JP6062209B2 - 計量システム - Google Patents

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本発明は、計量システムに関し、更に詳しくは、被計量物を重量ランク毎に選別し、選別した被計量物を所定重量範囲内の重量となるように組合せ計量して排出する計量システムに関する。
被計量物を所定重量範囲内の重量となるように組合せ計量して排出する組合せ秤は、被計量物の重量を計量する複数の計量部を有し、各計量部で計量した被計量物の重量を種々に組合せ、その組合せ重量が所定重量範囲内となる計量部の組合せを選択する組合せ演算を行い、組合せ演算で選択した計量部の被計量物を排出するものである。
かかる組合せ秤としては、複数の計量部への被計量物の供給、及び、組合せ演算で選択した計量部からの被計量物の排出を全て自動的に行う全自動式の組合せ秤と、複数の計量部への被計量物の投入作業のみを作業者が行う半自動式の組合せ秤と、被計量物の投入作業に加え、組合せ演算により選択された計量部からの被計量物の取り出しも作業者が行う手動式の組合せ秤がある。
組合せ秤では、各計量部への被計量物の供給状況等によって、各計量部で計量した被計量物の重量を種々に組合せた組合せ重量が、目標組合せ重量を下限値とする許容重量範囲である所定重量範囲内となる組合せが成立しない場合がある。
全自動式の組合せ秤のように、被計量物の単体重量が前記目標組合せ重量に比べて十分に小さい被計量物を計量する場合においては、最も計量値の小さい計量部に被計量物を少量追加投入して再度計量値を取得して組合せ演算を行なうことで組合せ不成立に対応することができる。
半自動式の組合せ秤は、人手で被計量物を組合せ秤に投入するので、単体重量が比較的大きく不定形な被計量物や機械によるハンドリングが難しい被計量物、例えば、鶏肉(ブロイラー)などの生肉やイカ、タコなどの魚介類あるいは農産物を取り扱うのに好適であるが、単体重量が大きい被計量物(例えば5〜7個で目標組合せ重量に達してしまうような被計量物)を計量するので、組合せが成立しない場合に、被計量物の追加投入を採用することは困難である。なぜなら、最も計量値の小さい計量部に1単位の被計量物を追加投入しても、該計量部の計量値は大きく変動してしまうからである。このため、半自動式の組合せ秤では、組合せが成立しない場合には、被計量物を入れ替えることによって対応することになる(例えば、特許文献1参照)。
実公平6−31380号公報
半自動式の組合せ秤では、一箇所に供給されて溜められた被計量物を、作業者が適当に選択して組合せ秤に投入して各計量部に供給するのであるが、組合せ計量を行い易くするには、各計量部の被計量物の重量が適度にばらつくように、被計量物を選択して組合せ秤に投入する必要がある。
しかしながら、従来の半自動式の組合せ秤では、被計量物は、一箇所に溜められているので、この一箇所に溜められた被計量物から重量が適度にばらつくように被計量物を選択して組合せ秤に投入するのは容易でなく、このため、組合せ計量で組合せが成立しない場合が生じる。組合せが成立しない場合には、上述のように被計量物の入れ替えが必要となり、入れ替えに時間がかかり、計量処理に要する時間が長くなる。また、被計量物が、生鮮食品である場合には、鮮度が低下してしまう。
本発明は、上述のような点に鑑みてなされたものであって、単体重量が比較的大きい被計量物などの組合せ計量において、組合せが不成立となるのを抑制して計量処理に要する時間を短縮することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、次のように構成している。
(1)本発明の計量システムは、被計量物を複数の重量ランクに選別して振分ける重量選別機と、複数の計量部を有し、かつ、各計量部に供給された被計量物の重量を組合せた組合せ重量が、所定重量範囲となる前記計量部の組合せを選択する組合せ演算を行って、選択した計量部から被計量物を排出する組合せ秤とを備え、
前記重量選別機で重量ランク別に振分けられた被計量物をそれぞれ搬送する複数の搬送コンベヤと、前記複数の搬送コンベヤの搬送終端からそれぞれ供給される前記重量ランク別の被計量物がそれぞれ溜められる複数のストック部を設け、前記組合せ秤は、前記複数の各ストック部の被計量物が前記組合せ秤の前記複数の計量部へ人手によって供給される半自動式の組合せ秤であり、前記複数の各ストック部は、前記重量ランク別の被計量物を、搬送することなく、それぞれ溜める
本発明の計量システムによると、重量選別機で複数の重量ランクに選別された被計量物が、複数のストック部にそれぞれ溜められるので、各ストック部の被計量物を、組合せ秤にそれぞれ供給することによって、組合せ秤では、重量ランクの異なる複数の被計量物を組合せた組合せ演算を行うことが可能となる。
これによって、重量ランク別に選別されることなく、一箇所に溜められた被計量物を組合せ秤に供給する従来例に比べて、組合せ演算で組合せが成立し易くなり、組合せの不成立による被計量物の入れ替えの回数を低減して計量処理に要する時間を短縮することができる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記組合せ秤は、前記複数の計量部へ供給する前記被計量物が、人手によって投入される複数の投入口を備え前記複数の投入口は、前記複数の各ストック部に対応するようにグループ分けされる。
この実施態様によると、人手によって被計量物が投入される半自動式の組合せ秤の複数の投入口は、重量ランク別の被計量物がそれぞれ溜められる各ストック部に対応するようにグループ分けされるので、投入口のグループ毎に、異なる重量ランクの被計量物が投入されることになる。
(3)本発明の他の好ましい実施態様では、前記組合せ秤は、前記複数の計量部が、人手によって供給される被計量物をそれぞれ計量すると共に、それぞれ搬送する複数の計量コンベヤからなり、前記複数の計量コンベヤは、前記複数の各ストック部に対応するようにグループ分けされる。
この実施態様によると、人手によって被計量物が供給される半自動式の組合せ秤の複数の計量コンベヤは、重量ランク別の被計量物がそれぞれ溜められる各ストック部に対応するようにグループ分けされるので、計量コンベヤのグループ毎に、異なる重量ランクの被計量物が供給されることになる。
(4)本発明の他の実施態様では、前記組合せ秤は、前記組合せ演算の結果に基づいて、前記被計量物の平均重量を算出して前記重量選別機へ送信し、前記重量選別機は、受信した前記被計量物の平均重量に基づいて、前記複数の重量ランクに選別するための境界重量値を修正する。
組合せ演算の結果に基づく被計量物の平均重量の算出は、例えば、組合せ目標重量と組合せ演算で選択された計量部の数とに基づいて、被計量物の平均重量を算出し、あるいは、組合せ演算で選択された組合せ重量と選択された計量部の数とに基づいて、被計量物の平均重量を算出するようにしてもよい。
この実施態様によると、組合せ秤では、組合せ演算の結果に基づいて、被計量物の平均重量を算出して重量選別機へ送信し、重量選別機では、受信した被計量物の平均重量に基づいて、重量ランクに選別するための境界重量値を修正するので、被計量物の実際の重量に応じて、被計量物を重量ランクに選別することができる。
(5)本発明の更に他の実施態様では、前記組合せ秤は、前記ストック部に滞留している被計量物の滞留を解消するために操作される操作部を有し、前記組合せ秤は、前記滞留を解消するための前記操作部の操作に基づいて、前記ストック部に滞留している重量ランクの被計量物が供給される前記計量部を、優先的に選択する条件付の前記組合せ演算を行う。
この実施態様によると、ストック部に被計量物が滞留し、作業者が操作部を操作すると、ストック部に滞留して重量ランクの被計量物が供給される計量部を優先的に選択する条件付きの組合せ演算が行われるので、ストック部に滞留して重量ランクの被計量物が組合せ演算で優先的に選択されて排出され、これに応じて、ストック部に滞留している前記重量ランクの被計量物が、組合せ秤に優先的に供給される結果、被計量物の滞留が解消される。
(6)上記(5)の実施態様では、前記組合せ秤は、前記条件付の組合せ演算で組合せが成立しないときには、前記条件を解除した組合せ演算を行う。
この実施態様によると、ストック部に滞留している被計量物を優先的に選択するという条件付の組合せ演算で、組合せが成立しないときには、条件を解除した組合せ演算を行って組合せを成立させることができるので、計量処理を円滑に進めることができる。
(7)本発明の他の実施態様では、前記重量選別機は、前記複数の重量ランクの被計量物と前記重量ランク外の被計量物とに選別し、前記重量ランク外の被計量物を、前記複数のストック部以外に振分ける。
重量ランク外の被計量物、例えば、複数の重量ランクの最も軽い重量ランクよりも更に軽いような被計量物、あるいは、複数の重量ランクの最も重い重量ランクよりも更に重いような被計量物は、組合せが成立しにくいが、かかる重量ランク外の被計量物は、複数のストック部以外に振分けられるので、組合せ秤に供給されることがなく、これによって、組合せ秤における組合せが成立し易くなる。
本発明によると、重量選別機で複数の重量ランクに選別された被計量物が、複数のストック部にそれぞれ溜められるので、各ストック部の被計量物を、組合せ秤にそれぞれ供給することによって、組合せ秤では、重量ランクの異なる複数の被計量物を組合せた組合せ演算を行うことが可能となる。
これによって、重量ランク別に選別されることなく、一箇所に溜められた被計量物を組合せ秤に供給する従来例に比べて、組合せ演算で組合せが成立し易くなり、組合せの不成立による被計量物の入れ替えの回数を低減して計量処理に要する時間を短縮することができ、被計量物が、生鮮食品である場合には、その鮮度の低下を防ぐことができる。
図1は本発明の一実施形態の計量システムの概略平面図である。 図2は図1の組合せ秤の本体部の概略側面図である。 図3は図1の計量システムのブロック図である。 図4は図1の組合せ秤の動作説明に供するフローチャートである。 図5は図1の組合せ秤の動作説明に供するフローチャートである。 図6は本発明の他の実施形態の計量システムの概略平面図である。
以下、図面によって本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る計量システムの概略平面図である。
