JP3565206B2 - 伝送データフレーム同期回路及び伝送データフレーム同期方法 - Google Patents

伝送データフレーム同期回路及び伝送データフレーム同期方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル伝送系において、伝送データのフレーム同期を確立する伝送データフレーム同期回路及び伝送データフレーム同期方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ディジタル伝送系において伝送データの同期を確立する伝送データフレーム同期回路が知られている。図5は、従来の伝送データフレーム同期回路の構成を示すブロック図である。伝送データフレーム同期回路は、CPU保護段数設定部10とSYNC検出部20と前方保護段数処理部30と後方保護段数処理部40と同期状態信号生成部50とデータ出力位置決定部60とから構成される。
【0003】
CPU保護段数設定部10は、前方保護段数設定値F_REG、後方保護段数設定値R_REGを決定する。前方保護段数設定値F_REGは、前方保護段数−1の値となる。例えば、前方保護段数が3であれば、前方保護段数設定値F_REGは2となる。同様に、後方保護段数設定値R_REGは、後方保護段数−1の値となる。
【0004】
SYNC検出部20は、伝送データの同期ビットSYNCを検出する。同期ビットSYNCは、各フレームで1ビットだけ「L」レベルとなる。SYNC検出部20は、同期ビットSYNCを検出して、現フレームの同期ビット位置を示す同期ビット信号SYNC1と、フレーム同期が確定した時点の同期ビット位置を示す同期ビット信号SYNCXとを出力する。同期ビット信号SYNCX,SYNC1は、同期ビット位置が「H」レベルとなる信号である。
【0005】
MF基準カウンタ値は、システムの起動時に最初のフレーム開始信号をトリガにして、1フレーム内を内部動作クロック信号CLKの立ち上がりでカウントした値である。SYNC検出部20は、同期ビットSYNCと一致する位置のMF基準カウンタ値をクロック信号CLKに同期して保持し、この保持した値をSYNC確認位置カウンタ値としてデータ出力位置決定部60に出力するものである。
【0006】
なお、SYNC検出部20では、フレーム同期が確立した最初のフレーム(後述するフレーム同期状態信号CHSYNCPが「L」から「H」になったフレーム)で保持したSYNC確認位置カウンタ値をフレーム非同期になるまで保持し続ける。
【0007】
前方保護段数処理部30は、フレーム同期中に、同期ビットSYNCを前方保護段数だけ検出できなかった場合、非同期確定パルスを出力する。前方保護段数処理部30において、否定論理積回路(以下、NANDとする)31は、同期ビット信号SYNCXとSYNC1との否定論理積をとり、現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致しない場合に有効「H」となる信号MISSSYNCを出力する。
【0008】
NAND32は、反転させた同期ビット信号SYNCXと同期ビット信号SYNC1との否定論理積をとり、現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致する場合に有効「H」となる信号HITSYNCを出力する。
【0009】
論理積回路(以下、ANDとする)33は、信号MISSSYNCとフレーム同期状態信号CHSYNCPとの論理積をとる。このAND33は、フレーム同期状態で、かつ現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致しない場合に「H」となる信号をカウンタ35のシフトアップ用のイネーブル信号ENとして出力する。
【0010】
NAND34は、反転させた信号HITSYNCとフレーム同期状態信号CHSYNCPとの否定論理積をとり、非同期状態で、かつ現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致する場合に「H」となる信号をカウンタ35の初期値設定用のロード信号LDとして出力する。
【0011】
カウンタ35は、ロード信号LDが「H」であるとき、入力端子DINに入力された初期値「0」を取り込む。また、カウンタ35は、イネーブル信号ENが「H」であるとき、クロック信号CLKに同期してカウンタ値を1カウントアップして、このカウンタ値を出力端子DOから出力する。
【0012】
アダー36は、前方保護段数設定値F_REGに1加算した値を出力する。排他的論理和回路(以下、EORとする)37は、カウンタ35の出力値とアダー36の出力値の排他的論理和をとり、2つの出力値が一致するときに「L」レベルの非同期確定パルスを出力する。
【0013】
例えば、前方保護段数設定値F_REGが2(前方保護段数3)のとき、フレーム同期中に、現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致しない状態が生じると、AND33から出力されるイネーブル信号ENによりカウンタ35のカウンタ値は0→1→2→3というようにフレーム毎に1ずつカウントアップされ、3フレーム目でカウンタ35の出力値とアダー36の出力値とが一致するので、EOR37から非同期確定パルスが出力される。
【0014】
「L」レベルの非同期確定パルスが出力されると、RSフリップフロップからなる同期状態信号生成部50は、リセット状態となり、フレーム同期状態か否かを示すフレーム同期状態信号CHSYNCPを「L」レベル、フレーム同期状態信号CHSYNCNを「H」レベルにする。
【0015】
フレーム同期状態信号CHSYNCPは、「H」レベルのときアクティブ、すなわちフレーム同期状態であることを示す。フレーム同期状態信号CHSYNCNは、CHSYNCPを論理反転させた信号で「L」レベルのときフレーム同期状態であることを示す。
【0016】
フレーム同期状態信号CHSYNCPが「L」レベルとなったことにより、NAND34から出力されるロード信号LDが「H」となるので、カウンタ35のカウンタ値は3→0というようにクリアされる。
【0017】
次に、後方保護段数処理部40は、フレーム非同期中に、同期ビットSYNCを後方保護段数のフレーム数だけ検出した場合、同期確定パルスを出力する。後方保護段数処理部40において、NAND41は、NAND31と同様に、現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致しない場合に「H」となる信号MISSSYNCを出力する。
【0018】
AND42は、同期ビット信号SYNC1とフレーム同期状態信号CHSYNCNとの論理積をとり、フレーム非同期状態で、かつ同期ビットSYNCを検出できたときに「H」となる信号をカウンタ44のイネーブル信号ENとして出力する。
【0019】
NAND43は、反転させた信号MISSSYNCとフレーム同期状態信号CHSYNCNとの否定論理積をとり、非同期状態で、かつ現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致しない場合に「H」となる信号をカウンタ44のロード信号LDとして出力する。
【0020】
カウンタ44は、カウンタ35と同様に、ロード信号LDが「H」であるとき、初期値「0」を取り込み、イネーブル信号ENが「H」であるとき、クロック信号CLKに同期してカウンタ値を1カウントアップする。アダー45は、後方保護段数設定値R_REGに1加算した値を出力する。EOR46は、カウンタ44の出力値とアダー45の出力値の排他的論理和をとり、2つの出力値が一致するときに「L」レベルの同期確定パルスを出力する。
【0021】
