JPH10290221A - 同期保護装置 - Google Patents

同期保護装置

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JPH10290221A
JPH10290221A JP9111945A JP11194597A JPH10290221A JP H10290221 A JPH10290221 A JP H10290221A JP 9111945 A JP9111945 A JP 9111945A JP 11194597 A JP11194597 A JP 11194597A JP H10290221 A JPH10290221 A JP H10290221A
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Takayuki Yama
孝之 山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期ハンティング状態を省くことによって、
同期復帰までの時間を短縮し、処理効率の向上を図るこ
とができる同期保護装置を提供する。 【解決手段】 同期予測位置信号を出力するフレームカ
ウンタ10と、同期信号と同期予測位置信号とのタイミ
ングが一致したかどうかを判定する一致判定回路30お
よび不一致判定回路40と、一致判定回路30および不
一致判定回路40による判定結果に応じて同期状態にあ
るか同期外れ状態にあるかを判別し、状態信号を出力す
る後方保護カウンタ50、前方保護カウンタ60および
同期状態判別回路50と、同期信号と同期予測位置信号
と状態信号とに応じてフレームカウンタを制御するカウ
ンタ制御回路20とを備え、カウンタ制御回路20は、
同期状態判別回路70が同期外れ状態であると判断した
際の同期予測位置信号の位置を仮同期位置として同期復
帰を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信に用
いられるフレーム同期回路において、フレームデータの
同期伝送における同期保護を行う同期保護装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル通信に用いられるフレ
ーム同期回路は、同期信号を含む固定長のフレームデー
タの同期伝送において、伝送誤りによる同期外れや誤同
期を防ぐための同期保護装置を備える。この種の従来の
同期保護装置の構成を図5に示す。
【0003】図5を参照すると、従来の同期保護装置
は、フレームカウンタ110と、カウンタ制御回路12
0と、一致判定回路130と、不一致判定回路140
と、後方保護カウンタ150と、前方保護カウンタ16
0と、同期状態判別回路170とを備える。フレームデ
ータから検出された同期信号は、フレームカウンタ11
0の出力である同期予測位置信号と共に、一致判定回路
130および不一致判定回路140に供給される。一致
判定回路130の出力は、後方保護カウンタ150と、
前方保護カウンタ160のリセット端子とに供給され
る。不一致判定回路140の出力は、後方保護カウンタ
150のリセット端子と、前方保護カウンタ160と、
カウンタ制御回路120とに供給される。後方保護カウ
ンタ150および前方保護カウンタ160の出力は、同
期状態判別回路170に供給される。同期状態判別回路
170の出力は、カウンタ制御回路120に供給され
る。そして、カウンタ制御回路120は、フレームカウ
ンタ110を制御するリセット信号およびカウントイネ
ーブルを出力して、フレームカウンタ110に供給す
る。
【0004】上記のように構成された従来の同期保護装
置におけるフレームデータの同期外れの発生から同期復
帰までの動作を、図6のタイムチャートを併せて参照し
ながら説明する。
【0005】同期外れが発生すると、不一致判定回路1
40が不一致信号を出力し、前方保護カウンタ160の
カウントが開始される。前方保護カウンタ160のカウ
ント値が予め設定された値(保護段数)を越えると(図
6中の位置A)、同期状態判別回路170から同期外れ
を通知する信号が出力され、カウンタ制御回路120の
制御によりフレームカウンタ110が停止し、同期ハン
ティング状態となる。この後、最初の同期検出信号でフ
レームカウンタ110をリセットして仮同期位置とし
(図6中の位置B)、後方保護状態になる。そして、一
致判定回路130が一致信号を出力し、後方保護カウン
タ150のカウントが開始される。後方保護カウンタ1
50のカウント値が予め設定された値(保護段数)に達
すると(図6中の位置C)、同期状態に復帰する。
【0006】この種の従来の同期保護装置としては、例
えば、特開平4−268842号公報に開示された装置
がある。同公報に記載されたフレーム同期回路は、前方
保護の開始と同時に同期ハンティングを開始することに
より、同期復帰にかかる時間を短縮しているが、基本的
に上述した動作と同様の過程で同期復帰処理を行ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、従来の同期保護装置は、同期外れを検出した後にフ
レームカウンタを停止して同期ハンティング状態にな
り、その後、最初に検出された同期信号を仮同期として
フレームカウンタを動作させて後方保護状態としてい
る。そのため、同期外れを検出した後の最初の同期信号
が同期外れとならなかった場合の同期信号と同じタイミ
ングで供給された場合、当該同期信号は、フレームカウ
ンタを動作させていたならば同期予測位置信号とタイミ
ングが一致するにも関わらず、同期ハンティング状態の
ため同期予測位置信号との一致判定が行われない。した
がって、この場合における同期復帰の過程では、当該同
期ハンティングに要する時間が無駄となり、同期復帰処
理の効率の低下を招くという欠点があった。
【0008】本発明の目的は、上記従来の欠点を解決
し、同期外れ検出後の最初の同期信号が、同期外れとな
らなかった場合の同期信号と同じタイミングである場合
に、同期ハンティング状態を省くことによって、同期復
帰までの時間を短縮し、処理効率の向上を図ることがで
きる同期保護装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の同期保護装置は、同期信号を含む固定長のフレー
ムデータにおける該同期信号の検出が予測されるタイミ
ングを示す同期予測位置信号を生成し出力する同期予測
位置信号生成手段と、前記フレームデータから検出され
た同期信号と前記同期予測位置信号生成手段から出力さ
れた同期予測位置信号とを入力して、両信号のタイミン
グが一致したかどうかを判定する判定手段と、前記判定
手段の判定結果を監視し、予め定められた所定数のフレ
ーム分連続して一定の判定結果が続いた場合に、該判定
結果に応じて同期状態にあるか同期外れ状態にあるかを
判別し、該状態を示す信号を出力する同期状態判別手段
と、前記フレームデータから検出された同期信号と前記
同期予測位置信号生成手段から出力された同期予測位置
信号と前記同期状態判別手段から出力された前記状態を
示す信号とを入力して、前記同期予測位置信号生成手段
を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記同
期状態判別手段が同期外れ状態であると判断した場合に
おける前記同期信号とタイミングが一致しなかった最後
の前記同期予測位置信号の位置を仮同期位置として、前
記同期予測位置信号と前記同期信号との同期復帰を行う
ことを特徴とする。
【0010】また、請求項2の本発明の同期保護装置
は、前記制御手段が、前記仮同期位置の次の前記同期予
測位置信号と前記同期信号とのタイミングが一致しなか
った場合に、前記仮同期位置の後に最初に検出された同
期信号の位置を改めて仮同期位置として、前記同期予測
位置信号と前記同期信号との同期復帰を行うことを特徴
とする。
【0011】請求項3の本発明の同期保護装置は、前記
制御手段が、前記仮同期位置の次の前記同期予測位置信
号のタイミングまでに前記同期信号が検出されなかった
場合に、前記仮同期位置の次の前記同期予測位置信号の
入力を条件に前記同期予測位置信号生成手段を停止させ
て同期ハンティング状態となり、前記仮同期位置の後に
最初に検出された同期信号の位置を改めて仮同期位置と
して、前記同期予測位置信号と前記同期信号との同期復
帰を行うことを特徴とする。
【0012】請求項4の本発明の同期保護装置は、前記
制御手段が、前記仮同期位置の次の前記同期予測位置信
号のタイミングよりも早く前記同期信号が検出された場
合に、前記仮同期位置の後に最初に検出された同期信号
の位置を改めて仮同期位置として、前記同期予測位置信
号と前記同期信号との同期復帰を行うことを特徴とす
る。
【0013】また、上記目的を達成する他の本発明の同
期保護装置は、同期信号を含む固定長のフレームデータ
における該同期信号の検出が予測されるタイミングを示
す同期予測位置信号を生成し出力するフレームカウンタ
と、前記フレームデータから検出された前記同期信号と
前記フレームカウンタから出力された同期予測位置信号
とを入力して比較し、前記同期予測位置信号によって示
される同期予測位置に前記同期信号が検出された場合
に、一致検出信号を出力する一致判定回路と、記フレー
ムデータから検出された前記同期信号と前記フレームカ
ウンタから出力された同期予測位置信号とを入力して比
較し、前記同期予測位置信号によって示される同期予測
位置に前記同期信号が検出されなかった場合に、不一致
検出信号を出力する不一致判定回路と、前記一致判定回
路から一致検出信号を入力してカウントし、カウント値
が予め設定された後方保護の範囲を示す保護段数に達す
ると、保護段数に達したことを示す信号を出力すると共
に、前記不一致判定回路から不一致検出信号を入力した
場合、カウント値をリセットする後方保護カウンタと、
前記不一致判定回路から不一致検出信号を入力してカウ
ントし、カウント値が予め設定された前方保護の範囲を
示す保護段数を超えると、保護段数を越えたことを示す
信号を出力すると共に、前記一致判定回路から一致検出
信号を入力した場合、カウント値をリセットする前方保
護カウンタと、前記後方保護カウンタおよび前記前方保
護カウンタから出力された信号を入力し、該入力信号に
基づいて、フレームデータに対して同期状態であるか非
同期状態であるかを判別し、状態を示す信号を出力する
同期状態判別回路と、前記フレームデータから検出され
た前記同期信号と、前記フレームカウンタから出力され
た同期予測位置信号と、前記同期状態判別回路の出力信
号とを入力し、これらの入力信号に基づいて、前記フレ
ームカウンタのカウント値をリセットして同期予測位置
信号を示す状態にするリセット信号と、前記フレームカ
ウンタの動作の開始および停止を制御するカウントイネ
ーブル信号とを出力して前記フレームカウンタを制御す
るカウンタ制御回路とを備え、前記カウンタ制御回路
は、前記同期状態判別回路が同期外れ状態であると判断
した場合における前記同期信号とタイミングが一致しな
かった最後の前記同期予測位置信号の位置を仮同期位置
として、前記フレームカウンタをリセットすることによ
り前記同期予測位置信号と前記同期信号との同期復帰を
行うことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態による同期保
護装置の構成を示すブロック図である。
【0016】図1に示すように、本実施形態の同期保護
装置は、フレームカウンタ10と、カウンタ制御回路2
0と、一致判定回路30と、不一致判定回路40と、後
方保護カウンタ50と、前方保護カウンタ60と、同期
状態判別回路70とを備える。フレームデータから検出
された同期信号は、フレームカウンタ10の出力である
同期予測位置信号と共に、一致判定回路30と、不一致
判定回路40と、カウンタ制御回路20とに供給され
る。一致判定回路30の出力は、後方保護カウンタ50
と、前方保護カウンタ60のリセット端子とに供給され
る。不一致判定回路40の出力は、後方保護カウンタ5
0のリセット端子と、前方保護カウンタ60とに供給さ
れる。後方保護カウンタ50および前方保護カウンタ6
0の出力は、同期状態判別回路70に供給される。同期
状態判別回路70の出力は、カウンタ制御回路20に供
給される。そして、カウンタ制御回路20は、フレーム
カウンタ10を制御するリセット信号およびカウントイ
ネーブルを出力して、フレームカウンタ10に供給す
る。
【0017】フレームカウンタ10は、受信データに同
期したクロックに基づいて、フレームデータ中の同期信
号の予測位置を示すタイミングパルス(同期予測位置信
号)を出力する。また、カウンタ制御回路から供給され
るリセット信号とカウントイネーブル信号によって動作
を制御される。
【0018】カウンタ制御回路20は、フレームデータ
から検出された同期信号と、フレームカウンタ10から
出力された同期予測位置信号と、同期状態判別回路70
の出力信号とを入力し、これらの入力信号に基づいて、
フレームカウンタ10のカウント値をリセットして同期
予測位置信号を示す状態にするリセット信号と、フレー
ムカウンタ10の動作の開始および停止を制御するカウ
ントイネーブル信号とを出力してフレームカウンタ10
に供給する。
【0019】一致判定回路30は、フレームデータから
検出された同期信号と、フレームカウンタ10から出力
された同期予測位置信号とを入力して比較し、同期予測
位置信号によって示される同期予測位置に対応する同期
信号が検出された場合に、一致検出信号を出力する。
【0020】不一致判定回路40は、フレームデータか
ら検出された同期信号と、フレームカウンタ10から出
力された同期予測位置信号とを入力して比較し、同期予
測位置信号によって示される同期予測位置に対応する同
期信号が検出されなかった場合に、不一致検出信号を出
力する。
【0021】後方保護カウンタ50は、一致判定回路3
0から一致検出信号を入力してカウントし、カウント値
が予め設定された後方保護の範囲を示す保護段数に達す
ると、保護段数に達したことを示す信号を出力する。ま
た、不一致判定回路40から不一致検出信号を入力した
場合、カウント値をリセットする。
【0022】前方保護カウンタ60は、不一致判定回路
40から不一致検出信号を入力してカウントし、カウン
ト値が予め設定された前方保護の範囲を示す保護段数を
超えると、保護段数を越えたことを示す信号を出力す
る。また、一致判定回路30から一致検出信号を入力し
た場合、カウント値をリセットする。
【0023】同期状態判別回路70は、後方保護カウン
タ150および前方保護カウンタ160から出力された
信号を入力し、該入力信号に基づいて、フレームデータ
に対して同期状態であるか非同期状態であるかを判別
し、状態を示す信号を出力する。例えば、図中の同期外
れ信号は、非同期状態と判断された場合に出力される信
号である。
【0024】次に、図1のブロック図と図2および図3
のタイミングチャートとを参照して、本実施形態の動作
について説明する。
【0025】図2は、同期外れを検出した後の最初の同
期信号が同期予測位置信号による予測位置と一致した場
合の動作を示すタイミングチャート、図3は、同期外れ
を検出した後の最初の同期信号が同期予測位置信号によ
る予測位置と一致しなかった場合の動作を示すタイミン
グチャートである。これらの動作例では、前方保護、後
方保護共に保護段数を「2」としている。
【0026】まず、図2を参照して、同期外れを検出し
た後の最初の同期信号が同期予測位置信号による予測位
置と一致した場合の動作について説明する。タイミング
t1までは同期状態であって、フレームデータから検出
された同期信号がフレーム毎に入力され、一致判定回路
30が同期予測位置との一致を判別して同期状態が維持
されている。
【0027】タイミングt2で、フレームカウンタ10
からの同期予測位置信号による予測位置で同期信号が検
出されず、同期外れが発生する。これにより、前方保護
状態となり、不一致判定回路40から不一致信号が出力
され、前方保護カウンタ60による不一致信号のカウン
トが開始される。また、後方保護カウンタ50がリセッ
トされる。
【0028】タイミングt3で、前方保護カウンタ60
のカウント値が前方保護の保護段数を越えるため、同期
状態判別回路70が、同期外れが発生したと判断して同
期外れ信号を出力する。カウンタ制御部20は、同期状
態判別回路70から出力された同期外れ信号を受け付け
るが、次に入力したフレームカウンタ10からの同期予
測位置信号と同期外れ検出後の最初の同期信号とのタイ
ミングが一致しているため(図2中の位置B)、フレー
ムカウンタ10を停止させずに同期予測位置信号の出力
を継続させる。これにより、同期状態判別回路70が同
期外れ状態と判断した際の同期予測位置信号(図2中の
位置A)を仮同期位置とする後方保護状態となる。すな
わち、同期外れ検出後の最初の同期信号から一致判定回
路30において一致状態と判定され、後方保護カウンタ
50による一致信号のカウントが開始されると共に、前
方保護カウンタ60がリセットされる。
【0029】タイミングt4で、後方保護カウンタ50
のカウント値が後方保護の保護段数に達するため、同期
状態判別回路70が、同期状態に復帰したと判断して同
期外れ信号の出力を停止する。
【0030】以上のように、本実施形態によれば、同期
外れを検出した後の最初の同期信号が同期予測位置信号
による予測位置と一致した場合には、その前の同期予測
位置を仮同期位置とみなして早期に後方保護動作を開始
する。これにより、同期ハンティングに要する時間を削
減して、同期復帰にかかる時間を短縮することができ
る。
【0031】次に、図3を参照して、同期外れを検出し
た後の最初の同期信号が同期予測位置信号による予測位
置と一致しなかった場合の動作について説明する。図3
のタイムチャートは、最初の同期信号が同期予測位置よ
りも遅い場合を示す。この場合の動作は、従来の同期保
護装置による動作と同様である。また、タイミングt2
で前方保護状態となるまでの動作は、図2を参照して説
明した動作と同様である。
【0032】タイミングt3で、前方保護カウンタ60
のカウント値が前方保護の保護段数を越えるため、同期
状態判別回路70が、同期外れが発生したと判断して同
期外れ信号を出力する。そこで、同期状態判別回路70
が同期外れ状態と判断した際の同期予測位置信号(図3
中の位置A)を仮同期位置とする後方保護状態に移行し
ようとするが、次の同期予測位置信号による予測位置
(図3中の位置B)で同期信号が検出されないため、カ
ウンタ制御部20がフレームカウンタ10を停止させ、
同期ハンティング状態となる。
【0033】この後、カウンタ制御部20は、同期外れ
を検出した後の最初の同期信号(図3中の位置C)を検
出すると、フレームカウンタ10を当該同期信号に合わ
せるためにリセットし、当該同期信号を仮同期位置とす
る後方保護状態となる。そして、タイミングt5で、後
方保護カウンタ50のカウント値が後方保護の保護段数
に達すると、同期状態判別回路70が、同期状態に復帰
したと判断して同期外れ信号の出力を停止する。
【0034】次に、図4を参照して、同期外れを検出し
た後の最初の同期信号が同期予測位置信号による予測位
置と一致しなかった場合のうち、同期信号が同期予測位
置よりも早いタイミングで検出された場合の動作につい
て説明する。この場合、タイミングt3で同期外れ状態
となるまでの動作は、図2および図3を参照して説明し
た動作と同様である。
【0035】タイミングt3で同期状態判別回路70に
より同期外れが発生したと判断された後、次の同期予測
位置信号による予測位置(タイミングt6)に達する前
に、次の最初の同期信号が検出される(図3中の位置
B)。そこで、カウンタ制御部20は、フレームカウン
タ10を当該同期信号に合わせるためにリセットし、当
該同期信号を仮同期位置とする。これにより、同期ハン
