JP2774479B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2774479B2
JP2774479B2 JP8086956A JP8695696A JP2774479B2 JP 2774479 B2 JP2774479 B2 JP 2774479B2 JP 8086956 A JP8086956 A JP 8086956A JP 8695696 A JP8695696 A JP 8695696A JP 2774479 B2 JP2774479 B2 JP 2774479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
plate
bucket
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8086956A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08245039A (ja
Inventor
尚寿 山田
良夫 重盛
満裕 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP8086956A priority Critical patent/JP2774479B2/ja
Publication of JPH08245039A publication Critical patent/JPH08245039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2774479B2 publication Critical patent/JP2774479B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ、印刷
機、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】この種の画像形成装置においては、装置
内の画像記録部で画像形成された記録紙は、装置の側方
に付設した排紙トレイ上に排出されるよう構成されてい
るものが多い。しかしながらこのように構成すると、排
紙トレイ上に排出される排紙の収納スペース分、余計に
床面積を占有してしまうという問題があった。 【0003】特開昭58−65674号公報には、装置上面に
排紙トレイを配置し、画像形成済みの記録紙をこの排紙
トレイ上に排出するようにしたプリンタが開示されてい
る。このような構成によれば、装置の側方に排紙収納ス
ペースをとる必要がないため、床占有面積を小さくで
き、省スペース化を図ることができるという利点があ
る。 【0004】しかし、さらに上述した従来の画像形成装
置においては、1つの排紙トレイにのみ画像形成済みの
記録紙を排出する構成であるため、排出された記録紙の
収納枚数を多くすることができないという問題があっ
た。この問題を解消するため、装置上面と装置側方の2
ヶ所に排紙トレイを設けて収納枚数を増加させることも
考えられるが、装置側方に排紙トレイを設けた場合に
は、前述した床占有面積が増大するという問題が生じて
しまう。 【0005】この問題を解決したものとして、装置本体
上面に第1排紙トレイ、装置本体下方に第2排紙トレイ
を設けて、画像形成済みの記録紙を振り分けて排出し、
床占有面積を小さくしたものも開発されている。 【0006】 【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上述
した従来の画像形成装置においては、排紙トレイを複数
の設けたことで複雑になった搬送経路などのメンテナン
ス性が考慮されていなかった。 【0007】本願発明は上記問題点を解決するためにな
されたものであり、装置上面及び装置下方に排紙トレイ
を有し、画像形成済みの用紙を振り分けて排出するよう
構成された画像形成装置において、搬送経路を容易に開
放可能に構成し、メンテナンス性を向上させることを目
的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め、この発明の画像形成装置は、装置本体上面に設けら
れた第1シート収容部と、少なくとも一部が前記装置本
体の側壁と一体に設けられ、前記第1シート収容部へ向
けて上方へシートを案内する第1搬送経路と、装置本体
下方に設けられた第2シート収容部と、前記第2シート
収容部を有して装置本体と別体に装置本体下方に設置さ
れた架台と、少なくとも一部が前記装置本体の側壁と一
体に設けられ、前記第2シート収容部へ向けて下方へシ
ートを案内する第2搬送経路と、前記架台内に、少なく
ともその一部が前記架台の側壁と一体に設けられ、前記
