JP4571856B2 - 物品の組合せ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の組み合せ方法に関する。更に詳しくは、例えば、工業製品、農産物、水産物等の物品の物性にバラツキがあるときに、その複数の物品が組合された物品のロットごとの物性のバラツキを小さくすることができる物品の組合せ方法に関する。
複数個の物品の物性にバラツキがあるとき、その物品を複数個集合させた物品群間の物性のバラツキを小さくするために、一般に、物性にバラツキのある物品同士を適宜組合せることによって物品群間の物性のバラツキを小さくすることが行なわれている。
例えば、水産物や農産物の箱詰め等の作業は、このような組合せの典型的な例である。しかし、例えば、野菜や果物等は、その重量や外形寸法等がまちまちであり、一般に、1つのパックに詰められている物品の重量や大きさが略均一であることが消費者に好まれる。また、同一条件で作られた工業製品であっても、重量等の物性にある程度のバラツキが生じることはやむを得ない。
従来、このような物品の箱詰め等の際の物品の組合せは、作業者の試行錯誤で行なわれたり、作業者の勘に頼って行なわれていた。
こうした作業を行なう際に用いられる装置として、重量が異なる同種多数の物品を重量ランク別に選別すると共に、これらの物品を各重量ランクごとに所定の目標重量に組合せて所定重量の商品とする重量ランク別組合せ計量装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この装置には、複数の計量機が必要であり、また、選別モードや作業モードで煩雑な設定や計算を要するという課題がある。
また、物品の重量に応じて物品を選別するために、物性の重量を測定した物品を組合せる際に、合計重量が所望の重量に等しいか又はこれに近い物品の組合せを選択する組合せ演算手段を具備する重量選別機能付き組合せ秤が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、この秤には、重量選別機能の付いた特別な組合せ秤が必要であり、また、少ない数の物品に基づいて組合せ演算を行なうと、許容重量範囲内の組合せができる確率が低くなる課題がある。
また、他の方法として、物品の組合せの設定値、上下限値等を設け、収束計算により組合せを決定する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。しかし、この方法には、正規化、収束等の煩雑な計算を要するという課題がある。
特許第2678169号公報 特開平6−201446号公報 特開平10−314681号公報
本発明の課題は、物性にバラツキがある同種多数の物品群から選択された複数の組合された物品のロット間の物性のバラツキを小さくすることができる物品の組合せ方法及び組合せを行なう演算手段を具備する演算装置を提供することにある。
本発明は、
1.物性にバラツキがある同種多数の物品からなる物品群の中から物品を順次選択し、p個(pは2以上の整数を示す)の物品を組合せる方法であって、
(1)各物品の物性をそれぞれ測定し、その物品群における物品の物性の平均値(以下、WNaveという)を求め、
(2)その物品群における物品の物性の最大値とWNaveとの差及びその物品群における物品の物性の最小値とWNaveとの差をそれぞれ求め、それらの差を比較してその差が大きいほうの物性を有する物品を1個目の物品として選択し、
(3)2回目からp−1回目までの物品の選択においては、それまでに選択した物品の物性の平均値(以下、WSaveという)が、
(i)WSave≧WNaveを満足するとき、未選択の物品群の中で最も小さい物性を有する物品を選択し、
(ii)WSave<WNaveを満足するとき、未選択の物品群の中で最も大きい物性を有する物品を選択する操作を順次行ない、
(4)最後のp回目の物品の選択においては、その最後のp回目の物品を含む全選択物品の物性の平均値WSaveがWNaveに最も近い物品を未選択の物品群から選択する操作
からなる物品の組合せ方法、並びに
2.前記物品の組合せ方法を行なう演算手段を具備する組合せ演算装置
に関する。
本発明の物品の組合せ方法及び演算装置によれば、従来のような収束計算等の複雑な計算や、特別な計量装置を必要とせずに、物性にバラツキがある同種多数の物品群から複数の組合されたロット間の物性のバラツキを簡便に小さくすることができるという効果が奏される。
本発明の物品の組合せ方法においては、物性にバラツキがある同種多数の物品群から物品を順次選択し、選択された物品を組合せる。
物性にバラツキがある同種多数の物品群としては、例えば、工業製品、農産物、水産物等の物品が挙げられるが、本願発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。また、物品の物性としては、例えば、重量、寸法、濃度、色相等の物性が挙げられるが、その物性が計測可能であれば、他の物性であってもよい。
物性にバラツキがある同種多数の物品群から物品を順次選択し、選択された物品を組合せる方法は、以下のようにして行なうことができる。
まず、本発明の物品の組合せ方法を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の物品の組合せ方法の操作手順の一実施態様を示すフローチャートである。図1に示される各記号の意味内容は、以下のとおりである。
A:品質管理の対象とする物品の名称
n:組合せを行なう前の物品群における物品Aの個数。ここで、nは、2以上の整数である。nの最大数は、物品Aの種類や組合せの数等によって異なるので、一概には決定することができない。nの例としては、例えば、2〜10000の整数等が挙げられる。
WN、WN、・・、WN、・・、WNn−1、WN:n個の物品Aの各物性(例えば、重量等)を示す。
WNave:n個の物品Aの物性の平均値であり、式(1):
WNave=(WN+WN+・・+WN+・・+WNn−1+WN)/n (1)
に従って求められる。
WNmax:未選択の物品群における物品Aの物性の最大値(例えば、最大重量等)を示す。
WNmin:未選択の物品群における物品Aの物性の最小値(例えば、最小重量等)を示す。
m:物品Aをp個組合せることによって構成されるロットの数を示す。
、M、・・、M、・・、Mm−1、M:物品Aをそれぞれp個組合せることによって構成されるロットのロット番号を示す。
WM、WM、・・、WM、・・、WMm−1、WM:ロットM、M、・・Mの各ロットにおける物性の平均値(例えば、平均重量等)を示す。
p:ロットMを構成する物品Aの個数を示す。
なお、m及びnは、それぞれ、m≦n/2及び2≦p≦nの関係を満たす。
図1に示される実施態様において、例えば、物性として重量WNを持つ物品Aがn個あり、この物品Aをp個ずつ組合せてロットナンバーM(その重量の平均値WMを持つ)をm個作るときの物品の組合せ方法について、以下に説明をする。
なお、測定データをコンピュータ等の演算装置に入力した後に、平均値の演算、判別の演算及び選択の演算等を図1のフローチャートに基づいて該演算装置で行なうと、組合せを正確かつ迅速に進めることができる。コンピュータとしては、例えば、パーソナルコンピュータを好ましく用いることができる。
また、物品Aの選択を行なった後に、求めた組合せ結果を演算装置の画面上に表示したり、紙等の媒体に印刷してもよい。更に、演算装置の選択演算出力及び組合せ結果の出力を利用して、別の物品選択装置や組合せ装置を駆動させてもよい。
(1)ステップ1
まず、図1の「開始」から始める。n個の物品Aの重量WNをそれぞれ測定する。その後、n個の物品Aの物品群における重量の平均値(以下、WNaveという)を前記式(1)に従って求める。
(2)ステップ2
n個の物品Aの物品群における重量の最大値とWNaveとの差及び重量の最小値とWNaveとの差をそれぞれ求め、それらの差を比較してその差が大きいほうの物性を有する物品を1回目の物品として選択する。
より具体的には、1回目の選択(s=1)において、未選択の物品Aの物品群の中の重量の最大値(以下、WNmaxという)及び重量の最小値(以下、WNminという)が、
(i)式:(WNave−WNmin)≧(WNmax−WNave)を満足する場合には、WNminを有する物品Aを選択し、
(ii)式:(WNave−WNmin)<(WNmax−WNave)を満足する場合には、WNmaxを有する物品Aを選択する。
なお、1回目の選択においては、選択された物品A(S)が1個だけであるから、物品A(S)の重量がWSaveとなる。
(3)ステップ3
2回目からp−1回目の物品Aの選択(2≦s≦p−1)については、それまでに選択した物品Aの重量の平均値(以下、WSaveという)が、
(i)WSave≧WNaveを満足するとき、未選択の物品Aの物品群の中で最も小さい重量(WNmin)を有する物品Aを選択し、
(ii)WSave<WNaveを満足するとき、未選択の物品Aの物品群の中で最も大きい重量(WNmax)を有する物品Aを選択する。この選択の後に、WSaveは、選択した物品Aの物性を加えて再計算する。この操作をs=p−1となるまで繰返して行ない、前記(i)及び(ii)の条件に従って各回数におけるWNmax又はWNminを有する物品Aを選択する。
なお、未選択の物品Aの物品群の中から物品Aを順次選択する際の選択回数をsで表わすと、s回目までに選択したs個の物品Aの重量をWSとしたとき、s個の物品Aの重量の平均値(WSave)は、式(2):
WSave=(WS+WS+・・+WS)/s (2)
(式中、s及びpは1≦s≦pの関係を満足する)
に従って求められる。
(ステップ4)
最後のp個目の物品の選択については、その最後のp個目の物品を含む全選択物品の重量の平均値WSaveがWNaveに最も近い物品を未選択の物品群から選択する。
より具体的には、WSは、式(3):
WSave=(WS+WS+・・+WS)/p (3)
に基づいて求められるWSaveがWNaveと最も近い値になるように未選択の物品Aの中から選択する。
(ステップ5)
前記ステップ2〜4の操作を物品Aがp個組合せられるようにして繰返して行なうことにより、複数ロットをつくることができる。その最初のロットをロットMとし、それ以後は、必要により、前記ステップ2〜ステップ4と同様の手順を繰返して行なうことにより、m個のロットM、M、・・、Mを作ることができる。
かくして本発明の方法によれば、物品Aの物品群から選択された物品Aの組合せを順次行い、そのロットを作る操作の後半段階においても、残存している物品AがWNaveから大きくかけ離れることを防ぐことができる。
また、本発明の方法によれば、収束計算等の複雑な計算や、特別な計量装置を必要とせずに、重量のバラツキが小さい物品Aの組合せを容易に得ることができる。なお、物品Aの組合せの最後に構成数p未満の物品Aが残っている場合には、その残存している物品Aは、次回の組合せに繰越して利用することができる。
実施例1
(ステップ1)
物品A100個の質量をそれぞれ測定し、測定した順番に並べると次のようになった。
98.15、104.47、103.32、95.64、98.06、97.43、102.85、93.72、101.49、99.50、103.79、101.54、110.89、109.32、98.58、104.10、102.24、95.50、101.26、96.16、99.82、107.58、97.09、98.12、94.56、97.27、95.64、99.23、107.58、99.49、102.07、95.26、98.17、104.34、98.04、102.45、99.64、98.92、91.54、107.27、107.11、98.72、106.99、95.46、96.87、102.38、104.48、102.27、97.59、109.64、101.69、101.99、100.32、105.36、97.28、104.30、101.68、97.78、106.92、89.90、106.72、106.70、98.55、87.63、104.94、102.41、95.28、97.51、94.38、99.13、101.57、97.67、101.22、103.96、93.37、100.89、100.39、103.72、100.01、104.65、95.13、100.47、91.48、101.79、97.46、106.29、103.89、97.17、101.21、96.75、99.77、97.64、103.69、98.35、103.55、98.53、103.71、98.25、93.74、95.88、(各数字の単位はg)。
次に実施例の説明をわかりやすくするために、これを重い順序に並べ替えて下記N(i=1〜100)に示す番号を付けた。この平均値WNaveは、100.263gであった。
(i=1〜100)={110.89、109.64、109.32、107.58、107.58、107.27、107.11、106.99、106.92、106.72、106.70、106.29、105.36、104.94、104.65、104.48、104.47、104.34、104.30、104.10、103.96、103.89、103.79、103.72、103.71、103.69、103.55、103.32、102.85、102.45、102.41、102.38、102.27、102.24、102.07、101.99、101.79、101.69、101.68、101.57、101.54、101.49、101.26、101.22、101.21、100.89、100.47、100.39、100.32、100.01、99.82、99.77、99.64、99.50、99.49、99.23、99.13、98.92、98.72、98.58、98.55、98.53、98.35、98.25、98.17、98.15、98.12、98.06、98.04、97.78、97.67、97.64、97.59、97.51、97.46、97.43、97.28、97.27、97.17、97.09、96.87、96.75、96.16、95.88、95.64、95.64、95.50、95.46、95.28、95.26、95.13、94.56、94.38、93.74、93.72、93.37、91.54、91.48、89.90、87.63}(各数字の単位はg)。
(ステップ2)
この物品Aの物品群から、物品Aを3個ずつ選択し(p=3)、その組合せを行なうが、そのうちの1回目の選択を行なった。
未選択の物品Aの物品群におけるWNmaxは110.89gであり、WNminは87.63gであった。
次に、WNaveとWNminとの差が12.63gであり、WNmaxとWNaveとの差が10.63gであることから、式:(WNave−WNmin)≧(WNmax−WNave)を満足するので、1回目の選択として、S=WNmin(87.63g)を選択した。そのときのWSaveは、1回目の選択であるため、87.63gであった。
(ステップ3)
次に、2回目の選択を行なった。WSave(87.63g)<WNave(100.26g)を満足することから、Sとして、未選択の物品Aの物品群中のWNmax(110.89g)を選択した。また、WSaveを再計算すると、WSaveは99.26gであった。
(ステップ4)
最後(3回目)の選択を行なった。N29(102.27g)を選択してWSaveを再計算するとWSaveの値は100.26gとなり、WNave=100.26gに最も近いので、Sとして、N33(102.27g)を選択した。
(ステップ5)
以上のようにして、物品Aを選択して組合せたS(N100=87.63g)、S(N=110.89g)及びS(N33=102.27g)をロットMとした。
次に、ロットMの組合せを行なった。
(ステップ2)
1回目の選択を行なった。未選択の物品Aの物品群におけるWNmaxは109.64gであり、WNminは89.90gであり、WNaveとWNminとの差が10.36gであり、WNmaxとWNaveとの差が9.38gであることから、(WNave−WNmin)≧(WNmax−WNave)を満足するので、S=WNmin(89.90g)を選択した。また、WSaveを求めたところ、89.90gであった。
(ステップ3)
2回目の選択を行なった。WSave(89.90g)<WNave(100.26g)を満足するので、Sとして、未選択の物品Aの物品群中のWNmax(109.64g)を選択した。また、WSaveを再計算すると99.77gとなった。
(ステップ4)
最後(3回目)の選択を行なった。N43(101.26g)を選択してWSaveを再計算するとWSave=100.27gとなり、WNave=100.26gに最も近いので、Sとして、N43101.26g)を選択した。
(ステップ5)
こうして選択して組合せたS(N99=89.90g)、S(N=109.64g)及びS(N43=101.26g)をロットMとした。
以下同様の手順を繰り返し、組合せた順にM(j=1〜33)のロットをつけた。
このロットM(j=1〜33)の各平均重量WM(j=1〜33)は、WM={100.26、100.27、100.27、100.27、100.25、100.26、100.16、100.29、100.24、100.26、100.23、100.24、100.38、100.28、100.25、100.34、100.52、100.00、99.88、99.84、99.86、99.80、99.77、100.74、99.77、99.76、99.73、100.80、100.68、100.56、100.63、100.74、100.76}(各数字の単位はg)であった。
このWM(j=1〜33)の標準偏差は、0.32であった。
なお、N35(重量は102.07g)はM(j=1〜33)の組合せの中に入らなかった。
比較例1
実施例1と同じ物品Aの物品群を用い、実施例1のステップ1と同様にして、組合せを重量測定順に行った。
次に、重量測定順の初めの3つの物品A(98.15g、104.47g、103.32g)を選択し、ロットMとした。重量測定順の未選択の3つの物品A(95.64g、98.06g、97.43g)を選択し、ロットMとした。
以下同様の手順を繰り返し、組合せた順にM(j=1〜33)のロットをつけた。
このロットM(j=1〜33)の各平均重量WM(j=1〜33)は、WM={101.98、97.04、99.35、101.61、106.26、100.62、99.08、100.93、95.82、102.10、98.50、101.61、96.70、104.37、99.77、103.04、102.97、102.56、101.09、98.20、103.99、98.33、95.72、99.46、99.52、101.67、99.93、97.92、102.55、98.38、100.37、100.14、98.57}(各数字の単位はg)であった。
このWM(j=1〜33)の標準偏差は2.47であった。
なお、N84(重量は95.88g)は、M(j=1〜33)の組合せの中に入らなかった。
実施例2
実施例1と同じ物品Aの物品群を用い、実施例1のステップ1と同様にして、組合せを重量測定順に行った。
次に、実施例1と同様にして、物品Aを4個ずつ(p=4)組合せ、その組合せた順にM(j=1〜25)のロットをつけた。
このロットM(j=1〜25)の各平均重量WM(j=1〜25)は、WM={100.38、100.30、100.22、100.28、100.27、100.27、100.24、100.28、100.27、100.28、100.25、100.28、100.24、100.24、100.25、100.27、100.27、100.27、100.30、100.26、100.31、100.23、100.20、100.28、100.12}(各数字の単位はg)であった。
このWM(j=1〜25)の標準偏差は0.05であった。
比較例2
実施例1と同じ物品Aの物品群を用い、実施例1のステップ1と同様にして、組合せを重量測定順に行った。
実施例2において、組合せを重量測定順に行なった以外は、実施例2と同じ4個ずつ(p=4)の組合せを行ない、組合せた順にM(j=1〜25)のロット番号をつけた。
このロットM(j=1〜25)の各平均重量WM(j=1〜25)はWM={100.39、98.02、101.58、105.72、98.79、100.65、96.68、101.10、100.75、99.34、102.07、101.50、102.73、101.81、99.07、99.90、100.03、98.19、99.86、102.19、97.22、101.20、98.84、101.03、97.90}(各数字の単位はg)であった。
このWM(j=1〜25)の標準偏差は1.99であった。
比較例3
実施例1と同じ物品Aの物品群を用い、実施例1のステップ1と同様にして、重い順序に並べた。
実施例1で重い順序に並べたN(i=1〜100)の中から重い方から2個、及び軽い方から2個をそれぞれ選択し、合計4個(N1、N2、N100、N99)をロットM1とした。
次に選択で残ったN(i=3〜98)の中から重い方から2個、及び軽い方から2個をそれぞれ選択した合計4個(N3、N4、N98、N97)をロットM2とした。以下同様にして、4個ずつ(p=4)の組合せを行ない、組合せた順にM(j=1〜25)のロット番号をつけた。
このロットM(j=1〜25)の各平均重量WM(j=1〜25)は、WM={99.51、99.98、100.49、100.56、100.83、100.88、100.32、100.10、100.21、100.51、100.53、100.52、100.57、100.49、100.15、100.15、100.17、100.09、100.02、100.08、100.08、100.13、100.21、100.00、99.98}(各数字の単位はg)であった。
このWM(j=1〜25)の標準偏差は0.30であった。
表1に、実施例1〜2及び比較例1〜3で得られたロットMの標準偏差を示す。
Figure 0004571856
表1に示された結果から、各実施例による組合せ方法では、物品Aの物品群の全体の平均値に近い組合せをつくることができることがわかる。
本発明の物品の組み合せ方法は、例えば、工業製品、農産物、水産物等の物品の物性にバラツキがあるときに、その複数の物品が組合された物品のロットごとの物性のバラツキを小さくするのに好適に利用することができる。
本発明の物品の組合せ方法の操作手順の一実施態様を示すフローチャートである。
符号の説明
A:品質管理の対象とする物品の名称
n:組合せ前の物品Aの個数
WNmax:未選択の物品Aの物品群中の最大重量
WNmin:未選択の物品Aの物品群中の最小重量
m:物品Aをp個組合せたロットのロット数

Claims (3)

  1. 物性にバラツキがある同種多数の物品からなる物品群の中から物品を順次選択し、p個(pは以上の整数を示す)の物品を組合せる方法であって、
    (1)各物品の物性をそれぞれ測定し、その物品群における物品の物性の平均値(以下、WNaveという)を求め、
    (2)その物品群における物品の物性の最大値とWNaveとの差及びその物品群における物品の物性の最小値とWNaveとの差をそれぞれ求め、それらの差を比較してその差が大きいほうの物性を有する物品を1個目の物品として選択し、
    (3)2回目からp−1回目までの物品の選択においては、それまでに選択した物品の物性の平均値(以下、WSaveという)が、
    (i)WSave≧WNaveを満足するとき、未選択の物品群の中で最も小さい物性を有する物品を選択し、
    (ii)WSave<WNaveを満足するとき、未選択の物品群の中で最も大きい物性を有する物品を選択する操作を順次行ない、
    (4)最後のp回目の物品の選択においては、その最後のp回目の物品を含む全選択物品の物性の平均値WSaveがWNaveに最も近い物品を未選択の物品群から選択する操作
    からなる物品の組合せ方法。
  2. p個の物品の組合せを繰返して行なう請求項1記載の物品の組合せ方法。
  3. 請求項1又は2記載の物品の組合せ方法を行なう演算手段を具備する組合せ演算装置。
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