JP3108328B2 - 同期再生回路 - Google Patents

同期再生回路

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JP3108328B2
JP3108328B2 JP07134512A JP13451295A JP3108328B2 JP 3108328 B2 JP3108328 B2 JP 3108328B2 JP 07134512 A JP07134512 A JP 07134512A JP 13451295 A JP13451295 A JP 13451295A JP 3108328 B2 JP3108328 B2 JP 3108328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RDS放送のような予
め定められた同期信号が付加された信号を受信し、シス
テムの同期を確立する同期再生回路に関わり、特に、受
信したデータをメモリに記憶する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、送信側と受信側の同期を取る
ために、送信すべき信号に一定の周期で予め定められた
同期信号を付加することが行われており、このようなデ
ジタル信号を受信するシステムにおいては、システムの
同期を確立するために送信時に付加された同期信号を正
確に検出し、その周期性を判断することが必要になる。
【0003】しかしながら、同期信号の同期パターンは
しばしばデータ中に偶然発生する偽の同期パターンによ
って誤って検出されることがあり、同期回路がそのタイ
ミングに基づき同期捕獲動作を開始することがある。そ
こで、同期回路は、伝送路上においてデータに誤りが発
生することを考慮して、最初に同期パターンを検出した
タイミングをもとに周期性を満足する同期パターンが検
出されるのを何回か待つように回路を構成して、(この
保護回路のことを後方保護回路と呼ぶ) 所定回数正しい
同期パターンを検出すればシステムの同期を確立するよ
うにしている。このような構成を、一般に、保護回路と
呼び、非同期時の後方期間において保護動作を行うた
め、後方保護回路と呼ばれている。
【0004】例えば、RDS放送においては、伝送デー
タは1ブロック26ビットを単位として構成され、デー
タ中に含まれる10ビットのパリティビットに特定の同
期パターンを付加して、その付加された同期パターンを
検出することにより同期を確立する。この特定の同期パ
ターンにはA,B,C,C',D,Eなどの種類があ
り、それぞれオフセットワードA、オフセットワードB
などと呼ばれる。オフセットワードの検出は受信された
26ビットの各ブロック信号をシンドロームレジスタに
入力し、シンドロームが各オフセットワードに対応した
特定の値を持つことを利用して行う。伝送されるオフセ
ットワードは、A→B→C(C')→D→Aと予め定めら
れた順序で循環するよう付加されることが決められてお
り、この順序で26ビットおきにオフセットワードを検
出することによって、システムの同期を再生するように
している。
【0005】また、従来、誤り訂正などのデータ処理
は、同期が確立したデータブロックから行っていた。こ
れは同期の後方保護期間中のデータは、必ずしもタイミ
ングが正しいわけではないため、この期間のデータを使
用して後段のデータ処理を行っても正確な処理ができな
くなることが考えられるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように同期再
生においては、後方保護期間中のデータは後段のデータ
処理の対象にはならないことが多いが、同期が確立した
タイミングでのデータブロックに対しては、同期確立後
のデータブロックだけでなく、後方保護期間中のデータ
ブロックも有効なデータ処理が可能なはずである。しか
しながら、従来は、同期確立後のデータしか記憶してお
らず、同期確立後のデータブロックに対してのみ後段の
データ処理を行う構成であったので、後方保護期間にお
ける有効データを利用できないという問題があった。
【0007】以下、図2のタイミングチャートにより問
題点を説明する。図2アは真の同期パターン検出タイミ
ングを示し、図2イは同期パターン検出回路により検出
された同期タイミングを示す。実際の同期検出回路で
は、伝送路上で発生する妨害やノイズ等により必ずしも
すべての同期タイミングで同期パターンが検出されるこ
とはない。ここでの、後方保護条件は、3回の同期パタ
ーン検出において2回正しい同期パターンが検出された
とき、同期を確立するという条件であるとする。
【0008】今、同期パターン検出回路が偽りの同期パ
ターンをタイミングaにおいて検出したとすると、同期
検出回路は、この誤ったタイミングで図2ウに示すよう
に後方保護動作を開始し、この後方保護期間の間、周期
的なタイミングb,cで正しい同期パターンが検出される
かどうか判定する。しかし、このタイミングは偽りの同
期パターンに基づくものであるので同期パターンは検出
されず、タイミングdで再度同期検出回路がリセットさ
れて同期捕獲動作が再開され、タイミングfで同期が確
立することになる。
【0009】そして、従来は、同期が確立したタイミン
グfでのデータブロックD10以降しか後段のデータ処
理の対象にはならず、この検出タイミングにおける後方
保護期間でのデータブロックD8,D9は有効なデータ
のはずであるが、データ処理の対象にはならない。同様
に、タイミングkで同期が確立された場合は、タイミン
グkでのデータブロックD5以降しか後段のデータ処理
の対象にはならず、この検出タイミングにおける後方保
