JPH0979892A - 組み合わせ秤 - Google Patents

組み合わせ秤

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JPH0979892A
JPH0979892A JP25937595A JP25937595A JPH0979892A JP H0979892 A JPH0979892 A JP H0979892A JP 25937595 A JP25937595 A JP 25937595A JP 25937595 A JP25937595 A JP 25937595A JP H0979892 A JPH0979892 A JP H0979892A
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JP25937595A
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English (en)
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Toshio Fujimitsu
敏夫 藤光
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め設定された組み合わせ重量の範囲内とな
るように組み合わされた被計量物を高速で自動的に選択
して表示できると共に、実際に選択した被計量物の合計
重量をその都度正確に検知して、選択の適否を判定する
ことができ、機械的可動部分が少なくメンテナンスの容
易な組み合わせ秤を提供する。 【解決手段】 複数の収納部11にそれぞれ載置される
被計量物の合計重量を一括して測定する計量部12と、
収納すべき収納部11の位置を指示する収納指示手段2
5と、計量部12で測定される合計重量の変化量のデー
タを順次記憶するメモリ手段27と、選択重量を与える
収納部11の組み合わせを決定する組み合わせ演算手段
28と、組み合わせ演算手段28により決定される収納
部11の組み合わせを表示する選択表示手段29とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は組み合わせ秤に係
り、更に詳しくは予め設定された目標重量範囲内となる
被計量物の組み合わせを選択して表示できる組み合わせ
秤に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スーパーマーケットなどでは商
品1kg入りの袋がいくらというように、商品となる品
物を寄せ集めて一定重量として、これを袋詰めにして販
売する形態が日常的に行われている。このように、一定
重量の品物を袋詰めする場合に問題になるのが、詰め込
まれる品物の計量であり、重さが足りないと信用問題に
なり、重すぎると歩留が悪くなる。従来、このような計
量を行う際には、多数個ある品物のうち何個かを1台の
計量部を有する秤に次々と載せ換えて、一定重量となる
組み合わせを作業者の勘に頼って選び出すか、あるいは
複数の計量部を有する秤を用いて、それぞれの計量部に
載置される被計量物の重量を独立に測定して各被計量物
の重量を組み合わせてなる合計重量が所定の最適な重量
となるような被計量物の組み合わせを決定し、この組み
合わせを表示させる組み合わせ秤が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記1
台の計量部を有する秤を用いて商品の袋詰めを行う場合
には作業者の勘だけに頼って被計量物を取捨選択するも
のであったので、例えば最後の一個の重さが所定の重量
の範囲内に収まらない場合には、他のものと交換しなが
ら何度も計り直すという事態が頻繁に生じ、速く計ろう
とすれば歩留が悪くなり、正確に計ろうとすれば計量に
大変な手間がかかるという問題点があった。また、複数
の計量部を有する組み合わせ秤を用いて該計量部の重量
の最適な組み合わせを選択する場合には、機械的な可動
部分が多くなり装置が複雑になるために故障が発生し易
くメンテナンスが煩雑となる。また、複数の計量部にそ
れぞれ測定誤差が生じるために最適な組み合わせを選択
したにも拘わらず、実際に選択した被計量物の合計重量
が一致しない等の問題点があった。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、予め設定された組み合わせ重量の範囲内となるよう
に組み合わされた被計量物を高速で自動的に選択して表
示できると共に、実際に選択した被計量物の合計重量を
その都度正確に検知して、選択の適否を判定することが
でき、機械的可動部分が少なくメンテナンスの容易な組
み合わせ秤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の組み合わせ秤は、複数の収納部に載置される被計
量物の重量を組み合わせて、それぞれの組み合わせの合
計値を算出し、これら合計値の中から目標重量範囲を含
む所定の選択規則に基づいて選択重量を求め、該選択重
量を与える収納部の組み合わせを表示する組み合わせ秤
において、前記複数の収納部にそれぞれ載置される被計
量物の合計重量を一括して測定する計量部と、被計量物
を収納すべき収納部の位置を指示する収納指示手段と、
該収納指示手段により指示される収納部の位置、及び該
収納部へ被計量物を収納する前後における前記計量部で
測定される合計重量の変化量のデータを順次記憶するメ
モリ手段と、該メモリ手段に記憶される前記データ及び
前記選択規則に基づいて前記選択重量を与える収納部の
組み合わせを決定する組み合わせ演算手段と、該組み合
わせ演算手段により決定される前記収納部の組み合わせ
を表示する選択表示手段とを有する。
【0006】請求項2記載の組み合わせ秤は、請求項1
記載の組み合わせ秤において、前記選択表示手段により
表示される収納部から被計量物を取り出すときに、前記
計量部で測定される取り出し前後の合計重量の変化量が
前記選択重量と所定の誤差範囲で一致した場合に信号を
発信する判定報告手段を有する。請求項3記載の組み合
わせ秤は、請求項1又は2記載の組み合わせ秤におい
て、前記選択表示手段により表示される収納部から被計
量物を取り出すときに、前記計量部で測定される取り出
し前後の合計重量の変化量を、予め設定される適量重量
範囲と対比して、適量重量範囲内の場合、適量重量範囲
より大きい場合、適量重量範囲より小さい場合のそれぞ
れに対応する信号を発信する重量チェック表示手段を有
する。
【0007】ここで計量部とは、複数の収納部上にある
被計量物の全重量を検知する計量装置である。目標重量
範囲とは、複数の被計量物が組み合わされてなる選択重
量を選択規則に基づいて求めるための前提となる重量の
範囲である。適量重量範囲とは、任意に設定される上限
値及び下限値からなる重量の範囲であり、収納部から実
際に取り除かれた被計量物の重量の合計値を評価するた
めの基準となる範囲である。合計重量とは、計量部で検
知される重量であり、該計量部に支持された複数の収納
部上にある被計量物の重量をそれぞれ合計した値に等し
い。選択規則とは、例えば目標重量範囲の下限値、上限
値又は中心値にもっとも近い合計値を選択重量とする等
の選択重量を決定するための規則である。収納指示手段
とは、記憶部のデータ又は予め入力された指示手順のデ
ータに基づいて、収納すべき収納部の位置を決定してこ
れを表示する装置である。取り出し前後の合計重量の変
化量とは、組み合わせ演算手段により選択重量の組み合
わせを決定して、該合計重量を監視し、該選択重量に相
当する合計重量の変化量が生じた時の変化量をいう。前
記判定報告手段及び重量チェック表示手段における信号
には、ランプの点灯、発色等による光信号、又はブザー
音、音声等による信号が含まれる。
【0008】
【作用】請求項1〜3記載の組み合わせ秤においては、
複数の収納部にそれぞれ載置される被計量物の合計重量
を一括して測定する計量部を有しているので、組み合わ
せ秤から複数の被計量物を取り出した前後の変化量を正
確に計量することができる。また、収納指示手段からの
指示に基づいて、収納部の位置、及び該収納部へ被計量
物を収納する前後における前記計量部で測定される合計
重量の変化量のデータを順次記憶するメモリ手段を有す
るので、各収納部毎に載置される被計量物のそれぞれの
重量を記憶することができる。そして、前記被計量物の
データに基づいて選択重量を与える収納部の組み合わせ
を決定して、その収納部の組み合わせを表示するので、
実際に選択した被計量物の合計重量を正確に検知して、
予め設定された組み合わせ重量の範囲内となるように組
み合わされた被計量物を高速に選択して表示できる。
【0009】特に、請求項2記載の組み合わせ秤におい
ては、選択表示手段により表示される収納部から被計量
物を取り出すときに、計量部で測定される取り出し前後
の合計重量の変化量が選択重量と所定の誤差範囲で一致
した場合に信号を発信する判定報告手段を有するので、
作業者が選択された組み合わせの収納部上にある被計量
物を除いたときに、被計量物を所定の誤差範囲を越えて
取り残したり、又は収納部を誤認したような場合にも正
確にそれを判断して作業者に警告することができる。ま
た、請求項3記載の組み合わせ秤は、選択表示手段によ
り表示される収納部から被計量物を取り出すときに、計
量部で測定される取り出し前後の合計重量の変化量を予
め設定される適量重量範囲と対比して、それぞれの状態
に対応する信号を発信する重量チェック表示手段を有す
るので、実際に取り出された被計量物の合計重量をその
都度判定して警告を表示することができる。
【0010】
【発明の効果】従って、請求項1〜3記載の組み合わせ
秤においては、予め設定された組み合わせ重量の範囲内
となるように組み合わされた被計量物を高速で自動的に
選択して表示できると共に、実際に選択した被計量物の
合計重量を正確に検知して、選択の適否を判定して作業
者に警告を発したり、表示を行うことができると共に、
機械的可動部分が少ないのでメンテナンスが容易であ
る。特に、請求項2記載の組み合わせ秤においては、選
択された組み合わせの被計量物が実際に正確に取り出さ
れたかどうかを迅速に判断して、これを表示するので、
作業者の心理的負担を軽減して能率的な計量作業を行う
ことができる。また、請求項3記載の組み合わせ秤にお
いては、収納部から取り除かれた被計量物の合計重量が
予め設定される適量重量範囲に実際に合致するかどうか
を判断して、計量不良のクレームを防止し、歩留の向上
をも図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに図1は本発明の実施の形態に
係る組み合わせ秤の斜視図、図2は同組み合わせ秤の制
御部等の全体構成図、図3は同組み合わせ秤の制御部等
のブロック図、図4〜図6は同組み合わせ秤を適用した
作業手順のフローチャート図である。
【0012】まず、図1を用いて本発明の一実施の形態
に係る組み合わせ秤を説明すると、組み合わせ秤は、被
計量物を収納する複数の収納部11と、該収納部11に
載置される被計量物の全重量を測定する計量部12と、
該計量部12からの計量信号又はキーボード等から入力
される信号を処理する制御部13とを有している。
【0013】前記複数の収納部11はそれぞれが計量部
12に対して独立した構造ではなく、単に仕切り部11
a又は描画等によって区画された載せ皿11b上の領域
であり、該載せ皿11bの全体の重量が計量部12によ
り支持されており、複数の収納部11に載置される被計
量物のそれぞれの全重量を計量部12を用いて計測する
ことができるようになっている。ここで、複数の収納部
11からなる載せ皿11bが計量部12から簡単に分離
できる着脱可能な構造にしておくと、清掃等のメンテナ
ンスが簡単となり、また故障を少なくできる利点があ
る。そして、各収納部11に区画された領域内には、被
計量物を収納すべき位置を緑色点滅により指示する収納
指示ランプ15、選択重量となる収納部11の組み合わ
せを緑色点灯により指示する選択表示ランプ16、及び
被計量物が収納部11に収納されていることを赤色点灯
により表示する収納表示ランプ14が設けられている。
なお、収納指示、収納表示及び選択表示の各ランプを一
つにまとめて共用として、例えばランプの色調又は点滅
間隔の変化等により組み合わせ秤の状態の識別ができる
ようにしてもよい。
【0014】前記計量部12は、前記複数の収納部11
に載置される被計量物の重量の合計値を検出して、その
重量値に相当する信号を制御部13に送信する。前記制
御部13は図3に示すように、収納確認手段24、収納
指示手段25、選択重量判定手段26、メモリ手段2
7、選択重量を与える収納部11の組み合わせを決定す
る組み合わせ演算手段28と、選択表示手段29、判定
報告手段31、及び重量チェック表示手段32とを有す
る。そして、キーボード34からの信号、又は計量部1
2からの信号を前記制御部13を用いて処理して、その
演算結果に従って判定報告部33、警報部22、重量表
示部23、並びに前記収納部11に配置された収納指示
ランプ15、選択表示ランプ16及び収納表示ランプ1
4に信号を送るように構成されている。
【0015】ここに、図2はコンピュータからなる制御
部13及び周辺機器により構成される組み合わせ秤10
の全体構成図である。制御部13は計量部12及びキー
ボード34からの入力信号を入力インターフェース17
を介して入力して、ROM18又はRAM20に保持さ
れた演算処理プログラムに従って、これらのデータのC
PU19による演算処理が行われる。そして、その処理
結果が出力インターフェース21を介して、警報部2
2、重量表示部23、選択表示ランプ16、収納指示ラ
ンプ15及び収納表示ランプ14に出力されるようにな
っている。
【0016】図3は前記制御部13を中心とした機能の
詳細ブロック図である。まず計量部12から入力される
被計量物の合計重量のデータが、収納確認手段24を介
してメモリ手段27、収納指示手段25、及び収納表示
ランプ14に送られると共に、選択重量判定手段26に
も送られる。なお、前記収納確認手段24を省略してメ
モリ手段27に収納確認の機能を付加することもでき
る。前記メモリ手段27は、前記合計重量の変化量のデ
ータと収納確認手段24から取得する収納部11の位置
のデータに基づいて各収納部11の位置に対応する番地
毎に被計量物の重量を順次記憶する。
【0017】前記組み合わせ演算手段28は、前記メモ
リ手段27に記憶されたデータを演算処理プログラムに
基づいて処理することにより、選択重量及び、選択重量
を与える収納部の組み合わせを決定する。演算処理プロ
グラムは、収納部11の番地毎に記憶された重量のデー
タから、可能な全ての重量の組み合わせの合計値を算出
して、これらの合計値を予め入力されている目標重量範
囲と比較して、これを満たすものの中から、選択規則に
基づいて選択重量を決定する。なお、このとき選択規則
を満足するような選択重量が得られない場合には、警報
部22に信号を発信する。そして、警報部22ではこの
信号に基づいてブザーあるいはランプ点灯等により、作
業者に警告する。
【0018】選択表示手段29は、前記組み合わせ演算
手段28で選択された選択重量を重量チェック表示手段
32へ出力する一方、選択重量を与える収納部11の組
み合わせにより収納部11の該当する選択表示ランプ1
6を点灯させる機能を有する装置である。収納指示手段
25は、前記収納確認手段24からのデータに基づいて
該当する収納指示ランプ15を点灯させる機能を有する
制御手段13に設けられた装置である。重量チェック表
示手段32は、計量部12で測定されたその時点での合
計重量を重量表示部23に表示させると共に、計量部1
2で測定される合計重量の変化量と予め設定される適量
重量範囲とを比較して、前記変化量が適量重量範囲とな
る場合、適量重量範囲より大きい場合、及び適量重量範
囲より小さい場合のそれぞれに対応するを信号を判定報
告部33に送るようになっている。
【0019】前記選択重量判定手段26は、計量部12
から出力される合計重量と組み合わせ演算手段28から
のデータを集約して、これを判定報告手段31に転送す
る。そして、判定報告手段31は、前記選択表示手段2
9により表示される収納部11から被計量物を取り出す
ときに、前記計量部12で測定される取り出し前後の合
計重量の変化量が前記選択重量と所定の誤差範囲で一致
した場合に信号を判定報告部33へ発信することができ
る。そして、判定報告部33はランプ、又はブザー、音
声信号等により、作業者に組み合わせ秤の状態を表示す
るようになっている。
【0020】以下、前記組み合わせ秤10を用いて被計
量物を所定の目標重量範囲となるように計量する操作方
法を図4〜図6に示すフロー図に基づいて説明する。図
4〜図6に示すように、ステップ101では予めキーボ
ード34等の入力手段によりメモリ手段27に記憶設定
されている収納自動指示の状態を判定して、自動指示モ
ードが指定されているときにはステップ102へ進み、
手動指示モードのときには収納部11の番地ナンバー
(No.)をキーボード34から入力して(ステップ1
08)、次のステップ103へ移行する。ステップ10
2ではROM18、又はRAM20に予め設定された収
納指示条件により、該当する被計量物が載置されていな
い空の収納部11を判定して、対応する収納指示ランプ
15を点滅させる。
【0021】前記ステップ102及びステップ108に
それぞれ続くステップ103では収納指示ランプ15の
点滅している収納部11に被計量物(品物)を載置す
る。ステップ104においては計量部12により被計量
物の合計重量を測定して、ステップ105へ進む。ステ
ップ105では測定した合計重量をメモリ手段27の所
定番地に記憶する。ステップ106ではメモリ手段27
に記憶されている収納部11のデータ数を判定して、該
データ数が所定個数未満ならステップ101へ、所定個
数以上なら次のステップ107へ進め、組み合わせ演算
手段28による演算が行われる。
【0022】ステップ109では選ばれた被計量物の合
計重量が予め登録された目標重量範囲(例えば315g
〜325g)にあるかどうかが判定され、この範囲であ
れば、ステップ110へ進んで目標値にもっとも近い組
み合わせである選択表示ランプ16が点灯され、ステッ
プ111においてその組み合わせの合計重量が重量表示
部23に表示される。
【0023】なお、ステップ109において目標重量範
囲外であればステップ118へ進み収納部11のデータ
がメモリ手段27に全て記憶されているどうかが判断さ
れる。そこで全部記憶されていれば、ステップ119に
おいて警報部22よりその状態を表示する警報が発せら
れた後、ステップ120においてメモリ手段27に記憶
された各データをクリアするかどうかを各収納部11の
収納表示ランプ14、収納指示ランプ15、及び選択表
示ランプ16の表示状態の履歴等を作業者が判定する。
クリアする場合にはステップ121へ進んで該当するメ
モリ手段27に記憶されたメモリの内容をキーボード3
4を用いてクリアして、ステップ122へ進む。ステッ
プ122では全部の品物が取り出された時にスタート位
置に復帰する判定がなされるようになっている。ステッ
プ120でクリアしない場合は品物を入れ替えて再度組
み合わせ演算を行う(ステップ126)。そして、次の
ステップ127において、入れ替えるべき収納部11の
番地を自動指示するかどうかを作業者が判定する。ここ
で、自動指示しない場合には収納部の番地を手動で作業
者が入力し(ステップ129)、自動指示する場合には
収納部の番地が自動表示される(ステップ128)。前
記ステップ128及びステップ129に続くステップ1
30では選択表示ランプ16により指示されている収納
部11から被計量物を取り出す。そして、続くステップ
131では、収納指示ランプ15に指示されている収納
部11に被計量物を載置した後、ステップ132で収納
メモリ(メモリ手段27)の所定番地にその合計重量の
変化量を記憶して、組み合わせ演算を行うステップ10
7に移行する。
【0024】ステップ111で組み合わせ重量を表示の
後、ステップ112で選択された被計量物の取り出し完
了の状態を合計重量の変化量と選択重量との差により判
定して、取り出しが完了まで待機する。そして、ステッ
プ113で計量を完了するかどうかを判断して、自動完
了モードではない場合は、キーボードより完了信号を発
信する(ステップ114)。前記ステップ113及びス
テップ114に続くステップ115では、予め合計重量
の変化量をチェックするかどうかを設定する。チェック
機能を設定しない場合にはそのまま終了し、チェック機
能を設定する場合には、ステップ116において、合計
重量の変化量を予め設定されている適量重量範囲と対比
して、適量重量範囲内の場合に終了として、適量重量範
囲外の場合は、次のステップ123において前記合計重
量の変化量が適量重量範囲より大きいか、小さいかを判
定して大きい場合に過量信号の警報を発信し(ステップ
124)、小さい場合には軽量信号の警報を発信する
(ステップ125)して終了するようになっている。
【0025】
【実施例】次に、本発明の組み合わせ秤10を適用する
被計量物の計量方法について表1〜表6を用いて具体的
に説明する。本実施例の組み合わせ秤10は10個の収
納部A〜Jを有しており、該収納部A〜Jに対応してそ
れぞれ収納表示ランプ14、収納指示ランプ15、及び
選択表示ランプ16を備え、取り出し完了を表示する完
了表示ランプと重量チェック表示ランプとを有してい
る。表1〜6は前記組み合わせ秤10における状態を表
形式で表記したものである。なお、ここでは各表示ラン
プの点灯および消灯の状態をそれぞれ黒丸(●)と白丸
(○)とで表示している。また、表示ランプを使用する
ことなく、音声等により作業者に位置を指示することも
できる。
【0026】先ず目標重量範囲の上限値、下限値、及び
選択すべき収納部の組み合わせ設定数を例えば150
g、85g、10としてそれぞれキーボード34から入
力して、表1に示すような初期状態が設定される。表1
においては、メモリ手段27に記憶された収納部11の
重量が零である番地の中から、番地昇順の第一位にある
収納部Aの番地が収納指示手段25により選択されて、
収納部Aの収納指示ランプ15が点灯している。ここ
で、前記収納指示手段25においては、上記以外にも種
々の条件設定ルールに基づいて行うことができる。例え
ば、各収納部11毎に計量のバランスを考慮した収納順
にしてもよい。表1では収納部A〜Jは全て空であるの
で合計重量w1 の値は零となっている。前記組み合わせ
設定数は、選択の対象とする収納部の総数を規定する値
であり、被計量物が載置される収納部がこの値となった
ときに、組み合わせ演算の処理が行われる。従って、こ
の組み合わせ設定数を小さく設定しすぎると選択の幅が
少なくなり歩留が悪くなる。
【0027】
【表1】
【0028】そして、前記収納指示ランプ15によって
指示された収納部Aに重量50gの被計量物を載置する
と、表2に示すように計量部12によって測定される合
計重量w2 は50gとなり、このときの合計重量の変化
量(w2 −w1 )が収納部Aの番地に対応する重量とし
て、メモリ手段27に記憶されると共に、収納部Aの収
納表示ランプ14を点灯させ、次に被計量物を収納すべ
き番地が前記収納指示手段25により選択され収納部B
の収納指示ランプ15が点灯する。上述のように、ここ
では合計重量の変化量とメモリ手段27に記憶されるデ
ータとに基づいて被計量物が載置される番地を識別し検
知する方法を採用したが、光センサー等により被計量物
が載置される収納部の位置を実際に検出するようにして
もよい。
【0029】
【表2】
【0030】同様にして、表3に示すように、表2の収
納表示ランプ14の指示に従って、収納部Bに重量10
0gの被計量物を載せると合計重量w3 は目標重量範囲
の上限値と等しい150gとなるが、この段階では組み
合わせて選択すべき収納部の総数は収納部Aと収納部B
の2箇所であり、組み合わ設定数である10に満たない
ので、さらに次の空である収納部Cに対応する収納指示
ランプ15が点灯して、被計量物の追加が促される。
【0031】
【表3】
【0032】この様にして、収納指示ランプ15の指示
に従って被計量物を該当する収納部へ載置していくと、
空でない収納部の総数が組み合わせ設定数である10と
なって、収納指示ランプ15が全て消灯し、表4に示す
ように合計重量w4 が860gの状態となる。そして、
ここで組み合わせ演算手段28を用いて、メモリ手段2
7に記憶された前記収納部の番地に対応する重量値の全
ての組み合わせの中から所定の選択規則に従って選択重
量を計算して、該選択重量を与える収納部の番地の組み
合わせを確定する。この場合、目標重量範囲となる可能
な各重量の組み合わせの合計値の中から、下限値85g
にもっとも近い組み合わせを選択重量とする選択規則を
採用することにより、選択重量は収納部A(重量:50
g)と収納部C(重量:40g)とを組み合わせた合計
値である90g(=50g+40g)として確定し、こ
れに相当する収納部Aと収納部Cの選択表示ランプ16
を点灯させる。
【0033】
【表4】
【0034】表5は、表4の状態から選択重量となる収
納部A、Cの被計量物を取り除いた後の状態を示してい
る。この時、計量部12で計量される合計重量w5 の変
化量(w4 −w5 )が、表4に示す収納部Aと収納部C
との組み合わせの合計値である選択重量90gに所定の
誤差範囲で等しいかどうかを判定して、誤差範囲内で両
者が一致する場合に、取り出し完了表示ランプを点灯さ
せる。また、同時に前記合計重量の変化量(w4
5 )が予め設定されている適量重量範囲(上限値:1
50g〜下限値:85g)に入るか否かを判定して、範
囲内の場合に判定報告部33の一例である重量チェック
表示ランプを点灯させることができる。なお、ここで適
量重量範囲を、目標重量範囲(上限値:150g〜下限
値:85g)と同じ範囲としたが、必ずしも両者を一致
させる必要はなく、適量重量範囲を任意の範囲に設定す
ることができる。そして、収納部A及び収納部Cに相当
する収納表示ランプ14を消灯して、メモリ手段27に
記憶されている収納部A及び収納部Cの番地の該当する
それぞれの重量データをクリアする。
【0035】
【表5】
【0036】表6に示すように、表4の状態からそのと
きの選択重量となる収納部A、Cの被計量物をそれぞれ
取り除いた時に、若干の取り残しが生じて、計量部12
で計量される合計重量の変化量(w4 −w6 =860g
−780g=80g)が、表4に示す収納部Aと収納部
Cとの和である選択重量90gに所定の誤差範囲で合致
しない場合、又は目標重量範囲(上限値:150g〜下
限値:85g)外となる場合には、取り出し完了表示ラ
ンプ、又は重量チェック表示ランプは点灯せずNG(不
合格)となって、作業者にこれを光あるいは音等の警報
手段により知らせることができる。また、このような場
合でも収納部A及び収納部Cに相当する収納表示ランプ
14を消灯して、メモリ手段27に記憶されている収納
部A及び収納部Cの番地の該当するそれぞれの重量デー
タをクリアして以降の計量操作を継続することができ
る。
【0037】
【表6】
【0038】以上説明したように、合計重量の変化量に
基づいて目的とする被計量物の計量が行われるので、表
5、表6に示す状態の以降においても、前記の手順によ
る計量作業を継続して、常に取り除かれた被計量物の重
量の正確な計量を行うことが可能である。
【0039】以上、本発明の実施の形態及び実施例を説
明したが、本発明はこれらの実施の形態及び実施例に限
定されるものではなく、要旨を逸脱しない条件の変更等
は全て適用範囲である。例えば本実施の形態において
は、1台の計量部12を用いて複数の収納部11にある
被計量物の計量を行うようにしたが、複数の収納部に対
応する複数台の計量部を用いることもできる。この場合
の組み合わせ演算は収納された全ての被計量物において
行い、これらの組み合わせの中から選択重量を計算して
もよい。さらに、収納部11は計量部に必ずしも固定せ
ずに、簡単に分離できる脱着可能な構造としてもよく、
個々の収納部11が別々に可動できるようにして、各収
納部11上への被計量物の出し入れが容易に行えるよう
にもできる。また、計量部12への被計量物の出し入れ
作業の全部、又は一部を、シュートや移送ロボット等の
手段を用いて自動化させることもできる。さらに、計量
部12の合計重量の変化量が予め設定された微量増減の
範囲を越えていなければ被計量物の載置とはみなさず、
この情報を表示するようにしてもよい。取り出される収
納部11の個数を光センサ等の手段を用いて検知して、
この取り出される個数が予め選択されている選択重量の
組み合わせの個数と一致するかどうかを含めて取り出し
完了、又は重量が所定範囲内かどうかをチェックして、
この警報を発することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る組み合わせ秤の斜視
図である。
【図2】同組み合わせ秤の制御部等の全体構成図であ
る。
【図3】同組み合わせ秤の制御部等のブロック図であ
る。
【図4】同組み合わせ秤を適用した作業手順のフローチ
ャート図である。
【図5】同組み合わせ秤を適用した作業手順のフローチ
ャート図である。
【図6】同組み合わせ秤を適用した作業手順のフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
10 組み合わせ秤 11 収納部 11a 仕切り部 11b 載せ皿 12 計量部 13 制御部 14 収納表示ランプ 15 収納指示
ランプ 16 選択表示ランプ 17 入力イン
ターフェース 18 ROM 19 CPU 20 RAM 21 出力イン
ターフェース 22 警報部 23 重量表示
部 24 収納確認手段 25 収納指示
手段 26 選択重量判定手段 27 メモリ手
段 28 組み合わせ演算手段 29 選択表示
手段 30 選択判定手段 31 判定報告
手段 32 重量チェック表示手段 33 判定報告
部 34 キーボード A 収納部 B 収納部 C 収納部 D 収納部 E 収納部 F 収納部 G 収納部 H 収納部 I 収納部 J 収納部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の収納部に載置される被計量物の重
    量を組み合わせて、それぞれの組み合わせの合計値を算
    出し、これら合計値の中から目標重量範囲を含む所定の
    選択規則に基づいて選択重量を求め、該選択重量を与え
    る収納部の組み合わせを表示する組み合わせ秤におい
    て、 前記複数の収納部にそれぞれ載置される被計量物の合計
    重量を一括して測定する計量部と、 被計量物を収納すべき収納部の位置を指示する収納指示
    手段と、 該収納指示手段により指示される収納部の位置、及び該
    収納部へ被計量物を収納する前後における前記計量部で
    測定される合計重量の変化量のデータを順次記憶するメ
    モリ手段と、 該メモリ手段に記憶される前記データ及び前記選択規則
    に基づいて前記選択重量を与える収納部の組み合わせを
    決定する組み合わせ演算手段と、 該組み合わせ演算手段により決定される前記収納部の組
    み合わせを表示する選択表示手段とを有することを特徴
    とする組み合わせ秤。
  2. 【請求項2】 前記選択表示手段により表示される収納
    部から被計量物を取り出すときに、前記計量部で測定さ
    れる取り出し前後の合計重量の変化量が前記選択重量と
    所定の誤差範囲で一致した場合に信号を発信する判定報
    告手段を有する請求項1記載の組み合わせ秤。
  3. 【請求項3】 前記選択表示手段により表示される収納
    部から被計量物を取り出すときに、前記計量部で測定さ
    れる取り出し前後の合計重量の変化量を、予め設定され
    る適量重量範囲と対比して、適量重量範囲内の場合、適
    量重量範囲より大きい場合、適量重量範囲より小さい場
    合のそれぞれに対応する信号を発信する重量チェック表
    示手段を有する請求項1又は2記載の組み合わせ秤。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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