JP4932599B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4932599B2
JP4932599B2 JP2007135583A JP2007135583A JP4932599B2 JP 4932599 B2 JP4932599 B2 JP 4932599B2 JP 2007135583 A JP2007135583 A JP 2007135583A JP 2007135583 A JP2007135583 A JP 2007135583A JP 4932599 B2 JP4932599 B2 JP 4932599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combination
article
articles
holding
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007135583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008292194A (ja
Inventor
和久 地村
三千雄 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP2007135583A priority Critical patent/JP4932599B2/ja
Publication of JP2008292194A publication Critical patent/JP2008292194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4932599B2 publication Critical patent/JP4932599B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、物品を定量計量するための組合せ計量装置に関する。
魚介類や農産物等の出荷工程では、物品を重量計量し、該計量済み物品を搬送手段に備えられる複数バケットに順次投入するとともに、該複数バケットに投入された物品の中から合計重量が目標重量範囲内となる物品の組合せを選択して、該選択された物品を収納したバケットが当該組合せの排出先を通過する際に物品を排出する組合せ計量装置が採用されている。かかる組合せ計量装置は、目標重量範囲に収まる組合せを選択することはもちろん、重量品質の確保や歩留りの向上の観点から、本来の目標重量値に最も近い重量値となる組合せを選択するように設定されている。
特開2002−068127号公報
しかしながら、本来の目標重量値に最も近い組合せを選択する精度重視の計量を行うと、排出先から離れた位置にあるバケットを選択する可能性があり、そのような選択がなされた場合には、当該組合せの物品がすべて排出されるまでに長時間を要する。そうした場合、組合せ計量装置全体としての稼働率が低下し、特に魚介類等の生鮮品については、バケット又は排出先での滞留時間が長くなり、鮮度が落ちるという不都合がある。
本発明は、物品を定量計量する組合せ計量装置において、稼働率向上と組合せ選択された物品の滞留時間の短縮を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、物品を重量計量する計量手段と、該計量済み物品を保持する複数の保持容器と、該複数の保持容器を循環させる循環手段と、前記複数の保持容器に保持される物品から、合計重量が目標重量範囲内となる組合せを選択する選択手段と、を備えてなり、該選択された組合せの物品を保持する保持容器が前記組合せの排出位置に達したときに、物品を排出する組合せ計量装置において、
前記選択手段は、全体として前記排出位置に最も近い位置にあり、かつ、最後尾の物品が前記排出位置に最も近い位置にある組合せを選択することを特徴とする組合せ計量装置を提供する。なお、本請求項における「物品」は、単一物品に限らず、複数物品の場合も含む。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の組合せ計量装置において、
前記選択手段は、前記排出位置に最も近い保持容器から順にナンバリングして、該ナンバリングした番号に基づいて前記組合せを選択することを特徴とする組合せ計量装置を提供する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の組合せ計量装置において、
前記選択手段は、先頭の物品と最後尾の物品とが最も近い位置にある組合せを選択することを特徴とする組合せ計量装置を提供する。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の組合せ計量装置において、
前記選択手段は、先頭の物品が前記排出位置に最も近い位置にある組合せを選択することを特徴とする組合せ計量装置を提供する。
本発明の請求項1記載の組合せ計量装置によれば、以下の優れた効果を奏する。全体として排出位置に最も近い位置にある組合せを選択するので、選択された物品を排出するまでの時間が全体的に短縮されて、装置全体としての稼働率を向上させることができるほか、物品が生鮮品である場合には、物品鮮度の低下を抑制することができる。さらに、最後尾の物品が排出位置に最も近い位置にある組合せを選択するので、物品排出の終了までの時間が短縮され、その結果、滞留による物品鮮度の低下を一層抑制することができる。
本発明の請求項2記載の組合せ計量装置によれば、請求項1に記載の組合せ計量装置が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏する。排出位置に最も近い保持容器から順にナンバリングした番号に基づいて組合せ選択するので、組合せ演算が簡易化されて、迅速に処理することができる。
本発明の請求項3記載の組合せ計量装置によれば、請求項1又は2に記載の組合せ計量装置が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏する。先頭の物品と最後尾の物品とが最も近い位置にある組合せを選択するので、物品排出の開始から終了までの時間が短縮され、その結果、排出位置での滞留による物品鮮度の低下を抑制することができる。
本発明の請求項4記載の組合せ計量装置によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の組合せ計量装置が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏する。先頭の物品が排出位置に最も近い位置にある組合せを選択するので、物品排出の開始までの時間が短縮され、その結果、保持容器での滞留による物品鮮度の低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る組合せ計量装置の正面図、図2は右側面図である。図3は、本実施形態に係る組合せ計量装置によって組合せ計量される前に選別される物品の重量ランクの内容を示す。
(組合せ計量装置1)
図1及び図2に示される組合せ計量装置1は、上流工程から順次搬入される物品Gを個別に重量計量する二台(複数)の計量手段2,2と、計量手段2,2による計量結果に基づいて、計量された個別物品を複数の所定重量ランクに選別し、選別された同一重量ランク内で合計重量が所定の目標重量範囲内となる複数物品を組合せ選択する制御部3(不図示)と、組合せ選択された複数物品を排出するために使用される複数の排出部41〜10と、計量済み物品を複数の保持容器51・・51(図中における符号表示は一部省略)で各個別に循環させ、組合せ選択された物品が複数の排出部41〜10のうち当該物品を排出すべき一の排出部4に対応する所定の排出位置に達したときに排出する二台(複数)の循環手段5,5と、を備えてなる。
本実施形態において、組合せ計量装置1に搬入される物品Gは鮭であって、計量手段2,2がこれらを一尾ずつ個別計量する。計量された鮭は、制御部3によって、図3に示される複数の重量ランク(等級3L,2L,L,3M,2M,M,3S,2S,Sの9ランク)のいずれかに選別され、同一重量ランクの鮭のみで合計重量が所定目標重量範囲内(10kg±α,±αは許容誤差)となる組合せが成立するように選択される。すなわち、同一重量ランク(例えば等級2L)の鮭について、その重量ランクに対応する尾数(等級2Lの場合は四尾)の組合せを生成し、その組合せの合計重量が所定目標重量範囲内になると判定される場合に、それらの鮭を組合せ選択する。組合せ選択された鮭は、それらを個別に保持する複数(等級2Lの場合は四個)の保持容器51・・51から、制御部3によって指定される一の排出部4へ排出させられ、そこで一旦まとめられて、さらに受箱Bへ排出させられる。作業者は、鮭が入れられた受箱Bを、空の受箱Bと交換に取り出して、取り出した受箱B内の鮭を出荷用包装箱に箱詰めし、その包装箱に等級表示を付与する。
(計量手段2,2
計量手段2,2は、供給コンベアC1及び取込コンベアC2によって連続的に搬入される物品Gを下流へ搬送しながら、それらの物品重量を個別計量する搬送計量コンベアである。また、計量手段2,2は、それぞれのコンベア終端側に備えられるタイミングシャッター21を介して、計量済みの物品Gを循環手段5,5の保持容器51・・51に個別供給するとともに、計量データ信号を制御部3に出力する。タイミングシャッター21は、底部に開閉するドア(不図示)を備えてなり、ドアを閉鎖しておくことで計量済みの物品Gを一旦保持し、空の保持容器51が下方を通過するタイミングでドアを開放して、物品Gを空の保持容器51に供給する。
(制御部3)
