JPH10120290A - シート仕分け装置 - Google Patents

シート仕分け装置

Info

Publication number
JPH10120290A
JPH10120290A JP29126196A JP29126196A JPH10120290A JP H10120290 A JPH10120290 A JP H10120290A JP 29126196 A JP29126196 A JP 29126196A JP 29126196 A JP29126196 A JP 29126196A JP H10120290 A JPH10120290 A JP H10120290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
sheet
capacity
group
sheets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29126196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Ono
貴広 小野
Takeshi Kakinuma
剛 垣沼
Nobuyasu Suzuki
伸宜 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP29126196A priority Critical patent/JPH10120290A/ja
Publication of JPH10120290A publication Critical patent/JPH10120290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイの移動距離を短くすることができ、装
置全体を昇降移動させるための駆動装置の小型化を図る
ことができるシート仕分け装置を提供すること 【解決手段】 装置本体11の片面に搬送部12を有
し、反対側面にソーター用の多数のトレイ14aを有す
るトレイ群14と、大容量トレイ15が設けられる。ト
レイ群と大容量トレイは、スライド枠体18に取り付け
られ、一体的に上下移動するようになり、所定のトレイ
がシート排出口に対向し、排出されるシートを受け取る
ようになっている。この時、大容量トレイをトレイ群の
下側に位置させたため、大容量トレイ15を使用する状
態からトレイ群14の最上段のトレイ14aを使用する
状態(或いはその逆)に切り替えるために移動する距離
は、トレイ群14の高さ分で済むため、その移動距離が
短くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート仕分け装置
に関するもので、より具体的には、例えば印刷機や複写
機等の画像形成装置の排出側に装着され、その画像形成
装置から排出されるシートを多数収納するための大容量
トレイと、ソート用の複数のトレイとを備えたシート仕
分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、最近の多くの
複写機にはソーター機構が付いている。コピーされて排
出されてくるシートを受け取る位置に多数のトレイ(ビ
ンとも称される)がある。各トレイは適当な間隔をおい
て上下に整列配置されており、多数のトレイが一斉に上
下動するタイプと、各トレイが順次的に個別に上下動す
るタイプとがある。いずれの場合も、この上下動によ
り、所定のトレイをシート排出口に位置決めし、排出さ
れてくるシートをそのトレイの上に載せる。そして、排
出されるシートのタイミングに合わせてトレイを上下さ
せることにより、ソートすることができるようになって
いる。
【0003】そして、通常多数のトレイのうちの一番上
にあるトレイは、ソーターを使用しない場合に用いるよ
うになっている。つまり、通常(ソーターとして使用し
ない)は、最上段のトレイのみを使用し、そのトレイ上
に順次シートを排出する。これにより、排出されたシー
トは、最上段のトレイ上に積載されるため、その上方が
開放状態なのでとりやすい。また、ソーターとして使用
する場合には、2番目より下方のトレイを使用し、順次
所定のトレイ上に排出することにより、丁合,スタック
処理をするようになる。
【0004】一方、印刷機等の同一原稿を多数毎連続印
刷・出力するような画像形成装置のシート排出側には、
一度に100枚以上のシートを受け取る大容量トレイが
装着されたものもある。なお、上記したソーター機構を
構成する各トレイは、一度に積載可能な枚数は、数十枚
程度である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機でも
大量の枚数を同一トレイ上に出力したいという要求があ
り、逆に同一原稿を多数印刷出力するような印刷機であ
っても、ソーター機構がほしいという要求がある。そこ
で、係る要求を満足するような仕分け装置を考えると、
従来公知の複写機に用いられるソーター機構における複