例えば、後方保護段数設定値R_REGが0(後方保護段数1)のとき、フレーム非同期中に、同期ビットSYNCが検出されると、AND42から出力されるイネーブル信号ENによりカウンタ44のカウンタ値は0→1というようにカウントアップされ、カウンタ44の出力値とアダー45の出力値とが一致するので、EOR46から同期確定パルスが出力される。
【0022】
「L」レベルの同期確定パルスが出力されると、同期状態信号生成部50は、セット状態となり、フレーム同期状態信号CHSYNCPを「H」レベル、フレーム同期状態信号CHSYNCNを「L」レベルにする。フレーム同期状態信号CHSYNCNが「L」レベルとなったことにより、NAND43から出力されるロード信号LDが「H」となるので、カウンタ44のカウンタ値は1→0というようにクリアされる。
【0023】
次に、データ出力位置決定部60は、SYNC検出部20から出力されたSYNC確認位置カウンタ値を利用して伝送データの出力位置を選択し、フレーム同期中の伝送データ出力制御を行う。すなわち、データ出力位置決定部60は、フレーム同期状態信号CHSYNCNが「L」となり、フレーム同期状態となった場合、SYNC確認位置カウンタ値が示す同期ビットSYNCの位置を入力データの先頭位置として、この先頭位置のデータからクロック信号CLKに同期してデータ出力を開始する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の伝送データフレーム同期確認には、保護段数処理の考え方が用いられる。フレーム非同期状態からフレーム同期確定までは後方保護段数処理部40を用い、フレーム同期状態からフレーム非同期確定までは前方保護段数処理部30を用いることで、CPU保護段数設定部10で設定された前方保護段数設定値F_REG及び後方保護段数設定値R_REGに準じた動作を実現する。伝送データは、フレーム同期確定時のみデータ出力位置決定部60によって先頭位置が決定され、この先頭位置のデータから順次出力されることにより、同期確定後のデータ処理が行われる。
【0025】
従来の伝送データフレーム同期回路では、フレーム非同期が確定した時点でデータ出力位置決定部60により伝送データの出力が停止される。CPU保護段数設定部10によって前方保護段数設定値F_REGを最小値0(前方保護段数1)、後方保護段数設定値R_REGを最小値0(後方保護段数1)に設定することで伝送データが正常に伝送されている場合は、フレーム非同期中の伝送データ出力停止は最短1フレームで済む。言い換えれば、1フレーム区間は出力停止することとなる。しかし、CPU保護段数設定部10で後方保護段数が2以上に設定されている場合は、2フレーム以上の出力停止が生じる。
【0026】
ここで、従来の伝送データフレーム同期回路では、フレーム同期中に現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致しない状態が生じて疑似同期状態となった後に、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致する状態が生じたとしても、フレーム同期を確立することなく、フレーム非同期となる。その理由は、現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致しない状態が生じると、カウンタ35のカウンタ値がフレーム毎に1ずつカウントアップされるからである。このように、従来の伝送データフレーム同期回路では、フレーム非同期中に疑似同期状態が発生すると、その後に同期確立可能な状態が生じたとしても、フレーム非同期となり、データ出力が停止してしまうという問題点があった。
【0027】
また、従来の伝送データフレーム同期回路では、CPU保護段数設定部10によって前方保護段数設定値F_REGが1以上(前方保護段数2以上)に設定される場合、フレーム同期中にデータが瞬断やフォーマット誤り等により不安定になると、同期ビット位置が同期確定時の同期ビット位置と一致しないので、前述のように、カウンタ35のカウンタ値が0→1→2→・・・・というようにカウントアップされる。
【0028】
この場合、データ出力位置決定部60から出力される伝送データの先頭位置も同期ビット位置の変化に応じて変更する必要があるが、従来の伝送データフレーム同期回路では、カウンタ35の出力値とアダー36の出力値とが一致するまではフレーム同期状態と見なして伝送データの出力を続行するので、データが不安定な擬似同期状態からフレーム非同期が確定するまでの数フレーム区間は誤ったデータ転送が行われる可能性があった。
【0029】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、疑似同期状態が発生した後に同期確立可能な状態が生じた場合には、フレーム同期状態を維持してデータの出力停止を回避し、かつ擬似同期状態での伝送データ誤りの発生を抑制することができる伝送データフレーム同期回路及び伝送データフレーム同期方法を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明の伝送データフレーム同期回路は、フレームの区切りを示す同期情報の位置を1フレーム毎に保持する検出部(2)と、フレーム非同期中に前記同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第1の計数値が予め設定された第1の後方保護段数(R_REG+1)に達したときに同期確定パルスを出力し、フレーム同期中に前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致しない疑似同期状態が発生した後に、前記同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第2の計数値が予め設定された第2の後方保護段数(RR_REG+1)に達したときに同期確定パルスを出力する後方保護段数処理部(4)と、フレーム同期中に前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致しないフレームの数を計数し、この第3の計数値が予め設定された前方保護段数(F_REG+1)に達したときに非同期確定パルスを出力し、フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後に、前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致したとき前記第3の計数値をクリアする前方保護段数処理部(3)とを有するものである。
本発明は、伝送フレーム同期を維持する目的に用いられる前方保護段数処理の使用方法に伝送フレーム非同期状態からフレーム同期状態に遷移させる目的に用いられる後方保護段数処理を併用することで、フレーム同期の維持と正確な伝送データ処理を可能にする伝送データフレーム同期回路である。本発明は、フレーム同期確定を行うために、従来、フレーム非同期中のみ動作していた後方保護段数処理部、非同期確定を行うために、従来、フレーム同期中のみ動作していた前方保護段数処理部の使用法を改め、フレーム同期中で前方保護段数処理部が動作している間に同期検出された場合には独立に後方保護段数処理部を起動してフレーム同期を継続したままで、出力伝送データを切り替える動作を特徴とする。また、入力伝送データの状態によっては、同期ビット連続検出回数で判断するという従来の保護段数の考え方を用いることで、フレーム同期中の伝送データをより正確に制御し、かつ安定した処理が実現でき、回路規模の面から考えても従来の回路に簡単に組み込め変更もほとんど発生しないため、容易に実現可能であることを特徴とする。
【0031】
また、本発明の伝送データフレーム同期回路の1構成例は、フレーム同期が確立したとき、入力されたデータのうち出力すべきデータの先頭位置を前記保持された現フレームの同期情報の位置に基づいて決定し、決定した先頭位置から前記データの出力を開始するデータ出力位置決定部(6)を有するものである。
また、本発明の伝送データフレーム同期回路の1構成例は、前記第1の後方保護段数と前記第2の後方保護段数をそれぞれ独立に設定する保護段数設定部(1)を有するものである。
【0032】
また、本発明の伝送データフレーム同期回路の1構成例において、前記後方保護段数処理部は、前記第1の計数値又は前記第2の計数値を計数する第1のカウンタ(404)と、フレーム非同期中は前記第1の計数値を前記第1のカウンタに数えさせ、フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後は前記第2の計数値を前記第1のカウンタに数えさせる第1のカウンタ制御部(410)と、フレーム非同期中は予め設定された前記第1の後方保護段数と前記第2の後方保護段数のうち前記第1の後方保護段数を選択して出力し、フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後は前記第2の後方保護段数を選択して出力する選択部(411)と、前記第1のカウンタで数えられた前記第1の計数値又は前記第2の計数値と前記選択部から出力された後方保護段数とが一致したとき前記同期確定パルスを出力する第1の排他的論理和回路(406)とを備え、前記前方保護段数処理部は、前記第3の計数値を計数する第2のカウンタ(305)と、フレーム同期中は前記第3の計数値を前記第2のカウンタに数えさせ、フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後は前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致したとき前記第3の計数値をクリアする第2のカウンタ制御部(311)と、前記第2のカウンタで数えられた前記第3の計数値と前記前方保護段数とが一致したとき前記非同期確定パルスを出力する第2の排他的論理和回路(307)とを備えるものである。
【0033】
また、本発明の伝送データフレーム同期方法は、フレームの区切りを示す同期情報の位置を1フレーム毎に保持する手順と、フレーム非同期中に前記同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第1の計数値が予め設定された第1の後方保護段数に達したときにフレーム同期を確立する非同期中の後方保護段数処理手順と、フレーム同期中に前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致しない疑似同期状態が発生した後に、前記同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第2の計数値が予め設定された第2の後方保護段数に達したときにフレーム同期を確立する疑似同期中の後方保護段数処理手順と、フレーム同期中に前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致しないフレームの数を計数し、この第3の計数値が予め設定された前方保護段数に達したときにフレーム非同期を確立する同期中の前方保護段数処理手順と、フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後に、前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致したとき前記第3の計数値をクリアする疑似同期中の前方保護段数処理手順とを実行するようにしたものである。
【0034】
また、本発明の伝送データフレーム同期方法の1構成例は、フレーム同期が確立したとき、入力されたデータのうち出力すべきデータの先頭位置を前記保持された同期情報の位置に基づいて決定し、決定した先頭位置から前記データの出力を開始するデータ出力位置決定手順を実行するようにしたものである。
また、本発明の伝送データフレーム同期方法の1構成例は、前記非同期中の後方保護段数処理手順で用いる第1の後方保護段数と前記疑似同期中の後方保護段数処理手順で用いる第2の後方保護段数をそれぞれ独立に設定するようにしたものである。
【0035】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態となる伝送データフレーム同期回路の構成を示すブロック図である。伝送データフレーム同期回路は、CPU保護段数設定部1とSYNC検出部2と前方保護段数処理部3と後方保護段数処理部4と同期状態信号生成部5とデータ出力位置決定部6とから構成される。
【0036】
CPU保護段数設定部1は、前方保護及び後方保護の段数値の設定を行う。SYNC検出部2にて同期ビット信号SYNCの検出を行い、CPU保護段数設定部1とSYNC検出部2において生成された信号を前方保護段数処理部3、後方保護段数処理部4に伝送する。前方保護段数処理部3と後方保護段数処理部4において非同期確定パルス、同期確定パルスを生成し、同期状態信号生成部5に伝送する。同期状態信号生成部5において生成されたフレーム同期状態信号とSYNC検出部2において生成されたSYNC確認位置カウンタ値がデータ出力位置決定部6に伝送され、フレーム同期確定後の伝送データがデータ出力位置決定部6から出力される。
【0037】
次に、図2を用いて本実施の形態の伝送データフレーム同期回路を詳細に説明する。図2は図1の伝送データフレーム同期回路の詳細な構成を示すブロック図である。CPU保護段数設定部1は、前方保護段数設定値F_REG、フレーム非同期中に使用される後方保護段数設定値R_REG、フレーム疑似同期中に使用される後方保護段数設定値RR_REGを決定する。
【0038】
前方保護段数設定値F_REGは、前方保護段数−1の値となる。同様に、後方保護段数設定値R_REGは、フレーム非同期中の後方保護段数−1、後方保護段数設定値RR_REGは、疑似同期中の後方保護段数−1の値となる。
【0039】
SYNC検出部2は、各フレームで1ビットの「L」レベルの同期ビットSYNCを検出して、現フレームの同期ビット位置を示す同期ビット信号SYNC1と、1フレーム前の同期ビット位置を示す同期ビット信号SYNC0とを出力する。同期ビット信号SYNC0,SYNC1は、同期ビット位置が「H」レベルとなる信号である。
【0040】
MF基準カウンタ値は、システムの起動時に最初のフレーム開始信号をトリガにして、1フレーム内を内部動作クロック信号CLKの立ち上がりでカウントした値である。SYNC検出部2は、同期ビットSYNCと一致する位置のMF基準カウンタ値をクロック信号CLKに同期して保持し、この保持した値をSYNC確認位置カウンタ値としてデータ出力位置決定部6に出力する。SYNC確認位置カウンタ値は、同期ビットSYNCがMF基準カウンタ値のどの位置に存在するか(1フレーム中のどの位置に存在するか)を示すものである。
【0041】
なお、従来のSYNC検出部20では、フレーム同期が確立した最初のフレーム(後述するフレーム同期状態信号CHSYNCPが「L」から「H」になったフレーム)で保持したSYNC確認位置カウンタ値をフレーム非同期になるまで保持し続けるが、本実施の形態のSYNC検出部2は、SYNC確認位置カウンタ値を1フレーム毎に保持し直す。
【0042】
前方保護段数処理部3は、フレーム同期中に同期ビットSYNCの位置が1フレーム前の同期ビットSYNCの位置と一致しないフレームの数を計数し、この計数値が前方保護段数(F_REG+1)に達したときに非同期確定パルスを出力し、フレーム同期中に疑似同期状態が発生した後に、同期ビットSYNCの位置が1フレーム前の同期ビットSYNCの位置と一致したとき計数値をクリアする。
