JPH10291412A - ビスカスヒータ - Google Patents

ビスカスヒータ

Info

Publication number
JPH10291412A
JPH10291412A JP9103395A JP10339597A JPH10291412A JP H10291412 A JPH10291412 A JP H10291412A JP 9103395 A JP9103395 A JP 9103395A JP 10339597 A JP10339597 A JP 10339597A JP H10291412 A JPH10291412 A JP H10291412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
heat generating
chamber
generating chamber
viscous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9103395A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Moroi
隆宏 諸井
Takashi Ban
孝志 伴
Tatsuya Hirose
達也 廣瀬
Kazuhiko Minami
和彦 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP9103395A priority Critical patent/JPH10291412A/ja
Priority to US09/060,493 priority patent/US5913306A/en
Priority to SE9801342A priority patent/SE9801342L/
Priority to DE19817483A priority patent/DE19817483A1/de
Publication of JPH10291412A publication Critical patent/JPH10291412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24VCOLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F24V40/00Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転体を収容する発熱室内における粘性流体の
移動を可能とし、一部の粘性流体の過剪断による過熱劣
化という事態を回避又は極力遅らせる。 【解決手段】ヒータハウジング内に発熱室7及び放熱室
8を区画形成する。発熱室7内には、回転体14が回動
可能に設けられ、かかる回転体14は、その頂点14a
から底面14bに向けて径が次第に増大する円錘体形状
をなす。この回転体14の回転に基づき、回転体14の
外周面と発熱室7の内壁面との間のクリアランスに存在
するシリコーンオイルを剪断して発熱させる。このと
き、オイルに働く遠心力とオイルが有する高い粘性とに
より、シリコーンオイルは、頂点14aから底面14b
の周縁に向かって螺旋状に移動する。この移動は、戻し
通路20及び貯留室19を介したシリコーンオイルの入
れ替え循環をも誘発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジング内に発
熱室及び放熱室を区画形成し、前記発熱室内において粘
性流体を剪断手段で剪断することで発生した熱を前記放
熱室を流れる循環流体に熱交換するビスカスヒータに関
する。特に、剪断手段として傾斜剪断面を有する回転体
を備える新提案の傾斜剪断面型ビスカスヒータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車載用の補助熱源として、車両のエンジ
ンの駆動力を利用するビスカスヒータが注目されてい
る。例えば、特開平2−246823号公報は、車両用
暖房装置に組み込まれるビスカスヒータを開示する。
【0003】この従来のビスカスヒータでは、前部及び
後部ハウジングが対設された状態で相互に連結され、そ
の内部には発熱室と、この発熱室の外域にウォータジャ
ケット(放熱室)とが形成されている。前部ハウジング
には軸受装置を介して駆動軸が回動可能に支承されてお
り、この駆動軸の一端には発熱室内で一体回動可能にロ
ータが固定されている。ロータの前後外壁部及びそれら
と対向する発熱室の内壁部は、相符合するラビリンス溝
を構成すべく凹凸条形成されており、両者の近接配置に
よって当該内外壁部間にラビリンス状のクリアランスを
確保している。そして、前記発熱室内に所要量の粘性流
体(例えばシリコーンオイル)を封入し、これを前記ラ
ビリンス状のクリアランスにもいきわたらせている。
【0004】エンジンの駆動力が駆動軸に伝達される
と、駆動軸と共にロータが発熱室内で回転し、発熱室内
壁部とロータ外壁部との間に介在される粘性流体が剪断
作用を受けて流体摩擦に基づく熱を発生する。発熱室で
発生した熱は、前記ウォータジャケット内を流れる循環
水(エンジン冷却水)に熱交換され、その加熱循環水は