数のトレイのうち、ソーター機能を使わない時に使用さ
れる最上段のトレイを、大容量トレイに置き換えること
が考えられる。
【0006】しかし、シートの排出口は、積載するトレ
イの上側に位置させる必要があるとともに、大容量トレ
イはそのトレイの上に多数のシートを積層させるために
トレイの底面とシートの排出口との離反距離は他のトレ
イのものに比べて非常に大きくとる必要があるので、画
像形成装置側のシート排出口が1箇所で固定とすると、
トレイの移動距離は、ソーター用の複数のトレイ(トレ
イ群)の高さと、大容量トレイの高さを合わせたものと
なり、非常に長くなる。よって、移動に時間がかかるば
かりでなく、トレイを昇降移動させるための駆動機構も
大型化し、ひいては仕分け装置の大型化を招く。
【0007】さらに、ソーターを使用しない場合には、
排出されるシートは大容量トレイに与えれるので、例え
ば1枚〜数枚程度の場合にも大容量トレイ上に積載され
ることになる。そして、大容量トレイは、数百枚を積載
可能とするために、その側面にガイド(壁)を設置して
いるのがほとんどであるので、上記のように数枚程度の
シートを大容量トレイ上に積載すると、その後の取り出
す際にガイドが邪魔となり、シートの取り出し処理が煩
雑となる。
【0008】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題点を解
決し、トレイの移動距離を短くすることができ、装置全
体・昇降移動させるための駆動装置の小型化を図ること
ができ、また、大容量トレイに積載されたシート束を容
易に取り出すことができ、さらにまた大容量トレイ上に
少数枚のシートを排出した場合であっても容易に取り出
すことができるシート仕分け装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係るシート仕分け装置では、ソーター機
能を実現するための複数のトレイを備えたトレイ群の下
側に多数のシートを積載可能な大容量トレイを配置す
る。そして、前記トレイ群と前記大容量トレイとを一体
的に上下移動可能として、所定のトレイをシート排出口
近傍に位置させるようにした(請求項1)。
【0010】係る構成にすると、大容量トレイにシート
を排出する場合には、大容量トレイ,トレイ群を上下移
動させて大容量トレイをシート排出口近傍に位置させ
る。また、ソーターを使用する場合には、大容量トレ
イ,トレイ群を上下移動させてトレイ群を構成する所定
のトレイをシート排出口近傍に位置させる。この時、排
出されたシートを受け取るトレイは、必ずシート排出口
よりも下側に位置する必要がある。
【0011】したがって、本発明では、トレイ群の下側
に大容量トレイを配置したことにより、トレイ群を構成
するすべてのトレイ及び大容量トレイに対してシートの
排出を許容するためには、最上段のトレイの上面と、大
容量トレイの上方の間に相当する距離だけ移動させる必
要がある。そして、大容量トレイの上方とは、トレイ群
の最下段のトレイの下面以下であれば良いので、結局、
トレイの移動距離・範囲は、トレイ群の高さで済むた
め、短くなり小型化を図ることができる。そして、移動
距離がトレイ群の高さとなると、大容量トレイの高さは
関係ないので、大容量トレイの最大積載量を増加しても
移動距離はかわらない。
【0012】一方、大容量トレイの上方にはトレイ群が
存在しているため、大容量トレイの上部とトレイ群との
間を接近させすぎると、大容量トレイ上に積載されたシ
ート束を取り出しにくくなるおそれがある。係る事態の
解決策としては、各種のものを適用できるが、一例を示
すと、前記大容量トレイを、底板とその底板の上面に起
立形成され排出されたシートの横滑りを抑制するガイド
を備えて構成し、かつ、大容量トレイを水平方向にスラ
イド移動させて引き出すことにより、その大容量トレイ
の上方側を開放状態にするようにしてもよい(請求項
2)。このようにすると、上方の開放部分から大容量ト
レイ上に積載されたシート束を容易に取り出すことがで
きる(トレイ群が邪魔にならない)。
【0013】また、前記大容量トレイは、底板とその底
板の上面に起立形成され排出されたシートの横滑りを抑
制するガイドを備え、かつ、前記所定のガイド(実施の
形態では、エンドガイド対応するが、サイドガイドを可
倒式にしてももちろん良い)を可倒式にし、その可倒式
のガイドを転倒させることにより大容量トレイの所定の
側面を開放状態にするようにしてもよい(請求項3)。
このようにした場合には、ガイドを起立させた状態で排
出されるシートを受け取り、すべてのシートが排出され
たならば、ガイドを転倒させて開放し、その開放した部
分からシート束を取り出す。これにより、ガイドの高さ
分だけシートを持ち上げる必要がなく、より簡単に取り
出すことができる。また、ガイドにはシート束の重さが
加わらないので、簡単に転倒させることができる(大容
量トレイのスライド移動に比べて)。