第2搬送経路より案内されてくる画像形成済みシートを
前記第2シート収納部へ案内する第3搬送経路と、画像
形成済みシートを前記第1搬送経路あるいは第2搬送経
路へと選択的に案内するシート偏向手段とを備え、前記
装置本体の側壁の移動に伴って前記第1搬送経路及び第
2搬送経路の少なくとも一部が共に開放されるよう構成
し、且つ前記装置本体の側壁の移動軌跡と離間した軌跡
で前記架台の側壁を移動して前記第3搬送経路の少なく
とも一部を開放可能に構成したことを特徴とする 【0009】このように構成することにより、装置本体
の側壁を移動させるという一回の簡単な操作で、第1搬
送経路及び第2搬送経路の双方を開放することができる
共に、装置本体の第1及び第2搬送経路と架台の第3搬
送経路とを互いに独立して開放することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、この発明の画像形成装置の
一実施形態について図面を参照して説明する。図1はこ
の装置の概略の配置を示す図である。このプリンタ1は
架台2上に載置されており、その内部構成は、担持体ド
ラム3上にイオンフロータイプなどの像記録ヘッド4に
よって図示しないホストコンピュータから送信される記
憶信号にもとづいて静電像を形成し現像装置5によって
これを顕像とした後に、給紙台6上の積載用紙7から給
送ローラ8によって給送されてくる用紙にこの担持体ド
ラム3上の顕像を転写ローラ9によって圧力転写同時定
着し、搬送ローラ10を経て排出するものである。 【0011】このプリンタ1から排出されるシートとし
ての用紙の収納部は、第1排紙収納部11と第2排紙収
納部12の2ヶ所を有している。第1排紙収納部11は
プリンタ1の上面に設けられ、搬送ローラ10の下流側
に設けられたシート偏向手段としての偏向ガイド板13
を時計方向に回動させることにより用紙を上方に案内
し、第1搬送経路としての上方ガイド14,16と搬送
ローラ15,17を経て用紙の面が反転されて第1排紙
収納部11のトレイ18上に排出され積載される。この
ように用紙の印字面を反転して積載することにより排出
される用紙を順序どおりに積載することができる。 【0012】また第2排紙収納部12は架台2の内部に
設けられ、偏向ガイド13を反時計方向に回動させるこ
とにより用紙を下方に案内し第2搬送経路としての下方
ガイド19からプリンタ1の下方に用紙を排出せしめ、
架台2に設けられた排紙導入部20を経て第2排紙収納
部12内に用紙は印字面を反転して積載される。この排
紙導入部20は架台2の左側面の上部に設けられてお
り、ガイド板21,23,25と搬送ローラ22,24
により構成されている。 【0013】このように排紙収納部をプリンタ1の上方
および下方に配置し、プリンタ1の側方に排出される用
紙を偏向ガイド板13を経て上方および下方に選択的に
案内しかつプリンタ1の搬送ローラ10による用紙の進
行方向とは反対方向に反転して排出することにより、そ
れぞれの排紙収納部に用紙の印字面を反転して積載する
ため、特に用紙の反転装置を設けることなく用紙を排出
順序どおりに大量に収納でき、かつ排紙の収納スペース
を要しない利点がある。 【0014】なお、プリンタ1において給紙ローラ8の
下流側に給紙センサ26、搬送ローラ10の上流側に排
紙センサ27、そして排紙導入部20において搬送ロー
ラ24の下流側に用紙センサ28がそれぞれ設けられ、
その検出信号は用紙の搬送収納に至るシーケンスの制御
に用いられる。第2排紙収納部12は、架台2の底板2
9上に左側板30,右側板31および天板32によって
支持枠33を形成し、この支持枠内33にバケット34
を配置して、バケット34内のシート受板としての中板
35上に排紙案内部20から供給される用紙を順次積載
するものである。そして、移動ローラとしての斜行ロー
ラ36が天板32に揺動自在に支持されて天板32の開
口37を通じて中板35上に積載された用紙38の最上
面に当接して用紙の載置位置をストッパとしてのバケッ
ト34の内壁に接触する位置まで移動させる。また中板
35は図示されていない昇降機構(図7〜10参照)に
よって支持され用紙の積載量に応じて昇降する。バケッ
ト34はスライドレール39,39によって正面手前方
向に移動可能に支持されている。 【0015】以下により詳細にこの実施形態を説明す
る。図2,3はこの装置の外観を示す図である。プリン
タ1の上面には第1排紙収納部11とプリンタの操作パ
ネル42が設けられ、また左側面には用紙を上方向に案
内するガイド部をカバーするフリッパーカバー40とこ
のカバーを開閉するための把手41,および用紙を下方
に案内する下方ガイド19が突設されている。また架台