外部暖房回路に供給されて車両の暖房等に供される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のビスカスヒ
ータでは、ラビリンス状クリアランスに介在される粘性
流体が常にロータによる剪断作用を受けることになる。
また、ロータ本体の軸心から離れた位置にある凹凸条部
ほど周速度(即ち剪断速度)が大きくなる傾向にある。
このため、発熱室の周域において粘性流体の剪断速度が
過大となり、当該周域において局所的に過熱状態となり
粘性流体が早期に劣化するという不都合がある。
【0006】本発明は、上述のような不都合について全
く別の観点から解決を図るものである。その目的は、剪
断手段(回転体)を収容する発熱室内における粘性流体
の移動を可能とし、より好ましくは粘性流体の循環移動
を可能として、一部の粘性流体の過剪断による過熱劣化
という事態を回避又は極力遅らせて、優れた発熱性能を
持続的に発揮することができるビスカスヒータを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハウ
ジング内に発熱室及び放熱室を区画形成し、前記発熱室
内において粘性流体を剪断手段で剪断することで発生し
た熱を前記放熱室を流れる循環流体に熱交換するビスカ
スヒータであって、前記剪断手段は回転体を備え、当該
回転体の外周面の少なくとも一部には、その回転軸線に
対して傾斜すると共に前記発熱室の内壁面との間に粘性
流体が介在するクリアランスを形成する剪断作用面が設
けられたことをその要旨とする。
【0008】このビスカスヒータによれば、前記回転体
の外周面は、少なくとも一部がその回転軸線に対して傾
斜する剪断作用面として提供されると共に、その剪断作
用面との間に所定のクリアランスを形成する発熱室の内
壁面も前記回転軸線に対して傾斜する対向面となる。こ
の回転体が回転し始めると、クリアランス領域に介在さ
れた粘性流体に半径方向への遠心力が働くが、遠心力で
半径方向へ向かおうとする粘性流体は、直ちに傾斜した
発熱室内壁面によって、その向かうべき向きを変えられ
ることになる。こうして、遠心力によるベクトルと、発
熱室内壁面のガイド作用によるベクトルとが合わさっ
て、粘性流体は、前記クリアランス領域内を剪断作用面
に沿って移動する傾向を示す。こうして粘性流体に移動
が促される結果、一部の粘性流体が過剪断に起因して過
熱劣化してしまうという事態を極力遅らせることが可能
になる。
【0009】請求項2の発明は、ハウジング内に発熱室
及び放熱室を区画形成し、前記発熱室内において粘性流
体を剪断手段で剪断することで発生した熱を前記放熱室
を流れる循環流体に熱交換するビスカスヒータであっ
て、前記剪断手段は、軸方向の一端から他端に向けて径
が増大傾向にある回転体を備えると共に、当該回転体の
外周面と前記発熱室の内壁面との間には、粘性流体を介
在させるクリアランスが確保されていることをその要旨
とする。
【0010】このビスカスヒータによれば、前記回転体
は、その軸方向において径が異なるように構成される。
従って、前記請求項1の構成と同様、回転体の外周面
と、それに対向する発熱室の内壁面とは、回転軸線に対
して何らかの傾斜角を持つに至る。故に、請求項1の場
合と同じく、粘性流体は、回転体の回転にともない、ク
リアランス領域内を回転体の外周面に沿って移動する。
また、前記クリアランス領域に介在される粘性流体に働
く遠心力は、回転体のより径の小さい一端域からより径
の大きい他端域に向けて増大傾向にある。そして、この
遠心力の増大傾向に応じて、各位置での粘性流体が発熱
室の内壁面によってガイドされるため、粘性流体は回転
体の軸方向における一端から他端へ向けての移動が促進
される。この移動にともなって、一部の粘性流体が過剪
断に起因して過熱劣化してしまうという事態を極力遅ら
せることが可能になる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
のビスカスヒータにおいて、前記回転体は、円錐形状を
なしていることを特徴とする。この構成によれば、円錐
形状をなす回転体と発熱室の内壁面との間に形成される
クリアランス領域において、粘性流体は、回転体の頂点
域から底面域へ向けて螺旋状の弧を描くようにして円滑
に移動することが可能になる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
か一項に記載のビスカスヒータにおいて、前記回転体の
軸方向において所定間隔を隔てた前記発熱室内の二位置
間を連通させる戻し通路を更に備えてなることを特徴と
する。
【0013】この構成によれば、クリアランス領域にお
ける粘性流体の(螺旋状)流動に基づいて、前記クリア
ランス領域の軸方向両端間でオイル圧に差が生じる。こ
のオイル圧の高低差のために、粘性流体は、発熱室の二
位置間をつなぐ前記戻し通路内をその通路の一端から他
端に向けて押し出されるようにして移動する。こうして
戻し通路は、粘性流体の循環移動通路としての役割を果
たす。従って、粘性流体は発熱室の二位置間を戻し通路
を介して円滑に循環移動するため、一部の粘性流体が過
剪断を原因として、過熱劣化を生じる事態を遅らせるこ
とが可能になる。
【0014】請求項5の発明は、請求項4に記載のビス
カスヒータにおいて、前記戻し通路は前記ハウジング内
に設けられていることを特徴とする。この構成によれ
ば、高温に達した粘性流体は、ハウジング内にある戻し
通路を介して発熱室に再び戻される。即ち、粘性流体は
ハウジング内を循環移動するため、ハウジング内の放熱
室を流れる循環流体に対してより一層効率よく熱交換が
行われる。このことは、粘性流体が戻し通路を移動する
過程で粘性流体の冷却(除熱)が促進されるという副次
効果があることをも意味する。
【0015】請求項6の発明は、請求項5に記載のビス
カスヒータにおいて、前記戻し通路の途中には、前記発
熱室以外に粘性流体を追加収容するための貯留室が設け
られていることを特徴とする。
【0016】この構成によれば、前記オイル圧の高低差
に基づいて、剪断作用に供された粘性流体は、戻し通路
を介して前記貯留室に回収される。貯留室に回収された
粘性流体は、発熱室での剪断作用から解放され、一定の
サイクルタイムに応じて貯留室内に滞在することができ
る。また、貯留室が設けられることにより剪断作用にあ
ずかる量をより多く確保することができる。従って、粘
性流体は、過加熱を原因とする過熱劣化から更に効果的
に遠ざけられる。
【0017】請求項7の発明は、請求項4に記載のビス
カスヒータにおいて、前記戻し通路は前記回転体内に設
けられていることを特徴とする。この構成によれば、高
温に達したシリコーンオイルが回転体内を移動するた
め、回転体の軸方向における温度格差の緩和に貢献する
ことができる。従って、クリアランス領域に介在される
シリコーンオイルの温度均一化に寄与し、その結果とし
て一部のシリコーンオイルの過加熱による熱劣化を遅ら
せることができる。
【0018】請求項8の発明は、請求項4〜7のいずれ
か一項に記載のビスカスヒータにおいて、前記発熱室内
の二位置は、前記回転体の軸方向両端部と符合して設定
されていることを特徴とする。
【0019】この構成によれば、前記クリアランス領域
に介在される粘性流体に働く遠心力が最も高い領域と最
も低い領域とが戻し通路で結ばれる。かかる遠心力の差
に基づいて、発熱室内では粘性流体の移動が起こり、そ
の結果として軸方向のオイル圧に高低差が生じる。この
ため、前記戻し通路を介した円滑かつ迅速な粘性流体の
循環移動が達成される。従って、一定の粘性流体の過加
熱による熱劣化が防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両の暖房装置に
組み込まれるビスカスヒータに具体化した一実施形態を
図1〜図3を参照しつつ説明する。
【0021】図1に示すように本実施形態のビスカスヒ
ータは、フロントハウジング1と、リヤハウジング2
と、該リヤハウジング2の内側に配されるステータ3と
を備えている。ステータ3は断面傘型の漏斗状の部材で
あり、その内側面及び外側面ともに円錐面をなしてい
る。リヤハウジング2の内部は前記漏斗状のステータ3
を収容すべく略すり鉢状に形成されている。内部にステ
ータ3を収容したリヤハウジング2とフロントハウジン
グ1とは、両者間にガスケット4を介在しつつ相互に接
合した状態で複数の通しボルト5(図2参照)によって
締め付け固定されている。リヤハウジング2の後端側に
は凹部が形成されている。この凹部を塞ぐようにリヤハ
ウジング2にはリヤプレート6が複数の取付ボルト18
で固着されており、当該凹部は貯留室19として提供さ
れている。このように、フロントハウジング1、リヤハ
ウジング2、ステータ3及びリヤプレート6により、該
ビスカスヒータのハウジングが構成される。
【0022】フロントハウジング1の後端面とステータ
3の内側面とで囲まれる領域には、発熱室7が区画形成
されている。また、ステータ3の外側面とリヤハウジン
グ2の内側面との間には、ステータ3の周囲を取り囲む
ように放熱室としてのウォータジャケット8が区画形成
されている。従って、フロントハウジング1、リヤハウ
ジング2及びステータ3は、ヒータハウジング内に発熱
室7及び放熱室8を区画する区画部材として把握するこ
ともできる。
【0023】図2に示すように、ウォータジャケット8
は断面円環状をなしている。また、リヤハウジング2の
両側部には、循環流体取入口としての入水ポート9Aと
循環流体送出口としての出水ポート9Bとが形成されて
いる。入水ポート9Aは、リヤハウジング2の右側部下
端寄り位置に穿設されており、車両の暖房回路(図示
略)から循環流体としての循環水(例えばエンジン冷却
水)をウォータジャケット8内に取り入れる。出水ポー
ト9Bは、リヤハウジング2の左側部上端寄り位置に穿
設されており、ウォータジャケット8内を流れる循環水
を前記暖房回路に送り出す。入水ポート9Aは出水ポー
ト9Bよりも相対的に低い位置に設けられているため、
入水ポート9Aから取り入れた循環水がステータ3の外
側面に沿ってウォータジャケット8内を下から上に回り
巡った後に出水ポート9Bにいたるという循環流体の流
通経路がヒータハウジング内に設定されることになる。
【0024】図1に示すように、フロントハウジング1
には前側及び後側軸受装置11,12によって駆動軸1