【0014】一方、前記大容量トレイのシートを受け取
る面を、前記トレイ群に対して相対的に上下移動可能に
した(請求項4)。その場合の具体的な構成としては、
例えば前記大容量トレイの底板の上に上下移動可能に昇
降トレイを設け、その昇降トレイ上に排出されたシート
を受け取るようにしたり(請求項5)、或いは、前記大
容量トレイの底板を前記トレイ群に対して相対的に上下
移動可能に設置するとともに、その底板上に排出された
シートを受け取るようにし、かつ、その底板上に起立形
成したシートの横滑り防止用のガイドの高さを調整可能
としたりすることができ(請求項6)、もちろん他の機
構によっても実現できる。このようにすると、大容量ト
レイに積載されたシートの上面と、大容量トレイの上端
部位との距離が短くなり、取り出しやすくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の第1の実
施の形態を示している。同図に示すように、シート仕分
け装置10は、略直方体状の装置本体11の片側面の高
さ方向中央位置に上下一対の回転ローラ12a,12a
を備えたシート搬送部12を設けている。そして、その
回転ローラ12a,12a部分がシート排出口となる。
また、このシート搬送部12側に、複写機や印刷機等の
画像形成装置(図示省略)が接続され、係る画像形成装
置から排出されるシートを、一対のローラ12a,12
aで挟持するとともに回転して前方への搬送力を与え、
シート排出口の近傍直下のトレイ上へ排出するようにな
っている。
【0016】一方、そのシート搬送部12と反対側の装
置本体11の側面には、ソーターを構成するトレイ群1
4と、大容量トレイ15とが、上下に配置されている。
つまり、図示するように大容量トレイ15は、トレイ群
14の下方に位置されており、そのような上下位置関係
に配置するのが本発明の特徴の一つである。
【0017】トレイ群14は、複数枚のトレイ(ビン)
14aが適当な間隔をおいて上下方向に整列配置されて
構成される。そして、各トレイ14aは、傾斜して配置
されており、その傾斜の下方側(図2,図3の右側)を
基端、上方側(図2,3の左側)を先端とする。
【0018】装置本体11の内部の所定位置、すなわち
トレイ群の基端側の両側部にそれぞれ長尺の螺旋円筒カ
ム16が垂直に配設されている。そして、各トレイ14
aの基端側の両側部には従動体17が設けられ、その従
動体17がそれぞれ対応する螺旋円筒カム16に係合し
ている。また装置本体11内には、図示を省略している
が、2つの螺旋円筒カム16を同期して回転させる駆動
機構がある。そして、両螺旋円筒カム16が同期して回
転する時、各トレイ14aが螺旋のカムリードに従って
上下方向に移動する。さらに、図示省略するが両螺旋円
筒カム16の中央部分(シート排出口に対向する部分)
ではカムリードが他の部分より大きくなっており、この
部分を通過するトレイ14aは他の部分よりトレイ間隔
が大きくなる。
【0019】さらにまた、前記トレイ群14の両側部に
あてがうようにスライド枠体18を設け、このスライド
枠体18も両螺旋円筒カム16に係合させるようにして
いる。この係合は、トレイ14aと同様にスライド枠体
18の側面に従動体(図示せず)を設け、それを螺旋円
筒カム16に係合することにより簡単に行える。これに
より、螺旋円筒カム16が正逆回転すると、前記トレイ
群14とスライド枠体18が一体的に上下方向に平行移
動する。なお、各トレイ14aに設けた従動体17は、
スライド枠体18の所定位置に形成した上下方向に伸び
るスリット18aを貫通してスライド枠体18の外側に
突出し、その突出した先端が螺旋円筒カム16と係合す
るようになっている。
【0020】そして、トレイ群14の先端側の両側部に
対向する部分のスライド枠体18には、垂直ガイド19
が形成されており、各トレイ14aの先端側の両側部に
設けた係合子20がそれぞれ垂直ガイド19に係合して
いる。垂直ガイド19は凹溝型のレールからなり、ま
た、係合子20は、そのレールの凹溝にはまったローラ
からなる。係る構成にすると、各トレイ14aに設けら
れた従動体17と係合子20の距離は一定であり、また
垂直ガイド19と螺旋円筒カム16とは平行に配置され
ているとともに、両者19,16の間隔は、上記の従動
体17と係合子20の距離よりも短くしているので、そ
の距離の差に応じた角度で各トレイ14aは傾斜する。
そして、両者の距離は固定であるので、各トレイ14a
は上下方向にほぼ平行移動可能となる。したがって、ト
レイ14aが螺旋円筒カム16の中央部分のリードの異
なる部分に至り、排出されるシートを受け取るトレイの
基端側でトレイ間隔が大きくなったときは、上記傾斜角
度を一定に保とうとしてトレイの先端側でもそれに応じ
て移動してトレイ間隔が同じだけ大きくなり、各トレイ
14aは上下方向にほぼ平行移動する。よって、トレイ
の先端側の間隔が狭まり、積載可能な枚数が少なくなる
ことはない。