護期間でのデータブロックD3,D4は有効なデータの
はずであるが、データ処理の対象にはならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定められ
た同期パターンが付加された信号を受信し、該同期パタ
ーンの周期性を検出して受信システムの同期を確立する
同期再生回路において、前記同期パターンを検出する同
期パターン検出回路と、該同期パターン検出回路の検出
出力によりトリガされ前記同期パターンの周期性を所定
の条件に従って検出する同期検出回路と、該同期検出回
路における後方保護期間中の受信データをブロック毎に
順次記憶するデータメモリとを備え、前記同期検出回路
によって同期が確立されたことを検出した後、前記デー
タメモリから前記後方保護期間中のデータを読み出すこ
とを特徴とする同期再生回路。
【0011】また、本発明では、前記後方保護期間にお
いて同期が確立しなかった場合、前記データメモリに格
納されているデータは、前記同期検出回路における次の
後方保護期間中の受信データにより上書きされ削除され
ることを特徴とする。また、本発明では、前記同期検出
回路は、互いに異なるタイミングの前記同期パターン検
出出力により動作する複数の同期検出回路により構成さ
れ、該複数の同期検出回路における後方保護期間中の受
信データをブロック毎に、各々、前記データメモリの別
々のメモリ領域に格納することを特徴とする。
【0012】また、本発明では、前記同期再生回路は、
前記複数の同期検出回路のうち同期の確立を検出した同
期検出回路に対応する前記メモリ領域を選択してデータ
を読み出すことを特徴とする。また、本発明では、前記
同期再生回路は、更に、受信データに誤り訂正処理を施
す誤り訂正回路を備え、前記データメモリは誤り訂正後
のデータを前記データメモリに格納することを特徴とす
る。
【0013】また、本発明では、前記同期検出回路は、
前記同期パターン検出出力に基づいて後方保護期間にお
ける同期パターン検出回数をカウントするカウンタを有
し、該同期パターン検出回数をアドレスとして前記デー
タメモリへのデータ書き込みを行うことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、受信されたデータから同期パ
ターンを検出し、同期検出回路により後方保護動作を開
始した時点から受信データを順次データブロック毎にデ
ータメモリに格納する。この時点ではメモリに格納した
後方保護データが正しいタイミングのデータであるかど
うかはわからないが、同期が確立した時点でメモリから
格納した後方保護期間のデータを出力するので、有効な
データブロックのデータ処理が可能となる。
【0015】また、データメモリに格納するデータとし
ては、同期検出回路における後方保護動作中に誤り処理
を施したデータが記憶されるので、データ処理の高速化
が図られる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、ここでは、1ブロックのデータが26ビッ
トで構成されるRDS信号を受信する回路について説明
する。図1において、1は入力データを1ビット毎に順
次取り込み、取り込んだ最新の26ビットデータを1ブ
ロックとして保持するデータバッファ、2はデータバッ
ファ1に1ビットのデータが入力される毎に、取り込ん
だ1ブロックのデータ中に所定のオフセットワードが存
在するか否か検出する同期パターン検出回路としてのオ
フセット検出回路、5はオフセット検出回路2での検出
結果をANDゲート3を介して入力し、検出されたオフ
セットワードが一定の後方保護条件を満足するか否かを
判定するメイン同期検出回路、6はオフセット検出回路
2での検出結果をANDゲート4を介して入力し、検出
されたオフセットワードが一定の後方保護条件を満足す
るか否かを判定するサブ同期検出回路、8はメイン同期
検出回路5及びサブ同期検出回路6から出力される同期
検出信号がORゲート7を介して印加され、この同期検
出信号によってリセットされることにより、受信データ
とシステムとの同期を確立し、同期した各種のタイミン
グ信号を発生するタイミング発生回路である。
【0017】メイン及びサブ同期検出回路5,6で判定
される後方保護条件は、例えば、3ブロック中に2回正
しいタイミングで正しい順序のオフセットワードが検出
されたか否かという条件であり、この条件が成立したと
き正しく同期したと判定し、同期検出信号を出力する。
メイン同期検出回路5は、サブ同期検出回路6に比べて
プライオリティの高い同期検出回路を構成するものであ
り、これら2つの同期検出回路は、オフセット検出回路
2からの同一タイミングのオフセット検出出力によって
トリガされないように、ANDゲート3,4に制御信号
A,Bが入力されている。
【0018】即ち、ANDゲート4への制御信号Aは、
メイン同期検出回路5が動作しているときで、且つ、メ
イン同期検出回路が検出しようとしている同期タイミン
グ以外のタイミングで「1」となる信号である。従っ
て、サブ同期検出回路6は、メイン同期検出回路5が動
作しているときに、メイン同期検出回路が検出しようと
している同期タイミングとは異なるタイミングでオフセ
ット検出回路2がオフセットワードを検出すると、初め
て動作するように制御される。
【0019】一方、もう一つのANDゲート3への制御
信号Bは、サブ同期検出回路6が動作していないとき、
または、サブ同期検出回路6が動作しているときで、且
つ、サブ同期検出回路6が検出しようとしている同期タ
イミング以外のタイミングで「1」となる信号である。
従って、メイン同期検出回路5は、サブ同期検出回路6
が動作していないとき、または、サブ同期検出回路6が
動作しているときはサブ同期検出回路6が検出しようと
している同期タイミングとは異なるタイミングでオフセ
ット検出回路2がオフセットワードを検出すれば、動作
するように制御される。
【0020】このように、いずれの同期検出回路も動作
していないときは、まず、メイン同期検出回路5が動作
し、メイン同期検出回路5が動作しているときに、メイ
ン同期検出回路5が検出しようとしている同期タイミン
グとは異なるタイミングでオフセットワードが検出され
れば、サブ同期検出回路6が動作する。更に、メインと
サブの双方の同期検出回路5,6が動作しており、メイ
ン同期検出回路5において後方保護期間に条件が満足さ
れないときは、サブ同期検出回路6が動作している同期
タイミング以外のタイミングでオフセットワードが検出
されると、メイン同期検出回路5はそのタイミングで同
期検出動作を再び開始する。
【0021】このように、2つの同期検出回路は、常に
同一のタイミングでオフセットワードを検出することが
ないように制御され、互いに補いながら真の同期タイミ
ングを検出するように動作する。よって、誤検出された
オフセットワードにより同期確立が遅れることなく、常
に安定した時間で同期が確立する。以下、具体例につい
て図2を参照しながら説明する。
【0022】図2において、アは真のオフセット検出タ
イミング、イはオフセット検出回路2により検出された
オフセット検出タイミング、ウはメイン同期検出回路5
の動作タイミング、エはサブ同期検出回路6の動作タイ
ミングを示す。オフセット検出回路2では、真のオフセ
ットワード検出タイミングがアに示すようになっていて
も、伝送路上で発生する妨害やノイズ等により、実際に
はイに示すように必ずしも全ての同期タイミングでオフ
セットを検出することはできない。
【0023】そこで、今、タイミングaにおいて、デー
タ中に疑似オフセットワードを発生し、オフセット検出
回路2がこの疑似オフセットワードを検出してしまった
とすると、メイン同期検出回路5はこの誤ったタイミン
グで同期を検出しようと動作を開始する。つまり、タイ
ミングaを起点として後方保護期間の間、26ビット毎
の周期的なタイミングb,cでオフセットが検出される
かどうか判定する。後方保護条件が前述した3回中2回
であるとすれば、タイミングa,b,cのうち2回は正
しいオフセットが検出されるはずであるが、この場合は
誤ったタイミングで同期しようとしているためにオフセ
ットは検出されず、タイミングdでメイン同期回路5は
リセットされてしまい、再度同期捕獲動作を開始する。
【0024】サブ同期検出回路6が存在しない場合は、
メイン同期検出回路5が再捕獲動作を開始した後少なく
とも正しいオフセットを2回検出しなければならないの
で、真の同期が確立するのは、もっとも早くてもタイミ
ングfとなり、誤った同期検出により同期の確立は大き
く遅れることとなる。ところが、本実施例では、メイン
同期検出回路5が図2ウに示すように誤って検出された
オフセットにより動作を開始しても、異なるタイミング
でオフセットが検出されれば、そのタイミングでサブ同
期検出回路6が動作を開始するため、タイミングiにお
いて真のオフセットがオフセット検出回路2で検出され
ると、そのタイミングiで図2エに示すようにサブ同期
検出回路6が動作を開始する。従って、2つ目のオフセ
ットを検出するタイミングkにおいて真の同期が確立す
ることとなる。そして、同期が確立すると、サブ同期検
出回路6から同期検出信号が送出され、ORゲート7を
介してタイミング発生回路8をリセットし、ここで、受
信データに同期したタイミング信号が発生するようにな
る。
【0025】ところで、同期検出回路5,6には後述す
るようにフリップフロップが設けられており、同期が確
立するとHレベルの同期検出信号が出力され続けて、O
Rゲート7の出力がHレベルになるので、一方の同期検
出回路によって同期が確立されると、同期確立前に動作
を開始した他方の同期検出回路で後方保護条件が満たさ
れても、その同期検出出力ではタイミング発生回路8は
リセットされないよう構成されている。
【0026】尚、同期検出回路は、上述の実施例では2
つであるが、3回路以上接続すれば更に安定した同期検
出を実現できる。次に、同期確立後における同期検出動
作について説明する。本実施例では、同期確立後におい
ても確立されたタイミングと異なるタイミングでオフセ
ットが検出されたときには、同期回路が動作するように
構成されている。
【0027】即ち、タイミング発生回路8は、同期確立
状態であって、確立された同期タイミング以外のタイミ
ングにおいてHレベルになる制御信号Cと、同期確立状
態でLれべるとなる制御信号Dを出力し、制御信号Dと
制御信号Cを入力するORゲート9の出力をANDゲー
ト3,4に入力するようにしている。このために、同期
検出回路5,6は、上述したように同期が確立されてい
ない状態では全てのタイミングのオフセット検出信号に
より動作すると共に、同期確立後は、確立された同期タ
イミング以外のタイミングで検出されるオフセット検出
信号により動作する。そして、このような同期確立後の
同期検出動作において、同期検出回路5,6のいずれか
が新たなタイミングで同期を確立すると、新たに検出し
たタイミングの同期検出信号がタイミング発生回路8に
送出され、この出力によりタイミング発生回路8がリセ
ットされ、新たなタイミングでの同期が確立する。
【0028】このように、同期確立後においても同期検
出動作が続けられ、現在の同期タイミング以外のタイミ
ングで同期検出信号が出力されたときには、その新たな
