JP2925252B2 - 標準偏差算出装置及び重量選別機 - Google Patents

標準偏差算出装置及び重量選別機

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも計重機の計重誤差を含まない被
計重物品自体の重量の標準偏差σを算出する標準偏差
算出装置、及び少なくとも計重部の計重誤差により境界
重量値よりも軽い又は重い被計重物品を所定の確率で重
い側又は軽い側に振分けないように選別する重量選別機
に関する。
〔従来の技術〕
従来、計重機等により計重された被計重物品の重量の
ばらつきを知るために標準偏差を算出する場合、標準偏
差算出装置はこれと接続されている計重機から送られて
くる各被計重物品の複数の計重値に基づいて標準偏差を
算出し、これを被計重物品の重量のばらつきの標準偏差
としている。
また、例えば充填機により物品を容器に充填し、この
物品の入った容器(以下、充填物品という)を重量選別
機により計重して境界重量値(規格重量値)以上の適量
品と境界重量値未満の軽量品とに選別することがある。
この場合、重量選別機の計重部により計重された充填物
品が、例えば計重部の計重誤差により実際は境界重量値
未満の軽量品であるのに、それよりも大きい重量値に計
重されて適量品側に選別されることを防止する必要があ
る。その為に、計重部がその物品を計重するときの計重
誤差を作業者が勘と経験により推定し、境界重量値より
も少し大き目の管理用の選別重量値を決定して重量選別
機に設定する。これにより重量選別機はこの管理用の選
別重量値に基づいて充填物品を選別する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の標準偏差算出装置は、計重機から
送られてくる複数の計重値の標準偏差を算出することが
できるが、この計重値には少なくとも計重機の計重誤差
が含まれている為に、計重値は物品の実際の重量と一致
しておらず、従って、計重値のばらつきの標準偏差を算
出しても、計重された物品の正確な計重値のばらつきの
標準偏差を知ることができないという問題がある。
また、従来の重量選別機では、作業者が勘と経験によ
り計重部の計重誤差のばらつきの幅を推定し、この推定
したばらつきの幅に基づいて管理用の選別重量値を決定
して重量選別機に設定しているので、管理用の選別重量
値を境界重量値よりも大きくし過ぎたり、境界重量値に
近付け過ぎたりする場合がある。選別重量値を境界重量
値よりも大きくし過ぎると、境界重量値よりも軽い軽量
品が境界重量値よりも重い適量品側に選別されないよう
にすることができるが、その分だけ重量が境界重量値と
選別重量値との間にある適量品を境界重量値よりも軽い
軽量品として選別する数が多くなり、不経済となるし、
1個の容器に物品を多く充填するので、製造者側にとっ
て物品のコストが嵩むという問題がある。選別重量値を
境界重量値に近付け過ぎると軽量品が適量品側に選別さ
れる確率が高くなるという問題がある。
本発明は、上記の従来の問題点を解決する標準偏差算
出装置及び重量選別機を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
第1の発明は、本稼働に入る前のテスト計重時におい
て、少なくとも被計重物品の平均重量に略等しい重量物
を本稼働時と同一設定条件で計重機により繰り返して計
重すると、第1算出部がこれにより得られる計重機等の
計重誤差によりばらつく計重値の標準偏差σを算出す
る。第2算出部は、本稼働時において計重機が被計重物
品を計重したときに得られる複数の計重値に基づいて各
被計重物品自体の重量のばらつき及び少なくとも計重機
の計重誤差によりばらつく計重値の標準偏差σを算出
する。そして、第3算出部は、第1及び第2算出部が算
出した標準偏差σ及びσを使用して(σO 2−σt 2
1/2を演算し、少なくとも計重機の計重誤差を含まない
被計重物品の重量の標準偏差σを算出する。
第2の発明は、本稼働に入る前のテスト計重時におい
て、少なくとも被計重物品の平均重量に略等しい重量物
を本稼働時と同一設定条件で計重機により繰り返して計
重すると、第1算出部がこれにより得られる各計重値に
基づいて少なくとも計重部の計重誤差によりばらつく計
重値の標準偏差σを算出する。第2算出部は、標準偏
差σに係数kを乗算し、この乗算値kσと被計重物
品を重量選別する境界重量値WNとの代数和を求めて管理
用の選別重量値を算出する。選別部は、本稼働時におい
て計重部により計重された被計重物品の計重値が管理用
の選別重量値よりも大きいか否かを比較して、少なくと
も計重部の計重誤差により境界重量値よりも軽い又は重
い被計重物品を所定の確率で重い側又は軽い側に振分け
ないように選別する。
〔実施例〕
この発明の標準偏差算出装置の第1実施例について第
1図乃至第4図を参照して説明する。第4図はこの重量
選別機の概略の構成を示す図であり、標準偏差算出装置
は重量選別機を制御するマイクロ・プロセッサ(以下、
CPUという)に含まれでいる。第4図において、1は送
込みコンベアで、被計重物品(以下、物品という)を後
段の計重コンベア2に送込み、計重コンベア2に送り込
まれた物品の重量は、ロードセル4によって検出され、
増幅器5、A/D変換器6及び入力ポート7を介してCPU8
に送信され、ここで物品の重量の標準偏差が算出され
る。そして、算出された標準偏差を知りたいとき、操作
キー、数字キー等を有するキー9を操作すれば、CPU8に
出力ポート10を介して接続する表示部11がCPU8の指示に
よって標準偏差を表示する。なお、12はROM、RAM等を有
するメモリ12であり、3は計重コンベア2から搬送され
てくる物品を送出する送出コンベアである。
今、1個の物品を計重コンベア2に繰り返して流して
計重することにより得られる複数の計重値の標準偏差σ
は、ロードセル4、計重コンベア2等を含む計重部
(以下、計重部という)の計重誤差及び計重コンベア2
の搬送速度等の設定条件(計重条件)や物品の形状、性
状に対応する計重誤差により決る。また、上記物品と略
同一形状、性状の複数の物品を上記計重条件と同一の計
重条件を繰返し計重して、標準偏差σを算出すると、
これは上記物品と重量が多少異なっても標準偏差σ
はσと略同一となる。
一方、上記物品と略同一形状、性状で重量がばらつい
ている複数の物品を同一の計重条件で重量選別機により
計重して得られる複数の計重値の標準偏差σは、計重
部等の計重誤差に基づく標準偏差σとこれとは何等相
関関係を持たぬ物品自身の重量ばらつきの標準偏差σ
とにより決まり、 と表わせる。
そこで、予め本稼働の前のテスト計重時において、σ
を求めて、メモリ12に記憶しておき、このσと本稼
働時に得られる略同一の形状、性状で重量がばらついて
いる複数の物品の計重値から求めた標準偏差σとを
(2)式に代入すれば、物品自身の重量ばらつきの標準
偏差σを算出することができる。
このことを具体的に説明すると、先ず、第4図のキー
9を操作してテストモードにする。次に、本稼働で計重
する複数の物品の中から任意の1個を選び、この物品を
本稼働時と同一の計重条件(同一の搬送速度)で計重コ
ンベア2にn回流して得られるn個の計重値W11、W12
W13、‥‥、W1nの標準偏差σtは、 により求められる。但し、W1iはi=1、2、‥‥、n
番目に計重した物品の計重値、W1はW11〜W1n迄の計重値
の平均値である。
この(4)式を演出するCPU8のプログラムを第1図に
示すフローチャートを参照して説明する。このフローチ
ャートを実行するのが請求項1に記載の第1算出部であ
る。まず、ロードセル4(計重部)が物品を計重する度
に、計重値W1iを累積して、累積値WA1を算出すると共
に、計重の度にW1i 2を求めその累積値WB1を算出する
(ステップ100〜106)。そして、計重した物品の個数を
カウントし(ステップ108)、カウント値C1がn(nは
テスト前に設定した任意の計重回数である。)か否かを
判断し(ステップ110)、ステップ110がNOであるとき、
カウント値C1がnになるまでステップ100〜110を繰り返
し、カウント値C1がnになってステップ110がYESになっ
たとき、WB1をPとして、▲W2 A1▼/C1をQとして、C1
をRとして夫々メモリ12に記憶する(ステップ112)。
ただし、 である。そして、自動的に、又は作業者がキー9に操作
することによる指示により標準偏差 を計算し(ステップ114)、σを表示部11に表示させ
ると共にσをメモリ12に記憶する(ステップ116、11
8)。このときσt 2も計算してメモリ12に記憶する。
次に、本稼働時において計重した複数の物品の各計重
値Wkとテスト計重により求めたσとに基づいて、本稼
働時に計重した物品の重量の標準偏差σを算出するCP
U8のプログラムを第2図に示すフローチャートを参照し
て説明する。まず、本稼働モードにするとCPU8は、計重
部が物品を計重する度に計重値Wk(Wkはk=1、2、‥
‥、N番目の計重した物品の計重値)よりWk 2を算出し
て、これを累積して、累積値WB3を算出すると共に逐次W
kの累積値WA3を算出する(ステップ200〜206)。そし
て、計重した物品の個数をカウントし(ステップ20
8)、カウント値C3がN(Nは本稼働前に設定した任意
の物品の個数である。)か否かを判断する(ステップ21
0)。このステップ200〜210が請求項1に記載の第2算
出部である。ステップ210がNOであるとき、カウント値C
3がNになるまでステップ200〜210を繰り返し、カウン
ト値C3がNになってステップ210がYESであるとき、σO 2
={WB3−(▲W2 A3▼/C3)}/C3を計算する(ステップ
212)。ただし、 である。そして、このσO 2とテスト計重時に求めたσt 2
とを(2)式に代入してσを算出して(ステップ21
4)、表示部11に表示させる(ステップ216)。このステ
ップ214が請求項1に記載の第3算出部である。このよ
うにして、本稼働時において計重した物品の実際の重量
のばらつきの標準偏差σを算出することができる。
なお、テスト計重時に求めた標準偏差σは、物品の
品種によって相違しているから、重量選別機で選別され
る物品の各品種ことにテスト計重して求めた夫々の標準
偏差σに品番を付してメモリ12に記憶しておけば、メ
モリ12に記憶されている品種の物品を本稼働時に計重す
る場合、本稼働前にその都度テスト計重をしなくてもそ
の品種に対応する品番をキー9の操作により指定して、
σを呼出すことにより、σを算出するデータとして
使用することができる。
また、第1回目の各テスト計重により得た を品番と対にしてメモリ12に記憶しておけば、第2回目
に同一品種の物品をテスト計重する場合、その品種の物
品から任意の1個を選び出し、その物品を例えばm(C1
=m)回計重部により計重してステップ100〜110のフト
ーチャートを実行することにより を算出して、第1回目と第2回目の(n+m)回のテス
トデータを使用することにより、n回のテストデータか
ら算出したσよりも精度の高いσt1を算出することが
できる。
即ち、第2回目のテスト計重時において、計重コンベ
ア2等の搬送速度の設定条件(計重条件)を第1回目と
同一にして、第1回目のテストに使用した物品と重量、
形状、性状が略同一の1個の物品をm回計重し、この計
重値がW21、W22、‥‥、W2mであったとすると、標準偏
差σは、 で計算することができる。
ただし、 A=(W11−W1+(W12−W1+…+(W1n−W1 +(W21−W2+(W22−W2+…+(W2m−W2 =(W11 2+W12 2+…+W1n 2)+(W21 2+W22 2+‥‥+W2m 2) −{(W11+W12+…W1n2/n+(W21+W22+‥‥+W2m2/m} ‥‥(6) なお、W1は計重値W11〜W1nの平均値、W2は計重値W21
〜W2mの平均値である。
この(5)、(6)式の計算はCPU8がプログラムを実
行することにより行い、そのフローチャートを第3図に
示す。この第3図のフローチャートのステップ300〜310
は、第1図のステップ100〜110と同等でありその説明を
省略する。ステップ312は、第1回目のテストによりメ
モリ12に記憶しているP、Q、Rに夫々ステップ302、3
06、308で得た を加算して、それらの加算値を新たなP、Q、Rと置い
て、ステップ314にてそのP、Q、Rをメモリ12に記憶
する。第3図のステップ316〜320は、第1図のステップ
114〜118と夫々同等であるのでその説明を省略する。こ
のようにして求めたσを本稼働時に第2図の各ステッ
プを実行する際に使用してσを算出する。
なお、ステップ314において、 は、夫々第1回目のテスト計重でメモリ12に記憶した の代りにメモリ12に記憶しているので、第3回目以降の
テスト計重に第2回目のP、Q、Rを同様に利用するこ
とができる。
次に、テスト計重時において2個の同一品種の物品
イ、ロを使用してσを算出する場合について説明す
る。なお、この2個の物品イ、ロは、本稼働時の物品と
略同一の重量、形状、性状であり、計重条件の設定も本
稼働時と同一とする。まず、キー9を操作して2個の物
品を使用してテストすることをCPU8に指示する。そし
て、テスト計重時に2個の物品イ、ロを例えばn回順次
繰り返して計重する際に毎回先に計重する物品を決め
る。そして、テスト計重により物品イ、ロを順にn回計
重した計重値がW11、W21、W12、W22、‥‥W1n、W2nとす
ると、標準偏差σは、 で求められる。そして、このσを使用してσを算出
する。ただし、2個の物品でテスト計重したが、3個以
上の物品を使用して同様にテスト計重することができ
る。
第2実施例において重量選別機を第5図及び第6図を
参照して説明する。ただし、この実施例の重量選別機の
構成には、第1図、第3図及び第4図に示す重量選別機
の構成を含んでおり、その部分の詳細な説明を省略す
る。
この重量選別機により計重した物品をその基準重量
値、或るいは物品に記載する内容量の公称値(境界重量
値)WN以上の適量品とそれ未満の軽量品とに選別すると
きは、重量選別機の計重条件に起因する計重誤差を考慮
して第5図に示す管理用の選別重量値WSを決定する。な
お、この計重部及び計重条件に起因する計重誤差により
ばらつく計重値の標準偏差σは、第1実施例で説明し
たように同一物品を複数回計重して得られる複数の計重
値に基づいて、標準偏差σを算出することにより求め
ることができる。従って、WSは WS=WN+k・σ ‥‥(8) 但し、kは任意の正の実数であり、例えば1.1、2.0、
3.0、3.2、‥‥等である。
で決定することができる。この(8)式に従って管理用
の選別重量値WSを算出する手段が請求項2に記載の第2
算出部である。
今、例えばk=3.0と決めてWSを決定し、このWSに基
づいて計重した物品を選別するようにCPU8にセットして
おけば、本稼働において重量選別機の計重誤差によって
計重値がばらついたり、例えば計重値がWSばかりであっ
ても、適量品に選別された物品中に実重量がWN以上の物
品が含まれている割合(良品率)は、99.7%であり、逆
に実重量がWN未満の軽量品が適量品として選別される割
合は0.3%となる。このように、他の経済的諸条件を加
味して予め物品ごとにkの値を決定しておけば、テスト
計重により求めたσにより、(8)式からWSを決定す
ることができる。従って、従来のように作業者が自己の
判断により計重しようとする物品について重量選別機の
計重誤差を推定する必要がない。ここで、本稼働時にお
いて、計重された物品の計重値とWSとを比較して物品を
選別する手段が請求項2に記載の選別部である。
また、3方向選別式の重量選別機において、基準重量
値WNに対して上限偏差値がWU、下限偏差値がWLであり、
物品の実重量がWIとすると、 (I)WI>WUUN(=WN+WU)のとき過量品 (II)(WN−WL=)WLLN≦W1 ≦WUUN(=WN+WU)のとき適量品 (III)WI<WLLN(=WN−WL)のとき軽量品 と物品を選別するための第6図に示す管理用の選別重量
値WUUS、WLLSを決定する場合について説明する。
今、重量選別機のCPU8に物品に対応するkが設定され
ており、既にテスト計重によりσが算出されていると
すると、重量選別機の計重誤差による計重値のばらつき
によって公称上限重量値(上限境界重量値)WUUNより大
きい重量の物品が適量品側に所定の確率で選別されない
ようにする為に、上限偏差値WUがキー9の操作により設
定されたときに、CPU8が WUUS=WN+WU−k・σ ‥‥(9) の式に従って管理用の上限選別重量値WUUSを算出し、メ
モリ12に記憶する。
そして、公称下限重量値(下限境界重量値)WLLNより
小さい重量の物品が適量品側に所定の確率で選別されな
いようにする為に下限偏差値WLがキー9の操作により設
定されたときに、CPU8が WLLS=WN−WL+k・σ ‥‥(10) の式に従って管理用の下限選別重量値WLLSを算出し、メ
モリ12に記憶する。
このようにこの重量選別機によると、管理用の上限及
び下限境界重量値WUUS、WLLSに基づいて計重された物品
を選別するので、過量品及び軽量品が所定の確率で適量
品側に選別されないようにすることができる。
〔発明の効果〕
第1の発明によると、本稼働時に物品を計重機により
計重して得られる複数の物品の計重値の標準偏差σ
ら、予めテスト計重時に求めた計重機等の計重誤差によ
りばらつく計重値の標準偏差σを分離することによ
り、計重した物品自体の重量の標準偏差(σO 2−σt 2
1/2を算出することができるので、この標準偏差を利用
して、計重機により計重した物品の実際の重量分布を正
確に知り、かつ記録することができる。これにより、物
品の正確な重量管理を行うことができるという効果があ
る。そして、市場へ出荷する物品の正確な重量分布を把
握することができるという効果もある。
第2の発明によると、テスト計重により計重機等の計
重誤差によりばらつく複数の計重値の標準偏差σを第
1算出部により算出して、管理用の選別重量値WN+kσ
を決定することができる。これにより、例えば従来例
で説明したように、被計重物品を境界重量値WNよりも重
い適量品と軽い軽量品とに選別するとき、軽量品が適量
品側に選別される個数を少なくする為に係数kを大きく
することが必要性であるし、適量品が軽量品側に選別さ
れる個数を少なくする為に係数kを小さくすることが必
要性であるが、予め経済的諸条件を満足する係数kを各
物品ごとに決定しておくことにより、経済的にきわめて
有効な重量選別を行うことができるという効果がある。
そして、被計重物品を境界重量値WNよりを重い過量品と
軽い適量品とに選別するときも、管理用の選別重量値WN
−kσを決定することにより、上記と同様に経済的に
きわめて有効な重量選別をすることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による標準偏差算出装置の第1算出部の
第1実施例のフローチャート、第2図は同実施例の第2
及び第3算出部のフローチャート、第3図は同発明によ
る第1算出部の他の実施例のフローチャート、第4図は
同実施例の概略の構成を示す図、第5図及び第6図は本
発明による2方向及び3方向重量選別機の第2実施例の
管理用選別重量値を示す図である。 2……計重コンベア、4……ロードセル、8……CPU、1
1……表示部、12……メモリ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テスト計重時において少なくとも被計重物
    品の平均重量に略等しい重量物を本稼働時と同一設定条
    件で計重機により繰り返して計重したときに得られる複
    数の計重値に基づいて少なくとも上記計重機の計重誤差
    によりばらつく計重値の標準偏差σtを算出する第1算
    出部と、本稼働時において上記計重機に順次供給される
    上記各被計重物品を計重しこれにより得られる複数の計
    重値に基づいて上記各被計重物品自体の重量のばらつき
    及び少なくとも上記計重機の計重誤差によりばらつく計
    重値の標準偏差σを算出する第2算出部と、算出され
    た標準偏差σ及びσを使用して(σO 2−σt 21/2
    を演算し少なくとも上記計重機の計重誤差を含まない上
    記被計重物品の重量の標準偏差σを算出する第3算出
    部とを、具備することを特徴とする標準偏差算出装置。
  2. 【請求項2】被計重物品の重量を計重する計重部と、テ
    スト計重時において少なくとも上記被計重物品の平均重
    量に略等しい重量物を本稼働時と同一設定条件で上記計
    重部により繰り返して計重しこれにより得られる各計重
    値に基づいて少なくとも上記計重部の計重誤差によりば
    らつく計重値の標準偏差σを算出する第1算出部と、
    標準偏差σに係数kを乗算しこの乗算値kσと被計
    重物品を重量選別する境界重量値WNとの代数和を求めて
    管理用の選別重量値を算出する第2算出部と、本稼働時
    において上記計重部により計重された被計重物品の計重
    値と上記管理用の選別重量値とを比較する選別部とを、
    具備することを特徴とする重量選別機。
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