【0043】
前方保護段数処理部3において、NAND301は、同期ビット信号SYNC0とSYNC1との否定論理積をとり、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しない場合に「H」となる信号MISSSYNCを出力する。
【0044】
NAND302は、反転させた同期ビット信号SYNC0と同期ビット信号SYNC1との否定論理積をとり、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致する場合に「H」となる信号HITSYNCを出力する。
【0045】
カウンタ制御部311のAND303は、信号MISSSYNCとフレーム同期状態信号CHSYNCPとの論理積をとり、フレーム同期状態で、かつ現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しない場合に「H」となる信号をカウンタ305のイネーブル信号ENとして出力する。
【0046】
NAND304は、反転させた信号HITSYNCとフレーム同期状態信号CHSYNCPとの否定論理積をとり、非同期状態で、かつ現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致する場合に「H」となる信号を選択部(SEL)310に出力する。
【0047】
NAND308は、反転させた信号HITSYNCと反転させたフレーム同期状態信号CHSYNCPとの否定論理積をとり、同期状態で、かつ現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致する場合に「H」となる信号を選択部310に出力する。
【0048】
制御部309には、NAND301から出力される信号MISSSYNC、EOR307から出力される非同期確定パルス、同期状態信号生成部5から出力されるフレーム同期状態信号CHSYNCP、及び後方保護段数処理部4内の制御部408の制御情報が入力される。
【0049】
フレーム同期中は、フレーム同期状態信号CHSYNCPが「H」レベルであり、フレーム非同期中は、非同期確定パルスとフレーム同期状態信号CHSYNCPとが「L」レベルである。また、フレーム疑似同期状態は、フレーム同期中で、かつ現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しない状態なので、フレーム疑似同期中は、フレーム同期状態信号CHSYNCPが「H」レベルで、かつ信号MISSSYNCが「H」レベルである。
【0050】
制御部309は、フレーム非同期中又は疑似同期中の場合、選択部310にNAND304の出力を選択させ、フレーム同期中の場合、選択部310にNAND308の出力を選択させる。選択部310が選択して出力した信号は、ロード信号LDとしてカウンタ305に入力される。
【0051】
カウンタ305は、ロード信号LDが「H」であるとき、入力端子DINに入力された初期値「0」を取り込む。また、カウンタ305は、イネーブル信号ENが「H」であるとき、クロック信号CLKに同期してカウンタ値を1カウントアップして、このカウンタ値を出力端子DOから出力する。
【0052】
アダー306は、前方保護段数設定値F_REGに1加算した値を出力する。EOR307は、カウンタ305の出力値とアダー306の出力値の排他的論理和をとり、2つの出力値が一致するとき「L」レベルの非同期確定パルスを出力する。
【0053】
次に、後方保護段数処理部4は、フレーム非同期中に同期ビットSYNCを検出したフレームの数を計数し、この計数値が第1の後方保護段数(R_REG+1)に達したときに同期確定パルスを出力し、フレーム同期中に同期ビットSYNCの位置が1フレーム前の同期ビットSYNCの位置と一致しない疑似同期状態が発生した後に、同期ビットSYNCを検出したフレームの数を計数し、この計数値が第2の後方保護段数(RR_REG+1)に達したときに同期確定パルスを出力する。
【0054】
後方保護段数処理部4において、NAND401は、NAND301と同様に、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しないとき「H」レベルの信号MISSSYNCを出力する。
【0055】
AND402は、同期ビット信号SYNC1とフレーム同期状態信号CHSYNCNとの論理積をとり、フレーム非同期状態で、かつ同期ビットSYNCを検出できたとき「H」レベルの信号を選択部(SEL)409に出力する。
【0056】
NAND403は、反転させた信号MISSSYNCとフレーム同期状態信号CHSYNCNとの否定論理積をとり、フレーム非同期状態で、かつ現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しないとき「H」レベルの信号をカウンタ404のロード信号LDとして出力する。
【0057】
AND407は、同期ビット信号SYNC1と反転させたフレーム同期状態信号CHSYNCNとの論理積をとり、フレーム同期状態で、かつ同期ビットSYNCを検出できたとき「H」レベルの信号を選択部409に出力する。
【0058】
制御部408には、NAND401から出力される信号MISSSYNC、EOR406から出力される同期確定パルス、同期状態信号生成部5から出力されるフレーム同期状態信号CHSYNCN、及び前方保護段数処理部3内の制御部309の制御情報が入力される。
【0059】
フレーム同期中は、同期確定パルスとフレーム同期状態信号CHSYNCNとが「L」レベルであり、フレーム非同期中は、フレーム同期状態信号CHSYNCNが「H」レベルである。また、フレーム疑似同期中は、フレーム同期状態信号CHSYNCNが「L」レベルで、かつ信号MISSSYNCが「H」レベルである。
【0060】
制御部408は、フレーム非同期中又は疑似同期中の場合、選択部409にAND402の出力を選択させ、フレーム同期中の場合、選択部409にAND407の出力を選択させる。選択部409が選択して出力した信号は、イネーブル信号ENとしてカウンタ404に入力される。
【0061】
また、制御部408は、フレーム同期中又は非同期中の場合、選択部411にアダー405から出力された、後方保護段数設定値R_REGに1加算した値を選択させ、疑似同期中の場合、選択部411にアダー405から出力された、後方保護段数設定値RR_REGに1加算した値を選択させる。
【0062】
カウンタ404は、カウンタ305と同様に、ロード信号LDが「H」であるとき、初期値「0」を取り込み、イネーブル信号ENが「H」であるとき、クロック信号CLKに同期してカウンタ値を1カウントアップする。
【0063】
アダー405は、後方保護段数設定値R_REGに1加算した値を出力すると共に、後方保護段数設定値RR_REGに1加算した値を出力する。EOR406は、カウンタ404の出力値と選択部411の出力値の排他的論理和をとり、2つの出力値が一致するときに「L」レベルの同期確定パルスを出力する。
【0064】
次に、RSフリップフロップからなる同期状態信号生成部5は、前方保護段数処理部3から出力される非同期確定パルスと、後方保護段数処理部4から出力される同期確定パルスとに基づいて、フレーム同期状態か否かを示すフレーム同期状態信号CHSYNCP,CHSYNCNを生成する。
【0065】
EOR307から「L」レベルの非同期確定パルスが出力されると、同期状態信号生成部5は、リセット状態となり、フレーム同期状態信号CHSYNCPを「L」レベル、フレーム同期状態信号CHSYNCNを「H」レベルにする。また、EOR406から「L」レベルの同期確定パルスが出力されると、同期状態信号生成部5は、セット状態となり、フレーム同期状態信号CHSYNCPを「H」レベル、フレーム同期状態信号CHSYNCNを「L」レベルにする。
【0066】
次に、データ出力位置決定部6は、SYNC検出部2から出力されたSYNC確認位置カウンタ値を利用して伝送データの出力位置を選択し、フレーム同期中の伝送データ出力制御を行う。すなわち、データ出力位置決定部6は、フレーム同期状態信号CHSYNCNが「L」となり、フレーム同期状態となった場合、SYNC確認位置カウンタ値が示す同期ビットSYNCの位置を入力データの先頭位置として、この先頭位置のデータからクロック信号CLKに同期してデータ出力を開始する。
【0067】
以下、本実施の形態において、従来の伝送データフレーム同期回路から変更、追加した回路動作について述べる。本実施の形態の動作で考えられる入力パターンは、大別して2パターン考えられる。第1のパターンは、伝送データの同期ビットSYNCが誤って一度不検出となり、再びフレーム同期を確定するというパターンである。第2のパターンは、伝送データの同期ビットSYNCが誤って一度不検出になり、再びフレーム同期を確立することがないというパターンである。
【0068】
第1のパターン1では従来の伝送データフレーム同期回路での制御が有効になるが、第2のパターンに関しては本実施の形態の伝送データフレーム同期回路の制御方法が有効である。
【0069】
まず、フレーム非同期中のデータ出力停止対策としてフレーム非同期を発生しにくくした回路動作について述べる。本実施の形態では、前方保護段数処理部3において制御部309を用いることで、前方保護段数のカウンタ305のロード制御を柔軟にした。柔軟なロード制御をすることでカウンタ値を自由にクリアすることができる。
【0070】
前方保護段数処理部3のカウンタ値をロード信号LDでクリアすることで、擬似同期状態からフレーム非同期状態に遷移する間で伝送データの出力位置の切り替えを行うことができる。このようにして、従来の伝送データフレーム同期回路ではフレーム非同期に遷移するような状態においても、フレーム同期状態を継続させることができ、データの出力停止を避け連続性を持ったデータの伝送を可能とした。
【0071】
本実施の形態においても、フレーム非同期中はNAND304の出力をロード信号LDとしてカウンタ305に入力することで、カウンタ305のカウンタ値を0にクリアすることは従来の伝送データフレーム同期回路と同様である。従来の伝送データフレーム同期回路では、カウンタ35のカウンタ値を0にクリアした後、フレーム同期状態で、かつ現フレームの同期ビット位置と同期確定時の同期ビット位置とが一致しない状態が前方保護段数の回数分だけ生じると、フレーム非同期状態となる。
【0072】
これに対し、本実施の形態では、フレーム疑似同期中においてもNAND304の出力をロード信号LDとしてカウンタ305に入力することで、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致した場合にカウンタ305のカウンタ値を0にクリアし、同期中はNAND308の出力をロード信号LDとしてカウンタ305に入力することで、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致した場合にカウンタ305のカウンタ値を0にクリアするようにしている。
【0073】
このようなロード制御を行うことで、本実施の形態では、フレーム同期中に、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しない状態が生じて疑似同期となった場合でも、カウンタ305の出力値とアダー306の出力値とが一致する前に、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致すれば、カウンタ305のカウンタ値を0にクリアすることで、フレーム非同期状態に遷移することを防ぐことができる。
【0074】
次に、前方保護段数を2以上としたとき、擬似同期状態での伝送データ誤りを発生しにくくした回路動作について述べる。前方保護段数が2以上の場合、伝送データの同期ビットSYNCが誤って一度不検出となり、再びフレーム同期を確定するという第1のパターンの場合は従来の伝送データフレーム同期回路で問題ないが、伝送データの同期ビットSYNCが誤って一度不検出になり、再びフレーム同期を確立することがないという第2のパターンでは本実施の形態の伝送データフレーム同期回路が有効である。
【0075】
本実施の形態では、後方保護段数処理部4において制御部408を用いることで、後方保護段数のカウンタ404のイネーブル制御を柔軟し、柔軟なイネーブル制御をすることで自由にカウントすることができる構成とした。
【0076】
従来の伝送データフレーム同期回路では、フレーム同期中にデータが瞬断やフォーマット誤り等により不安定になり、同期ビットSYNCの位置が同期確定時の同期ビット位置と一致しなくなっても、SYNC検出部20が同期確定時の同期ビットSYNCの位置を保持しているため、データが不安定な擬似同期状態からフレーム非同期が確定するまでの数フレーム区間は誤ったデータ転送が行われる可能性があった。
【0077】
これに対し、本実施の形態の伝送データフレーム同期回路では、同期ビットSYNCの位置を1フレーム毎に保持し直すSYNC検出部20を用いることにより、擬似同期状態中に伝送データの出力位置を切り替えることが可能であるため、非同期状態に遷移するまでの一定フレーム区間での伝送データの誤りを抑えることが可能となる。
【0078】
次に、伝送データの同期ビットSYNCが誤って一度不検出になり、再びフレーム同期を確立することがないという第2のパターンが入力されたときの本実施の形態の伝送データフレーム同期回路と従来の伝送データフレーム同期回路のデータ出力動作に関して図3、図4を用いて述べる。
【0079】
図3は図5に示した従来の伝送データフレーム同期回路と図2に示した本実施の形態の伝送データフレーム同期回路の動作例を示すタイミングチャート図である。図3、図4のうち図3(d)、図3(g)、図3(h)、図3(i)、図4(d)、図4(g)、図4(h)、図4(i)は従来の伝送データフレーム同期回路の動作を示している。
【0080】
また、図3(e)、図3(j)、図3(k)、図3(l)、図3(m)、図3(n)、図3(o)、図3(p)、図4(e)、図4(j)、図4(k)、図4(l)、図4(m)、図4(n)、図4(o)、図4(p)は本実施の形態の伝送データフレーム同期回路の動作を示している。さらに、図3(a)、図3(b)、図3(c)、図3(f)、図4(a)、図4(b)、図4(c)、図4(f)は従来の伝送データフレーム同期回路と本実施の形態の伝送データフレーム同期回路に共通の信号を示している。
【0081】
ここでは、後方保護段数設定値R_REG,RR_REGを0(後方保護段数1)、前方保護段数設定値F_REGを2(前方保護段数3)とする。
【0082】
まず、図3に示す1フレーム目では、図5に示した従来の伝送データフレーム同期回路、図2に示した本実施の形態の回路共にシステムの立ち上がりのためフレーム非同期状態である。SYNC検出部20(SYNC検出部2)は、同期ビットSYNCと一致する位置のMF基準カウンタ値「1」を保持する。これにより、SYNC確認位置カウンタ値は不定から「1」に更新される(図3(d)、図3(e))。
【0083】