同期タイミングにシステムの同期が切り替えられる。し
かしながら、切り替えらたタイミングの同期が誤った検
出に基づく場合も考えられるので、切り替え後の同期は
切り替える前の同期より確実に検出した方が好ましい。
【0029】そこで、ここでは、同期確立後の後方保護
条件を、同期確立前の条件よりも厳しくするようにして
いる。即ち、同期確立前に、例えば、5回中2回のオフ
セット検出で同期を確立する場合は、同期確立後では、
3回中2回もしくは3回オフセットを検出しなければ同
期を確立しないようにしている。あるいは、最初に同期
を確立したときのオフセット検出回数を記憶しておい
て、同期確立後には、その回数より多くのオフセットが
検出されたときに、新たな同期タイミングに切り替える
ようにしてもよい。
【0030】具体例を図3を参照しながら説明する。図
3において、アは真のオフセット検出タイミング、イは
オフセット検出回路2により検出されたオフセット検出
タイミング、ウは同期検出回路5,6による同期はずれ
時の動作タイミング、エは同期検出回路5,6による同
期確立後の同期検出動作タイミングを示す。
【0031】今、タイミングaにおいて、オフセット検
出回路2が疑似オフセットを検出すると、同期検出回路
5,6のいずれかがタイミングaを起点として、26ビ
ットの周期的なタイミングb,cでオフセットが検出さ
れたか否か判定する。後方保護条件が3回中2回の場合
に、たまたまタイミングcにおいてオフセットを検出し
てしまうと、同期検出回路はこのタイミングでシステム
を誤って同期確立してしまう。
【0032】従来においては、このようにして一旦同期
が確立してしまうと、システムは図示しない前方保護回
路による前方保護動作に入り、周期的にタイミングd,
e,f,g,hでオフセットが検出されるかどうか監視
する。そして、この間にオフセットが一度も検出されな
いので、同期状態がタイミングhで解除される。その
後、同期検出回路5,6が真のオフセットをタイミング
iで検出し、後方保護条件がタイミングjで満たされる
と、正しい同期タイミングが確立することとなる。つま
り、一旦間違った同期タイミングに引き込んでしまう
と、再度正しい同期に切り替わるまでに多くの時間が経
過してしまっていた。
【0033】ところが、本実施例では、上述したように
異なるタイミングで有れば同期確立後でも同期検出回路
5,6は同期検出を行うので、たとえタイミングcで誤
った同期が確立されても、同期検出回路5,6は、図3
エに示すように、タイミングkでの正しいオフセット検
出によって、再度同期捕獲動作を開始し、タイミング
l,mで周期的な正しいオフセットが検出されたときに
は、検出回数が3回となって、先にタイミングcで確立
された同期よりも精度の高い確かな同期が確立されたと
して、タイミング発生回路8をリセットすることによ
り、システムの同期タイミングを新たなタイミングに切
り替えている。尚、この例では、同期確立後の後方保護
条件を3回中3回正しいオフセットを検出したときと
し、同期確立前の3回中2回に比べ厳しい条件としてい
る。
【0034】このような動作により、従来のタイミング
jに比べて早いタイミングmで、正しい同期タイミング
に切り替えることができる。次に、得られたデータをメ
モリに記憶する構成について説明する。本実施例では、
データバッファ1に保持された1ブロック26ビットの
データを、同期検出回路5,6からの制御信号MS,S
Sとタイミング発生回路8からの制御信号Gに従って取
り込み、このデータに対して誤り訂正処理を行う誤り訂
正回路10と、誤り訂正後のデータを記憶するメモリ1
1と、メモリ11の読み出し及び書き込みを制御する読
み出し書き込み制御回路12を備えている。
【0035】メモリ11は、図4に示すように、同期確
立後の誤り訂正後のデータを記憶する第1エリアMR1
と、同期確立前におけるメイン同期検出回路5での後方
保護期間中の誤り訂正後のデータを記憶する第2エリア
MR2と、同期確立前におけるサブ同期検出回路5での
後方保護期間中の誤り訂正後のデータを記憶する第3エ
リアMR3とからなる。
【0036】上述した図2を参照しながら、これら回路
の動作を説明する。まず、メイン及びサブの同期検出回
路5,6は、各々、自己の同期回路が入力されるオフセ
ット検出信号を受け付けて動作を行う毎に出力するメイ
ン制御信号MS及びサブ制御信号SSを、読み出し書き
込み制御回路12に送出すると共に、後方保護期間にお
いて何回目のオフセット検出であるかを示すカウント値
Mn及びSnをアドレスとして、読み出し書き込み制御
回路12に送出する。
【0037】そこで、図2ウに示すように、メイン同期
検出回路5がタイミングaにおいて、オフセットワード
の誤検出に従って動作を開始すると、メイン同期検出回
路5は制御信号MSを誤り訂正回路9に送出する。誤り
訂正回路9は、この制御信号MSに基づきデータバッフ
ァ1から1ブロック26ビットのデータを取り込んで、
誤り訂正処理を行い、訂正後のブロック単位のデータを
メモリ11に送出する。読み出し書き込み制御回路12
は、メイン制御信号MSが出力されたとき、メモリ11
の第2エリアMR2を選択して、そのアドレスMnに誤
り訂正後のデータを書き込む。 書き込みデータとして
は、誤り訂正後のブロックデータだけでなく、そのブロ
ックデータに関する同期パターン識別データ・誤り訂正
ビット数・同期情報等の関連データを併せて記憶すると
よい。
【0038】図2の例では、タイミングaで上記カウン
ト値Mnは「00」にリセットされるので、第2エリア
MR2のアドレス「00」に最初の訂正後のデータD0
が記憶される。その後は、メイン同期検出回路5が、周
