JP3898276B2 - ワーク分配方法と装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワーク分配装置に係り、より詳細には、複数個の果実や野菜その他のワークが収納されている容器から、該ワークを取り出し、該ワークを複数個の容器に所定重量づつ分配計量収納できるワーク分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
農園や農場で収穫された果実や野菜等の農作物は、通常、コンテナに入れられて、農作物仕分け場に送られる。そして、該農作物仕分け場で、該農作物の品質や重量により複数個の箱に選別・仕分けされることになる。
【0003】
このような選別・仕分け方法としては、本発明者が先に提案した『減算式計量器を用い、該計量器の計量台に果実を入れたコンテナを載せて、該コンテナから果実を取り出した際、該計量器による減算値に基づいて、該当する分配用容器に収納する方法』が知られている(特公平3−33391号公報参照)。そして、この方法によれば、前記果実と触れる度合いを少なし、かつ仕分けを簡単に行うことができるという利点を有する。
【0004】
しかし、この選別・仕分け方法の場合、一個一個の果実の重量あるいは重量区分を判別して、所定の分配用容器に詰めることはできるものの、複数個の各分配用容器に、一定重量づつ詰めるという作業はできない。そのため、該複数個の分配用容器に一定重量づつ詰めるには、通常、
▲1▼ 一個の計量器を準備し、該計量器の計量台に分配用容器を載せて、前記コンテナから作業者がランダムに取り出した農作物を、該計量器が一定重量値を示すまで詰めるという方法、
▲2▼ 複数個の計量器を準備し、該各計量器に分配用容器を載せ、前記コンテナから作業者が各容器に大きさや重量の均一であると目視した農作物を取り出し、該農作物を、該各計量器が一定重量値を示すまで詰めるという方法、
▲3▼ 減算式計量器を準備し、該計量器の計量台に前記コンテナを載せ、該コンテナから農作物を取り出し、一個の容器に所定量詰め、複数個の容器に一定量づつ詰めるには、この作業を複数回繰り返すという方法、
のような方法を採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した分配方法の場合、次のような問題がある。すなわち、
▲1▼ 前記▲3▼の方法にあっては、各分配用容器に詰めた農作物の大きさや重量が、不揃いに成りやすく、大きさが不揃いの場合、該分配用容器に詰めた該農作物の嵩に差が生じることになる。
▲2▼ 前記▲2▼の方法にあっては、同時に複数個の分配用容器に仕分け・分配するため、各容器によって農作物の不揃いが生じるのを防止することができるものの、該各分配用容器の数に対応するだけの計量器が必要になり、コスト高に成りやすい。
▲3▼ 前記▲3▼の方法にあっては、複数個の各分配用容器に詰めている農産物の個々の大きさや重量にバラツキが発生し易く、製品として不揃いとなる。
等の課題がある。
また、このような仕分け・分配は、前記農作物に限られるものでなく、魚介類等のワークについても同様に課題がある。
【0006】
本発明は、以上のような課題に対処して創作したものであって、その目的とする処は、農作物、魚介類等のワークを分配・容器詰めするに際して、計量器の必要数を少なくできると共に、簡単な作業でもって、各分配用容器に均等に分配・容器詰めすることができるワーク分配装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そして、上記課題を解決するための手段としての本発明の請求項1のワーク分配装置は、減算式計量器を用いて果物や野菜等のワークを複数個の分配用容器に分配するための装置であって、多数あるいは多量のワークを入れた容器を載せて、該容器からワークを取り出した際に、該取り出したワークの重量を計量する減算式計量器と、この取り出されたワークを何れの分配用容器に分配するかを選択するワーク分配選別手段と、その選択された分配容器を指示する分配指示手段と、前記各分配用容器に分配されたワークの合計重量値を記憶しておく合計重量値記憶手段と、を有し、前記ワーク分配選別手段は分配されたワークの前記合計重量値の少ない分配用容器を選択し、該当する分配用容器が複数ある場合には各分配用容器へのワーク分配回数の少ない分配用容器を選択することを特徴とする。
【0008】
請求項2のワーク分配装置は、前記請求項1の発明において、前記減算式計量器の前記容器から取り出したワークの重量値が、ワーク1個の平均重量値の許容範囲内であるか否かを判別するワーク重量値判別手段と、許容範囲外ワーク分配用容器とを有し、前記ワーク分配選別手段は前記減算式計量器の前記容器から取り出したワークが前記平均重量値の許容範囲外にある場合又は前記分配用容器の何れに分配しても予め設定された前記分配用容器に分配するワークの設定重量値を超える場合に、前記許容範囲外ワーク分配用容器を選択することを特徴とする。請求項3ワーク分配装置は、前記請求項1または2の発明において、前記ワーク分配指示手段が、視覚的表示、あるいは聴覚的表示手段からなることを特徴とする。請求項4のワーク分配装置は、前記請求項1〜3の発明において、分配用容器に取り付けられたワーク分配検出用センサーからなるワーク分配確認手段を備えることを特徴とする。更に請求項5のワーク分配装置は、前記請求項1〜4の発明において、前記ワークが指示された分配用容器に所定時間以内に分配されないとき、または指示されない分配用容器に分配されたとき、警告を与える誤分配警告手段を有することを特徴とする。
【0009】
ここで、前記減算式計量器とは、多数あるいは多量の被計量物を載せ、該被計量物を取り出すことで、その取り出した被計量物の重量が計量できる計量器をいう。該減算式計量器は、通常、計量器本体部分と、計量台部分を有し、該計量値は、視覚的表示または/および聴覚的表示できる形態となっている。前記分配指示手段は、作業者(操作者)に複数個の分配用容器のうちの何れの容器に分配すればよいかを指示する手段で、計量器自体に取り付ける場合と、該計量器から分離して取り付けて視覚的あるいは聴覚的に指示する構成が含まれる。前記視覚的に表示する手段としては、計量器で計量した計量値あるいは計量値区分を数値により表示する場合、特定の分配用容器をランプ等で表示する場合があり、また聴覚的手段で表示する場合としては、該当する分配用容器の番号等を音声によって表示する場合がある。また、前記ワーク分配確認手段としては、例えば、分配用容器にワーク若しくは作業者の手等が投入状態、あるいは近傍位置にあることを確認した場合を検出する光学的センサー、あるいは分配用容器を載せて、該容器の重さの変化を検出する圧力センサーを用いることができる。前記合計重量値記憶手段は、各分配用容器における合計重量値を記憶する手段であって、一般的には、計量器内、あるいは別途設けている装置のROM、RAMその他のメモリ回路によって構成している。そして、この各分配用容器に分配しているワークの合計重量値、あるいは投入予定重量値から該合計重量値を差し引いた不足重量値を視覚的に表示する構成を備えている。また、前記ワーク分配選別手段は、前記各分配用容器内のワーク合計重量値の少ない分配用容器を選別する手段、あるいはワーク合計重量値の少ない分配用容器が複数個ある場合、各分配用容器へのワーク分配回数の少ない分配用容器を選別する手段を用いることができる。
【0010】
そして、本発明のワーク分配装置は、減算式計量器と、分配しようとする複数個の分配用容器、および該ワーク1個の平均重量値の許容範囲外にあるワークを収納する許容範囲外ワーク収納用容器を準備した後、前記減算用計量器の計量台に多数個(多量)のワークを入れた容器を載せ、該容器からワークを取り出すと、該ワークの重量値に応じて、ワーク分配指示手段によって分配するのに最適の分配用容器、若しくは許容範囲外ワーク収納用容器を指示する。そして、指示された容器のうち、該分配用容器に該ワークを投入すると、該状態をワーク分配確認手段が確認すると、合計重量値記憶手段により、該ワークを投入した分配用容器内のワーク合計重量値を記憶する。次に、前記計量台に載せている容器からワークを取り出した際、該ワークを何れの分配用容器に投入したらよいかについて、ワーク分配選別手段によって、該分配用容器内のワーク合計重量値から演算・選別し、前記ワーク分配指示手段によって分配する分配用容器を指示する。このようにして、全ての分配用容器に適量のワークを分配することができる。
【0011】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の請求項1のワーク分配装置によれば、減算式計量器を用いた分配装置であって、該分配装置が、ワークを分配する複数個の各分配用容器に分配されたワークの合計重量値を記憶しておく合計重量値記憶手段と、この合計重量値の少ない分配用容器を選択し、該当する分配用容器が複数ある場合には各分配用容器へのワーク分配回数の少ない分配用容器を選択するワーク分配選別手段を有するので、一個の減算式計量器でもって、複数個の各分配用容器に、ワークを傷つけることなく、大きさや重量にバラツキのないワークを均等に、かつ定量詰めを行うことができるという効果を有する。
【0012】
請求項2のワーク分配装置によれば、前記減算式計量器の前記容器から取り出したワークの重量値が、ワーク1個の平均重量値の許容範囲内であるか否かを判別するワーク重量値判別手段と、許容範囲外ワーク分配用容器とを有し、前記ワーク分配選別手段は前記減算式計量器の前記容器から取り出したワークが前記平均重量値の許容範囲外にある場合又は前記分配用容器の何れに分配しても予め設定された前記分配用容器に分配するワークの設定重量値を超える場合に、前記許容範囲外ワーク分配用容器を選択し、該ワークを元の容器に戻し、最適なワークを探すという作業を不要としているので、前記効果に加えて、ワークを傷めることなく、複数個の各分配用容器にワークを定量詰めできるという効果を有する。
【0013】
請求項3のワーク分配装置によれば、前記ワーク分配指示手段が、視覚的表示、あるいは聴覚的表示手段からなるので、前記各効果に加えて、何れの分配用容器に分配すれば良いかを明確に判別でき、その作業性を向上させることができるという効果を有する。請求項4のワーク分配装置によれば、分配用容器に取り付けられたワーク分配検出用センサーからなるワーク分配確認手段を備えるので、前記各効果に加えて、該ワークが指示された分配用容器に分配されたか否かを容易に確認することができるという効果を有する。また、請求項5のワーク分配装置によれば、前記ワークが指示された分配用容器に所定時間以内に分配されないとき、または指示されない分配用容器に分配されたとき、警告を与える誤分配警告手段を有するので、前記各効果に加えて、分配が正確に行えたか否かを作業者に容易に認識させ得ることができるという効果を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明を具体化した好ましい実施の形態について説明する。ここに、図1〜図3は、本発明の実施形態を示し、図1はワーク分配装置の概略外観構成図、図2はブロック図、図3は本発明のワーク分配のフロチャートである。
【0015】
本実施形態のワーク分配装置は、果実、野菜、あるいは魚等の農水産物(以下、被計量物という)を複数個の分配用容器Ci に定量分配するための分配装置であって、図1に示すように、被計量物(ワーク)Wの計量する計量部1と、計量部1で計量した被計量物Wをいずれの分配用容器Ci に分配するかを選択する演算・選択部2と、各分配用容器に分配されているワークWの合計重量値を記憶しておくための記憶部3と、各分配用容器Ci に投入されたことを確認するための投入確認部4と、各分配用容器Ci に適正に投入されていないことを警告する警報部5と、いずれの分配用容器Ci に分配するかを指示する選択指示部6、および重量値等を表示するための表示部7から構成してある。ここで、前記分配用容器Ci としては、4個の分配用容器CA ,CB ,CC ,CD と、ワーク1個の平均重量値の許容範囲外にあるワークを分配する許容範囲外ワーク分配用容器CX ,CY を用いている。
【0016】
計量部1は、減算式計量器からなり、多数あるいは多量のワークWを入れた容器Aを載せる計量台(計重台ともいう)1aと、演算・表示を行う計量本体部1bを有し、容器AからワークWi (1個あるいは複数個)を取り出すことで該取り出した分のワークWi の計量をすることができる。計量本体部1bは、計量台1aの内部に組み込まれた構成でも、外部に取り出した構成でもよい。そして、計量本体部1bには、演算・選択部2が設けてある。演算・選択部2は、CPUからなり、容器Aから取り出したワークWi の重量値によって、このワークWi をいずれの分配用容器Ci に分配すれば、各分配用容器Ci 内の全ワークWA+i,WB+i,WC+i,WD+i が均一になるか、あるいは所定重量に到達するか否を演算し、選択する部分である。そして、容器Aから取り出したワークWi を、各分配用容器Ci 内の全ワークWA , WB ,WC ,WD にそれぞれ加算・演算し、全ワークWA+i,WB+i,WC+i,WD+i を得て、この結果を記憶部3に記憶し、この記憶値を表示部7で表示できる形態としている。
【0017】
記憶部3は、各分配用容器Ci におけるワークの合計重量値、あるいは設定重量値までの不足重量値を記憶させる部分で、計量器本体あるいは別途のROM、RAMその他のメモリ回路によって構成している。この記憶部3では、容器Aから取り出したワークWi が、選択指示部6で指示された分配用容器Ci に投入されたか否かを、投入確認部4で確認したことの確認検出信号により、前に記憶している記憶値と書換えを行うことができるようにしている。また、投入確認部4は、分配用容器Ci にワークWi 若しくは作業者の手等が投入状態、あるいは近傍位置にあることを確認した状態を掲出する光学的センサー8によって構成している。光学的センサー8は、各分配用容器Ci の上部位置に設けてあり、光学的センサー8は、計量本体部1bの演算・選択部2とタイマー回路(図示せず)を介して電気的に接続してある。そして、指示された分配用容器Ci における光学的センサー8が所定時間内に、ワークWi の投入を確認できない場合は、警報部5により警報を発する。
【0018】
警報部5は、ワークWi が指示された分配用容器Ci に所定時間以内に分配されないとき、警告を与える誤分配警告手段である。この警報部5は、一般的な、前記タイマー回路と警報回路(図示せず)により構成されていて、光学的センサー8による確認検出信号が所定時間内に得られない場合、警報回路の警報ブザーあるいはランプにより作業者に認識させる。選択指示部6は、演算・選択部2で選択した分配用容器Ci が、複数個の分配用容器Ci のうちの何れであるかを、作業者(操作者)に指示するための部分で、計量部1、または各分配用容器Ci に取り付けている。この選択指示部6は、ランプによって視覚的に認識させる構成としている。表示部7は、記憶部3に記憶された各分配用容器Ci の合計重量値、あるいは設定重量値までの不足重量値を表示する部分で、計量本体部1bまたは、該計量本体部1bに接続されている表示部7に、重量値表示、または重量値と個数表示する構成としている。
【0019】
次に、図3を参照しながら、上述した本実施形態のワーク分配装置を用いたワークの分配方法について説明する。まず、複数または多数のワークWを入れた容器Aと、このワークWを分配する複数個の分配用容器CA ,CB ,CC ,CD (本実施形態では、4個の容器を用いている)と、ワーク1個の平均重量値の許容範囲外にあるワークを分配する許容範囲外ワーク分配用容器CX ,CY (ここで、CXは許容範囲外で、重いワークを分配する容器、CY は許容範囲外で、軽いワークを分配する容器)を準備すると共に、分配用容器CA ,CB ,CC ,CDの個数と、この分配用容器CA ,CB ,CC ,CDに分配するワークWの設定重量値と、分配するワークWの1個当りの許容重量値を、計量本体部1bに入力すると共に、計量部1の計量台1aに容器Aを載せる。また、併せて、空の状態、あるいは或る量だけ予めワークが分配されている状態の各分配用容器CA ,CB ,CC ,CDにおけるワークの合計重量値を、演算・選択部2で演算し、この重量値、あるいは前記不足重量値を記憶部3に記憶させ、かつ表示部7に表示させておく。なお、この段階で、全ての分配用容器CA ,CB ,CC ,CDが設定重量になっている場合は、ワーク分配が終わった状態を示す。
【0020】
そして、計量部1の計量台1aに載せた容器Aから任意にワークWi を取り出すと、計量部1の計量本体部1bによって減算計量され、すなわち、容器A内のワークWの重量値から、容器Aから取り出したワークWi の重量が減算されることで、該ワークWi の重量値を計量できる。そして、この重量値のワークWi を、複数個の各分配用容器CA ,CB ,CC ,CDの何れに分配すれば、各分配用容器CA ,CB ,CC ,CD内の全ワークが均等に、また設定重量値になるか、あるいは近づくかを演算・選択部2で演算・選択し、指示部6により、最も好ましい分配用容器CA ,CB ,CC ,CDを選択・指示する。また、このワークWi が、ワーク1個の平均重量値の許容範囲外にある場合、およびこのワークWiを分配すると、全ての分配用容器CA ,CB ,CC ,CDにおいて、前記設定重量値を超えることになることになる場合には、許容範囲外ワーク分配用容器CXを選択・指示し、また設定重量値に僅かに少ない値となり、次のワークを投入した際、明らかに設定重量値を超えることになる場合は、許容範囲外ワーク分配用容器CY を選択・指示する。これらの指示は、ランプ等の点滅等によって行っている。そして、作業者は、この指示部6の指示に従って、指示された分配用容器CA,CB ,CC ,CD 、または許容範囲外ワーク分配用容器CX ,CY に分配・投入し、投入確認部4の光学的センサー8が、ワークWiの投入、あるいは操作者の手の投入状態を検出すると、この検出信号が演算・選択部2に伝達され、分配・投入された分配用容器CA ,CB ,CC ,CDにおけるワークの合計重量値が演算・選択部2を介して記憶部3に記憶されると共に、表示部7に表示される。この操作・作業を繰り返すことにより、全ての分配用容器CA ,CB ,CC ,CDに容器A内のワークを設定重量値になるように、また各ワークWの重量値にバラツキがないように分配することができる。
【0021】
このように、本実施形態のワーク分配装置によれば、容器Aから取り出したワークWをどの分配用容器CA ,CB ,CC ,CD に分配すればよいかを、自動的に演算・選別・指示するので、同時に、複数個の分配用容器CA ,CB ,CC ,CD にワークを均等に分配することができ、その作業性が向上する。また、複数個の分配用容器におけるワークの合計重量値、あるいは設定重量値に対する不足重量値を、1個の減算式計量器に直接または間接的に表示するので、ワーク分配状態を正確に把握することができる。また、容器Aからワークを出したり・戻したりする回数を最小限にすることができるので、ワークを傷めるおそれが少なくなる。分配用容器にワークが投入されたか否を確認する手段を有するので、投入間違いの有無を確認でき、複数個の分配用容器にワークを所定量あるいは個数づつ正確に分配できる。
【0022】
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変形実施できる構成を含む。因に、前述した実施形態においては、ワークを1個づつ複数個の分配用容器に分配する構成で説明したが、複数個づつ分配する構成としてもよい。また、前記指示部の構成としては、ランプ等により視覚的手段によるものに限られず、例えば、該当する分配用容器の番号等を音声による聴覚的手段で表示する構成としてもよい。更に、前記表示部は、各分配用容器に対応する表示部を有する形態、あるいは切り換えにより、各分配用容器の合計重量値、あるいは設定重量値までの不足重量値を表示する形態の何れの構成でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示しワーク分配装置の概略外観構成図である。
【図2】本発明の実施形態のブロック図である。
【図3】本発明の実施形態のワーク分配のフロチャートである。
【符号の説明】
1・・・計量部、1a・・・計量台、1b・・・計量本体部、2・・・演算・選択部、3・・・記憶部、4・・・投入確認部、5・・・警報部、6・・・選択指示部、7・・・表示部、8・・・投入確認用センサー(光学的センサー)、A・・・容器、CA ,CB ,CC ,CD ・・・分配用容器、CX ,CY ・・・許容範囲外ワーク分配用容器、W・・・ワーク
Claims (5)
- 減算式計量器を用いて果物や野菜等のワークを複数個の分配用容器に分配するための装置であって、多数あるいは多量のワークを入れた容器を載せて、該容器からワークを取り出した際に、該取り出したワークの重量を計量する減算式計量器と、この取り出されたワークを何れの分配用容器に分配するかを選択するワーク分配選別手段と、その選択された分配用容器を指示する分配指示手段と、前記各分配用容器に分配されたワークの合計重量値を記憶しておく合計重量値記憶手段と、を有し、前記ワーク分配選別手段は分配されたワークの前記合計重量値の少ない分配用容器を選択し、該当する分配用容器が複数ある場合には各分配用容器へのワーク分配回数の少ない分配用容器を選択することを特徴とするワーク分配装置。
- 前記減算式計量器の前記容器から取り出したワークの重量値が、ワーク1個の平均重量値の許容範囲内であるか否かを判別するワーク重量値判別手段と、許容範囲外ワーク分配用容器とを有し、前記ワーク分配選別手段は前記減算式計量器の前記容器から取り出したワークが前記平均重量値の許容範囲外にある場合又は前記分配用容器の何れに分配しても予め設定された前記分配用容器に分配するワークの設定重量値を超える場合に、前記許容範囲外ワーク分配用容器を選択することを特徴とする請求項1に記載のワーク分配装置。
- 前記ワーク分配指示手段が、視覚的表示、あるいは聴覚的表示手段からなる請求項1または2に記載のワーク分配装置。
- 前記分配用容器に取り付けられたワーク分配検出用センサー、あるいは前記分配用容器の重量変化を検出する重量変化検出用センサーからなるワーク分配確認手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のワーク分配装置。
- 前記ワークが指示された分配用容器に所定時間以内に分配されないとき、または指示されない分配用容器に分配されたとき、警告を与える誤分配警告手段を有する請求項1〜4のいずれかの項に記載のワーク分配装置。
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