JP5154380B2 - 半自動式組合せ秤 - Google Patents

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Description

本発明は、作業者によって被計量物が供給される半自動式組合せ秤に関する。
組合せ秤は、計量部への被計量物の供給方法及び排出方法の違いにより、自動式、半自動式、手動式に大別することができる。自動式組合せ秤では、被計量物の供給と排出が自動(機械の制御)で行われ、手動式組合せ秤では、被計量物の供給と排出が人手によって行われる。また、半自動式組合せ秤では、被計量物の供給は人手によって行われ、組合せされた被計量物の排出は自動で行われる(例えば、特許文献1参照)。
半自動式組合せ秤には、作業者が計量ホッパへ直接被計量物を供給するタイプや、計量ホッパの上方に供給ホッパが設けられ、その供給ホッパへ作業者が被計量物を供給するタイプがある。前者の場合、計量部が例えば1個の計量ホッパのみからなり、後者の場合、計量部が例えば1個の供給ホッパと1個の計量ホッパとからなる。それぞれ、複数の計量部が直線状に配設されている。
特開2006−214784号公報
このような半自動式組合せ秤では、計量速度と組合せ計量精度向上のため、計量部の個数が多くなってきている。例えば、作業者が被計量物を供給する供給ホッパの下方に、ホッパ内部が2分割されてなる2つの計量室を有する計量ホッパが配設された構成の半自動式組合せ秤では、供給ホッパが9個のものが実現されており、機器は大型化している。このように機器が大型化すると、作業者が一人の場合、作業者から遠いホッパへは被計量物を供給しにくく、作業能率が低下するという問題が生じている。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、被計量物を供給する作業者の作業能率を向上させることができる半自動式組合せ秤を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の第1の半自動式組合せ秤は、直線状に列設され、作業者によって被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持して排出可能なように構成された複数の作業者供給部と、各々の前記作業者供給部の下方に配設され、前記作業者供給部から排出される被計量物を一時保持して排出可能なように構成された複数の収納部と、作業者の立ち位置を割り出す作業者位置割出し手段と、全ての前記作業者供給部のうち前記作業者位置割出し手段により割り出される前記作業者の立ち位置との距離が短い順に選択された所定個数の前記作業者供給部に対応する前記収納部を優先組合せ部に決定する優先組合せ部決定手段と、保持している被計量物の合計重量が組合せ目標重量に対する許容範囲内になる前記収納部の組合せである適量組合せを求め、1つの前記適量組合せを排出組合せに決めるように構成されるとともに、前記適量組合せが複数存在し、かつ、複数の前記適量組合せの中に前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが存在する場合には、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成された組合せ処理手段と、前記排出組合せに選択されている前記収納部に対し被計量物を排出させるとともに、前記作業者供給部に対し空の前記収納部へ被計量物を排出させる制御手段とを備えている。
この構成によれば、作業者の立ち位置を割り出し、その作業者の立ち位置との距離が他の作業者供給部より短い所定個数の作業者供給部に対応する収納部を優先組合せ部に決定し、この優先組合せ部が選択されている適量組合せが存在する場合には、その適量組合せを排出組合せに決めるようにしている。これにより、作業者に近い作業者供給部に対応する収納部の被計量物が排出される頻度が高くなり、同収納部へ作業者供給部から被計量物が供給される頻度も高くなる。すなわち、作業者にとって被計量物を供給しやすい作業者に近い作業者供給部が空になる確率が高くなるため、作業者が作業者供給部へ被計量物を供給する作業を効率よく行うことができ、作業能率を向上させることができる。
また、第2の半自動式組合せ秤は、直線状に列設され、作業者によって被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持して前記列設された方向と直交する第1及び第2の方向へ選択的に排出可能なように構成された複数の作業者供給部と、各々の前記作業者供給部の下方に、前記作業者供給部から前記第1の方向へ排出される被計量物を一時保持して排出可能なように構成された収納部と、前記作業者供給部から前記第2の方向へ排出される被計量物を一時保持して排出可能なように構成された収納部とのそれぞれが前記作業者供給部に対応して1個ずつ並んで配設された複数の収納部と、作業者の立ち位置を割り出す作業者位置割出し手段と、全ての前記作業者供給部のうち前記作業者位置割出し手段により割り出される前記作業者の立ち位置との距離が短い順に選択された所定個数の前記作業者供給部に対応する前記収納部を優先組合せ部に決定する優先組合せ部決定手段と、保持している被計量物の合計重量が組合せ目標重量に対する許容範囲内になる前記収納部の組合せである適量組合せを求め、1つの前記適量組合せを排出組合せに決めるように構成されるとともに、前記適量組合せが複数存在し、かつ、複数の前記適量組合せの中に前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが存在する場合には、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成された組合せ処理手段と、前記排出組合せに選択されている前記収納部に対し被計量物を排出させるとともに、前記作業者供給部に対し空の前記収納部へ被計量物を排出させる制御手段とを備えている。