【0021】さらに本形態では、トレイ14aの昇降に
応じてスライド枠体18も昇降し、しかも、その移動量
は、同一の螺旋円筒カム16に係合しているので同一リ
ードとなる。よって、両者14a,18の相対移動速度
差はなく、トレイ14aに設けた係合子20とスライド
枠体18に設けた垂直ガイド19との速度差もないの
で、結局係合子20は垂直ガイド19に対して相対移動
することがなく、移動に伴う騒音の発生もなく、また、
移動時の抵抗(負荷)を受けたりすることも可及的にな
くなる。そして、係合子20が唯一相対移動するのは、
トレイ14aの従動体17が螺旋円筒カム16の中央部
分を通過し、移動量が大きくなるときである。
【0022】一方、大容量トレイ15は、収納容量を大
きくするために、底板21の上面両側縁にサイドガイド
22を形成するとともに先端側にエンドガイド23を起
立形成している。このように3方にガイドを設けたこと
により、多数枚のシートを安定・整列状態で積層可能と
なる。そして、この大容量トレイ15を使用する場合に
は、実際のシートを受け取る位置は、シート排出口から
所定距離下がっているため、排出されたシートが係る距
離だけ落下して底板21上に積載されることになる。ま
た、落下時にはガイド22,23に案内されて、スムー
ズに所定の位置に落下することになる。
【0023】そして、係る構成の大容量トレイ15が、
上記したスライド枠体18の底面18bに固定されて一
体化されている。従って、装置本体11内に収納した昇
降駆動装置(長尺の螺旋円筒カム16等)により、スラ
イド枠体18を昇降させると、トレイ群14及び大容量
トレイ15が同時に上下移動するようになる。このよう
にトレイ14a,大容量トレイ15を上下方向に移動さ
せて、シート搬送部12のシート排出口近傍に、所定の
トレイ14aまたは大容量トレイ15の位置を合わせる
ことにより、そのトレイ上に排出されたシートを受け取
るとともに、積載できるようになっている。
【0024】次に、本形態におけるシート仕分け装置の
動作を説明する。図2は、大容量トレイ15を使用する
際のポジションを示している。すなわち、図示の状態で
は、トレイ群14は、一対のローラ12a,12aから
なる排出口より上方に位置するため、排出されたシート
は、その下方に位置する大容量トレイ15上に落下し、
積載される。なお、本例では、排出される枚数に関係な
く、ソートをしない場合には大容量トレイ15を使用す
るようにしているが、枚数の少ないときには、トレイ群
14を構成する所定のトレイ14a上に排出するように
してももちろん良い。
【0025】この状態からソーター機能を利用する場合
には、螺旋円筒カム16を所定方向に回転させて、各ト
レイ14aおよびスライド枠体18を下降させる。する
と、そのスライド枠体18と一体になった大容量トレイ
15も下降し、トレイ群14を構成する所定のトレイ1
4aがシート排出口に対向することになる。そして、通
常のソーター機能を発揮させ、シートの排出にタイミン
グを合わせてトレイ14aを昇降移動させ(この時大容
量トレイも同時に昇降する)、ソートさせてシートを受
け取ることになる。
【0026】このように構成すると、図2と図3を比較
すると明らかなように、大容量トレイ15を使用する状
態からトレイ群14の最上段のトレイ14aを使用する
状態(或いはその逆)に切り替えるために移動する距離
は、トレイ群14の高さ分で済むため、その移動距離が
短くなる。これは、大容量トレイ15の高さに関係ない
ので、大容量トレイ15の高さを高く(最大積載枚数を
多く)するほど、大容量トレイを上に配置したものと比
べた移動距離の削減は顕著となる。
【0027】また、大容量トレイ15は、ガイド22,
23を有しているため、外観が大きな箱状となっている
が、トレイ群14の下方に位置されることから、あまり
目立たず、圧迫感も少なくなる。
【0028】また、本例では、図2に示す大容量トレイ
15がシート排出口近傍に位置する状態をホームポジシ
ョンにし、シート排出処理が完了したならば、常にその
ホームポジションに戻るようにしている。
【0029】係る構成にすることにより、ソーター機能
を使用しない場合には、トレイを上下移動させる必要が
ないため、処理に要する時間が短くなるとともに、上下
移動に伴う駆動系への負荷や電力消費並びに移動にとも
ない発生する音がなくなり、好ましい。特に、通常の画
像形成処理では、ソート機能使用しない方が多いため、
上記の効果はより顕著となる。
【0030】さらに、図2を見ると明らかなように、す
べてのシートが排出され、トレイ上に積載された状態で
は、ホームポジションに戻るので、大容量トレイはユー
ザの腰付近に位置するため、積載された大容量のシート
束を持ちやすく、また、複数のトレイ14aは、ユーザ
の腰から肩の範囲内にあるため、視認性も良く非常に取
り出しやすく、利便性が向上する。
【0031】さらにまた、ソーター使用時にトレイ群1
4の各トレイ14aに排出する順番として、トレイ群1
4の一番下側のトレイ14aから順に使用していき、所
定段数まで排出したならば一旦ホームポジションに戻し
た後、再度一番下側のトレイ14aから順に排出するよ
うにしてもよい。
【0032】このような順番でトレイ14aにシートを
排出することにより、トレイ群14,大容量トレイ15
の移動距離を最短にするとともに、各トレイ14a上に
排出されるシートは、一定時間ごとに順に排出されるた
め、あるトレイにシートが排出された後に次のシートが
そのトレイに排出されるまでの時間が、各トレイで一定
となり、インクの乾燥状態が一定となり、乾燥前にシー
トが排出されて印刷面が汚れるおそれもなくなる。
【0033】なお、上記した各種のトレイへの排出制御
は、一例を示したものであり、それに限られるものでは
なく、ホームポジションや使用するトレイの順番は自由
に設定できるのはもちろんである。
【0034】図4は、本発明の第2の実施の形態を示し
ている。本実施の形態は基本的には上記した第1の実施
の形態と同様であるが、大容量トレイ15の構造を変更
してある。すなわち、第1の実施の形態では大容量トレ
イ15は、スライド枠体18に固定されており、スライ
ド枠体18との相対位置関係は不変であった。そのた
め、大容量トレイ15の上方にはトレイ群14が存在
し、側面周囲はガイド22,23が位置しているため、
トレイ群14の下面と大容量トレイ15の距離が短くし
かも大容量トレイ15いっぱいにシートを積載したよう
な場合には、係るシート束を取り出しにくくなるおそれ
がある。
【0035】そこで本実施の形態では、スライド枠体1
8の底面18bにスライドレール25を設け、そのスラ
イドレール25に大容量トレイ15(底板21)を連結
するようにしている。これにより、大容量トレイ15上
に積載されたシート束を取り出す場合には、図で示すよ
うに、底板21を手前側に引き出すことにより、大容量
トレイ15の上方に取り出すための空間を確保すること
ができ、シート束を容易に取り出すことができるように
なる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した
第1の実施の形態と同様であるので、その詳細な説明を
省略する。
【0036】図5は、本発明の第3の実施の形態を示し
ている。本実施の形態も、上記した第2の実施の形態と
同様に、大容量トレイ15に積載されたシート束の取り
出しの利便性を考慮して、大容量トレイ15の構造を変
更している。すなわち、図示するように、エンドガイド
23を可倒式にしている。具体的には、例えばエンドガ
イド23の下端を蝶番機構26で底板21に連結する。
そして、通常時は二点鎖線で示すように起立させてお
き、シート束取り出しに先立ち図示のように蝶番機構2
6を中心にエンドガイド23を回転させて倒す。これに
より、エンドガイド23側が開放されるので、第2の実
施の形態のように底板21を引き出すことなく、その開
放された部分からシート束を容易に取り出すことができ
る。
【0037】しかも、この例では、エンドガイド23が
倒れることから、上記した2つの実施の形態ではいずれ
もガイド22,23の高さ分だけ持ち上げる必要があっ
たが、本形態では、底板21からシート束を引き出すよ
うにして取り出すことができるので、より利便性が向上
する。なお、この例ではエンドガイド23を可倒式にし
たが、サイドガイド22側を可倒式にしても良く、また
両方とも可倒式にしてももちろん良い。
【0038】なお、通常の使用状態でエンドガイド23
を起立保持させておくためには、各種のロック機構を用
いたり、スプリングなどにより起立する方向に付勢する
等の他、各種の機構を採用できる。なおまた、その他の
構成並びに作用効果は、上記した第1の実施の形態と同
様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0039】図6は、本発明の第4の実施の形態を示し
ている。本実施の形態では、トレイ群14の構造の改良
を図っている。すなわち、トレイ群14の最上段に、テ
ストプリント用の専用トレイ28を設けている。この専
用トレイ28は、ソーター使用時には使わないため、ス
ライド枠体18に固定している。
【0040】たとえばメンテナンスや、正規の印刷を行
う前の画質調整等のために、印刷画像を確認するために
テストプリント(試し刷り)を行うことが多々あるが、
上記した各実施の形態では、ソーターを使用しない場合
には、大容量トレイ15側に排出されてしまう。そうす
ると、いちいち大容量トレイ15からテストプリントし
たシートを取り出さなければならなくなり、作業性が悪
くなる。
【0041】そこで、本実施の形態のように、最上方に
専用トレイ28を設けることにより、各種のテスト時
(操作者が所定のスイッチを押下すること等により知ら
せる)には、係る専用トレイ28上にシートを排出する
ことにより、テストプリントされたシートに対する視認
性が向上し、メンテナンス作業性も向上する。
【0042】さらに、このようにトレイ14aとは別に
専用トレイ28を設けたことにより、他の一般の排出さ
れたシートと区別できるという利点も生じる。なお、他
のものと区別する利点が必要なければ、例えば専用トレ
イ28を設けるのではなく、トレイ群14を構成する最
上方のトレイ14aをテストプリント排出用のトレイに
代用・兼用するようにしても良い。つまり、ソーターを
使用しないときには、通常は大容量トレイ15側に排出
するが、テストプリントの時には、係る信号を受け取
り、トレイ群14の最上段のトレイ14aをシート排出
口に位置させるようにしてもよい。なお、ソーターを使
用しないときであっても、少数枚を印刷する場合にはト
レイ群14の最上段のトレイ14aに排出するように設
定してもよく、そのようにすれば、上記した問題も元々
生じない。
【0043】図7は、本発明の第5の実施の形態を示し
ている。本実施の形態では、大容量トレイ15の構造の
改良を図っている。つまり、上記した各実施の形態で
は、ソートをしない場合には、少数枚であっても大容量
トレイ側に排出するようにしていた。一方、大容量トレ
イ15は、最大積載枚数を多くしようとすると必然的に
各ガイド22,23の高さが増す。そうすると、最大積
載枚数に比べて実際の積載枚数が非常に少ないと、シー
ト束の取り出し作業が煩雑となる。
【0044】そこで、本実施の形態では、底板21の上
面に昇降トレイ29を設置し、大容量トレイ15に積載
される枚数に応じて昇降トレイ29を上下移動し、その
昇降トレイ29上にシートを積載するようにし、積載さ
れたシートの上端とガイド22,23の上端との距離を
できるだけ短くなるように設定している。これにより、
シート排出口・ガイド22,23の上端近傍に積載され
たシート束の上面があり、視認性並びに取り出し性が向
上する。
【0045】なお、昇降トレイ29を上下移動させる機
構は、例えば、正逆回転可能なモータの主力軸にスクリ
ュー軸を連結し、そのスクリュー軸を昇降トレイ29に
連結させたり、トレイ14aなどと同様に所定の螺旋円
筒カムに連結させるなど、各種の方式を採ることができ
る。また、昇降トレイ29の高さ位置を例えば底板21
の近傍位置と、そこから一定距離高くした位置のように
2つの位置を取るようにした場合は、シリンダやソレノ
イドを用いることもできる。
【0046】また、昇降トレイ29を上下移動させるタ
イミング制御は、例えば最初は最上方位置に位置させて
おき、一定の枚数(1枚以上)のシートが排出される都
度、所定量だけ昇降トレイ29を下降移動させるように
しても良く、或いは、予め積載枚数がわかっている場合
(画像形成装置本体側からの信号を受け取ったり、仕分
け装置本体11の初期設定などにより直接ユーザー等が
そこで使用する最大積載枚数をセットすることなどによ
り取得する)に、その積載枚数に応じて昇降トレイ29
を所定位置に移動させておいても良い。さらには、大容
量トレイ15の所定位置にセンサを設け、そのセンサ出
力に基づいて昇降トレイ29の上下移動を制御するよう
にしても良い。なお、その他の構成並びに作用効果は、
上記した第1の実施の形態と同様であるので、その詳細
な説明を省略する。
【0047】図8,図9は、本発明の第6の実施の形態
を示している。本実施の形態も、上記した第5の実施の
形態と同様に、大容量トレイ15に積載するシートの枚
数に応じて、その大容量トレイ15の実質的な積載許容
量を調整できるようにしている。
【0048】具体的には、サイドガイド22を上側プレ
ート22aと下側プレート22bに2分割し、両プレー
ト22a.22b間にスプリング30を実装し、そのス
プリング30の弾性復元力により両フィルムレート22
a,22bを上下方向に離反させるような付勢力を与え
る。そして、下側プレート22bは、底板21に連結
し、上側プレート22aはスライド枠体18の下面所定
位置に付き当てるか、固着して相対的にそれ以上上方へ
移動するのを抑止している。
【0049】さらに、長尺の螺旋円筒カム16は、トレ
イ群14には連結するが、大容量トレイ15は連結せ
ず、螺旋円筒カム16からはトレイ群14側にのみ上下
方向への駆動力を与え、大容量トレイ15には与えない
ようにする。そして、その大容量トレイ15は、螺旋円
筒カム16と平行に起立配置された補助螺旋円筒カム3
2に連結させ、その補助螺旋円筒カム32を正逆回転す
ることにより、底板21を上下移動させるようにしてい
る。
【0050】さらにまた、螺旋円筒カム16と補助螺旋
円筒カム32とは、駆動モータに対して適宜のクラッチ
機構を介して連結することにより、補助螺旋円筒カム3
2のみを回転させたり、両者を同期させて回転させるこ
ともできるようにしている。そして、補助螺旋円筒カム
32のみを回転させると、それに追従して底板21が上
下移動する。従って、例えば図8に示すようにサイドガ
イド22を構成する両プレート22a,22bが接近し