この実施形態の計量システム10は、半自動式の組合せ秤40を備えており、この半自動式の組合せ秤40において、組合せの不成立が発生するのを抑制して計量処理に要する時間を短縮するために、その前段に重量選別機20を設けると共に、この重量選別機20によって複数、この例では、4段階の重量ランクに選別された被計量物(図示せず)が溜められるストック部30a〜30dを設けている。
この実施形態の計量システム10では、作業者は、4段階の各重量ランクの被計量物が溜められたストック部30a〜30dから被計量物を取って、半自動式の組合せ秤40の前記ストック部30a〜30dに対応する被計量物投入口401に投入するようにしている。したがって、半自動式の組合せ秤40では、4段階の各重量ランクの被計量物を対象にして組合せ演算が行われることになる。
したがって、重量ランク別に選別されることなく、一箇所に溜められた被計量物を作業者が選択して組合せ秤に投入する従来例に比べて、組合せ秤40の組合せ演算で組合せが成立し易くなり、従来例に比べて、組合せの不成立による被計量物の入れ替え回数を低減することができる。
一般に、組合せ演算においては、被計量物の平均重量を中心として、その中心付近の重量の被計量物と、前記中心付近の重量よりも軽い被計量物と、前記中心付近の重量よりも重い被計量物とを組合せることによって、組合せが成立し易くなる。
この実施形態では、後述のように被計量物の平均重量を中心とし、平均重量よりも軽く平均重量に近い重量ランクM1と、平均重量よりも重く平均重量に近い重量ランクM2と、前記重量ランクM1よりも軽い重量ランクSと、前記重量ランクM2よりも重い重量ランクLとの4段階の重量ランクS,M1,M2,Lを組合せて組合せ演算を行うので、組合せが一層成立し易くなる。
以下、この実施形態の構成について、詳細に説明する。
重量選別機20は、搬入コンベヤ201、計量コンベヤ202、振分コンベヤ203、振分アーム204a〜204d、及び、重量ランク別の搬送コンベヤ205a〜205dを有し、図示しない被計量物を計量してその重量ランクを判定し、対応する振分け位置に振分ける。
この実施形態では、被計量物を計量して、Sランク、M1ランク、M2ランク、Lランクの4段階の重量ランク及びそれ以外のランク外品に選別し、4段階の各重量ランクの被計量物を、上記重量ランク別の搬送コンベヤ205a〜205dに振分けて、対応する4つのストック部30a〜30dに搬送する一方、ランク外品は、振分コンベヤ203の搬送方向の終端に配置されたランク外品収容箱206に搬送する。
被計量物は、単体重量が比較的大きく不定形な被計量物や機械によるハンドリングが難しい被計量物、例えば、鶏肉(ブロイラー)などの生肉やイカ、タコなどの魚介類あるいは農産物などである。
計量コンベヤ202の近傍には、操作設定表示部207が設けられており、この操作設定表示部207は、タッチパネル形式であり、重量選別機20を運転するための各種の設定が行われると共に、各種の情報が表示される。
この操作設定表示部207を操作して、例えば、重量ランクの境界重量値が設定される。S、M1、M2、Lの4段階の重量ランクは、おおよそ次のように設定される。すなわち、被計量物の大体の平均重量を中心値として、やや軽いM1ランク、かなり軽いSランク、やや重いM2ランク、かなり重いLランクとなるように設定される。Sランクよりも更に軽い被計量物及びLランクより更に重い被計量物は、ランク外品とされる。この場合、各重量ランクS,M1,M2,Lを区分する境界重量値としては、重量ランクM1と重量ランクM2とを区分する前記中心値となる境界重量値、重量ランクM1と重量ランクSとを区分する境界重量値、重量ランクM2と重量ランクLとを区分する境界重量値、重量ランクSとランク外品とを区分する境界重量値、及び、重量ランクLとランク外品とを区分する境界重量値の5つの境界重量値がある。
前記中心値となる被計量物の平均重量が不明な場合には、予め被計量物の中から適当な個数のサンプルを任意に選択して計量すればよい。
この実施形態では、後述のように、半自動式の組合せ秤40において、実際の計量処理を開始して得られる組合せ演算の結果に基づいて、被計量物の平均重量を算出し、その平均重量を重量選別機20に送信し、重量選別機20では、受信した被計量物の平均重量に応じて、前記重量ランクS,M1,M2,Lの境界重量値を自動的に修正し、実際の被計量物の重量に応じた重量ランクS,M1,M2,Lに選別するようにしている。
重量選別機20では、矢符p1方向に被計量物を搬送する搬入コンベヤ201によって被計量物が、計量コンベヤ202に搬入され、該計量コンベヤ202によって、矢符p2方向に搬送されながら重量が計量され、その重量ランクが判定される。計量コンベヤ202で計量された被計量物は、振分コンベヤ203上に移載される。
振分コンベヤ203には、矢符p3で示される搬送方向に沿って、幅方向の一方側に、水平方向に揺動して被計量物を振分ける4つの振分アーム204a〜204dが配置されている。また、振分コンベヤ203の幅方向の他方側には、振分アーム204a〜204dに対応して重量ランク別の搬送コンベヤ205a〜205dが配置されている。また、振分コンベヤ203の搬送方向の終端には、上述のように、振分アーム204a〜204dで振り分けられなかった被計量物をランク外品として収容するランク外品収容箱206が配置されている。
計量コンベヤ202から振分コンベヤ203に移載された被計量物は、その重量ランクに応じて振分アーム204a〜204dで振分けられ、振分コンベヤ203から対応する搬送コンベヤ205a〜205dに移載されると共に、搬送コンベヤ205a〜205dによって矢符p4方向に搬送される。
すなわち、Sランクと判定された被計量物は、振分けアーム204aによってSランクに対応する搬送コンベヤ205aに振分けられ、Sランクに対応するストック部30aに搬送されてストックされる。また、M1ランクと判定された被計量物は、振分けアーム204bによってM1ランクに対応する搬送コンベヤ205bに振分けられ、M1ランクに対応するストック部30bに搬送されてストックされる。
同様に、M2ランクと判定された被計量物及びLランクと判定された被計量物は、振分けアーム204c,204dによってM2ランク,Lランクにそれぞれ対応する搬送コンベヤ205c,205dに振分けられ、M2ランク,Lランクにそれぞれ対応するストック部30c,30dに搬送されてそれぞれストックされる。
また、ランク外品と判定された被計量物は、振分けアーム204a〜204dで振分けられることなく、振分けコンベヤ203によって終端まで搬送されてランク外品収容箱206に収容される。
各ストック部30a〜30dには、各重量ランクS,M1,M2,Lの搬送コンベヤ205a〜205dによって各重量ランクS,M1,M2,Lの被計量物が搬送されてストックされる。
半自動式の組合せ秤40は、ストック部30a〜30dにストックされた被計量物を、人手で投入する複数、この例では、10個の被計量物投入口401が、所定間隔で直線状に列設されている。また、組合せ秤40の一方(図1の左方)側には、タッチパネル形式の操作設定表示部405を備えており、この操作設定表示部405によって、組合せ秤40の操作およびその動作パラメータの設定等を行うと共に、運転速度、組合せ計量値等を画面に表示する。
被計量物投入口401は、4つのストック部30a〜30dにそれぞれ対応するように、すなわち、4段階の各重量ランクS,M1,M2,Lに対応するように4つのグループA,B,C,Dに分けられている。グループAの被計量物投入口401は、Sランクのストック部30aの近傍の3個であり、グループBの被計量物投入口401は、M1ランクのストック部30bの近傍の2個であり、グループCの被計量物投入口401は、M2ランクのストック部30cの近傍の2個であり、グループDの被計量物投入口401は、Lランクのストック部30dの近傍の3個である。各グループA〜Dの被計量物投入口401には、作業者がグループを認識できるように、適宜の表示が付されている。
この実施形態では、作業者は、4つのストック部30a〜30dにストックされている被計量物の1個を、対応する4つのグループA,B,C,Dの被計量物投入口401にそれぞれ投入する。
作業者は、基本的には、ストック部30a〜30dにストックされている被計量物を、対応するグループA,B,C,Dの被計量物投入口401にそれぞれ投入するのであるが、異なるグループの被計量物投入口401に投入するようにしてもよい。例えば、重量ランクM1,M2の被計量物の量が、重量ランクSや重量ランクLの被計量物の量に比べて極端に多いような場合には、重量ランクM1,M2の被計量物を、重量ランクS,Lに対応するグループA,Dの被計量物投入口401に投入するようにしてもよい。
また、被計量物投入口401は、必ずしもストック部30a〜30dに対応させてグループ分けしなくてもよく、ストック部30a〜30dにストックされている被計量物を、その近傍の被計量物投入口401に投入するようにしてもよい。
各被計量物投入口401の下方には、図2の本体部の概略側面図に示すように、投入される被計量物を受ける10個の供給ホッパ402が列設されると共に、その下方には、各供給ホッパ402から供給される被計量物を計量する10個の計量ホッパ403が列設されている。
各供給ホッパ402は、両開きの排出用のゲート402a,402bを備えている。各供給ホッパ402は、いずれか一方のゲート402a,402bが、矢符p5方向に開放されることによって、被計量物を、2つの計量室403a,403bに区画されている計量ホッパ403のいずれか一方の計量室403a,403bに供給する。
各計量ホッパ403は、本体の内部に設けられているロードセル等からなる各計量センサ(図示せず)にそれぞれ連結され、各計量センサによって各計量ホッパ403内の被計量物の重量が計量される。
被計量物は、供給ホッパ402から計量ホッパ403の2つの計量室403a,403bのいずれか一方に供給されるので、各計量センサによって検出される重量値の変化に基づいて、計量部としての各計量室403a,403bに供給される被計量物の重量を計量することができる。