3が回動可能に支持されている。後側軸受装置12はシ
ール付き軸受けであり、発熱室7の前側を封止して発熱
室7を液密な内部空間としている。駆動軸13の後端部
13aは発熱室7の内部に突出しており、当該後端部1
3aには、剪断手段としての回転体14が固着されてい
る。従って、回転体14は発熱室7内に収容されてい
る。また、駆動軸13の前端部にはボルト15によって
プーリ16が固着されている。このプーリ16に巻き掛
けられる動力伝達ベルト(図示略)を介して、駆動軸1
3は外部駆動源としての車両エンジン(図示略)と駆動
連結される。
【0025】発熱室7内に収容された回転体14は、円
錐体形状(又はコーン形状)をなしている。即ち、この
円錐型回転体14は、駆動軸13の回転軸線Cの延長線
上に位置する頂点14aと、この頂点14aと反対側に
ある円形状の底面14bと、この底面14bの周縁(即
ち円)を導線として該導線上の任意の点と前記頂点14
aとを結ぶ線分の集合として定義できる錐面たる側面
(以下「円錐側面」という)とを有している。従って、
円錐型回転体14は、その一端たる頂点14aから他端
たる底面14bに向けて径が次第に増大する傾向の回転
体である。
【0026】円錐型回転体14の底面14bとフロント
ハウジング1の後端面とは、第1の所定間隔を隔てて平
行に向かい合っており、両者間にはクリアランス(間
隔)が形成されている。また、円錐型回転体14の円錐
側面上に想定される前記各線分は、駆動軸13及び回転
体14に共通の回転軸線Cに対して円錐型回転体14の
半頂角θH (図3参照)に対応する角度で傾斜してい
る。円錐型回転体14の円錐側面とステータ3の内側面
(円錐面である)とは第2の所定間隔hを隔てて向かい
合っており、両者間にはクリアランスが形成されてい
る。従って、円錐型回転体14の外周面たる円錐側面
は、回転軸線Cに対して傾斜すると共に、発熱室7の内
壁面たるステータ3の内側面との間にクリアランスを形
成する剪断作用面として機能する。
【0027】尚、この第2の所定間隔hは前記第1の所
定間隔と等しくても異なっていてもよい。リヤハウジン
グ2の中央部及び漏斗状ステータ3の頂部には、これら
を貫通する供給通路21が形成されている。この供給通
路21は、ステータ3の頂部にあって貯留室19と発熱
室7とを相互に連通させる。従って、回転体14の頂点
14aの存在する領域は、供給通路21を介して貯留室
19と近接配置される。
【0028】更に図1及び図2に示すように、フロント
及びリヤハウジング1,2内には、フロント側通路22
及びリヤ側通路23がそれぞれ貫通形成されている。フ
ロントハウジング1内のフロント側通路22は、図1に
示すように、フロントハウジング1内において「く」の
字形に屈曲しており、その下側開口端は発熱室7の前側
周縁付近に開口している。リヤハウジング2内のリヤ側
通路23は、ウォータジャケット8に沿って傾斜して設
定されている。リヤ側通路23の後側開口端は貯留室1
9内に開口する一方、リヤ側通路23の前側開口端はガ
スケット4の辺りでフロント側通路22の上側開口端と
つながっている。
【0029】従って、回転体14の全長M(図3参照)
に相当する距離を隔てた発熱室7の前側周縁領域(第1
の位置)と、回転体14の頂点14aが存在する発熱室
7の後端側領域(第2の位置)とは、フロント側通路2
2、リヤ側通路23、貯留室19及び供給通路21より
構成される一続きの戻し通路20を介して相互に連通し
ている。
【0030】発熱室7及び戻し通路20は、ヒータハウ
ジング内において液密なループ状の内部空間を構成す
る。この内部空間には、粘性流体としてのシリコーンオ
イルが所要量入れられている。このシリコーンオイルの
充填量Vf は、発熱室7の計算内容積から部材占拠容積
(発熱室7内において駆動軸13及び回転体14の占め
る体積)を差し引いて得られる自由空間体積Vc の50
%〜90%程度となるように決められている。自由空間
体積Vc の50%を下限としたのは、粘性流体の剪断に
よる発熱量を十分に確保するためである。一方、自由空
間体積Vc の90%を上限としたのは、温度上昇した場
合における粘性流体の熱膨張を考慮したものである。従
って、発熱室7内において回転体14と発熱室内壁との
間の各クリアランスにはシリコーンオイルが満たされる
他、戻し通路20の途中にある貯留室19内にもシリコ
ーンオイルが追加収容される。
【0031】次に、本実施形態のビスカスヒータの作用
について説明する。車両エンジン(外部駆動源)からの
動力が動力伝達ベルトを介してプーリ16に伝達される
と、プーリ16と共に駆動軸13及び円錐型回転体14
が一体回転される。これに伴い、発熱室7内のシリコー
ンオイルが、主として発熱室内壁面(ステータ3の内側
面、即ち静止面)と回転体14の円錐側面(即ち可動
面)との間のクリアランスにおいて、両対向面間の相対
速度差に基づく剪断作用を受けて発熱する。剪断によっ
て生じた熱は、ステータ3を介してウォータジャケット
8内を流れる循環水に熱交換され、当該加熱循環水が暖
房回路を介して車室内の暖房等に供される。
【0032】更に、円錐型回転体14の回転に伴い、ハ
ウジング内の前記ループ状内部空間においてシリコーン
オイルの循環移動が生ずる。即ち、円錐型回転体14の
回転に伴って、発熱室内壁面と回転体14の円錐側面と
の間に介在されるシリコーンオイルには、あたかも頂点
14aを基点として当該円錐側面上を螺旋状に辿りなが
ら底面14bの周縁に到る相対流動が生じる。この流動
において回転体14の前方(底面14bの方向)へ向け
たベクトルは、回転時に働く遠心力に基づいて半径方向
に広がろうとするシリコーンオイルを回転体14の前端
側へ向けてガイドしようとする傾斜した発熱室内壁面
(ステータ3の内側面)の作用に基づくものである。従
って、円錐型回転体14の回転時には、シリコーンオイ
ルの高い粘性に基づいて円錐側面の回転方向にオイルを
引っ張ろうとするベクトルと、前記前方に向かうベクト
ルとが合わさった力が働き、発熱室内壁面と回転体14
の円錐側面との間のクリアランス領域において、シリコ
ーンオイルの螺旋状流動が生じることになる。
【0033】この結果、円錘型回転体14の回転数が高
まれば高まるほど、回転体底面14b付近のクリアラン
ス領域におけるオイル圧が回転体頂点14a付近のクリ
アランス領域におけるオイル圧に比べて高くなる傾向を
示す。このため、底面14b付近のクリアランス領域に
開口したフロント側通路22内にシリコーンオイルが押
し込まれるように進入し、このシリコーンオイルは、リ
ヤ側通路23を介して貯留室19に移送される。こうし
て発熱室7から貯留室19内に回収されたシリコーンオ
イルは、入れ替え循環のサイクルタイムに応じた一定時
間だけ、貯留室19に滞在する。発熱室7での剪断作用
から解放されたシリコーンオイルは、貯留室19での滞
在によって長時間の熱保持による劣化から守られる。
【0034】貯留室19に滞在されていたシリコーンオ
イルは、貯留室19内のオイル液位の高まりと供給通路
21を介した発熱室7へのオイル引き込み作用により、
供給通路21を経由して発熱室7における回転体頂点1
4a域に迅速かつ滑らかに供給される。発熱室7に供給
されたシリコーンオイルは、螺旋状流動により迅速に発
熱室7の内壁面と回転体14の外周面との間のクリアラ
ンス全域に万遍なく行き渡る。
【0035】次に、このビスカスヒータの発熱性能につ
いて考察する。ここで、図3に示すように、回転体14
の頂点14aから軸方向への任意の距離をm、距離mの
位置での回転体14の半径をr、回転体14の全長を
M、回転体14の底面半径をR、円錐型回転体14の縦
断面における半頂角をθH とすると、tanθH 及びm
の微少変化dmは、数式1のようになる。
【0036】
【数1】 一方、シリコーンオイル(粘性流体)の粘性係数をμ、
回転体14の回転角速度をω、任意の距離mでの周速度
をrω、回転体14の外周面とステータ3の内周面(発
熱室7の内壁面)との間のクリアランスをhとすると、
剪断応力τは数式2のように表される。
【0037】
【数2】 すると、数式1及び2に基づいて、回転体14の総トル
クTは、数式3のように表される。
【0038】
【数3】 従って、このビスカスヒータの発熱量Qは、回転体14
を駆動するための動力L=Tωに比例するので、発熱量
Qと各パラメータとは数式4に示すような関係にある。
【0039】
【数4】 数式4からわかるように、発熱量Qは半径Rの3乗に比
例すると共に、全長Mにも比例する。このため、発熱量
Qの増大を図るにあたっては、半径Rを抑える代わり
に、全長Mを大きくすることが可能となり、半径Rが大
きいことが絶対条件とはならないため、寸法設計上の自
由度が増す。
【0040】以下に、本実施形態の効果を列挙する。 ○ 回転体14は、その軸方向において頂点14aから
底面14bの周縁へ向けて径が大きくなるような円錐型
に構成される。このため、回転体14の外周面と発熱室
7の内壁面との間に形成されるクリアランス領域に介在
されるシリコーンオイルは、回転体14が回転すると、
回転体14の頂点14aから底点14bの周縁にかけ
て、螺旋状の弧を描くようにして移動することが可能に
なる。この移動に伴って、シリコーンオイルの局所にお
ける過熱が抑制され、シリコーンオイルの耐熱限界超過
を未然に防止でき、その結果としてシリコーンオイルの
劣化を防止することができる。故に、優れた発熱能力を
持続することができる。
【0041】○ 円錐型回転体14の回転に伴って、シ
リコーンオイルが発熱室7内で移動し始めると、クリア
ランス領域の軸方向においてオイル圧に高低差、即ち、
オイル圧勾配が生じる。即ち、回転体底面14bの周縁
に向けてオイル圧が高まる傾向を示す。このため、シリ
コーンオイルは、発熱室7の前側周縁領域に開口した戻
し通路20に進入し、該通路内を移動して発熱室7の後
端側領域に達することが可能になる。従って、発熱室7
から戻し通路20を経由して再び発熱室7に至るシリコ
ーンオイルの循環移動が円滑に行われ、一部のシリコー
ンオイルのみが過剪断によって過熱劣化してしまうおそ
れを回避することができる。
【0042】○ 発熱室7以外の貯留室19にシリコー
ンオイルを追加収容することができるため、回転体14
の剪断に供されるシリコーンオイルの量に余裕が生じ
る。また、回転体14の回転時には、発熱室7と貯留室
19との間で戻し通路20を介したシリコーンオイルの
入れ替え循環が可能になる。従って、特定のシリコーン
オイルのみが常に剪断される状況を回避しながら、シリ
コーンオイルの一部を休ませつつ使用することができる
ため、シリコーンオイルの熱劣化を防止することができ
る。
【0043】○ 上記発熱量Qの考察からもわかるよう
に、本実施形態のビスカスヒータによれば、円錐型回転
体14の底面半径Rを無理に大きくしなくとも、回転体
の全長Mを大きくすることで総発熱量Qの増大を図るこ
とができる。従って、回転体14の半径R及び全長Mを
調節しつつ発熱量Qを決定することができるので、ビス
カスヒータの外観設計の自由度が増す。
【0044】尚、前記実施形態を、次のように変更して
具体化することも可能である。 (変更例) 回転体14は、側方から見て二次曲線的な
アウトラインを持つように構成されればよい。例えば、
図4に示すように、内側に凹んだ湾曲錐面をもつ回転体
14や、図5に示すように、外側に膨らんだ湾曲錐面を
もつ回転体14に変更することも可能である。尚、頂点
14aと底面14bの周縁(円形の導線に相当)とを結
ぶ直線の集合体として把握できる面を側面(錐面)とす
る回転体が円錐であるが、図6に示すように、側方から
見て段付き回転体状のものに変更することも可能であ
る。これらのように構成しても、シリコーンオイルはク
リアランス領域を回転体底面14bの周縁に向けて円滑
に移動することが可能であり、前記実施形態と同様の効
果を得ることができる。尚、図4、図5、図6のいずれ
の回転体14も軸方向の一端から他端に向けて径が増大
傾向にある回転体である。
【0045】(変更例) 図1〜図3の前記実施形態で
は、戻し通路20の途中に貯留室19を設けたが、この
貯留室19は省略されてもよい。このように構成して
も、発熱室7から戻し通路20を経由して再び発熱室7
に至るシリコーンオイルの循環移動は維持されるため、
過加熱によるシリコーンオイルの熱劣化を遅らせること
ができる。
【0046】(変更例) 図1〜図3の前記実施形態で
は、回転体14の頂点域と底面域とを循環通路(戻し通
路20)でつないだが、頂点域と底面域との間の途中の
二位置を戻し通路20によってつなぐようにしてもよ
い。この場合でも、シリコーンオイルの循環移動は行わ
れるため、過加熱によるシリコーンオイルの熱劣化を遅
らせることができる。ただし、この場合でも、戻し通路
20の出口側における回転体14の径が戻し通路20の
入口側における回転体14の径よりも小さくなることが
必要である。
【0047】(変更例) 図1〜図3の前記実施形態で
は戻し通路20がハウジング内に設けられたが、図7に
示すように、戻し通路20を回転体14内に設けてもよ
い。このように構成すれば、高温に達したシリコーンオ
イルが回転体14内を前端側から後端側へ移動するた
め、回転体14の軸方向における温度格差(後端側から
前端側に向かっての高温化傾向)の緩和に貢献すること
ができる。従って、クリアランス領域に介在されるシリ
コーンオイルの温度均一化に寄与するため、一部のシリ
コーンオイルの過加熱による熱劣化を遅らせることがで
きる。
【0048】(変更例) 図8に示すように、回転体1
4を頂点14aを持たない円錐台形に構成してもよい。
このように構成しても、クリアランス領域をシリコーン
オイルは螺旋状に移動することが可能であり、戻し通路
20を介したシリコーンオイルの循環移動を達成するこ
とができる。この場合、戻し通路20の出口位置は、回
転体14の円錐面域に符合する位置に設けられることが
必要であり、より好ましくは、回転体14の上面周縁域
に符合するのが最適である。
【0049】(変更例)図1〜図3に示すビスカスヒー
タにおいて、プーリ16と駆動軸13との間に電磁クラ
ッチ機構を採用し、車両エンジンの駆動力を必要に応じ
て駆動軸13に選択的に伝達可能としてもよい。このよ
うに構成すれば、必要に応じて駆動伝達を遮断すること
ができるため、発熱室7内でのシリコーンオイルの剪断
作用を抑制することができる。このため、過剪断に起因
するシリコーンオイルの過熱劣化を遅らせることが可能
になる。
【0050】尚、本明細書中の「粘性流体」とは、回転
体の剪断作用を受けて流体摩擦に基づく熱を発生するあ
らゆる媒体を意味するものであり、高粘度の液体や半流
動体に限定されず、ましてやシリコーンオイルに限定さ
れるものではない。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、各請求項に記載の
ビスカスヒータによれば、剪断手段(回転体)を収容す
る発熱室内における粘性流体の移動を可能とし、より好
ましくは粘性流体の循環移動を可能として、一部の粘性
流体の過剪断による過熱劣化という事態を回避又は極力
遅らせて、高度な発熱性能を持続的に発揮することがで
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うビスカスヒータの一実施形態を示
す縦断面図。
【図2】図1に示すビスカスヒータの横断面図(図1の
A−A線断面)。
【図3】図1に示す円錐型回転体の各部の寸法等を示す
説明図。
【図4】ビスカスヒータにおける回転体構成の変更例を
示す要部断面図。
【図5】ビスカスヒータにおける回転体構成の変更例を
示す要部断面図。
【図6】ビスカスヒータにおける回転体構成の変更例を
示す要部断面図。
【図7】ビスカスヒータにおける戻し通路構成の変更例
を示す要部断面図。
【図8】ビスカスヒータにおける回転体構成の変更例を
示す要部断面図。
【符号の説明】
1…フロントハウジング、2…リヤハウジング、3…ス
テータ、6…リヤプレート(1,2,3,6はハウジン
グを構成する)、7…発熱室、8…放熱室としてのウォ
ータジャケット、14…円錐型回転体(剪断手段を構成
する)、14a…頂点、14b…底面、19…貯留室、
20…戻し通路(19及び通路21,22,23によっ
て構成される)、C…回転軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 和彦 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に発熱室及び放熱室を区画
    形成し、前記発熱室内において粘性流体を剪断手段で剪
    断することで発生した熱を前記放熱室を流れる循環流体
    に熱交換するビスカスヒータであって、 前記剪断手段は回転体を備え、当該回転体の外周面の少
    なくとも一部には、その回転軸線に対して傾斜すると共
    に前記発熱室の内壁面との間に粘性流体が介在するクリ
    アランスを形成する剪断作用面が設けられたビスカスヒ
    ータ。
  2. 【請求項2】 ハウジング内に発熱室及び放熱室を区画
    形成し、前記発熱室内において粘性流体を剪断手段で剪
    断することで発生した熱を前記放熱室を流れる循環流体
    に熱交換するビスカスヒータであって、 前記剪断手段は、軸方向の一端から他端に向けて径が増
    大傾向にある回転体を備えると共に、当該回転体の外周
    面と前記発熱室の内壁面との間には、粘性流体を介在さ
    せるクリアランスが確保されているビスカスヒータ。
  3. 【請求項3】 前記回転体は、円錐形状をなしている請
    求項1又は2に記載のビスカスヒータ。
  4. 【請求項4】 前記回転体の軸方向において所定間隔を
    隔てた前記発熱室内の二位置間を連通させる戻し通路を
    更に備えてなる請求項1〜3のいずれか一項に記載のビ
    スカスヒータ。
  5. 【請求項5】 前記戻し通路は前記ハウジング内に設け
    られている請求項4に記載のビスカスヒータ。
  6. 【請求項6】 前記戻し通路の途中には、前記発熱室以
    外に粘性流体を追加収容するための貯留室が設けられて
    いる請求項5に記載のビスカスヒータ。
  7. 【請求項7】 前記戻し通路は前記回転体内に設けられ
    ている請求項4に記載のビスカスヒータ。
  8. 【請求項8】 前記発熱室内の二位置は、前記回転体の
    軸方向両端部と符合して設定されている請求項4〜7の
    いずれか一項に記載のビスカスヒータ。
JP9103395A 1997-04-21 1997-04-21 ビスカスヒータ Pending JPH10291412A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9103395A JPH10291412A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 ビスカスヒータ
US09/060,493 US5913306A (en) 1997-04-21 1998-04-15 Viscous fluid heater
SE9801342A SE9801342L (sv) 1997-04-21 1998-04-17 Värmare för viskös fluid
DE19817483A DE19817483A1 (de) 1997-04-21 1998-04-20 Heizgerät mittels viskosem Fluid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9103395A JPH10291412A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 ビスカスヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10291412A true JPH10291412A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14352883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9103395A Pending JPH10291412A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 ビスカスヒータ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5913306A (ja)
JP (1) JPH10291412A (ja)
DE (1) DE19817483A1 (ja)
SE (1) SE9801342L (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517057B1 (ko) * 1998-11-27 2005-11-25 한라공조주식회사 비스코스 히터_

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6823820B2 (en) 2002-12-03 2004-11-30 Christian Helmut Thoma Apparatus for heating fluids
US6976486B2 (en) * 2003-04-02 2005-12-20 Christian Helmut Thoma Apparatus and method for heating fluids
US6910448B2 (en) * 2003-07-07 2005-06-28 Christian Thoma Apparatus and method for heating fluids
US7387262B2 (en) * 2004-05-28 2008-06-17 Christian Thoma Heat generator
ITRM20040382A1 (it) * 2004-07-28 2004-10-28 Cristian Isopo Dispositivo rotativo centrifugo per riscaldamento e/o vaporizzatore di liquidi.
US7226277B2 (en) * 2004-12-22 2007-06-05 Pratt & Whitney Canada Corp. Pump and method
WO2006099606A2 (en) 2005-03-16 2006-09-21 Searchmont Llc. Radial axis, spherical based rotary machines
EP3765789A4 (en) * 2018-03-10 2022-01-05 Ventech, LLC HYDRODYNAMIC HEATER WITH TWO CONNECTIONS

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2712510B2 (ja) * 1989-03-21 1998-02-16 アイシン精機株式会社 車両用暖房装置
DE4420841A1 (de) * 1994-06-15 1995-12-21 Hans Dipl Ing Martin Heizvorrichtung für Kraftfahrzeuge

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517057B1 (ko) * 1998-11-27 2005-11-25 한라공조주식회사 비스코스 히터_

Also Published As

Publication number Publication date
SE9801342L (sv) 1998-10-22
US5913306A (en) 1999-06-22
DE19817483A1 (de) 1998-10-22
SE9801342D0 (sv) 1998-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108886301A (zh) 具有冷却装置的电机
JP3567643B2 (ja) ビスカスヒータ
JPH10291412A (ja) ビスカスヒータ
CN111656080B (zh) 双功能车桥热管理系统
EP0202749B1 (en) Fluid coupling device having improved heat dissipation
JP3567655B2 (ja) ビスカスヒータ
JPH10236140A (ja) ビスカスヒータ
JPH09123746A (ja) ビスカスヒータ
JP3567667B2 (ja) ビスカスヒータ
JPH10109530A (ja) 能力可変型ビスカスヒータ
JP3588968B2 (ja) ビスカスヒータ
US6250561B1 (en) Vehicle heat generator
JP3460454B2 (ja) ビスカスヒータ
JP3588924B2 (ja) ビスカスヒータ
JP3564916B2 (ja) ビスカスヒータ
JPH10236139A (ja) ビスカスヒータ
JPH1178491A (ja) 車輌用熱発生器
US6079371A (en) Viscous fluid heater
US5881712A (en) Vehicle heaters
JP4587342B2 (ja) 温度感応型流体式ファン・カップリング装置
JPH11334345A (ja) 熱発生器
JPH11240325A (ja) 能力可変型熱発生器
EP0201242A1 (en) Fluid coupling device having improved heat dissipation
JPH1148763A (ja) 車輌用熱発生器
JPH10297264A (ja) ビスカスヒータ