た状態から、底板21を下降させると、それに追従して
下側プレート22bも下降する。しかし、スプリング3
0の弾性復元力により上側プレート22aは上方へ付勢
されているので、上側プレート22aは下降しない。そ
の結果、図9に示すように、両プレート22a,22b
は離れ、底板21からサイドガイド22の上端までの距
離は長くなり、最大積載枚数が増す。そして、この底板
21の上下移動の制御は、上記した第5の実施の形態に
おける昇降トレイ29の上下移動制御と同様に行うこと
ができる。
【0051】なお、ソーターを使用するときは、螺旋円
筒カム16と補助螺旋円筒カム32とを同期して回転駆
動することにより、大容量トレイ15とトレイ群14と
を一緒に上下移動できるので、ソーター機能は問題なく
使用できる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上
記した第1の実施の形態と同様であるので、その詳細な
説明を省略する。
【0052】また、上記した第5,第6の実施の形態の
ように、大容量トレイ15の実質的な最大積載枚数を調
整できるようにした場合であっても、トレイ14a,大
容量トレイ15のうち所定のものをシート排出口に移動
させるために必要な最大移動距離は、大容量トレイ15
の状態に関係なくトレイ群14の高さに相当する距離で
不変となる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るシート仕分
け装置では、大容量トレイをトレイ群の下側に位置させ
たため、各トレイ上にシートを排出させるために必要な
最大移動距離は、トレイ群の高さ相当で済み、トレイの
移動距離を短くすることができ、装置全体・昇降移動さ
せるための駆動装置の小型化を図ることができる。
【0054】また、請求項2,3のように構成すると、
大容量トレイに積載したシート束を取り出す際に、トレ
イ群やガイドが邪魔にならず、スムーズに取り出すこと
ができる。さらに、請求項4〜6のように構成すると大
容量トレイ上に少数枚のシートを排出しても容易に取り
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート仕分け装置の第1の実施の
形態を示す平面図である。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態を示す側面図で
ある。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態を示す側面図で
ある。
【図4】本発明に係るシート仕分け装置の第2の実施の
形態を示す側面図である。
【図5】本発明に係るシート仕分け装置の第3の実施の
形態を示す側面図である。
【図6】本発明に係るシート仕分け装置の第4の実施の
形態を示す側面図である。
【図7】本発明に係るシート仕分け装置の第5の実施の
形態を示す側面図である。
【図8】本発明に係るシート仕分け装置の第6の実施の
形態を示す側面図である。
【図9】本発明に係るシート仕分け装置の第6の実施の
形態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 シート仕分け装置 14 トレイ群 14a トレイ 15 大容量トレイ 18 スライド枠体 21 底板 22 サイドガイド 22a 上側プレート 22b 下側プレート 23 エンドガイド 25 ガイドレール 26 蝶番機構 29 昇降トレイ 30 スプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソーター機能を実現するための複数のト
    レイを備えたトレイ群の下側に多数のシートを積載可能
    な大容量トレイを配置し、 前記トレイ群と前記大容量トレイとを一体的に上下移動
    可能として、所定のトレイをシート排出口近傍に位置さ
    せるようにしたことを特徴とするシート仕分け装置。
  2. 【請求項2】 前記大容量トレイは、底板とその底板の
    上面に起立形成され排出されたシートの横滑りを抑制す
    るガイドを備え、 かつ、大容量トレイを水平方向にスライド移動させて引
    き出すことにより、その大容量トレイの上方側を開放状
    態にすることを特徴とする請求項1に記載のシート仕分
    け装置。
  3. 【請求項3】 前記大容量トレイは、底板とその底板の
    上面に起立形成され排出されたシートの横滑りを抑制す
    るガイドを備え、 かつ、前記所定のガイドを可倒式にし、その可倒式のガ
    イドを転倒させることにより大容量トレイの所定の側面
    を開放状態にすることを特徴とする請求項1または2に
    記載のシート仕分け装置。
  4. 【請求項4】 前記大容量トレイのシートを受け取る面
    を、前記トレイ群に対して相対的に上下移動可能にした
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    シート仕分け装置。