2には、下部にキャスター43を設けて移動可能とする
とともに、正面にフロントドア44とその把手45を有
し、左側面上方に排紙導入部20のカバー46を突設
し、このカバーの正面側には第2排紙収納部12を手動
操作するための操作パネル47が設けられている。この
操作パネル47には、用紙搬送路中での紙詰りを示すJ
AM表示部48と、バケット34内の中板35が上昇し
ているか下降しているかを示すUP,DOWNの表示部
49,50と、中板35を下降させるためのスイッチ5
1が設けられている。 【0016】図4はこの装置の正面部分断面図である。
プリンタ1内の上方および下部への排紙案内部および搬
送ローラ10の近傍で発生した紙詰りを除去するため
に、これらの部材を含んでフリッパーカバー40は軸5
2を中心として回動可能である。このフリッパーカバー
40を開閉しても下方ガイド19の下端部の軌跡が架台
2に設けられた排紙導入部20とそのカバー46には接
触競合しないようにガイド板21は部分的に切欠かれて
いる。このフリッパーカバー40を開閉するだけでプリ
ンタ1の排紙案内部全体の紙詰りがどの位置で発生して
も容易に除去することができる。 【0017】また架台2の排紙導入部20で発生した紙
詰りを除去するために、排紙導入部20とそのカバー4
6は軸53を中心として回動可能であり、このカバー4
6を開閉してもプリンタ1のフリッパーカバー40や下
方ガイド19と接触競合することがないように構成され
ている。図5はこの装置の左側面図であり、フロントド
ア44と共にバケット34を引出した状態を示してい
る。スライドスケール39の可動側には支持板60が取
付けられており、この支持板60上に設けられた位置決
めピン61,62がバケット34の底部の位置決め穴に
嵌合している(図7参照)。フロントドア44の裏面に
は上部から下部にむかって傾斜面を有する案内部材63
が設けられており、この案内部材63の下面が支持板6
0に取付けられている。したがって、フロントドア44
の把手45に手をかけて手前に引くことによりフロント
ドア44と共にバケット34を引出すことができ、バケ
ット34の上部に設けられた把手64に手をかけてバケ
ット34を容易に上方に取り出すことができる。また、
バケット34を支持板60上に載置するには案内部材6
3に沿わせてバケットを降していけば底部の位置決め穴
に位置決めピン61,62を容易に嵌入することができ
る。 【0018】なお、架台2に点線で示した部分には架台
2内に収納されたシート積載装置を制御するための電気
系の制御部65が配設されている。図6(a),(b)
によりバケット34および中板35の構造を説明する。
バケット34は、収納する用紙の幅Wと長さlに対して
それぞれ余裕をもたせて幅をw+α,長さをl+βとし
た方形を底部65として高さhをなす4つの方形の側
部、すなわち前側部66,後側部67,右側部68,左
側部69を有している。この例ではαは約30mm、β
は約5mmであった。そして、このバケット34の前側
部66と後側部67にはそれぞれ中央部の上辺から下辺
までさらには底部65の一部を含めて切欠いた切欠部7
0,71を有し、右側部68と左側部69にはそれぞれ
前側部寄りを上下に上辺の一部を残し下辺は底部65の
一部を含めて切欠いた長穴72,73を有し、底部65
の中央には2個の位置決め穴74,75を有している。
また左右の側部68,69の中央上部には把手64が回
動自在に取付けられ、把手64を前側に倒すと前側部6
6の上辺に沿って把手64が保持される。 【0019】中板35は、バケット34の底部65より
長さ幅ともわずかに小さい方形の平板をなしていて、そ
の上面76には載置する用紙とほぼ同等の摩擦係数を有
する長板77,78が貼付けられ、その端面79の角部
近傍にはそれぞれテフロンなどの低摩擦性の滑板80が
貼付けられている。この滑板80は中板35がバケット
34内で昇降するときバケットの内壁に接触して中板の
ガタをなくしかつスムースな昇降を保証している。 【0020】図7,図8は、第2排紙収納部12を示す
正面断面図および左側面部分断面図である。先ず、支持
枠33の形状についてより詳細に説明する。底板29上
に垂直に固定された左側板30と右側板31にはそれぞ
れ外側に上下にわたって突出した突出部30a,31a
が形成されており、また左側板30には図4に示されて
いるように排紙導入部20を回動自在に枢着するための
軸53が取付けられている。天板32の左寄りの部分は
斜め上方に切り起されて、排紙導入部20からの用紙を
第2排紙収納部12内に導入するための、開口81と案
内板32aを形成している。天板32の後端辺と底板2
