項6のようにすると、モータ
容量を大きくすることなく、可及的に高速なソーター動
作が行えるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明の第1の実
施の形態を示している。同図に示すように、シート仕分
け装置10は、略直方体状の装置本体11の高さ方向中
央位置に上下一対の回転ローラ12a,12aを備えた
シート搬送部12を設けている。そして、その回転ロー
ラ12a,12a部分がシート排出口となる。また、こ
のシート搬送部12側に、複写機や印刷機等の画像形成
装置(図示省略)が接続され、係る画像形成装置から排
出されるシートを、一対のローラ12a,12aで挟持
するとともに回転して前方への搬送力を与え、シート排
出口の近傍直下のトレイ上へ排出するようになってい
る。
施の形態を示している。同図に示すように、シート仕分
け装置10は、略直方体状の装置本体11の高さ方向中
央位置に上下一対の回転ローラ12a,12aを備えた
シート搬送部12を設けている。そして、その回転ロー
ラ12a,12a部分がシート排出口となる。また、こ
のシート搬送部12側に、複写機や印刷機等の画像形成
装置(図示省略)が接続され、係る画像形成装置から排
出されるシートを、一対のローラ12a,12aで挟持
するとともに回転して前方への搬送力を与え、シート排
出口の近傍直下のトレイ上へ排出するようになってい
る。
【0020】一方、そのシート搬送部12と反対側の装
置本体11の側面には、ソーターを構成するトレイ群1
4と、大容量トレイ15とが、上下に配置されている。
つまり、図示するように大容量トレイ15は、トレイ群
14の下方に位置されており、そのような上下位置関係
に配置するのが本発明の特徴の一つである。
置本体11の側面には、ソーターを構成するトレイ群1
4と、大容量トレイ15とが、上下に配置されている。
つまり、図示するように大容量トレイ15は、トレイ群
14の下方に位置されており、そのような上下位置関係
に配置するのが本発明の特徴の一つである。
【0021】トレイ群14は、複数枚のトレイ(ビン)
14aが適当な間隔をおいて上下方向に整列配置されて
構成される。そして、各トレイ14aは、傾斜して配置
されており、その傾斜の下方側(図2,図3の右側)を
基端、上方側(図2,3の左側)を先端とする。
14aが適当な間隔をおいて上下方向に整列配置されて
構成される。そして、各トレイ14aは、傾斜して配置
されており、その傾斜の下方側(図2,図3の右側)を
基端、上方側(図2,3の左側)を先端とする。
【0022】装置本体11の内部の所定位置、すなわち
トレイ群の基端側の両側部にそれぞれ長尺の螺旋円筒カ
ム16が垂直に配設されている。そして、各トレイ14
aの基端側の両側部には従動体17が設けられ、その従
動体17がそれぞれ対応する螺旋円筒カム16に係合し
ている。また装置本体11内には、図示を省略している
が、2つの螺旋円筒カム16を同期して回転させる駆動
機構がある。そして、両螺旋円筒カム16が同期して回
転する時、各トレイ14aが螺旋のカムリードに従って
上下方向に移動する。さらに、図示省略するが両螺旋円
筒カム16の中央部分(シート排出口に対向する部分)
ではカムリードが他の部分より大きくなっており、この
部分を通過するトレイ14aは他の部分よりトレイ間隔
が大きくなる。前記螺旋円筒カム16,16の駆動部と
前記回転ローラ2a,2aの駆動部は、シート仕分け装
置10の図示しない制御部(CPU,RAM,ROM,
入出力ポート等を備えている。)に接続されている。こ
の制御部は、シート仕分け装置10に接続される画像形
成装置の制御部(図示略)と信号線又は無線により接続
されている。
トレイ群の基端側の両側部にそれぞれ長尺の螺旋円筒カ
ム16が垂直に配設されている。そして、各トレイ14
aの基端側の両側部には従動体17が設けられ、その従
動体17がそれぞれ対応する螺旋円筒カム16に係合し
ている。また装置本体11内には、図示を省略している
が、2つの螺旋円筒カム16を同期して回転させる駆動
機構がある。そして、両螺旋円筒カム16が同期して回
転する時、各トレイ14aが螺旋のカムリードに従って
上下方向に移動する。さらに、図示省略するが両螺旋円
筒カム16の中央部分(シート排出口に対向する部分)
ではカムリードが他の部分より大きくなっており、この
部分を通過するトレイ14aは他の部分よりトレイ間隔
が大きくなる。前記螺旋円筒カム16,16の駆動部と
前記回転ローラ2a,2aの駆動部は、シート仕分け装
置10の図示しない制御部(CPU,RAM,ROM,
入出力ポート等を備えている。)に接続されている。こ
の制御部は、シート仕分け装置10に接続される画像形
成装置の制御部(図示略)と信号線又は無線により接続
されている。
【0023】さらにまた、前記トレイ群14の両側部に
あてがうようにスライド枠体18を設け、このスライド
枠体18も両螺旋円筒カム16に係合させるようにして
いる。この係合は、トレイ14aと同様にスライド枠体
18の側面に従動体(図示せず)を設け、それを螺旋円
筒カム16に係合することにより簡単に行える。これに
より、螺旋円筒カム16が正逆回転すると、前記トレイ
群14とスライド枠体18が一体的に上下方向に平行移
動する。なお、各トレイ14aに設けた従動体17は、
スライド枠体18の所定位置に形成した上下方向に伸び
るスリット18aを貫通してスライド枠体18の外側に
突出し、その突出した先端が螺旋円筒カム16と係合す
るようになっている。
あてがうようにスライド枠体18を設け、このスライド
枠体18も両螺旋円筒カム16に係合させるようにして
いる。この係合は、トレイ14aと同様にスライド枠体
18の側面に従動体(図示せず)を設け、それを螺旋円
筒カム16に係合することにより簡単に行える。これに
より、螺旋円筒カム16が正逆回転すると、前記トレイ
群14とスライド枠体18が一体的に上下方向に平行移
動する。なお、各トレイ14aに設けた従動体17は、
スライド枠体18の所定位置に形成した上下方向に伸び
るスリット18aを貫通してスライド枠体18の外側に
突出し、その突出した先端が螺旋円筒カム16と係合す
るようになっている。