  5. 【請求項5】 前記大容量トレイの底板の上に上下移動
    可能に昇降トレイを設け、その昇降トレイ上に排出され
    たシートを受け取るようにしたことを特徴とする請求項
    4に記載のシート仕分け装置。
  6. 【請求項6】 前記大容量トレイの底板を前記トレイ群
    に対して相対的に上下移動可能に設置するとともに、そ
    の底板上に排出されたシートを受け取るようにし、 かつ、その底板上に起立形成したシートの横滑り防止用
    のガイドの高さを調整可能としたことを特徴とする請求
    項4に記載のシート仕分け装置。
JP29126196A 1996-10-15 1996-10-15 シート仕分け装置 Pending JPH10120290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29126196A JPH10120290A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 シート仕分け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29126196A JPH10120290A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 シート仕分け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10120290A true JPH10120290A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17766583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29126196A Pending JPH10120290A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 シート仕分け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10120290A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5884910A (en) Evenly retractable and self-leveling nips sheets ejection system
US4534643A (en) Image forming apparatus
US4843434A (en) Random access sheet receiver
US4927131A (en) Sheet stacking apparatus
JPH10291724A (ja) シート仕分け装置及びシート仕分け装置の制御方法
JPH09278260A (ja) 仕分け排紙装置及びこれを用いた画像記録装置
US5158275A (en) Multiple tray rotary paper feed system for an image reproduction machine
US4657238A (en) Sheet turn over apparatus
JPH10120290A (ja) シート仕分け装置
JP2714289B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JPH04161388A (ja) ステープルソータ
JP2565364B2 (ja) シート分類装置
JPH0637118B2 (ja) シ−ト後処理装置
US6089558A (en) Sheet handling unit after image formation
JP4176903B2 (ja) 排紙収納装置
JP2774479B2 (ja) 画像形成装置
JPH042512B2 (ja)
JPS6169631A (ja) 自動原稿送り装置
JPH07247029A (ja) 給紙装置
JPH01203166A (ja) シート分類装置
JPH03223039A (ja) 給紙装置
JPH061521A (ja) シート材後処理装置
JP3297555B2 (ja) シート後処理装置
JPH0777947B2 (ja) 紙葉類分類装置
JP2001199147A (ja) 孔版印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041130

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050405

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050816

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02