期的なタイミングb,cで同期検出を行い、この検出毎
に、上記カウンタのカウント値Mnがアップするので、
図4アに示すように、タイミングa,bでの誤り訂正デ
ータD0,D1は、順次、第2エリアMR2のアドレス
「00」,「01」に記憶される。しかしながら、この
場合、タイミングb,cにおける検出において2度目の
オフセットが検出されなかったので、このタイミングは
正しい同期タイミングではないとして、タイミングCで
のデータはメモリ11に記憶されない。
【0039】一方、サブ同期検出回路6が、タイミング
iでの正しいオフセット検出に応じて動作を開始する
と、制御信号SSが出力されると共に、周期的なタイミ
ングj、kで同期検出が行われ、各検出毎にカウント値
Snがアップし、図4アに示すように、タイミングi,
jでの誤り訂正データD3,D4は、順次、第3エリア
MR3のアドレス「00」,「01」に記憶される。こ
のサブ同期検出回路6による検出では、3回の検出のう
ちタイミングiとkで2回検出が行われたので、後方保
護条件が満たされたとして同期が確立される。そして、
同期が確立されると、タイミング発生回路8からの同期
確立状態を示す制御信号DがLレベルになるので、同期
確立後の誤り訂正データD5,D6………は、メモリ1
1の第1エリアMR1に順次記憶されることとなる。
尚、同期確立後は、タイミング発生回路8からの制御信
号Gに基づき誤り訂正動作が行われる。
【0040】このようにしてデータの書き込みが終了し
た後、外部から読み出し要求が入力されると、読み出し
制御回路12は、同期が確立した同期検出回路に対応す
るエリア、即ち、ここでは、第3エリアMR3からアド
レス順に後方保護期間中の有効データD3,D4を読み
出し、続いて、第1エリアMR1からアドレス順に同期
確立後のデータD5D6………を読み出す。
【0041】ところで、メインとサブの同期検出回路が
両方とも、仮に、誤ったタイミングで同期検出を開始し
てしまった場合は、更に、メイン同期検出回路5は、図
2ウに示すように、タイミングdで再リセットされてそ
の後は周期的なタイミングe,f,gで検出を行い、タ
イミングfで同期が確立する。この場合、タイミングd
でメイン同期検出回路5内のカウンタはリセットされ、
そのカウント値Mnが「00」に戻るので、メモリ11
における第2エリアMR2のアドレス「00」,「0
1」に、図4イに示すように、後方保護期間のタイミン
グd,eでの誤り訂正データD8,D9が上書きされる
こととなる。尚、サブ同期検出回路6においても同様の
上書き動作が行われる。よって、この場合は、メモリ1
1からは、第2エリアMR2からD8,D9が有効デー
タとして読み出される。
【0042】以下においては、メイン及びサブの同期検
出回路5,6と、タイミング発生回路8を中心に、本実
施例の具体回路について、図5,6,7を参照しながら
詳述する。まず、オフセット検出回路2は、図7イに示
すオフセットクロック信号OFSCLKに同期してオフ
セット検出を行い、オフセットを検出すると図7ウに示
すオフセット検出信号OFSOKと、検出したオフセッ
トの種類を示すオフセット種類データOFWを出力す
る。そして、この検出信号OFSOKは、図1にも示し
たANDゲート3,4を介して、メイン同期検出回路5
及びサブ検出回路6に入力される。
【0043】ここでは、メインとサブの同期検出回路
5,6は構成が同一であるので、サブ同期回路について
は図示及び説明を省略し、メイン同期検出回路5のみに
ついて内部回路の説明を行う。まず、501は図7エに
示すようにデータが1ビット入力される毎に発生するゲ
ート信号GATEをクロックとしてカウントし、26ビ
ットカウントする毎に出力信号MSを発生し、また、O
Rゲート502,ANDゲート503を介して入力され
るオフセット検出信号OFSOK及び自己のキャリー信
号CLによりリセットされるブロックカウンタ、504
は、自己のキャリー信号CGの反転信号とゲート信号G
ATEを入力するANDゲート505を介して、ブロッ
クカウンタ501のキャリー信号CLをカウントすると
共に、マルチプレクサ507により選択される所定値を
セット端子Sに入力し、オフセット検出信号OFSOK
とゲート信号とを入力するANDゲート506の出力に
より、セット端子Sに入力されている所定値がロードさ
れる後方保護カウンタ、508は後方保護カウンタ50
4の内容にデコーダ509からの所定値を加算して、後
方保護期間におけるオフセットワードの検出回数Mnを
出力する加算回路、510はオフセット検出回路2から
のオフセット種別データOFWをANDゲート506の
出力により取り込むDフリップフロップ、511は取り
込んだオフセット種別データOFWと加算器508から
のオフセット検出回数Mnによって、次に入力されるべ
きオフセットを予測するオフセット予測回路、512は
予測したオフセットと次のタイミングで実際に検出した
オフセットOFFSETとの一致を検出するオフセット
一致回路、514はANDゲート513を介して出力さ
れる一致信号JKーMを保持し、出力として同期検出信
号SYNC−Mを発生するJKフリップフロップ、51
5は一致信号JKーMをクロック信号として加算回路5
08からの回数Mnを取り込むDフリップフロップであ
る。
【0044】後方保護カウンタ504は3ビットのカウ
ンタで構成されており、また、メイン同期検出回路5か
らの同期検出信号SYNC−Mと、サブ同期検出回路6
からの同期検出信号SYNC−Sは、図1にも示したO
Rゲート7を介してタイミング発生回路8に入力され
る。タイミング発生回路8には、図6に示すように、O