9との間に後側板82が左右の側板30,31の後端辺
から空隙83をあけて設けられ、この後側板82の背面
に電気系制御部65を収納するシャーシー84が設けら
れている。 【0021】次にこの支持枠33に取付けられている昇
降機構(エレベータ)について図7〜10を用いて説明
する。支持枠33の左右の側板30,31の後部上方に
アイドラ軸85,85が外方にむけて固設され、このア
イドラ軸85,85にそれぞれスプロケット86,86
が回転自在に取付けられている。また左右の側板の突出
部30a,31aの下部には駆動軸87が軸受により回
転自在に取付けられており、この駆動軸87には、右側
板の突出部31aの外方に駆動ギア88が、また左右の
突出部30a,31aの内側の窪み内には駆動スプロケ
ット89,89がそれぞれ固設されている。この駆動ギ
ア88には図示されていないオームギア変速装置を介し
てモータMが連結されている。 【0022】更に前記突出部30a,31aの内側には
スペーサ89,90を介して2枚のプラスチック板から
なるチェーンガイド91,92がチェーン93の軸部に
相当する空隙からなるスリット94を上下方向に形成し
て固設されている。このスリット94の下端に前記駆動
スプロケット89の外周が位置しており、またチェーン
ガイド92の下端部はこの駆動スプロケット89の外周
に沿ってまわりこんでいる。したがって、駆動スプロケ
ット89にかけられているチェーン93は、図8,9に
示すように、チェーンガイド91,92のスリット94
に導入されその軸部を挟持されて駆動スプロケット89
の回転とともにスリット94内を昇降する。1対のチェ
ーン93が、その一端93bをチェーンガイドのスリッ
ト94内に上方に向けて配設され、駆動スプロケット8
9を経て側板の突出部30a,31aに設けられた開口
30b,31bから側板の外面に出てスプロケット86
にかけられ、他方の端部93aが左右の側板30,31
の後方に設けられた空隙83に沿って垂下している。こ
のように張架された一対のチェーン93,93の両端部
93a,93a,93b,93bにエレベータの昇降ア
ングル95が連結されている。 【0023】エレベータの昇降アングル95は、図10
に示すように、アングル本体部95aの両端部から直角
に右腕部95c,左腕部95cが設けられた「コの字」
形状をしており、支持枠33の右側板31,後側板8
2,左側板30の内壁に沿って近接配置されている。そ
して、アングル本体部95aの両端に突設されたチェー
ンフック96が左右の側板30,31の空隙83,83
から外方に突出し、そのフック部96aにチェーンの端
部93aが連結している。また昇降アングル95の左右
の腕部95c,95cの先端部側面にはそれぞれ2個の
ガイドピン97,97と1個のチェーンピン98が縦に
ならんで突設され、左右の側板の突出部30a,31a
内に設けられたチェーンガイドのスリット94,94に
嵌合しており、このチェーンピン98,98にチェーン
の他端部93b,93bが連結している。 【0024】すなわち昇降アングル95は、本体部95
aの両端をチェーン93によって縣架され、左右の腕部
95c,95cの先端をスリット94,94内のチェー
ン93,93によって下から支持されている。したがっ
て駆動スプロケット89が回転してチェーンの一端93
aが上昇(降下)すると他端93bも同じだけ上昇(降
下)するから、昇降アングル95は水平を保って上昇
(降下)することになる。 【0025】この昇降アングル95には、本体部95a
の中央と左右の腕部95c,95cの先端からそれぞれ
内側に支持片95b,95d,95dがその支持面が同
一水平面をなして突設されている。これらの支持片95
b,95d,95dは、それぞれバケット34の後側部
69に設けられた切欠部71および左右の側部69,6
8に設けられた長穴73,72内に突出し、中板35の
下側端部を支持して昇降アングル95とともに中板35
を昇降させる。 【0026】更にこの昇降アングル95には、アングル
本体部95aより長方形の板材からなるアクチュエータ
99が後方に突設され、また左右の腕部95c,95c
の先端には突出部100が設けられている。このアクチ
ュエータ99は後側板83に設けられた長穴から突出し
て、背面に設けられた光電センサであるボトムセンサ1
01,満杯センサ102および上端リミットスイッチ1
03,下端リミットスイッチ103′に作用して昇降ア
ングル95の位置検出信号を発生させる。なお104は
フロントドアセンサである。 【0027】バケット34の支持板60には、バケット
34の底部65の形状と同じ位置に切欠部を有してお
り、昇降アングル95の支持片95b,95d,95b
がこの切欠部を通過して支持部60よりわずかに低い位
置に降下した時に、ボトムセンサ101から信号が発生
してモータMの回転を停止する。この時、図8に示すよ
うに、左右の側板30,31に回動軸105により枢着
されバネ107によってピン108の方向に付勢されて
いる係止片106が、昇降アングル95の突出部100
によって回動させられピン108との係合を解除する。
このピン108はスライドスケール39の可動側に固設
されており、係止片106と係合することによってフロ
ントドア44の引出しを禁止するものであり、この係合
が解除ればフロントドア44の開閉は自在となる。 【0028】すなわち、フロントドア44が引出されフ
ロントドアセンサ104がOFFとなると駆動電源24
Vがインターロックされる、再びフロントドア44を閉
じるとこのセンサ104がONとなり電源のインターロ
ックを解除すると共にモータMを回転させて昇降アング
ル95を中板35と共に上昇させ、係止片106がピン
108と係合してフロントドア44の引出しが禁止され
る。 【0029】次に図11、図12(a)、(b)を用い
て、斜行ローラ36とその離接装置について説明する。
天板32上に設けられたブラケット110に回転軸11
1とこの回転軸111に枢着された支杆112とが取付
けられ、この支杆112の一端には小型モータ113と
このモータ113の回転軸に圧入された斜行ローラ36
が取付けられている。そしてこの支杆112の他端部1
12bには錘114がバランサーとして配置されてお
り、斜行ローラ36の用紙38に対する接触荷重を約1
〜30grの間の一定荷重に調節している。またブラケ
ット110にはセンサーブラケット115と共に光電セ
ンサであるトップセンサ116が設けられ、支杆112
の一部を円弧状に突出させたアクチュエータ112cの
有無を検出している。 【0030】この斜行ローラ36は、用紙117の導入
方向に対してその搬送方向を異ならせてあるため、左側
から導入された用紙117を斜行させてストッパーとし
てのバケット34の後側部67と右側部68の内壁に用
紙が接触する位置まで移動させてスリップ回転する。し
たがって次々と導入される用紙は同じ位置に整然と積載
され徐々に斜行ローラ36を押し上げる。そしてアクチ
ュエータ112cがトップセンサ116を10秒間ON
させると、後述するようにエレベータを駆動して中板3
5をトップセンサ116がOFFとなる位置まで降下さ
せ、更に用紙を積載できるようにしている。 【0031】ところでプリンタ1などのシート処理装置
を通過してきた用紙は部分的に圧縮されるなどしてその
厚みが一定の変化を受けるからそれらを積載すると、図
14の(a)に示すように中央部が高くなったり、
(b)に示すように片側が高くなるなど、収納された積
載用紙38の高さが場所によって異なることがある。だ
が用紙に接触している斜行ローラ36の支杆に設けられ
たアクチュエータ112cによって用紙の高さを制御す
るこの実施形態では、用紙の厚みの変動にかゝわりなく
その高さを常に一定範囲に保つことができる。 【0032】この実施形態では、斜行ローラによる用紙
の積載位置移動手段が2組その用紙の搬送方向が2方向
となるように互いの向きに変えて配置され、その2個の
斜行ローラ36,36′が交互に用紙38の最上面に接
するように制御する斜行ローラの離接装置117が設け
られている。この離接装置117は、天板32上に設け
られた支持部材118に回動自在に枢着されたアーム1
19と、このアーム119の傾斜角を変更するためのソ
レノイド120を有し、このアーム119の両端に設け
られた支板119a,119a′はそれぞれ斜行ローラ
の支杆112,112′に設けられた突出片112a,
112a′の下側に位置している。そしてソレノイド1
20を選択的に作動させることにより、例えば一方の突
出片112′aが押上げられて斜行ローラ36′が用紙
38から離間し他方の斜行ローラ36が自重により用紙
38に接触するというように、どちらの斜行ローラを下
降させて用紙に接触するかが選択される。なお斜行ロー
ラの離接装置は上述のものにとどまらず、カムを用いた
り、斜行ローラの支杆112を直接ソレノイドで押し上
げるものなど各種の変形例が含まれる。この離設装置1
17をプリンタ1から送られてくるジョブセパ信号にも
とづいて作動させれば、図13に示すように、第1斜行
ローラ36が接触している時は用紙はバケット34の後
側部67と右側部68に接する位置38に積載され、第
2斜行ローラ36′が接触している時は前側部66と右
側部68に接する位置38′に積載されるから、ジョブ
毎に交互に区分がされる。 【0033】これまで説明したかぎりでは支持板60上
にバケット34が載置されていなくても、フロントドア
44を閉じてフロントドアセンサ104をONにすれば
装置の作動が可能となってしまうが、これを解決するも
のとして図15(a),(b)に示すように、支持板6
0にアクチュエータ120を枢着してその一端120a
を開口60aから突出する方向に付勢しておくことによ
って、バケット34が支持板60上にないかぎりフロン
トドア44を閉じてもインターロックスイッチ104が
アクチュエータの他端120bによって作動されないよ
うにできる。また図16に示すように、スイッチ104
の代りに光電センサ123を配置することによってより
精度の高い制御信号を発生することもできる。 【0034】またバケット34内に中板35が入れ忘れ
ている場合に装置が作動することを防止するために、図
17に示すように、アクチュエータ121を支持板60
に枢着してその1端を支持板の開口60aとバケットの
開口34aより突出させ、中板35がバケット34の最
下部にあるときのみアクチュエータの他端にある係止爪
121bを回動させて、支持枠33に設けたピン122
を通過させてフロントドア44の開閉を許容し、中板3
5がバケット34内にない時は図17(a)の如くピン
122に当接してフロントドアを閉じないようにして装
置の作動を防止したり、中板35がバケット内を上昇中
はピン122と係合してフロントドア44の引出しを防
止することもできる。 【0035】ところで、斜行ローラ36、36′の接触
を切換える際に、図14(b)で示したように積載用紙
38との接触高さが斜行ローラ36,36′によって異
なる場合に次のような問題がある。すなわち、図18に
示すように、斜行ローラ36が接触してトップセンサ1
16によりその高さを制御しつゝ用紙を移送している状
態(a),(d)から斜行ローラ36′に切換えると、
その接触位置が高すぎてしまいそのまゝでは適切な移送
ができない場合(b)と、用紙の高さが低すぎて斜行ロ
ーラ36′が接触できない場合(e)とが発生すること
がある。(b)の場合は、(c)に示すように切換え時
にトップセンサ116′がONからOFFになるまでエ
レベータを降下させる必要があり、(e)の場合は
(f)に示すようにトップセンサ116′がOFFから
ONになるまでエレベータを上昇ささる必要がある。こ
の問題を解決するためのジョブセパシーケンスについて
は後述する。 【0036】図19はこの実施形態の制御装置を示すブ
ロック図である。中央の1チップマイクロコントローラ
には、プリンタ1からの入力信号として給紙センサ26
からの給紙信号、排紙センサ27からの排紙信号および
ジョブセパ信号が入力され、また第2排紙収納部12に
関連してフロントドアセンサ104,用紙センサ28,
満杯センサ102,ボトムセンサ101,昇降スイッチ
51,リミットスイッチ103,103′からの信号が
入力されている。そして、1チップマイクロコントロー
ラーの出力側からは、プリンタ1にむけては第2排紙収
納部12が用紙を導入可能状態であることを示すレディ
信号,紙詰り状態であることを示す紙詰り信号、満杯で
あることを示す満杯信号を出力し、また第2排紙収納部
12関連には、昇降モータMへの正逆の駆動信号,搬送
ローラ22,24の回転信号,2個の斜行ローラ36,
36′の回転信号,ソレノイド120による斜行ローラ
の切換信号,排紙導入部に設けられた操作パネルの表示
ランプの点灯信号などが出力される。 【0037】図20〜23は、この実施形態の主な制御
内容を示すフローチャートである。電源を投入するとフ
ロントドア44が閉じていればエレベータが上昇して中
板35で斜行ローラ36を押し上げ、トップセンサ11
6がONになるとトップセンサがOFFになるまでエレ
ベータを下降して停止する。こゝで給紙信号がプリンタ
1から発せられると搬送ローラ22,24を駆動し続い
て斜行ローラ36を回転させる。そして中板35上に用
紙38が積載されトップセンサが10秒間ONとなると
トップセンサがOFFとなるまでエレベータを下降させ
停止される。これを繰返して中板35上に用紙38を積
載していく。次にジョブセパ信号が発せられると、ソレ
ノイド120を付勢して斜行ローラ36′への切換が行
なわれる。これは図22の(a),(b),(c)など
各種の方法が行なわれうる。(a)はトップセンサ11
6′がONであればOFFになるまでエレベータを下降
させ、次にONになるまで上昇させ更にOFFになるま
で下降後停止させるものである。(b)は(a)の最後
のエレベータ下降行程を省略したものであり、(c)は
(b)とは逆に、先ずトップセンサがONになるまでエ
レベータを上昇させ次にこれをOFFまで降下させたも
のである。ジョブセパ信号による斜行ローラ36′の切
換えが終了したら搬送ローラと、斜行ローラ36′を駆
動させて同様にエレベータを下降させつゝ用紙の積載を
行なうものである。もし満杯センサ102が作動した時
は、満杯信号をONさせて満杯の表示を行なうと共に、
レデイ信号をOFFしてプリンタ1における印字を停止
させ搬送中の用紙が全て収納された後にエレベータをボ
トムセンサ101がONするまで下降させて停止する。
これによりフロントドア44の係止片106による係合
が解除されるから、フロントドア44を引出してバケッ
ト34を取り出し収納された用紙をジョブ毎に区分して
取り出すことができるものである。 【0038】なおこの実施形態では2個の斜行ローラ3
6,36′を切換えて用紙の区分けを行なったが、1個
の斜行ローラ36を離接装置により選択的に離接させる
ことにより、斜行ローラ36が離間している時は用紙は
導入方向に直進してバケット34の右側部68の中央に
当接する位置に積載され斜行ローラが接触している時は
用紙はバケットの後側部67と右側部68に当接する位
置に積載されるから、用紙の区分けを行なうこともでき
る。 【0039】 【発明の効果】この発明によれば、装置本体の側壁を移
動させるという一回の簡単な操作で第1搬送経路及び第
2搬送経路の双方を開放することができ、両経路でのジ
ャム処理が容易になる等、メンテナンス性を向上させる
ことができる。さらに、装置本体の第1及び第2搬送経
路と、架台の第3搬送経路とを互いに独立して開放する
ことができるので、任意の搬送経路に容易にアクセスで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施形態の概略の配置を示す正面
断面図である。 【図2】装置の外観を示す斜視図である。 【図3】装置の部分的な外観を示す正面図である。 【図4】装置の正面部分断面図である。 【図5】装置の動作を説明するための左側面図である。 【図6】(a)はバケットの斜視図、(b)は中板の斜
視図である。 【図7】第2排紙収納部を示す正面断面である。 【図8】第2排紙収納部を示す左側面部分断面図であ
る。 【図9】駆動部とチェーンガイドを示す上面断面図であ
る。 【図10】エレベータの概略の構成を示す斜視図であ
る。 【図11】斜行ローラの構成作用を示す正面断面図であ
る。 【図12】(a)は第2排紙収納部を示す上面図、
(b)は斜行ローラ離接装置の右側面図である。 【図13】区分けされた用紙の積置状態を示す斜視図で
ある。 【図14】用紙の積載状態を示す斜視図である。 【図15】バケットの検知手段を設けた状態を示す左側
断面図である。 【図16】バケットの検知手段を設けた状態を示す左側
断面図である。 【図17】中板の検出手段を設けた状態を示す左側断面
図である。 【図18】斜行ローラを切換える際のエレベータの作動
例を示す模式図である。 【図19】電気系制御装置を示すブロック図である。 【図20】装置の動作を示すフローチャートである。 【図21】装置の動作を示すフローチャートである。 【図22】装置の動作を示すフローチャートである。 【図23】装置の動作を示すフローチャートである。 【符号の説明】 1 プリンタ 3 担持体ドラム 9 転写ローラ 10 搬送ローラ 11 第2排紙収納部 12 第2排紙収納部 13 偏向ガイド板 14 上方ガイド 19 下方ガイド 40 フリッパーカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 29/00 - 29/70 B65H 31/00 - 31/40 G03G 15/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.装置本体上面に設けられた第1シート収容部と、 少なくとも一部が前記装置本体の側壁と一体に設けら
    れ、前記第1シート収容部へ向けて上方へシートを案内
    する第1搬送経路と、 装置本体下方に設けられた第2シート収容部と、 前記第2シート収容部を有して装置本体と別体に装置本
    体下方に設置された架台と、 少なくとも一部が前記装置本体の側壁と一体に設けら
    れ、前記第2シート収容部へ向けて下方へシートを案内
    する第2搬送経路と、 前記架台内に、少なくともその一部が前記架台の側壁と
    一体に設けられ、前記第2搬送経路より案内されてくる
    シートを前記第2シート収納部へ案内する第3搬送経路
    と、 画像形成済みシートを前記第1搬送経路あるいは第2搬
    送経路へと選択的に案内するシート偏向手段とを備え、 前記装置本体の側壁の移動に伴って前記第1搬送経路及