この第2の半自動式組合せ秤は、前述の第1の半自動式組合せ秤において、各作業者供給部に対応する収納部が2個ずつ設けられるとともに、各作業者供給部が対応する2個の収納部へ被計量物を選択的に排出可能なように構成されたものであり、第1の半自動式組合せ秤と同様の効果が得られる他、適量組合せの選択対象となる収納部の個数を多くすることができ、組合せ計量精度の向上を図ることができる。
この第2の半自動式組合せ秤において、各々の前記作業者供給部の下方に配設された2個ずつの前記収納部は、1個の重量センサが取り付けられた1個の計量ホッパが2室に仕切られて構成されていてもよい。これにより、例えば、各収納部に1個の重量センサを取り付ける場合と比べて重量センサの個数を半減することができる。
また、第3の半自動式組合せ秤は、直線状に列設され、作業者によって被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持して排出可能なように構成された複数の作業者供給部と、作業者の立ち位置を割り出す作業者位置割出し手段と、全ての前記作業者供給部のうち前記作業者位置割出し手段により割り出される前記作業者の立ち位置との距離が短い順に選択された所定個数の前記作業者供給部を優先組合せ部に決定する優先組合せ部決定手段と、保持している被計量物の合計重量が組合せ目標重量に対する許容範囲内になる前記作業者供給部の組合せである適量組合せを求め、1つの前記適量組合せを排出組合せに決めるように構成されるとともに、前記適量組合せが複数存在し、かつ、複数の前記適量組合せの中に前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが存在する場合には、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成された組合せ処理手段と、前記排出組合せに選択されている前記作業者供給部に対し被計量物を排出させる制御手段とを備えていてもよい。
この第3の半自動式組合せ秤は、前述の第1の半自動式組合せ秤において、作業者供給部が適量組合せの選択対象となる収納部を兼ねた構成であり、第1の半自動式組合せ秤と同様の効果が得られる。すなわち、作業者の立ち位置を割り出し、その作業者の立ち位置との距離が他の作業者供給部より短い所定個数の作業者供給部を優先組合せ部に決定し、この優先組合せ部が選択されている適量組合せが存在する場合には、その適量組合せを排出組合せに決めるようにしている。これにより、作業者に近い作業者供給部の被計量物が排出される頻度が高くなる。すなわち、作業者にとって被計量物を供給しやすい作業者に近い作業者供給部が空になる確率が高くなるため、作業者が作業者供給部へ被計量物を供給する作業を効率よく行うことができ、作業能率を向上させることができる。
前述の第1〜第3の半自動式組合せ秤において、前記作業者位置割出し手段は、前記作業者供給部が列設された方向における作業者の立ち位置を割り出すように構成されていてもよい。
また、前述の第1〜第3の半自動式組合せ秤において、前記作業者位置割出し手段は、各々の前記作業者供給部に被計量物が供給されたことを検知する供給検知手段を有し、被計量物が前記作業者供給部へ供給されるたびに、前記作業者供給部から被計量物が排出されてから前記供給検知手段によって前記作業者供給部に被計量物が供給されたことを検知するまでの時間である供給所要時間を各々の前記作業者供給部に対して計測し、各々の前記作業者供給部に対して前記供給所要時間の平均値を算出し、前記供給所要時間の平均値に基づいて前記作業者の立ち位置を求めるように構成されていてもよい。
この場合、前記作業者位置割出し手段は、前記供給所要時間の平均値が最小である前記作業者供給部の位置を前記作業者の立ち位置に決定するように構成されていてもよい。これにより、作業者の立ち位置を容易に求めることができる。
また、前述の第1〜第3の半自動式組合せ秤において、前記組合せ処理手段は、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが複数存在する場合には、その複数のうちの、前記保持している被計量物の合計重量と前記組合せ目標重量との差の絶対値が最小である前記適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成されていてもよい。これにより、組合せ計量精度の低下を極力抑え、かつ作業能率の向上を図ることができる。
また、前述の第1〜第3の半自動式組合せ秤において、前記組合せ処理手段は、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが複数存在する場合には、その複数のうちの、前記優先組合せ部の個数が最も多い前記適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成されていてもよい。これにより、作業能率の向上をより図ることができる。
また、第1または第2の半自動式組合せ秤において、前記収納部の下方に配設され、前記収納部から排出される被計量物を載せて前記作業者供給ホッパが列設された方向と平行な方向へ搬送する搬送コンベアをさらに備えていてもよい。
また、第3の半自動式組合せ秤において、前記作業者供給部の下方に配設され、前記作業者供給部から排出される被計量物を載せて前記作業者供給部が列設された方向と平行な方向へ搬送する搬送コンベアをさらに備えていてもよい。
本発明は、以上に説明した構成を有し、半自動式組合せ秤において、被計量物を供給する作業者の作業能率を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態の半自動式組合せ秤の外観の概略を示す図であり、図1(a)は同組合せ秤を上から見た平面図、図1(b)は同組合せ秤の正面図、図1(c)は同組合せ秤の側面図である。図2は本発明の実施の形態の半自動式組合せ秤の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態における組合せ秤は、装置本体5の上部に、作業者によって被計量物が供給される複数の供給ホッパ(作業者供給部)1が1列に並んで直線状に列設され、装置本体5の上部の天板6には、各供給ホッパ1に対応して開口された供給口6aが設けられている。
各供給ホッパ1の下方には、2つの計量室(収納部)2a、2bを有する計量ホッパ2が配設されている。各供給ホッパ3は、独立して駆動可能な2つの排出ゲート10a、10b(図2)が設けられ、各排出ゲートを開くことにより、計量ホッパ2の計量室2aと計量室2bとへ選択的に被計量物を排出可能なように構成されている。例えば、供給ホッパ3は、排出ゲート10aを開くことにより計量室2aへ被計量物を排出し、排出ゲート10bを開くことにより計量室2bへ被計量物を排出する。
また、各計量ホッパ2は、その一方の計量室2aに排出ゲート11a(図2)が設けられるとともに、他方の計量室2bに排出ゲート11b(図2)が設けられ、各排出ゲートを開くことにより、各計量室2a,2bから別々に被計量物を排出可能なように構成されている。
計量ホッパ2の下方には、計量ホッパ2から排出された被計量物を受けて例えば矢印Aの方向へ搬送する搬送コンベア3が配設されている。この場合、例えば矢印Aの方向側(図1(b)における右側)に包装機が設置され、搬送コンベア3によって搬送された被計量物は、直接あるいは連結用のコンベアを介して包装機へ供給される。矢印Aの方向と逆方向側に包装機が設置される場合には、計量ホッパ2から排出された被計量物を矢印Aの方向と逆方向へ搬送するように搬送コンベア3が駆動される。また、搬送コンベア3の両側には、計量ホッパ2から排出された被計量物が搬送コンベア3の外へ飛び出さないようにガイド板12が配設されている。また、装置本体5に取付け支持部を介して支持された操作設定表示部4が装置本体5の上方に配設されている。
また、装置本体5の下部には電装品収納部9が備えられ、この電装品収納部9には、図2に示された排出ゲート駆動回路13、14、A/D変換回路15、16、コンベア駆動回路17、制御部18及びI/O回路21が収納されている。
また、各供給ホッパ1にはロードセル等の重量センサ7が取り付けられており、この重量センサ7によって供給ホッパ1内の被計量物の重量が計測され、その重量値(アナログ重量信号)は、A/D変換回路15でディジタル信号に変換され、制御部18に送られる。これにより制御部18は、供給ホッパ1内の被計量物の重量を認識する。
また、各計量ホッパ2にはロードセル等の重量センサ8が取り付けられており、この重量センサ8によって計量ホッパ2内の被計量物の重量が計測され、その重量値(アナログ重量信号)は、A/D変換回路16でディジタル信号に変換され、制御部18に送られる。これにより制御部18は、計量ホッパ2内の被計量物の重量を認識する。ここで、各計量ホッパ2では、一方の計量室例えば計量室2aのみに被計量物が供給されているときに、計量室2a内の被計量物の重量が重量センサ8により計量される。さらに他方の計量室2bに被計量物が供給されると、2つの計量室2a,2b内の被計量物の合計重量が重量センサ8により計量される。制御部18では、この2つの計量室2a,2b内の被計量物の合計重量から、先に計量されている計量室2a内の被計量物の重量を減算することで、計量室2b内の被計量物の重量を算出し、各計量ホッパ2の計量室2a,2b内の被計量物の重量に基づいて後述の組合せ処理を行う。
制御部18は、例えばマイクロコンピュータ等によって構成され、CPU等からなる演算制御部19と、RAM及びROM等のメモリからなる記憶部20とを有している。記憶部20には、運転用プログラム、動作パラメータのデータ、計量データ等が記憶される。
制御部18は、演算制御部19が記憶部20に記憶されている運転用プログラムを実行することにより、前述の作業者位置割出し手段、優先組合せ部決定手段、組合せ処理手段及び制御手段等として機能し、組合せ秤の全体の制御を行うとともに後述の組合せ処理等を行う。例えば、排出ゲート駆動回路13を介して各供給ホッパ1の排出ゲート10a、10bの開閉を制御する。また、排出ゲート駆動回路14を介して各計量ホッパ2の排出ゲート11a、11bの開閉を制御する。また、コンベア駆動回路17を介して搬送コンベア3の駆動動作を制御する。また、各供給ホッパ1に取り付けられた重量センサ7によって計測された重量値をA/D変換回路15を介して取得し、各計量ホッパ2に取り付けられた重量センサ8によって計測された重量値をA/D変換回路16を介して取得する。また、I/O回路21を介して、外部の包装機(図示せず)等と信号の送受信を行う。また、操作設定表示部4から信号を入力するとともに、操作設定表示部4へ表示するデータ等の信号を出力する。
制御部18による組合せ処理について説明する。
この組合せ処理では、被計量物を保持している計量室2a、2b内の被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、保持している被計量物の合計重量(組合せ重量)が組合せ目標重量に対する許容範囲内になる計量室(2a、2b)の組合せである適量組合せを全て求め、1つの適量組合せを排出組合せに決める。ここで、適量組合せが複数存在し、かつ、複数の適量組合せの中に優先計量室(優先組合せ部)が選択されている適量組合せが存在する場合には、優先計量室が選択されている適量組合せを排出組合せに決める。また、優先計量室が選択されている適量組合せが複数存在する場合には、その複数の適量組合せのうちの、組合せ重量と組合せ目標重量との差の絶対値が最小である適量組合せを排出組合せに決める。また、優先計量室が選択されている適量組合せが無い場合には、組合せ重量と組合せ目標重量との差の絶対値が最小である適量組合せを排出組合せに決める。排出組合せは、被計量物を排出すべき組合せであり、排出組合せに選択されている計量室(2a、2b)から被計量物が排出される。なお、優先計量室については後述する。
操作設定表示部4は、例えばタッチスクリーン式のディスプレイ画面を備え、このディスプレイ画面上で、組合せ秤の運転の開始及び停止等の操作、運転パラメータの設定等を行うことができるとともに、制御部18による組合せ処理の結果(組合せ重量値等)をディスプレイ画面上に表示することができる。
以上のように構成された本実施の形態の半自動式組合せ秤の動作について説明する。この組合せ秤の動作は制御部18の制御によって実現される。
まず、被計量物の流れに基づいて動作の概略を簡単に説明する。被計量物は、例えば、ブロイラー、水産物、農産物、漬物などである。
作業者は、空の供給ホッパ1に被計量物を随時供給する。制御部18は、被計量物が供給されている供給ホッパ1の下方の計量室2a、2bの少なくともいずれか一方が空である場合には、供給ホッパ1のいずれか一方の排出ゲート(10a、10b)を開閉させて、供給ホッパ1内の被計量物を1つの空の計量室(2a、2b)へ供給させる。予め定められた規定数(所望の組合せ計量精度を維持するために必要な、組合せ演算で用いられる重量値の個数)以上の計量室2a、2bに被計量物が供給されていると、制御部18は、前述の組合せ処理を行い排出組合せを決定する。包装機等からの排出命令信号がI/O回路21を介して入力されると、排出組合せに選択されている計量室の排出ゲート11a、11bを開閉させて、計量室(2a、2b)内の被計量物を搬送コンベア3上に落下させる。そして搬送コンベア3を駆動させて、被計量物を搬送コンベア3によって搬送し包装機等へ送り出す。また、制御部18は、排出組合せに選択されている計量室2a、2b内の被計量物を排出させると、I/O回路21を介して排出完了信号を包装機へ出力する。以上の動作が繰り返し行われる。
次に詳しい動作を説明する。図3は、本実施の形態の半自動式組合せ秤の動作(制御部18の処理)の一例を示すフローチャートである。図4は、各供給ホッパ1、各計量室2a、2b及び作業者の位置について説明するための図である。図5(a)、(b)、(c)は、それぞれ各供給ホッパに対する平均供給時間の一例を示す図である。図6は、図3におけるステップS4で求められる適量組合せに関する情報を示す図である。
本実施の形態では、図4に示すように、予め、各供給ホッパ1に対して〔1〕〜〔9〕の識別番号が付与され、計量ホッパ2の計量室2a、2bに対して(1)〜(18)の識別番号が付与されている。そして、図4の位置座標は、供給ホッパ1の列設方向(並び方向)における供給ホッパ1、計量室2a、2b及び作業者の立ち位置(作業者が立っている位置)を定めるための座標である。ここでは、識別番号が〔1〕の供給ホッパ1及び識別番号が(1)と(2)の計量室2a、2bの位置座標が1、識別番号が〔2〕の供給ホッパ1及び識別番号が(3)と(4)の計量室2a、2bの位置座標が2、・・・、識別番号が〔9〕の供給ホッパ1及び識別番号が(17と(18)の計量室2a、2bの位置座標が9というように予め定められており、これらのことは制御部18の記憶部20に予め記憶されている。
また、本実施の形態では、作業者は、空の供給ホッパ1があれば、随時、被計量物を供給するようにしている。また、制御部18は、供給ホッパ1に被計量物が供給されているか否かを、常時、重量センサ7で計測される供給ホッパ1内の被計量物の重量値に基づいて判断している。例えば、供給ホッパ1内の被計量物の重量値が予め定められている所定のしきい値Wt以上であれば被計量物が供給されていると判断し、所定のしきい値Wt未満であれば供給されていないと判断する。
まず、ステップS1では、被計量物が供給されている供給ホッパ1の排出ゲートを開閉して、供給ホッパ1からそれに対応する計量ホッパ2のいずれか1つの空の計量室(2a、2b)へ被計量物を供給する。ここで、両方の計量室2a、2bに被計量物がすでに供給されている計量ホッパ2に対しては供給ホッパ1からの供給は行わない。
次にステップS2では、作業者の立ち位置(作業者が立っている位置)を決定する。制御部18では、各供給ホッパ1についての平均供給時間を算出し、平均供給時間に基づいて作業者の立ち位置を決定する。ここで、ある供給ホッパ1についての平均供給時間は、例えば、同供給ホッパ1の被計量物が排出されてから同供給ホッパ1に被計量物が供給されるまでに要する時間(供給時間)の平均値とする。供給時間は、供給ホッパ1の排出ゲートを閉じてから同供給ホッパ1に被計量物が供給されるまでの時間としてもよいし、供給ホッパ1の排出ゲートを開きはじめてから、同排出ゲートを閉じた後、同供給ホッパ1に被計量物が供給されるまでの時間としてもよい。ここで、制御部18は、供給ホッパ1に被計量物が供給された時点については、供給ホッパ1内の被計量物の重量値が前述のしきい値Wt以上になった時点を、被計量物が供給された時点として判断する。すなわち、制御部18では、供給ホッパ1の排出ゲート10a、10bを開閉させ、空になった同供給ホッパ1に被計量物が供給されるたびに供給時間を算出して記憶し、さらに同供給ホッパ1についての供給時間の平均値(平均供給時間)を算出して記憶する。この平均値の算出方法については、例えば移動平均法を用いればよい。
作業者は、空の供給ホッパ1に被計量物を供給するが、手前の供給ホッパ1が見えやすく、かつ、供給しやすい。したがって、平均供給時間の分布が、図5(a)の場合には、作業者は、図4に示す位置座標が2の位置で作業していると予想でき、図5(b)の場合には、作業者は、図4に示す位置座標が5の位置で作業していると予想でき、図5(c)の場合には、作業者は、図4に示す位置座標が8の位置で作業していると予想できる。なお、作業者は、例えば、被計量物が貯留されている容器(貯留容器)から被計量物を取り出して供給ホッパ1へ供給するが、貯留容器の位置によって作業者の立ち位置も異なる。例えば、図4に示す位置座標が1の付近に貯留容器が配置されていると、作業者の立ち位置は位置座標が1に近い左寄りの位置となり、位置座標が9の付近に貯留容器が配置されていると、作業者の立ち位置は位置座標が9に近い右寄りの位置となる。また、被計量物の種類を変更する場合には、最初の種類の被計量物の計量が終了すると、一旦、組合せ秤の運転を終了してから、次の種類の被計量物を計量するために運転を開始する。このような場合に、最初の種類の被計量物の貯留容器が作業者の左側に配置され、次の種類の被計量物の貯留容器が作業者の右側に配置されることもある。
そこで、制御部18では、例えば、平均供給時間が最小である供給ホッパ1の位置座標を作業者の立ち位置の位置座標に決める。例えば、図5(a)の場合には、作業者の立ち位置を図4に示す位置座標が2の位置であると判断する。また、図5(b)の場合には、作業者の立ち位置を位置座標が5の位置であると判断する。図5(c)の場合には、作業者の立ち位置を位置座標が8の位置であると判断する。なお、平均供給時間が最小である供給ホッパ1の位置座標を作業者の立ち位置とするのではなく、例えば、各供給ホッパ1の位置座標と平均供給時間との関係を示す曲線を求め、その曲線上で平均供給時間が最小となる位置座標を作業者の立ち位置に決めるようにしてもよい。
次にステップS3では、ステップS2で決定した作業者の立ち位置に近い所定個数(2×n個)の計量室を選択し優先計量室に決める。ここでは、位置座標が作業者の立ち位置と同じあるいは相対的に近い2×n個の計量室を優先計量室に決める。これは、作業者の立ち位置との距離が短い順に選択されたn個の供給ホッパ1に対応する計量室2a、2bを優先計量室に決めることである。すなわち、作業者の近くにあって作業者が被計量物を供給しやすい供給ホッパ1に対応する計量室2a、2bを優先計量室に決める。
例えば、優先計量室を6個選択するものとする。この場合、例えば、作業者の立ち位置の位置座標が1または2であるとき識別番号が(1)〜(6)の計量室を優先計量室とし、立ち位置の位置座標が3であるとき識別番号が(3)〜(8)の計量室を優先計量室とし、立ち位置の位置座標が4であるとき識別番号が(5)〜(10)の計量室を優先計量室とし、立ち位置の位置座標が5であるとき識別番号が(7)〜(12)の計量室を優先計量室とする。以下同様であり、立ち位置の位置座標が8または9であるとき識別番号が(13)〜(18)の計量室を優先計量室とする。なお、各供給ホッパ1の位置座標と平均供給時間との関係を示す曲線を求め、その曲線上で平均供給時間が最小となる位置座標を作業者の立ち位置とする場合など、立ち位置の位置座標が整数ではないときには、小数点以下を四捨五入して整数化すれば、上記と同様にして優先計量室を選択することができる。
また、制御部18は、予め、作業者の立ち位置と優先計量室に選択される計量室との対応表を記憶部20に記憶しておき、ステップS3では、ステップS2で求めた作業者の立ち位置と対応する優先計量室を上記対応表を参照して決めるようにしてもよい。
次のステップS4〜ステップS10で行われる処理が前述の組合せ処理の一例である。ステップS4では、組合せ演算を行うことにより、複数の計量ホッパ2の計量室2a,2bの中から、供給されている被計量物の合計重量(組合せ重量)が組合せ目標重量に対する許容範囲内となる計量室の組合せである適量組合せを全て求める。そして、各適量組合せについて、組合せ重量と組合せ目標重量との差の絶対値が小さいものから順に、1番目、2番目、・・・・、m番目と番号を付す。この場合、適量組合せが全部でm個存在する。
図6は、上記番号が付された適量組合せの一例を示す図である。この例は、組合せ目標重量が2000gで、それに対する許容範囲が2000g〜2001gの場合を示し、適量組合せが10個存在し、1〜10までの番号が付されている。また、組合せ重量が同じものについての番号の付し方(順番)は特に決めていない。適量組合せ選択番号は、適量組合せに選択されている計量室2a、2bの識別番号である。例えば、1番目(番号が1)の適量組合せには、図4に示す識別番号が(3)、(6)、(8)、(11)の計量室が選択されている。
次にステップS5で変数kに1を代入する。
次のステップS6では、k番目の適量組合せに優先計量室が含まれるか否かを判断する。このステップS6でk番目の適量組合せに優先計量室が含まれない場合は、ステップS8へ進んでkの値を1増加し、増加したkの値がm+1でない場合には、ステップS6に戻る(ステップS9)。
ステップS9でkの値がm+1であればステップS10へ進み、1番目の適量組合せを排出組合せに決定する。この場合、m個全ての適量組合せに優先計量室が含まれていなかった場合であり、1番目の適量組合せ、すなわち、組合せ重量が組合せ目標重量に最も近いあるいは組合せ目標重量に等しい適量組合せが排出組合せに決定される。
また、ステップS6でk番目の適量組合せに優先計量室が含まれる場合には、そのk番目の適量組合せを排出組合せに決定する(ステップS7)。これにより、優先計量室が含まれる適量組合せが複数ある場合には、その適量組合せのうち、組合せ重量が組合せ目標重量に最も近いあるいは組合せ目標重量に等しい適量組合せが排出組合せに決定される。
次にステップS11では、ステップS7あるいはステップS10で決定された排出組合せに選択されている計量室から被計量物を排出させる。このステップS11は、例えば包装機から排出命令信号が入力されている場合に実行するようにし、何らかの事情により排出命令信号が入力されていなければ入力されるまで待つ。そして、ステップS11を実行した場合には、包装機へ排出完了信号を送出する。
この組合せ秤では以上の動作が繰り返し行われる。
上記の動作において、例えば、ステップS4で求めた適量組合せが、図6に示されるものであった場合に、ステップS2において決定された作業者の立ち位置が図4における位置座標が2である場合には、識別番号が(1)〜(6)の計量室が優先計量室となるので、識別番号が(3)と(6)の計量室を含む1番目の適量組合せが排出組合せに決定される。また、ステップS2において決定された作業者の立ち位置が図4における位置座標が5である場合には、識別番号が(7)〜(12)の計量室が優先計量室となるので、識別番号が(8)と(11)の計量室を含む1番目の適量組合せが排出組合せに決定される。また、ステップS2において決定された作業者の立ち位置が図4における位置座標が8である場合には、識別番号が(13)〜(18)の計量室が優先計量室となるので、識別番号が(13)の計量室を含む2番目の適量組合せが排出組合せに決定される。
なお、上記の動作において、任意の1つの供給ホッパ1についての平均供給時間は、少なくとも1個の供給時間のデータがあれば求めることができる(供給時間のデータが1個の場合はその供給時間を平均供給時間とすればよい)。しかし、この組合せ秤の運転開始時においては、供給時間のデータが無いので平均供給時間を求めることができず、作業者の立ち位置を決めることができない。そこで、全ての供給ホッパ1の各々について少なくとも1個の供給時間のデータが得られるまでは、ステップS2、S3を行わず、かつステップS4〜S10の組合せ処理に代えて、組合せ重量が組合せ目標重量に対する許容範囲内になる計量室(2a、2b)の組合せである適量組合せを全て求め、その適量組合せのうち、組合せ重量と組合せ目標重量との差の絶対値が最小である1つの適量組合せを排出組合せに決める組合せ処理を行うようにすればよい。あるいは、全ての供給ホッパ1の各々について少なくとも1個の供給時間のデータが得られるまでは、ステップS2において、作業者の立ち位置を予め定められた位置、例えば図4の位置座標が中央の5の位置として、ステップS3以降の処理を行うようにしてもよい。
本実施の形態では、作業者の立ち位置を割り出し、その作業者の立ち位置との距離が他の供給ホッパ1より短い所定個数の供給ホッパ1に対応する計量室2a、2bを優先計量室に決定し、この優先計量室が選択されている適量組合せが存在する場合には、その適量組合せを排出組合せに決めるようにしている。これにより、作業者に近い供給ホッパ1に対応する計量室2a、2bの被計量物が排出される頻度が高くなり、同計量室2a、2bへ供給ホッパ1から被計量物が供給される頻度も高くなる。すなわち、作業者にとって被計量物を供給しやすい作業者に近い供給ホッパ1が空になる確率が高くなるため、作業者が供給ホッパ1へ被計量物を供給する作業を効率よく行うことができ、作業能率を向上させることができる。
なお、常に、組合せ重量と組合せ目標重量との差の絶対値が最小である適量組合せを排出組合せに決定する場合と比べれば、本実施の形態のように優先計量室を含む適量組合せを排出組合せに決定する場合には組合せ計量精度が低下する。そこで、本実施の形態では、優先計量室を含む適量組合せが複数存在する場合には、その複数の適量組合せのうち、組合せ重量と組合せ目標重量との差の絶対値が最小である適量組合せを排出組合せに決定するようにしているため、組合せ計量精度の低下を抑制することができる。
なお、優先計量室を含む適量組合せが複数存在する場合に、その複数の適量組合せのうち、優先計量室の個数が最も多い適量組合せを排出組合せに決定するように構成されていてもよい。この場合、より作業能率の向上を図ることができる。このようにしても組合せ計量精度の低下が小さい場合には、作業能率の向上を図る上で好ましい。
また、本実施の形態では、供給ホッパ1と2つの計量室2a、2bを有する計量ホッパ2とを用いたホッパ構成であるが、他のホッパ構成を用いてもよい。図7(a)、(b)、(c)は他のホッパ構成の一例を示す図である。
図7(a)の場合、作業者によって被計量物が供給される各供給ホッパ1の下方に、2つの計量ホッパ2Aが配設されている。これは、図1の計量ホッパ2の各計量室2a、2bが完全に分離独立された構成であり、2つの計量ホッパ2Aの各々に重量センサ8が取り付けられ、各計量ホッパ2A内の被計量物の重量はそれぞれの重量センサ8によって計測される。各々の計量ホッパ2Aが適量組合せの選択対象になる。
図7(b)の場合、作業者によって被計量物が供給される計量ホッパ2Aのみが直線状に複数配設されている。この場合、制御部18は、計量ホッパ2Aに取付けられた重量センサ8により計測される重量値に基づいて、計量ホッパ2Aに被計量物が供給されているか否か、及び被計量物が供給された時点を検出するとともに、供給された被計量物の重量を検出する。各々の計量ホッパ2Aが適量組合せの選択対象になる。
図7(c)の場合、作業者によって被計量物が供給される計量ホッパ2Bが直線状に複数配設され、各計量ホッパ2Bの下方に、2つの収納室22a、22bを有するメモリホッパ22が配設された構成である。この場合、計量ホッパ2Bは、メモリホッパ22の2つの収納室22a、22bへ被計量物を選択的に排出可能なように構成されており、各々の収納室22a、22bが適量組合せの選択対象になる。この場合、制御部18は、計量ホッパ2Bに取付けられた重量センサ8により計測される重量値に基づいて、計量ホッパ2Bに被計量物が供給されているか否か、及び被計量物が供給された時点を検出するとともに、供給された被計量物の重量を検出する。
また、本実施の形態において、計量ホッパ2が2室に分割されておらず、図7(b)の計量ホッパ2Aのように1室からなる構成も可能である。この場合、供給ホッパ1は、2方向へ排出できる構成ではなく、1方向の下方の計量ホッパへのみ排出できるように構成すればよい。
上記以外にも、ホッパ構成を種々変更することが可能である。
また、本実施の形態では、平均供給時間を求め、それに基づいて作業者の立ち位置を求めるようにしたが、他の方法によって作業者の立ち位置を求めるようにしてもよい。例えば、近接センサを用いて作業者の立ち位置を検出するようにしてもよい。あるいは、作業者を撮影するカメラ及び画像解析装置を用いて、カメラの撮影画像の解析処理を行うことにより作業者の立ち位置を検出するようにしてもよい。本実施の形態のように平均供給時間に基づいて作業者の立ち位置を求める場合には、上記の近接センサやカメラ等のように別途機器を設ける必要がなく、低コスト化を図ることができる。
本発明は、作業者が被計量物を供給する半自動式組合せ秤において、作業者の作業能率を向上させることができる組合せ秤として有用である。
(a)は本発明の実施の形態の半自動式組合せ秤を上から見た平面図、(b)は同組合せ秤の正面図、(c)は同組合せ秤の側面図である。 本発明の実施の形態の半自動式組合せ秤の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の半自動式組合せ秤の動作の一例を示すフローチャートである。 各供給ホッパ、各計量ホッパの計量室及び作業者の位置について説明するための図である。 (a)、(b)、(c)は、それぞれ各供給ホッパに対する平均供給時間の一例を示す図である。 図3におけるステップS4で求められる適量組合せに関する情報を示す図である。 (a)、(b)、(c)は、それぞれ本発明の実施の形態の半自動式組合せ秤において用いるホッパの他の例を示す概略模式図である。
符号の説明
1 供給ホッパ
2 計量ホッパ
2a、2b 計量室
3 搬送コンベア
4 操作設定表示部
5 装置本体
7 供給ホッパ用重量センサ
8 計量ホッパ用重量センサ
10a、10b 供給ホッパ用ゲート
11a、11b 計量ホッパ用ゲート
13 供給ホッパ用排出ゲート駆動回路
14 計量ホッパ用排出ゲート駆動回路
15、16 A/D変換回路
17 コンベア駆動回路
18 制御部
19 演算制御部
20 記憶部
21 I/O回路

Claims (9)

  1. 直線状に列設され、作業者によって被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持して排出可能なように構成された複数の作業者供給部と、
    各々の前記作業者供給部の下方に配設され、前記作業者供給部から排出される被計量物を一時保持して排出可能なように構成された複数の収納部と、
    作業者の立ち位置を割り出す作業者位置割出し手段と、
    全ての前記作業者供給部のうち前記作業者位置割出し手段により割り出される前記作業者の立ち位置との距離が短い順に選択された所定個数の前記作業者供給部に対応する前記収納部を優先組合せ部に決定する優先組合せ部決定手段と、
    保持している被計量物の合計重量が組合せ目標重量に対する許容範囲内になる前記収納部の組合せである適量組合せを求め、1つの前記適量組合せを排出組合せに決めるように構成されるとともに、前記適量組合せが複数存在し、かつ、複数の前記適量組合せの中に前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが存在する場合には、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成された組合せ処理手段と、
    前記排出組合せに選択されている前記収納部に対し被計量物を排出させるとともに、前記作業者供給部に対し空の前記収納部へ被計量物を排出させる制御手段とを備えた半自動式組合せ秤。
  2. 直線状に列設され、作業者によって被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持して前記列設された方向と直交する第1及び第2の方向へ選択的に排出可能なように構成された複数の作業者供給部と、
    各々の前記作業者供給部の下方に、前記作業者供給部から前記第1の方向へ排出される被計量物を一時保持して排出可能なように構成された収納部と、前記作業者供給部から前記第2の方向へ排出される被計量物を一時保持して排出可能なように構成された収納部とのそれぞれが前記作業者供給部に対応して1個ずつ並んで配設された複数の収納部と、
    作業者の立ち位置を割り出す作業者位置割出し手段と、
    全ての前記作業者供給部のうち前記作業者位置割出し手段により割り出される前記作業者の立ち位置との距離が短い順に選択された所定個数の前記作業者供給部に対応する前記収納部を優先組合せ部に決定する優先組合せ部決定手段と、
    保持している被計量物の合計重量が組合せ目標重量に対する許容範囲内になる前記収納部の組合せである適量組合せを求め、1つの前記適量組合せを排出組合せに決めるように構成されるとともに、前記適量組合せが複数存在し、かつ、複数の前記適量組合せの中に前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが存在する場合には、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成された組合せ処理手段と、
    前記排出組合せに選択されている前記収納部に対し被計量物を排出させるとともに、前記作業者供給部に対し空の前記収納部へ被計量物を排出させる制御手段とを備えた半自動式組合せ秤。
  3. 各々の前記作業者供給部の下方に配設された2個ずつの前記収納部は、1個の重量センサが取り付けられた1個の計量ホッパが2室に仕切られて構成された、請求項2に記載の半自動式組合せ秤。
  4. 直線状に列設され、作業者によって被計量物が供給され、供給された被計量物を一時保持して排出可能なように構成された複数の作業者供給部と、
    作業者の立ち位置を割り出す作業者位置割出し手段と、
    全ての前記作業者供給部のうち前記作業者位置割出し手段により割り出される前記作業者の立ち位置との距離が短い順に選択された所定個数の前記作業者供給部を優先組合せ部に決定する優先組合せ部決定手段と、
    保持している被計量物の合計重量が組合せ目標重量に対する許容範囲内になる前記作業者供給部の組合せである適量組合せを求め、1つの前記適量組合せを排出組合せに決めるように構成されるとともに、前記適量組合せが複数存在し、かつ、複数の前記適量組合せの中に前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが存在する場合には、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成された組合せ処理手段と、
    前記排出組合せに選択されている前記作業者供給部に対し被計量物を排出させる制御手段とを備えた半自動式組合せ秤。
  5. 前記作業者位置割出し手段は、前記作業者供給部が列設された方向における作業者の立ち位置を割り出すように構成された、請求項1〜4のいずれかに記載の半自動式組合せ秤。
  6. 前記作業者位置割出し手段は、
    各々の前記作業者供給部に被計量物が供給されたことを検知する供給検知手段を有し、
    被計量物が前記作業者供給部へ供給されるたびに、前記作業者供給部から被計量物が排出されてから前記供給検知手段によって前記作業者供給部に被計量物が供給されたことを検知するまでの時間である供給所要時間を各々の前記作業者供給部に対して計測し、各々の前記作業者供給部に対して前記供給所要時間の平均値を算出し、前記供給所要時間の平均値に基づいて前記作業者の立ち位置を求めるように構成された、請求項1〜4のいずれかに記載の半自動式組合せ秤。
  7. 前記作業者位置割出し手段は、前記供給所要時間の平均値が最小である前記作業者供給部の位置を前記作業者の立ち位置に決定するように構成された、請求項6に記載の半自動式組合せ秤。
  8. 前記組合せ処理手段は、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが複数存在する場合には、その複数のうちの、前記保持している被計量物の合計重量と前記組合せ目標重量との差の絶対値が最小である前記適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成された、請求項1〜4のいずれかに記載の半自動式組合せ秤。
  9. 前記組合せ処理手段は、前記優先組合せ部が選択されている適量組合せが複数存在する場合には、その複数のうちの、前記優先組合せ部の個数が最も多い前記適量組合せを前記排出組合せに決めるように構成された、請求項1〜4のいずれかに記載の半自動式組合せ秤。
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