Rゲート7からの出力を反転して同期検出信号SYNC
を出力するインバータ801と、信号SYNCを取り込
むDフリップフロップ802と、ゲート信号GATEを
クロック信号としてカウントし、信号GATEと自己の
キャリー信号BLK−ENDを入力するANDゲート8
03の出力によりリセットされ、Dフリップフロップ8
02と信号SYNCの反転信号を入力するANDゲート
804の出力で所定値がロードされることによって、2
6ビットのカウント毎に、システムを同期するためのタ
イミング信号を発生する同期カウンタ805と、同期カ
ウンタ805のキャリー信号BLK−ENDとゲート信
号GATEと信号SYNCの反転信号を入力するAND
ゲート806の出力をクロック信号として入力し、AN
Dゲート806の出力と自己のキャリー信号CWAを入
力するANDゲート807の出力によりリセットされる
アドレスカウンタ808とが、設けられている。
【0045】ここで、ANDゲート804の出力は、同
期カウンタ805のロード端子Lに直接接続されている
のではなく、SYNC信号を遅延回路811で所定期間
遅延した遅延SYNC信号により選択されるマルチプレ
クサ809の一方に入力され、他方には、2つの同期検
出回路5,6内のJKフリップフロップ514及び61
4への入力信号がORゲート810を介して入力され、
このマルチプレクサ809の出力がロード端子Lに入力
されている。
【0046】ところで、ANDゲート3には、オフセッ
ト検出信号OFSOKの他に、後方保護カウンタ504
のキャリー信号CG、信号SYNCを入力するORゲー
ト20の出力、さらには、サブ同期検出回路6における
後方保護カウンタ604のキャリー信号CG−Sの反転
信号とブロックカウンタ601のキャリー信号CL−S
とを入力するNANDゲート21の出力とが入力されて
いる。ORゲート20には、信号SYNCの反転信号と
同期カウンタ805のキャリー信号BLK−ENDの反
転信号を入力するANDゲート22の出力が入力されて
いる。
【0047】一方、ANDゲート4には、オフセット検
出信号OFSOKの他に、後方保護カウンタ504のキ
ャリー信号CGの反転信号、ORゲート20の出力、ブ
ロックカウンタ501のキャリー信号CLの反転信号、
サブ同期検出回路6における後方保護カウンタ604の
キャリー信号CG−Sが入力されている。また、メイン
同期検出回路5からの検出回数Mnとサブ同期検出回路
6からの検出回数Snとを、ブロックカウンタ501の
出力MSにより選択するマルチプレクサ23と、メイン
同期検出回路5のDフリップフロップ515からの一致
信号JKーMとサブ同期検出回路6のDフリップフロッ
プ615からの一致信号JKーSとを、JKフリップフ
ロップ514の出力SYNC−Mにより選択するマルチ
プレクサ24が設けられている。
【0048】次に、この具体回路の動作を図7を参照し
ながら説明する。まず、同期が確立していない状態で
は、信号SYNCは1レベルであるので、ORゲート2
0の出力は1レベルとなる。また、いずれの同期検出回
路も動作していないときは、後方保護カウンタ504の
キャリー信号CGが1レベルになっているので、AND
ゲート4は閉じて入力信号の印加が禁止される。更に、
この状態では、NANDゲート21の出力も1レベルと
なるので、ANDゲート3が開く。
【0049】ここで、オフセット検出回路2で、図7ウ
に示すようにオフセットAが検出され、オフセット検出
信号OFSOKが出力されると、この信号がメイン同期
検出回路5に入力され、図7オに示すように、ゲート信
号GATEに同期して内部のブロックカウンタ501が
リセットされてその内容は「0」となる。又、マルチプ
レクサ507は、信号SYNCに応じて同期が確立して
いないときは「3」を、そして、同期が確立していると
きは「5」を選択するので、後方保護カウンタ504に
オフセット検出信号OFSOKが入力されると、この場
合、図7カに示すように「3」がロードされる。一方、
デコーダ509は、信号SYNCに応じて同期が確立し
ていないときは「−3」を、同期が確立しているときは
「−5」を出力するので、この場合、加算回路508で
は「3−3」演算により後方保護期間のオフセット検出
回数Mnとして「0」が出力され、オフセット予測回路
511に入力される。このオフセット予測回路511に
は、検出オフセットの種類がDフリップフロップ510
を介して入力され、この種類と回数Mnに基づいて次に
検出すべきオフセットが予測される。ここでは、最初に
オフセットAが検出されたので、オフセット予測回路5
11からはオフセットBが出力される。
【0050】ブロックカウンタ501は、データ入力に
同期するゲ−ト信号GATEをカウントして、その内容
BLCTR−Mが図7オの如く順次インクリメントされ
ていき25になると、キャリー信号CLを1レベルとす
る。このとき、オフセット検出回路2で検出されるオフ
セットOFFSETがBであれば、一致回路512から
1レベルの一致信号が出力され、次にゲート信号が1レ
ベルになったときにANDゲート513を介してこの一
致信号がJKフリップフロップ514に入力され、その
出力SYNC−Mは1レベルとなる。
【0051】しかしながら、図7の場合、ブロックカウ
ンタ501が25になったときオフセットは検出されな
いので、次のゲート信号の立ち下がりで、ブロックカウ
ンタ501はキャリー信号CLによりリセットされ、後
方保護カウンタ504はインクリメントされてその内容
BGCTR−Mは4となる。このため、オフセット予測
回路511の出力もCに変化する。この例での後方保護
条件は、5回中2回なので、後方保護カウンタ504が
7に達するまでに1度でも正しい順序で正しいオフセッ
トを検出すれば同期が確立するが、図7ウにおいては、
さらにカウントが進み再びブロックカウンタ501が2
5になったときにもオフセットは検出されない。
【0052】ところで、メイン同期回路5が動作してい
るときは、後方保護カウンタ504のキャリー信号CG
は0レベルであり、また、ブロックカウンタ501の内
容が25でないときはそのキャリー信号CLも0レベル
である。更に、サブ同期検出回路6が動作していないと
きはサブ後方保護カウンタ604のキャリー信号CG−
Sは1レベルとなる。従って、この状態では、ANDゲ
ート4は開き、図7ウに示すように最初のオフセットA
の検出後に、異なるタイミングでオフセットCが検出さ
れると、この検出信号OFSOKはANDゲート4を介
してサブ同期検出回路6に入力され、この検出回路も動
作を開始する。
【0053】サブ同期検出回路6は、図7ケ,コ,サに
示すように、内部のブロックカウンタ601,後方保護
カウンタ604,オフセット予測回路611が、メイン
同期検出回路5と全く同様に動作する。そして、ブロッ
クカウンタ601の内容BLCTR−Sが最初に25に
なったときにはオフセットは検出されないが、後方保護
カウンタ604が4になった後に再びブロックカウンタ
601が25になると、オフセットEが検出され、予測
結果と一致するため、図7シの如く1レベルの一致信号
が一致回路612から出力され、ANDゲート613を
介してJKフリップフロップ614に出力される。よっ
て、図7スに示すように、その出力信号SYNC−Sが
1レベルとなり、ORゲート7を介してタイミング発生
回路8に入力される。
【0054】タイミング発生回路では、図7セの如く1
レベルの信号がインバータ801で反転されて0レベル
の信号SYNCが生成され、この信号がDフリップフロ
ップ802で遅延されると共に、その反転信号がAND
ゲート804,806に入力される。ANDゲート80
4には、Dフリップフロップ802の遅延信号が他端に
入力されているので、このゲートからは信号SYNCの
0レベルへの立ち下がりに同期してパルスが出力され、
このパルスによって同期カウンタ805はリセットされ
る。以下、ゲート信号を26カウントする毎にキャリー
信号BLK−ENDが発生し、この信号によりカウンタ
はリセットされる。又、アドレスカウンタ808は、キ
ャリー信号BLK−ENDを入力する毎にそのカウント
値をインクリメントさせて行く。
【0055】以上のようにして、入力データに同期した
タイミングを発生できるようになる。ところで、図1に
示した誤り訂正回路10及び読み出し書き込み制御回路
12への制御信号MS,SSとしては、各々、ブロック
カウンタ501,601の出力を、制御信号Gとしては
キャリー信号BLK−ENDを用いている。また、メモ
リ11へのアドレスとしては、後方保護期間中はマルチ
プレクサ23の出力であるMn及びSnを、同期確立後
はアドレスカウンタ808の出力を用いている。更に、
メモリ11からのデータの読み出し時には、後方保護期
間において幾つのデータをメモリに記憶したかを知る必
要があるが、この数は、後方保護期間におけるオフセッ
ト検出回数Mn,Snと等しいので、マルチプレサ24
でこれらの回数の選択してこれを読み出し書き込み制御
回路12に出力するようにしている。
【0056】次に、同期確立後の動作について説明す
る。同期が確立すると、信号SYNCの反転信号は1レ
ベルになり、同期タイミング以外でキャリー信号BLK
−ENDが1レベルとなるので、この状態では、AND
ゲート22は1レベルを出力し、ORゲート20の出力
も1レベルとなる。従って、確立された同期タイミング
と異なるタイミングでオフセットが検出されたときに
は、ANDゲート3,4を通してオフセット検出信号O
FSOKが同期検出回路5,6に入力されることとな
り、同期検出回路は上述した場合と同様の動作を開始す
る。但し、信号SYNCが0レベルになっているので、
マルチプレクサ507では所定値5が選択され、この値
が後方保護カウンタ504,604にロードされる。つ
まり、後方保護の検出回数は最大3回となり、そのうち
2回正しいオフセットを検出したときのみ同期を確立す
るようにしており、同期が確立されていないときと比
べ、後方保護条件が厳しくなっている。これによって、
より確かな同期のときだけ同期タイミングを切り替える
ようにしている。この場合、初期値が5になることに合
わせて、デコーダ509からは−5が出力されるよう切
り替えが行われる。
【0057】また、タイミング発生回路8では、同期が
確立して信号SYNCがLレベルになっても、マルチプ
レクサ809の切換を制御する遅延SYNC信号はHレ
ベルを維持しているので、ANDゲート804の出力が
選択されて、この信号により同期カウンタに所定値がロ
ードされ、以降、同期カウンタ805はこのタイミング
に同期したタイミング信号を出力する。遅延回路811
の遅延時間は、同期検出回路での後方保護期間とほぼ等
しい時間に設定されているので、同期確立前に動作を開
始した他方の同期検出回路で後方保護条件が満たされて
も、その同期検出出力に基づき所定値がロードされるこ
とはない。しかしながら、遅延時間が経過した後は、マ
ルチプレクサ809でORゲート810の出力が選択さ
れるようになるので、同期確立後に上述した厳しい後方
保護条件が満たされると、そのとき出力される信号JK
−MもしくはJK−Sがマルチプレクサ809を介して
同期カウンタ805に入力され、この信号に基づき所定
値のロードが行われる。つまり、同期タイミングの切換