従来の伝送データフレーム同期回路では、フレーム非同期中に、同期ビットSYNCが検出されると、AND33から出力されるイネーブル信号ENによりカウンタ44のカウンタ値は0→1というようにカウントアップされ、後方保護段数が1に設定されていることから、カウンタ44の出力値とアダー45の出力値とが一致するので、同期確定パルスが出力される。
【0084】
同様に、本実施の形態では、フレーム非同期中に、同期ビットSYNCが検出されると、AND303から出力されるイネーブル信号ENによりカウンタ404のカウンタ値がカウントアップされ、カウンタ404の出力値と選択部411の出力値とが一致し、同期確定パルスが出力される。
【0085】
「L」レベルの同期確定パルスが出力されると、同期状態信号生成部50(同期状態信号生成部5)は、フレーム同期状態信号CHSYNCPを「H」レベル、フレーム同期状態信号CHSYNCNを「L」レベルにする。
【0086】
フレーム同期状態信号CHSYNCNが「L」レベルとなったことにより、NAND43(NAND403)から出力されるロード信号LDが「H」となったとき、カウンタ44(カウンタ404)のカウンタ値は1→0というようにクリアされる。
【0087】
データ出力位置決定部60(データ出力位置決定部6)は、フレーム同期状態信号CHSYNCNが「L」となり、フレーム同期状態となった場合、SYNC確認位置カウンタ値「1」が示す同期ビットSYNCの位置を入力データの先頭位置として、この先頭位置「a」のデータから出力を開始する(図3(h)、図3(k))。
【0088】
次に、2フレーム目では、同期ビットSYNCの位置が1フレーム目の位置よりも1クロック分後ろにずれている。従来の伝送データフレーム同期回路では、現フレームの同期ビット位置と同期確定時(1フレーム目)の同期ビット位置とが一致しないことを確認して、イネーブル信号ENによりカウンタ35のカウンタ値は0→1にカウントアップされるが、前方保護段数が3に設定されているため、フレーム同期状態が維持される。
【0089】
前述のように、フレーム同期中の場合、SYNC検出部20は、フレーム同期が確立した最初の1フレーム目で保持したSYNC確認位置カウンタ値「1」をフレーム非同期になるまで保持し続ける。したがって、2フレーム目のSYNC確認位置カウンタ値は「2」となるべきであるのに、従来の伝送データフレーム同期回路では「1」のままとなる(図3(d))。
【0090】
データ出力位置決定部60は、SYNC確認位置カウンタ値「1」が示す位置を入力データの先頭位置として、この先頭位置「xx」のデータから出力を開始する。こうして、従来の伝送データフレーム同期回路では、図3(h)の2フレーム目で示すように、本来の同期ビットSYNCの位置よりも1クロック早い位置から誤った伝送データを出力する。誤った伝送データは、フレーム非同期となるまで継続される。
【0091】
一方、本実施の形態の2フレーム目では、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しないことを確認して、イネーブル信号ENによりカウンタ305のカウンタ値は0→1にカウントアップされるが、前方保護段数が3に設定されているため、フレーム同期状態が維持される。
【0092】
また、2フレーム目で現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しないことにより、制御部408は疑似同期状態と認識し、選択部409にAND402の出力を選択させる。疑似同期状態で、同期ビットSYNCが検出されると、AND402から選択部409を介してイネーブル信号ENがカウンタ404に入力され、カウンタ404のカウンタ値は0→1というようにカウントアップされ、カウンタ404の出力値と選択部411の出力値とが一致し、同期確定パルスが出力される。
【0093】
また、SYNC検出部2は、SYNC確認位置カウンタ値を1フレーム毎に保持し直すので、同期ビットSYNCと一致する位置のMF基準カウンタ値「2」を保持する。これにより、本実施の形態のSYNC確認位置カウンタ値は「1」から「2」に更新される(図3(e))。
【0094】
データ出力位置決定部6は、SYNC確認位置カウンタ値「2」が示す位置を入力データの先頭位置として、この先頭位置「a」のデータから出力を開始する。本実施の形態では、1フレームのデータ不安定(瞬断、フォーマット誤りなど)による変化では前方保護段数処理部3が機能しない構成のため、フレーム同期を継続したままSYNC確認位置カウンタ値を「1」から「2」とする。SYNC確認位置カウンタ値を変化させたことで、データ出力位置を変更することができ、図3(k)の2フレーム目で示すように正常なデータを出力することができる。
【0095】
次に、図4に示す3フレーム目において、従来の伝送データフレーム同期回路では、現フレームの同期ビット位置と同期確定時(1フレーム目)の同期ビット位置とが一致しないことを確認して、イネーブル信号ENによりカウンタ35のカウンタ値は1→2にカウントアップされるが、前方保護段数が3に設定されているため、フレーム同期状態が維持される。
【0096】
同期中であるので、図4(d)に示すようにSYNC確認位置カウンタ値は「1」のまま変化せず、データ出力位置決定部60でデータ出力位置の変更は行われない。データ出力位置決定部60は、SYNC確認位置カウンタ値「1」が示す位置を入力データの先頭位置として、この先頭位置「xx」のデータから出力を開始する。こうして、従来の伝送データフレーム同期回路では、図4(h)の3フレーム目で示すように、本来の同期ビットSYNCの位置よりも1クロック早い位置から誤った伝送データを出力する。誤った伝送データは、フレーム非同期となるまで継続される。
【0097】
一方、本実施の形態の3フレーム目では、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致するため、NAND308の出力をロード信号LDとしてカウンタ305に入力することで、カウンタ305のカウンタ値を0にクリアすることで、フレーム同期状態が維持される。
【0098】
また、3フレーム目で現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致することにより、制御部408は同期状態と認識し、選択部409にAND407の出力を選択させる。同期ビットSYNCが検出されると、AND407から選択部409を介してイネーブル信号ENがカウンタ404に入力され、カウンタ404のカウンタ値は0→1というようにカウントアップされ、カウンタ404の出力値と選択部411の出力値とが一致し、同期確定パルスが出力される。
【0099】
また、SYNC検出部2は、SYNC確認位置カウンタ値を1フレーム毎に保持し直すので、同期ビットSYNCと一致する位置のMF基準カウンタ値「2」を保持する(図4(e))。データ出力位置決定部6は、SYNC確認位置カウンタ値「2」が示す位置を入力データの先頭位置として、この先頭位置「a」のデータから出力を開始する(図4(k))。
【0100】
次に、4フレーム目において、従来の伝送データフレーム同期回路では、現フレームの同期ビット位置と同期確定時(1フレーム目)の同期ビット位置とが一致しないことを確認して、イネーブル信号ENによりカウンタ35のカウンタ値が2→3にカウントアップされ、前方保護段数が3に設定されていることから、カウンタ35の出力値とアダー36の出力値とが一致し、非同期確定パルスが出力される。非同期が確定したことでカウンタ35のカウント値は0にクリアされる。
【0101】