【0024】そして、トレイ群14の先端側の両側部に
対向する部分のスライド枠体18には、垂直ガイド19
が形成されており、各トレイ14aの先端側の両側部に
設けた係合子20がそれぞれ垂直ガイド19に係合して
いる。垂直ガイド19は凹溝型のレールからなり、ま
た、係合子20は、そのレールの凹溝にはまったローラ
からなる。係る構成にすると、各トレイ14aに設けら
れた従動体17と係合子20の距離は一定であり、また
垂直ガイド19と螺旋円筒カム16とは平行に配置され
ているとともに、両者19,16の間隔は、上記の従動
体17と係合子20の距離よりも短くしているので、そ
の距離の差に応じた角度で各トレイ14aは傾斜する。
そして、両者の距離は固定であるので、各トレイ14a
は上下方向にほぼ平行移動可能となる。したがって、ト
レイ14aが螺旋円筒カム16の中央部分のリードの異
なる部分に至り、排出されるシートを受け取るトレイの
基端側でトレイ間隔が大きくなったときは、上記傾斜角
度を一定に保とうとしてトレイの先端側でもそれに応じ
て移動してトレイ間隔が同じだけ大きくなり、各トレイ
14aは上下方向にほぼ平行移動する。よって、トレイ
の先端側の間隔が狭まり、積載可能な枚数が少なくなる
ことはない。
対向する部分のスライド枠体18には、垂直ガイド19
が形成されており、各トレイ14aの先端側の両側部に
設けた係合子20がそれぞれ垂直ガイド19に係合して
いる。垂直ガイド19は凹溝型のレールからなり、ま
た、係合子20は、そのレールの凹溝にはまったローラ
からなる。係る構成にすると、各トレイ14aに設けら
れた従動体17と係合子20の距離は一定であり、また
垂直ガイド19と螺旋円筒カム16とは平行に配置され
ているとともに、両者19,16の間隔は、上記の従動
体17と係合子20の距離よりも短くしているので、そ
の距離の差に応じた角度で各トレイ14aは傾斜する。
そして、両者の距離は固定であるので、各トレイ14a
は上下方向にほぼ平行移動可能となる。したがって、ト
レイ14aが螺旋円筒カム16の中央部分のリードの異
なる部分に至り、排出されるシートを受け取るトレイの
基端側でトレイ間隔が大きくなったときは、上記傾斜角
度を一定に保とうとしてトレイの先端側でもそれに応じ
て移動してトレイ間隔が同じだけ大きくなり、各トレイ
14aは上下方向にほぼ平行移動する。よって、トレイ
の先端側の間隔が狭まり、積載可能な枚数が少なくなる
ことはない。
【0025】さらに本形態では、トレイ14aの昇降に
応じてスライド枠体18も昇降し、しかも、その移動量
は、同一の螺旋円筒カム16に係合しているので同一リ
ードとなる。よって、両者14a,18の相対移動速度
差はなく、トレイ14aに設けた係合子20とスライド
枠体18に設けた垂直ガイド19との速度差もないの
で、結局係合子20は垂直ガイド19に対して相対移動
することがなく、移動に伴う騒音の発生もなく、また、
移動時の抵抗(負荷)を受けたりすることも可及的にな
くなる。そして、係合子20が唯一相対移動するのは、
トレイ14aの従動体17が螺旋円筒カム16の中央部
分を通過し、移動量が大きくなるときである。
応じてスライド枠体18も昇降し、しかも、その移動量
は、同一の螺旋円筒カム16に係合しているので同一リ
ードとなる。よって、両者14a,18の相対移動速度
差はなく、トレイ14aに設けた係合子20とスライド
枠体18に設けた垂直ガイド19との速度差もないの
で、結局係合子20は垂直ガイド19に対して相対移動
することがなく、移動に伴う騒音の発生もなく、また、
移動時の抵抗(負荷)を受けたりすることも可及的にな
くなる。そして、係合子20が唯一相対移動するのは、
トレイ14aの従動体17が螺旋円筒カム16の中央部
分を通過し、移動量が大きくなるときである。
【0026】一方、大容量トレイ15は、収納容量を大
きくするために、底板21の上面両側縁にサイドガイド
22を形成するとともに先端側にエンドガイド23を起
立形成している。このように3方にガイドを設けたこと
により、多数枚のシートを安定・整列状態で積層可能と
なる。そして、この大容量トレイ15を使用する場合に
は、実際のシートを受け取る位置は、シート排出口から
所定距離下がっているため、排出されたシートが係る距
離だけ落下して底板21上に積載されることになる。ま
た、落下時にはガイド22,23に案内されて、スムー
ズに所定の位置に落下することになる。
きくするために、底板21の上面両側縁にサイドガイド
22を形成するとともに先端側にエンドガイド23を起
立形成している。このように3方にガイドを設けたこと
により、多数枚のシートを安定・整列状態で積層可能と
なる。そして、この大容量トレイ15を使用する場合に
は、実際のシートを受け取る位置は、シート排出口から
所定距離下がっているため、排出されたシートが係る距
離だけ落下して底板21上に積載されることになる。ま
た、落下時にはガイド22,23に案内されて、スムー
ズに所定の位置に落下することになる。
【0027】そして、係る構成の大容量トレイ15が、
上記したスライド枠体18の底面18bに取り付けられ
て一体化されている。従って、装置本体11内に収納し
た昇降駆動装置(長尺の螺旋円筒カム16等)により、
スライド枠体18を昇降させると、トレイ群14及び大
容量トレイ15が同時に上下移動するようになる。この
ようにトレイ14a,大容量トレイ15を上下方向に移
動させて、シート搬送部12のシート排出口近傍に、所
定のトレイ14aまたは大容量トレイ15の位置を合わ
せることにより、そのトレイ上に排出されたシートを受
け取るとともに、積載できるようになっている。
上記したスライド枠体18の底面18bに取り付けられ
て一体化されている。従って、装置本体11内に収納し
た昇降駆動装置(長尺の螺旋円筒カム16等)により、
スライド枠体18を昇降させると、トレイ群14及び大
容量トレイ15が同時に上下移動するようになる。この
ようにトレイ14a,大容量トレイ15を上下方向に移
動させて、シート搬送部12のシート排出口近傍に、所
定のトレイ14aまたは大容量トレイ15の位置を合わ
せることにより、そのトレイ上に排出されたシートを受
け取るとともに、積載できるようになっている。