ティング状態が挿入されることなく後方保護状態が継続
する。そして、タイミングt7で、後方保護カウンタ5
0のカウント値が後方保護の保護段数に達すると、同期
状態判別回路70が、同期状態に復帰したと判断して同
期外れ信号の出力を停止する。
【0036】このように、同期予測位置を仮同期位置と
見なして後方保護動作を早く始めているため、同期外れ
後の最初の同期予測位置で最初の同期信号が検出された
場合、同期復帰にかかる時間が、短縮される。上記の例
のように後方保護段数を「2」とした場合、従来の同期
保護装置による同期復帰には3フレーム分必要だったの
に対し、本発明によれば2フレーム分の時間で同期状態
に復帰することができる。
【0037】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同期保護
装置によれば、同期外れを検出した時点で同期ハンティ
ング状態とせずに、当該同期外れの検出を示す信号を後
方保護の最初の仮同期位置としてフレームカウンタの動
作を継続させ、その直後の同期予測位置信号と同期信号
と同期外れ信号とに応じて、フレームカウンタの動作を
制御する。このため、同期外れを検出した後の最初の同
期信号が、同期外れとならなかった場合における同期信
号と同じタイミングで検出された場合、同期復帰までの
時間を短縮することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による同期保護装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本実施例の動作を示すタイミングチャートで
あり、同期外れを検出した後の最初の同期信号が、同期
外れとならなかった場合における同期信号と同じタイミ
ングで検出された場合の動作を示す。
【図3】 本実施例の動作を示すタイミングチャートで
あり、同期外れを検出した後の最初の同期信号が、同期
外れとならなかった場合における同期信号よりも遅いタ
イミングで検出された場合の動作を示す。
【図4】 本実施例の動作を示すタイミングチャートで
あり、同期外れを検出した後の最初の同期信号が、同期
外れとならなかった場合における同期信号よりも早いタ
イミングで検出された場合の動作を示す。
【図5】 従来の同期保護装置の構成を示すブロック図
である。
【図6】 従来の同期保護装置の動作を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
10 フレームカウンタ 20 カウンタ制御回路 30 一致判定回路 40 不一致判定回路 50 後方保護カウンタ 60 前方保護カウンタ 70 同期状態判別回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期信号を含む固定長のフレームデータ
    における該同期信号の検出が予測されるタイミングを示
    す同期予測位置信号を生成し出力する同期予測位置信号
    生成手段と、 前記フレームデータから検出された同期信号と前記同期
    予測位置信号生成手段から出力された同期予測位置信号
    とを入力して、両信号のタイミングが一致したかどうか
    を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果を監視し、予め定められた所定
    数のフレーム分連続して一定の判定結果が続いた場合
    に、該判定結果に応じて同期状態にあるか同期外れ状態
    にあるかを判別し、該状態を示す信号を出力する同期状
    態判別手段と、 前記フレームデータから検出された同期信号と前記同期
    予測位置信号生成手段から出力された同期予測位置信号
    と前記同期状態判別手段から出力された前記状態を示す
    信号とを入力して、前記同期予測位置信号生成手段を制
    御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記同期状態判別手段が同期外れ状態
    であると判断した場合における前記同期信号とタイミン
    グが一致しなかった最後の前記同期予測位置信号の位置
    を仮同期位置として、前記同期予測位置信号と前記同期
    信号との同期復帰を行うことを特徴とする同期保護装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、前記仮同期位置の次の
    前記同期予測位置信号と前記同期信号とのタイミングが
    一致しなかった場合に、前記仮同期位置の後に最初に検
    出された同期信号の位置を改めて仮同期位置として、前
    記同期予測位置信号と前記同期信号との同期復帰を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の同期保護装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記仮同期位置の次の
    前記同期予測位置信号のタイミングまでに前記同期信号
    が検出されなかった場合に、前記仮同期位置の次の前記
    同期予測位置信号の入力を条件に前記同期予測位置信号
    生成手段を停止させて同期ハンティング状態となり、前
    記仮同期位置の後に最初に検出された同期信号の位置を
    改めて仮同期位置として、前記同期予測位置信号と前記
    同期信号との同期復帰を行うことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の同期保護装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記仮同期位置の次の
    前記同期予測位置信号のタイミングよりも早く前記同期
    信号が検出された場合に、前記仮同期位置の後に最初に
    検出された同期信号の位置を改めて仮同期位置として、
    前記同期予測位置信号と前記同期信号との同期復帰を行
    うことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の同
    期保護装置。
  5. 【請求項5】 同期信号を含む固定長のフレームデータ
    における該同期信号の検出が予測されるタイミングを示
    す同期予測位置信号を生成し出力するフレームカウンタ
    と、 前記フレームデータから検出された前記同期信号と前記
    フレームカウンタから出力された同期予測位置信号とを
    入力して比較し、前記同期予測位置信号によって示され
    る同期予測位置に前記同期信号が検出された場合に、一
    致検出信号を出力する一致判定回路と、 前記フレームデータから検出された前記同期信号と前記
    フレームカウンタから出力された同期予測位置信号とを
    入力して比較し、前記同期予測位置信号によって示され
    る同期予測位置に前記同期信号が検出されなかった場合
    に、不一致検出信号を出力する不一致判定回路と、 前記一致判定回路から一致検出信号を入力してカウント
    し、カウント値が予め設定された後方保護の範囲を示す
    保護段数に達すると、保護段数に達したことを示す信号
    を出力すると共に、前記不一致判定回路から不一致検出
    信号を入力した場合、カウント値をリセットする後方保
    護カウンタと、 前記不一致判定回路から不一致検出信号を入力してカウ
    ントし、カウント値が予め設定された前方保護の範囲を
    示す保護段数を超えると、保護段数を越えたことを示す
    信号を出力すると共に、前記一致判定回路から一致検出
    信号を入力した場合、カウント値をリセットする前方保
    護カウンタと、 前記後方保護カウンタおよび前記前方保護カウンタから
    出力された信号を入力し、該入力信号に基づいて、フレ
    ームデータに対して同期状態であるか非同期状態である
    かを判別し、状態を示す信号を出力する同期状態判別回
    路と、 前記フレームデータから検出された前記同期信号と、前
    記フレームカウンタから出力された同期予測位置信号
    と、前記同期状態判別回路の出力信号とを入力し、これ
    らの入力信号に基づいて、前記フレームカウンタのカウ
    ント値をリセットして同期予測位置信号を示す状態にす
    るリセット信号と、前記フレームカウンタの動作の開始
    および停止を制御するカウントイネーブル信号とを出力
    して前記フレームカウンタを制御するカウンタ制御回路
    とを備え、 前記カウンタ制御回路は、前記同期状態判別回路が同期
    外れ状態であると判断した場合における前記同期信号と
    タイミングが一致しなかった最後の前記同期予測位置信
    号の位置を仮同期位置として、前記フレームカウンタを
    リセットすることにより前記同期予測位置信号と前記同
    期信号との同期復帰を行うことを特徴とする同期保護装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007028200A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Sony Corp フレーム同期保護制御装置及び方法
JP2009033587A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Nec Access Technica Ltd ネットワークにおける同期方法および装置

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JP2007028200A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Sony Corp フレーム同期保護制御装置及び方法
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