半自動式の組合せ秤40では、一定時間間隔の組合せ演算のタイミングで、被計量物が供給されて計量センサによる計量が完了している計量ホッパ403の計量室403a,403bの被計量物の重量を種々に組合せ、これら組合せの中から組合せ重量(合計重量)が、目標組合せ重量を下限値とする許容重量範囲である所定重量範囲内であって、目標組合せ重量に等しい、あるいは、目標組合せ重量に最も近い計量ホッパ403の計量室403a,403bの組合せを選択する組合せ演算を行う。この組合せ演算によって組合せが成立して選択された組合せの計量ホッパ403の計量室403a,403bの排出用のゲート403c,403dを開いて、下方の集合コンベヤ404上に被計量物を排出し、この集合コンベヤ404によって、例えば、包装機等の後段装置へ搬送される。
このようにして、計量ホッパ403の計量室403a,403bから被計量物が排出されると、空になった計量室403a,403bには、その上方にある供給ホッパ402から被計量物が供給される。その結果、空になった供給ホッパ402には、被計量物投入口401を介して作業者により次の被計量物が投入される。
このように、被計量物の平均重量に比較的近い重量ランクM1,M2の被計量物と、被計量物の平均重量に比べてかなり軽い重量ランクSの被計量物と、被計量物の平均重量に比べてかなり重い重量ランクLの被計量物とが、作業者によって、半自動式の組合せ秤40の被計量物投入口401へ投入されるので、これら4段階の重量ランクS1,M1,M2,Lの被計量物を対象として組合せ演算が行われることになり、一箇所に溜められた重量ランクに選別されていない被計量物から作業者が被計量物を選択して半自動式の組合せ秤へ投入する従来例に比べて、組合せ演算が成立し易くなり、計量処理に要する時間を短縮することができる。
図3は、図1の計量システム10の構成を示すブロック図である。
重量選別機20は、被計量物を搬送して計量すると共に、被計量物の振分け等を行う本体部208と、被計量物の重量を演算して重量ランクを判定すると共に、各部を制御する制御部209と、上述の操作設定表示部207と、半自動式の組合せ秤40との間で通信するための通信部210とを備える。
本体部208は、コンベヤ201〜203,205a〜205d、振分アーム204a〜204d等を備えており、制御部209からの搬送、振分指令等に応答してコンベヤ201〜203,205a〜205d、振分アーム204a〜204dを駆動すると共に、計量コンベヤ202上の被計量物の重量を計量して計量信号を制御部209に出力する。制御部209は、例えば、マイクロコンピュータによって構成され、CPU及びこのCPUの制御動作に必要な各種データおよび制御プログラムを記憶するメモリを具備し、半自動式の組合せ秤40と通信して被計量物の重量選別に必要な制御を行う。
半自動式の組合せ秤40は、投入される被計量物の供給及び計量を行うと共に、組合せが成立した被計量物の排出等を行う本体部406と、計量される被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行うと共に、各部を制御する制御部407と、上述の操作設定表示部405と、重量選別機20との間で通信するための通信部408と、包装機などの後段装置410とのインタフェース(I/O)部409とを備える。
本体部406は、供給ホッパ402、計量ホッパ403、集合コンベヤ404等を備えており、制御部407からの指令に応答して供給ホッパ402の排出用のゲート402a,402b、計量ホッパ403の排出用のゲート403c,403d、集合コンベヤ404等を駆動し、計量ホッパ403で計量された計量信号を制御部407に出力する。制御部407は、例えば、マイクロコンピュータによって構成され、CPU及びこのCPUの制御動作に必要な各種データ及び制御プログラムを記憶するメモリを具備する。
制御部407は、組合せ演算によって選択した計量ホッパ403の排出用のゲート403c,403dを開いて集合コンベヤ404上に排出し、包装機等の後段装置410からの排出命令信号の入力に応答して、集合コンベヤ404を駆動し、被計量物を後段装置410へ搬出する。被計量物の後段装置410への搬出が終了すると、集合コンベヤ404の駆動を停止すると共に、後段装置410に対して排出完了信号を送信する。
この実施形態では、上述のように重量選別機20の重量ランクS,M1,M2,Lの境界重量値を、被計量物の平均重量に応じて修正するようにしており、このため、半自動式の組合せ秤40では、所定回数、例えば、10回の組合せ演算が成立する度に、組合せ演算の結果に基づいて、被計量物の平均重量を算出して重量選別機20へ送信するようにしている。
図4は、この組合せ秤40の処理を示すフローチャートである。
ステップn1で、複数の計量ホッパ403の各計量室403a,403bに供給された重量ランクS,M1,M2,Lの被計量物の重量を種々に組合せ、これら組合せの中から組合せ重量(合計重量)が、目標組合せ重量を下限値とする許容重量範囲である所定重量範囲内であって、目標組合せ重量に等しい、あるいは、目標組合せ重量に最も近い被計量物が供給されている計量ホッパ403の計量室403a,403bの組合せを選択する組合せ演算を行う。なお、組合せ演算によって組合せが成立しない場合には、被計量物の入れ替えを行う。
ステップn1において、組合せが成立して組合せ演算が終了すると、ステップn2に移行し、選択された組合せに参加した計量ホッパ403の各計量室403a,403bの数を、組合せ参加ホッパ数として、累積メモリに累積して更新し、ステップn3に移行する。例えば、組合せ演算で選択された計量ホッパ403の計量室403a,403bの数が、4つあれば、「4」が累積メモリに累積されて更新される。
ステップn3では、組合せが成立した組合せ演算の回数を計数するカウンタに「1」を加算し、カウンタの計数値が所定値、例えば、10回になったか否かを判断する(ステップn4)。
カウンタの計数値が所定値、例えば、10回になったときには、10回の組合せ演算が成立したとして、その各回の組合せ演算における組合せ参加ホッパ数を累積した累積メモリの累積値を、カウンタの計数値である所定値、例えば、10回で除算することによって、1回の組合せ演算で選択される組合せ参加ホッパ数の平均値を算出してステップn6に移行する(ステップn5)。
上述のように、組合せ秤40の被計量物投入口401には、被計量物が1個投入されるので、1回の組合せ演算で選択される組合せ参加ホッパ数の平均値は、1回の組合せ演算で選択される被計量物の平均個数となる。
各組合せ演算では、目標組合せ重量となるように、被計量物の組合せが選択されるので、ステップn6では、目標組合せ重量を、組合せ参加ホッパ数の平均値、すなわち、被計量物の平均個数で除算し、被計量物の平均重量として算出する。
次にステップn7では、累積メモリをクリアし、更に、カウンタをクリアし(ステップn8)、ステップn9に移行する。ステップn9では、ステップn6で算出した被計量物の平均重量を重量選別機20に送信する。
重量選別機20では、上述のように、被計量物の平均重量を中心値として、重量ランクS,M1,M2,Lの境界重量値を設定しているので、組合せ秤40から送信される被計量物の平均重量を受信し、その受信した被計量物の平均重量を新たな中心値として境界重量値を修正する。例えば、被計量物の平均重量が、重い側にずれると、その分、境界重量値を重い側にずらし、また、被計量物の平均重量が、軽い側にずれると、その分、境界重量値を軽い側にずらすことになる。そして、修正した境界重量値に基づいて、被計量物の重量ランクS,M1,M2,Lを判定する。
このように被計量物の計量処理に基づいて、重量ランクS,M1,M2,Lの境界重量値を修正するので、被計量物は、その実際の重量に応じた重量ランクS,M1,M2,Lに選別されることになる。
なお、被計量物の平均重量の算出は、図4に限らず、例えば、組合せ演算が成立する度に、その組合せ重量を、その組合せに参加したホッパ数で除算して被計量物の仮の平均重量とし、その仮の平均重量の所定回数を平均して被計量物の平均重量としてもよい。
以上のように、半自動式の組合せ秤40の被計量物投入口401には、被計量物の平均重量に比較的近い中間重量の重量ランクM1,M2の被計量物、中間重量よりも軽い重量ランクSの被計量物、及び、中間重量ランクよりも重い重量ランクLの被計量物が投入されるので、それら各重量ランクS,M1.M2,Lの被計量物を組合せて組合せ演算が行われることになり、組合せが成立し易くなる。これによって、組合せが成立しなかった場合の被計量物の入れ替えの回数を低減することができ、計量処理に要する時間を短縮することができ、被計量物が生鮮食品である場合には、その鮮度の低下を防ぐことができる。
また、この実施形態では、4段階の重量ランクS,M1.M2,L以外の極端に軽い、または、極端に重い被計量物は、ランク外品としてランク外品収容箱206へ排出し、組合せ秤40へは供給しないので、かかるランク外品による組合せの不成立を回避して計量処理に要する時間を一層短縮することができる。
更に、この実施形態では、上記4段階の重量ランクS,M1.M2,Lの被計量物の内、特定の重量ランクの被計量物、例えば、重量ランクLの被計量物が、他の重量ランクS,M1,M2の被計量物に比べて、組合せに選択される回数が少なく、このため、重量ランクLのストック部30dに重量ランクLの被計量物が滞留するような場合に、この滞留を解消できるようにしている。
図5は、この被計量物の滞留を解消するための組合せ秤40の処理を示すフローチャートである。
組合せ秤40の空の供給ホッパ402に対応する被計量物投入口401へ作業者によって被計量物が投入される(ステップn10)。
供給ホッパ402の排出用のゲート402a,402bを制御し、空の計量ホッパ403の計量室403a,403bに対応する供給ホッパ402の排出用のゲート402a,402bを開いて、被計量物を当該空の計量ホッパ403の計量室403a,403bへ供給する供給ホッパ制御を行う(ステップn11)。
次に、計量ホッパ403の計量室403a,403bへ供給された被計量物を計量する(ステップn12)。
特定の重量ランクの被計量物がストック部に滞留した場合には、作業者は、組合せ秤40の操作設定表示部405に表示される各重量ランクS,M1,M2,Lに対応する滞留処理スイッチをオン操作する。また、滞留が解消したときには、作業者は、滞留処理スイッチをオフ操作する。
ステップn13では、滞留スイッチがオンされているか否かを判断し、オンされていないときには、ステップn16に移行する。
また、滞留スイッチがオンされているときには、その滞留スイッチに対応する重量ランクの被計量物がストック部に滞留しているので、その重量ランクの被計量物を組合せ演算に優先的に参加させて滞留を解消するために、次のように条件付の組合せ演算を行う。
すなわち、その滞留スイッチの重量ランクのストック部のグループに属する被計量物投入口401に対応する計量ホッパ403の計量室403a,403bの、被計量物が供給されている計量室403a,403bの1つを必ず含む組合せ演算を行う(ステップn14)。
例えば、重量ランクLに対応する滞留スイッチがオンされているときには、図1に示される重量ランクLのストック部30dに重量ランクLの被計量物が滞留しているので、そのストック部30dのグループDに属する被計量物投入口401に対応する計量ホッパ403の計量室403a,403bの、被計量物が供給されている計量室403a,403bの1つを必ず含む組合せ演算を行う。
この条件付の組合せ演算によって、組合せ重量が所定重量範囲となる組合せがあるか否か、すなわち、組合せが成立するか否かを判断し(ステップn15)、組合せが成立するときには、ステップn19に移行する。また、組合せが成立しないときには、ステップn16に移行し、条件のない通常の組合せ演算を行い、組合せ重量が所定重量範囲となる組合せがあるか否か、すなわち、組合せが成立するか否かを判断し(ステップn17)、組合せが成立しないときには、ステップn18に移行し、被計量物の入れ替え処理を行なってステップn11に戻る。この被計量物の入れ替え処理では、組合せが成立しない重量不良の被計量物を、集合コンベヤ404に排出し、後段装置とは逆方向に搬送して回収容器に搬出する、いわゆる、リジェクトを行う。
また、組合せが成立するときには、ステップn19に移行し、後段装置から排出命令信号が有るか否かを判断し、排出命令信号が有ると、組合せで選択された計量ホッパ403の計量室403a,403bの排出用のゲート403c,403dを開いて集合コンベヤ404へ被計量物を排出する計量ホッパ制御を行ってステップn11に戻る(ステップn20)。
このように特定の重量ランクの被計量物がストック部に滞留し、作業者が、対応する重量ランクの滞留処理スイッチをオンすると、その特定の重量ランクの被計量物を必ず含むという条件付の組合せ演算を行うので、特定の重量ランクの被計量物が組合せ演算で優先的に選択されることになり、これによって、特定の重量ランクの被計量物の滞留を解消することができる。
なお、本発明の他の実施形態として、上記ステップn15において、滞留スイッチがオンになっている重量ランクの被計量物を必ず1つ含む条件付の組合せ演算で、所定重量範囲の組合せがない、すなわち、組合せが成立しないのが、所定回数繰り返されるときには、その被計量物の重量を重量選別機20に送信し、重量選別機20では、その被計量物の重量に基づいて、その被計量物がランク外品となるように、境界重量値を修正するようにしてもよい。
(実施形態2)
図6は、本発明の他の実施形態に係る計量システムの概略平面図である。
この実施形態の計量システム60は、重量選別機20と、ストック部30と、半自動式の組合せ秤40とを備える。
この実施形態の重量選別機20では、被計量物を、その平均重量を中心値とし、平均重量よりも軽く平均重量に近い重量ランクM1と、平均重量よりも重く平均重量に近い重量ランクM2との2種類の重量ランクに振分けると共に、それ以外のランク外品をランク外品収容箱225に排出する。
重量選別機20は、計量コンベヤ220と、振分コンベヤ221と、振分アーム222a,222bと、重量ランク別の搬送コンベヤ223,224と、ランク外品収容箱225と、操作設定表示部226とを備える。振分コンベヤ221において振分アーム222aが実線位置にあるときは、被計量物は、計量コンベヤ220、振分コンベヤ221から搬送コンベヤ223に振り分けられ、振分アーム222aが破線位置でかつ振分アーム222bが実線位置にあるときは、被計量物は計量コンベヤ220、振分コンベヤ221から搬送コンベヤ224に振り分けられる。また、振分アーム222a,222bが共に破線位置にあるときは、被計量物は、計量コンベヤ220、振分コンベヤ221からランク外品収容箱225に排出される。
ストック部30は、重量選別機20の搬送コンベヤ223によって搬送される重量ランクM1の被計量物をストックするストック部301と、搬送コンベヤ224によって搬送される重量ランクM2の被計量物をストックするストック部302とを有する。
半自動式の組合せ秤40は、ストック部301にストックされる重量ランクM1の被計量物が載置されて計量される複数、この例では、6つの計量コンベヤ4251〜4256と、ストック部302にストックされる重量ランクM2の被計量物が載置されて計量される6つの計量コンベヤ4261〜4266と、組合せ演算によって選択された計量コンベヤ4251〜4256,4261〜4266から供給される被計量物を後段装置へ搬送する集合コンベヤ428と、操作設定表示部427とを備えている。
この組合せ秤40の計量コンベヤは、2つのストック部301,302にそれぞれ対応するように、すなわち、2段階の各重量ランクM1,M2に対応するように、計量コンベヤ4251〜4256と、計量コンベヤ4261〜4266との2つのグループに分けられている。
この実施形態の計量システム60においても、重量選別機20により被計量物は、計量コンベヤ220で計量されて重量ランクが判定され、振分コンベヤ221の振分アーム222a,222bによって、重量ランクM1,M2に対応する搬送コンベヤ223,224に振分けられ、ランク外品は、ランク外品収容箱225に排出される。
搬送コンベヤ223,224へ振分けられた重量ランクM1,M2の被計量物は、ストック部301,302にストックされる。作業者は、前記ストック部301にストックされる重量ランクM1の被計量物を、対応する計量コンベヤ4〜4上に載置し、ストック部302にストックされる重量ランクM2の被計量物を、対応する計量コンベヤ4〜4上に載置する。
組合せ秤40は、計量コンベヤ4〜4,4〜4上の被計量物の重量を計量し、計量した重量を種々に組合せ、これら組合せの中から組合せ重量が、所定重量範囲となる計量コンベヤの組合せを選択し、選択した計量コンベヤで被計量物を搬送して集合コンベヤ428に供給し、集合コンベヤ428は、供給された被計量物を後段装置へ搬送する。
被計量物を集合コンベヤ428に供給して空となった計量コンベヤ上に、作業者が、被計量物を載置する。
この実施形態においても、被計量物を、2種類の重量ランクM1,M2に選別すると共に、ランク外品を排除し、組合せ秤40には、重量ランクM1の被計量物と重量ランクM2の被計量物とが供給され、これら2種類の重量ランクM1,M2とを組合せた組合せ演算が行われることになり、従来例に比べて組合せ演算が成立し易くなり、計量処理に要する時間を短縮することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、被計量物を1個投入したけれども、1個に限らず、複数投入するようにしてもよい。
10,60 計量システム
20 重量選別機
201 搬入コンベヤ
202,220,4251〜4256,4261〜4266 計量コンベヤ
203.221 振分コンベヤ
204a〜204d,222a,222b 振分アーム
205a〜205d,223,224 搬送コンベヤ
30,30a〜30d,301,302 ストック部
40 半自動式組合せ秤
401 被計量物投入口
402 供給ホッパ
403 計量ホッパ

Claims (7)

  1. 被計量物を複数の重量ランクに選別して振分ける重量選別機と、複数の計量部を有し、かつ、各計量部に供給された被計量物の重量を組合せた組合せ重量が、所定重量範囲となる前記計量部の組合せを選択する組合せ演算を行って、選択した計量部から被計量物を排出する組合せ秤と、を備え、
    前記重量選別機で重量ランク別に振分けられた被計量物をそれぞれ搬送する複数の搬送コンベヤと、
    前記複数の搬送コンベヤの搬送終端からそれぞれ供給される前記重量ランク別の被計量物がそれぞれ溜められる複数のストック部を設け、
    前記組合せ秤は、前記複数の各ストック部の被計量物が前記組合せ秤の前記複数の計量部へ人手によって供給される半自動式の組合せ秤であり、
    前記複数の各ストック部は、前記重量ランク別の被計量物を、搬送することなく、それぞれ溜める、
    ことを特徴とする計量システム。
  2. 前記組合せ秤は、前記複数の計量部へ供給する前記被計量物が、人手によって投入される複数の投入口を備え
    前記複数の投入口は、前記複数の各ストック部に対応するようにグループ分けされる、
    請求項1に記載の計量システム。
  3. 前記組合せ秤は、前記複数の計量部が、人手によって供給される被計量物をそれぞれ計量すると共に、それぞれ搬送する複数の計量コンベヤからなり、
    前記複数の計量コンベヤは、前記複数の各ストック部に対応するようにグループ分けされる、
    請求項1に記載の計量システム。
  4. 前記組合せ秤は、前記組合せ演算の結果に基づいて、前記被計量物の平均重量を算出して前記重量選別機へ送信し、
    前記重量選別機は、受信した前記被計量物の平均重量に基づいて、前記複数の重量ランクに選別するための境界重量値を修正する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の計量システム。
  5. 前記組合せ秤は、前記ストック部に滞留している被計量物の滞留を解消するために操作される操作部を有し、前記組合せ秤は、前記滞留を解消するための前記操作部の操作に基づいて、前記ストック部に滞留している重量ランクの被計量物が供給される前記計量部を、優先的に選択する条件付の前記組合せ演算を行う、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の計量システム。
  6. 前記組合せ秤は、前記条件付の組合せ演算で組合せが成立しないときには、前記条件を解除した組合せ演算を行う、
    請求項5に記載の計量システム。
  7. 前記重量選別機は、前記複数の重量ランクの被計量物と前記重量ランク外の被計量物とに選別し、前記重量ランク外の被計量物を、前記複数のストック部以外に振分ける、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の計量システム。
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