JPH06164572A - フレーム同期回路およびフレーム同期方法 - Google Patents

フレーム同期回路およびフレーム同期方法

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Publication number
JPH06164572A
JPH06164572A JP4317198A JP31719892A JPH06164572A JP H06164572 A JPH06164572 A JP H06164572A JP 4317198 A JP4317198 A JP 4317198A JP 31719892 A JP31719892 A JP 31719892A JP H06164572 A JPH06164572 A JP H06164572A
Authority
JP
Japan
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frame
synchronization
main
sub
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4317198A
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English (en)
Inventor
Jun Takehara
潤 竹原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4317198A priority Critical patent/JPH06164572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はフレーム同期が誤同期となっても、短
時間で正しい同期に復帰することができるようにするこ
とを目的とする。 【構成】主及び副同期系手段4,5 を設け同期信号検出出
力に同期して主同期系手段では1フレーム相当期間単位
で主フレームパルスを発生しフレーム同期をとり副同期
系手段ではそれより所定値分遅れるタイミングでフレー
ム同期をとり各同期系手段では夫々のフレーム同期タイ
ミングで受信データに対するCRC 演算を行い誤りがあれ
ばエラー信号を発生させエラー比較手段20にてこれらエ
ラー信号を比較し主同期系手段からのみエラー信号があ
るときまたは主及び副同期系手段両系統からのエラー信
号がある場合での主同期系手段のエラー信号比率の多い
ときは副同期系手段の同期タイミングで再指令信号を発
生させ主同期系手段の同期を該再指令信号のタイミング
に修正する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ伝送装置の誤同期
防止と同期復帰時間の迅速化を図ったフレーム同期回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータをフレーム伝送するに
あたり、正常にデータを授受するためにはフレーム同期
をとる必要がある。従来この種のデータ伝送装置は、デ
ータフレーム中に主データの他、フレーム同期パターン
等を付加してあり、伝送されてくるデータフレーム中に
含まれるフレーム同期パターンを検出してフレーム同期
を確立し、この同期のもとに主データを抽出していた。
【0003】ところで、従来のシステムにおけるこのフ
レーム同期をとるためのフレーム同期回路は図3に示す
如く構成されていた。すなわち、図3において、1は同
期パターン検出回路、6は同期保護回路、7はフレーム
カウンタ回路であって、前記同期パターン検出回路1は
伝送路より受信した受信データ2より同期パターンを検
出するためのものであり、フレーム同期パターンを検出
すると、フレーム同期パターン検出パルス3を発生する
ものである。
【0004】このような構成の従来装置は、伝送路より
受信した受信データ2を同期パターン検出回路1に入力
することにより、同期パターン検出回路1は受信データ
2より同期パターンと同一のパターンを検出し、同期パ
ターンと同一のパターンを検出する毎にフレーム同期パ
ターン検出パルス3を発生する。
【0005】このフレーム同期パターン検出パルス3は
同期保護回路6aに与えられ、同期保護回路6aはこのフレ
ーム動機パターン検出パルス3を受けるとフレームカウ
ンタロードパルス23a を発生して、プリセット指令(ロ
ード指令)としてフレームカウンタ回路7aに与える。
【0006】フレームカウンタロードパルス23a を受け
ると、フレームカウンタ回路7aは所定値(フレーム構成
ビット数対応の値)がプリセット(ロード)される。そ
して、主フレームの伝送ビットレート対応のタイミング
でこのプリセット値よりダウンカウント(もしくは、零
よりアップカウント)を行い、所定値に達すると、すな
わち、零(もしくはプリセット値)に達するとフレーム
パルス12a を発生して同期保護回路6aに与える。
【0007】同期保護回路6aは、このフレームパルス12
a を受ける毎に、そのタイミングでフレーム同期パター
ン検出パルス3を受ければ同期状態にあるものとし、同
期状態信号8aの出力を継続して、フレーム同期状態にあ
ることをシステムに知らせる。
【0008】このように、図3の回路はフレーム同期パ
ターンと同パターンを検出して、伝送フレームの同期を
とり、1伝送フレームの周期でこのフレーム同期パター
ンと同パターンが所定回数検出された段階で同期状態信
号8aを出力し、フレーム同期確立を知らせると共に、フ
レームパルス12a の出力タイミングで受信側のフレーム
同期を行うようにしていた。(後方保護)
【0009】一方、同期外れが生じると、フレームパル
ス12a を受けるタイミングにおいてフレーム同期パター
ン検出パルス3を受けなくなるが、伝送路の符号誤り等
による瞬間的に同期信号が変化する場合等を考慮し、所
定回数連続してフレームパルス12a を受けるタイミング
においてフレーム同期パターン検出パルス3を受けなか
ったときは、同期状態信号8aの出力を停止し、ハンティ
ングに入る。(前方保護)
【0010】すなわち、同期保護回路6aはフレーム同期
パターン検出パルス3を常時検索する。このフレーム同
期パターン検出パルス3を常時検索する動作をハンティ
ングと云うが、このハンティングはデータの動作クロッ
ク1ビット毎にフレーム同期パターン検出パルス3が発
生したか否かを調べることで行う。
【0011】そして、最初のフレーム同期パターン検出
パルス3を検出したとき、同期保護回路6aはフレームカ
ウンタロードパルス23a を発生させ、フレームカウンタ
回路7aに伝送フレーム1フレーム分対応のプリセット値
をロードさせ、ハンティング状態を終了する。正しいフ
レーム同期位相であれば、フレームカウンタ回路7aから
出力されるフレームパルス12a の位置(すなわち、発生
タイミング)に次のフレーム同期検出パルスが現われる
ことになるが、もしフレーム同期検出パルスがなければ
(主データにフレーム同期パターンと同じパターンが現
われてそれを検出し、保護に入った場合など)、再度ハ
ンティングに移行する。
【0012】ハンティングにより最初のフレーム同期パ
ターン検出パルス3を検出すると、再びこの時点で同期
保護回路6aはフレームカウンタロードパルス23a を発生
させ、フレームカウンタ回路7aに伝送フレーム1フレー
ム分対応のプリセット値をロードさせる。
【0013】正しいフレーム同期位相であれば、フレー
ムカウンタ回路7aからのフレームパルス12a の位置で、
フレーム同期パターン検出パルス3が検出されるので、
このような状態が所定フレーム数に亙り、続けば同期確