が実行されることとなる。
【0058】尚、同期確立後に同期検出回路を動作させ
ないときは、ANDゲート804の出力を直接同期カウ
ンタ805のロード端子に入力すればよい。ところで、
前方保護回路25は、同期確立状態においてオフセット
が所定回数連続して検出されないときがあるか否か判定
する回路であって、このような状態が発生したときは同
期を外すために、JKフリップフロップ514,614
をリセットするようにしている。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、後方保護期間中のデー
タを順次データメモリに格納し、同期が確立した後に正
しい同期タイミングに対応するメモリ領域からデータを
読み出すことにしたので、後方保護中の正しいタイミン
グでの有効データをデータ処理することが可能となる。
また、データメモリへ格納するデータとして、誤り訂正
後のデータを記憶するようにしたので、データ処理の高
速化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】実施例のおける同期確立前の同期検出動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図3】実施例のおける同期確立後の同期検出動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図4】実施例におけるデータメモリ構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】実施例における同期検出回路の具体回路図であ
る。
【図6】実施例におけるタイミング発生回路の具体回路
図である。
【図7】具体回路の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 データバッファ 2 オフセット検出回路 3,4 ANDゲート 5,6 同期検出回路 7,9 ORゲート 8 タイミング発生回路 10 誤り訂正回路 11 データメモリ 12 読み出し書き込み制御回路 20,502 ORゲート 22,503,505,506,513 ANDゲート 23,24,507 マルチプレクサ 25 前方保護回路 501 ブロックカウンタ 504 後方保護カウンタ 508 加算器 509 デコーダ 511 オフセット予測回路 512 一致回路 514,614 JKフリップフロップ 805 同期カウンタ 808 アドレスカウンタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−46046(JP,A) 特開 平4−323928(JP,A) 特開 平4−287442(JP,A) 特開 平5−207006(JP,A) 特開 平5−260036(JP,A) 特開 平5−235925(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた同期パターンが付加され
    た信号を受信し、該同期パターンの周期性を検出して受
    信システムの同期を確立する同期再生回路において、前
    記同期パターンを検出する同期パターン検出回路と、該
    同期パターン検出回路の検出出力によりトリガされ、
    定数のブロック中に正しいタイミングで前記同期パター
    ンを所定回数検出して同期を確立する同期検出回路と、
    正しいタイミングでの同期パターンが検出されることに
    より書き込み動作が開始され、その時点より受信データ
    をブロック毎に順次記憶するデータメモリとを備え、前
    記同期検出回路によって同期が確立されたことを検出し
    た後、書き込み開始時点から後方保護条件を満たす同期
    パターンを検出するまでの期間中のデータを前記データ
    メモリから読み出すことを特徴とする同期再生回路。
  2. 【請求項2】 前記後方保護期間において同期が確立し
    なかった場合、前記データメモリに格納されているデー
    タは、前記同期検出回路における次の後方保護期間中の
    受信データにより上書きされ削除されることを特徴とす
    る請求項1記載の同期再生回路。
  3. 【請求項3】 前記同期検出回路は、互いに異なるタイ
    ミングの前記同期パターン検出出力により動作する複数
    の同期検出回路により構成され、該複数の同期検出回路
    における後方保護期間中の受信データをブロック毎に、
    各々、前記データメモリの別々のメモリ領域に格納する
    ことを特徴とする請求項1記載の同期再生回路。
  4. 【請求項4】 前記同期再生回路は、前記複数の同期検
    出回路のうち同期の確立を検出した同期検出回路に対応
    する前記メモリ領域を選択してデータを読み出すことを
    特徴とする請求項3記載の同期再生回路。
  5. 【請求項5】 前記同期再生回路は、更に、受信データ
    に誤り訂正処理を施す誤り訂正回路を備え、前記データ
    メモリは誤り訂正後のデータを前記データメモリに格納
    することを特徴とする請求項1乃至4記載の同期再生回
    路。
  6. 【請求項6】 前記同期検出回路は、前記同期パターン
    検出出力に基づいて後方保護期間における同期パターン
    検出回数をカウントするカウンタを有し、該同期パター
    ン検出回数をアドレスとして前記データメモリへのデー
    タ書き込みを行うことを特徴とする請求項1乃至5記載
    の同期再生回路。
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