JP3056547B2 - 組合せ秤ラインへの物品配分装置 - Google Patents

組合せ秤ラインへの物品配分装置

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JP3056547B2
JP3056547B2 JP3197054A JP19705491A JP3056547B2 JP 3056547 B2 JP3056547 B2 JP 3056547B2 JP 3197054 A JP3197054 A JP 3197054A JP 19705491 A JP19705491 A JP 19705491A JP 3056547 B2 JP3056547 B2 JP 3056547B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばブロイラのむ
ね肉、もも肉等の物品を複数の組合せ秤ラインに振り分
ける組合せ秤ラインへの物品配分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ブロイラ肉のむね肉、もも肉(以
下、むね肉、もも肉を総称して正肉という。)の計量出
荷システムは、むね肉、もも肉を夫々別個に1包装単位
を2kgとして出荷している。正肉の単体重量(肉片重
量)は、むね肉が180〜250g、もも肉が200〜
330g程度であるので、1包装単位で肉片が7〜11
片程度である。組合せ秤が計量出荷システムに採用され
る以前では、1包装単位が2kgとなるように台秤等を
使用して人手によって計量されていたので、2kgとな
るように計量するのが困難であり、多くの人手と時間と
を要し、しかも、増目(1包装単位の重量が2kg以下
とならぬように少し多めに入れる量をいう。)が2kg
に対して数%以上と多くなり、歩留りが悪いという問題
があった。
【0003】そこで、組合せ秤が採用されて、自動定量
計量により平均増目が2kgに対して0.1〜0.2%
程度となり、人手による場合と比較して格段に減少する
ようになった。ただし、最近の傾向として計量の自動化
に伴ってブロイラの解体作業も一部に自動解体機が採用
されるようになった。
【0004】この自動解体機は、ブロイラの対応サイズ
の幅に限界があり、ブロイラの全サイズの自動解体が困
難なので、ブロイラを予め重量選別機で大びな(ブロイ
ラの重量、形状が大きいもの。)と小びな(ブロイラの
重量、形状が小さいもの。)とに選別して、大びなを大
びな用の自動解体機により、小びなを小びな用の自動解
体機により解体している。つまり、自動解体機を採用す
る従来の計量出荷システムは、図11に示すように、ト
ラックにより運送されてきた所定数のブロイラをトラッ
クに載せた状態で計量してブロイラの平均重量を算出
し、ブロイラを大びなと小びなとに選別するための境界
重量値を算出する(ステップ100)。そして、解体前
処理をする(ステップ102)。次に、多段階重量選別
機により1体ずつ計量し、上記境界重量値を基準にして
大びな、小びな、等外品に選別する(ステップ10
4)。そして、大びなは大びな用の自動解体機に供給さ
れて大ばらし処理が行われ(ステップ106)、次に人
手による小ばらし処理が行われて大サイズのもも肉とむ
ね肉、手羽先、副産物(内蔵等)に選別される(ステッ
プ108)。これらのもも肉、むね肉等は夫々別個に組
合せ秤により所定重量(例えば2kg)に自動計量され
て1包装単位にまとめられて、後段の包装出荷ラインに
搬送されて(ステップ110、112、114、11
6)、包装される(ステップ118)。同様に、小びな
は、小びな用の自動解体機による大ばらし処理(ステッ
プ120)、人手による小ばらし処理(ステップ12
2)、組合せ秤による組合せ計量が夫々行われて(ステ
ップ124、126、114、116)、包装出荷ライ
ンに搬送されて包装される(ステップ118)。ただ
し、サイズが極端に小さいものは、等外品ラインで処理
される(ステップ128)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、組合せ秤は、
肉片の単体重量の標準偏差が大きい程増目の少ない良い
組合せを得る確率が高くなる。即ち、大びなと小びなと
に振り分けて、夫々別個に組合せ秤により組合せ計量し
た場合(標準偏差が小さい場合)は、大びなと小びなと
を混合した状態のものを組合せ秤で計量する場合(標準
偏差が大きい場合)と比較して、増目の少ない良い組合
せを得る確率が低くなるという問題がある。
【0006】そして、時には許容重量範囲内の組合せが
得られずに、再組合せ計量が行われる場合があり(再組
合せ計量とは、許容重量範囲内の組合せが得られなかっ
た場合、空の計量ホッパに物品の投入して組合せ計量を
再度行うことをいう。)、再組合せ計量をすると、組合
せ秤の処理能力(許容重量範囲内の組合せの選択を行っ
た回数/時間)が低下するという問題が発生する。
【0007】更に、当初、肉片のサイズは自動解体機の
能力に合わせる為に大びなと小びなとにサイズ分けをし
たが、商品の品質向上のためにも大小のサイズ分けが要
望されており、大びなと小びなとを無差別に混合して組
合せ計量をすることができないという問題がある。本発
明は、上記問題点を解決する組合せ秤ラインへの物品配
分装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】第1乃至第8の発明は、図1に示すよう
に重量選別機1が複数の各組合せ秤ライン2、3、4に
物品を振り分けるための各ラインごとの重量範囲(重量
範囲選出手段5)を、難度率算出手段6が算出した難度
率に応じて適宜変更することができるものである。難度
率とは、組合せ秤により組合せ計量するとき、複数の物
品の計量値の組合せの中に予め定めた許容重量範囲内の
組合せの不存在の可能性を表す数値である。即ち、難度
率が大きい程、許容重量範囲内にある組合せの確率が低
いということである。つまり、難度率が大きいときは各
ラインごとの重量範囲の幅をその難度率に応じて広くし
て、その重量範囲内にある物品の重量のばらつきを大き
くし、これにより、組合せ秤による組合せ計量において
許容重量範囲内の物品の組が選択される可能性を高くし
ようとするものである。更に、重量範囲をばらつきを大
きくする度合いは、その難度率の大きさに応じて定めて
あるので、各組合せ秤ラインに振り分けられる物品の重
量のばらつきが無差別に大きくするものではなく、つま
り、ばらつきが所定の大きさ以上にならないようにする
ことを加味して、許容重量範囲内の物品の組が選択され
る可能性を所定の率まで高くするものである。ただし、
難度率の算出は、予め計量した物品の計量データにより
又は組合せ秤により計量して得られた計量データに基づ
いて組合せ秤によりシュミレートして算出することがで
きるし、後述する算出式によっても得ることができる。
【0009】第2の発明は、例えば予め計量して得られ
た物品の重量に基づいて、複数の重量範囲を自動的に重
量選別機に設定しておく。そして、物品の難度率が大き
いときは、各組合せ秤ラインに振り分けられる物品の重
量のばらつきが大きくなるように、上記複数の重量範囲
を各ラインごとに割り振り、重量選別機に設定する。そ
して、重量選別機は、各ラインごとに割り振られた重量
範囲を基準にして計量した物品を振り分けることを特徴
としている。
【0010】第3の発明は、予め計量して得られた物品
の重量に基づいて、重量区分を各重量ランク(各組合せ
ラインに振り分けられる物品の重量範囲に対応するラン
ク)ごとに対応させて自動的に設定する。そして、難度
率が大きいときは、その難度率の程度に応じて各組合せ
ラインに振り分けられる物品の重量のばらつきが大きく
なるように重量範囲の変更を行う。つまり、或る1つの
重量ランクに対して1つの重量区分を対応させてあり、
当該重量区分内の所定の重量範囲を当該重量ランクから
除去する除去重量範囲として決定すると共に当該重量区
分以外の他の重量区分に含まれる所定の重量範囲を当該
重量ランクに混合させる混合重量範囲として決定してあ
る。ただし、除去重量範囲及び混合重量範囲の各重量幅
は、難度率の値ごとに定められており、難度率が大きい
ほど広い重量幅が対応しており、これにより、難度率が
大きいほど各重量ランクに振り分けられる物品の重量の
ばらつきが大きくなるように定められている。ただし、
難度率は、実施例で詳細に説明するところの平均値算出
手段が算出した平均値、端数率算出手段が算出した端数
率、ばらつき率算出手段が算出したばらつき率に基づい
て算出される。
【0011】第4の発明は、第2の発明における複数の
重量範囲を作業者が重量選別機に手動で設定することが
できるようにしたものである。第5の発明は、第2の発
明における各ラインごとに割り振られる重量範囲を作業
者が重量選別機に手動で設定することができるようにし
たものである。つまり、選出重量出力手段により出力さ
れている難度率、及びこの難度率と対応する重量範囲の
組を参考にして、この重量範囲の組を作業者が修正し、
修正したデータを重量選別機に設定することができるよ
うにしたものである。第6の発明は、第3の発明におけ
る複数の重量区分を作業者が重量選別機に手動で設定す
ることができるようにしたものである。
【0012】第7の発明は、第3の発明における各重量
ランクに含ませる混合重量範囲、各重量ランクから除去
する除去重量範囲を作業者が重量選別機に手動で設定す
ることができるようにしたものである。つまり、選出重
量出力手段により出力されている難度率、及びこの難度
率と対応する混合重量範囲、除去重量範囲を参考にし
て、この混合重量範囲、除去重量範囲を作業者が修正
し、修正したデータを重量選別機に設定することができ
るようにしたものである。第8の発明は、第1乃至第7
の発明において、難度率が所定値以上であるとき、警報
が出力されるように構成されている。
【0013】
【実施例】本発明の第1実施例を各図を参照して説明す
る。この実施例は、図11に示す重量選別機が大びな用
ライン、小びな用ライン及び等外品ラインにブロイラの
屠体を振り分けるための各ラインごとの重量範囲を、難
度率算出手段が算出した難度率に応じて適宜変更するこ
とができるものである。つまり、ブロイラの羽数と屠体
重量値とが図3に示す関係にあるとすると、Aゾーンの
重量の屠体を等外品ラインに、BゾーンとDゾーンの重
量の屠体を小びな用ラインに、CゾーンとEゾーンの重
量の屠体を大びな用ラインに夫々振り分ける。ただし、
難度率の大きさに応じて、難度率が大きい程Cゾーン及
びDゾーンの重量範囲の幅を広く設定するものである。
【0014】図2はこの実施例に使用する装置の電気関
係のブロック図である。図2において、7はトラックス
ケールであり、計量値を重量区分決定手段8(演算発進
ユニット)に出力する。重量区分決定手段8は、この計
量値とキーボード9により入力されたデータとに基づい
て境界重量値を決定して、重量範囲選出手段10に出力
する。重量範囲選出手段10は、難度率算出手段11が
算出した難度率に基づいて、その難度率と対応する所定
の混合重量範囲と除去重量範囲を記憶手段12に記憶さ
れているデータから選出し、その選出したデータと境界
重量値とを重量選別機13に出力して、大びな用の組合
せ秤ライン14、小びな用の組合せ秤ライン15及び等
外品ライン16に対応する重量範囲を設定する。重量選
別機13は、計量した物品(ブロイラの屠体)を屠体重
量と対応する各組合せ秤ライン及び等外品ラインごとの
各重量ランクに振り分ける。そして、大びな用の組合せ
秤ラインと小びな用の組合せ秤ラインに設けられている
各組合せ秤は、所定数の肉片の重量を計量するごとに、
各計量値を平均値算出手段17、端数率算出手段18及
びばらつき率算出手段19に出力する。そして、これら
各算出手段は、算出した数値を難度率算出手段11に出
力する。難度率算出手段11は、これら数値に基づいて
難度率を算出する。つまり、重量範囲選出手段10は、
難度率算出手段11が或る一定の周期ごとに算出する難
度率に基づいて混合重量範囲及び除去重量範囲を選出
し、この選出したデータを前回に重量選別機13に設定
したデータと変更し、これにより、組合せ秤が十分に高
い確率で許容重量範囲の組合せを選択することができる
ようにすると共に、大びな用ライン14にはできるだけ
小びな用ライン15に振り分けられるべき屠体が振り分
けられないようにし、小びな用ライン15にはできるだ
け大びな用ライン14に振り分けられるべき屠体が振り
分けられないようにしている。ただし、大びな用の組合
せ秤ライン、小びな用の組合せ秤ライン及び等外品ライ
ンは、従来例の図11で説明したものと同等であるの
で、詳細な説明を省略する。
【0015】以下、これらの処理機能を詳細に説明す
る。トラックスケール7は、養鶏場より所定羽数づつ籠
に入れられてトラックにより運送されてきたブロイラを
そのトラックに載せた状態で計量し、この計量値を重量
区分決定手段8に出力する。
【0016】キーボード9は、空のトラック重量、籠の
重量、トラックに載せられている籠の数、及び1籠に入
れられているブロイラの羽数を重量区分決定手段8に入
力するためのものである。
【0017】重量区分決定手段8は、入荷したブロイラ
を重量選別機13により大びなと小びなとに選別するた
めの境界重量値を決定するものである。例えば、トラッ
クスケール7よりの総重量値とキーボード9よりのデー
タとに基づいて入荷したブロイラの平均重量値を算出
し、この平均重量値を境界重量値とする。即ち、図3に
示す境界重量値が決定される。そして、基本的にはこの
境界重量値よりも重い重量のブロイラは大びな用ライン
に振り分けられ、軽い重量のブロイラは小びな用ライン
に振り分けられるように重量範囲選出手段10を介して
重量選別機13に設定される。なお、キーボード9、重
量区分決定手段8は、トラックスケール7の装置に設け
られている。
【0018】難度率算出手段11は、平均値算出手段1
7、端数率算出手段18及びばらつき率算出手段19の
各算出手段が算出した数値に基づいて、組合せ秤が計量
した肉片の重量の組合せの中に予め定めた許容重量範囲
内の組合せの不存在の可能性を表す難度率を算出する。
なお、大びな用ライン及び小びな用ラインに設けられて
いる各組合せ秤は、供給された肉片の重量を計量し、こ
れら肉片の計量値を種々に組み合わせて、これら各組合
せの中から合計重量が予め定めた許容重量範囲内に入る
組合せを選択する組合せ演算手段を有するものである。
【0019】平均値算出手段17は、組合せ演算手段に
よって所定回数にわたって組合せが選択されたとき、各
回に選択された肉片の数の平均値(平均選択個数)を算
出する。なお、通常1パック当たりの重量が2kgであ
るとき、組合せに選択される肉片の数が6〜7片である
場合は丁度許容重量範囲内に適合する組合せの数が少な
く、従って、許容重量範囲内の組合せの不存在の可能性
が高いということがいえる。そして、組合せに選択され
る肉片の数が11〜12片程度である場合は丁度許容重
量範囲内に適合する組合せの数が多く存在し、従って、
許容重量範囲内の組合せの不存在の可能性が低いという
ことがいえる。上記のことを勘案して(11−平均選択
個数)=変数係数を、難度率を算出する為のパラメータ
とし、平均値が11よりも大きい場合は0となるように
設定している。
【0020】端数率算出手段18は、平均値算出手段1
7が算出した平均選択個数に生じた小数点以下の端数を
この平均選択個数で除算して端数率を算出する。なお、
端数が0.5を越える場合には、元の平均選択個数に1
を加算し、元の端数をaとすると、1−aを1を加算し
た平均選択個数の端数としている。つまり、端数が0.
5に近ければ近い程端数率が大きく、端数率が大きいと
いうことは組合せの数が少ないということである。つま
り、例えば平均選択個数13.5であるということは、
選択排出個数13と14との間に丁度許容重量範囲に適
合する組合せがあることを表している。従って、この場
合は、適当な組合せの数が少なく、その為に端数率が大
きい程、許容重量範囲内の組合せの不存在の可能性が高
いということがいえる。ただし、端数率が0であっても
その端数率の算出の元になった平均選択個数はあくまで
も平均値であるので、実際の個々の組合せ計量の際に許
容重量範囲内の組合せの不存在の可能性が全く無いとい
うことは言い切れず、即ち、許容重量範囲内の組合せが
絶対に存在するとは限らないので、(端数率+1)を難
度率を算出する為のパラメータとして設定している。
【0021】ばらつき率算出手段19は、組合せ秤によ
り計量された所定数の肉片の重量の標準偏差を算出し、
この標準偏差を上記所定数の肉片の重量の平均値により
除算してばらつき率を算出する。即ち、 ばらつき率=(肉片の標準偏差σ/肉片の平均重量値)
・100 〔%〕 と定義する。なお、ブロイラを大小のサイズ分けをしな
い場合のばらつき率は約14%となり、この場合では端
数率及び変数係数に関係なしに良好な組合せ(許容重量
範囲内の組合せの数が多いということ)選択が行われる
ので、(14−ばらつき率)を難度率を算出する為のパ
ラメータとして設定し、ばらつき率が14よりも大きい
場合は0となるように設定している。即ち、難度率算出
手段11は、 難度率=(端数率+1)・(14−ばらつき率)・(1
1−平均選択個数) により難度率を算出する。
【0022】記憶手段12は、図7に示す対応関係を記
憶している。即ち、図3に示すCゾーンの重量幅とDゾ
ーンの重量幅とを等しく定めてある。そして、難度率α
<しきい値aの場合は、重量幅を50gとし、しきい値
a≦難度率α≦しきい値bの場合は、重量幅を100g
とし、しきい値b<難度率αの場合は、重量幅を150
gとすデータを記憶している。なお、小びな用ラインの
重量ランクにはB、Dゾーンのブロイラが振り分けられ
るが、このDゾーンを小びな用ラインの重量ランクに対
する混合重量範囲という。そして、小びな用ラインの重
量ランクから除去される重量範囲は、Cゾーンであり、
このCゾーンを小びな用ラインの重量ランクに対する除
去重量範囲という。更に、大びな用ラインの重量ランク
にはC、Eゾーンのブロイラが振り分けられるが、この
Cゾーンを大びな用ラインの重量ランクに対する混合重
量範囲という。そして、大びな用ラインの重量ランクか
ら除去される重量範囲は、Dゾーンであり、このDゾー
ンを大びな用ラインの重量ランクに対する除去重量範囲
という。ただし、C、Dゾーン重量幅は、図3に示す大
びな用自動解体機下限値(大びな用解体機が解体処理で
きる下限重量値)と小びな用自動解体機上限値(小びな
用解体機が解体処理できる上限重量値)との間に設定さ
れており、これは、大びな用自動解体機下限値以下の重
量範囲の物品を大びな用ラインに混合しないようにする
と共に小びな用自動解体機上限値以上の重量範囲の物品
を小びな用ラインに混合しないようにするためである。
なお、端数率算出手段18、ばらつき率算出手段19、
平均値算出手段17、難度率算出手段11、記憶手段1
2は、組合せ秤の制御装置に設けられている。
【0023】重量範囲選出手段10は、難度率算出手段
11が算出した難度率と対応する重量幅を記憶手段12
に記憶されているデータ(図7に示す)から選出し、こ
の選出した重量幅を重量選別機13に設定する。この重
量範囲選出手段10は重量選別機13に設けられてい
る。
【0024】重量選別機13は、解体前処理がなされた
ブロイラを1体づつ計量し、計量して得られた屠体重量
が重量範囲選出手段10により設定されたゾーンの内、
どのゾーンに属するかを判定する。そして、この判定に
より得られたゾーンが大びな用ライン、小びな用ライン
又は等外品ラインのどの重量ランクに属するかを判定
し、判定されたラインに計量したブロイラを振り分け
る。
【0025】大びな用組合せ秤ライン(大びな用ライ
ン)、小びな用組合せ秤ライン(小びな用ライン)、等
外品ラインは、図11に示すステップ106〜128
(ステップ118を除く)に相当するものである。ただ
し、大びな用ライン、小びな用ラインに設けられている
各組合せ秤は、所定数の肉片を計量するごとに、各肉片
の計量値を平均値算出手段17、端数率算出手段18及
びばらつき率算出手段19に出力するところが従来と相
違している。
【0026】次に、この実施例の組合せ秤ラインへの物
品配分装置の動作を各フローチャートを参照して説明す
る。まず、トラックスケール7側より多段階重量選別機
13に境界重量値を発信する手順を図4に示すフローチ
ャートを参照して説明する。まず、籠に入ったブロイラ
を積載するトラックを入場させて(ステップ200)、
トラックの総重量をトラックスケール7により計量する
(ステップ202)。この際、空のトラック重量、1籠
重量、籠数、1籠内のブロイラの羽数をキーボード9を
操作して重量区分決定手段8に入力すると(ステップ2
04)、重量区分決定手段8がトラックの総重量と入力
されたデータに基づいてブロイラの平均重量、即ち図3
の境界重量値を算出し(ステップ206)、この境界重
量値を多段階重量選別機13に発信する(ステップ21
0)。なお、この境界重量値は、例えばブラウン管等の
表示部(図示せず)に表示されると共にプリンタにより
印字される(ステップ208)。
【0027】組合せ秤が難度率に対応する混合幅(混合
重量範囲、除去重量範囲)を多段階重量選別機13に発
信する手順を図5に示すフローチャートを参照して説明
する。まず、小ばらし処理されたブロイラの肉片等を計
量し(ステップ300)、この計量値に基づいて、端数
率算出手段18、ばらつき率算出手段19、平均値算出
手段17が(端数率+1)、(14−ばらつき率)、
(11−平均選択個数)を算出する(ステップ302、
304、306)。そして、難度率算出手段11が難度
率=(端数率+1)・(14−ばらつき率)・(11−
平均選択個数)を算出する(ステップ308)。ただ
し、難度率は、大びな用及び小びな用ラインの各組合せ
秤ごとに算出して、算出して得られた2つの難度率のう
ち値が大きい方を最終的な難度率として採用することが
できるし、2つの難度率の平均値を最終的な難度率とし
て採用してもよい。次に、重量範囲選出手段10がこの
算出して得られた難度率を記憶手段12に記憶されてい
る対応関係を示す図に照らして対応する混合幅を選出し
(ステップ310)、この選出した混合幅を多段階重量
選別機13に発信する(ステップ312)。
【0028】図6のフローチャートは、多段階重量選別
機13が肉片を計量し、この計量した肉片を所定のライ
ンに振り分ける手順を示すものである。まず、等外品ラ
インの重量ランクに相当する図3に示すAゾーンの上限
値、即ち等外品重量値を作業者がこの重量選別機13に
設定する(ステップ400)。そして、トラックスケー
ル7側(重量区分決定手段8)より境界重量値が入力し
(ステップ402)、組合せ秤より混合幅が入力すると
(ステップ404)、図3に示すA〜Eゾーンの重量域
を決定する(ステップ406)。しかる後、解体前処理
のなされたブロイラがこの重量選別機13に順次供給さ
れると、屠体重量を計量し(ステップ408)、その屠
体重量がA〜Eゾーンの内いずれのゾーンに属するかを
判定する(ステップ410〜416)。そして、屠体重
量がAゾーンに属するブロイラは等外品ラインに振り分
け(ステップ418)、BゾーンとDゾーンに属するブ
ロイラは小びな用ラインに振り分け(ステップ42
0)、そしてCゾーンとEゾーンに属するブロイラは大
びな用ラインに振り分ける(ステップ422)。なお、
この重量選別機13が屠体重量を計量し、ブロイラを所
定のラインに振り分けている際に、難度率算出手段11
から重量範囲選出手段10に新たな難度率が送信され
て、この新たな難度率に基づいて新たな重量範囲が重量
選別機13に設定されると、重量選別機13はこの新た
な重量範囲に基づいてブロイラを対応するラインに振り
分ける。つまり、組合せ秤が計量する肉片の単体重量が
変動して、この変動に伴って例えば難度率が大きくなっ
たとき、この難度率の大きさと対応する混合幅を新たに
選出し、この選出した混合幅を重量選別機13に設定す
る。これにより、組合せ秤に供給される肉片の単体重量
が変動しても、組合せ秤が再組合せ計量する回数の割合
(再組合せ計量の回数/組合せ計量の回数)をその難度
率と対応する所定の割合以下にすることができると共に
パックに包装されている肉片の重量のばらつきをその難
度率と対応する所定の重量範囲内に収めることができ
る。
【0029】第2実施例を図2に示す電気関係のブロッ
ク図を参照して説明する。第2実施例は、重量区分決定
手段8の代わりに重量範囲決定手段(図示せず)を設け
てあり、重量範囲選出手段10及び記憶手段12が第1
実施例のものと相違している。ただし、他の部分は第1
実施例と同等であるので、その説明を省略する。
【0030】重量範囲決定手段は、トラックスケール7
より入力した計量値とキーボード9より入力されたデー
タに基づいてブロイラの境界重量値(平均重量)を算出
し、この境界重量値を基準にして、図9に示すようにマ
イナス側及びプラス側に6つの例えば50gの重量幅の
C〜Hゾーンを決定する。そして、この6つのC〜Hゾ
ーンとB、Iゾーンの重量範囲を重量範囲選出手段10
に発信する。なお、Aゾーンを決定するしきい値(等外
品重量値)は第1実施例と同様に作業者により重量選別
機13に設定される。
【0031】記憶手段12は、図10に示す対応関係を
記憶している。即ち、難度率α<しきい値aの場合は、
小びな用ラインにB、C、D、Fゾーンを対応させ、大
びな用ラインにI、E、G、Hゾーンを対応させて記憶
している。しきい値a≦難度率α≦しきい値bの場合
は、小びな用ラインにB、C、F、Gゾーンを対応さ
せ、大びな用ラインにI、D、E、Hゾーンを対応させ
て記憶している。しきい値b<難度率αの場合は、小び
な用ラインにB、F、G、Hゾーンを対応させ、大びな
用ラインにI、C、D、Eゾーンを対応させて記憶して
いる。ただし、混合重量範囲のC〜Hゾーンは、第1実
施例と同様に図9に示す大びな用自動解体機下限値と小
びな用自動解体機上限値との間に設定されている。
【0032】重量範囲選出手段10は、難度率算出手段
11が算出した難度率と対応するゾーンの組を、各ライ
ンの重量ランクごとに記憶手段12に記憶されているデ
ータ(図10に示すデータ)から選出し、重量選別機1
3に設定する。従って、重量選別機13は、ブロイラの
屠体重量を順次計量するごとに、その重量が属するゾー
ンを判定し、対応するラインに計量したブロイラを振り
分けることができる。そして、計量値の変動と対応して
難度率が更新されれば、第1実施例と同様にその難度率
と対応するゾーンの組合せが小びな用ライン及び大びな
用ラインの各重量ランクごとに、記憶手段12のデータ
から選出されて重量選別機13に設定される。
【0033】ただし、第1実施例では、図7に示すよう
に難度率を3段階に分けて、各段階に対応して3段階の
混合幅を決めて記憶手段12に記憶したが、図8に示す
ように難度率を5段階に分けて、各段階に対応して5段
階の混合幅を決めて記憶手段12に記憶してもよい。な
お、図8について説明すると、難度率は、しきい値a〜
dにより5段階に分けてあり、各段階の難度率に対応さ
せて所定の混合幅が記憶されている。図に示す解体機の
許容幅とは、図3に示す大びな用(小びな用)解体機の
下限値(上限値)と境界重量値との重量幅である。人手
による混合指示警報という記憶部分には、難度率αがし
きい値b以下であるときは警報を出力させず、難度率α
がしきい値bを越えるときは警報を出力させるという情
報が記憶されている。人手による混合率という記憶部分
には、難度率αがしきい値aを越えるときは、難度率が
大きいので、小びな用ライン(又は大びな用ライン)に
振り分けられたブロイラの内20%の数の肉片が境界重
量値よりも重い重量(又は軽い重量)の肉片が混合され
るように人手により調整するように20%の数値を表示
部に表示させるという情報が記憶されている。そして、
しきい値b≦難度率α≦しきい値aのときは、上記と同
様にして10%の肉片が混合されるように10%の数値
を表示部に表示させるという情報が記憶されている。ま
た、難度率αがしきい値b以下であるときは、このとき
は難度率が小さいので、人手により混合数を調整する必
要がなく、表示部には0を表示させるという情報が記憶
されている。
【0034】勿論、第2実施例において、図10に示す
ように難度率を3段階に分けて、各段階に対応して3段
階の混合ゾーンを決めて記憶手段12に記憶したが、図
8に示すものと同様にして難度率を5段階に分けて、各
段階に対応して5段階の混合ゾーン、人手による混合指
示警報及び人手による混合率を小びな用ライン及び大び
な用ラインごとに決めて記憶手段12に記憶してもよ
い。
【0035】そして、第1、第2実施例では、大びな用
ラインと小びな用ラインに物品を振り分ける分配装置に
おいて、難度率の大きさに応じて所定重量範囲の重量の
物品を相互に混合させたが、これ以外にも例えば大びな
用ライン、中びな用ライン及び小びな用ラインに物品を
振り分ける分配装置において、難度率の大きさに応じ
て、所定重量範囲の重量の物品を大びな用ラインと中び
な用ラインの間で相互に混合し、上記所定重量範囲以外
の所定の重量範囲の重量の物品を中びな用ラインと小び
な用ラインの間で相互に混合することができる。
【0036】第1実施例において、重量区分決定手段8
に代えて、ブロイラの平均重量、即ち境界重量値を算出
し、この境界重量値により区分される2つの各重量区分
を大びなと小びなの各重量ランクと対応させて決定し例
えば表示部に表示させる重量区分出力手段をトラックス
ケール7側に設け、この出力された大びなと小びなの各
重量ランクごとの各重量区分を重量選別機13に作業者
が設定することができる重量区分設定手段とを重量選別
機13側に設けることができる。
【0037】第1実施例において、重量範囲選出手段1
0に代えて、難度率算出手段11が算出した難度率と対
応する混合重量範囲及び除去重量範囲を記憶手段12に
記憶されているデータから選出し、この選出したデータ
と難度率とを表示部に表示させ、又はこの選出したデー
タのみを表示部に表示させる選出重量出力手段と、この
表示部に表示された混合重量範囲及び除去重量範囲を重
量選別機13に作業者が設定することができる選出重量
範囲設定手段とを重量選別機13に設けることができ
る。
【0038】第2実施例において、重量範決定手段に代
えて、入荷したブロイラの平均重量に基づいて複数の重
量範囲のC〜Hゾーンを決定し、この決定したC〜Hゾ
ーンを表示部に表示させる決定重量範囲出力手段と、こ
の表示部に表示されたC〜Hゾーンを重量選別機13に
作業者が入力設定することができる決定重量範囲設定手
段とを重量選別機13に設けてもよい。
【0039】第2実施例において、重量範囲選出手段1
0に代えて、難度率算出手段11が算出した難度率と対
応する重量範囲を示すゾーンの組を大びなと小びなの各
重量ランクごとに記憶手段12に記憶されているデータ
から選出し、この選出したデータと難度率とを表示部に
表示し、又はこの選出したデータのみを表示部に表示す
る選出重量出力手段と、この出力された大びな及び小び
なの各重量ランクごとの重量範囲を示すゾーンの組を重
量選別機13に作業者が設定することができる選出重量
範囲設定手段とを重量選別機13に設けてもよい。
【0040】このように、算出された種々のデータを例
えば一旦表示部に表示し、この表示部等に表示されたデ
ータを作業者が各種装置に設定できるようにすることに
より、表示部に表示されたデータを参考にして、作業者
が希望する、例えばその物品を組合せ計量したり、ばら
し作業をするときの作業能率に適合したデータを各種装
置に設定することができ、これにより効率のよい作業を
行わせることができるという効果がある。
【0041】
【発明の効果】本発明によると、難度率算出手段が算出
した難度率の程度に応じて、各組合せ秤ラインに振り分
けられる各物品の重量のばらつきを大きくしたり、小さ
くするものであるから、難度率が大きい場合は、各組合
せ秤ラインに振り分けられる各物品の重量のばらつきを
大きくしてその難度率を小さくすることができ、これに
より許容重量範囲内の組合せを選択することができる可
能性を高くすることができる。従って、再組合せ計量の
回数を減少させることができるので、組合せ秤の処理能
力の低下を防止することができるという効果がある。し
かも、組合せに選択される物品の重量のばらつきをむや
みに大きくすることなく、最小限に抑えるという目的を
達成することができるので、実施例に示すように肉片の
サイズを大びなと小びなとにサイズ分けをすることによ
り商品に付加した品質を或る程度維持しつつ、組合せ秤
を所定の処理速度で運転することができるという効果が
ある。
【0042】逆に、難度率が小さい場合は、許容重量範
囲内の組合せの物品を高い確率で選択することができる
という利点を保持しつつ、狭い重量範囲内から物品を選
択するので、組合せにより選択される物品の重量のばら
つきを狭い状態に維持することができるという効果があ
る。即ち、難度率が小さい場合は、難度率が大きい場合
よりもサイズ分けされた商品の品質を十分維持しつつ、
組合せ秤を所定の処理速度で運転することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成要素の関係を説明するためのブ
ロック図である。
【図2】この発明の第1実施例の電気関係を示すブロッ
ク図である。
【図3】同実施例のブロイラが入荷したときの羽数と重
量との関係を示す図である。
【図4】同実施例の重量区分決定手段により境界重量値
を算出する手順を示すフローチャートである。
【図5】同実施例の重量範囲選出手段により混合幅を選
出する手順を示すフローチャートである。
【図6】同実施例の重量選別機により計量したブロイラ
を振り分ける動作手順を示すフローチャートである。
【図7】同実施例の記憶手段に記憶されている難度率と
混合幅の対応関係を示す図である。
【図8】同実施例の記憶手段に記憶させることができる
難度率と混合幅等との他の対応関係を示す図である。
【図9】第2実施例の重量範囲決定手段が決定した各ゾ
ーンを示す図である。
【図10】第2実施例の記憶手段に記憶されている難度
率と各ゾーンとの対応を示す図である。
【図11】従来のブロイラを解体して所定重量の肉片に
パックする自動解体包装ラインを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 多段階重量選別機 2、3、4 組合せ秤ライン 5 重量範囲選出手段 6 難度率算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−91318(JP,A) 特開 平1−304324(JP,A) 特開 平2−55919(JP,A) 実開 昭64−44430(JP,U) 特許2925276(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 19/387

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる重量範囲の物品を組合せ
    計量する複数の組合せ秤ラインに物品を振り分ける物品
    配分装置において、予め計量した物品の計量データ又は
    組合せ秤により計量して得られた物品の計量データに基
    づいて複数の物品の計量値の組合せの中に予め定めた許
    容重量範囲内の組合せの不存在の可能性を表す難度率を
    算出する難度率算出手段と、上記難度率の値が大きいと
    きに上記各組合せ秤ラインに振り分けられる物品の重量
    のばらつきがそれぞれ大きくなるように上記複数の組合
    せ秤ラインごとの重量範囲を選出する重量範囲選出手段
    と、を具備することを特徴とする組合せ秤ラインへの物
    品配分装置。
  2. 【請求項2】 それぞれが異なる所定の重量範囲と対応
    する複数の重量ランクを定め、計量した物品をこの複数
    の重量ランクに選別し各重量ランクごとに設けた複数の
    組合せ秤ラインに物品を振り分ける重量選別機を備える
    物品配分装置において、複数の重量範囲を決定し上記重
    量選別機に設定する重量範囲決定手段と、複数の物品の
    計量値の組合せの中に予め定めた許容重量範囲内の組合
    せの不存在の可能性を表す難度率を算出する難度率算出
    手段と、1つの重量ランクに対応して2以上の重量範囲
    からなる組を複数組定め上記難度率の各値ごとに上記難
    度率が大きくなる程上記各組に含まれる物品重量のばら
    つきが大きくなるように上記組を対応させてある複数の
    重量ランクを記憶する記憶手段と、上記難度率算出手段
    が算出した難度率と対応する上記重量範囲の組を上記各
    重量ランクごとに上記記憶手段に記憶されているデータ
    から選出し上記重量選別機に設定する重量範囲選出手段
    と、を具備することを特徴とする組合せ秤ラインへの物
    品配分装置。
  3. 【請求項3】 それぞれが異なる所定の重量範囲と対応
    する複数の重量ランクを定め、計量した物品をこの複数
    の重量ランクに選別し各重量ランクごとに設けた複数の
    組合せ秤ラインに物品を振り分ける重量選別機を備える
    物品配分装置において、物品の計量値に基づき1又は2
    以上の境界重量値を算出しこの境界重量値により区分さ
    れる2以上の各重量区分を上記各重量ランクと対応させ
    て決定し上記重量選別機に設定する重量区分決定手段
    と、供給された物品の重量を計量しこれら計量値を種々
    に組合せこれら組合せの中から合計重量が予め定めた許
    容重量範囲内に入る組合せを選択する組合せ演算手段を
    有する組合せ秤と、上記組合せ演算手段によって所定回
    数にわたって組合せが選択されたとき各回に選択された
    物品の数の平均値を算出する平均値算出手段と、上記平
    均値によってその平均値の端数を除算して端数率を算出
    する端数率算出手段と、上記組合せ秤により計量された
    所定数の物品の重量の標準偏差を算出しこの標準偏差を
    上記所定数の物品の重量の平均値により除算したばらつ
    き率を算出するばらつき率算出手段と、上記物品の計量
    値の組合せの中に上記許容重量範囲内の組合せの不存在
    の可能性を表す難度率を上記平均値、上記端数率及び上
    記ばらつき率に基づいて算出する難度率算出手段と、1
    つの重量ランクに含ませる当該重量区分以外の他の重量
    区分に含まれる複数の混合重量範囲を定めると共にこの
    重量ランクから除去する当該重量区分内の複数の除去重
    量範囲を定め上記難度率の各値ごとに難度率が大きくな
    る程上記重量ランクに含まれる物品の重量のばらつきが
    大きくなるように上記混合重量範囲及び上記除去重量範
    囲を対応させてある複数の重量ランクを記憶する記憶手
    段と、上記難度率算出手段が算出した難度率と対応する
    上記混合重量範囲及び上記除去重量範囲を上記各重量ラ
    ンクごとに上記記憶手段に記憶されているデータから選
    出し上記重量選別機に設定する重量範囲選出手段と、を
    具備することを特徴とする組合せ秤ラインへの物品配分
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の組合せ秤ラインへの物
    品配分装置において、上記重量範決定手段に代えて、複
    数の重量範囲を決定し出力する決定重量範囲出力手段
    と、この出力された重量範囲を上記重量選別機に設定す
    るための決定重量範囲設定手段と、を設けたことを特徴
    とする組合せ秤ラインへの物品配分装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の組合せ秤ラインへの物
    品配分装置において、上記重量範囲選出手段に代えて、
    上記難度率算出手段が算出した難度率と対応する上記重
    量範囲の組を上記各重量ランクごとに上記記憶手段に記
    憶されているデータから選出しこの選出したデータと上
    記難度率とを出力し又はこの選出したデータのみを出力
    する選出重量出力手段と、この出力された上記各重量ラ
    ンクごとの上記重量範囲の組を上記重量選別機に設定す
    るための選出重量範囲設定手段と、を設けたことを特徴
    とする組合せ秤ラインへの物品配分装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の組合せ秤ラインへの物
    品配分装置において、上記重量区分決定手段に代えて、
    物品の重量に基づき1又は2以上の境界重量値を算出し
    この境界重量値により区分される2以上の各重量区分を
    上記各重量ランクと対応させて決定し出力する重量区分
    出力手段と、この出力された上記重量ランクごとの上記
    各重量区分を上記重量選別機に設定するための重量区分
    設定手段と、を設けたことを特徴とする組合せ秤ライン
    への物品配分装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の組合せ秤ラインへの物
    品配分装置において、上記重量範囲選出手段に代えて、
    上記難度率算出手段が算出した難度率と対応する上記混
    合重量範囲及び上記除去重量範囲を上記各重量ランクご
    とに上記記憶手段に記憶されているデータから選出しこ
    の選出したデータと上記難度率とを出力し又はこの選出
    したデータのみを出力する選出重量出力手段と、この出
    力された上記各重量ランクごとの上記混合重量範囲及び
    上記除去重量範囲を上記重量選別機に設定するための選
    出重量範囲設定手段と、を設けたことを特徴とする組合
    せ秤ラインへの物品配分装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7に記載の組合せ秤ライン
    への物品配分装置において、上記難度率が所定値以上で
    あるとき警報を出力する警報手段を設けたことを特徴と
    する組合せ秤ラインへの物品配分装置。
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