立として同期状態信号8aの出力を開始し、これによりフ
レーム同期状態になったことをシステムに知らせ、ま
た、前述の同期状態時の動作に入る。
【0014】正しいフレーム同期位相であれば、フレー
ムカウンタから出力されるフレームパルス位置に次のフ
レーム同期検出パルスが現われることになるが、もし、
所定回数連続してフレーム同期検出パルスがなければ、
再度ハンティングに移行する。
【0015】ここで、同期外れが生じた際に、上記の従
来回路では図5に示す如く、フレーム同期パターンF と
同一のパターンのデータD が伝送データ中に周期的に繰
り返して、あるいは連続して含まれていると、このデー
タD をフレーム同期パターンF と見做し(見誤り)、デ
ータD の発生タイミングで同期をとるように動作してし
まい、誤同期を確立して復帰しなくなると云ったことが
起こり得る。この場合、誤同期であるから、この同期タ
イミングでフレーム同期をとることで得た受信データは
全くの誤りとなってしまい、不都合である。
【0016】そこで、この不具合を解決すべく、CRC
による符号誤りの情報を利用する回路構成をとることが
考えられるが、このCRCによる符号誤りの情報を利用
すると、今度は同期確立に要する時間が長くなると云う
問題が生じる。
【0017】ここでCRCとはCyclic Redundancy Chec
k すなわち、周期冗長検査のことであり、巡回符号を用
いた誤り検出および訂正方式(サイクルチェック方式)
のことである。CRCによる符号誤り検出は、生成多項
式G(x) で割り切れるようにコードを作成して、コード
の読出しや受信にあたってG(x) を割り切れるか否かを
チェックすることにより、誤りを検査すると云った方式
である。
【0018】これは例えば、送信側では(n-k) ビットの
情報の多項式P(x) をk 次の多項式G(x) で割り算する
ことにより、生じたk ビットのあまり多項式R(x) を、
チェックビットとして情報ビットに付加し、n ビットの
コードF(x) (=xk P(x)+R(x) )を求めて、これ
をCRCの符号誤り検出コードとして伝送する。受信側
では伝送路中での誤りE(x) が加わるので、受信コード
H(x) (=F(x) +E(x) )をG(x) で割り算し、その
結果、余りが無ければ“誤りなし”とし、余りがあれば
“誤りあり”とする。
【0019】このような処理を行うCRC演算回路10a
を用いて、図3の回路を更に改良し、図4のような構成
とすると、CRCによる誤同期防止制御を行うことがで
きる。すなわち、送信側において、CRCチェックコー
ドにより送出データを演算し、その演算結果を送信デー
タに付加して送出し、受信側回路にも図4に示すように
CRC演算回路10a を設けて、受信側においても受信デ
ータを送信時と同一の演算処理を行って、その演算結果
を受信データに付加されてきた結果と比較してデータに
誤りがあるか否かを検出する。
【0020】ただし、誤同期によってCRCチェックに
エラーが生じたのか、伝送路の劣化によりエラーが生じ
たのかはわからないので、何フレーム分かにわたり、連
続してエラーが生じた場合にのみ、エラー検出出力25を
1フレーム相当の期間、CRC演算回路10a が発生し、
同期保護回路6bに与えるようにする。
【0021】また、フレームカウンタ回路7bは、フレー
ムカウンタロードパルス23を得るとCRC演算開始パル
ス9aを出力するように構成してあり、CRC演算回路10
a はこのCRC演算開始パルス9aと同期状態信号8aとを
受けると、その時点から1フレーム分にわたりCRC演
算を行い、このようなCRC演算の結果、エラーが複数
フレームに亙って生じる場合にエラー検出出力25を出力
する。このエラー検出出力25は同期保護回路6bに与えら
れる。
【0022】同期保護回路6bは図3で説明した同期保護
回路6aの持つ機能の他に、エラー検出出力25が消滅した
時点ハンティング状態とし、同期状態信号8aの出力を打
ち切ると同時にこの時点からフレーム同期パターン検出
回路1の出力であるフレーム同期パターン検出パルス3
を受けると、フレームカウンタロードパルス23を発生す
ると云った機能を持たせてある。
【0023】すなわち、同期保護回路6bはこのエラー検
出出力25が消滅した時点でリセット状態とし、同期状態
信号8aの出力を打ち切ると同時にこの時点からフレーム
同期パターン検出回路1の出力であるフレーム同期パタ
ーン検出パルス3を受けると、フレームカウンタロード
パルス23を発生してこれをプリセット指令としてフレー
ムカウンタ回路7aに与え、フレームカウンタ回路7aを所
定値(フレーム構成ビット数対応の値)にプリセットさ
せ、主フレームの伝送ビットレート対応のタイミングで
このプリセット値よりダウンカウントを行い、零に達す
ると(あるいは、零よりカウントを行い、プリセット値
に達すると)、フレームパルス12a を発生して同期保護
回路6bに与える。
【0024】同期保護回路6bはこのフレームパルス12a
を受けたタイミングでフレーム同期パターン検出パルス
3を受けると云う状況が所定数連続した段階で同期確立
と判断して同期状態信号8a(図6の例ではレベル
“H”)を出力し、これによりフレーム同期状態になっ
たことをシステムに知らせる。
【0025】また、フレームカウンタ回路7aは、フレー
ムカウンタロードパルス23の入力タイミングでCRC演
算開始パルス9aを発生するようにしてあり、CRC演算
回路10a は同期状態信号8aがない状態(図6の例ではレ
ベル“H”の状態)のとき、このCRC演算開始パルス
9aに同期してこのタイミングから所定ビット分の受信デ
ータ2(1フレーム分のデータ)のCRC演算を行う。
【0026】このような構成とした場合、今、同期外れ
が生じてハンティング状にあるものとし、このとき図6
に示す如く、フレーム同期パターンF と同一のパターン
のデータD が伝送データ中に連続して含まれていると、
このデータD をフレーム同期パターンF と見做し(見誤
り)、データD の発生タイミングで同期をとるように動
作してしまうことがある。
【0027】そして、同期状態信号8aが発生するとCR
C演算回路10a はフレームカウンタ回路7aがフレームカ
ウンタロードパルス23a の入力タイミングで発生するC
RC演算開始パルス9aに同期してこのタイミングから所
定ビット分の受信データ2についてCRC演算を行うこ
とから、このようにフレーム同期パターンと同一パター
ンの他のデータを、フレーム同期パターンと誤認する
と、誤ったフレーム位相で同期を確立していることか
ら、CRCの結果は常に“誤りあり”となる。これによ
り、誤同期を検出できる。
【0028】そして、CRCの結果が“誤りあり”とな
る回数を監視して、これが所定値に達した段階で、CR
C演算回路10a は1伝送フレーム期間相当分のエラー検
出出力25を発生し、このエラー検出出力25が消滅した時
点で、同期保護回路6bをリセットすることにより、デー
タD の発生タイミングを外して再び同期確立のための制
御に入ることができる。
【0029】このリセットタイミングは1伝送フレーム
期間相当分の時間経過した時点であるから、誤同期の原
因となったフレーム同期パターンF と同一パターンのデ
ータDの発生タイミング後であり、再同期検索開始後は
データ Dではなく、本来のフレーム同期パターンF に同
期させるように動作させることが可能になる。
【0030】しかしながら、伝送路の品質が悪く、デー
タ誤りの多い回線では正しいフレーム同期が確立してい
ても、CRCの結果は誤るので、誤同期による誤りか、
伝送路による誤りかを判定できるようにし、伝送路の品
質によるエラーに感応しないようにするために、上述し
たようにCRCチェックによるそのエラー発生回数を監
視し、所定回にわたり、連続して検出されたときに誤同
期と判断し、再度同期検索を開始する方式としているた
めに正しい同期確立が成されるまでに要する時間が長く
なる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来にお
いてはこのフレーム同期検出はフレーム同期信号と同一
のデータパターンの検出を行い、当該データパターンが
伝送フレームの周期で数回検出された段階でフレーム同
期が確立されたとして、フレーム同期を開始するように
していた。
【0032】しかし、この場合、フレーム同期パターン
と同一パターンのデータが定期的に伝送されるようなケ
ースでは、フレーム同期パターンと同一パターンのデー
タをフレーム同期パターンと誤認して同期を確立してし
まい、誤同期状態に陥ることがある。
【0033】そこで、CRCを利用し、フレーム同期信
号でないフレーム同期パターンと同一パターンのデータ
に対して同期を確立してしまった場合でもその後にフレ
ーム同期をCRCの誤り検出により誤同期を検出して、
再同期の起動をかけるようにする方式がとられるように
なった。しかし、伝送路の品質が悪く、データ誤りの多
い回線では正しいフレーム同期が確立していても、CR
Cの結果は誤ることもあるので、誤同期による誤りか、
伝送路による誤りかを判定するために、誤りが数フレー
ムに亙り、連続して検出されたときに誤同期と判断し、
再度同期検索を開始する方式とする必要があった。
【0034】そのため、このような従来方式ではCRC
の誤りが連続して所定回、発生するのを確認してから初
めて誤同期と確認することになり、その後に再度、同期
検索を行うようになっているために、誤同期を引き込ん
でから正しい同期が確立されるまでの時間が長くなって
しまうと云う問題があった。
【0035】そこで、この発明の目的とするところは、
誤同期を防止できるとともに、誤同期となってしまった
場合における同期復帰時間を短縮できるようにして正し
い同期の確立を迅速に行い得るフレーム同期回路および
フレーム同期方法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、伝送フレ
ームによりデータ伝送すると共に伝送フレームには所定
パターンのフレーム同期信号と周期冗長検査情報である
CRC情報を付加し、受信側においてCRC情報による
符号誤り検出を行うようにしたフレーム伝送システムに
おいて、受信した伝送フレームからフレーム同期信号を
検出する同期信号検出手段と、同期外れ時、ハンティン
グを行って前記同期信号検出手段の検出出力にてフレー
ム計数信号を発生し、ハンティング後は主フレームパル
スと前記同期信号検出手段の検出出力のタイミングによ
り同期検出を行い、所定期間同期状態が検出されると主
同期状態信号を発生すると共に、主フレーム計数信号を
発生した後は主フレームパルスを受けるまでは前記検出
出力に応動しない主保護手段と、前記フレーム計数信号
を受けるかまたはエラー時再指令信号を受けると主CR
C演算指令を発生すると共に、この時点より1フレーム
相当の期間経過時に前記主フレームパルスを発生する主
フレーム期間管理手段と、前記主同期状態信号と主CR
C演算指令とを受けると受信フレームの周期冗長検査の
演算を実施し、誤りがあるときは第1のエラー信号を出
力する主CRC演算手段と、前記主保護手段の同期外れ
時、ハンティングを行って前記同期信号検出手段の検出
出力にて副フレーム計数信号を発生し、ハンティング後
は副フレームパルスと前記同期信号検出手段の検出出力
のタイミングにより同期検出を行い、所定期間、同期状
態が検出されると副同期状態信号を発生すると共に、副
フレーム計数信号を発生した後は副フレームパルスを受
けるまで前記検出出力に応動しない副保護手段と、前記
副保護手段のハンティング時では前記主フレームパルス
発生の後に、また、前記ハンティング時以外では前記副
フレーム計数信号を受けると副CRC演算指令を発生す
ると共に、その後、1フレーム相当の期間経過時に前記
副フレームパルスを発生する副フレーム期間管理手段
と、前記主同期状態信号とCRC演算指令とを受けると
その時点での受信フレームの周期冗長検査の演算を実施
し、誤りがあるときは第2のエラー信号を出力する副C
RC演算手段と、少なくとも前記主および副CRC演算
手段のいずれか一方よりエラー信号出力があるときは複
数フレーム期間に亙り、前記主および副CRC演算手段
のエラー信号出力を比較すると共に前記主CRC演算手
段のエラー信号出力のみ、もしくは主CRC演算手段の
エラー信号出力の方が副CRC演算手段のエラー信号出
力より発生回数が多いとき、副フレームパルスの発生タ
イミングで前記エラー時再指令信号を発生するエラー比
較手段とを具備し、前記主フレームパルスにより受信フ
レームの同期をとる構成とする。
【0037】また、第2には伝送フレームによりデータ
伝送すると共に伝送フレームには所定パターンのフレー
ム同期信号と周期冗長検査情報であるCRC情報を付加
し、受信側においてCRC情報による符号誤り検出を行
うようにしたフレーム伝送システムにおいて、主および
副同期系を設け、同期信号検出出力に同期して主同期系
では1フレーム相当の期間単位で主フレームパルスを発
生してフレーム同期をとり、この主フレームパルスを受
信同期用のパルスとするようにし、また、副同期系では
主同期系より遅れたタイミングで前記同期信号検出出力
に同期させて1フレーム相当の期間単位でフレーム同期
をとり、主副同期系ではそれぞれのフレーム同期タイミ
ングで受信データに対する周期冗長検査演算を行い、誤
りがあればエラー信号を発生させると共に、エラー比較
を行って、主同期系のみエラー信号があるとき、もしく
は両系統のエラー信号がある場合における主同期系のエ
ラー信号比率の多いときは副同期系の同期タイミングで
主同期系の同期のタイミングを修正することを特徴とす
る。
【0038】
【作用】このような構成において、伝送フレームにより
データ伝送すると共に伝送フレームには所定パターンの
フレーム同期信号とCRC情報を付加し、受信側におい
てCRCによる符号誤り検出を行うようにした伝送フレ
ーム伝送システムにおけるフレーム同期をとるにあた
り、同期信号検出手段は受信した伝送フレームからフレ
ーム同期信号を検出する毎に同期信号検出出力を発生す
る。同期外れ時、主および副保護手段はハンティングを
行い、このハンティングでは前記同期信号検出出力を受
けると主同期系の主保護手段はフレーム計数信号を発生
し、ハンティングを終了する。
【0039】これにより、主同期系の主フレーム期間管
理手段はこの時点で主CRC演算指令を、また、これよ
り1フレーム相当の期間経過時に前記主フレームパルス
を発生するので、この主フレームパルスにより主保護手
段は同期信号検出出力を受けると再びフレーム計数信号
を発生するようになる。主保護手段は上記ハンティング
が済むと主フレームパルスと同期信号検出出力をもとに
同期状態を検出し、所定期間同期状態が続けば主同期状
態信号を発生する。一方、主同期系の主CRC演算手段
は、主CRC演算指令を受ける毎に受信データのCRC
演算を行い、データチェックする。
【0040】同様に副同期系の副保護手段は主保護手段
の同期外れによりハンティングに入り、同期信号検出出
力を受けるとフレーム計数信号を発生し、ハンティング
を終了する。副フレーム計数信号を受けた副同期系の副
フレーム期間管理手段は、前記ハンティング時では主同
期系のフレーム同期時点より所定タイミング遅れて副C
RC演算指令を発生すると共に、これより1フレーム相
当の期間を計数し、前記副フレームパルスを発生し、ま
た、前記ハンティング時以外では副フレーム計数信号を
受けた時点で副CRC演算指令を発生すると共にこれよ
り1フレーム相当の期間を計数し、前記副フレームパル
スを発生するので、この副フレームパルスにより副保護
手段は応動禁止状態が解かれ、同期信号検出出力を受け
ると再びフレーム計数信号を発生するようになる。
【0041】副保護手段はこのようにして副フレームパ
ルスと同期信号検出出力とに基づき、同期状態を検出
し、所定期間同期状態が検出されれば副同期状態信号を
発生し、また、副同期系の副CRC演算手段は、副CR
C演算指令を受ける毎に受信データのCRC演算を行
い、データチェックする。副同期系のとる同期タイミン
グは主同期系に対して、検出される同期パターン1つ
分、後のものであるので、伝送フレームにフレーム同期
パターンと同一パターンのデータがあった場合、主副両
同期系の同期タイミングは、異なることになり、しか
も、本来の同期パターンでない場合はCRC演算により
チェックすることができる。
【0042】そして、主副両CRC演算手段の演算の結
果、誤同期となっている系統ではエラー信号を出すの
で、エラー比較手段により主副両CRC演算手段の出力
を監視し、主同期系のみエラー信号があるとき、また
は、主副両同期系よりそれぞれエラー信号がある場合に
おいて主同期系のエラー信号の数が副同期系のエラー信
号の数より多いときは前記副フレーム期間管理手段の出
力する副フレームパルスに同期してエラー時再指令信号
を発生し、これにより、前記主フレーム期間管理手段は
その時点にフレーム同期のタイミング開始時点を変更し
て、これより、1フレーム期間、同期信号検出手段の検
出出力に対する応動禁止状態にする。そのため、主同期
系は同期タイミングが1つずれることになる。
【0043】このように主および副同期系を設け、ハン
ティング時には同期信号検出出力に同期して主同期系で
は1フレーム相当の期間単位で主フレームパルスを発生
してフレーム同期をとり、また、副同期系では同期信号
検出出力2パルス目に同期して以後、1フレーム相当の
期間単位でフレーム同期をとり、主副同期系ではそれぞ
れのフレーム同期タイミングで受信データに対するCR
C演算を行い、誤りがあればエラー信号を発生させ、エ
ラー比較手段により、これらのエラー信号を比較し、主
同期系のみエラー信号があるとき、もしくは両系統のエ
ラー信号がある場合における主同期系のエラー信号比率
の多いときは副同期系の同期タイミングでエラー時再指
令信号を発生させ、主同期系の同期をこのエラー時再指
令信号のタイミングに修正するようにしたことにより、
副同期系と主同期系が異なるフレーム位相となったとき
にこれを直ちに修正でき、誤同期状態に固定されること
がなくなり、しかも、誤同期してから正しい同期に復帰
するまでの時間を短縮できると共に、誤同期の間のデー
タの誤りを最小限に抑えることができる。
【0044】本発明では、主同期系にて確立されたフレ
ーム同期位相の他に、フレーム同期パターンがないか否
かを副同期系にて検索させ、両同期系のフレーム同期位
相が同じ場合はそのまま同期確立状態とし、フレーム位
相が異なる場合、両CRC演算回路の誤り数を比較し、
副同期系のCRC演算において、誤りがある一定連続回
数検出されないとき、副同期系のフレーム位相が正し
く、主同期系は誤同期あると判断して、主同期系のフレ
ーム位相を副同期系の位相に合致させるようにしている
ので、誤同期を確実に防止でき、また、誤同期から正同
期への移行時間も短縮できる。
【0045】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロッ
ク図であって、1はフレーム同期パターン検出回路、2
は受信データ、3はフレーム同期パターン検出パルス、
4は主同期回路部、5は副同期回路部、6は主同期保護
回路、7は主フレームカウンタ回路、8は主同期状態信
号、9は主CRC演算開始パルス、10は主CRC演算回
路、11は主エラーパルス、12は主フレームパルス、13は
副フレームカウンタ回路、14は副同期保護回路、15は副
同期状態信号、16は副CRC演算開始パルス、17は副C
RC演算回路、18は副エラーパルス、19は副フレームパ
ルス、20はエラー比較回路、21は誤同期状態信号、22は
誤同期時主フレームカウンタロードパルス、23は主フレ
ームカウンタロードパルス、25はゲートである。
【0046】これらのうち、上記同期パターン検出回路
1は伝送路より受信した受信データ2から同期パターン
を検出するためのものであって、フレーム同期パターン
を検出すると、フレーム同期パターン検出パルス3を発
生するものである。
【0047】また、主同期保護回路6は同期が確立され
ていない段階ではハンティングを行い、フレーム同期パ
ターン検出パルス3を受けると主フレームカウンタロー
ドパルス23を発生すると共に、主フレームパルス12を受
けるまではその後のフレーム同期パターン検出パルス3
には応動しなくなり、ハンティングによりフレーム同期
パターン検出パルス3を検出するとハンティングを終了
し、その後は主フレームパルス12を受けるタイミングで
主フレームカウンタロードパルス23を発生すると同時
に、フレーム同期パターン検出パルス3を受けるか否か
を調べ、当該タイミングでフレーム同期パターン検出パ
ルス3が検出される状態が所定回続けば同期確立とし
て、主同期状態信号8を発生し(図2の例ではレベル
“L”の状態)、その後は主フレームパルス12を受ける
タイミングでフレーム同期パターン検出パルス3を検知
する状態が所定回以上途切れない状態にある間、主同期
状態信号8を継続して発生するようにし、主フレームパ
ルス12を受けるタイミングでフレーム同期パターン検出
パルス3を検知する状態が所定回以上途切れた場合は、
主同期状態信号8を停止し(図2の例ではレベル“H”
の状態)、ハンティングに入ると云った図3の従来装置
における同期保護回路6aと同様の基本機能を有してい
る。
【0048】また、上記主フレームカウンタ回路7aは主
フレームカウンタロードパルス23を受けると主フレーム
構成ビット数対応の値がプリセットされ、フレームの伝
送ビットレート対応のタイミングでカウント(ダウンカ
ウント)を進め、そのカウント値が所定値(フレーム構
成ビット相当分)に達すると主フレームパルス12を発生
するものである(もちろん、零からアップカウントして
プリセット値に達した時点で主フレームパルス12を発生
する構成としても良い)。また、主フレームカウンタ回
路7aは、主フレームカウンタロードパルス23を受ける
と、該パルス23の入力タイミングで主CRC演算開始パ
ルス9を発生するようにしてあり、主CRC演算回路10
はこの主CRC演算開始パルス9に同期してこのタイミ
ングから所定ビット分の受信データ2のCRC演算を行
うものとする。
【0049】主CRC演算回路10はCRCチェックを利
用しての誤同期防止制御を行うためのもので、送信側に
おいて、CRCチェックコードにより、送出データを演
算し、その演算結果を送信データに付加して送出するも
のとし、受信側においてこの主CRC演算回路10によ
り、受信データを送信時と同一の演算処理を行って、そ
の演算結果を受信データに付加されてきた結果と比較し
てデータに誤りがあるか否かを検出するものである。こ
こでは図4で示した従来例と同様に、主同期状態信号8
が出力されていない状態でCRC演算開始パルス9を受
ける毎に、この時点より所定ビット(例えば、1フレー
ム分)に亙りCRC演算を行い、その演算の結果、エラ
ーが発生したときは所定パルス幅の主エラーパルス11
を出力するものである。
【0050】すなわち、CRCチェックによりデータ誤
りが発見されたときはCRC演算回路10は主エラーパル
ス11を例えば1フレーム相当の期間、発生してエラー比
較回路20に与える。上記6,7a,10は主同期回路部4を
構成する。
【0051】副同期保護回路14は主同期回路部4が同期
外れになるとハンティング動作を開始し(例えば、主同
期状態信号8がなくなったとき(レベル“H”になる
と)、ハンティング動作を開始して)フレーム同期パタ
ーン検出パルス3を受けると主フレームカウンタロード
パルス24を発生すると共に、一旦、ハンティング動作か
ら抜け、副フレームパルス19のタイミングでフレーム同
期パターン検出パルス3を検知できないときは再びハン
ティング状態になり、副フレームパルス19のタイミング
でフレーム同期パターン検出パルス3を検知した回数が
連続して所定回に達した場合は、副同期状態信号15を出
力するものである。
【0052】また、副同期保護回路14は副フレームカウ
ンタロードパルス24を1度出力すると、副フレームカウ
ンタ回路13の出力である副フレームパルス19を受けるま
では、フレーム同期パターン検出パルス3を受けても次
の副フレームカウンタロードパルス24を発生しないよう
に構成してある。
【0053】副同期保護回路14は主同期保護回路6が同
期外れとなったとき(主同期状態信号8が“H”となっ
たとき)、数フレームの期間に亙る前方保護の状態を経
て、同期外れの同様の状態すなわち副同期状態信号15を
“H”とし、ハンティング状態に入り、フレーム同期パ
ターン検出パルス3を受けた時点でハンティグ状態を抜
ける。副フレームカウンタ回路13は副フレームカウンタ
ロードパルス24を受ける毎に副フレーム構成ビット数対
応の値をプリセットし、ハンティング動作時には主フレ
ームパルス12を受けた後に、それ以外では主フレームパ
ルス12と無関係にフレームの伝送ビットレート対応のタ
イミングでカウント(ダウンカウント或いはアップカウ
ント)を進め、そのカウンタの値が所定値(零あるいは
プリセット値)に達すると副フレームパルス19を発生す
ると云った動作をする。
【0054】また、副フレームカウンタ回路13は副フレ
ームカウンタロードパルス24を受ける毎に、該パルス24
の入力タイミングで副CRC演算開始パルス16を発生す
るようにしてあり、副CRC演算回路17はこの副CRC
演算開始パルス16に同期してこのタイミングから所定ビ
ット分の受信データ2のCRC演算を行うものとする。
【0055】副CRC演算回路17はCRCチェックによ
る誤同期防止制御を行うためのもので、副CRC演算開
始パルス16を受けて動作し、受信データ2を送信時と同
一の演算処理を行って、その演算結果を、受信データ2
に付加されてきた結果と比較してデータに誤りがあるか
否かを検出するものである。この検出によりデータ誤り
が発見されたときは副CRC演算回路17は副エラーパル
ス18を所定フレーム数相当の期間、発生してエラー比較
回路20に与える。上記13,14,17は副同期回路部5を構
成する。
【0056】また、エラー比較回路20は主エラーパルス
10および副エラーパルス18を受けると数パルスに亙り、
比較して、主エラーパルス10が連続するか、主エラーパ
ルス10が副エラーパルス18を上回る場合に誤同期状態信
号21を出力すると共に、ゲート25はこの誤同期状態信号
21と副フレームカウンタ回路13の出力する副フレームパ
ルス19とを受けると、誤同期時主フレームカウンタロー
ドパルス22を出力して主フレームカウンタ回路7aに与え
るものである。次にこのような構成の本装置の作用につ
いて説明する。
【0057】フレーム同期パターン検出回路1に受信デ
ータ2を入力することにより、フレーム同期パターン検
出回路1は受信データ2中からフレーム同期パターンを
検出する。そして、フレーム同期パターン検出回路1は
フレーム同期パターンを検出した位置でフレーム同期パ
ターン検出パルス3を出力する。フレーム同期パターン
検出パルス3は、主同期回路部4および副同期回路部5
の主同期保護回路6および副同期保護回路14に入力され
る。
【0058】同期外れ時、主同期保護回路6はハンティ
ング状態になり、このフレーム同期パターン検出パルス
3を受けると、主フレームカウンタロードパルス23を発
生してプリセット指令として主フレームカウンタ回路7a
に与えるので、これを受けると主フレームカウンタ回路
7aは所定値がプリセットされる。尚、主フレームカウン
タロードパルス23は1度出力されると、主フレームパル
ス12を受けるまではフレーム同期パターン検出パルス3
を受けても発生されないように主同期保護回路6は構成
してあるので、この状態でその後にフレーム同期パター
ン検出パルス3を受けても、主同期保護回路6は主フレ
ームカウンタロードパルス23を発生しない。
【0059】主フレームカウンタロードパルス23を受け
て、プリセットされた主フレームカウンタ回路7aは、主
フレームの伝送ビットレート対応のタイミングでこのプ
リセット値よりダウンカウント(或いはアップカウン
ト)を行い、所定値に達すると、すなわち、零(または
プリセット値)に達すると主フレームパルス12および主
CRC演算開始パルス 9を発生して主同期保護回路6に
与える。主同期保護回路6はこの主フレームパルス12を
受けたタイミングでフレーム同期パターン検出パルス3
の有無を調べ、当該検出パルス3が無ければハンティン
グを再開し、上記タイミング時に当該検出パルス3が検
出されれば主フレームカウンタロードパルス23を出力
し、前述した後方監視の状態を続ける。後方監視の期間
において、主同期保護回路6はこの主フレームパルス12
の発生タイミングでのフレーム同期パターン検出パルス
3の出現と云う状況が所定回、続いた段階で主同期状態
信号8を出力し、これによりフレーム同期状態になった
ことをシステムに知らせる。システムでは主フレームパ
ルス12の発生タイミングでフレーム同期を開始し、デー
タの抽出を行う。
【0060】このようにして主同期保護回路6と主フレ
ームカウンタ7aにより同期が確立され、同期状態を示す
主同期状態信号8が出力されると、主フレームパルス12
のタイミングによりフレーム同期を開始するが、これと
同時に、主同期状態信号8を主CRC演算回路10に与え
てCRC演算を開始させる。主CRC演算回路10は主同
期状態信号8を受ける状態において、主CRC演算開始
パルス9が発生する毎に、受信データ2についてのCR
C演算を開始し、その結果、エラー(誤り)が検出され
たときは主エラーパルス11を出力する。
【0061】また、前記主フレームパルス12は副フレー
ムカウンタ13にも入力され、副フレームカウンタ13は同
期外れ時において、この主フレームパルス12の入力タイ
ミングより少なくとも1伝送クロック分、遅れてカウン
トを開始する。
【0062】一方、副同期保護回路14はハンティング状
態において、このフレーム同期パターン検出パルス3を
受けると、このフレーム同期パターン検出パルス3のパ
ルスタイミングで副フレームカウンタロードパルス24を
発生し、これをプリセット指令として副フレームカウン
タ回路13に与えるので、これを受けると、副フレームカ
ウンタ回路13には所定値(1フレーム分の構成ビット数
対応の値)がプリセットされる。尚、副フレームカウン
タロードパルス24は1度出力されると、副フレームカウ
ンタロードパルス24を受けるまではフレーム同期パター
ン検出パルス3を受けても発生されないように副同期保
護回路14は構成してあるので、この状態でその後にフレ
ーム同期パターン検出パルス3を受けても、副同期保護
回路14は副フレームカウンタロードパルス24を発生しな
い。そして、副同期保護回路14はハンティング状態を抜
ける。
【0063】副フレームカウンタロードパルス24を受け
てフレーム構成ビット対応の値がプリセットされた副フ
レームカウンタ回路13は、主フレームパルス12の入力タ
イミングより少なくとも1伝送クロック分、遅れてカウ
ントを開始する。そして、主フレームの伝送ビットレー
ト対応のタイミングでこのプリセット値をダウンカウン
ト(あるいはアップカウント)し、カウンタの値が零
(あるいはプリセット値)に達すると副フレームパルス
19および副CRC演算開始パルス16を発生して副同期保
護回路14と副CRC演算回路17に与える。
【0064】副同期保護回路14はこの副フレームパルス
19を所定数(ここでは3回)受けると副同期状態信号15
(レベル“L”)を出力する。また、副CRC演算回路
17は副同期状態信号14を受ける状態において、副CRC
演算開始パルス16が出力される毎に、受信データ2につ
いてのCRC演算を開始する。その結果、エラー(誤
り)が検出されたときは副CRC演算回路17は副エラー
パルス18を出力する。
【0065】このようにして、副同期回路部5において
は、副フレームカウンタ回路13や副同期保護回路14、副
CRC演算回路17の作用によって、主フレームパルスの
次の位置から3フレームに亙り、パターン検索し、主同
期回路部4にて得られたフレーム位相と異なるフレーム
位相の存在の有無を検索し、また、副同期回路部5の同
期が確立すると、副同期状態信号15が発生し、これは副
CRC演算回路17に与えられると共に、副フレームカウ
ンタ回路13は副同期系の同期タイミングに合わせるかた
ちで1フレーム期間経過毎に副CRC演算開始パルス16
を出力して副CRC演算回路17に与えるので、副同期状
態信号15を受けている間において、この副CRC演算開
始パルス16が与えられる毎に副CRC演算回路17がCR
C演算を行う。そして、エラーが検出されたときは副エ
ラーパルス18を出力する。
【0066】主フレームパルス12と副フレームパルス19
の位相が一致した場合は、フレーム中に同期パターンが
ただ一つであり、正しい同期が確立されたと見做すこと
ができる。従って、主同期状態信号8の発生タイミング
で開始したフレーム同期は正しい同期として使用でき
る。同期が正しくとられている場合は主エラーパルス11
と副エラーパルス18は発生しないので、この両パルス1
1,18を入力とするエラー比較回路20は出力を発生しな
い。
【0067】主フレームパルス12と副フレームパルス19
の位相が一致しなかった場合は、主同期回路部4および
副同期回路部5のいずれかが誤同期であることを示すの
で、エラー比較回路20により、主エラーパルス11と副エ
ラーパルス18とを数パルスに亙り比較する。すなわち、
主エラーパルス11と副エラーパルス18のいずれかが発生
したときは、この両パルス11,18を入力とするエラー比
較回路20は数パルス(3パルス程度)に亙り比較して、
その結果、主エラーパルス11が連続してある場合、また
は、主エラーパルス11と副エラーパルス18の両方がある
が、主エラーパルス11の方が多い場合に、誤同期状態信
号21を出力を発生する。そして、これをゲート25に与え
る。
【0068】ゲート25には副フレームカウンタ回路13の
出力である副フレームパルス19が与えられるので、誤同
期状態信号21発生後、この副フレームパルス19の発生タ
イミングで誤同期時主フレームカウンタロードパルス22
が出力される。
【0069】誤同期時、主フレームカウンタロードパル
ス22が出力されると、これを受けて主フレームカウンタ
回路7aはプリセット値が再ロードされ、これを伝送フレ
ームのビットレートに合わせてダウンカウント(あるい
はアップカウント)する。そして、零(あるいはプリセ
ット値)になったとき、主フレームパルス12を発生させ
る。
【0070】そのため、主フレームカウンタ回路7aから
の主フレームパルス12の発生タイミングがその分ずれる
ことになり、主フレームパルス12が出力されないと、フ
レーム同期パターン検出パルス3を受けても主同期保護
回路6は誤同期時主フレームカウンタロードパルス23を
出力しないこと、そして、誤同期時主フレームカウンタ
ロードパルス22の発生タイミングが、副フレームパルス
19の発生タイミングであることの2点から、今までの副
同期系における同期タイミングに合わせられることにな
る。従って、この後は主同期系は副同期系における同期
タイミングに位相が合わせられて動作することになる。
【0071】一方、副同期回路部5の系統では、ハンテ
ィング状態で得た同期タイミングでフレーム同期をとり
ながら、後方保護の状態を経て同期状態になるので、一
旦、正しい同期状態に引き込まれれば誤同期となること
がない。そして、副同期状態信号15を受けている間にお
いて、この副CRC演算開始パルス16が与えられる毎に
副CRC演算回路17がCRC演算を行うが、正しい同期
状態に引き込まれているので、伝送路劣化等がない限
り、CRCチェックにエラーは生じない。
【0072】このようにした結果、主フレームパルス12
と副フレームパルス19の位相が一致しなかった場合は、
主同期回路部4および副同期回路部5のいずれかが誤同
期であることを示すので、エラー比較回路20により、主
エラーパルス11と副エラーパルス18とを数パルスに亙り
比較し、その比較の結果、主エラーパルス11が検出さ
れ、副エラーパルス18がある一定数、検出されないとき
は、主同期回路部4が誤同期であるので、誤同期状態信
号21を変化させ、誤同期時主フレームカウンタロードパ
ルス22によって主フレームカウンタ7aを再ロードするこ
とにより、主フレームカウンタ7aを副フレームカウンタ
13のフレーム位相に合わせ、これにより、正しいフレー
ム位相とすることができる。また、主エラーパルス11が
ある一定数、検出されず、副エラーパルス18が検出され
るときは、副同期回路部5が誤同期であるので、誤同期
状態信号21は変化させずに、現状のまま、主同期回路部
4を動作させることができる。更にまた、主エラーパル
ス11と副エラーパルス18の両方が検出されるケースは、
一つは正しい同期状態において、伝送路が劣化して符号
誤りが生じている場合であり、もう一方は誤同期により
誤りが生じていると場合が考えられるが、誤同期による
誤りは、ほぼ毎フレーム検出されるが、伝送路の劣化に
よる誤りはそれを越えることはまず無いと云えるので、
主エラーパルス11と副エラーパルス18を数ビット比較
し、エラーの少ない方が正しい同期状態であると判断で
きる。
【0073】このようなものであるから、ひとたび誤同
期を引き込んでも、主同期回路の同期状態を維持したま
ま、直ちに正しいフレーム位相に移行することができ、
しかも、ほぼ確実に誤同期から回避することができる。
【0074】図2は本発明の一実施例の動作を説明する
ためのタイミングチャ−トであり、誤同期を引き込んで
から、正しい同期状態に移行するまでを示している。こ
の図では主系統が誤同期となっている場合における例で
あり、主エラーパルス11を5パルス分比較した段階で不
一致と判断し、誤同期状態信号21を出力し、その後の最
初の副フレームパルス19の発生時点で誤同期時主フレー
ムカウンタロードパルス22を発生し、これにより主フレ
ームカウンタ回路7aをプリセットするので、主フレーム
カウンタ回路7aの主CRC演算開始パルス9の発生がそ
の分、遅れることになり、一方、主CRC演算回路4は
1伝送フレーム期間分が終了した時点で主エラーパルス
11を出力しなくなる。
【0075】そして、主フレームカウンタ回路7aのプリ
セットは、副フレームパルス19の発生時点であり、この
時点より、1フレーム後に副フレームパルス19を出力す
る。そのため、当該副フレームパルス19出力時点で入力
されるフレーム同期パターン検出回路1からのフレーム
同期パターン検出パルス3により主同期回路部4は同期
をとり始めるので正しく同期がとれるようになる。
【0076】以上説明したように、伝送フレームにより
データ伝送すると共に伝送フレームには所定パターンの
フレーム同期信号とCRC(周期冗長検査)情報を付加
し、受信側においてCRCによる符号誤り検出を行うよ
うにしたフレーム伝送システムにおいて、受信した伝送
フレームからフレーム同期信号を検出する同期信号検出
手段(フレーム同期パターン検出回路)と、同期外れ時
にハンティングを行ってこの同期信号検出手段の検出出
力にてフレーム計数信号を発生し、ハンティング後は主
フレームパルスと前期同期信号検出手段の検出出力のタ
イミングにより同期検出を行い、所定期間同期状態が検
出されると主同期状態信号を発生すると共に、主フレー
ム計数信号(主フレームカウンタロードパルス)を発生
した後は主フレームパルスを受けるまでは前記検出出力
に応動しない主保護手段(主同期保護回路)と、前記フ
レーム計数信号を受けるかまたはエラー時再指令信号
(誤同期時主フレームカウンタロードパルス)を受ける
と主CRC演算指令(主CRC演算開始パルス)を発生
すると共に、この時点より1フレーム相当の期間経過時
に前記主フレームパルスを発生する主フレーム期間管理
手段(主フレームカウンタ回路)と、前記主同期状態信
号と主CRC演算指令とを受けると受信フレームのCR
C演算を実施し、誤りがあるときは第1のエラー信号を
出力する主CRC演算手段(主CRC演算回路)と、前
記主保護手段の同期外れ時、ハンティングを行って前記
同期信号検出手段の検出出力にて副フレーム計数信号
(副フレームカウンタロードパルス)を発生し、ハンテ
ィング後は副フレームパルスと前記同期信号検出手段の
検出出力により同期検出を行い、所定期間、同期状態が
検出されると副同期状態信号を発生すると共に、副フレ
ーム計数信号(副フレームカウンタロードパルス)を発
生した後は副フレームパルスを受けるまで前記検出出力
に応動しない副保護手段(副同期保護回路)と、前記副
保護手段のハンティング時では前記主フレームパルス発
生の後に、また、前記ハンティング時以外では前記副フ
レーム計数信号を受けると副CRC演算指令を発生する
と共に、その後、1フレーム相当の期間経過時に前記副
フレームパルスおよび副CRC演算指令を発生する副フ
レーム期間管理手段(副フレームカウンタ回路)と、前
記主同期状態信号とCRC演算指令とを受けるとその時
点での受信フレームのCRC演算を実施し、誤りがある
ときは第2のエラー信号を出力する副CRC演算手段
(副CRC演算回路)と、少なくとも前記主および副C
RC演算手段のいずれか一方よりエラー信号出力がある
ときは複数フレーム期間に亙り、前記主および副CRC
演算手段のエラー信号出力を比較すると共に前記主CR
C演算手段のエラー信号出力のみ、もしくは主CRC演
算手段のエラー信号出力の方が副CRC演算手段のエラ
ー信号出力より発生回数が多いとき、副フレームパルス
の発生タイミングで前記エラー時再指令信号を発生する
エラー比較手段(エラー比較回路)とより構成したもの
である。
【0077】このような構成において、伝送フレームに
よりデータ伝送すると共に伝送フレームには所定パター
ンのフレーム同期信号とCRC情報を付加し、受信側に
おいてCRCによる符号誤り検出を行うようにした伝送
フレーム伝送システムにおけるフレーム同期をとるにあ
たり、同期信号検出手段は受信した伝送フレームからフ
レーム同期信号を検出する毎に同期信号検出出力を発生
する。同期外れ時、主および副保護手段はハンティング
を行い、このハンティングでは前記同期信号検出出力を
受けると主同期系の主保護手段はフレーム計数信号を発
生し、ハンティングを終了する。これにより、主同期系
の主フレーム期間管理手段はこの時点で主CRC演算指
令を、また、これより1フレーム相当の期間経過時に前
記主フレームパルスを発生するので、この主フレームパ
ルスにより主保護手段は同期信号検出出力を受けると再
びフレーム計数信号を発生するようになる。主保護手段
は上記ハンティングが済むと主フレームパルスと同期信
号検出出力をもとに同期状態を検出し、所定期間同期状
態が続けば主同期状態信号を発生する。一方、主同期系
の主CRC演算手段は、主CRC演算指令を受ける毎に
受信データのCRC演算を行い、データチェックする。
【0078】同様に副同期系の副保護手段は主保護手段
の同期外れによりハンティングに入り、同期信号検出出
力を受けるとフレーム計数信号を発生し、ハンティング
を終了する。副フレーム計数信号を受けた副同期系の副
フレーム期間管理手段は、前記ハンティング時では主同
期系のフレーム同期時点より所定タイミング遅れて副C
RC演算指令を発生すると共に、これより1フレーム相
当の期間を計数し、前記副フレームパルスを発生し、ま
た、前記ハンティング時以外では副フレーム計数信号を
受けた時点で副CRC演算指令を発生すると共にこれよ
り1フレーム相当の期間を計数し、前記副フレームパル
スを発生するので、この副フレームパルスにより副保護
手段は応動禁止状態が解かれ、同期信号検出出力を受け
ると再びフレーム計数信号を発生するようになる。
【0079】副保護手段はこのようにして副フレームパ
ルスと同期信号検出出力とに基づき、同期状態を検出
し、所定期間同期状態が検出されれば副同期状態信号を
発生し、また、副同期系の副CRC演算手段は、副CR
C演算指令を受ける毎に受信データのCRC演算を行
い、データチェックする。副同期系のとる同期タイミン
グは主同期系に対して、検出される同期パターン1つ
分、後のものであるので、伝送フレームにフレーム同期
パターンと同一パターンのデータがあった場合、主副両
同期系の同期タイミングは、異なることになり、しか
も、本来の同期パターンでない場合はCRC演算により
チェックすることができる。
【0080】そして、主副両CRC演算手段の演算の結
果、誤同期となっている系統ではエラー信号を出すの
で、エラー比較手段により主副両CRC演算手段の出力
を監視し、主同期系のみエラー信号があるとき、また
は、主副両同期系よりそれぞれエラー信号がある場合に
おいて主同期系のエラー信号の数が副同期系のエラー信
号の数より多いときは前記副フレーム期間管理手段の出
力する副フレームパルスに同期してエラー時再指令信号
を発生し、これにより、前記主フレーム期間管理手段は
その時点にフレーム同期のタイミング開始時点を変更し
て、これより、1フレーム期間、同期信号検出手段の検
出出力に対する応動禁止状態にする。そのため、主同期
系は同期タイミングが1つずれることになる。
【0081】このように主および副同期系を設け、ハン
ティング時には同期信号検出出力に同期して主同期系で
は1フレーム相当の期間単位で主フレームパルスを発生
してフレーム同期をとり、また、副同期系では同期信号
検出出力2パルス目に同期して以後、1フレーム相当の
期間単位でフレーム同期をとり、主副同期系ではそれぞ
れのフレーム同期タイミングで受信データに対するCR
C演算を行い、誤りがあればエラー信号を発生させ、エ
ラー比較手段により、これらのエラー信号を比較し、主
同期系のみエラー信号があるとき、もしくは両系統のエ
ラー信号がある場合における主同期系のエラー信号比率
の多いときは副同期系の同期タイミングでエラー時再指
令信号を発生させ、主同期系の同期をこのエラー時再指
令信号のタイミングに修正するようにしたことにより、
副同期系と主同期系が異なるフレーム位相となったとき
にこれを直ちに修正でき、誤同期状態に固定されること
がなくなり、しかも、誤同期してから正しい同期に復帰
するまでの時間を短縮できると共に、誤同期の間のデー
タの誤りを最小限に抑えることができる。尚、本発明は
上記し、且つ、図面に示す実施例に限定することなく、
その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施し得る
ものである。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、フ
レーム同期が誤同期となっても、正しい同期に復帰する
ことができ、しかも、正しい同期に復帰するまでの制御
時間を短縮することができて、誤同期の間のデータの誤
りを最小限に抑えることができるようにしたフレーム同
期回路およびフレーム同期方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の作用を説明するためのタイミングチャ
−ト。
【図3】従来例を示すブロック図。
【図4】従来例を示すブロック図。
【図5】従来例を説明するためのタイミングチャ−ト。
【図6】従来例を説明するためのタイミングチャ−ト。
【符号の説明】
1…フレーム同期パターン検出回路、2…受信データ、
3…フレーム同期パターン検出パルス、4…主同期回路
部、5…副同期回路部、6…主同期保護回路、7a…主フ
レームカウンタ回路、8…主同期状態信号、9…主CR
C演算開始パルス、10…主CRC演算回路、11…主エラ
ーパルス、12…主フレームパルス、13…副フレームカウ
ンタ回路、14…副同期保護回路、15…副同期状態信号、
16…副CRC演算開始パルス、17…副CRC演算回路、
18…副エラーパルス、19…副フレームパルス、20…エラ
ー比較回路、21…誤同期状態信号、22…誤同期時主フレ
ームカウンタロードパルス、23…主フレームカウンタロ
ードパルス、25…ゲート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送フレームによりデータ伝送すると共
    に伝送フレームには所定パターンのフレーム同期信号と
    周期冗長検査情報であるCRC情報を付加し、受信側に
    おいてCRC情報による符号誤り検出を行うようにした
    フレーム伝送システムにおいて、 受信した伝送フレームからフレーム同期信号を検出する
    同期信号検出手段と、 同期外れ時、ハンティングを行って前記同期信号検出手
    段の検出出力にてフレーム計数信号を発生し、ハンティ
    ング後は主フレームパルスと前記同期信号検出手段の検
    出出力のタイミングにより同期検出を行い、所定期間同
    期状態が検出されると主同期状態信号を発生すると共
    に、主フレーム計数信号を発生した後は主フレームパル
    スを受けるまでは前記検出出力に応動しない主保護手段
    と、 前記フレーム計数信号を受けるかまたはエラー時再指令
    信号を受けると主CRC演算指令を発生すると共に、こ
    の時点より1フレーム相当の期間経過時に前記主フレー
    ムパルスを発生する主フレーム期間管理手段と、 前記主同期状態信号と主CRC演算指令とを受けると受
    信フレームの周期冗長検査の演算を実施し、誤りがある
    ときは第1のエラー信号を出力する主CRC演算手段
    と、 前記主保護手段の同期外れ時、ハンティングを行って前
    記同期信号検出手段の検出出力にて副フレーム計数信号
    を発生し、ハンティング後は副フレームパルスと前記同
    期信号検出手段の検出出力のタイミングにより同期検出
    を行い、所定期間、同期状態が検出されると副同期状態
    信号を発生すると共に、副フレーム計数信号を発生した
    後は副フレームパルスを受けるまで前記検出出力に応動
    しない副保護手段と、 前記副保護手段のハンティング時では前記主フレームパ
    ルス発生の後に、また、前記ハンティング時以外では前
    記副フレーム計数信号を受けると副CRC演算指令を発
    生すると共に、その後、1フレーム相当の期間経過時に
    前記副フレームパルスを発生する副フレーム期間管理手
    段と、 前記主同期状態信号とCRC演算指令とを受けるとその
    時点での受信フレームの周期冗長検査の演算を実施し、
    誤りがあるときは第2のエラー信号を出力する副CRC
    演算手段と、 少なくとも前記主および副CRC演算手段のいずれか一
    方よりエラー信号出力があるときは複数フレーム期間に
    亙り、前記主および副CRC演算手段のエラー信号出力
    を比較すると共に前記主CRC演算手段のエラー信号出
    力のみ、もしくは主CRC演算手段のエラー信号出力の
    方が副CRC演算手段のエラー信号出力より発生回数が
    多いとき、副フレームパルスの発生タイミングで前記エ
    ラー時再指令信号を発生するエラー比較手段とを具備
    し、 前記主フレームパルスにより受信フレームの同期をとる
    ことを特徴とするフレーム同期回路。
  2. 【請求項2】 伝送フレームによりデータ伝送すると共
    に伝送フレームには所定パターンのフレーム同期信号と
    周期冗長検査情報であるCRC情報を付加し、受信側に
    おいてCRC情報による符号誤り検出を行うようにした
    フレーム伝送システムにおいて、 主および副同期系を設け、同期信号検出出力に同期して
    主同期系では1フレーム相当の期間単位で主フレームパ
    ルスを発生してフレーム同期をとり、この主フレームパ
    ルスを受信同期用のパルスとするようにし、また、副同
    期系では主同期系より遅れたタイミングで前記同期信号
    検出出力に同期させて1フレーム相当の期間単位でフレ
    ーム同期をとり、主副同期系ではそれぞれのフレーム同
    期タイミングで受信データに対する周期冗長検査演算を
    行い、誤りがあればエラー信号を発生させると共に、エ
    ラー比較を行って、主同期系のみエラー信号があると
    き、もしくは両系統のエラー信号がある場合における主
    同期系のエラー信号比率の多いときは副同期系の同期タ
    イミングで主同期系の同期のタイミングを修正すること
    を特徴とするフレーム同期方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6865240B1 (en) 1999-09-20 2005-03-08 Fujitsu Limited Frame synchronizing circuit
US7327818B2 (en) 2002-12-25 2008-02-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Sync pattern detection method and apparatus
JP2013126031A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Panasonic Corp 復調器
CN112485643A (zh) * 2020-11-19 2021-03-12 邵阳学院 一种检测计算机芯片稳定性的检测系统

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