JPH10277502A - ワーク分配方法と装置 - Google Patents

ワーク分配方法と装置

Info

Publication number
JPH10277502A
JPH10277502A JP9105296A JP10529697A JPH10277502A JP H10277502 A JPH10277502 A JP H10277502A JP 9105296 A JP9105296 A JP 9105296A JP 10529697 A JP10529697 A JP 10529697A JP H10277502 A JPH10277502 A JP H10277502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
distribution
container
weight value
containers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9105296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3898276B2 (ja
Inventor
Hiroshi Masada
寛 政田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKARA KEIKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TAKARA KEIKI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKARA KEIKI SEISAKUSHO KK filed Critical TAKARA KEIKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP10529697A priority Critical patent/JP3898276B2/ja
Publication of JPH10277502A publication Critical patent/JPH10277502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3898276B2 publication Critical patent/JP3898276B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 農作物、魚介類等のワークを分配・容器詰め
するに際して、計量器の必要数を少なくできると共に、
簡単な作業でもって、各分配用容器に均等に分配・容器
詰めすることができるワーク分配装置を提供する。 【解決手段】 減算式計量器を用いて果物や野菜等のワ
ークを複数個の分配用容器に分配するための装置であっ
て、減算式計量器、分配指示手段、ワーク分配確認手
段、合計重量値記憶手段、ワーク分配選別手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク分配装置に
係り、より詳細には、複数個の果実や野菜その他のワー
クが収納されている容器から、該ワークを取り出し、該
ワークを複数個の容器に所定重量づつ分配計量収納でき
るワーク分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農園や農場で収穫された果実や野菜等の
農作物は、通常、コンテナに入れられて、農作物仕分け
場に送られる。そして、該農作物仕分け場で、該農作物
の品質や重量により複数個の箱に選別・仕分けされるこ
とになる。
【0003】このような選別・仕分け方法としては、本
発明者が先に提案した『減算式計量器を用い、該計量器
の計量台に果実を入れたコンテナを載せて、該コンテナ
から果実を取り出した際、該計量器による減算値に基づ
いて、該当する分配用容器に収納する方法』が知られて
いる(特公平3−33391号公報参照)。そして、こ
の方法によれば、前記果実と触れる度合いを少なし、か
つ仕分けを簡単に行うことができるという利点を有す
る。
【0004】しかし、この選別・仕分け方法の場合、一
個一個の果実の重量あるいは重量区分を判別して、所定
の分配用容器に詰めることはできるものの、複数個の各
分配用容器に、一定重量づつ詰めるという作業はできな
い。そのため、該複数個の分配用容器に一定重量づつ詰
めるには、通常、 一個の計量器を準備し、該計量器の計量台に分配用
容器を載せて、前記コンテナから作業者がランダムに取
り出した農作物を、該計量器が一定重量値を示すまで詰
めるという方法、 複数個の計量器を準備し、該各計量器に分配用容器
を載せ、前記コンテナから作業者が各容器に大きさや重
量の均一であると目視した農作物を取り出し、該農作物
を、該各計量器が一定重量値を示すまで詰めるという方
法、 減算式計量器を準備し、該計量器の計量台に前記コ
ンテナを載せ、該コンテナから農作物を取り出し、一個
の容器に所定量詰め、複数個の容器に一定量づつ詰める
には、この作業を複数回繰り返すという方法、のような
方法を採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した分配
方法の場合、次のような問題がある。すなわち、 前記の方法にあっては、各分配用容器に詰めた農
作物の大きさや重量が、不揃いに成りやすく、大きさが
不揃いの場合、該分配用容器に詰めた該農作物の嵩に差
が生じることになる。 前記の方法にあっては、同時に複数個の分配用容
器に仕分け・分配するため、各容器によって農作物の不
揃いが生じるのを防止することができるものの、該各分
配用容器の数に対応するだけの計量器が必要になり、コ
スト高に成りやすい。 前記の方法にあっては、複数個の各分配用容器に
詰めている農産物の個々の大きさや重量にバラツキが発
生し易く、製品として不揃いとなる。等の課題がある。
また、このような仕分け・分配は、前記農作物に限られ
るものでなく、魚介類等のワークについても同様に課題
がある。
【0006】本発明は、以上のような課題に対処して創
作したものであって、その目的とする処は、農作物、魚
介類等のワークを分配・容器詰めするに際して、計量器
の必要数を少なくできると共に、簡単な作業でもって、
各分配用容器に均等に分配・容器詰めすることができる
ワーク分配装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明の請求項1のワーク分配
装置は、減算式計量器を用いて果物や野菜等のワークを
複数個の分配用容器に分配するための装置であって、多
数あるいは多量のワークを入れた容器を載せて、該容器
からワークを取り出した際に、該取り出したワークの重
量を計量する減算式計量器と、前記減算式計量器の計量
部に載せた容器から取り出したワークを前記分配用容器
のうちの何れの分配用容器に分配すればよいかを指示す
る分配指示手段と、前記ワークを指示された分配用容器
に分配したことを確認するためのワーク分配確認手段
と、前記各分配用容器に分配されたワークの合計重量値
を記憶しておく合計重量値記憶手段と、前記減算式計量
器の計量部に載せた容器から取り出したワークの重量値
と、前記各分配用容器に分配されているワークの合計重
量値を比較して、該ワークを何れの分配用容器に分配す
るかを選択するワーク分配選別手段と、を有することを
特徴とする。
【0008】請求項2のワーク分配装置は、前記請求項
1の発明において、前記ワーク1個の平均重量値の許容
範囲内にあるワークを分配する複数個の分配用容器と、
該許容範囲外になるワークを分配する分配用容器を有
し、前記減算式計量器の計量部に載せた容器から取り出
したワークの重量値が、ワーク1個の平均重量値の許容
範囲内であるか否を判別するワーク重量値判別手段を有
することを特徴とする。請求項3ワーク分配装置は、前
記請求項1または2の発明において、前記ワーク分配指
示手段が、視覚的表示、あるいは聴覚的表示手段からな
ることを特徴とする。請求項4のワーク分配装置は、前
記請求項1〜3の発明において、前記ワーク分配確認手
段が、分配用容器に取り付けられたワーク分配検出用セ
ンサーからなることを特徴とする。更に請求項5のワー
ク分配装置は、前記請求項1〜4の発明において、前記
ワークが指示された分配用容器に所定時間以内に分配さ
れないとき、または指示されない分配用容器に分配され
たとき、警告を与える誤分配警告手段を有することを特
徴とする。
【0009】ここで、前記減算式計量器とは、多数ある
いは多量の被計量物を載せ、該被計量物を取り出すこと
で、その取り出した被計量物の重量が計量できる計量器
をいう。該減算式計量器は、通常、計量器本体部分と、
計量台部分を有し、該計量値は、視覚的表示または/お
よび聴覚的表示できる形態となっている。前記分配指示
手段は、作業者(操作者)に複数個の分配用容器のうち
の何れの容器に分配すればよいかを指示する手段で、計
量器自体に取り付ける場合と、該計量器から分離して取
り付けて視覚的あるいは聴覚的に指示する構成が含まれ
る。前記視覚的に表示する手段としては、計量器で計量
した計量値あるいは計量値区分を数値により表示する場
合、特定の分配用容器をランプ等で表示する場合があ
り、また聴覚的手段で表示する場合としては、該当する
分配用容器の番号等を音声によって表示する場合があ
る。また、前記ワーク分配確認手段としては、例えば、
分配用容器にワーク若しくは作業者の手等が投入状態、
あるいは近傍位置にあることを確認した場合を検出する
光学的センサー、あるいは分配用容器を載せて、該容器
の重さの変化を検出する圧力センサーを用いることがで
きる。前記合計重量値記憶手段は、各分配用容器におけ
る合計重量値を記憶する手段であって、一般的には、計
量器内、あるいは別途設けている装置のROM、RAM
その他のメモリ回路によって構成している。そして、こ
の各分配用容器に分配しているワークの合計重量値、あ
るいは投入予定重量値から該合計重量値を差し引いた不
足重量値を視覚的に表示する構成を備えている。また、
前記ワーク分配選別手段は、前記各分配用容器内のワー
ク合計重量値の少ない分配用容器を選別する手段、ある
いはワーク合計重量値の少ない分配用容器が複数個ある
場合、各分配用容器へのワーク分配回数の少ない分配用
容器を選別する手段を用いることができる。
【0010】そして、本発明のワーク分配装置は、減算
式計量器と、分配しようとする複数個の分配用容器、お
よび該ワーク1個の平均重量値の許容範囲外にあるワー
クを収納する許容範囲外ワーク収納用容器を準備した
後、前記減算用計量器の計量台に多数個(多量)のワー
クを入れた容器を載せ、該容器からワークを取り出す
と、該ワークの重量値に応じて、ワーク分配指示手段に
よって分配するのに最適の分配用容器、若しくは許容範
囲外ワーク収納用容器を指示する。そして、指示された
容器のうち、該分配用容器に該ワークを投入すると、該
状態をワーク分配確認手段が確認すると、合計重量値記
憶手段により、該ワークを投入した分配用容器内のワー
ク合計重量値を記憶する。次に、前記計量台に載せてい
る容器からワークを取り出した際、該ワークを何れの分
配用容器に投入したらよいかについて、ワーク分配選別
手段によって、該分配用容器内のワーク合計重量値から
演算・選別し、前記ワーク分配指示手段によって分配す
る分配用容器を指示する。このようにして、全ての分配
用容器に適量のワークを分配することができる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のワーク分配装置によれば、減算式計量器を
用いた分配装置であって、該分配装置が、ワークを分配
する複数個の各分配用容器に分配されたワークの合計重
量値を記憶しておく合計重量値記憶手段と、前記減算式
計量器の計量部に載せた容器から取り出したワークの重
量値と、前記各分配用容器に分配されているワークの合
計重量値を比較して、該ワークを何れの分配用容器に分
配するかを選択するワーク分配選別手段を有するので、
一個の減算式計量器でもって、複数個の各分配用容器
に、ワークを傷つけることなく、大きさや重量にバラツ
キのないワークを均等に、かつ定量詰めを行うことがで
きるという効果を有する。
【0012】請求項2のワーク分配装置によれば、前記
ワーク1個の平均重量値の許容範囲内にあるワークを分
配する複数個の分配用容器と、該許容範囲外になるワー
クを分配する分配用容器を有し、前記減算式計量器の計
量部に載せた容器から取り出したワークの重量値が、ワ
ーク1個の平均重量値の許容範囲内であるか否を判別す
るワーク重量値判別手段を有し、該ワークを元の容器に
戻し、最適なワークを探すという作業を不要としている
ので、前記効果に加えて、ワークを傷めることなく、複
数個の各分配用容器にワークを定量詰めできるという効
果を有する。
【0013】請求項3のワーク分配装置によれば、前記
ワーク分配指示手段が、視覚的表示、あるいは聴覚的表
示手段からなるので、前記各効果に加えて、何れの分配
用容器に分配すれば良いかを明確に判別でき、その作業
性を向上させることができるという効果を有する。請求
項4のワーク分配装置によれば、前記ワーク分配確認手
段が、分配用容器に取り付けられたワーク分配検出用セ
ンサーからなるので、前記各効果に加えて、該ワークが
指示された分配用容器に分配されたか否を容易に確認す
ることができるという効果を有する。また、請求項5の
ワーク分配装置によれば、前記ワークが指示された分配
用容器に所定時間以内に分配されないとき、または指示
されない分配用容器に分配されたとき、警告を与える誤
分配警告手段を有するので、前記各効果に加えて、分配
が正確に行えたか否を作業者に容易に認識させ得ること
ができるという効果を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を具体化した好ましい実施の形態について説明する。
ここに、図1〜図3は、本発明の実施形態を示し、図1
はワーク分配装置の概略外観構成図、図2はブロック
図、図3は本発明のワーク分配のフロチャートである。
【0015】本実施形態のワーク分配装置は、果実、野
菜、あるいは魚等の農水産物(以下、被計量物という)
を複数個の分配用容器Ci に定量分配するための分配装
置であって、図1に示すように、被計量物(ワーク)W
の計量する計量部1と、計量部1で計量した被計量物W
をいずれの分配用容器Ci に分配するかを選択する演算
・選択部2と、各分配用容器に分配されているワークW
の合計重量値を記憶しておくための記憶部3と、各分配
用容器Ci に投入されたことを確認するための投入確認
部4と、各分配用容器Ci に適正に投入されていないこ
とを警告する警報部5と、いずれの分配用容器Ci に分
配するかを指示する選択指示部6、および重量値等を表
示するための表示部7から構成してある。ここで、前記
分配用容器Ci としては、4個の分配用容器CA
B ,CC ,CD と、ワーク1個の平均重量値の許容範
囲外にあるワークを分配する許容範囲外ワーク分配用容
器CX,CY を用いている。
【0016】計量部1は、減算式計量器からなり、多数
あるいは多量のワークWを入れた容器Aを載せる計量台
(計重台ともいう)1aと、演算・表示を行う計量本体
部1bを有し、容器AからワークWi (1個あるいは複
数個)を取り出すことで該取り出した分のワークWi
計量をすることができる。計量本体部1bは、計量台1
aの内部に組み込まれた構成でも、外部に取り出した構
成でもよい。そして、計量本体部1bには、演算・選択
部2が設けてある。演算・選択部2は、CPUからな
り、容器Aから取り出したワークWi の重量値によっ
て、このワークWiをいずれの分配用容器Ci に分配す
れば、各分配用容器Ci 内の全ワークWA+i,B+i,
C+i,D+i が均一になるか、あるいは所定重量に到達す
るか否を演算し、選択する部分である。そして、容器A
から取り出したワークWi を、各分配用容器Ci 内の全
ワークWA , WB ,WC ,WD にそれぞれ加算・演算
し、全ワークWA+i,B+i,C+i,D+i を得て、この結
果を記憶部3に記憶し、この記憶値を表示部7で表示で
きる形態としている。
【0017】記憶部3は、各分配用容器Ci におけるワ
ークの合計重量値、あるいは設定重量値までの不足重量
値を記憶させる部分で、計量器本体あるいは別途のRO
M、RAMその他のメモリ回路によって構成している。
この記憶部3では、容器Aから取り出したワークW
i が、選別指示部6で指示された分配用容器Ci に投入
されたか否を、容器投入確認部4で確認したことの確認
検出信号により、前に記憶している記憶値と書換えを行
うことができるようにしている。また、容器投入確認部
4は、分配用容器Ci にワークWi 若しくは作業者の手
等が投入状態、あるいは近傍位置にあることを確認した
状態を掲出する光学的センサー8によって構成してい
る。光学的センサー8は、各分配用容器Ci の上部位置
に設けてあり、光学的センサー8は、計量本体部1bの
演算・選択部2とタイマー回路(図示せず)を介して電
気的に接続してある。そして、指示された分配用容器C
i における光学的センサー8が所定時間内に、ワークW
i の投入を確認できない場合は、警報部5により警報を
発する。
【0018】警報部5は、ワークWi が指示された分配
用容器Ci に所定時間以内に分配されないとき、警告を
与える誤分配警告部である。この警報部5は、一般的
な、前記タイマー回路と警報回路(図示せず)により構
成されていて、光学的センサー8による確認検出信号が
所定時間内に得られない場合、警報回路の警報ブザーあ
るいはランプにより作業者に認識させる。選択指示部6
は、演算・選択部2で選択した分配用容器Ci が、複数
個の分配用容器Ci のうちの何れであるかを、作業者
(操作者)に指示するための部分で、計量器自体1、ま
たは各分配用容器Ci に取り付けている。この選択指示
部6は、ランプによって視覚的に認識させる構成として
いる。表示部7は、記憶部3に記憶された各分配用容器
i の合計重量値、あるいは設定重量値までの不足重量
値を表示する部分で、計量器本体1bまたは、該計量器
本体1bに接続されている表示体に、重量値表示、また
は重量値と個数表示する構成としている。
【0019】次に、図3を参照しながら、上述した本実
施形態のワーク分配装置を用いたワークの分配方法につ
いて説明する。まず、複数または多数のワークWを入れ
た容器Aと、このワークWを分配する複数個の分配用容
器CA ,CB ,CC ,CD (本実施形態では、4個の容
器を用いている)と、ワーク1個の平均重量値の許容範
囲外にあるワークを分配する許容範囲外ワーク分配用容
器CX ,CY (ここで、CX は許容範囲外で、重いワー
クを分配する容器、CY は許容範囲外で、軽いワークを
分配する容器)を準備すると共に、分配用容器CA ,C
B ,CC ,CDの個数と、この分配用容器CA ,CB
C ,CD に分配するワークWの設定重量値と、分配す
るワークWの1個当りの許容重量値を、計量器本体1a
に入力すると共に、計量部1の計量台1bに容器Aを載
せる。また、併せて、空の状態、あるいは或る量だけ予
めワークが分配されている状態の各分配用容器CA ,C
B,CC ,CD におけるワークの合計重量値を、演算・
選別部2で演算し、この重量値、あるいは前記不足重量
値を記憶部3に記憶させ、かつ表示部7に表示させてお
く。なお、この段階で、全ての分配用容器CA ,CB
C ,CD が設定重量になっている場合は、ワーク分配
が終わった状態を示す。
【0020】そして、計量部1の計量台1bに載せた容
器Aから任意にワークWi を取り出すと、計量部1の計
量器本体1aによって減算計量され、すなわち、容器A
内のワークWの重量値から、容器Aから取り出したワー
クWi の重量が減算されることで、該ワークWi の重量
値を計量できる。そして、この重量値のワークWi を、
複数個の各分配用容器CA ,CB ,CC ,CD の何れに
分配すれば、各分配用容器CA ,CB ,CC ,CD 内の
全ワークが均等に、また設定重量値になるか、あるいは
近づくかを演算・選択部2で演算・選択し、指示部6に
より、最も好ましい分配用容器CA ,CB ,CC ,CD
を選択・指示する。また、このワークWi が、ワーク1
個の平均重量値の許容範囲外にある場合、およびこのワ
ークWiを分配すると、全ての分配用容器CA ,CB
C ,CD において、前記設定重量値を超えることにな
ることになる場合には、許容範囲外ワーク分配用容器C
Xを選択・指示し、また設定重量値に僅かに少ない値と
なり、次のワークを投入した際、明らかに設定重量値を
超えることになる場合は、許容範囲外ワーク分配用容器
Y を選択・指示する。これらの指示は、ランプ等の点
滅等によって行っている。そして、作業者は、この指示
部6の指示に従って、指示された分配用容器CA
B ,CC ,CD 、または許容範囲外ワーク分配用容器
X ,CY に分配・投入し、投入確認部4の光学的セン
サー8が、ワークWi の投入、あるいは操作者の手の投
入状態を検出すると、この検出信号が演算・選択部2に
伝達され、分配・投入された分配用容器CA ,CB ,C
C ,CD におけるワークの合計重量値が演算・選択部2
を介して記憶部3に記憶されると共に、表示部7に表示
される。この操作・作業を繰り返すことにより、全ての
分配用容器CA ,CB ,CC,CD に容器A内のワーク
を設定重量値になるように、また各ワークWの重量値に
バラツキがないように分配することができる。
【0021】このように、本実施形態のワーク分配装置
によれば、容器Aから取り出したワークWをどの分配用
容器CA ,CB ,CC ,CD に分配すればよいかを、自
動的に演算・選別・指示するので、同時に、複数個の分
配用容器CA ,CB ,CC ,CD にワークを均等に分配
することができ、その作業性が向上する。また、複数個
の分配用容器におけるワークの合計重量値、あるいは設
定重量値に対する不足重量値を、1個の減算式計量器に
直接または間接的に表示するので、ワーク分配状態を正
確に把握することができる。また、容器Aからワークを
出したり・戻したりする回数を最小限にすることができ
るので、ワークを傷めるおそれが少なくなる。分配用容
器にワークが投入されたか否を確認する手段を有するの
で、投入間違いの有無を確認でき、複数個の分配用容器
にワークを所定量あるいは個数づつ正確に分配できる。
【0022】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含む。因に、前述した実施形態にお
いては、ワークを1個づつ複数個の分配用容器に分配す
る構成で説明したが、複数個づつ分配する構成としても
よい。また、前記指示部の構成としては、ランプ等によ
り視覚的手段によるものに限られず、例えば、該当する
分配用容器の番号等を音声による聴覚的手段で表示する
構成としてもよい。更に、前記表示部は、各分配用容器
に対応する表示部を有する形態、あるいは切り換えによ
り、各分配用容器の合計重量値、あるいは設定重量値ま
での不足重量値を表示する形態の何れの構成でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示しワーク分配装置の概略
外観構成図である。
【図2】本発明の実施形態のブロック図である。
【図3】本発明の実施形態のワーク分配のフロチャート
である。
【符号の説明】
1・・・計量部、1a・・・計量台、1b・・・計量器
本体部、2・・・演算・選択部、3・・・記憶部、4・
・・投入確認部、5・・・警報部、6・・・選択指示
部、7・・・表示部、8・・・投入確認用センサー(光
学的センサー)、A・・・容器、CA ,CB ,CC ,C
D ・・・分売用容器、CX ,CY ・・・許容範囲外ワー
ク分配用容器、W・・・ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減算式計量器を用いて果物や野菜等のワ
    ークを複数個の分配用容器に分配するための装置であっ
    て、 多数あるいは多量のワークを入れた容器を載せて、該容
    器からワークを取り出した際に、該取り出したワークの
    重量を計量する減算式計量器と、 前記減算式計量器の計量部に載せた容器から取り出した
    ワークを前記分配用容器のうちの何れの分配用容器に分
    配すればよいかを指示する分配指示手段と、 前記ワークを指示された分配用容器に分配したことを確
    認するためのワーク分配確認手段と、 前記各分配用容器に分配されたワークの合計重量値を記
    憶しておく合計重量値記憶手段と、 前記減算式計量器の計量部に載せた容器から取り出した
    ワークの重量値と、前記各分配用容器に分配されている
    ワークの合計重量値を比較して、該ワークを何れの分配
    用容器に分配するかを選択するワーク分配選別手段と、 を有することを特徴とするワーク分配装置。
  2. 【請求項2】 前記該ワーク1個の平均重量値の許容範
    囲内にあるワークを分配する複数個の分配用容器と、該
    許容範囲外になるワークを分配する分配用容器を有し、
    前記減算式計量器の計量部に載せた容器から取り出した
    ワークの重量値が、ワーク1個の平均重量値の許容範囲
    内であるか否を判別するワーク重量値判別手段を有する
    請求項1に記載のワーク分配装置。
  3. 【請求項3】 前記ワーク分配指示手段が、視覚的表
    示、あるいは聴覚的表示手段からなる請求項1または2
    に記載のワーク分配装置。
  4. 【請求項4】 前記ワーク分配確認手段が、分配用容器
    に取り付けられたワーク分配検出用センサー、あるいは
    分配用容器の重量変化を検出する重量変化検出用センサ
    ーからなる請求項1〜3のいずれかの項に記載のワーク
    分配装置。
  5. 【請求項5】 前記ワークが指示された分配用容器に所
    定時間以内に分配されないとき、または指示されない分
    配用容器に分配されたとき、警告を与える誤分配警告手
    段を有する請求項1〜4のいずれかの項に記載のワーク
    分配装置。
JP10529697A 1997-04-07 1997-04-07 ワーク分配方法と装置 Expired - Fee Related JP3898276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10529697A JP3898276B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 ワーク分配方法と装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10529697A JP3898276B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 ワーク分配方法と装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10277502A true JPH10277502A (ja) 1998-10-20
JP3898276B2 JP3898276B2 (ja) 2007-03-28

Family

ID=14403738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10529697A Expired - Fee Related JP3898276B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 ワーク分配方法と装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3898276B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249406A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Takara Keiki Seisakusho:Kk 組合せ計量装置
JP2006189263A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Kao Corp 物品の組合せ方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05312625A (ja) * 1992-05-08 1993-11-22 Anritsu Corp 重量選別装置
JPH06156408A (ja) * 1992-11-13 1994-06-03 Kubota Corp 品物の計重・仕分装置
JP3003420U (ja) * 1994-04-21 1994-10-18 株式会社ちくし号農機製作所 重量選別指示装置
JPH0733219A (ja) * 1993-07-21 1995-02-03 Daifuku Co Ltd 物品仕分け装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05312625A (ja) * 1992-05-08 1993-11-22 Anritsu Corp 重量選別装置
JPH06156408A (ja) * 1992-11-13 1994-06-03 Kubota Corp 品物の計重・仕分装置
JPH0733219A (ja) * 1993-07-21 1995-02-03 Daifuku Co Ltd 物品仕分け装置
JP3003420U (ja) * 1994-04-21 1994-10-18 株式会社ちくし号農機製作所 重量選別指示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249406A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Takara Keiki Seisakusho:Kk 組合せ計量装置
JP2006189263A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Kao Corp 物品の組合せ方法
JP4571856B2 (ja) * 2004-12-28 2010-10-27 花王株式会社 物品の組合せ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3898276B2 (ja) 2007-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102005035B1 (ko) 계량 시스템 및 계량 작업 방법
JP3088751B2 (ja) 風袋重量引き付き組合せ計量装置
JPH022091B2 (ja)
US9163979B2 (en) Method for using a ribbon scale for adjusting the amount of french fries in a bag in a restaurant
JPH10277502A (ja) ワーク分配方法と装置
JP3561160B2 (ja) 組合せ計量装置および組合せ計量方法
JPH08304156A (ja) 選別組合せ秤における表示装置及び選別組合せ秤における後段装置の制御装置
JPH064283Y2 (ja) 組合せ秤の作業指示・監視システム
JPH091086A (ja) 選別装置及び選別組合せ装置
JP4674126B2 (ja) 組合せ秤
JPH0979892A (ja) 組み合わせ秤
JP4405828B2 (ja) 組合せ計量装置
CA2532728A1 (en) A method and system for batching items into receptacles
JP3239875U (ja) 容器詰め作業支援システム
JPH01304325A (ja) 組合せ秤
JP6016441B2 (ja) 計量装置及び計量システム
WO2013078329A1 (en) Repositionable food scale weight sensing system, fry ribbon bridge assembly and method
JP3647549B2 (ja) 組合せ秤
JPH0498127A (ja) 組合せ秤
JPH0610627B2 (ja) 組合せ秤
JP2011133309A (ja) 組合せ計量装置
JP3446114B2 (ja) 重量選別装置
JPH06321207A (ja) 製造システム
US20060162970A1 (en) Method and a system for batching items into receptacles
JP4126259B2 (ja) 組合せ計量装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160105

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees