JPH11150528A - パリティ演算回路 - Google Patents

パリティ演算回路

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JPH11150528A
JPH11150528A JP9317847A JP31784797A JPH11150528A JP H11150528 A JPH11150528 A JP H11150528A JP 9317847 A JP9317847 A JP 9317847A JP 31784797 A JP31784797 A JP 31784797A JP H11150528 A JPH11150528 A JP H11150528A
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JP
Japan
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frame
parity
signal
synchronization
data
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JP9317847A
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Inventor
Masanori Yoneyama
正紀 米山
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期伝送方式の同期外れ回復後1回目のパリ
ティ演算において、正常なパリティ演算範囲指定を可能
にするパリティ演算回路を提供する。 【解決手段】 フレームの先頭位置とフレーム同期パタ
ーン位置の差で決定されるビット数を有するシフトレジ
スタ6及びパラレルパリティ演算部7の採用により、同
期検出のタイミングで、必ずフレームの先頭からそのと
き点までの水平パリティが演算される。カウンタ停止中
の同期検出とき、同期外れ前のフレームの先頭から継続
して演算されている誤った範囲の演算値と、同期を回復
したフレームの先頭からの正常な範囲での演算値とを入
れ替えることにより正常なパリティ演算を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置で用いら
れる同期伝送信号においてフレーム単位でパリティチェ
ックを行うためのパリティ演算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】フレーム内のあるフレーム同期パターン
位置で同期をとり、フレームの先頭から終わりまでの1
フレームをパリティ演算の範囲とし、その演算結果を次
フレームのパリティビットとするような伝送データ(例
えばSDH信号)のパリティチェックを行うためのパリテ
ィ演算回路が知られている。
【0003】図4は、この種の従来のパリティ演算回路
の一例を示した図である。図4に示すパリティ演算回路
は、PTY(パリティ演算部)41、同期検出回路4
2、カウンタ制御回路3、カウンタ4、フレームパルス
生成回路(FP GEN)5を含んで構成される。同期
検出回路42には、伝送路からのデータ信号DATAと図示
しない外部からのクロック信号CLKとが入力され、デー
タ信号DATAに含まれているフレーム同期パターンFPINの
検出を行う。フレーム同期パターンが検出されない場合
は同期外れ信号LOFを出力する。カウンタ制御回路3
は、同期検出回路42の上記各出力信号から、カウンタ
4をデータ信号DATAに同期させるための制御を行う。
【0004】FP GEN5は、カウンタ4の値をデコ
ードし、フレームの同期位置を示す信号FP1と、パリ
ティ演算範囲を決定する信号FP2の2種類の信号(フ
レームパルス)を生成する。パリティ演算部41は、受
信したデータ信号DATAに対し、信号FP2で区切られる
各区間範囲で水平パリティ演算を行う。図5は、図4の
パリティ演算部41として使用可能な回路の詳細図であ
る。
【0005】図5に示すとおり、パリティ演算部41
は、ANDゲート10、EX−OR(排他的論理和)ゲ
ート11、フリップフロップ12,14、及びセレクタ
13とを有し、伝送路からのデータ信号DATAに対
し、フレーム単位で水平パリティ演算を行う。パリティ
演算範囲を決定する信号FP2がLowレベル(以下、
Lと表記する)のとき、パリティ演算部41は、セレク
タ13により出力値の更新を行い、直前のフレームのパ
リティ演算の結果をPTY信号として出力するととも
に、パリティ演算の値をクリアする。
【0006】この従来のPTY42の動作を、図6のタ
イムチャートを用いて説明する。なお、説明の便宜のた
め、入力されるデータ信号DATAは1フレーム16ビット
とし、フレームの先頭をS、フレーム同期パターンを
F、フレームの終わりをE、パリティビットをPと定義
する。カウンタ4は、各フレームの先頭からその終わり
まで入力ビットをカウントし、入力されたビットの数に
対応する計数値COUNTを出力する(本例では16:0〜
F)。このカウンタ4は、1フレームが終了すると計数
値COUNTがリセットされるようになっている。
【0007】FG GEN5は、計数値COUNTをデコー
ドし、所定の計数値COUNTに達した時点で上記信号FP
1、FP2を生成する(FP1:COUNT=5で
“L”、FP2:COUNT=0で“L”)。各信号F
P1、FP2を生成させるための計数値COUNTをいかに
設定するかは、入力されるデータ信号DATAのフレーム構
成、フレーム中のフレーム同期パターンの位置、パリテ
ィ演算範囲等に応じて予め定めることになる。この例で
は、フレーム同期パターンFPINがフレームの先頭から5
ビット離れているので、信号FP1を発生させる計数値
COUNTは「5」に設定しているが、もしフレーム同期パ
ターンFPINがフレームの先頭から7ビット離れているの
であれば、信号FP1を発生させる計数値COUNTを
「7」に設定する。
【0008】同期検出回路42は、データ信号DATAから
検出したフレーム同期パターンFPINと、FP GEN5
からの信号FP1とが時間一致したときに同期が検出さ
れたと判断し、一方、不一致のときには同期が外れたと
判定する。同期外れのときは、同期検出回路42から出
力される同期外れ信号LOFのレベルが“L”となる。
【0009】カウンタ制御回路3は、同期外れ信号LOF
の立下りをトリガとしてカウンタ4を停止させる(ST
OP=L)。また、カウンタ制御回路3は、同期外れ中
にフレーム同期パターンFPINが“L”であることを検出
することで、カウンタ4の停止状態を解除(STOP=
H:HはHighレベル、以下同じ)し、カウンタ4を
再起動させる。同期状態では、信号FP2(=L)はフ
レームの先頭位置Sと一致するため、図5の回路におけ
るパリティ演算範囲(PTY演算範囲)は、図6(PT
Y演算範囲d)に示すように、フレームの先頭ビットS
から終わりEまでとなる。同期検出回路42は、同期外
れ状態を検出した後、最初にデータ信号DATAから検出し
たフレーム同期パターンFPINと、FP GEN5からの
信号FP1とが時間的に一致したときに同期が回復され
たと判断し、同期外れ信号LOFの出力を停止する(LO
F=H)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパリテ
ィ演算回路は、信号FP2によりPTY演算範囲を決定
しているが、同期外れ信号LOFの出力後、最初にフレー
ム同期パターンFPINが検出されるまではカウンタ4を停
止させているため、カウンタ4が再起動した後に出力さ
れる信号FP2によって区切られるPTY演算範囲は、
同期外れ信号LOFを検出する直前のフレームの先頭から
次に信号FP2が“L”になるまでの範囲となってしま
う。すなわち、同期回復直後の最初のPTY計算範囲c
(図6)は、図示されるように、本来のフレーム長(フ
レームの先頭Sから終わりEまで)よりも長い誤った範
囲である。したがって、同期回復後の最初のPTY信号
は、誤った範囲で計算された値となり、続くフレームの
パリティビットとのパリティチェックにおいてパリティ
エラーが発生してしまうという問題があった。
【0011】本発明の課題は、一旦同期外れが検出され
た後、再度同期が回復した直後においても、本来のフレ
ーム長どおりの正しい範囲でパリティ演算を行うことが
できる、改良されたパリティ演算回路を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、パリティ演算
に誤りが発生してしまう同期回復後1回目のパリティ演
算ときにのみ動作するセレクタと、nビットレジスタ及
びnビットパラレルパリティ演算回路の追加により、誤
りの原因となるカウンタ停止中の正常な範囲指定が可能
になる点に着目したものである。すなわち、フレームの
先頭位置とフレーム同期パターン位置の差で決定される
ビット数nを有するシフトレジスタ及びパリティ演算部
を採用することにより、同期検出のタイミングで、必ず
フレームの先頭からその時点までの水平パリティが演算
される。カウンタの停止中にフレーム同期パターンが検
出されたとき、誤った範囲で継続して演算された値と、
上記のフレーム先頭からの正常な範囲での演算値とを入
れ替えることにより、正確なパリティ演算結果を得るこ
とが可能になる。
【0013】上記視点に基づく本発明のパリティ演算回
路は、受信した同期伝送信号のパリティ演算をフレーム
単位で行うパリティ演算回路であって、フレーム同期外
れ状態及び同期回復状態を検出する同期検出回路と、フ
レーム同期外れ状態が検出された後、同期回復状態が検
出されたときに、回復されたフレームの先頭から所定の
フレーム同期パターンまでの範囲のビット列のパリティ
演算結果を出力するパリティ演算部と、を有することを
特徴とする。
【0014】本発明の他のパリティ演算回路は、所定の
フレーム同期パターンと先行するフレームのビット列の
パリティ演算結果であるパリティビットとを持つフレー
ムに区分してデータが伝送される同期通信方式用のパリ
ティ演算回路であって、フレーム同期外れ状態及び同期
回復状態を検出する同期検出回路と、フレーム同期外れ
状態が検出された後、同期回復状態が検出されるまでに
受信したデータを保持するデータ保持手段と、同期回復
状態が検出されたときに、保持されているデータ中の所
定のデータ範囲のビット列に対してパリティ演算を行
い、その演算結果を同期が回復したフレームのフレーム
同期パターン以前のビット列のパリティ演算結果として
出力するパリティ演算部とを有することを特徴とする。
【0015】さらに、本発明の他のパリティ演算回路
は、フレーム中に、データ信号、クロック信号、所定の
フレーム同期パターンデータを挿入してデータ伝送を行
う通信装置において使用されるパリティ演算回路であっ
て、以下の要素を備えて構成される。 (1)受信したフレーム中のビット数を計数してその計
数値を出力するカウンタ、 (2)このカウンタからの計数値に応答してフレームの
区切りを示す第1パルス信号とフレーム中のフレーム同
期パターンがあるべき位置を示す第2パルス信号とを出
力するフレームパルス生成手段、 (3)伝送路からのデータ信号、クロック信号、及び前
記フレームパルス生成手段からの前記第2パルス信号を
受信し、前記第2パルス信号と受信した伝送路からのデ
ータ信号から抽出した前記フレーム同期パターンとが時
間的に一定の関係にある場合に同期確立信号を出力し、
それ以外の場合には同期外れ信号を生成する同期検出回
路、 (4)前記同期外れ信号を受信した場合に前記カウンタ
の計数動作を停止させる停止信号を出力するカウンタ制
御回路、 (5)伝送路からのデータ信号と外部クロック信号とを
受信し、前記第1パルス信号に従ってフレーム単位の水
平パリティ計算を行うシリアルパリティ演算部、 (6)伝送路からのデータ信号と外部クロック信号とを
受信し、データ信号を順次所定数蓄積し、蓄積されたビ
ットの垂直パリティ計算を行うパラレルパリティ演算
部、 (7)前記シリアルパリティ演算部の出力と前記パラレ
ルパリティ演算部の出力とを受信し、前記カウンタ制御
回路からの停止信号の存在下で前記同期検出回路からの
同期確立信号が検出された場合に、前記シリアルパリテ
ィ演算部からの出力信号に代えて前記パラレルパリティ
演算部からの出力を前記シリアルパリティ演算部の入力
に選択的に出力するデータ選択回路。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパリティ演算回路
の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発
明のパリティ演算回路の一実施形態のブロック図であ
る。このパリティ演算回路は、パリティ演算部1、同期
検出回路2、カウンタ制御回路3、カウンタ4及びFP
GEN5を含んで構成される。説明の便宜のため、図
1では、特にことわらない限り、図4において説明した
回路又は信号と同等の回路等については同じ名称及び記
号を付してある。
【0017】パリティ演算部1には、伝送路からのデー
タ信号DATA、同期検出回路2からのフレーム同期パター
ンFPIN、クロック信号CLK、カウンタ制御回路3からの
カウンタ制御信号STOP、FP GEN5からの信号FP
2が入力され、従来回路と同様、PTY信号が出力され
るようになっている。
【0018】同期検出回路2には、データ信号DATA及び
クロック信号CLKが入力され、同期状態(同期回復状
態)を表すフレーム同期パターンFPINと同期外れ状態を
表す同期外れ信号LOFが出力される。カウンタ制御回路
3には同期検出回路2からの出力信号LOF、FPINとが入力
され、カウンタ4の動作を許可または禁止するカウンタ
制御STOPが出力される。カウンタ4は、カウンタ制御信
号STOPに従い、フレーム内のビット数を計数して、その
計数値COUNTを出力する。FP GEN5には、カウン
タ4からの計数値COUNTが入力され、2種類の信号(フ
レームパルス)FP1及びFP2が出力される。
【0019】同期検出回路2、カウンタ制御回路3、カ
ウンタ4、FP GEN5の動作については、すでに図
4を参照してして説明した従来回路と基本的には同じで
あるので、重複説明は省略する。従来回路と本実施形態
とが異なる点は、本実施形態のパリティ演算回路では、
パリティ演算部1にデータ信号DATAから検出したフレー
ム同期パターンFPINとカウンタ制御回路3からのカウン
タ制御信号STOPが入力されること、及び後述するよ
うにパリティ演算部1内部の回路構成にある。
【0020】本実施形態によるパリティ演算部1の具体
的な回路構成例を図2に示す。図2に示すように、パリ
ティ演算部1は、nビットシフトレジスタ6、nビット
のパラレルパリティ演算部(nビット入力のEX−OR
ゲート)7、データセレクタ8、ANDゲート9,1
0、EX−OR(排他的論理和)ゲート11、フリップ
フロップ12,14、及びセレクタ13を含んで構成さ
れる。
【0021】nビットシフトレジスタ6のD入力には伝
送路からのデータ信号DATAが、クロック入力にはクロッ
ク信号CLKがそれぞれ入力され、内部のnビット分のデ
ータがパラレルに出力される。nビットのパラレルパリ
ティ演算部7の入力にはnビットシフトレジスタ6の出
力が与えられ、入力信号の排他的論理和が信号nPTY
Pとして出力される。データセレクタ8のA入力にはn
ビットのパラレルパリティ演算部7からのnPTYP信
号が与えられ、そのB入力にはフリップフロップ12の
出力が与えられ、その選択信号入力にはANDゲート9
の出力が結合され、その出力YはANDゲート9の入力
に結合されている。
【0022】ANDゲート10には、データセレクタ8
の出力と、FP GEN5からの信号FP2とが入力さ
れ、その出力はEX−ORゲート11に入力されるよう
になっている。EX−ORゲート11には、信号FP2
とデータ信号DATAとが入力され、その出力はフリップフ
ロップ12に入力されるようになっている。フリップフ
ロップ12は、EX−ORゲート11からの出力をD入
力とし、信号FP2をクロック入力とし、その出力はデ
ータセレクタ8のB入力及びセレクタ13のA入力に結
合されている。セレクタ13は、フリップフロップ12
からの出力及びフリップフロップ14の出力をそれぞれ
選択入力とし、信号FP2を選択信号としており、その
出力はフリップフロップ14に結合されている。フリッ
プフロップ14は、セレクタ13の出力を入力とし、ク
ロック信号CLKをクロック入力としており、その出力
は、セレクタ13の入力に結合されるとともにPTY信
号として図示しない外部回路に出力されるようになって
いる。
【0023】このように、本実施形態に使用されるパリ
ティ演算部1が図5に示した従来のパリティ演算部41
と異なるのは、主として、nビットシフトレジスタ6、
nビットのパラレルパリティ演算部(nビット入力のE
X−OR)7、データセレクタ8、及びフレーム同期パ
ターンFPINとカウンタ制御信号STOPの論理積を取るため
のANDゲート9を備えた点である。
【0024】次に、本実施形態のパリティ演算回路の動
作を図3を参照して説明する。便宜上、このパリティ演
算回路に入力されるデータ信号DATAは、図6で説明した
ものと同じフレーム構成を持つものとする。ただし、こ
のようなフレーム構成に限定されるものではなく、フレ
ーム同期パターンを有するものであればどのような構成
であってもよい。また、本例の場合、フレーム同期パタ
ーンFPINの位置は、フレームの先頭から5ビット目であ
るが、この位置に固定されるべきものではなく、どのよ
うな位置に配されてもよい。
【0025】ここで、nビットシフトレジスタ6及びn
ビットのパラレルパリティ演算部7のビット数nは、デ
ータ信号DATAのフレーム先頭位置Sとフレーム同期パタ
ーンFPINの位置Fの差に従って決定される値で、本実施
形態におけるフレームデータ構成の場合、nは「5」と
なる。
【0026】本実施形態のパリティ演算回路は、パリテ
ィ演算部1を除き、図4乃至図6を参照して説明した従
来回路と基本的には同様に動作する。すなわち、同期検
出回路2は、データ信号DATAから検出したフレーム同期
パターンFPINと、FP GEN5からの信号FP1とを
常に比較し、両者の時間的位置が一定の関係にない場
合、例えば両者が時間的に不一致のときは同期外れ状態
と判断して、同期外れ信号LOFを出力する。カウンタ制
御回路3は、同期外れ信号LOFの立ち下がりをトリガと
して、カウンタ制御信号STOPを出力し、カウンタ4を停
止させる(STOP=L)。さらに、同期外れ信号LOF
が“L”である期間中に、フレーム同期パターンFPINが
“L”であることを検出すると、カウンタ制御信号STOP
を解除し(STOP=H)、カウンタ4を再起動させ
る。つまり、カウンタ4は、同期外れ信号LOFが出力さ
れたときに停止し、同期外れ信号LOFが出力中にフレー
ム同期パターンFPINが“L”になることをトリガとして
再起動する。一方、同期外れ信号LOFの出力中において
も、パリティ演算部1内部においては、それまでと同様
にパリティ演算が継続して行われている。したがって、
図6に示すように、同期検出1回目のときの内部パリテ
ィ演算値PTYS(フリップフロップ12の出力)の値
Yの演算範囲は、図2の範囲Yに示すカウンタ4停止前
の信号FP2が“L”の位置から継続した範囲となる。
【0027】一方、nビットシフトレジスタ6には、デ
ータ信号DATAがクロック信号CLKに同期して入力され、
保持される。nビットパラレルパリティ演算部7は、n
ビットシフトレジスタ6からパラレルに出力されるnビ
ット前からのデータ信号DATAを受信し、そのnビットに
つき垂直パリティ演算を行い、その演算値nPTYPを
セレクタ8のA入力に出力する。
【0028】すでに説明したように、nビットシフトレ
ジスタのビット数nは、フレーム先頭位置Sとフレーム
同期パターン位置Fの差で決定しているので、同期検出
時(FPIN=L)の演算値nPTYP(X)は、図2
の範囲Xにおけるパリティ演算結果、つまりフレームの
先頭Sから1回目の同期検出時までの水平パリティ演算
を行った場合の値となる。
【0029】ANDゲート9には、フレーム同期パター
ンFPINとカウンタ制御信号STOPとが入力され、その
出力はデータセレクタ8の出力選択信号(SEL)とし
てデータセレクタ8に入力される。データセレクタ8
は、出力選択信号SELが“L”のときにnビットパラ
レルパリティ演算部7の出力信号nPTYPを、出力選
択信号SELが“H”のときにシリアルパリティ演算部1
1の出力信号PTYSをそれぞれ選択し、ANDゲート
10にフィードバックする。出力選択信号SELが“L”
となるのは、フレーム同期パターンFPINとカウンタ制御
信号STOPが共に“L”のとき、すなわちカウンタ4の停
止中にフレーム同期パターンFPINを検出した場合であ
る。
【0030】すなわち、同期外れ状態の検出後、最初に
フレーム同期パターンFPINを検出したときにのみ出力選
択信号SELが“L”となり、データセレクタ8の出力
は、nビットパラレルパリティ演算部7による演算値n
PTYPに切り替わって、カウンタ4が停止する前の信
号FP2が“L”の位置から継続して演算されている演
算値PTYSのパリティビットYの代わりに、フレーム
の先頭位置Sから演算された演算値nPTYPのパリテ
ィビットXがANDゲート10にフィードバックされる
ようになる。
【0031】以降、続けてフレーム同期パターンが検出
されても出力選択信号SELが“L”となることはないの
で、データセレクタ8からは、フリップフロップ12の
出力値PTYSが出力されることになる。
【0032】これにより、同期外れ状態検出後、最初に
フレーム同期パターンFPINが検出された直後の内部パリ
ティ演算値PTYSのビットZの演算範囲は、図2の範
囲Zに示すように、当該フレームの先頭Sからとなる。
よって、カウンタ4が再起動してから次の信号FP2が
“L”で更新されるパリティ演算部1の出力値は、図2
のPTY演算範囲aに示すように、直前のフレームの先
頭Sからの正常範囲で計算された正常な値となる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のパリティ演算回路によれば、同期回復時に同期検出を
した最初のフレームから正常な範囲でのパリティ演算を
行うことができ、パリティエラーの発生を防ぐことがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパリティ演算回路の一実施形態を示す
ブロック図。
【図2】本実施形態のパリティ演算回路の詳細構成図。
【図3】本実施形態のパリティ演算回路の動作タイミン
グ図。
【図4】従来のパリティ演算回路のブロック図。
【図5】従来のパリティ演算回路の詳細構成図。
【図6】従来のパリティ演算回路の動作タイミング図。
【符号の説明】
1,41 パリティ演算部 2,42 同期検出回路 3 カウンタ制御回路 4 カウンタ 5 FP GEN(フレームパルス生成器) 6 nビットシフトレジスタ 7 パラレルパリティ演算部 8 データセレクタ 9,10 ANDゲート 11 EX−OR(排他的論理和)ゲート 12,14 フリップフロップ 13 セレクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した同期伝送信号のパリティ演算を
    フレーム単位で行うパリティ演算回路であって、 フレーム同期外れ状態及び同期回復状態を検出する同期
    検出回路と、 フレーム同期外れ状態が検出された後、同期回復状態が
    検出されたときに、回復されたフレームの先頭から所定
    のフレーム同期パターンまでの範囲のビット列のパリテ
    ィ演算結果を出力するパリティ演算部と、 を有することを特徴とするパリティ演算回路。
  2. 【請求項2】 所定のフレーム同期パターンと先行する
    フレームのビット列のパリティ演算結果であるパリティ
    ビットとを持つフレームに区分してデータが伝送される
    同期通信方式用のパリティ演算回路であって、 フレーム同期外れ状態及び同期回復状態を検出する同期
    検出回路と、 フレーム同期外れ状態が検出された後、同期回復状態が
    検出されるまでに受信したデータを保持するデータ保持
    手段と、 同期回復状態が検出されたときに、保持されているデー
    タ中の所定のデータ範囲のビット列に対してパリティ演
    算を行い、その演算結果を同期が回復したフレームのフ
    レーム同期パターン以前のビット列のパリティ演算結果
    として出力するパリティ演算部とを有することを特徴と
    するパリティ演算回路。
  3. 【請求項3】 フレーム中に、データ信号、クロック信
    号、所定のフレーム同期パターンデータを挿入してデー
    タ伝送を行う通信装置において使用されるパリティ演算
    回路であって、 受信したフレーム中のビット数を計数してその計数値を
    出力するカウンタと、 このカウンタからの計数値に応答してフレームの区切り
    を示す第1パルス信号とフレーム中のフレーム同期パタ
    ーンがあるべき位置を示す第2パルス信号とを出力する
    フレームパルス生成手段と、 伝送路からのデータ信号、クロック信号、及び前記フレ
    ームパルス生成手段からの前記第2パルス信号を受信
    し、前記第2パルス信号と受信した伝送路からのデータ
    信号から抽出した前記フレーム同期パターンとが時間的
    に一定の関係にある場合に同期確立信号を出力し、それ
    以外の場合には同期外れ信号を生成する同期検出回路
    と、 前記同期外れ信号を受信した場合に前記カウンタの計数
    動作を停止させる停止信号を出力するカウンタ制御回路
    と、 伝送路からのデータ信号と外部クロック信号とを受信
    し、前記第1パルス信号に従ってフレーム単位の水平パ
    リティ計算を行うシリアルパリティ演算部と、 伝送路からのデータ信号と外部クロック信号とを受信
    し、データ信号を順次所定数蓄積し、蓄積されたビット
    の垂直パリティ計算を行うパラレルパリティ演算部と、 前記シリアルパリティ演算部の出力と前記パラレルパリ
    ティ演算部の出力とを受信し、前記カウンタ制御回路か
    らの停止信号の存在下で前記同期検出回路からの同期確
    立信号が検出された場合に、前記シリアルパリティ演算
    部からの出力信号に代えて前記パラレルパリティ演算部
    からの出力を前記シリアルパリティ演算部の入力に選択
    的に出力するデータ選択回路と、 を含むことを特徴とするパリティ演算回路。
  4. 【請求項4】 前記パラレルパリティ演算部は、フレー
    ムの先頭位置とフレーム同期パターンの位置との差に等
    しい数n(nは2以上の自然数)の幅を持つシフトレジ
    スタと、n個の入力を持つ排他的論理和回路とを含み、
    順次入力されるデータ信号のビットとすでに保持されて
    いるn−1個のビットとの間で垂直パリティ演算を行う
    ことを特徴とする請求項3記載のパリティ演算回路。
  5. 【請求項5】 前記通信装置は、先行するフレームのパ
    リティ演算結果をパリティビットとしてフレーム中に含
    ませるものであることを特徴とする請求項3または4記
    載のパリティ演算回路。
JP9317847A 1997-11-19 1997-11-19 パリティ演算回路 Pending JPH11150528A (ja)

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JP9317847A JPH11150528A (ja) 1997-11-19 1997-11-19 パリティ演算回路

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JP9317847A JPH11150528A (ja) 1997-11-19 1997-11-19 パリティ演算回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061350A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Renesas Electronics Corp 受信装置及びその受信方法

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JP2011061350A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Renesas Electronics Corp 受信装置及びその受信方法

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