    び第2搬送経路の少なくとも一部が共に開放されるよう
    構成し、且つ前記装置本体の側壁の移動軌跡と離間した
    軌跡で前記架台の側壁を移動して前記第3搬送経路の少
    なくとも一部を開放可能に構成したことを特徴とする画
    像形成装置。
JP8086956A 1996-04-10 1996-04-10 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2774479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8086956A JP2774479B2 (ja) 1996-04-10 1996-04-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8086956A JP2774479B2 (ja) 1996-04-10 1996-04-10 画像形成装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16487587A Division JPS6413360A (en) 1987-07-01 1987-07-01 Sheet loading device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08245039A JPH08245039A (ja) 1996-09-24
JP2774479B2 true JP2774479B2 (ja) 1998-07-09

Family

ID=13901333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8086956A Expired - Fee Related JP2774479B2 (ja) 1996-04-10 1996-04-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2774479B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60112060A (ja) * 1983-11-22 1985-06-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPS6283976A (ja) * 1985-10-06 1987-04-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08245039A (ja) 1996-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2730933B2 (ja) シート受取り装置
US3936042A (en) Sheet feeding devices
JP2774479B2 (ja) 画像形成装置
JPH02147564A (ja) 紙葉類排出装置及び画像形成装置
US5158275A (en) Multiple tray rotary paper feed system for an image reproduction machine
US4872663A (en) Sheet sorter apparatus
JP2565364B2 (ja) シート分類装置
JPH04125248A (ja) 大量給紙搬送装置のカバー開閉装置
JP3565876B2 (ja) ソーター/スタッカー装置
JP4176903B2 (ja) 排紙収納装置
JP3802661B2 (ja) 給紙装置の制御方法
JPH042512B2 (ja)
JP2934386B2 (ja) 循環式原稿搬送装置
JP2628495B2 (ja) シート材積載装置
JP3670823B2 (ja) 大容量給紙装置
JP2636371B2 (ja) 記録原紙搬入出装置
EP0256493A2 (en) Sorting machine
GB2152014A (en) Collating sheets
JPH08119527A (ja) 画像形成装置の用紙処理装置
JPS6158377B2 (ja)
JPS63306129A (ja) 自動原稿送り装置
JPH0789621A (ja) 給紙装置
JPH02182625A (ja) 大容量給紙装置
JPS6351276A (ja) 丁合装置
JPH0585455B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980414

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees