JP4864361B2 - 重量式選別装置及びその選別方法 - Google Patents

重量式選別装置及びその選別方法 Download PDF

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本発明は、重量式選別装置及びその選別方法に関する。さらに詳しくは、計量装置の計量結果に基づいて振り分け装置が物品を振り分ける重量式選別装置及びその選別方法に関する。
コンベア等の搬送装置によって送出されてくる物品を順次重量によって選別する重量式選別装置は、一般的には、コンベアの支持体にロードセルが装着された計量コンベア等の計量装置によって物品の重量を計量し、制御装置がその計量値と選別基準値、例えば許容上限値及び許容下限値とを比較し、この比較結果に基づいて物品を振り分け装置によって振り分けて選別するように構成されている。振り分け装置としては、可動アーム、ダンパー、エアージェット、プッシャー等種々の装置がコンベアに装着された振分コンベアが実用化されている。
ここで、計量装置は、搬送装置の送出端から送出されてくる物品を搬送しながら物品の重量を計量する。したがって、従来の重量式選別装置の運用においては、計量装置が複数の物品をまとめて計量してしまう事態、あるいは、計量中に後続の物品が計量装置に接触してしまう事態が生じ、このような事態が重量式選別装置の誤計量を引き起こし、選別精度の低下及び選別効率の低下を招来していた。
このため、特許文献1では、このような事態への対応策が提案されている。すなわち、特許文献1の装置は、搬送装置に物品同士の間隔を検出する間隔検出装置が配設され、物品同士の間隔が所定の間隔未満である場合には、その間隔を有して搬送されている2物品のいずれか一方が、計量装置到達前に排除されるように構成されている。
登録実用新案第2536179号公報。
しかしながら、特許文献1の装置では、間隔検出装置と計量装置との間に物品を排除する排除装置が配設され、間隔検出装置と計量装置とは近接していない。このため、この間隔検出装置と計量装置との間において、コンベア上での物品の滑り、コンベア縁部のガイドと物品との抵触等何らかの原因によって、物品同士の距離が変化することがあり、計量装置が複数の物品をまとめて計量してしまう事態、あるいは、計量中に後続の物品が計量装置に接触してしまう事態への対応策としては改善の余地があった。また、2個以上の物品が塊状となって物品群を形成する場合には、間隔検出装置では、複数の物品をまとめて計量装置が計量してしまう事態を検知できず、排除装置で排除することができないという問題もあった。
また、特許文献1の装置を含め、従来の重量式選別装置の運用においては、計量値が許容上限値を上回る物品として振り分けられた物品、すなわち過量品には、複数の物品がまとめて誤計量されてしまった場合の該物品、すなわち誤計量品も含まれうる。このため、重量式選別装置の作業員は、過量品を再度、重量式選別装置に投入して再選別を行うのが通例となっている。この再選別は、物品の選別作業の負担と時間の増大を招来している。また、再選別を行うことによって、重量式選別装置の選別品数の合計値が重量式選別装置で選別された物品数よりも大きくなるので、過量品の品数のみならず選別をした物品の全体品数が不正確になってしまうという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、過量品の再選別作業の必要性を解消するとともに、再選別作業を行っても正確に選別品数をカウントすることができる重量式選別装置およびその選別方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の重量式選別装置は、送出端から物品を順次送出する搬送装置と、前記送出端に配設されて、該送出端から送出されてくる前記物品を搬送しながら該物品の重量を計量する計量装置と、前記計量装置の受入側近傍において、前記物品の通過を検出する検出装置と、前記計量装置から送出されてくる前記物品を振り分ける振り分け装置と、制御装置と、を有する重量式選別装置であって、前記制御装置は、前記検出装置の検出結果又は前記計量装置の計量結果に基づいて前記物品の計量の正誤を判定し、適正計量の場合には、前記振り分け装置を制御して該物品を前記計量結果に基づいて振り分けて選別し、誤計量の場合には、前記振り分け装置を制御して該物品及び該物品を含む物品群を誤計量品として振り分ける(請求項1)。このように構成すると、計量装置が複数の物品をまとめて計量してしまう事態、及び、計量中に後続の物品が計量装置に接触してしまう事態を検知し、かつ計量が不適な物品及び物品群を誤計量品として振り分けることができるので、過量品の再選別作業の必要性を解消するとともに、再選別作業を行っても正確に選別品数をカウントすることができる。ここで、「受入側近傍」とは、計量装置の搬送路上の受入側、搬送装置と計量装置との間、あるいは搬送装置の搬送路上の送出側の位置を含む。
本発明の効果をより確実にうるために、前記制御装置は、選別対象の物品が前記検出装置によって検出された後所定の時間内に前記検出装置によって後続の物品が検出された場合、あるいは該選別対象の物品の前記計量結果が所定の重量以上である場合に、誤計量と判定するとよい(請求項2)。
ここで、「所定の時間」とは、計量装置が複数の物品をまとめて計量してしまう事態、あるいは、計量中に後続の物品が計量装置に接触してしまう事態を予防するに必要な時間である。例えば、「所定の時間」は計量装置が物品の計量に要する時間とすることができる。また、「所定の重量」とは、計量装置が複数の物品をまとめて計量してしまう事態を検出することができる重量である。例えば、「所定の重量」は選別基準値の2倍値とすることができる。あるいは、許容上限値及び許容下限値を選別基準値として重量不足品、適量品及び過量品の3分類に選別する場合においては、「所定の重量」は許容下限値の2倍値とすることができる。「該物品を含む物品群」とは、検出装置が1物品と誤検出してしまうような複数の物品の集団をいう。
前記制御装置は、選別対象の物品が前記検出装置によって検出された後該選別対象の物品の前記計量結果が確定するまでに前記検出装置によって後続の物品が検出された場合、あるいは該選別対象の物品の前記計量結果が所定の重量以上である場合に、誤計量と判定するとよい(請求項3)。このように構成すると、本発明の効果をより確実に得ることができるとともに、選別対象の物品が検出装置によって検出された後の時間を計測する必要がないので、重量式選別装置を簡便にすることができる。
本発明の効果をより確実にうるために、前記制御装置は、前記制御装置は、前記誤計量と判定した回数を誤計量回数として記憶し、かつ出力するとよい(請求項4)。
前記制御装置は、前記物品の振り分け先毎の選別品数及び前記誤計量回数を記憶し、かつ出力するとともに、前記誤計量品を再選別する場合において、前記制御装置は、再選別における振り分け先毎の再選別品数をそれぞれ前記選別品数に加算し、かつ、前記誤計量回数を再選別における誤計量回数に更改して、記憶し、かつ出力するとよい(請求項5)。このように構成すると、本発明の効果をより確実に得ることができるとともに、重量式選別装置の使用者が再選別を行った場合の選別品数をより容易に取得することができる。
本発明の重量式選別装置の選別方法は、送出端から物品を順次送出する搬送装置と、前記送出端に配設されて、該送出端から送出されてくる前記物品を搬送しながら該物品の重量を計量する計量装置と、前記計量装置の受入側近傍において、前記物品の通過を検出する検出装置と、前記計量装置から送出されてくる前記物品を振り分ける振り分け装置と、を有する重量式選別装置の選別方法であって、前記検出装置の検出結果又は前記計量装置の計量結果に基づいて前記物品の計量の正誤を判定するステップと、適正計量の場合には、前記振り分け装置によって該物品を前記計量結果に基づいて振り分けて選別するステップと、誤計量の場合には、前記振り分け装置によって該物品及び該物品を含む物品群を誤計量品として振り分けるステップとを、有する(請求項6)。このように構成すると、計量装置が複数の物品をまとめて計量してしまう事態、及び、計量中に後続の物品が計量装置に接触してしまう事態を検知し、かつ計量が不適な物品及び物品群を誤計量品として振り分けることができるので、過量品の再選別作業の必要性を解消するとともに、再選別作業を行っても正確に選別品数をカウントすることができる。
以上のように、本発明の重量式選別装置およびその選別方法によれば、過量品の再選別作業の必要性を解消するとともに、再選別作業を行っても正確に選別品数をカウントすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態の重量式選別装置の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、重量式選別装置100は、搬送装置1,計量装置2,振り分け装置3、検出装置4及び制御装置5を有して構成されている。そして、物品Pは、搬送装置1から搬送されてきて、計量装置2,振り分け装置3の順に搬送され、振り分け装置3において、振り分け先B1乃至B5に振り分けられる。
ここで、搬送装置1は、搬送コンベアを用い、送出端1Aから物品Pを順次送出するように構成されている。
計量装置2は、搬送装置1の送出端1Aに配設されて、送出端1Aから送出されてくる物品Pを搬送しながら物品Pの重量を計量する。ここでは、搬送コンベアの支持体にロードセルが装着された計量コンベアが用いられている。
振り分け装置3は、計量装置2の送出端2Aに配設されて、送出端2Aから送出されてくる物品Pを複数の振り分け先に振り分ける。ここでは、直列に配置された2台の振分コンベア3A、3Bが用いられ、5つの振り分け先B1乃至B5に物品Pを振り分けることができるように構成されている。振分コンベア3A、3Bには、可動アーム3Cがコンベア上に進出及び退出してコンベア上の物品をコンベア脇に退出させるように装着されている。なお、ダンパー、エアージェット、プッシャー等種々の装置が装着された振分コンベアを用いても良い。
検出装置4は、計量装置2の受入側近傍において、物品Pの通過を検出するように配設される。ここでは、送出端1Aを水平方向、正確にはベルトコンベアの延在面内において物品Pの搬送方向に垂直な方向に光線が横断するように光電スイッチを配設して、物品Pによる光線の遮りを検出することによって、物品Pの通過を検出するように構成されている。なお、「計量装置2の受入側近傍」とは、計量装置2の搬送路上の受入側、搬送装置1と計量装置2との間、あるいは送出装置1の搬送路上の送出側の位置を含む。つまり、図1に示すように、搬送装置1と計量装置2との間に加え、送出端1A近傍の送出装置1上の計測ラインXであってもよく、あるいは、計量装置2の受入側近傍の計測ラインYであってもよい。また、光電スイッチは、垂直方向に光線が縦断するように配設することもできる。
制御装置5は、検出装置4の検出結果又は計量装置2の計量結果に基づいて物品Pの計量の正誤を判定し、適正計量の場合には、振り分け装置3を制御して該物品Pを計量結果に基づいて振り分けて選別する。例えば、計量結果が適量範囲内の場合には適量品として振り分け、計量結果が適量範囲を上回る場合には、過量品として振り分け、計量結果が適量範囲を下回る場合には、重量不足品として振り分けて選別する。また、誤計量の場合には、振り分け装置3を制御して該物品P及び該物品Pを含む物品群PPを誤計量品として振り分ける。
ここで、物品群PPとは、検出装置4が1物品と誤検出してしまうような複数の物品Pの集団をいい、例えば、図1に示すように、物品P同士が重なり合うなっている状態、あるいは物品P同士が並列している状態をいう。
本実施の形態では、制御装置5は、検出装置4の検出信号に基づいて物品Pと後続の物品Pとの間隔を演算する間隔演算部5A、計量装置2の検出信号に基づいて物品Pの重量を演算する重量演算部5B、間隔演算部5A及び重量演算部5Bの演算結果並びに判定基準記憶部5Dに予め記憶されている判定基準に基づいて物品Pの振り分け先B1乃至B5を判定する振り分け判定部5C、振り分け判定部5Cの判定結果に基づいて振り分け装置3の動作を制御する制御部5E、振り分け判定部5Cの判定結果をカウントするカウント部5F、カウント部5Fのカウント結果を出力する出力部5G、並びに判定基準記憶部5D及びカウント部5Fに判定基準及びカウント基準を入力及び設定する入力部5Hを有している。
ここで、判定基準とは、計量値に対応する選別基準値である。例えば、物品Pの適量範囲を画する許容下限値及び許容上限値が入力部5Hから入力され判定基準記憶部5Dに記憶される。あるいは、物品Pの基準重量値及び許容幅が入力部5Hから入力され判定基準記憶部5Dに記憶されて、振り分け判定部5Cにおいて自動的に基準重量値に許容幅が加減されて許容下限値及び許容上限値が演算され振り分け判定に用いられるように構成することもできる。
また、カウント基準とは、第1乃至第5の振り分け先B1乃至B5の初期値である。例えば、前回カウント数を初期値として保存しておき、それに累積してカウントするか、あるいは、累積せずに全ての振り分け先B1乃至B5のカウント値を0にリセットしてカウントを開始するかが入力部5Hにおいて選択して入力され、カウント部5Fに記憶される。
間隔演算部5A、重量演算部5B、振り分け判定部5C、制御部5E及びカウント部5Fは、CPU等一般的な演算装置で構成され、適当なソフトウェアによってその機能が実現されている。
判定基準記憶部5Dは、メモリ等一般的な記憶装置で構成されている。
入力部5Hは、タッチパネル、キーボード等一般的な入力装置で構成されている。
出力部5Gは、ディスプレイ、プリンタ等一般的な出力装置で構成されている。
なお、制御装置とは、単独の制御装置だけでなく、複数の制御装置が協働して制御を実行する制御装置群をも含んで意味する。よって、制御装置5は、単独の制御装置から構成される必要はなく、複数の制御装置が分散配置されていて、それらが協働して重量式選別装置100の動作を制御するように構成されることもできる。例えば、カウント部5Fは通信端末を備え、出力部5Gはモバイル機器であって、カウント結果はカウント部5Fから出力部5Gに送信されるように構成することもできる。また、間隔演算部5Aは検出装置4に組み込まれて構成されることもできる。重量演算部5Bは計量装置2に組み込まれて構成されることもできる。制御部5Eは振り分け装置3に組み込まれて構成されることもできる。
次に、本発明の重量式選別装置100の選別動作を説明する。
図2は、図1の重量式選別装置の選別動作を示すフローチャートである。この選別動作は制御装置5の制御によって遂行される。以下、図1及び図2を参照しながら説明する。
選別動作が開始すると、まず、ステップS1において、入力部5Hから、物品Pの判定基準及びカウント基準が入力されたか否かを判定する。制御装置5は、この判定基準及びカウント基準が入力されるまで待機し(図2のステップS1における“NO”)、これらが入力されるとステップS2に進む(図2のステップS1における“YES”)。
ここでは、判定基準としては、物品Pの適量範囲を画する許容下限値M1及び許容上限値M2が入力される。カウント基準としては、振り分け先B1乃至B5の振り分け数N1乃至N5が0となるように入力される。入力部5Hがタッチパネルで構成されていて、「前回カウント結果への累積カウント?」、あるいは「再選別?」というタッチパネルの表示に対して、「No」を選択して入力すると、自動的にN1乃至N5が0と入力されるように構成されていてもよい。
次に、ステップS2において、搬送装置1等重量式選別装置100の装置が起動されて、物品Pが搬送装置1によって搬送される。搬送装置1上に物品Pが載置されて送出端1Aにおいて計量装置2に移送される。
ステップS3において、検出装置4が物品Pの通過を検出する。検出装置4は、物品Pの通過を検出して間隔演算部5Aに検出信号を送信する。また、計量装置2は、物品Pの重量を計量して重量演算部5Bに計量信号を送信する。
ステップS4において、検出装置4の検出信号に基づいて間隔演算部5Aが後続の物品Pとの間隔Tを演算し、計量装置2の検出信号に基づいて重量演算部5Bが物品Pの重量Mを演算する。間隔演算部5Aは、ステップS3における検出後、後続の物品Pが検出装置4によって検出されるまでの時間を演算し、あるいは演算された時間から物品P間の距離を演算し、振り分け判定部5Cに送信する。重量演算部5Bは、物品Pの重量Mを振り分け判定部5Cに送信する。なお、選別作業の最後の物品Pについては、後続の物品Pが存在しないので間隔演算部5Aにおける演算は不能であるが、間隔演算部5AはTを∞(計量最大限界値)として振り分け判定部5Cに送信する。
ステップS5において、制御装置5、より詳細には振り分け判定部5Cは、間隔Tと判定間隔(所定の時間)T0とを比較する。判定間隔T0は、予め振り分け判定部5Cに設定されている。ここで、間隔T及び判定間隔T0は検出装置4の検出信号間の時間であるが、検出信号間の時間から演算される距離でもよい。また、判定間隔T0は、計量装置が複数の物品をまとめて計量してしまう事態、あるいは、計量中に後続の物品が計量装置に接触してしまう事態を予防するに必要な時間あるいは距離である。本実施の形態では、計量装置2が物品Pの計量に要する標準時間である。あるいは、物品Pが計量装置2を通過するに要する時間、あるいは計量装置2の搬送距離とすることもできる。
ステップS5において、T≦T0の場合、ステップS8に進み、制御装置5、より詳細には振り分け判定部5C及び制御部5Eは、物品Pを誤計量品として第1の振り分け先B1に振り分ける。これによって、重量式選別装置100は、検出装置4によって検出された後所定の時間、すなわち、計量装置4が物品Pの計量に要する時間内に、検出装置4によって後続の物品Pが検出された場合には、物品Pの計量を不適と判定し、誤計量品として振り分けて選別することができる。つまり、重量式選別装置100及びその選別方法は、物品P同士の距離が短く、物品Pの計量動作中に後続の物品Pが計量装置2に接触してしまう事態を検知して物品Pの計量を不適と判定し、誤計量品として振り分けて選別することができる。そして、ステップS9において、制御装置5、より詳細にはカウント部5Fは、第1の振り分け先のカウント数(誤計量回数)N1をN1+1とカウントアップする。
一方、ステップS5において、T≧T0の場合、ステップS6に進み、制御装置5、より詳細には振り分け判定部5Cは、重量Mと許容下限値M1及び許容上限値M2とを比較する。
ステップS6において、M<M1の場合、ステップS14に進み、制御装置5、より詳細には振り分け判定部5C及び制御部5Eは、物品Pを重量不足品として第4の振り分け先B4に振り分ける。そして、ステップS15において、制御装置5、より詳細にはカウント部5Fは、第4の振り分け先のカウント数(選別品数)N4をN4+1とカウントアップする。
また、M1≦M≦M2の場合、ステップS12に進み、制御装置5、より詳細には振り分け判定部5C及び制御部5Eは、物品Pを適量品として第5の振り分け先B5に振り分ける。そして、ステップS13において、制御装置5、より詳細にはカウント部5Fは、第5の振り分け先のカウント数(選別品数)N5をN5+1とカウントアップする。
さらに、M>M2の場合、ステップS7に進み、制御装置5、より詳細には振り分け判定部5Cは、重量Mと許容下限値M1の倍数2M1とを比較する。
ステップS7において、M≧2M1の場合、ステップS8に進み、制御装置5、より詳細には振り分け判定部5C及び制御部5Eは、物品Pあるいは物品Pを含む物品群PPを誤計量品として第1の振り分け先B1に振り分ける。これによって、許容下限値M1の倍以上の重量がある場合には物品Pの計量を不適と判定し、物品Pあるいは物品Pを含む物品群PPを誤計量品として振り分けることができる。つまり、重量式選別装置100は、計量装置2が複数の物品Pをまとめて計量してしまう事態を検知して物品Pの計量を不適と判定し、物品P及び物品Pを含む物品群PPを誤計量品として振り分けることができる。そして、ステップS9において、制御装置5、より詳細にはカウント部5Fは、第1の振り分け先のカウント数N1をN1+1とカウントアップする。
また、ステップS7において、M<2M1の場合、ステップS11に進み、制御装置5、より詳細には振り分け判定部5C及び制御部5Eは、物品Pを過量品として第3の振り分け先B3に振り分ける。これによって、M1<M<2M1の範囲の物品Pのみが過量品として振り分けられる。そして、ステップS11において、制御装置5、より詳細にはカウント部5Fは、第3の振り分け先のカウント数(選別品数)N3をN3+1とカウントアップする。
ステップS9、ステップS11、ステップS13あるいはステップS15の後、ステップS16において、制御装置5は、後続の物品Pの存在の有無を判断し、後続の物品Pが存在すれば、ステップS3以降を繰り返し、後続の物品Pの選別を行う。後続の物品Pの存在の有無は、ここでは、検出装置2の検出信号に基づいて判断するが、外部の搬送装置、製造装置等からの情報に基づいて、判断するようにしてもよい。
ステップS16において後続の物品Pが存在しなければ、ステップS17に進み選別動作を停止する。
ステップS18においては、再選別動作の有無が確認される。つまり、誤計量品を再度搬送装置1に搬送させて再選別をするか否かが確認される。再選別動作の確認は、制御装置5の入力部5Hに作業員が入力することによって行われる。例えば、入力部5Hがタッチパネルで構成されていて、「前回カウント結果への累積カウント?」、あるいは「再選別?」というタッチパネルの表示に対して、再選別を行う場合には「Yes」を、再選別を行わない場合には「No」を、選択して入力するように構成されていてもよい。
再選別を行う場合には、ステップS19に進み、制御装置5、より詳細にはカウント部5Fは、第1の振り分け先のカウント数N1を0にリセットし、ステップS2以降の動作が繰り返される。これによって、第1の振り分け先のカウント数(誤計量回数)N1は0から再カウントされるが、第3乃至第5の振り分け先のカウント数(選別品数)N3乃至N5は累積カウントされるので、重量式選別装置の使用者は再選別を行った場合の選別品数N3乃至N5をより容易に取得することができる。
再選別を行わない場合には、選別動作を終了する。
[変形例1]
ここで、本発明の重量式選別装置100の選別動作の変形例を説明する。
図3は、図2のフローチャートの変形例を示すフローチャートの一部である。本変形例の選別動作は、図2のステップS4及びステップS5の変形例である。したがって、ステップS1乃至S3、ステップS6乃至S19は、図2と同じなので、図3に示すステップのみを説明する。図3において図2に示したステップと同一のステップには各々同一の符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、ステップS3において、検出装置4が物品Pの通過を検出した後、ステップS40において、ステップS3の検出信号に基づいて、計量装置2及び重量演算部5Bが物品Pの重量Mの計量を開始する。
ステップS50A及びS50Bにおいては、重量Mの計量動作中に、後続の物品Pが検出装置4によって検出されるか否かで物品Pの計量の正誤を判定する。
具体的には、ステップS50Aにおいて、制御装置5、より詳細には振り分け判定部5Cは、検出装置4による後続の物品Pの検出の有無を確認する。
後続の物品Pの検出がある場合には、誤計量と判定される。つまり、ステップS8に進み、図2に示すように、制御装置5は、物品Pを誤計量品として第1の振り分け先B1に振り分ける。
後続の物品Pの検出がない場合には、ステップS50Bに進み、振り分け判定部5Cは、重量Mの計量動作の完了、つまり重量Mの確定を確認する。
重量Mが確定している場合には、ステップS6に進み、図2に示すように、制御装置5は、重量Mと許容下限値M1及び許容上限値M2とを比較する。
重量Mが確定していない場合には、ステップS50Aに戻り、振り分け判定部5Cは、検出装置4による後続の物品Pの検出の有無の確認を繰り返す。
この変形例により、重量式選別装置100は、選別対象の物品Pが検出装置4によって検出された後、計量装置4が選別対象の物品Pの計量結果、すなわち重量Mが確定するまでに、検出装置4によって後続の物品Pが検出された場合には、誤計量と判定される。したがって、本変形例により、制御装置5、より詳細には間隔演算部5Aにおける後続の物品Pとの間隔Tの演算(計測)、及び判定部5Cにおける判定間隔T0の設定を不要とすることができる。すなわち、重量式選別装置100の構成及び選別方法をより簡略化することができる。
以上のように、本発明の重量式選別装置100は、計量装置2が複数の物品Pをまとめて計量してしまう事態、及び、計量中に後続の物品Pが計量装置2に接触してしまう事態を検知し、かつ計量が不適な物品P及び物品群PPを誤計量品として振り分けることができるので、過量品の再計量作業の必要性を解消するとともに、再選別作業を行っても正確に選別品数N3乃至N5をカウントすることができる。
なお、図示しないが、搬送装置1に、金属探知装置が装着されていて、制御装置5は、該金属探知装置の検出信号に基づいて、当該物品を第2の振り分け先B2に振り分け、第2の振り分け先のカウント数(選別品数)N2をN2+1とカウントアップするように構成することもできる。このようにして、重量選別装置に他の選別機能を付加することもできる。
本発明の重量式選別装置は、過量品の再選別作業の必要性を解消するとともに、再選別作業を行っても正確に選別結果をカウントすることができる重量式選別装置およびその選別方法をとして有用である。
本発明の実施の形態の重量式選別装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の重量式選別装置の選別動作を示すフローチャートである。 図2のフローチャートの変形例を示すフローチャートの一部である。
符号の説明
1 搬送装置
1A 送出端
2 計量装置
2A 送出端
3 振り分け装置
3A、3B 振分コンベア
3C 可動アーム
4 検出装置
5 制御装置
5A 間隔演算部
5B 重量演算部
5C 振り分け判定部
5D 判定基準演算部
5F カウント部
5G 出力部
5H 入力部
100 重量式選別装置
1〜B5 第1乃至第5の振り分け先
M 重量
1 許容下限値
2 許容上限値
P 物品
PP 物品群
T 距離
0 判定距離
X,Y 計測ライン

Claims (5)

  1. 送出端から物品を順次送出する搬送装置と、
    前記送出端に配設されて、該送出端から送出されてくる前記物品を搬送しながら該物品の重量を計量する計量装置と、
    前記計量装置の受入側近傍において、前記物品の通過を検出する検出装置と、
    前記計量装置から送出されてくる前記物品を振り分ける振り分け装置と、
    制御装置と、を有
    前記制御装置は、前記検出装置の検出結果又は前記計量装置の計量結果に基づいて前記物品の計量の正誤を判定し、適正計量の場合には、前記振り分け装置を制御して該物品を前記計量結果に基づいて振り分けて選別し、誤計量の場合には、前記振り分け装置を制御して該物品及び該物品を含む物品群を誤計量品として振り分ける、重量式選別装置において、
    前記制御装置は、選別対象の物品が前記検出装置によって検出された後所定の時間内に前記検出装置によって後続の物品が検出された場合、選別対象の物品の計量動作中に後続の物品が計量装置に接触してしまう事態で計量された誤計量であると判定し、
    選別対象の物品が前記検出装置によって検出された後所定の時間以上経過してから前記検出装置によって後続の物品が検出された場合であってかつ、該選別対象の物品の前記計量結果が物品の適正計量の範囲の許容下限値の2倍以上であるとき、複数の物品が重なった状態、あるいは並列に搬送されている状態で計量された誤計量と判定する重量式選別装置。
  2. 送出端から物品を順次送出する搬送装置と、
    前記送出端に配設されて、該送出端から送出されてくる前記物品を搬送しながら該物品の重量を計量する計量装置と、
    前記計量装置の受入側近傍において、前記物品の通過を検出する検出装置と、
    前記計量装置から送出されてくる前記物品を振り分ける振り分け装置と、
    制御装置と、を有し
    前記制御装置は、前記検出装置の検出結果又は前記計量装置の計量結果に基づいて前記物品の計量の正誤を判定し、適正計量の場合には、前記振り分け装置を制御して該物品を前記計量結果に基づいて振り分けて選別し、誤計量の場合には、前記振り分け装置を制御して該物品及び該物品を含む物品群を誤計量品として振り分ける、重量式選別装置において、
    前記制御装置は、選別対象の物品が前記検出装置によって検出された後該選別対象の物品の前記計量結果が確定するまでに前記検出装置によって後続の物品が検出された場合、選別対象の物品の計量動作中に後続の物品が計量装置に接触してしまう事態で計量された誤計量と判定し、
    選別対象の物品が前記検出装置によって検出された後所定の時間以上経過してから前記検出装置によって後続の物品が検出された場合であってかつ、該選別対象の物品の前記計量結果が物品の適正計量の範囲の許容下限値の2倍以上であるとき、複数の物品が重なった状態、あるいは並列に搬送されている状態で計量された誤計量と判定する重量式選別装置。
  3. 前記制御装置は、前記誤計量と判定した回数を誤計量回数として記憶し、かつ出力する、請求項1に記載の重量式選別装置。
  4. 前記制御装置は、前記物品の振り分け先毎の選別品数及び前記誤計量回数を記憶し、かつ出力するとともに、
    前記誤計量品を再選別する場合において、前記制御装置は、再選別における振り分け先毎の再選別品数をそれぞれ前記選別品数に加算し、かつ、前記誤計量回数を再選別における誤計量回数に更改して、記憶し、かつ出力する、請求項1に記載の重量式選別装置。
  5. 送出端から物品を順次送出する搬送装置と、
    前記送出端に配設されて、該送出端から送出されてくる前記物品を搬送しながら該物品の重量を計量する計量装置と、
    前記計量装置の受入側近傍において、前記物品の通過を検出する検出装置と、
    前記計量装置から送出されてくる前記物品を振り分ける振り分け装置と、を有する重量式選別装置の選別方法であって、
    前記検出装置の検出結果又は前記計量装置の計量結果に基づいて前記物品の計量の正誤を判定するステップと、
    適正計量の場合には、前記振り分け装置によって該物品を前記計量結果に基づいて振り分けて選別するステップと、
    選別対象の物品が前記検出装置によって検出された後所定の時間内に該検出装置によって後続の物品が検出された場合、該選別対象の物品の計量動作中に後続の物品が計量装置に接触してしまう事態で計量された誤計量と判定し、選別対象の物品が前記検出装置によって検出された後所定の時間以上経過してから前記検出装置によって後続の物品が検出された場合であってかつ、該選別対象の物品の前記計量結果が物品の適正計量の範囲の許容下限値の2倍以上であるとき、複数の物品が重なった状態、あるいは並列に搬送されている状態で計量された誤計量と判定するステップと、
    誤計量と判定された場合には、前記振り分け装置によって該物品及び該物品を含む物品群を誤計量品として振り分けるステップとを、有する重量式選別装置の選別方法。
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