【0028】さらに、この大容量トレイ15は、通常は
上記したようにスライド枠体18の底面に固定されてい
るが、各種の脱着機構により、スライド枠体18から取
り外すことができるようにしている。つまり、大容量ト
レイ15は、着脱自在にスライド枠体18に取り付けら
れることになる。これにより、図4に示すように大容量
トレイ15をスライド枠体18から取り外すことによ
り、ソーター用のトレイ群14のみを取り付けた状態に
なり、係るトレイ群14のみを昇降させてソートしなが
ら各トレイ14aにシートを排出するようにすることが
できる。このように、大容量トレイ15を着脱可能に取
り付けることが、本発明の重要な特徴の一つである。
上記したようにスライド枠体18の底面に固定されてい
るが、各種の脱着機構により、スライド枠体18から取
り外すことができるようにしている。つまり、大容量ト
レイ15は、着脱自在にスライド枠体18に取り付けら
れることになる。これにより、図4に示すように大容量
トレイ15をスライド枠体18から取り外すことによ
り、ソーター用のトレイ群14のみを取り付けた状態に
なり、係るトレイ群14のみを昇降させてソートしなが
ら各トレイ14aにシートを排出するようにすることが
できる。このように、大容量トレイ15を着脱可能に取
り付けることが、本発明の重要な特徴の一つである。
【0029】さらに、本形態では、待機状態であるホー
ムポジションを、図2に示すように、大容量トレイ15
とトレイ群14の間に一対のローラ12a,12aから
なるシート排出口がくるようにしている。そして、シー
ト排出処理が完了したならば、常にそのホームポジショ
ンに戻るようにしている。つまり、ホームポジションの
状態のままシートを排出すると、その排出口の下方に位
置する大容量トイレ15にシートが排出・供給されるよ
うにしている。
ムポジションを、図2に示すように、大容量トレイ15
とトレイ群14の間に一対のローラ12a,12aから
なるシート排出口がくるようにしている。そして、シー
ト排出処理が完了したならば、常にそのホームポジショ
ンに戻るようにしている。つまり、ホームポジションの
状態のままシートを排出すると、その排出口の下方に位
置する大容量トイレ15にシートが排出・供給されるよ
うにしている。
【0030】また、ソート機能を使用する場合には、ホ
ームポジションの位置からトレイ群14,大容量トレイ
15を間欠に下降させながら、一時停止している際にシ
ートを排出し、各トレイ14aを下から順番に使用する
ようにしている。そして、所定枚数排出したならば、間
欠することなくトレイ群14,大容量トレイ15を上昇
させるようにしている。そして、その昇降の速度である
が、本形態では、下降時は重力に従った移動であるので
高速に移動させて高速度のシート排出に対応する。ま
た、上昇時は、重力に対抗した移動であるので、低速に
移動させることにより負荷を小さくするようにしてい
る。しかも、連続して上昇させるため移動中のトルクも
小さくてすむ。
ームポジションの位置からトレイ群14,大容量トレイ
15を間欠に下降させながら、一時停止している際にシ
ートを排出し、各トレイ14aを下から順番に使用する
ようにしている。そして、所定枚数排出したならば、間
欠することなくトレイ群14,大容量トレイ15を上昇
させるようにしている。そして、その昇降の速度である
が、本形態では、下降時は重力に従った移動であるので
高速に移動させて高速度のシート排出に対応する。ま
た、上昇時は、重力に対抗した移動であるので、低速に
移動させることにより負荷を小さくするようにしてい
る。しかも、連続して上昇させるため移動中のトルクも
小さくてすむ。
【0031】次に、本形態におけるシート仕分け装置の
動作を説明する。図2は、大容量トレイ15を使用する
際のポジション(ホームポジションでもある)を示して
いる。すなわち、図示の状態では、トレイ群14は、一
対のローラ12a,12aからなる排出口より上方に位
置するため、排出されたシートは、その下方に位置する
大容量トレイ15上に落下し、積載される。なお、本例
では、排出される枚数に関係なく、ソートをしない場合
には大容量トレイ15を使用するようにしている。
動作を説明する。図2は、大容量トレイ15を使用する
際のポジション(ホームポジションでもある)を示して
いる。すなわち、図示の状態では、トレイ群14は、一
対のローラ12a,12aからなる排出口より上方に位
置するため、排出されたシートは、その下方に位置する
大容量トレイ15上に落下し、積載される。なお、本例
では、排出される枚数に関係なく、ソートをしない場合
には大容量トレイ15を使用するようにしている。
【0032】この状態からソーター機能を利用する場合
には、螺旋円筒カム16を所定方向に回転させて、各ト
レイ14aおよびスライド枠体18を下降させる。する
と、そのスライド枠体18と一体になった大容量トレイ
15も下降し、トレイ群14を構成する所定のトレイ1
4aがシート排出口に対向することになる。そして、通
常のソーター機能を発揮させ、シートの排出にタイミン
グを合わせてトレイ14aを昇降移動させ(この時大容
量トレイ15も同時に昇降する)、ソートさせてシート
を受け取ることになる。
には、螺旋円筒カム16を所定方向に回転させて、各ト
レイ14aおよびスライド枠体18を下降させる。する
と、そのスライド枠体18と一体になった大容量トレイ
15も下降し、トレイ群14を構成する所定のトレイ1
4aがシート排出口に対向することになる。そして、通
常のソーター機能を発揮させ、シートの排出にタイミン
グを合わせてトレイ14aを昇降移動させ(この時大容
量トレイ15も同時に昇降する)、ソートさせてシート
を受け取ることになる。
【0033】このように構成すると、図2と図3を比較
すると明らかなように、大容量トレイ15を使用する状
態からトレイ群14の最上段のトレイ14aを使用する
状態(或いはその逆)に切り替えるために移動する距離
は、トレイ群14の高さ分で済むため、その移動距離が
短くなる。これは、大容量トレイ15の高さに関係ない
ので、大容量トレイ15の高さを高く(最大積載枚数を
多く)するほど、大容量トレイを上に配置したものと比
べた移動距離の削減は顕著となる。
すると明らかなように、大容量トレイ15を使用する状
態からトレイ群14の最上段のトレイ14aを使用する
状態(或いはその逆)に切り替えるために移動する距離
は、トレイ群14の高さ分で済むため、その移動距離が
短くなる。これは、大容量トレイ15の高さに関係ない
ので、大容量トレイ15の高さを高く(最大積載枚数を
多く)するほど、大容量トレイを上に配置したものと比
べた移動距離の削減は顕著となる。
【0034】係る構成にすることにより、ソーター機能
を使用しない場合には、トレイを上下移動させる必要が
ないため、処理に要する時間が短くなるとともに、上下
移動に伴う駆動系への負荷や電力消費並びに移動にとも
ない発生する音がなくなり、好ましい。
を使用しない場合には、トレイを上下移動させる必要が
ないため、処理に要する時間が短くなるとともに、上下
移動に伴う駆動系への負荷や電力消費並びに移動にとも
ない発生する音がなくなり、好ましい。
【0035】さらにまた、ソーター使用時にトレイ群1
4の各トレイ14aに排出する順番として、トレイ群1
4の一番下側のトレイ14aから順に使用していき、所
定段数まで排出したならば一旦ホームポジションに戻し
た後、再度一番下側のトレイ14aから順に排出するよ
うにしているので、各トレイ14a上に排出されるシー
トは、一定時間ごとに順に排出される。よって、あるト
レイにシートが排出された後に次のシートがそのトレイ
に排出されるまでの時間が、各トレイで一定となり、イ
ンクの乾燥状態が一定となり、乾燥前にシートが排出さ
れて印刷面が汚れるおそれもなくなる。しかも、トレイ
群14を下降しながらシートを排出するため、重力の助
けもあり、移動に要する力が少なくてすみ、モータの小
型化・高速ソート動作が可能となる。また、上昇時は、
インクが乾燥するまで(例えば10数秒)に一番下のト
レイが排出口に位置すればよいので、ゆっくりと上昇移
動させることができ、移動に要する力を小さくすること
ができる。
4の各トレイ14aに排出する順番として、トレイ群1
4の一番下側のトレイ14aから順に使用していき、所
定段数まで排出したならば一旦ホームポジションに戻し
た後、再度一番下側のトレイ14aから順に排出するよ
うにしているので、各トレイ14a上に排出されるシー
トは、一定時間ごとに順に排出される。よって、あるト
レイにシートが排出された後に次のシートがそのトレイ
に排出されるまでの時間が、各トレイで一定となり、イ
ンクの乾燥状態が一定となり、乾燥前にシートが排出さ
れて印刷面が汚れるおそれもなくなる。しかも、トレイ
群14を下降しながらシートを排出するため、重力の助
けもあり、移動に要する力が少なくてすみ、モータの小
型化・高速ソート動作が可能となる。また、上昇時は、
インクが乾燥するまで(例えば10数秒)に一番下のト
レイが排出口に位置すればよいので、ゆっくりと上昇移
動させることができ、移動に要する力を小さくすること
ができる。
【0036】なお、上記した各種のトレイへの排出制御
は、一例を示したものであり、それに限られるものでは
なく、ホームポジションや使用するトレイの順番は自由
に設定できるのはもちろんである。
は、一例を示したものであり、それに限られるものでは
なく、ホームポジションや使用するトレイの順番は自由
に設定できるのはもちろんである。
【0037】さらに、本形態では、大容量トレイ15を
着脱自在にしているので、以下のように使用できる。つ
まり、トレイ群14を使用する場合には、大容量トレイ
15は使用しないばかりか、重量がかさむため、ソート
動作にとっては負荷になるだけである。そこで、係る場
合には予め大容量トレイ15を取り外し、トレイ群14
のみを昇降移動させることにより、負荷を小さくするこ
とができる。
着脱自在にしているので、以下のように使用できる。つ
まり、トレイ群14を使用する場合には、大容量トレイ
15は使用しないばかりか、重量がかさむため、ソート
動作にとっては負荷になるだけである。そこで、係る場
合には予め大容量トレイ15を取り外し、トレイ群14
のみを昇降移動させることにより、負荷を小さくするこ
とができる。
【0038】また、大容量トレイ15にシートを排出し
た場合に、大容量トレイ15を取り外した後、その大容
量トレイ15上に積載されたシート束を取り出すように
することもできる。つまり、大容量トレイ15の上方に
はトレイ群14が存在し、側面周囲はガイド22,23
が位置しているため、トレイ群14の下面と大容量トレ
イ15の距離が短くしかも大容量トレイ15いっぱいに
シートを積載したような場合には、係るシート束を取り
出しにくくなるおそれがある。
た場合に、大容量トレイ15を取り外した後、その大容
量トレイ15上に積載されたシート束を取り出すように
することもできる。つまり、大容量トレイ15の上方に
はトレイ群14が存在し、側面周囲はガイド22,23
が位置しているため、トレイ群14の下面と大容量トレ
イ15の距離が短くしかも大容量トレイ15いっぱいに
シートを積載したような場合には、係るシート束を取り
出しにくくなるおそれがある。
【0039】そこで、大容量トレイ15ごと取り外すこ
とにより、大容量トレイ15の上方に取り出すための空
間を確保することができ、シート束を容易に取り出すこ
とができるようになる。
とにより、大容量トレイ15の上方に取り出すための空
間を確保することができ、シート束を容易に取り出すこ
とができるようになる。
【0040】また、シートの排出の仕方の制御として
は、以下のようにすることもできる。つまり、ソート動
作を行うためのトレイ群14を構成するトレイ14aの
数以上の枚数をソートする場合、通常はエラー処理とし
て受けつけないようにしても良いが、たとえばトレイ1
4aの数以上の枚数(印刷枚数−トレイ数)に対応する
シートは、すべて大容量トレイに排出するようにしても
良い。つまり、図示の例では、トレイ数は8枚である
が、この時ソート枚数が10枚であると、2枚分のシー
トがトレイ群14を構成するトレイ14a上に積載でき
なくなる。そこで、その2枚のシートは、大容量トレイ
15に排出して積載する。なお、実際の排出手順として
は、たとえばホームポジションとして大容量トレイ15
が排出口に位置しているので、まず、枚数オーバーした
2枚のシートを大容量トレイ15に排出し、その後、ソ
ーター群14を下降移動しながら3枚目のシートから
は、一番下側のトレイ14aから順に排出することがで
きる。
は、以下のようにすることもできる。つまり、ソート動
作を行うためのトレイ群14を構成するトレイ14aの
数以上の枚数をソートする場合、通常はエラー処理とし
て受けつけないようにしても良いが、たとえばトレイ1
4aの数以上の枚数(印刷枚数−トレイ数)に対応する
シートは、すべて大容量トレイに排出するようにしても
良い。つまり、図示の例では、トレイ数は8枚である
が、この時ソート枚数が10枚であると、2枚分のシー
トがトレイ群14を構成するトレイ14a上に積載でき
なくなる。そこで、その2枚のシートは、大容量トレイ
15に排出して積載する。なお、実際の排出手順として
は、たとえばホームポジションとして大容量トレイ15
が排出口に位置しているので、まず、枚数オーバーした
2枚のシートを大容量トレイ15に排出し、その後、ソ
ーター群14を下降移動しながら3枚目のシートから
は、一番下側のトレイ14aから順に排出することがで
きる。
【0041】また、上記した各例では、いずれもトレイ
群14の一番下のトレイ14aから順に排出していくよ
うにしたが、たとえばソート枚数がトレイ数未満の場合
には、下側から(トレイ数−ソート枚数+1)番目のト
レイに排出し、その後そのトレイから順次上側のトレイ
に排出するようにしても良い。このようにすると、最終
枚のシートの排出が、一番上のトレイになるため、排出
された各シートは、トレイ群14の上方にまとまるた
め、取り出しやすくなる。
群14の一番下のトレイ14aから順に排出していくよ
うにしたが、たとえばソート枚数がトレイ数未満の場合
には、下側から(トレイ数−ソート枚数+1)番目のト
レイに排出し、その後そのトレイから順次上側のトレイ
に排出するようにしても良い。このようにすると、最終
枚のシートの排出が、一番上のトレイになるため、排出
された各シートは、トレイ群14の上方にまとまるた
め、取り出しやすくなる。
【0042】図5,図6は、本発明の第2の実施の形態
を示している。本実施の形態では、上記した実施の形態
を前提とし、着脱自在に取り付けた大容量トレイ15の
取り付け構造を異ならせている。つまり、上記第1の実
施の形態と同様にスライド枠体18の底面18bに大容
量トレイ15を着脱自在に取り付ける点では共通する
が、この時、基端側(図中右側の装置本体11側)を中
心に所定角度範囲で回転できるようにしている。つま
り、図5に示すような水平状態(正常な位置)から、所
定角度だけ先端が持ち上がるように回転できるようにな
っている。これにより、図6に示すように、大容量トレ
イ15の下方に物体30があったとしても、トレイ群1
4,大容量トレイ15が下降移動して大容量トイレ15
の底面が物体30につきあたると、大容量トレイ15が
回転して先端が持ち上がるため、トレイ群14の下降移
動が許容され、ソート動作が行えるようになる。
を示している。本実施の形態では、上記した実施の形態
を前提とし、着脱自在に取り付けた大容量トレイ15の
取り付け構造を異ならせている。つまり、上記第1の実
施の形態と同様にスライド枠体18の底面18bに大容
量トレイ15を着脱自在に取り付ける点では共通する
が、この時、基端側(図中右側の装置本体11側)を中
心に所定角度範囲で回転できるようにしている。つま
り、図5に示すような水平状態(正常な位置)から、所
定角度だけ先端が持ち上がるように回転できるようにな
っている。これにより、図6に示すように、大容量トレ
イ15の下方に物体30があったとしても、トレイ群1
4,大容量トレイ15が下降移動して大容量トイレ15
の底面が物体30につきあたると、大容量トレイ15が
回転して先端が持ち上がるため、トレイ群14の下降移
動が許容され、ソート動作が行えるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るシート仕分
け装置では、大容量トレイをトレイ群の下側に位置させ
たため、各トレイ上にシートを排出させるために必要な
最大移動距離は、トレイ群の高さ相当で済み、トレイの
移動距離を短くすることができ、装置全体・昇降移動さ
せるための駆動装置の小型化を図ることができる。
け装置では、大容量トレイをトレイ群の下側に位置させ
たため、各トレイ上にシートを排出させるために必要な
最大移動距離は、トレイ群の高さ相当で済み、トレイの
移動距離を短くすることができ、装置全体・昇降移動さ
せるための駆動装置の小型化を図ることができる。
【0044】しかも、大容量トレイを取り外し可能とし
た場合(請求項3)には、大容量トレイを取り外した状
態でトレイ群を使用してソーター機能を動作させると、
大容量トレイの重量分だけ軽くなるので、負荷が小さく
なり、消費電力等が削減でき、高速にソート処理ができ
る。また、大容量トレイの下側に物品があってもトレイ
群を用いたソーター機能を実現できる。さらには、大容
量トレイに排出供給された状態で大容量トレイを取り外
せば、積載収納されたシート束を取り出しやすくなる。
た場合(請求項3)には、大容量トレイを取り外した状
態でトレイ群を使用してソーター機能を動作させると、
大容量トレイの重量分だけ軽くなるので、負荷が小さく
なり、消費電力等が削減でき、高速にソート処理ができ
る。また、大容量トレイの下側に物品があってもトレイ
群を用いたソーター機能を実現できる。さらには、大容
量トレイに排出供給された状態で大容量トレイを取り外
せば、積載収納されたシート束を取り出しやすくなる。
【0045】さらには、請求項2のように待機状態にお
けるホームポジションを、大容量トレイとトレイ群の間
に排出口が位置するようにすると、ソーター機能を用い
ないときには、トレイを昇降移動させる必要がなく、昇
降移動効率よくできる。さらにまた、請求項4のように
構成すると、大容量トレイの下側に物品があってもトレ
イ群を用いたソーター機能を実現できる。
けるホームポジションを、大容量トレイとトレイ群の間
に排出口が位置するようにすると、ソーター機能を用い
ないときには、トレイを昇降移動させる必要がなく、昇
降移動効率よくできる。さらにまた、請求項4のように
構成すると、大容量トレイの下側に物品があってもトレ
イ群を用いたソーター機能を実現できる。
【0046】また、本発明に係る制御方法では、請求項
5のようにすると、移動を効率的に行えるとともに、移
動距離装置全体・昇降移動させるための駆動装置の小型
化を図ることができ、トレイを昇降させるための駆動モ
ータのモータ容量を小さくすることができる。また、請
求項6のようにすると、モータ容量を大きくすることな
く、高速でソート処理が行える。
5のようにすると、移動を効率的に行えるとともに、移
動距離装置全体・昇降移動させるための駆動装置の小型
化を図ることができ、トレイを昇降させるための駆動モ
ータのモータ容量を小さくすることができる。また、請
求項6のようにすると、モータ容量を大きくすることな
く、高速でソート処理が行える。
【図1】本発明に係るシート仕分け装置の第1の実施の
形態を示す平面図である。
形態を示す平面図である。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態を示す側面図で
ある。
ある。
【図4】本発明に係る第1の実施の形態を示す側面図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係るシート仕分け装置の第2の実施の
形態を示す側面図である。
形態を示す側面図である。
【図6】本発明に係るシート仕分け装置の第2の実施の
形態を示す側面図である。
形態を示す側面図である。
10 シート仕分け装置 11 装置本体 14 トレイ群 14a トレイ 15 大容量トレイ 16 螺旋円筒カム(移動機構) 17 従動体(移動機構) 18 スライド枠体(移動機構) 19 垂直ガイド(移動機構) 20 係合子(移動機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 哲伸 愛知県一宮市奥町字野越46番地 オムロン 一宮株式会社内 (72)発明者 鈴木 伸宜 愛知県豊田市井上町2−57 (72)発明者 藤本 泰煕 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 (72)発明者 上田 雅弘 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のトレイを備えたトレイ群と多数の
シートを積載可能な大容量トレイとが装置本体に取り付
けられ、前記装置本体内に設けられたシート搬送手段で
搬送されたシートを前記トレイ群の前記トレイ又は前記
大容量トレイ中に仕分けするシート仕分け装置であっ
て、 前記トレイ群の前記トレイ及び前記大容量トレイは、前
記トレイ群を前記大容量トレイより上方に位置して前記
装置本体に取り付けられ、前記装置本体内に設けられた
移動機構により同期して上下移動可能とされていること
を特徴とするシート仕分け装置。 - 【請求項2】 前記トレイ群の前記トレイ及び前記大容
量トレイの待機位置において、前記シート搬送手段のシ
ート排出部が、鉛直方向に関して前記トレイ群の最下段
のトレイと前記大容量トレイとの間に位置するようにな
っている、請求項1記載のシート仕分け装置。 - 【請求項3】 前記大容量トレイは、前記装置本体に対
して取り外し可能に装着されていることを特徴とする請
求項1又は2記載のシート仕分け装置。 - 【請求項4】 前記大容量トレイは、前記装置本体に装
着した状態において、装置本体側を回動中心として、排
出されたシートを受け取る基準位置と先端側が上昇した
待避位置との間で回動可能とされていることを特徴とす
る請求項1、2又は3記載のシート仕分け装置。 - 【請求項5】 複数のトレイを備えたトレイ群と多数の
シートを積載可能な大容量トレイとが、前記トレイ群を
前記大容量トレイより上方に位置して装置本体に取り付
けられ、前記装置本体内に設けられた移動機構により同
期して上下移動可能とされており、前記装置本体内に設
けられたシート搬送手段で搬送されたシートを前記トレ
イ群の前記トレイ又は前記大容量トレイ中に仕分けす
る、画像形成装置に連結して設けられるシート仕分け装
置の制御方法であって、 ソートモード時、前記トレイ群は、前記シート搬送手段
からシートが順次搬送される際に間欠的に下降移動せし
められてシートが前記複数のトレイに仕分けされ、前記
シート搬送手段からシートが搬送されないときに前記ト
レイ群が上昇移動せしめられることを特徴とするシート
仕分け装置の制御方法。 - 【請求項6】 前記トレイ群の上昇移動時の速度は下降
移動時の速度より低速にされることを特徴とする請求項
5記載のシート仕分け装置の制御方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9115017A JPH10291724A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | シート仕分け装置及びシート仕分け装置の制御方法 |
EP98106976A EP0872777A1 (en) | 1997-04-18 | 1998-04-16 | Sheet sorter and method of controlling the sheet sorter |
US09/061,290 US6062555A (en) | 1997-04-18 | 1998-04-17 | Sheet sorter and method of controlling the sheet sorter |
CN98108786.8A CN1199012A (zh) | 1997-04-18 | 1998-04-18 | 印页分类装置和控制印页分类装置的方法 |
US09/451,447 US6155563A (en) | 1997-04-18 | 1999-11-30 | Sheet sorter and method of controlling the sheet sorter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9115017A JPH10291724A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | シート仕分け装置及びシート仕分け装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10291724A true JPH10291724A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14652195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9115017A Pending JPH10291724A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | シート仕分け装置及びシート仕分け装置の制御方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6062555A (ja) |
EP (1) | EP0872777A1 (ja) |
JP (1) | JPH10291724A (ja) |
CN (1) | CN1199012A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7349645B2 (en) | 2005-07-08 | 2008-03-25 | Kyocera Mita Corporation | Image forming apparatus with trays that are movable to a recording sheet discharge position and a controller for controlling movement of the trays |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1012924C2 (nl) * | 1999-08-27 | 2001-02-28 | Ocu Technologies B V | Werkwijze en inrichting voor het selectief afleggen van bedrukte vellen op boven elkaar gelegen dragers. |
US7131646B2 (en) * | 2001-11-02 | 2006-11-07 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Media accessibility in a media processing device |
JP4267531B2 (ja) * | 2004-07-13 | 2009-05-27 | 京セラミタ株式会社 | 画像形成装置 |
CN106006151A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-10-12 | 邱龙海 | 一种打印后纸张的托盘装置及其使用方法 |
CN106042678A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-10-26 | 王启先 | 一种能高效分拣纸张的打印机的纸张托盘机构及其使用方法 |
CN105818551A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-08-03 | 柳奕龙 | 一种高效的打印机的纸张托盘组件及其使用方法 |
CN106006152A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-10-12 | 邱龙海 | 一种用于打印机的打印后纸张托盘装置及其使用方法 |
CN106042670A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-10-26 | 柳奕龙 | 一种运行稳定的打印机的纸张托盘设备及其使用方法 |
CN106044338A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-10-26 | 王启先 | 一种可分拣的打印机后纸张托盘装置及其使用方法 |
CN105883466A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-08-24 | 严涛涛 | 一种打印机用的纸张托盘装置及其使用方法 |
CN106004118A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-10-12 | 柳奕龙 | 一种打印机的纸张托盘机构及其使用方法 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6019654A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-31 | Canon Inc | シ−ト分類装置 |
JPS60137768A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 複写機のソ−タ |
JPS60248566A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-09 | Riso Kagaku Corp | 可動トレイ型ソ−タ |
JPH0777947B2 (ja) * | 1985-08-30 | 1995-08-23 | オリンパス光学工業株式会社 | 紙葉類分類装置 |
US4834360A (en) * | 1987-12-17 | 1989-05-30 | Xerox Corporation | Job batching system for high capacity copier with RDH |
US5106067A (en) * | 1989-03-23 | 1992-04-21 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Sorter-finisher with a sheet finishing function |
US4990967A (en) * | 1989-08-21 | 1991-02-05 | International Business Machines Corporation | Copying method and apparatus |
JP2507680B2 (ja) * | 1990-07-02 | 1996-06-12 | 三田工業株式会社 | ソ―タ―制御装置 |
KR950011517B1 (ko) * | 1991-03-12 | 1995-10-05 | 가부시끼가이샤 리코 | 용지 분류및 저장장치 |
US5407192A (en) * | 1992-05-19 | 1995-04-18 | Riso Kagaku Corporation | Sorter having a pivoting non-sort bin |
US5535012A (en) * | 1993-07-31 | 1996-07-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Information transmit/receive apparatus onto which a sorter can be mounted via an adapter |
US5951000A (en) * | 1994-03-18 | 1999-09-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet post-processing apparatus |
US5575469A (en) * | 1995-01-25 | 1996-11-19 | Gradco (Japan) Ltd | Sheet receiver with infeed speed varied by measured length of sheet |
JP3140345B2 (ja) * | 1995-09-27 | 2001-03-05 | キヤノン株式会社 | シート後処理装置 |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP9115017A patent/JPH10291724A/ja active Pending
-
1998
- 1998-04-16 EP EP98106976A patent/EP0872777A1/en not_active Withdrawn
- 1998-04-17 US US09/061,290 patent/US6062555A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-18 CN CN98108786.8A patent/CN1199012A/zh active Pending
-
1999
- 1999-11-30 US US09/451,447 patent/US6155563A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7349645B2 (en) | 2005-07-08 | 2008-03-25 | Kyocera Mita Corporation | Image forming apparatus with trays that are movable to a recording sheet discharge position and a controller for controlling movement of the trays |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6155563A (en) | 2000-12-05 |
EP0872777A1 (en) | 1998-10-21 |
US6062555A (en) | 2000-05-16 |
CN1199012A (zh) | 1998-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10291724A (ja) | シート仕分け装置及びシート仕分け装置の制御方法 | |
JPH10157917A (ja) | シート処理装置及びこれを備える画像形成装置 | |
JP2520201Y2 (ja) | コンパクトソータ | |
JP2608367B2 (ja) | シート後処理装置 | |
JPH05229714A (ja) | シート積重ね装置 | |
US5158275A (en) | Multiple tray rotary paper feed system for an image reproduction machine | |
JPH05139610A (ja) | シート後処理装置 | |
JPH04161388A (ja) | ステープルソータ | |
JPH05229715A (ja) | 2コーナー部シート積重ね装置 | |
JP2565364B2 (ja) | シート分類装置 | |
JP3652439B2 (ja) | 画像形成システム | |
JP3659734B2 (ja) | 画像形成システム | |
JPH07186396A (ja) | 画像記録装置 | |
JPS58183566A (ja) | シ−ト分類装置 | |
JP4176903B2 (ja) | 排紙収納装置 | |
JPH10120290A (ja) | シート仕分け装置 | |
JPS62191372A (ja) | シ−ト分類装置 | |
JPH0558537A (ja) | 排紙の仕分装置 | |
JPH04288292A (ja) | シート後処理装置 | |
JPS60183197A (ja) | 案内つき丁合装置 | |
JPH01203166A (ja) | シート分類装置 | |
JPH07172680A (ja) | シート束移送手段を備えるシート後処理装置 | |
JPS63336B2 (ja) | ||
JPH0777947B2 (ja) | 紙葉類分類装置 | |
JPS6382249A (ja) | 原稿自動搬送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040622 |