制御部3は、計量手段2,2からの計量データ信号に基づいて、計量済みの物品Gを前記所定の重量ランク(S,2S,3S,M,2M,3M,L,2L,3Lのいずれか)に選別するとともに、その重量ランク及び重量データを、当該計量済み物品Gが供給される保持容器51と関連付けて記憶する。また、制御部3は、選択手段として、循環手段5,5のいずれかに備えられる保持容器51に保持されており、かつ、未だ組合せ選択されていないすべての物品の中から、保持容器51と関連付けて記憶された重量ランク及び重量データに基づいて、同一重量ランクの物品のみで合計重量が上記所定目標重量範囲内となる組合せを随時選択し、その新たに組合せ選択される複数物品を、これらに先行して組合せ選択した複数物品の排出に使用する排出部以外の排出部4へ排出するように、循環手段5,5へ制御信号を出力する。
ここで、上記組合せ選択は、二台の循環手段5,5で循環させられるすべての物品Gを対象に行われるが、組合せ重量を所定目標重量範囲の基準値(10kg)等に近づける精度重視のものにするのではなく、全体として排出部4(排出位置)に最も近い位置にある組合せを選択することとしている。例えば、等級2Lの物品を組合せ選択する場合、図4に示されるように、組合せ選択の対象となる等級2Lの物品を保持する保持容器のみについて、排出位置となる排出部4に最も近い保持容器から順に1,2,3・・とナンバリングし、該ナンバリングした番号に基づいて、全体として排出部4に対応する排出位置に最も近い四つの物品(複数物品)を選択するものである。
より具体的に述べると、図4に示される(a)〜(a)のように、合計重量値が所定目標重量範囲内となる物品の組合せが複数成立する場合において、各組合せの保持容器51にナンバリングされた番号の合計値を比較し、その合計値が最も小さくなる物品の組合せを、全体として排出位置に最も近い組合せとして選択するものである。そのため、合計重量値が(a)10.08kg、(a)10.06kg、(a)10.03kgで、(a)の組合せが基準値10kgに対して最も近く、計量精度面で優れているが、保持容器51にナンバリングされた番号の合計値が(a)17〔=2+4+5+6〕、(a)20〔=3+4+6+7〕、(a)27〔=5+6+7+9〕であるため、ここでは(a)の組合せが選択されることになる。なお、上記(a)、(a)の組合せは、上記(a)の組合せと重複する物品Gがあるため、上記(a)の組合せが選択された時点でキャンセルされることになる。
ここで、ナンバリングされた番号の合計値が同じになる組合せが複数成立する場合には、先頭の物品と最後尾の物品が最も近い位置にある(先頭の物品の保持容器にナンバリングされた番号と、最後尾の物品の保持容器にナンバリングされた番号との差が最も小さくなる)組合せが選択される。さらに、先頭の物品と最後尾の物品が同じ近さになる組合せが複数成立する場合には、先頭の物品が排出位置に最も近い位置にある(先頭の物品の保持容器にナンバリングされた番号が最も小さくなる)組合せが選択される。
したがって、図5に示される(b)〜(b)のように、選択された物品の保持容器51にナンバリングされた番号の合計値がすべて同じ「17」になる場合には、先頭の物品の保持容器にナンバリングされた番号と、最後尾の物品の保持容器にナンバリングされた番号との差が最小値「6〔=7−1〕」であり、さらに先頭の物品の保持容器にナンバリングされた番号「1」が上記差の同じ他の組合せ(b)よりも小さい、組合せ(b)が選択されることになる。但し、上記組合せ(b)に対して、(b)のように、番号の合計値「17」、先頭番号と最後尾番号の差「7」、及び先頭番号「1」のすべてが同一となる組合せが存在する場合には、組合せ計量精度の良い組合せ(b)が選択される。
上記のとおり、制御部3は、所定目標重量範囲内に収まる組合せであれば、組合せ計量精度よりも、同一重量ランクの物品Gを保持する保持容器51に順にナンバリングした番号に基づく判断を優先させて選択を行う。すなわち、同一重量ランク内で合計重量が所定目標重量範囲となる複数物品の組合せが同時に二以上成立する場合には、その保持容器にナンバリングされた番号の合計値、先頭物品の保持容器と最後尾物品の保持容器の番号差、及び先頭物品の保持容器の番号の大小に関する判断に基づいて、いずれの組合せを排出させることにするかを決定し、上記判断基準で差がない場合には、従来と同様に、組合せ計量精度に基づいて排出する組合せを決定する。なお、図4及び図5では、説明の便宜上、同じ番号をナンバリングされる保持容器は一個ずつとしたが、本実施形態のように循環手段が複数存在して、横並びで同時進行する保持容器がある場合には、複数の保持容器に同じ番号をナンバリングして処理することになる。
(排出部41〜10
複数の排出部41〜10は、図1に示されるように、保持容器51の循環経路Rに沿って設けられており、図2に示されるように、搬送コンベア41と、搬送コンベア41の終端側に設けられるタイミングホッパ42と、を備えてなる。搬送コンベア41は、循環手段5,5の保持容器51から排出される物品Gを、図2に矢印で示される方向に搬送してタイミングホッパ42へ落下排出する。タイミングホッパ42は、上下開口した筒状のホッパ本体421と、ホッパ本体421の下部開口421aを閉鎖及び開放するゲート422と、を備えてなり、ゲート422で下部開口421aを閉鎖し、搬送コンベア41から順次排出される物品を、上部開口421bから受け入れてホッパ内に貯留する。
組合せ選択された複数物品のすべてがホッパ内に揃った時点で、ゲート422を作動させて下部開口421aを開放し、タイミングホッパ42の下方に置かれる受箱Bに落下排出する。なお、制御部3は、新たに組合せ選択された複数の物品Gを排出する一の排出部4を、使用されていない排出部の中から無作為に決定するのではなく、図1中の排出部41〜10において右側寄りのものから並び(4,4,4・・・)の順に高い優先順位を付けており、常に最も優先順位の高い排出部が使用されるように制御信号を生成する。
(循環手段5,5
循環手段5,5は、図1に示されるように、計量手段2で計量された物品Gを、複数の保持容器51・・51で各個別に受けて保持し、循環経路Rに沿って循環させる搬送コンベアであって、制御部3からの制御信号に基づき、組合せ選択された複数の物品Gを選択された排出部4に排出する。各保持容器51は、開放及び閉鎖可能な底部51aを備えてなり、計量済みの物品Gを計量手段2,2から受けるときには底部51aが閉鎖されており、組合せ選択された物品Gを保持する保持容器51が当該物品Gを排出すべき排出部4に対応する所定の排出位置に達したときには、底部51aが開放されて当該物品Gを排出部4に排出する。
(上記実施形態の作動)
上記実施形態に係る組合せ計量装置1の作動を説明する。組合せ計量装置1に搬入された物品Gは、計量手段2,2によって個別に重量計量されて、保持容器51により個別に保持される。この際、制御部3は、各保持容器51に保持される物品Gの重量ランクを選別するとともに、当該物品Gを保持する保持容器51と関連付けて物品Gの重量及び重量ランクを記憶する。また、制御部3は、複数設けられている排出部41〜10の中から、その時点で物品排出に使用されているものを除いて、組合せ選択する複数物品を排出する一の排出部4を決定し、その排出部4に対応する排出位置の手前にあって、同一重量ランク(例えば等級2L)の物品を保持する保持容器51に対して、その先頭から順に1,2,3・・とナンバリングする。
そして、制御部3は、上述したように、保持容器51にナンバリングした番号に基づいて、全体として最も排出位置に近い物品Gの組合せを随時選択する。そして、上記組合せ選択された複数物品を保持する保持容器51が上記選択された一の排出部4の上方に達したときに、当該保持容器51の底部51aを開放して物品Gを落下させる制御信号を循環手段5,5に出力する。これにより、組合せ選択された複数の物品Gは、選択された一の排出部4に順次排出され、それに対応するタイミングホッパ42にすべての物品が貯留された後、当該ホッパのゲート422の開放により、その下方に置かれる受箱Bへひとまとめに排出される。作業者は、空の受箱Bと交換に、組合せ選択された物品Gが投入された受箱Bを取り出して物品Gの箱詰め作業を行う。
(上記実施形態の特徴)
上記実施形態に係る組合せ計量装置1は、下記の特徴を有する。
第一に、制御部3(選択手段)が、複数の保持容器51・・51に保持される物品Gから、合計重量が所定目標重量範囲内となる組合せであって、全体として、対象となる排出部4に対応する排出位置に最も近い位置にある組合せを選択するという特徴を有する。これにより、組合せ選択が行われてから、物品を排出するまでの時間が全体的に短縮され、その結果として、装置全体としての稼働率を向上させることができるほか、生鮮品である物品Gの鮮度低下を抑制することができる。
第二に、制御部3は、排出位置に最も近い保持容器51から順にナンバリングして、そのナンバリングした番号に基づいて組合せを選択する、具体的には、保持容器51にナンバリングされた番号の合計値を比較し、その合計値が最も小さくなる物品の組合せを選択するという特徴を有する。これにより、排出位置に最も近い物品の組合せを選択するための組合せ演算が簡易化され、その結果、迅速に処理することができる。
第三に、制御部3は、先頭の物品と最後尾の物品とが最も近い位置にある組合せ、すなわち、先頭の物品の保持容器にナンバリングされた番号と、最後尾の物品の保持容器にナンバリングされた番号との差が最も小さくなる組合せを選択するという特徴を有する。これにより、物品排出の開始から終了までの時間が短縮され、その結果、排出位置での滞留による物品鮮度の低下を抑制することができる
第四に、制御部3は、先頭の物品が排出位置に最も近い位置にある組合せ、すなわち、先頭の物品の保持容器にナンバリングされた番号が最も小さくなる組合せを選択するという特徴を有する。これにより、組合せ選択から物品排出が開始されるまでの時間が短縮され、その結果、保持容器での滞留による物品鮮度の低下を抑制することができる。
(上記実施形態の変形例)
(1)上記実施形態では、図4及び図5に示されるように、同重量ランク(等級2L)の物品Gを保持する保持容器51を対象として、排出位置となる排出部4に最も近い保持容器51から順に1,2,3・・とナンバリングし、該ナンバリングされた保持容器51に保持される物品Gを組合せ選択することとしたが、これに限らず、保持する物品Gの重量ランクに関係なく、すべての保持容器を対象として、排出位置に最も近い容器から1,2,3・・とナンバリングし、それらの保持容器に保持される物品から、同重量ランクで、かつ、合計重量が所定目標重量範囲内となる物品の組合せを選択することとしても良い。
(2)上記実施形態及び上記変形例(1)では、二台の循環手段5,5で循環させられるすべての物品Gを対象に組合せ選択を行うこととしたが、組合せ選択の対象とする物品は、排出位置の手前から例えば10番目までの保持容器に保持される物品に限る等、範囲を限定することとしても良い。
(3)上記実施形態及び上記変形例(1)、(2)では、全体として排出位置に最も近い物品の組合せどうしが競合した場合、これに加えて、「先頭物品と最後尾物品が最も近い組合せを選択する」、及び「先頭物品が排出位置に近い組合せを選択する」という選択条件を、この順序で適用して、組合せを絞り込むこととしたが、選択条件の適用順序は必要に応じて入れ替えるようにしても良い。
(4)上記実施形態及び上記変形例(1)〜(3)において、上記選択条件に変えて、あるいは上記選択条件に加えて、「最後尾の物品が排出位置に最も近い位置にある組合せを選択する」、すなわち、「最後尾物品を保持する保持容器51にナンバリングされた番号が最も小さい組合せを選択する」という選択条件を適用することとしても良い。これにより、物品排出の終了までの時間が短縮され、その結果、滞留による物品鮮度の低下を一層抑制することができる効果が期待できるものである。なお、上記した、すべての選択条件を採用する必要はなく、必要に応じて採用する選択条件を適宜取捨選択しても良い。
(5)上記実施形態及び上記変形例(1)〜(4)では、物品Gを重量選別して、選別された重量ランク別に組合せ選択を行う組合せ計量装置について説明したが、重量選別をすることなく、所定目標重量範囲となる組合せ選択を行う組合せ計量装置としても良い。
(6)上記実施形態及び上記変形例(1)〜(5)では、物品Gを、保持容器51に各個別に保持することとしたが、一つの保持容器51に複数個の物品を保持することとしても良い。また、排出部4に排出されるすべての物品Gを組合せ選択の対象とする必要はなく、所定個数までは物品Gを組合せ選択することなく排出して、それらの重量を順次積算し、所定個数が排出された後、上記所定目標重量範囲から積算済み重量を差し引きした重量を組合せ選択の対象となる目標重量範囲とする等して、残りの物品について組合せ選択することとしても良い。
その他、本発明の組合せ計量装置は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本実施形態に係る組合せ計量装置の正面図。 本実施形態に係る組合せ計量装置の右側面図。 本実施形態において選別される物品(鮭)の重量ランクの内容を示す図。 本実施形態に係る組合せ計量装置の組合せ選択について説明する図。 本実施形態に係る組合せ計量装置の組合せ選択について説明する別の図。
1 組合せ計量装置
,2 計量手段
1〜10 排出部
,5 循環手段
51 保持容器

Claims (4)

  1. 物品を重量計量する計量手段と、
    該計量済み物品を保持する複数の保持容器と、
    該複数の保持容器を循環させる循環手段と、
    前記複数の保持容器に保持される物品から、合計重量が目標重量範囲内となる組合せを選択する選択手段と、を備えてなり、
    該選択された組合せの物品を保持する保持容器が前記組合せの排出位置に達したときに、物品を排出する組合せ計量装置において、
    前記選択手段は、全体として前記排出位置に最も近い位置にあり、かつ、最後尾の物品が前記排出位置に最も近い位置にある組合せを選択することを特徴とする組合せ計量装置。
  2. 請求項1記載の組合せ計量装置において、
    前記選択手段は、前記排出位置に最も近い保持容器から順にナンバリングして、該ナンバリングした番号に基づいて前記組合せを選択することを特徴とする組合せ計量装置。
  3. 請求項1又は2記載の組合せ計量装置において、
    前記選択手段は、先頭の物品と最後尾の物品とが最も近い位置にある組合せを選択することを特徴とする組合せ計量装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の組合せ計量装置において、
    前記選択手段は、先頭の物品が前記排出位置に最も近い位置にある組合せを選択することを特徴とする組合せ計量装置。
JP2007135583A 2007-05-22 2007-05-22 組合せ計量装置 Expired - Fee Related JP4932599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007135583A JP4932599B2 (ja) 2007-05-22 2007-05-22 組合せ計量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007135583A JP4932599B2 (ja) 2007-05-22 2007-05-22 組合せ計量装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008292194A JP2008292194A (ja) 2008-12-04
JP4932599B2 true JP4932599B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=40167084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007135583A Expired - Fee Related JP4932599B2 (ja) 2007-05-22 2007-05-22 組合せ計量装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4932599B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5894477B2 (ja) * 2012-03-19 2016-03-30 株式会社イシダ 組合せ計量装置
JP2014134407A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤
WO2017070663A1 (en) 2015-10-23 2017-04-27 Gen-Probe Incorporated Systems and methods for reading machine-readable marks on racks and receptacles
JP6680387B1 (ja) * 2019-04-25 2020-04-15 株式会社デンソーウェーブ ロボットの制御システム,ロボットの制御方法及び制御プログラム
JP7268628B2 (ja) * 2020-03-18 2023-05-08 株式会社デンソーウェーブ ロボットの制御システム,ロボットの制御方法及び制御プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2630368B2 (ja) * 1994-07-18 1997-07-16 株式会社コンテック 計量装置
JP4466982B2 (ja) * 2000-09-06 2010-05-26 株式会社前川製作所 自動計量組合せ方法とその装置
JP4034097B2 (ja) * 2002-03-20 2008-01-16 株式会社イシダ 循環式組合せ計量装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008292194A (ja) 2008-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4932599B2 (ja) 組合せ計量装置
JP4921463B2 (ja) 計量装置
JP6062209B2 (ja) 計量システム
KR101985728B1 (ko) 농산물 선별장치의 포장 중량 제어시스템
WO2020184633A1 (ja) 組合せ計量システム、組合せ計量方法及び組合せ計量プログラム
JP3657032B2 (ja) 選別組合せ装置
JP6164921B2 (ja) 重量選別機及び充填計量システム
KR102427602B1 (ko) 중량선별 배제장치
JP7429944B2 (ja) タイミングホッパおよび組合せ計量装置
JP2008309538A (ja) 組合せ計量装置
JP6616912B2 (ja) 計量包装システム
JP5897949B2 (ja) 選別組合せ装置
JP2017533425A (ja) 農産物を計量小分けして包装する装置
JP5985093B2 (ja) 選別組合せ装置
JP2008304294A (ja) 重量選別組合せ計量装置
KR20190038520A (ko) 농산물 선별장치의 포장 중량 제어시스템
JP5944075B2 (ja) 選別組合せ装置
JP3544738B2 (ja) 選別組合せ秤
JP2003156383A (ja) 組合せ計量装置
JP2005193121A (ja) 選別計量システム
JP5760420B2 (ja) 物品の仕分け収納設備
JP2022140126A (ja) 物品搬送装置、及び組合せ計量装置
JP2009025016A (ja) 計量装置
JP2017132514A (ja) 計量包装検査システム
JP2009052888A (ja) 計量装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4932599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees