JPH10291411A - ビスカスヒータ - Google Patents

ビスカスヒータ

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JPH10291411A
JPH10291411A JP9103026A JP10302697A JPH10291411A JP H10291411 A JPH10291411 A JP H10291411A JP 9103026 A JP9103026 A JP 9103026A JP 10302697 A JP10302697 A JP 10302697A JP H10291411 A JPH10291411 A JP H10291411A
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rotor
heat generating
generating chamber
chamber
viscous heater
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Takahiro Moroi
隆宏 諸井
Takashi Ban
孝志 伴
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Satoshi Yagi
聖史 八木
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24VCOLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F24V40/00Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】前部及び後部発熱室でせん断する粘性流体の量
に差異がある場合であっても、前部及び後部発熱室の粘
性流体の劣化に程度の差異を生じることとないビスカス
ヒータを提供する。 【解決手段】発熱室8を密閉状態とし、この発熱室8の
外周側にロータ13の前後壁面側を連通させるとともに
液密的間隙を超える間隙の連通部8aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性流体をせん断
により発熱させ、放熱室内を循環する循環流体に熱交換
して暖房熱源に利用するビスカスヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平3−98107号公報に能
力可変のビスカスヒータが開示されている。このビスカ
スヒータでは、前部及び後部ハウジングが対設された状
態で締結され、内部に発熱室と、この発熱室の外域にウ
ォータジャケットとを形成している。ウォータジャケッ
ト内では循環水が入水ポートから取り入れられ、出水ポ
ートから外部の暖房回路へ送り出されるべく循環されて
いる。前部及び後部ハウジングには軸受装置を介して駆
動軸が回動可能に支承され、駆動軸には発熱室内で回動
可能なロータが固着されている。発熱室の壁面とロータ
の外面とは互いに近接する軸方向のラビリンス溝を構成
し、これら発熱室の壁面とロータの外面との間隙にはシ
リコーンオイル等の粘性流体が介在される。
【0003】また、このビスカスヒータの特徴的な構成
として、前部及び後部ハウジングの下方には内部にダイ
アフラムを備えた上下カバーが設けられ、上カバーとダ
イアフラムとにより制御室が区画されている。発熱室は
前部及び後部ハウジングの上端に貫設された貫通孔によ
り大気と連通されているとともに、上下カバーに設けら
れた連通管により制御室と連通されており、ダイアフラ
ムはマニホールド負圧及びコイルスプリング等により制
御室の内部容積を調整可能になされている。
【0004】車両の暖房装置に組み込まれたこのビスカ
スヒータでは、駆動軸がエンジンにより駆動されれば、
発熱室内でロータが回動するため、粘性流体が発熱室の
壁面とロータの外面との間隙でせん断により発熱する。
この発熱はウォータジャケット内の循環水に熱交換さ
れ、加熱された循環水が暖房回路で車両の暖房に供され
ることとなる。
【0005】ここで、このビスカスヒータの能力変化は
同公報によれば以下の作用となる。すなわち、暖房が過
強である場合、マニホールド負圧でダイアフラムを下方
に変位させて制御室の内部容積を拡大する。これによ
り、発熱室内の粘性流体が制御室内に回収されるため、
発熱室の壁面とロータの外面との間隙の発熱量が減少
し、暖房が弱められることとなる。逆に、暖房が過弱で
ある場合、気圧調整孔及びコイルスプリングの作用でダ
イアフラムを上方に変位させて制御室の内部容積を縮小
する。これにより、制御室内の粘性流体は発熱室内に送
り出されるため、発熱室の壁面とロータの外面との間隙
の発熱量が増大し、暖房が強められることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の能
力可変型ビスカスヒータでは、粘性流体を発熱室から制
御室内に回収する際、これによる発熱室内の負圧を貫通
孔から導かれる新たな空気により相殺している。粘性流
体は、こうして能力縮小の度に新たな空気と接触するこ
とにより、酸化劣化が進行しやすくなり、また随時空気
中の水分が補充される形となって、その水分による悪影
響(トルク低下)を受ける。
【0007】また、このビスカスヒータでは、制御室内
に粘性流体を回収しない状態で駆動軸が高回転数を維持
すると、発熱室内の粘性流体を入れ替える手段も有して
いないことから、発熱室内の粘性流体が上限なく高温化
し、粘性流体が耐熱限界を超えて劣化してしまう。この
場合、高速運転後の発熱量が低下してしまう。この点、
ドイツ公開特許公報第3832966号公報記載の暖房
装置(ビスカスヒータ)では、ハウジングに発熱室と連
通する通口と、この通口と連通する制御室とを形成し、
発熱室及び制御室を密閉状態としているため、劣化や悪
影響を受けることはない。また、この暖房装置では、通
口を閉鎖装置により開閉可能にしたため、長期間使用後
の耐久後又は高速運転後の発熱量の低下を防止可能であ
る。
【0008】しかしながら、かかる暖房装置では、ホイ
ール状のロータを採用しているため、軸長が大きく、車
両等への搭載性が損なわれることとなる。他方、特開平
8−337110号公報記載の暖房装置(ビスカスヒー
タ)では、前後端面が主なせん断面である平板形状のロ
ータを採用しているため、軸長が短く、車両等への搭載
性に優れる。また、この暖房装置では、発熱室を密閉状
態としているため、発熱室に介在される粘性流体が新た
な空気と接触することはなく、また随時空気中の水分が
補充される訳ではないので、劣化や悪影響を受けること
はない。
【0009】しかしながら、かかる暖房装置において
は、単に発熱室の内周壁面とロータの外周面との液密的
間隙によって発熱室におけるロータの前後壁面側を連通
させているため、前部及び後部発熱室の粘性流体は相互
に積極的な流れを生じにくい。このため、例え前部及び
後部発熱室内でそれぞれ独立して粘性流体が循環して
も、その際に前部及び後部発熱室の粘性流体の相互の入
れ替わりを生じにくいので、前部及び後部発熱室でせん
断する粘性流体の量に差異がある場合には、前部及び後
部発熱室の粘性流体で劣化の程度に差異を生じることと
なる。これではビスカスヒータ全体として長期にわたっ
て安定した発熱効率を確保できない。
【0010】本発明の課題は、前部及び後部発熱室でせ
ん断する粘性流体の量に差異がある場合であっても、前
部及び後部発熱室の粘性流体の劣化に程度の差異を生じ
ることとないビスカスヒータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1のビスカスヒータは、内部に発熱室及び
該発熱室に隣接して循環流体を循環させる放熱室を形成
するハウジングと、該ハウジングに軸受装置を介して回
動可能に支承された駆動軸と、該発熱室内で該駆動軸に
より回動可能に設けられたロータと、該発熱室の壁面と
該ロータの外面との液密的間隙に介在され、該ロータの
回動によりせん断されて発熱する粘性流体とを有するビ
スカスヒータにおいて、前記発熱室は密閉状態とされ、
該発熱室は外周側に前記ロータの前後端面側を連通させ
るとともに前記液密的間隙を超える間隙の連通部を有し
ていることを特徴とする。
【0012】このビスカスヒータでは、発熱室が密閉状
態であるため、発熱室に介在される粘性流体が新たな気
体と接触することはなく、また随時気体中の水分が補充
される訳ではないので、劣化や悪影響を受けることはな
い。また、このビスカスヒータでは、発熱室が外周側に
液密的間隙を超える間隙を有する連通部を有するため、
発熱室におけるロータの前後壁面側の粘性流体がその連
通部により相互に繋がれ、相互に積極的な流れを生じ
る。ここで、連通部が粘性流体の循環量の多い発熱室の
外周側に位置し、連通部の圧力が発熱室の内周に比べ大
きくなっていることから、この傾向は特に駆動軸の回転
数が高いことにより遠心力が大きく作用する間に大き
い。このため、前部及び後部発熱室内でそれぞれ独立し
て粘性流体が循環すれば、その際に前部及び後部発熱室
の粘性流体の相互の入れ替わりを生じるので、前部及び
後部発熱室でせん断する粘性流体の量に差異がある場合
であっても、前部及び後部発熱室の粘性流体で劣化の程
度に差異を生じない。このため、ビスカスヒータ全体と
して長期にわたって安定した発熱効率を確保できる。
【0013】(2)請求項2のビスカスヒータは、請求
項1記載のビスカスヒータにおいて、ハウジングには、
発熱室と回収通路及び供給通路により連通され、液密的
間隙の容積を超える粘性流体を収容可能な貯留室が密閉
状態で配設されていることを特徴とする。このビスカス
ヒータでは、貯留室も密閉状態であるため、貯留室に介
在される粘性流体が新たな気体と接触することはなく、
また随時気体中の水分が補充される訳ではないので、劣
化や悪影響を受けることはない。
【0014】また、このビスカスヒータでは、貯留室が
液密的間隙の容積を超える粘性流体を収容可能であるた
め、粘性流体の厳しい収容量管理が不要となる。さら
に、このビスカスヒータでは、貯留室を発熱室と連通さ
せているため、粘性流体を回収通路により発熱室から貯
留室内に回収可能であるとともに、粘性流体を供給通路
により貯留室から発熱室内に供給可能である。ここで、
このビスカスヒータでは、貯留室内に液密的間隙の容積
を超える粘性流体を収納可能であることから、せん断さ
れる粘性流体の量に余裕を生じ、特定の粘性流体のみを
常にせん断することにならないため、粘性流体の劣化遅
延を図ることが可能になる。
【0015】こうして、このビスカスヒータでは、発熱
室と貯留室との間で粘性流体を確実に入れ換えつつ、十
分な発熱量の発揮と、十分な軸封能力の確保とが実現さ
れる。 (3)請求項3のビスカスヒータは、請求項2記載のビ
スカスヒータにおいて、回収通路及び供給通路は駆動軸
の駆動中に常時開放されていることを特徴とする。
【0016】このビスカスヒータでは、駆動軸の駆動中
に発熱室と貯留室とで粘性流体が常時入れ換わる。 (4)請求項4のビスカスヒータは、請求項2記載のビ
スカスヒータにおいて、回収通路及び供給通路の少なく
とも一方は開閉可能になされていることを特徴とする。
【0017】このビスカスヒータは、回収通路の開閉に
より発熱室から貯留室への粘性流体の回収の開始又は停
止が行われ、供給通路の開閉により貯留室から発熱室へ
の粘性流体の供給の開始又は停止が行われることとなる
ため、貯留室を制御室とする能力可変型のものとなる。
こうして、能力縮小が行われれば、駆動軸が高速回転を
維持していても、発熱室内の粘性流体の高温化が抑制さ
れ、劣化が防止される。
【0018】(5)請求項5のビスカスヒータは、請求
項2、3又は4記載のビスカスヒータにおいて、供給通
路は、発熱室の後部壁面に凹設され、ロータの外周に向
かって延在して連通部と連通する後部供給溝を有するこ
とを特徴とする。このビスカスヒータでは、貯留室内に
回収されていた粘性流体が後部供給溝を経て後部発熱室
の外周域及び連通部に供給される。そして、後部発熱室
の外周域に供給された粘性流体は例えばそのワイセンベ
ルク効果や遠心力の作用による発熱室内部の循環により
後部発熱室の中央域まで全域に行き渡る。また、連通部
に供給された粘性流体も同様に前部発熱室の中央域まで
全域に行き渡る。
【0019】なお、後部供給溝の深さとしては、液密的
間隙の2〜30倍程度が好適である。また、同様の前部
回収溝を凹設することもでき、この場合の深さとして
は、液密的間隙の2〜30倍程度が好適である。 (6)請求項6のビスカスヒータは、請求項5記載のビ
スカスヒータにおいて、後部供給溝はロータの回動によ
り貯留室内の粘性流体が後部発熱室の外周域及び連通部
内に引き込まれやすく形成されていることを特徴とす
る。
【0020】このビスカスヒータでは、起動後、貯留室
内の粘性流体が後部発熱室の外周域及び連通部に移動し
やすいため、迅速に後部及び前部発熱室内に粘性流体が
行き渡る。なお、後部供給溝をロータの径方向に対して
ロータの回転方向前方側に傾斜させる場合には、0〜8
0°程度が有効である。 (7)請求項7のビスカスヒータは、請求項5又は6記
載のビスカスヒータにおいて、供給通路は、発熱室の後
部壁面に凹設され、連通部と連通してロータの回転方向
前方側に向かって延在する後部供給補助溝を有すること
を特徴とする。
【0021】このビスカスヒータでは、後部供給補助溝
がロータの回転方向前方側に向かって延在しているた
め、起動後、また能力可変型のビスカスヒータでは供給
通路を閉塞状態から開放状態にした後、粘性流体にロー
タの回動による引きずり力の分力を付与する。このた
め、このビスカスヒータでは粘性流体をロータの外周域
に迅速に行き渡らせることができる。
【0022】(8)請求項8のビスカスヒータは、請求
項2、3、4、5、6又は7記載のビスカスヒータにお
いて、供給通路は、発熱室の前部壁面に凹設され、連通
部と連通してロータの回転方向前方側に向かって延在す
る前部供給補助溝を有することを特徴とする。このビス
カスヒータでは、前部供給補助溝がロータの回転方向前
方側に向かって延在しているため、起動後、また能力可
変型のビスカスヒータでは供給通路を閉塞状態から開放
状態にした後、粘性流体にロータの回動による引きずり
力の分力を付与する。このため、このビスカスヒータで
は供給通路から粘性流体をロータの外周域に迅速に行き
渡らせることができる。
【0023】(9)請求項9のビスカスヒータは、請求
項8記載のビスカスヒータにおいて、前部供給補助溝は
ロータの回動により連通部内の粘性流体が前部発熱室の
外周域に引き込まれやすく形成されていることを特徴と
する。このビスカスヒータでは、起動後、連通部内の粘
性流体が前部発熱室の外周域に移動しやすいため、迅速
に前部発熱室内に粘性流体が行き渡る。
【0024】(10)請求項10のビスカスヒータは、
請求項9記載のビスカスヒータにおいて、前部供給補助
溝の発熱室側の開口におけるロータの回転方向前方側の
縁部には、面取りが施されていることを特徴とする。面
取りによって前部供給補助溝内の粘性流体が滑らかに前
部発熱室に移動する。
【0025】(11)請求項11のビスカスヒータは、
請求項2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の
ビスカスヒータにおいて、回収通路は、ロータを挟んだ
発熱室の前後壁面の少なくとも一方に凹設され、該発熱
室の中央域から外周域に向かって延在して連通部と連通
する回収溝を有することを特徴とする。このビスカスヒ
ータでは、回収溝が発熱室の中央域から外周域に向かっ
て延在して連通部と連通していることから、粘性流体を
貯留室に迅速に回収することができる。なお、回収溝の
深さとしては、液密的間隙の2〜30倍程度が好適であ
る。また、回収溝をロータの径方向に対して傾斜させる
場合には、0〜80°程度が有効である。
【0026】(12)請求項12のビスカスヒータは、
請求項1、2、3、4、4、6、7、8、9、10又は
11記載のビスカスヒータにおいて、連通部はハウジン
グに凹設されて形成されていることを特徴とする。ハウ
ジングに連通部を凹設することは簡易である。粘性流体
の熱膨脹を許容すべくハウジングに形成した余剰空間を
連通部として採用することもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、各請求項記載の発明を具体
化した実施形態1〜3を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)実施形態1のビスカスヒータは能力可変
型のものとして請求項1、2、4〜9、11、12を具
体化している。
【0028】すなわち、このビスカスヒータでは、図1
に示すように、前部プレート2と後部プレート3とが間
にOリング5を介して前部ハウジング本体1内に収容さ
れ、前部ハウジング本体1はOリング6を介して複数本
の通しボルト7により後部ハウジング本体4で閉塞され
ている。前部プレート2の後端面に円形に凹設された凹
部は後部プレート3の前端面とともに発熱室8を形成し
ている。また、前部プレート2の前面外周側には円弧状
のフィン2aが前方に突出されており、前部ハウジング
本体1の内面外周側とで発熱室8の前部に隣接する前部
放熱室としての前部ウォータジャケットFWを形成して
いる。他方、後部プレート3の後面外周側にも円弧状の
フィン3eが後方に突出されており、後部ハウジング本
体4の内面外周側とで発熱室8の後部に隣接する後部放
熱室としての後部ウォータジャケットRWを形成してお
り、後部プレート3の後面内周側と後部ハウジング本体
4の内面内周側とが制御室CRを形成している。前部ハ
ウジング本体1の外周面には図示しない入水ポート及び
出水ポートが隣接して形成され、入水ポートと出水ポー
トとは前部及び後部ウォータジャケットFW、RWに連
通されている。
【0029】さらに、前部プレート2のボス2bには発
熱室8に隣接する軸封装置内蔵の軸受装置9が設けら
れ、前部ハウジング本体1のボス1bにはグリス封入式
の軸受装置10が設けられ、これら軸受装置9、10に
より駆動軸12が回動可能に支承されている。また、前
部ハウジング本体1のボス1bには、電磁クラッチMC
が装着されている。ここで、電磁クラッチMCでは、ボ
ス1bに軸受装置21を介してプーリ22が回転可能に
支承されているとともに、プーリ22内に位置すべく励
磁コイル23が設けられている。そして、駆動軸12に
ボルト24を螺合させるとともにキー25を圧入するこ
とによりハブ26が固定され、ハブ26はゴム部材27
及びフランジ28を介してアーマチュア29と固定され
ている。プーリ22は図示しない車両のエンジンにより
ベルトで回転されるようになっている。
【0030】駆動軸12の後端部には、発熱室8内で回
動可能な前後端面が主なせん断面である平板形状のロー
タ13が圧入されている。ここで、前部プレート2の凹
部はロータ13の外径より大きな内径で凹設されている
ため、発熱室8の外周面はロータ13の外周面とともに
ロータ13の前後壁面側を連通させる連通部8aを形成
している。かかる連通部8aは前部プレート2に凹部を
簡易に凹設するだけで形成され、ロータ13の端面とそ
の端面に対向する発熱室8内の壁面との液密的間隙を超
える間隙をロータ13の外周面と発熱室8の内周面との
間に形成している。ここで。液密的間隙とは、後述する
シリコーンオイルに対し、ロータ13の回動により充分
な発熱が確保できるせん断力を付与可能な間隙である。
【0031】そして、後部プレート3には、図2にも示
すように、発熱室8側が開口し、後部発熱室8の中央域
上方からロータ13の上方外周に向かって直線状に延在
する後部回収溝3dが凹設されている。この後部回収溝
3dは、ロータ13の径方向に対し、二点鎖線で示すロ
ータ13の回転方向後方側に傾斜されており、ロータ1
3の外径を超えて延在されているため、その外端が連通
部8aに開放されている。また、この後部回収溝3dの
内端には制御室CRまで貫通する回収孔3aが後端面ま
で貫設されている。
【0032】また、後部プレート3には、発熱室8側が
開口し、後部発熱室8の中央域下方からロータ13の下
方外周に向かって直線状に延在する後部供給溝3cと、
この後部供給溝3cの外端からロータ13の回転方向に
屈曲して周方向に延在する後部供給補助溝3gとが凹設
されている。後部供給溝3cは、ロータ13の径方向に
対しロータ13の回転方向前方側に傾斜されており、後
部供給補助溝3gの基端部とともにロータ13の外径を
超えて延在されているため、それらの外端が連通部8a
に開放されている。また、この後部供給溝3cの内端に
は制御室CRまで貫通する供給孔3bが後端面まで貫設
されている。
【0033】他方、前部プレート2には、図3にも示す
ように、発熱室8側が開口し、前部発熱室8の中央域上
方からロータ13の上方外周に向かって直線状に延在す
る前部回収溝2cが凹設されている。この前部回収溝2
cは、ロータ13の径方向に対しロータ13の回転方向
前方側に傾斜されており、ロータ13の外径を超えて延
在されているため、その外端が連通部8aに開放されて
いる。
【0034】また、前部プレート2の下方外周には、発
熱室8側が開口し、外端が連通部8aに開放されてロー
タ13の回転方向で周方向に延在する前部供給補助溝2
dが凹設されている。そして、図1に示す制御室CR及
び発熱室8の壁面とロータ13の外面との液密的間隙に
は、空気とともに粘性流体としてのシリコーンオイルが
介在されている。ここで、このビスカスヒータでは、制
御室CRが液密的間隙の容積を超えるシリコーンオイル
を収容可能であるため、シリコーンオイルの厳しい収容
量管理が不要となる。なお、前部発熱室8ではボス2b
の穴が開口されている一方、後部発熱室8では回収孔3
a及び供給孔3bが開口されており、発熱面積が前後で
異なるので、前部発熱室8と後部発熱室8とでは、必然
的にせん断するシリコーンオイルの量に差異を生じてい
る。制御室CR内では、回収孔3aの制御室CR側の開
口をシリコーンオイルの温度上昇により開放可能なバイ
メタル型のフラッパ弁14と、供給孔3bの制御室CR
側の開口をシリコーンオイルの温度上昇により閉塞可能
なバイメタル型のフラッパ弁15とが後部プレート3に
固定されている。
【0035】車両の暖房装置に組み込まれたこのビスカ
スヒータでは、駆動軸12が電磁クラッチMCを介して
エンジンにより駆動されれば、発熱室8内でロータ13
が回動するため、シリコーンオイルが発熱室8の壁面と
ロータ13の外面との液密的間隙でせん断される。この
とき、前部及び後部発熱室8では、ワイセンベルク効果
と遠心力とにより、それぞれの間隙内においてシリコー
ンオイルが径方向に循環している。なお、前部回収溝2
c、後部回収溝3d、回収孔3a、供給孔3b、後部供
給溝3c、後部供給補助溝3g及び前部供給補助溝2d
のピン角に形成された縁部によってはせん断効果が高め
られている。そして、発熱は前部及び後部ウォータジャ
ケットFW、RW内の循環流体としての循環水に熱交換
され、加熱された循環水が暖房回路で車両の暖房に供さ
れることとなる。
【0036】この間、このビスカスヒータでは、発熱室
8及び制御室CRが密閉状態であるため、発熱室8及び
制御室CRに介在されるシリコーンオイルが新たな空気
と接触することはなく、また随時空気中の水分が補充さ
れる訳ではないので、劣化や悪影響を受けることはな
い。また、このビスカスヒータでは、前後端面が主なせ
ん断面である平板形状のロータ13を採用しているた
め、軸長が短く、車両等への搭載性に優れる。
【0037】さらに、このビスカスヒータでは、エンジ
ンの回転数が低いことにより駆動軸12の回転数が比較
的低くロータ13が回動されたままであれば、発熱室8
内のシリコーンオイルは、遠心力よりも支配的なワイセ
ンベルク効果により、中央域に集合しようとする。特
に、上記形状の発熱室8及びロータ13の採用により、
シリコーンオイルは軸芯と直角の液面の面積が大きいこ
とから、このワイセンベルク効果を確実に生じることと
なる。
【0038】ここで、制御室CR内のシリコーンオイル
の温度が低ければ、暖房が過弱であるため、フラッパ弁
14が回収孔3aを閉塞し、フラッパ弁15が供給孔3
bを開放している。このとき、前部発熱室8、連通部8
a及び後部発熱室8内のシリコーンオイルは前部回収溝
2c、連通部8a、後部回収溝3d及び回収孔3aを経
ては制御室CR内に回収されない。他方、制御室CR内
に回収されていたシリコーンオイルは供給孔3b、後部
供給溝3c及び後部供給補助溝3gを経て後部発熱室8
及び連通部8a内に供給される。そして、後部発熱室8
の外周域に供給されたシリコーンオイルは例えばそのワ
イセンベルク効果や遠心力の作用による発熱室8内部の
循環により後部発熱室8の中央域まで全域に行き渡る。
また、連通部8aに供給されたシリコーンオイルも同様
に前部発熱室8の中央域まで全域に行き渡る。
【0039】また、フラッパ弁15が供給孔3bを開放
した後、後部供給溝3cが傾斜しているため、制御室C
R内のシリコーンオイルが後部発熱室8の外周域及び連
通部8aに移動しやすく、迅速に後部及び前部発熱室8
内にシリコーンオイルが行き渡る。また、後部供給補助
溝3gがロータ13の回転方向前方側に向かって延在し
ているため、シリコーンオイルにロータ13の回動によ
る引きずり力の分力を付与する。
【0040】このため、このビスカスヒータではシリコ
ーンオイルをロータ13の外周域に迅速に行き渡らせる
ことができる。このため、発熱室8の壁面とロータ13
の外面との間隙の発熱量が増大し(能力拡大)、暖房が
強められることとなる。この一方、エンジンの回転数が
高いことにより駆動軸12の回転数が比較的高くロータ
13が回動されたままであれば、発熱室8内のシリコー
ンオイルは、ワイセンベルク効果よりも支配的な遠心力
により、外周域に集合しようとする。
【0041】ここで、制御室CR内のシリコーンオイル
の温度が高くなれば、暖房が過強になりつつあるため、
フラッパ弁14が回収孔3aを開放し、フラッパ弁15
が供給孔3bを閉塞する。このとき、前部発熱室8内の
シリコーンオイルは前部回収溝2cから連通部8aに回
収される。そして、連通部8a及び後部発熱室8内のシ
リコーンオイルは回収溝3d及び回収孔3aを経て制御
室CR内に回収される。このとき、前部回収溝2c及び
後部回収溝3dが傾斜しているため、起動後は、後部発
熱室8及び連通部8a内のシリコーンオイルが制御室C
Rに引き込まれやすい。他方、制御室CR内に回収され
ていたシリコーンオイルは供給孔3b、後部供給溝3
c、後部供給補助溝3g、連通部8a及び前部供給補助
溝2dを経ては後部発熱室8、連通部8a及び前部発熱
室8内に供給されない。このため、発熱室28の壁面と
ロータ33の外面との間隙の発熱量が減少し(能力縮
小)、暖房が弱められることとなる。
【0042】こうして、このビスカスヒータでは、発熱
室8におけるロータ13の前後壁面側のシリコーンオイ
ルが連通部8aにより相互に繋がれ、相互に積極的な流
れを生じる。ここで、連通部8aがシリコーンオイルの
循環量の多い発熱室の外周側に位置し、連通部8aの圧
力が発熱室8の内周に比べ大きくなっていることから、
この傾向は特に駆動軸12の回転数が高いことにより遠
心力が大きく作用する間に大きい。このため、前部及び
後部発熱室8で循環するシリコーンオイルが相互に入れ
替わりを生じるので、前部及び後部発熱室8でせん断す
るシリコーンオイルの量に差異がある場合であっても、
前部及び後部発熱室8のシリコーンオイルで劣化の程度
に差異を生じない。このため、ビスカスヒータ全体とし
て長期にわたって安定した発熱効率を確保できる。
【0043】また、こうして、このビスカスヒータで
は、回収孔3aの開閉により発熱室8から制御室CRへ
のシリコーンオイルの回収の開始又は停止が行われ、供
給孔3bの開閉により制御室CRから発熱室8へのシリ
コーンオイルの供給の開始又は停止が行われる能力可変
型のものとなっている。こうして、能力縮小が行われれ
ば、駆動軸12が高速回転を維持していても、発熱室8
内のシリコーンオイルの高温化が抑制され、劣化が防止
される。
【0044】さらに、このビスカスヒータでは、制御室
CR内に間隙の容積を超えるシリコーンオイルを収納可
能であることから、せん断されるシリコーンオイルの量
に余裕を生じ、特定のシリコーンオイルのみを常にせん
断することにならないため、シリコーンオイルの劣化遅
延を図ることが可能になる。こうして、このビスカスヒ
ータでは、発熱室8と制御室CRとの間でシリコーンオ
イルを確実に入れ換えつつ、十分な発熱量の発揮と、十
分な軸封能力の確保とが実現される。
【0045】(実施形態2)実施形態2のビスカスヒー
タでは、請求項1、2、4〜12を具体化し、図4に示
すように、前部プレート2において、ロータ13の回転
方向後方側の縁部に面取り2eを施した前部回収溝2c
を採用するとともに、ロータ13の回転方向前方側の縁
部に面取り2fを施した前部供給補助溝2dを採用して
いる。他の構成は実施形態1と同一としている。
【0046】このビスカスヒータでは、図5に示すよう
に、前部発熱室8内のシリコーンオイルがロータ13の
回転方向前方側のピン角に形成された縁部によっては掻
き落とされる一方、ロータ13の回転方向後方側の面取
り2eによって滑らかに前部回収溝2cに導かれ、ひい
ては制御室CRに移動する。また、このビスカスヒータ
では、図6に示すように、面取り2fによって前部供給
補助溝2d内のシリコーンオイルが滑らかに前部発熱室
8に移動する。他の作用及び効果は実施形態1と同様で
ある。
【0047】(実施形態3)実施形態3のビスカスヒー
タは能力固定型のものとして請求項1〜3、5〜12を
具体化している。すなわち、図7に示すように、実施形
態1の回収孔3a(図1参照)より小径の回収孔3fを
後部プレート3に貫設するとともに、実施形態1のよう
なフラッパ弁14、15(図1参照)を設けない貯留室
SRを採用している。他の構成は実施形態1と同一とし
ている。
【0048】このビスカスヒータでは、駆動軸12の駆
動中に発熱室8と貯留室SRとでシリコーンオイルが常
時入れ換わる。他の作用及び効果は実施形態1と同様で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のビスカスヒータの縦断面図であ
る。
【図2】実施形態1のビスカスヒータのII−II矢視
断面図である。
【図3】実施形態1のビスカスヒータのIII−III
矢視断面図である。
【図4】実施形態2のビスカスヒータに係り、図3と同
様の矢視断面図である。
【図5】実施形態2のビスカスヒータに係り、前部回収
溝等の拡大断面図である。
【図6】実施形態2のビスカスヒータに係り、前部供給
溝等の拡大断面図である。
【図7】実施形態3のビスカスヒータに係り、図1と同
様の縦断面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4…ハウジング(1…前部ハウジング本
体、2…前部プレート、3…後部プレート、4…後部ハ
ウジング本体) 8…発熱室 FW、RW…放熱室(FW…前部ウォータジャケット、
RW…後部ウォータジャケット) 9、10…軸受装置 12…駆動軸 13…ロータ 8a、8b…連通部 2c、3a、3d…回収通路(2c…前部回収溝、3a
…回収孔、3d…後部回収溝) 2d、3b、3c、3g…供給通路(2d…前部供給補
助溝、3b…供給孔、3c…後部供給溝、3e…後部供
給補助溝) SR…貯留室(CR…制御室) 2e、2f…面取り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 聖史 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に発熱室及び該発熱室に隣接して循環
    流体を循環させる放熱室を形成するハウジングと、該ハ
    ウジングに軸受装置を介して回動可能に支承された駆動
    軸と、該発熱室内で該駆動軸により回動可能に設けられ
    たロータと、該発熱室の壁面と該ロータの外面との液密
    的間隙に介在され、該ロータの回動によりせん断されて
    発熱する粘性流体とを有するビスカスヒータにおいて、 前記発熱室は密閉状態とされ、該発熱室は外周側に前記
    ロータの前後端面側を連通させるとともに前記液密的間
    隙を超える間隙の連通部を有していることを特徴とする
    ビスカスヒータ。
  2. 【請求項2】ハウジングには、発熱室と回収通路及び供
    給通路により連通され、液密的間隙の容積を超える粘性
    流体を収容可能な貯留室が密閉状態で配設されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のビスカスヒータ。
  3. 【請求項3】回収通路及び供給通路は駆動軸の駆動中に
    常時開放されていることを特徴とする請求項2記載のビ
    スカスヒータ。
  4. 【請求項4】回収通路及び供給通路の少なくとも一方は
    開閉可能になされていることを特徴とする請求項2記載
    のビスカスヒータ。
  5. 【請求項5】供給通路は、発熱室の後部壁面に凹設さ
    れ、ロータの外周に向かって延在して連通部と連通する
    後部供給溝を有することを特徴とする請求項2、3又は
    4記載のビスカスヒータ。
  6. 【請求項6】後部供給溝はロータの回動により貯留室内
    の粘性流体が後部発熱室の外周域及び連通部内に引き込
    まれやすく形成されていることを特徴とする請求項5記
    載のビスカスヒータ。
  7. 【請求項7】供給通路は、発熱室の後部壁面に凹設さ
    れ、連通部と連通してロータの回転方向前方側に向かっ
    て延在する後部供給補助溝を有することを特徴とする請
    求項5又は6記載のビスカスヒータ。
  8. 【請求項8】供給通路は、発熱室の前部壁面に凹設さ
    れ、連通部と連通してロータの回転方向前方側に向かっ
    て延在する前部供給補助溝を有することを特徴とする請
    求項2、3、4、5、6又は7記載のビスカスヒータ。
  9. 【請求項9】前部供給補助溝はロータの回動により連通
    部内の粘性流体が前部発熱室の外周域に引き込まれやす
    く形成されていることを特徴とする請求項8記載のビス
    カスヒータ。
  10. 【請求項10】前部供給補助溝の発熱室側の開口におけ
    るロータの回転方向前方側の縁部には、面取りが施され
    ていることを特徴とする請求項9記載のビスカスヒー
    タ。
  11. 【請求項11】回収通路は、ロータを挟んだ発熱室の前
    後壁面の少なくとも一方に凹設され、該発熱室の中央域
    から外周域に向かって延在して連通部と連通する回収溝
    を有することを特徴とする請求項2、3、4、5、6、
    7、8、9又は10記載のビスカスヒータ。
  12. 【請求項12】連通部はハウジングに凹設されて形成さ
    れていることを特徴とする請求項1、2、3、4、4、
    6、7、8、9、10又は11記載のビスカスヒータ。
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