非同期確定パルスが出力されると、同期状態信号生成部50は、リセット状態となり、フレーム同期状態信号CHSYNCPを「L」レベル、フレーム同期状態信号CHSYNCNを「H」レベルにする。フレーム同期状態信号CHSYNCNが「H」(図4ではフレーム同期状態信号CHSYNCPが「L」)となったことにより、データ出力位置決定部60は、伝送データの出力を停止する(図4(h))。後方保護段数が1なので、この先1フレーム間データ出力が停止する。
【0102】
以上のように、従来の伝送データフレーム同期回路では、フレーム同期中に現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しない状態が生じて疑似同期状態となった後に、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致する状態が生じたとしても、フレーム同期を確立することなく、フレーム非同期となり、データ出力が停止する。
【0103】
一方、本実施の形態の4フレーム目では、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致するため、NAND308の出力をロード信号LDとしてカウンタ305に入力することで、カウンタ305のカウンタ値を0にクリアすることで、フレーム同期状態が維持される。
【0104】
また、4フレーム目で現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致することにより、制御部408は同期状態と認識し、選択部409にAND407の出力を選択させる。同期ビットSYNCが検出されると、AND407から選択部409を介してイネーブル信号ENがカウンタ404に入力され、カウンタ404のカウンタ値は0→1というようにカウントアップされ、カウンタ404の出力値と選択部411の出力値とが一致し、同期確定パルスが出力される。
【0105】
また、SYNC検出部2は、SYNC確認位置カウンタ値を1フレーム毎に保持し直すので、同期ビットSYNCと一致する位置のMF基準カウンタ値「2」を保持する(図4(e))。データ出力位置決定部6は、SYNC確認位置カウンタ値「2」が示す位置を入力データの先頭位置として、この先頭位置「a」のデータから出力を開始する(図4(k))。
【0106】
このように、本実施の形態では、フレーム同期中に現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致しない状態が生じて疑似同期状態となった場合でも、現フレームの同期ビット位置と1フレーム前の同期ビット位置とが一致する状態が発生すれば、フレーム同期を確立するので、データの出力停止を回避することができる。
【0107】
本実施の形態の伝送データフレーム同期回路が動作したときの出力データのフォーマットを図3(m)、図3(n)、図3(o)、図3(p)図4(m)、図4(n)、図4(o)、図4(p)に示す。図中の出力データフォーマット▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼は、データの出力位置が図3(h)、図4(h)のそれぞれ1フレーム目、2フレーム目、3フレーム目、4フレーム目の出力データフォーマットと同じであることを示している。
【0108】
また、出力データフォーマット▲1▼’、▲2▼’、▲3▼’、▲4▼’は、本実施の形態のデータの出力位置が図3(k)、図4(k)のそれぞれ1フレーム目、2フレーム目、3フレーム目、4フレーム目の出力データフォーマットと同じであることを示している。
【0109】
CPU保護段数設定部1で後方保護段数設定値R_REGを0乃至2(後方保護段数が1乃至3)に設定した場合には、本実施の形態の伝送データフレーム同期回路の利点が生かされるが、CPU保護段数設定部1で後方保護段数設定値R_REGを3以上(後方保護段数が4以上)に設定すると、前方保護段数以上のフレーム数の監視が必要になるので、本実施の形態の伝送データフレーム同期回路の利点は機能しない。
【0110】
本実施の形態の伝送データフレーム同期回路を機能させるには、CPU保護段数設定部1での後方保護段数設定値R_REGの設定を以下のようにする。
前方保護段数設定値F_REG≧後方保護段数設定値R_REG・・・(1)
【0111】
式(1)の条件を満たす設定ならば、伝送データの同期ビットSYNCが誤って一度不検出になり、再びフレーム同期を確立することがないという第2のパターンの伝送データ入力時に本実施の形態の伝送データフレーム同期回路の効果が得られる動作をする。
【0112】
[第2の実施の形態]
本発明の伝送データフレーム同期回路は、あらゆるインターフェイス間のデータ伝送に用いられている保護段数を利用した同期確定回路であるため、あらゆる場面で利用が可能である。本発明では、同期ビットSYNCをフレームの先頭と位置付け同期ビットSYNCを用いるフレーム同期の保護段数回路について述べたが、同期ビットSYNCの代わりとしてフレームに同期した信号を用いてもよい。以下に、実用可能な例を示す。
【0113】
複数のユーザーデータを含むデータにおいて、ユーザーごとに保持している同期ビット(複数の条件を検出して同期ビットを発生させる)を用いて第1の実施の形態の回路にて同期確定、同期後データ出力制御を行うことで第1の実施の形態と同様の効果が見込める。
【0114】
また、フレームの先頭に同期パターンを設けた伝送データにおいて、第1の実施の形態の回路を利用して同期確定、同期後データ出力制御をすることで第1の実施の形態と同様の効果が見込める。以上のような2つの例を示したがそれぞれフレーム同期に用いる情報やフレーム同期を確定する方法が異なるだけであり、その情報を有効な手段で取り出し、取り出した情報より第1の実施の形態の回路を用いて処理するだけでよいため、本発明はあらゆる伝送データに応用が可能である。
【0115】
【発明の効果】
本発明によれば、フレームの区切りを示す同期情報の位置を1フレーム毎に保持する検出部と、フレーム非同期中に同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第1の計数値が予め設定された第1の後方保護段数に達したときに同期確定パルスを出力し、フレーム同期中に同期情報の位置が1フレーム前の同期情報の位置と一致しない疑似同期状態が発生した後に、同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第2の計数値が予め設定された第2の後方保護段数に達したときに同期確定パルスを出力する後方保護段数処理部と、フレーム同期中に同期情報の位置が1フレーム前の同期情報の位置と一致しないフレームの数を計数し、この第3の計数値が予め設定された前方保護段数に達したときに非同期確定パルスを出力し、フレーム同期中に疑似同期状態が発生した後に、同期情報の位置が1フレーム前の同期情報の位置と一致したとき第3の計数値をクリアする前方保護段数処理部とを設けることにより、従来の伝送データフレーム同期回路で発生する非同期状態の発生条件の変更を行い、データ出力停止の条件である非同期状態の発生を抑える回路構成とした。その結果、従来の伝送データフレーム同期回路でフレーム非同期に遷移するような状態においても同期状態を継続させることができ、データの出力停止を避け、連続性を持ったデータの伝送を行うことができる。また、同期情報の位置を1フレーム毎に保持する検出部を用いることにより、同期情報の位置の変化に応じてデータ出力位置を即座に変更することができ、伝送データの誤りの発生を極力抑えることができる。その結果、従来の伝送データフレーム同期回路で問題となったフレーム同期中の擬似同期状態での伝送データ誤りの発生を抑制することができる。また、入力伝送データの状態によっては、同期情報の連続検出回数で判断するという従来の保護段数の考え方を用いることで同期中の伝送データをより正確に制御し、かつ安定した処理が実現でき、回路規模の面から考えても従来の伝送データフレーム同期回路に新たな回路を組み込むことで本発明の回路を構成でき、変更もほとんど発生しないため、容易に実現可能することができる。以上のように本発明では2つの効果を得ることを可能とした。この効果を有効活用するために、入力される伝送データの質によって保護段数設定をかえて制御することで広い範囲で対応が可能となる。また本発明は、今までの保護段数の利点を生かしつつ、より正確なデータ伝送回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態となる伝送データフレーム同期回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の伝送データフレーム同期回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】従来の伝送データフレーム同期回路と本発明の第1の実施の形態の伝送データフレーム同期回路の動作例を示すタイミングチャート図である。
【図4】従来の伝送データフレーム同期回路と本発明の第1の実施の形態の伝送データフレーム同期回路の動作例を示すタイミングチャート図である。
【図5】従来の伝送データフレーム同期回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…CPU保護段数設定部、2…SYNC検出部、3…前方保護段数処理部、4…後方保護段数処理部、5…同期状態信号生成部、6…データ出力位置決定部、305…カウンタ、307…排他的論理和回路、311…カウンタ制御部、404…カウンタ、406…排他的論理和回路、410…カウンタ制御部、411…選択部。

Claims (7)

  1. フレームの区切りを示す同期情報の位置を1フレーム毎に保持する検出部と、
    フレーム非同期中に前記同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第1の計数値が予め設定された第1の後方保護段数に達したときに同期確定パルスを出力し、フレーム同期中に前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致しない疑似同期状態が発生した後に、前記同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第2の計数値が予め設定された第2の後方保護段数に達したときに同期確定パルスを出力する後方保護段数処理部と、
    フレーム同期中に前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致しないフレームの数を計数し、この第3の計数値が予め設定された前方保護段数に達したときに非同期確定パルスを出力し、フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後に、前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致したとき前記第3の計数値をクリアする前方保護段数処理部とを有することを特徴とする伝送データフレーム同期回路。
  2. 請求項1記載の伝送データフレーム同期回路において、
    フレーム同期が確立したとき、入力されたデータのうち出力すべきデータの先頭位置を前記保持された現フレームの同期情報の位置に基づいて決定し、決定した先頭位置から前記データの出力を開始するデータ出力位置決定部を有することを特徴とする伝送データフレーム同期回路。
  3. 請求項1記載の伝送データフレーム同期回路において、
    前記第1の後方保護段数と前記第2の後方保護段数をそれぞれ独立に設定する保護段数設定部を有することを特徴とする伝送データフレーム同期回路。
  4. 請求項1記載の伝送データフレーム同期回路において、
    前記後方保護段数処理部は、
    前記第1の計数値又は前記第2の計数値を計数する第1のカウンタと、
    フレーム非同期中は前記第1の計数値を前記第1のカウンタに数えさせ、フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後は前記第2の計数値を前記第1のカウンタに数えさせる第1のカウンタ制御部と、
    フレーム非同期中は予め設定された前記第1の後方保護段数と前記第2の後方保護段数のうち前記第1の後方保護段数を選択して出力し、フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後は前記第2の後方保護段数を選択して出力する選択部と、
    前記第1のカウンタで数えられた前記第1の計数値又は前記第2の計数値と前記選択部から出力された後方保護段数とが一致したとき前記同期確定パルスを出力する第1の排他的論理和回路とを備え、
    前記前方保護段数処理部は、
    前記第3の計数値を計数する第2のカウンタと、
    フレーム同期中は前記第3の計数値を前記第2のカウンタに数えさせ、フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後は前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致したとき前記第3の計数値をクリアする第2のカウンタ制御部と、
    前記第2のカウンタで数えられた前記第3の計数値と前記前方保護段数とが一致したとき前記非同期確定パルスを出力する第2の排他的論理和回路とを備えることを特徴とする伝送データフレーム同期回路。
  5. フレームの区切りを示す同期情報の位置を1フレーム毎に保持する手順と、
    フレーム非同期中に前記同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第1の計数値が予め設定された第1の後方保護段数に達したときにフレーム同期を確立する非同期中の後方保護段数処理手順と、
    フレーム同期中に前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致しない疑似同期状態が発生した後に、前記同期情報を検出したフレームの数を計数し、この第2の計数値が予め設定された第2の後方保護段数に達したときにフレーム同期を確立する疑似同期中の後方保護段数処理手順と、
    フレーム同期中に前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致しないフレームの数を計数し、この第3の計数値が予め設定された前方保護段数に達したときにフレーム非同期を確立する同期中の前方保護段数処理手順と、
    フレーム同期中に前記疑似同期状態が発生した後に、前記同期情報の位置が1フレーム前の前記同期情報の位置と一致したとき前記第3の計数値をクリアする疑似同期中の前方保護段数処理手順とを実行することを特徴とする伝送データフレーム同期方法。
  6. 請求項5記載の伝送データフレーム同期方法において、
    フレーム同期が確立したとき、入力されたデータのうち出力すべきデータの先頭位置を前記保持された同期情報の位置に基づいて決定し、決定した先頭位置から前記データの出力を開始するデータ出力位置決定手順を実行することを特徴とする伝送データフレーム同期方法。
  7. 請求項5記載の伝送データフレーム同期方法において、
    前記非同期中の後方保護段数処理手順で用いる第1の後方保護段数と前記疑似同期中の後方保護段数処理手順で用いる第2の後方保護段数をそれぞれ独立に設定することを特徴とする伝送データフレーム同期方法。
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