JPH07115412A - 同期制御方式 - Google Patents

同期制御方式

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JPH07115412A
JPH07115412A JP5261987A JP26198793A JPH07115412A JP H07115412 A JPH07115412 A JP H07115412A JP 5261987 A JP5261987 A JP 5261987A JP 26198793 A JP26198793 A JP 26198793A JP H07115412 A JPH07115412 A JP H07115412A
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JP
Japan
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syndrome
synchronization
bit
circuit
error
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Withdrawn
Application number
JP5261987A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Sato
和義 佐藤
Kazuya Otsuki
和也 大槻
Takanori Iwamatsu
隆則 岩松
Satoshi Aikawa
聡 相河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤り訂正符号を含む1ブロックの特定位置の
ビット誤りを検出して同期制御を行う同期制御方式に関
し、同期引込みを高速化し、且つ同期確立状態の監視を
安定化する。 【構成】 同期確立前は、逐次式シンドローム算出回路
1によるシンドローム算出によって特定位置のビット誤
りの有無を判定し、特定位置のビット誤り有りがM回連
続した時に、同期保護回路3は同期確立信号SYCを出
力し、同期確立後は、リセット式シンドローム算出回路
2によるシンドローム算出によって特定位置のビット誤
りの有無を判定し、特定位置のビット誤り無しがN回連
続した時に、同期保護回路3は同期外れ判定信号NSY
を出力し、電源投入時及び設定時間が経過しても同期確
立とならない時に、イニシャルリセット回路4により逐
次式シンドローム算出回路1をイニシャルリセットす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤り訂正符号を含む1
ブロックの信号の特定位置のビットの誤りを検出して同
期制御を行う同期制御方式に関する。送信側では、kビ
ットの情報ビットにmビットの検査ビットを付加してn
(=k+m)ビットの1ブロックを構成し、その先頭位
置等の特定位置のビットを反転して誤りビットとしたフ
レーム構成のデータを、同期ビットを付加しないで送信
する。又受信側では、受信データの1ブロックについて
シンドロームを算出し、先頭位置等の特定位置のビット
誤り有りを示す場合に、1ブロックの先頭位置等の特定
位置を検出したことになるから、ブロック同期がとれた
と判定する同期制御方式が知られている。このような同
期制御方式に於ける同期確立の高速化及び誤同期引込み
の防止を図ることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例の説明図であり、31はシ
ンドローム算出部、32はシフトレジスタ等のメモリ、
33は加算回路、34は前方保護回路、35は後方保護
回路、36はフリップフロップである。この従来例は、
シンドローム算出部31とメモリ32と加算回路33と
により逐次式シンドローム算出回路を構成した場合を示
し、メモリ32は1ブロック分の受信データを蓄積でき
るシフトレジスタやFIFOメモリ等により構成する。
又加算回路33は、モジュロ2の加算回路であり、排他
的オア回路によって構成することもできる。
【0003】送信側では、図5の(a)に示すように、
kビットの情報ビットに対して生成多項式等により生成
したmビットの検査ビットを付加してn(=k+m)ビ
ットの1ブロック(1フレーム)を構成し、且つその先
頭位置のビットを強制的に反転し、同期ビットを付加す
ることなく送信する。受信側では、図5の(b)に示す
ように、連続した受信データとなるから、nビットのブ
ロックについてシンドロームを算出し、そのブロックの
先頭位置のビットに誤り無しを示す場合は、先頭の1ビ
ットを除く次のnビットのブロックについてシンドロー
ムを算出し、以下1ビットシフトした状態のnビットの
ブロックについてシンドロームを算出し、先頭位置のビ
ットに誤り有りを示す場合に、強制的に反転したビット
が先頭位置となるブロックを検出したことになるから、
同期(フレーム同期)が取れたと判定して、それ以降は
nビット毎に受信処理することになる。
【0004】このようなシンドロームの算出には、リセ
ット式シンドローム算出方式と逐次式シンドローム算出
方式とがあり、リセット式シンドローム算出方式は、n
ビットのブロックについてシンドローム算出部によりシ
ンドロームを算出し、先頭位置のビットに誤り無しの場
合は、シンドローム算出部をリセットし、先頭の1ビッ
トを除いた次のnビットのブロックについてシンドロー
ム算出部によりシンドロームを算出する。即ち、1ビッ
ト分をシフトしたnビットについてシンドロームを算出
し、先頭位置のビットに誤り有りを示す時に、同期がと
れたと判定し、それ以降は、シフト動作を停止して、n
ビットのブロック毎にシンドローム算出部によりシンド
ロームを算出し、同期確立の状態とする。
【0005】又逐次式シンドローム算出方式は、受信デ
ータDinをa1 ,a2 ,a3 ,・・・・an
n+1 ,an+2 ,・・・とした時、nビットのブロック
毎にシンドロームを逐次算出するものであり、a1 〜a
n についてシンドロームを算出し、次に1ビット分シフ
トしてnビットのブロックの受信データa2 〜an+1
ついてシンドロームを算出し、次に、1ビット分シフト
してnビットのブロックの受信データa3 〜an+2 につ
いてシンドロームを算出することを順次繰り返すもので
ある。この場合のシンドロームの算出は、 R1 (α)=a1 αn-1 +a2 αn-2 +・・・an-1 α+an …(1) R2 (α)=a2 αn-1 +a3 αn-2 +・・・an α+an+1 …(2) R3 (α)=a3 αn-1 +a4 αn-2 +・・・an+1 α+an+2 …(3) と表すことができる。
【0006】通常のシンドローム算出回路は、受信デー
タに生成多項式の根αを乗算する乗算回路を備えてお
り、この乗算回路の出力をF(α)とすると、 F1 (α)=(…(a1 α+a2 )α+・・・+an-1 )α+an =R1 (α) …(4) F2 (α)=(…(a1 α+a2 )α+・・+an-1 )α+an )α+an+1 =a1 αn +a2 αn-1 +a3 αn-2 +・・・ +an-1 α2 +an α+an+1 =a2 αn-1 +a3 αn-2 +・・・+an α+an+1 +a1 =R2 (α)+a1 …(5) と表すことができる。なお、αn =1である。同様にし
て、 F3 (α)=R3 (α)+a1 α+a2 …(6) と表すことができる。
【0007】従って、通常のシンドローム算出回路のみ
では逐次的にシンドローム算出を行うことができないも
のである。そこで、例えば、(5)式にnビット前のa
1 を加算すると、 F2 ’(α)=R2 (α)+a1 +a1 =F2 (α)+a1 …(7) となり、同様に、 F3 ’(α)=F3 (α)+a2 …(8) と表すことができ、a2 〜an+1 のnビットのブロック
にnビット前のa1 を加算し、又a3 〜an+2 のnビッ
トのブロックにnビット前のa2 を加算する処理を行え
ば、逐次的にシンドロームを算出することができる。
【0008】このような点から図4に示す従来例に於い
て、受信データDinをnビットのシフトレジスタ等の
メモリ32に加え、nビット前のビットを加算回路33
に加えて受信データDinに加算する構成を設け、その
加算回路33の出力データをシンドローム算出部31に
加えることにより、逐次的にシンドロームを算出するも
のである。
【0009】又シンドローム算出部31から、先頭位置
のビット誤り有りの判定信号ERと、先頭位置のビット
誤り無しの判定信号NEとの何れかが前方保護回路34
と後方保護回路35とに加えられ、前方保護回路34
は、判定信号NEをカウントアップし、判定信号ERに
よりクリアされる構成を有し、所定数のカウント内容に
よりフリップフロップ36のセット端子Sに“1”の信
号を加える。又後方保護回路35は、判定信号ERをカ
ウントアップし、判定信号NEによりクリアされる構成
を有し、所定数のカウント内容によりフリップフロップ
36のリセット端子Rに“1”の信号を加える。
【0010】従って、シンドローム算出部31から、先
頭位置のビット誤り有りの判定信号ERが出力される
と、前方保護回路34はカウント内容をクリアし、後方
保護回路35は判定信号ERをカウントアップし、所定
数のカウント内容となると、フリップフロップ36をリ
セットする。従って、フリップフロップ36の*Q端子
から同期確立信号SYCが出力される。
【0011】又シンドローム算出部31から、先頭位置
のビット誤り無しの判定信号NEが出力されると、後方
保護回路35はカウント内容をクリアし、前方保護回路
34は判定信号NEをカウントアップし、所定数のカウ
ント内容となると、フリップフロップ36をセットす
る。従って、フリップフロップ36のQ端子から同期外
れ信号NSYが出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のリセット式シン
ドローム算出方式を用いた場合は、先頭位置のビット誤
り有りを検出するまでに、最大nビットのシフトによる
n回のシンドロームの算出が必要であり、伝送速度をV
とすると、最大n(n+1)/Vの時間を必要とするこ
とになる。これに対して、前述の逐次式シンドローム算
出方式は、最大nビット分のシフトで済むから、最悪状
態でもn/Vの時間で済むことになる。即ち、リセット
式シンドローム算出方式に比較して高速化できる。
【0013】しかし、逐次式シンドローム算出方式は、
メモリ32を電源投入時等の初期状態に於いてクリアす
る必要があり、又このメモリ32のソフトエラー或いは
ハードエラーによって記憶データに誤りが含まれると、
シンドローム算出部31に於いては、ビット誤り有りの
判定信号ERが正しくないものとなるから、誤同期確立
となるか或いは再同期引込みが不可能となる問題があ
る。本発明は、高速で同期引込みを可能とし、且つ同期
状態を安定に維持することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の同期制御方式
は、図1を参照して説明すると、誤り訂正符号を含む1
ブロックの先頭位置等の特定位置のビットを反転したデ
ータを受信し、シンドローム算出により先頭位置等の特
定位置のビットの誤り有りによりブロック同期をとる同
期制御方式に於いて、誤り訂正符号を含むデータを受信
して、一つの初期位相からシンドロームを算出する逐次
式シンドローム算出回路1と、リセット式シンドローム
算出回路2と、同期確立及び同期外れを判定する同期保
護回路3とを備え、同期確立前は、逐次式シンドローム
算出回路1に於いて算出したシンドロームにより受信デ
ータの特定位置のビットの誤りの有無を判定し、この特
定位置のビットの誤り無しの場合に、初期位相を変更し
て算出したシンドロームにより特定位置のビットの誤り
の有無を判定し、特定位置のビットの誤り有りの場合
に、ビット誤り有りがM(2以上の整数)回連続した時
に同期保護回路3に於いて同期確立と判定し、同期確立
後は、リセット式シンドローム算出回路2に於いて算出
したシンドロームにより特定位置のビットの誤りの有無
を判定し、この特定位置のビット誤り無しがN(2以上
の整数)回連続した時に、同期保護回路3に於いて同期
外れと判定して、再同期引込動作を行わせるものであ
る。
【0015】又逐次式シンドローム算出回路1に於いて
算出したシンドロームにより、特定位置のビット誤り有
りがM回連続しないことが設定時間を超えて継続した時
に、逐次式シンドローム算出回路1をイニシャルリセッ
トするイニシャルリセット回路4を設けることができ
る。
【0016】
【作用】逐次式シンドローム算出回路1と、リセット式
シンドローム算出回路2と、同期保護回路3とを備え
て、同期引込動作中は、逐次式シンドローム算出回路1
により算出したシンドロームによって、ブロックの先頭
位置等の特定位置のビットの誤りの有無を判定し、M
(2以上の整数)回連続して特定位置のビットの誤り有
りを判定した時に、同期保護回路3は同期が確立したと
判定して同期確立信号SYCを出力する。従って、リセ
ット式シンドローム算出回路2による同期引込動作より
高速化することができる。又同期確立後は、リセット式
シンドローム算出回路2により算出したシンドロームに
よって、ブロックの先頭位置等の特定位置のビットの誤
りの有無を判定し、特定位置のビット誤り無しがN(2
以上の整数)回連続した時に、同期保護回路3は同期外
れと判定して同期外れ信号NSYを出力する。従って、
同期がとれたブロック毎にシンドロームを算出するか
ら、逐次式シンドローム算出回路1のようにメモリの障
害等による影響を受けないで、同期状態を維持できる。
【0017】又逐次式シンドローム算出回路1を用いて
同期引込動作を行っている時に、メモリの記憶ビットの
誤り等の影響を受けて設定時間を経過しても同期引込み
ができない時、イニシャルリセット回路4により検出し
て、逐次式シンドローム算出回路1をイニシャルリセッ
トする。それにより、メモリがクリアされて再同期引込
動作が行われる。従って、記憶ビットの誤り等による同
期引込みが不可能となる場合を回避できる。
【0018】
【実施例】図2は本発明の実施例の説明図であり、11
は逐次式シンドローム算出回路、12はリセット式シン
ドローム算出回路、13は同期保護回路、14はイニシ
ャルリセット回路、15はシンドローム算出部、16は
メモリ、17はアンド回路、18は加算回路、19はシ
ンドローム算出部、20は前方保護回路、21は後方保
護回路、22はフリップフロップ、23〜26はアンド
回路、27,28はオア回路である。
【0019】逐次式シンドローム算出回路11は、シン
ドローム算出部15と、メモリ16と、アンド回路17
と、加算回路18とから構成され、メモリ16は、1ブ
ロックをnビット構成とした時に、nビットのシフトレ
ジスタにより構成することができる。このメモリ16に
より1ブロック分の受信データDinが蓄積され、nビ
ット前のビットがアンド回路17を介して加算回路18
に加えられ、受信データDinと加算され、その加算出
力がシンドローム算出部15に加えられて、逐次的にシ
ンドロームが算出され、ブロックの先頭位置等の予め定
めた特定位置のビット誤りの有無の判定により、誤り有
りを示す判定信号ER又は誤り無しを示す判定信号NR
が出力される。
【0020】又リセット式シンドローム算出回路12は
シンドローム算出部19からなり、同期確立後は、1ブ
ロックについてのシンドローム算出が行われ、図示を省
略した制御部等からのnビットのカウント結果等による
リセット信号RESがリセット端子Rに加えられて、シ
ンドローム算出部19はリセットされる。又シンドロー
ム算出部15と同様に、シンドローム算出部19も、シ
ンドロームの算出結果に基づいたブロックの先頭位置等
の予め定めた特定位置のビット誤りの有無の判定によ
り、誤り有りを示す判定信号ER又は誤り無しを示す判
定信号NRが出力される。又シンドローム算出部15,
19は同様の構成を有し、既に知られている各種の演算
論理構成とすることができる。
【0021】又同期保護回路13は、前方保護回路20
と、後方保護回路21と、フリップフロップ22とから
構成され、前方保護回路20は、特定位置のビット誤り
有りを示す判定信号ERがクリア端子CLに加えられて
クリアされ、誤り無しを示す判定信号NRがカウント端
子UPに加えられてカウントアップされる。又後方保護
回路21は、誤り有りを示す判定信号ERがカウント端
子UPに加えられてカウントアップされ、誤り無しを示
す判定信号NRがクリア端子CLに加えられてクリアさ
れる。
【0022】そして、後方保護回路21は、誤り有りを
示す判定信号ERをカウントアップし、この判定信号E
Rが予め定めたM(2以上の整数)回連続した時に
“1”の信号をフリップフロップ22のリセット端子R
に加える。それにより、フリップフロップ22の*Q端
子から“1”の同期確立信号SYCが出力される。又前
方保護回路20は、誤り無しを示す判定信号NRをカウ
ントアップし、この判定信号NRが予め定めたN(2以
上の整数)回連続した時に“1”の信号をフリップフロ
ップ22のセット端子Sに加える。それにより、フリッ
プフロップ22のQ端子から“1”の同期外れ信号NS
Yが出力される。
【0023】又イニシャルリセット回路14は、電源投
入時又は同期外れによりイニシャルリセット信号をアン
ド回路17に加える。それにより、メモリ16から読出
されたデータは阻止され、受信データDinは、メモリ
16と、加算回路18を介してシンドローム算出部15
とに加えられる。この場合のイニシャルリセット信号を
nビットの1ブロック分の長さとすることにより、nビ
ットの1ブロック分の受信データDinが加えられる
と、メモリ16の内容はその1ブロック分の受信データ
Dinとなるから、メモリ16の内容はイニシャルリセ
ットしたことと等価となる。なお、点線で示す経路によ
り、メモリ16とシンドローム算出部15とをイニシャ
ルリセット信号によりリセットすることもできる。この
場合のイニシャルリセット信号は、メモリ16とシンド
ローム算出部15とをリセットできる時間長で充分であ
る。
【0024】又イニシャルリセット回路14はタイマT
Mを含み、電源投入時又は同期外れにより起動され、予
め定めた時間が経過しても、同期確立が行われない場合
には、再度イニシャルリセット信号を出力するように構
成することができる。即ち、イニシャルリセット後に、
メモリ16の記憶データに誤りが含まれると、シンドロ
ーム算出部15に於けるシンドローム算出にその誤りが
波及して、設定時間が経過しても同期が確立しない場合
が生じるが、設定時間後に再度イニシャルリセットし
て、再同期引込動作を行わせることにより、同期を確立
することが可能となる。この場合に、再同期引込動作の
繰り返し回数を予め設定し、その設定回数を超えた時
に、アラーム信号を出力して障害発生を保守者等に通知
する構成とすることもできる。
【0025】同期確立前は、前方保護回路20の出力信
号が“1”で、後方保護回路21の出力信号が“0”で
あるから、アンド回路23,24は開かれ、アンド回路
25,26は閉じられる。従って、逐次式シンドローム
算出回路11からの判定信号ER,NRが前方保護回路
20と後方保護回路21とに加えられる。又同期確立後
は、前方保護回路20の出力信号が“0”で、後方保護
回路21の出力信号が“1”となるから、アンド回路2
3,24は閉じられ、アンド回路25,26は開かれ
る。従って、リセット式シンドローム算出回路12から
の判定信号ER,NRが前方保護回路20と後方保護回
路21とに加えられる。即ち、アンド回路23〜26と
オア回路27,28とによりセレクタが構成され、その
セレクタを介して、同期確立前は、逐次式シンドローム
算出回路11の判定信号ER,NRが同期保護回路13
に加えられ、同期確立後は、リセット式シンドローム算
出回路12の判定信号ER,NRが同期保護回路13に
加えられる。
【0026】図3は本発明の実施例の動作説明図であ
り、(a)は受信データ、(b)はメモリ16の出力デ
ータ、(c)は同期確立信号SYC、(d)はリセット
信号RES、(e)はイニシャルリセット信号、(f)
はリセット信号である。メモリ16の出力データは、受
信データD1,D2,D3,・・・をnビットの1ブロ
ック分遅延させたデータに相当し、逐次式シンドローム
算出回路11によりシンドロームを算出し、先頭位置等
の特定位置のビット誤りの有無を判定し、誤り有りの判
定信号ERがM(2以上の整数)回連続した時に、後方
保護回路21から“1”の信号が出力されてフリップフ
ロップ22はリセットされ、(c)に示すように、同期
確立信号SYCが出力される。
【0027】同期確立後は、(d)に示す1ビット幅の
リセット信号RESがリセット式シンドローム算出回路
12のシンドローム算出部19のリセット端子Rに加え
られ、シンドローム算出部19は同期がとれたブロック
毎のシンドロームを算出することになる。
【0028】又誤り無しの判定信号NRがシンドローム
算出部19からN(2以上の整数)回連続して出力され
ると、前方保護回路20から“1”の信号が出力されて
フリップフロップ22はセットされ、同期外れ信号NS
Yが出力される。その場合には、(c)に示す同期確立
信号SYCは点線で示すように“0”となる。又イニシ
ャルリセット回路14から(e)に示す1ブロック分の
長さのイニシャルリセット信号が出力されて、シンドロ
ーム算出部15のリセットが行われる。この場合、メモ
リ16と共にシンドローム算出部15をリセットする場
合は、(f)に示すリセット信号により行うことができ
る。
【0029】このようなイニシャルリセットにより、逐
次式シンドローム算出回路11による受信データDin
の1ブロックについて、逐次的にシンドロームが算出さ
れ、1ブロックの先頭位置等の特定位置のビットの誤り
の有無が判定され、その判定信号ER,NRを基に同期
保護回路13に於いて同期確立か否かが判定される。同
期確立後は、リセット式シンドローム算出回路12によ
る1ブロックの先頭位置等の特定位置のビットの誤りの
有無が判定され、その判定信号ER,NRを基に同期保
護回路13に於いて同期外れか否かが判定される。
【0030】本発明は、前述の実施例にのみ限定される
ものではなく、種々付加変更することができるものであ
り、逐次式シンドローム算出回路11とリセット式シン
ドローム算出回路12との切替えも各種の論理手段によ
り行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、同期確
立前は、逐次式シンドローム算出回路1に於いて算出し
たシンドロームにより、受信データのブロック先頭位置
等のブロックの特定位置のビットの誤りの有無を判定
し、特定位置のビット誤り有りがM回連続した場合に同
期が確立したと判定するから、高速で同期確立が可能と
なる利点がある。又同期確立後は、リセット式シンドロ
ーム算出回路2に於いて、受信データの同期がとれたブ
ロック毎にシンドロームを算出し、そのシンドロームを
基に受信データのブロック先頭位置等のブロックの特定
位置のビットの誤りの有無を判定し、特定位置のビット
誤り無しがN回連続した場合に同期外れと判定するか
ら、メモリのハードエラーやソフトエラー等による影響
を受けることなく、同期状態を維持することができる利
点がある。
【0032】又逐次式シンドローム算出回路1を用いて
同期引込動作を行うもので、メモリのハードエラーやソ
フトエラー等により、同期引込みが設定時間を超えても
できないことがあるが、このように設定時間を超えたこ
とをイニシャルリセット回路4により検出した時に、再
度イニシャルリセットを行って再同期引込動作を開始さ
せるもので、それにより、同期ビットを付加しない受信
データについての同期を容易にとることができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の説明図である。
【図3】本発明の実施例の動作説明図である。
【図4】従来例の説明図である。
【図5】フレームフォーマットとシンドローム算出との
説明図である。
【符号の説明】
1 逐次式シンドローム算出回路 2 リセット式シンドローム算出回路 3 同期保護回路 4 イニシャルリセット回路
フロントページの続き (72)発明者 岩松 隆則 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 相河 聡 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤り訂正符号を含む1ブロックの特定位
    置のビットを反転したデータを受信し、シンドローム算
    出により前記特定位置のビットの誤り有りによりブロッ
    ク同期をとる同期制御方式に於いて、 前記誤り訂正符号を含むデータを受信して、一つの初期
    位相からシンドロームを算出する逐次式シンドローム算
    出回路(1)と、リセット式シンドローム算出回路
    (2)と、同期確立及び同期外れを判定する同期保護回
    路(3)とを備え、 同期確立前は、前記逐次式シンドローム算出回路(1)
    に於いて算出したシンドロームにより受信データの前記
    特定位置のビットの誤りの有無を判定し、該特定位置の
    ビット誤り無しの場合に、前記初期位相を変更して算出
    したシンドロームにより前記特定位置のビットの誤りの
    有無を判定し、前記特定位置のビットの誤り有りの場合
    に、該ビット誤り有りがM(2以上の整数)回連続した
    時に前記同期保護回路(3)に於いて同期確立と判定
    し、 同期確立後は、前記リセット式シンドローム算出回路
    (2)に於いて算出したシンドロームにより前記特定位
    置のビットの誤りの有無を判定し、前記特定位置のビッ
    ト誤り無しがN(2以上の整数)回連続した時に前記同
    期保護回路(3)に於いて同期外れと判定して、再同期
    引込動作を行わせることを特徴とする同期制御方式。
  2. 【請求項2】 前記逐次式シンドローム算出回路(1)
    に於いて算出したシンドロームにより、前記特定位置の
    ビット誤り有りが前記M回連続しないことが設定時間を
    超えて継続した時に、前記逐次式シンドローム算出回路
    (1)をイニシャルリセットするイニシャルリセット回
    路(4)を設けたことを特徴とする請求項1記載の同期
    制御方式。
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