JP2017132514A - 計量包装検査システム - Google Patents

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【課題】重量選別機2で物品の重量を計量して選別し、選別された物品が、重量選別機2から包装機7へ順次供給され、包装機7で複数個の物品を包装し、包装品の重量を検査する計量包装検査システム1において、重量検査装置8で正確な検査を行えるようにする。【解決手段】重量検査装置8は、計量した包装品の重量が、許容重量範囲内であるか否かを検査するものであって、重量選別機2によって計量されて選別された良品の物品の重量データを取得し、取得した重量データに基づいて、前記許容重量範囲を規定するようにしている。【選択図】図1

Description

本発明は、重量選別機で計量選別した小袋等の物品を包装機へ供給し、該包装機で複数個の物品を大袋等の包装品に包装し、包装品の重量を検査する計量包装検査システムに関する。
特許文献1には、物品の重量を計量して所定重量範囲の物品を選別し、選別した物品を箱詰め包装する箱詰め装置が記載されている。
この箱詰め装置は、複数の物品を複数列に整列させて複数の計量部にそれぞれ供給し、複数の計量部で物品をそれぞれ計量して物品の重量が所定重量範囲内であるか否かをそれぞれ判定し、複数の計量部にそれぞれ対応する複数の振分け部で所定重量範囲外の物品をそれぞれ排除し、複数の振分け部にそれぞれ対応する複数のカットゲート部で所定重量範囲内の物品を通過させ、通過した物品を集合させて包装箱へ投入して箱詰めするようにしている。
特許文献2には、組合せ秤によって組合せ計量された複数個の物品を、組合せ秤の下方に配置された包装機へ投入して包装機で袋詰めし、袋詰めした包装袋の重量を重量選別機で検査する計量包装検査システムが開示されている。
特開2008−302938号公報 特開2012−98162号公報
上記特許文献1は、箱詰めした包装品の重量の検査については、全く開示されておらず、また、物品を複数列に整列させて供給するものであって、複数の各列にそれぞれ対応させて、計量部、振分け部、カットゲート部を複数設ける必要があり、複数の各列に対応して実質的に複数の重量選別機を設けるものであり、構成が複雑になる。
一方、上記特許文献2は、包装機で袋詰めした包装袋の重量を単一の重量選別機で検査するものであるが、袋詰めされる個々の物品は、組合せ秤で組合せ計量されものであって、個々の物品の重量を重量選別機で計量して物品を選別するものではなく、また、袋詰めされる複数個の物品は、組合せ秤のホッパから包装機へ一括して投入されるものであって、重量選別された物品が、包装機へ順次供給されるものではない。
このように特許文献1及び特許文献2は、重量選別機で物品の重量を計量して選別し、重量選別された物品が、重量選別機から包装機へ順次供給され、包装機で複数個の物品を包装し、包装した包装品の重量を検査する計量包装検査システムではない。
かかる計量包装検査システムとして、重量選別機で、例えば小袋の重量を計量して良品の小袋を選別し、選別した良品の小袋を包装機へ順次供給し、包装機では、供給された良品の小袋の所定個数を大袋に包装し、この大袋の重量を重量検査装置で検査するシステムがある。
この場合、重量検査装置では、大袋の重量を計量し、大袋の重量が、許容重量範囲内にあるときには、大袋に前記所定個数の小袋が収納された良品であると判定し、許容重量範囲未満であるときには、所定個数に満たない小袋が収納された不良品(欠品)と判定し、許容重量範囲を超えるときには、所定個数を上回る小袋が収納された不良品(過量品)と判定する。
すなわち、重量検査装置では、大袋の重量を検査することによって、大袋に所定個数の小袋が過不足なく収納されているか否かを検査している。
前記許容重量範囲は、基準値、上限許容値及び下限許容値に基づいて、(基準値−下限許容値)以上、(基準値+上限許容値)以下に規定される。
従来、基準値、上限許容値及び下限許容値は、重量検査装置に設定される。基準値については、例えば、実際に計量される大袋の重量値の平均重量値になるように、補正される場合もある。
しかしながら、大袋に包装される小袋の重量のばらつきが大きく、その重量が急に変化するような場合には、大袋に前記所定個数の小袋が収納されている良品であっても、その重量が許容重量範囲外となって欠品あるいは過量品と判定される場合がある。
本発明は、上記のような点に鑑みて為されたものであって、重量選別機で物品の重量を計量して選別し、選別された物品が、重量選別機から包装機へ順次供給され、包装機で複数個の物品を包装し、包装品の重量を検査する計量包装検査システムにおいて、重量検査装置によって包装品に物品が過不足なく収納されているか否かを正確に検査できるようにすることを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明では、次のように構成している。
(1)本発明の計量包装検査システムは、物品の重量を計量して良品と不良品とに選別する重量選別機と、前記重量選別機で選別された良品の物品が順次供給されると共に、供給される良品の物品の複数個を包装する包装機と、前記包装機で包装された包装品の重量を計量して検査する重量検査装置とを備える計量包装検査システムであって、前記重量検査装置は、計量した前記包装品の重量が、許容重量範囲内であるか否かを検査するものであり、前記重量検査装置は、前記重量選別機によって計量されて選別された前記良品の物品の重量データを取得し、取得した前記重量データに基づいて、前記許容重量範囲を規定する。
本発明によると、包装機は、重量選別機で選別されて順次供給される良品の物品の複数個を包装して包装品を製造し、重量検査装置は、重量選別機で実際に計量されて良品として選別された物品の重量データを取得し、取得した重量データに基づいて、包装品を検査するための許容重量範囲を規定するので、良品の物品の重量のばらつきが大きかったり、良品の物品の重量が急に変化するような場合には、重量検査装置は、その大きなばらつきの物品の重量や急に変化した物品の重量を、重量データとして取得することができ、その重量データに基づいて、包装品を検査するための許容重量範囲を規定することができる。
これによって、重量検査装置は、良品の物品の重量が大きくばらついたり、その重量が急に変化したときには、それに応じた許容重量範囲を規定することができるので、良品の物品の重量のばらつきや急な変化の影響を受けることなく、包装品に、所定個数の物品が過不足なく収納されているか否かを正確に検査することができる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記重量データは、前記重量選別機によって計量されて選別された前記良品の物品の重量値を、前記包装機で包装される物品の個数分積算した積算重量値である。
この実施態様によると、重量データは、重量選別機によって選別された良品の物品の重量値を包装機で包装される物品の個数分積算した積算重量値であるので、複数個の良品の物品を包装した包装品の重量に対応したものとなり、重量データに基づいて規定される許容重量範囲が、包装品の重量に対応したものとなる。
(3)本発明の他の実施態様では、前記重量選別機と前記包装機との間には、前記重量選別機から順次供給される前記良品の物品を、貯留することなく前記包装機へ順次供給する搬送手段が設けられる。
この実施態様によると、重量選別機から順次供給される良品の物品は、搬送手段によって、貯留されることなく包装機へ順次供給されるので、例えば、上記特許文献1や上記特許文献2のような物品を一旦貯留するホッパ等の貯留槽を必要とせず、したがって、ホッパ等の貯留槽の底部のゲートの開閉によって、物品がゲートに噛み込まれて包装機へ物品が供給されないといった不具合もない。
(4)本発明の他の実施態様では、前記物品が一次包装品であり、前記包装機は、複数個の前記一次包装品を二次包装品に包装するものである。
この実施態様によると、物品を袋詰めや箱詰めして一次包装品とし、この一次包装品の複数個を袋詰めや箱詰めして二次包装品を製造するのに好適である。とする
(5)本発明の好ましい実施態様では、前記一次包装品が小袋であり、前記二次包装品が大袋である。
この実施態様によると、大袋に所定個数の小袋が過不足なく収納されているか否かを正確に検査することができる。
本発明によると、重量検査装置は、重量選別機で実際に計量されて良品として選別された物品の重量データを取得し、取得した重量データに基づいて、包装品を検査するための許容重量範囲を規定するので、良品の物品の重量が大きくばらついたり、その重量が急に変化したようなときにも、それに応じた許容重量範囲を規定することができるので、良品の物品の重量のばらつきや急な変化の影響を受けることなく、包装品に、所定個数の物品が過不足なく収納されているか否かを正確に検査することができる。
本発明の一実施形態に係る計量包装検査システムの概略構成を示す平面図である。 図1の計量包装検査システムの要部のブロック図である。 図2の制御装置の動作説明のためのフローチャートである。 図3の詳細を示すフローチャートである。 図3の詳細を示すフローチャートである。 図3の詳細を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る計量包装検査システムの概略構成を示す平面図である。
この実施形態の計量包装検査システム1は、矢符A方向へ搬送される物品、例えば、小袋(図示せず)の重量を計量して良品と不良品とに選別する重量選別機2と、この重量選別機2で良品として選別された小袋の搬送路を切換えるように振分ける搬送路切換用振分装置5と、この搬送路切換用振分装置5によって振分けられた小袋を矢符B方向へ搬送して包装機7へ供給する搬送装置6と、搬送装置6から供給される小袋を、所定個数毎に袋詰めして包装品である大袋(図示せず)として搬出する前記包装機7と、この包装機7から矢符C方向へ搬出される大袋の重量を検査する重量検査装置8と、検査結果に応じて大袋を振分ける包装品振分装置15とを備えている。
重量選別機2は、送込みコンベヤ21と、ロードセル等からなる重量センサ(図示せず)により支持された計量コンベヤ22と、計量結果に応じて小袋を良品と不良品とに振分ける物品振分装置23と、計量コンベヤ22に送り込まれる小袋を検出する物品検出器24と、重量選別機2の運転開始・停止や各種の運転パラメータの設定表示などを行う操作設定表示器25とを備えている。物品振分装置23は、振分コンベヤ26と、不良品である過量品及び軽量品を搬送経路外へ排出するための一対の振分アーム27a,27bとを備えている。物品検出器24は、例えば、投光器及び受光器を有する光電センサ等からなり、計量コンベヤ22へ送り込まれる小袋を検出する。
この重量選別機2は、送込みコンベヤ21によって、選別対象である小袋を1個ずつ計量コンベヤ22へ順次送り込み、計量コンベヤ22では、物品検出器24による小袋検出のタイミングに基づいて、送り込まれた小袋を搬送しながらその重量を計量し、計量結果に応じて物品振分装置23によって、小袋を振分ける。物品振分装置23では、計量コンベヤ22によって計量された小袋の重量が、適量重量範囲内の良品であるときには、振分アーム27a,27bを作動させることなく、搬送方向の下流側の搬送路切換用振分装置5へ搬送し、前記適量重量範囲を上回る不良品(過量品)、または、前記適量重量範囲を下回る不良品(軽量品)であるときには、振分アーム27aまたは振分アーム27bを、矢符で示すようにそれぞれ回動させることによって、振分コンベヤ26上の小袋を、搬送経路外へ排出する。
搬送装置6は、搬送路切換用振分装置5によって振分けられる良品の小袋を、包装機7へそれぞれ搬送するベルトコンベヤからなる第1,第2搬送コンベヤ3,4を備えており、各搬送コンベヤ3,4は、後述のように、搬送速度が第1搬送速度と、それより高速の第2搬送速度とに切換え制御される。
搬送路切換用振分装置5は、小袋の搬出方向(図1の右方向)に向かって先下がり傾斜した振分シュートを、第1傾斜状態と、第1傾斜状態よりも先下がり傾斜した第2傾斜状態とに切換えるスイング式の振分装置である。この搬送路切換用振分装置5は、物品振分装置23から供給される良品の小袋を、図1に示す第1傾斜状態で第2搬送コンベヤ4に1個ずつ供給し、第2傾斜状態で第1搬送コンベヤ3に1個ずつ供給する。この搬送路切換用振分装置5は、後述のように、重量選別機2から供給される良品の小袋を所定個数毎に、第1搬送コンベヤ3または第2搬送コンベヤ4に交互に振分ける。
この実施形態では、搬送路切換用振分装置5及び搬送装置6によって、重量選別機2から順次供給される良品の小袋を、貯留することなく包装機7へ順次供給する搬送手段が構成される。
各搬送コンベヤ3,4の各搬送終端は、小袋を包装機7へ投入するための集合シュート71の上方に位置している。各搬送コンベヤ3,4によって搬送された小袋は、集合シュート71を介して包装機7に落下投入され、包装機7によって所定個数毎に大袋に袋詰め包装されて搬出される。
この包装機7では、所定個数の小袋が投入される度に、それらを大袋に袋詰めするために、すなわち、所定個数の小袋を包材に収納した状態にシールするために、一定のシール時間が必要である。
包装機7から搬出された大袋の重量を検査する重量検査装置8は、ロードセル等からなる重量センサ(図示せず)により支持された計量コンベヤ16と、計量コンベヤ16に順次送り込まれる大袋を検出する包装品検出器17と、重量検査装置8の運転開始・停止や各種の運転パラメータの設定表示などを行う操作設定表示器18とを備えている。
検査結果に応じて大袋を振分ける包装品振分装置15は、振分コンベヤ19と、不良品を搬送経路外へ排出するためのプッシャー20とを備えるプッシャー式の振分装置である。包装品検出器17は、例えば、投光器及び受光器を有する光電センサ等からなり、計量コンベヤ16へ送り込まれる大袋を検出する。
重量検査装置8は、搬送コンベヤ9よって1個ずつ大袋を計量コンベヤ16へ順次送り込み、計量コンベヤ16では、包装品検出器17による大袋検出のタイミングに基づいて、大袋を搬送しながらその重量を計量し、許容重量範囲内の良品であるか否かを検査する。包装品振分装置15は、良品であるときには、プッシャー20を作動させることなく、包装品振分装置15の下流側へ良品として搬送し、許容重量範囲外の不良品であるときには、プッシャー20を振分コンベヤ19上に進出させて大袋を搬送経路外に押出して排出する。
この実施形態では、重量検査装置8は、計量した大袋の重量が、許容重量範囲内にあるときには、大袋に前記所定個数の小袋が収納された良品であると判定し、許容重量範囲未満であるときには、所定個数に満たない小袋が収納された不良品(欠品)と判定し、許容重量範囲を超えるときには、所定個数を上回る小袋が収納された不良品(過量品)と判定し、包装品振分装置15を制御して、不良品である欠品及び過量品を搬送経路外へ排出する。
図2は、図1の計量包装検査システムの要部のブロック図であり、図1に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
重量選別機2は、重量選別機制御部28を備えており、この重量選別機制御部28は、送込みコンベヤ21、計量コンベヤ22、振分コンベヤ26及び振分アーム27a,27b等の各部を制御する。重量選別機制御部28は、上記のように物品検出器24による小袋検出のタイミングに基づいて、計量コンベヤ22によって小袋の重量を計量して良否を判定し、不良品であるときには、振分アーム27a,27bを制御して搬送経路外へ排出する。
重量検査装置8は、重量検査装置制御部87を備えており、この重量検査装置制御部87は、計量コンベヤ16、振分コンベヤ19及びプッシャー20等の各部を制御する。この重量検査装置制御部87は、上記のように包装品検出器17による大袋検出のタイミングに基づいて、計量コンベヤ16によって大袋の重量を計量して良否を判定し、不良品であるときには、プッシャー20を制御して搬送経路外へ排出する。
この実施形態では、計量包装検査システム1の全体を制御する制御装置10を備えている。この制御装置10は、搬送路切換用振分装置5及び搬送装置6等を制御するための各種設定や表示を行う操作設定表示部31と、搬送装置6の第1,第2搬送コンベヤ3,4及び搬送コンベヤ9を駆動する第1〜第3モータ駆動部11〜13と、これらモータ駆動部11〜13及び搬送路切換用振分装置5を制御すると共に、重量選別機制御部28、重量検査装置制御部87及び包装機7と通信可能な制御部14とを備えている。すなわち、制御装置10の制御部14は、重量選別機2の重量選別機制御部28、重量検査装置8の重量検査装置制御部87、および、包装機7の制御部と、例えば、LANによって通信可能に接続されている。
制御装置10には、重量選別機2によって、小袋が計量されて良品と判定される度に、重量選別機制御部28から良品の小袋の重量値が重量信号として送信され、これによって、制御装置10は、重量選別機2によって選別された良品の小袋の個数及び各小袋の重量値を取得する。
制御装置10は、後述のように、良品の小袋の重量値を、包装機7で大袋として包装する小袋の個数である前記所定個数になるまで積算して、大袋に対応する小袋の積算重量値を算出する。制御装置10は、重量検査装置8へ送り込まれる大袋を検出する包装品検出器17の検出出力に基づいて、前記積算重量値を、対応する大袋が重量検査装置8へ送り込まれるタイミングに対応させて、重量検査装置8の重量検査装置制御部87へ良否を判定するための上記許容重量範囲を規定するための基準値として送信する。
すなわち、制御装置10は、包装機7で大袋として包装する包装単位毎に、良品の小袋の所定個数分の積算重量値を、重量検査装置8へ送り込まれる積算重量値に対応する大袋のタイミングに合わせて、許容重量範囲を規定するための基準値として送信する。
また、制御装置10は、重量選別機制御部28から送信される良品の小袋の個数が、包装機7で大袋として包装する包装単位である所定個数になる度に、その所定個数の小袋の包装機7への供給が完了するタイミングで、包装機7に対して供給完了信号を送信する。
この実施形態の重量検査装置8では、大袋の重量を計量し、大袋の重量が、許容重量範囲内にあるときには、大袋に所定個数の小袋が収納された良品であると判定し、許容重量範囲未満であるときには、所定個数に満たない小袋が収納された不良品(欠品)と判定し、許容重量範囲を超えるときには、所定個数を上回る小袋が収納された不良品(過量品)と判定する。
すなわち、重量検査装置8では、大袋の重量を検査することによって、大袋に所定個数の小袋が過不足なく収納されているか否かを検査する。
前記許容重量範囲は、基準値、上限許容値及び下限許容値に基づいて、(基準値−下限許容値)以上、(基準値+上限許容値)以下に規定される。
この実施形態では、大袋に包装される小袋の重量のばらつきが大きく、その重量が急に変化するような場合にも、大袋に所定個数の小袋が過不足なく収納されているか否かを正確に検査できるように、次のように構成している。
すなわち、制御装置10には、上記のように、重量選別機2によって、小袋が計量されて良品と判定される度に、重量選別機制御部28から良品の小袋の重量値が重量信号として送信され、これによって、制御装置10は、重量選別機2によって選別された良品の小袋の個数及び各小袋の重量値を取得する。
制御装置10は、取得した良品の小袋の重量値を、包装機7で大袋に袋詰めされる前記所定個数分積算する。制御装置10には、重量選別機2で良品として選別された所定個数となる小袋が、包装機7へ供給され、包装機7で所定個数分の小袋が纏められて大袋に包装され、その大袋が、包装品検出器17によって検出されるまでに、小袋何個分のずれがあるか、すなわち、重量選別機2で良品として選別された所定個数となる小袋が重量選別機2から搬送路切換用振分装置5へ供給される時点で、搬送路切換用振分装置5と包装品検出器17との間に、何個の小袋が存在するかが、記憶されている。したがって、制御装置10は、大袋を検出する包装品検出器17の検出出力に基づいて、小袋の重量値を所定個数分積算した積算重量値と、包装品検出器17によって検出される大袋とを対応させることができる。
制御装置10は、良品の小袋の重量値を所定個数分積算した積算重量値を、重量検査装置8へ送り込まれる大袋を検出する包装品検出器17の検出出力に基づいて、積算重量値に対応する大袋が重量検査装置8へ送り込まれるタイミングで、重量検査装置8の重量検査装置制御部87へ許容重量範囲を規定するための基準値として送信する。
このため制御装置10の制御部14では、所定個数分の積算重量値が算出される度に、各積算重量値をシフトメモリに格納して順次シフトさせる。そして、重量検査装置8へ送り込まれる大袋を検出する包装品検出器17の検出出力に基づいて、積算重量値に対応する大袋が、重量検査装置8に送込まれるタイミングに合わせて、積算重量値を、許容重量範囲を規定するための基準値として送信する。
このように制御装置10は、包装機7で大袋として包装する包装単位毎に、良品の小袋の所定個数分の積算重量値を、重量検査装置8へ送り込まれる大袋のタイミングに同期させて、許容重量範囲を規定するための基準値として順次送信する。
重量検査装置8は、順次送信される重量データとしての基準値を受信して取得し、取得した基準値に、一つの大袋を構成する包材の重量(風袋重量)を加算した値を、修正基準値とし、下限許容値及び上限許容値を用いて、大袋の許容重量範囲を、(修正基準値−下限許容値)以上で、(修正基準値+上限許容値)以下の範囲とする。下限許容値及び上限許容値は、例えば、大袋の正規の重量の1/2としてもよい。
重量検査装置8では、包装機7から順次供給される大袋の重量を計量し、大袋の重量が、制御装置10から順次送られる前記基準値に基づく前記許容重量範囲内であるか否か、すなわち、所定個数の小袋が収納された良品であるか否かを判定し、良品でないときには、包装品振分装置15によって排除する。
このように重量検査装置8では、重量選別機2で実際に計量した小袋の重量値の所定個数分の積算重量値(基準値)に基づいて、許容重量範囲を規定し、この許容重量範囲によって積算重量値に対応する大袋の重量が、許容重量範囲内であるか否かを判定して検査するので、小袋の重量がばらついたり、小袋の重量が急に変化しても、それに応じて許容重量範囲が変化するので、小袋の重量のばらつきや急な変化の影響を受けることなく、重量検査装置8では、大袋に所定個数の小袋が過不足なく収納されているか否かを正確に検査することができる。
上記のように、包装機7は、良品の小袋が所定個数投入される度に、それらを大袋に包装するために一定のシール時間が必要である。
したがって、包装機7に供給される小袋の個数が所定個数に達した後、前記シール時間が経過するまでは、次の小袋が包装機7へ供給されないようにする必要がある。
このため、包装機7へ供給する小袋の時間間隔が、前記シール時間に対応する間隔以上となるように、包装機7への供給速度を落とすことが考えられるが、この場合、包装機7に供給される小袋の個数が、前記所定個数に達する前、したがって、包装を行う必要がなく、シール時間の必要がない期間においても、包装機7への小袋の供給の時間間隔がシール時間以上となり、包装機7の本来の包装能力を損なうことになる。
このため、包装機7の前段に、ホッパ等の貯留槽を設け、搬送装置6によって搬送される小袋を一旦貯留槽へ貯留し、所定個数の小袋が貯留される度に、貯留槽の底部のゲートを開閉して、所定個数の小袋を纏めて包装機7に供給することが考えられる。
しかしながら、ホッパ等の貯留槽は、底部のゲートを開閉して小袋を包装機7へ供給するものであるために、ゲートの開閉の際に、小袋を噛み込む場合があり、包装機7へ所定個数の小袋を安定して供給できないという課題がある。
そこで、本実施形態では、包装機7の包装能力を損なうことなく、かつ、包装機7の前段に所定個数の小袋を貯留するための貯留槽を設けることなく、大袋に包装するためのシール時間を確保できるようにするために、次のように構成している。
すなわち、この実施形態では、制御装置10の操作設定表示部31を操作して、搬送装置6の第1,第2搬送コンベヤ3,4に供給される小袋の個数値として、包装機7で大袋に包装する小袋の個数である上記所定個数を、設定個数として予め設定する。この設定個数は、包装機7で1回に包装する小袋の個数であり、包装単位となる小袋の個数である。
制御装置10は、図1に示される搬送路切換用振分装置5を制御することによって、重量選別機2の物品振分装置23から1個ずつ供給される良品の小袋を、第1,第2搬送コンベヤ3,4の内の一方の搬送コンベヤ3(または4)へ1個ずつ供給し、供給した小袋の個数が、前記設定個数に達すると、搬送路を切換えて他方の搬送コンベヤ4(または3)へ小袋を1個ずつ供給し、供給した小袋の個数が、再び設定個数に達すると、搬送路を切換えて、再び、一方の搬送コンベヤ3(または4)へ小袋を1個ずつ供給する。すなわち、制御装置10は、搬送路切換用振分装置5を制御して、重量選別機2から供給される良品の小袋を設定個数毎、すなわち、包装単位毎に、第1搬送コンベヤ3または第2搬送コンベヤ4に交互に振分ける。なお、各搬送コンベヤ3,4の一方の搬送コンベヤ3(または4)へ設定個数の小袋の供給を完了した時点で、一方の搬送コンベヤ3(または4)上には、搬送中の設定個数全ての小袋が存在してもよいし、先行する一部の小袋が、既に包装機7に投入され、一部の小袋が存在していなくてもよい。
設定個数をN個(Nは自然数)とすると、搬送路切換用振分装置5によって包装単位であるN個毎に第1,第2搬送コンベヤ3,4に交互に振分けられ、N個からなる最初の包装単位の小袋群は、第1,第2搬送コンベヤ3,4の一方の搬送コンベヤ3(または4)に振分けられ、N個からなる次の包装単位の小袋群は、他方の搬送コンベヤ4(または3)に振分けられる。
これによって、各搬送コンベヤ3,4は、設定個数であるN個からなる包装単位の小袋群を、交互に包装機7へ供給する。
更に、制御装置10は、搬送路切換用振分装置5によって第1,第2搬送コンベヤ3,4に供給する小袋の個数に基づいて、第1,第2搬送コンベヤ3,4の搬送速度を、第1搬送速度とこの第1搬送速度よりも高速の第2搬送速度とに切換え制御する。
具体的には、制御装置10は、一方の搬送コンベヤ3(または4)へ包装単位である設定個数の小袋を供給する場合に、供給する小袋の個数が、前記設定個数に達する前は、一方の搬送コンベヤ3(または4)の搬送速度を第1搬送速度とし、供給する小袋の個数が前記設定個数に達すると、すなわち、設定個数となる最後の小袋が、一方の搬送コンベヤ3(または4)に供給されると、その搬送速度を、第1搬送速度よりも高速の第2搬送速度に切換え、小袋を一気に包装機7へ供給する。制御装置10は、一定時間に亘る第2搬送速度による小袋の搬送によって、設定個数の小袋の包装機7への供給が完了した後、一方の搬送コンベヤ3(または4)の搬送速度を、再び第1搬送速度に戻す。このとき、制御装置10は、上記のように包装機7に供給完了信号を送信する。
前記一方の搬送コンベヤ3(または4)へ供給する小袋の個数が、前記設定個数に達すると、上記のように搬送路切換用振分装置5によって小袋を供給する搬送コンベヤが切換えられて、他方の搬送コンベヤ4(または3)への小袋の供給が開始される。このとき、他方の搬送コンベヤ4(または3)の搬送速度は、第1搬送速度となっている。
この他方の搬送コンベヤ4(または3)へ供給する小袋の個数が、前記設定個数に達する前は、その搬送速度は、第1搬送速度のままとし、供給する小袋の個数が前記設定個数に達すると、他方の搬送コンベヤ4(または3)の搬送速度を、第1搬送速度よりも高速の第2搬送速度に切換え、他方の搬送コンベヤ4(または3)上の小袋を、高速で包装機7へ供給した後、再び、第1搬送速度に戻す。
このように各搬送コンベヤ3,4は、各搬送コンベヤ3,4に供給される小袋の個数が設定個数になる前は、その搬送速度を第1搬送速度とし、各搬送コンベヤ3,4に供給される小袋の個数が設定個数に達すると、第1搬送速度よりも高速の第2搬送速度に切換えて一気に設定個数の小袋を包装機7へ供給するので、小袋の搬送間隔を広くすることができる。
上記のように設定個数をN個とすると、一方の搬送コンベヤ3(または4)に供給されるN個からなる包装単位の第1小袋群の1個目からN個目までの小袋の搬送間隔は、第1搬送速度に対応する第1搬送間隔である。一方の搬送コンベヤ3(または4)にN個目の小袋が供給されると、その搬送速度が高速の第2搬送速度に切換えられるので、第1小袋群のN個目(最後)の小袋と、その次の後続する小袋、すなわち、N個からなる次の第2小袋群の1個目(最初)の小袋との搬送間隔は、第1搬送間隔よりも広い第2搬送速度に対応した第2搬送間隔となる。
更に、第2小袋群の1個目の小袋は、第2搬送速度よりも低速な第1搬送速度の他方の搬送コンベヤ4(または3)に供給されるので、一方の搬送コンベヤ3(または4)によって高速な第2搬送速度で搬送されて包装機7に供給される第1小袋群のN個目(最後)の小袋が供給された時点から、他方の搬送コンベヤ4(または3)によって第1搬送速度で搬送されて包装機7に供給される第2小袋群の1個目(最初)の小袋が供給される時点までの時間間隔は、第1,第2搬送速度の速度差に応じた長い時間間隔となる。
したがって、設定個数からなる包装単位の小袋群毎に、先行する小袋群の最後(N個目)の小袋と、後続の小袋群の最初(1個目)の小袋との包装機7への供給の時間間隔を長くすることができる。これによって、設定個数の小袋群毎に、すなわち、包装単位毎に包装機7で大袋に袋詰めするために必要なシール時間を十分確保することができる。
しかも、包装機7の前段に、設定個数の小袋を貯留する貯留槽を設ける必要がなく、貯留槽の底部のゲートの開閉によって、小袋をゲートに噛み込むといったことがない。
なお、第1,第2搬送コンベヤ3,4は、コンベヤ上に小袋が存在せず、搬送路切換用振分装置5から小袋が供給されていない期間は、停止させてもよい。
以下、本実施形態の制御装置10の動作を、図3〜図6のフローチャートに基づいて説明する。
図3は、全体の動作の概要を示すフローチャートである。
先ず、運転スイッチがONされたか否かを判断し(ステップS1)、運転スイッチがONされると、初期設定が行われる(ステップS2)。具体的には、搬送路切換用振分装置5を第1搬送コンベヤ3側へ傾斜させ、第1搬送コンベヤ3へ小袋を供給中であることを示す供給中フラグをONし、第1,第2搬送コンベヤ3,4の搬送速度を低速の第1搬送速度にする低速運転をセットし、良品の小袋の個数や重量値等の各種データを格納するデータメモリをクリアしてステップS3に移る。
ステップS3では、第1搬送コンベヤ3に対する制御を行い、ステップS4に移り、ステップS4では、第2搬送コンベヤ4に対する制御を行い、ステップS5に移り、ステップS5では、重量検査装置8に対する制御を行いステップS6に移る。ステップS6では、運転スイッチがOFFされたか否かを判断し、OFFされていないときには、ステップS3に戻り、OFFされているときには、終了する。
図4は、上記図3のステップS3の第1搬送コンベヤ3に対する制御の詳細を示すフローチャートである。
第1搬送コンベヤ3へ小袋を供給中であることを示す供給中フラグがONしているか否かを判断し(ステップS301)、供給中フラグがONしているときには、重量選別機2から良品の小袋の重量値を示す重量信号の通信があるか否か判断し(ステップS302)、重量信号の通信があるときには、良品の小袋の重量値を積算し、第1搬送コンベヤ3の積算値として記憶し、ステップS304に移る(ステップS303)。ステップS304では、第1搬送コンベヤ3に供給される良品の小袋の個数を計数する重量信号受信カウンタの計数値に「1」を加算してステップS305に移る。
ステップS305では、第1搬送コンベヤ3の重量信号受信カウンタの計数値が、設定個数になったか否かを判断し、設定個数になったときには、第1搬送コンベヤ3への設定個数の良品の小袋の供給が終了したので、搬送路切換用振分装置5を、第2搬送コンベヤ4側へ傾斜させて切換え(ステップS306)、第2搬送コンベヤ4へ良品の小袋を供給中であることを示す供給中フラグをONしてステップS308に移る(ステップS307)。
ステップS308では、第1搬送コンベヤ3の供給中フラグをOFFし、第1搬送コンベヤ3の搬送速度を高速の第2搬送速度に切換え、第1搬送コンベヤ3が高速運転中であることを示す高速運転中フラグをONし、高速運転の時間を計測する第1搬送コンベヤ3の高速運転タイマーをセットして計測を開始し、ステップS309に移る。
ステップS309では、第1搬送コンベヤ3に供給された良品の小袋の設定個数分の重量の積算値を、重量検査装置8への送信用の基準値としてセットし、第1搬送コンベヤ3の重量信号受信カウンタをクリアする共に、第1搬送コンベヤ3の積算値をクリアして終了する(ステップS310)。
上記ステップS301において、第1搬送コンベヤ3の供給中フラグがONしていないときには、第1搬送コンベヤ3の搬送速度が第2搬送速度であることを示す高速運転中フラグがONしているか否かを判断し(ステップS311)、高速運転中フラグがONしているときには、ステップS312に移り、高速運転中フラグがONしていないときには、終了する。ステップS312では、第1搬送コンベヤ3の高速運転タイマーの計数値を減じ、第1搬送コンベヤ3の高速運転タイマーはタイムアップしたか否かを判断し(ステップS313)、タイムアップしたときには、第1搬送コンベヤ3によって設定個数分の良品の小袋の包装機7への供給が完了したとしてステップS314に移り、タイムアップしていないときには終了する。
ステップS314では、第1搬送コンベヤ3の搬送速度を低速の第1搬送速度に戻し、包装機7へ設定個数の小袋の供給が完了したことを示す供給完了信号を送信し(ステップS315)、第1搬送コンベヤ3の高速運転中フラグをOFFして終了する(ステップS316)。
図5は、上記図3のステップS4の第2搬送コンベヤ4に対する制御の詳細を示すフローチャートである。
第2搬送コンベヤ4へ良品の小袋を供給中であることを示す供給中フラグがONしているか否かを判断し(ステップS401)、供給中フラグがONしているときには、重量選別機2から良品の小袋の重量値を示す重量信号の通信があるか否かを判断し(ステップS402)、重量信号の通信があるときには、良品の小袋の重量値を積算し、第2搬送コンベヤ4の積算値として記憶し、ステップS404に移る(ステップS403)。ステップS404では、第2搬送コンベヤ4に供給される良品の小袋の個数を計数する重量信号受信カウンタの計数値に「1」を加算してステップS405に移る。
ステップS405では、第2搬送コンベヤ4の重量信号受信カウンタの計数値が、設定個数になったか否かを判断し、設定個数になったときには、第2搬送コンベヤ4への設定個数の良品の小袋の供給が終了したので、搬送路切換用振分装置5を、第1搬送コンベヤ3側へ傾斜させて切換え(ステップS406)、第1搬送コンベヤ3へ良品の小袋を供給中であることを示す供給中フラグをONしてステップS408に移る(ステップS407)。
ステップS408では、第2搬送コンベヤ4の供給中フラグをOFFし、第2搬送コンベヤ4の搬送速度を高速の第2搬送速度に切換え、第2搬送コンベヤ4が高速運転中であることを示す高速運転中フラグをONし、高速運転の時間を計測する第2搬送コンベヤ4の高速運転タイマーをセットして計測を開始し、ステップS409に移る。
ステップS409では、第2搬送コンベヤ4に供給された良品の小袋の設定個数分の重量の積算値を、重量検査装置8への送信用の基準値としてセットし、第2搬送コンベヤ4の重量信号受信カウンタをクリアする共に、第2搬送コンベヤ4の積算値をクリアして終了する(ステップS410)。
上記ステップS401において、第2搬送コンベヤ4の供給中フラグがONしていないときには、第2搬送コンベヤ4の搬送速度が第2搬送速度であることを示す高速運転中フラグがONしているか否かを判断し(ステップS411)、高速運転中フラグがONしているときには、ステップS412に移り、高速運転中フラグがONしていないときには、終了する。ステップS412では、第2搬送コンベヤ4の高速運転タイマーの計数値を減じ、第2搬送コンベヤ4の高速運転タイマーはタイムアップしたか否かを判断し(ステップS413)、タイムアップしたときには、第2搬送コンベヤ4によって設定個数分の良品の小袋の包装機7への供給が完了したとしてステップS414に移り、タイムアップしていないときには終了する。
ステップS414では、第2搬送コンベヤ4の搬送速度を低速の第1搬送速度に戻し、包装機7へ設定個数の小袋の供給が完了したことを示す供給完了信号を送信し(ステップS415)、第2搬送コンベヤ4の高速運転中フラグをOFFして終了する(ステップS416)。
図6は、上記図3のステップS5の重量検査装置8に対する制御の詳細を示すフローチャートである。
包装品検出センサ17によって、包装品である大袋を検出したか否かを判断し(ステップS501)、検出していないときには、終了し、検出したときには、ステップS502に移る。ステップS502では、検出した大袋に対応する良品の小袋の重量値の設定個数分の積算値である基準値を重量検査装置8に送信し、基準値のメモリをクリアして終了する(ステップS503)。
なお、重量検査装置8では、上記のように基準値を受信して許容重量範囲を決定し、包装機7から供給される大袋の重量を計量し、計量した重量が、決定した許容重量範囲内の良品であるか否か、すなわち、設定個数の小袋が大袋に収納されているか否かを検査する。
上記実施形態では、搬送装置6は、2台の搬送コンベヤ3,4を備えていたが、2台に限らず、1台の搬送コンベヤによって、搬送速度を切換えるようにしてもよく、また、3台以上の搬送コンベヤを備える構成としてもよい。
上記実施形態では、各搬送コンベヤ3,4の搬送速度を、第1,第2搬送速度の2段階で切換えたけれども、3段階以上で切換えるようにしてもよい。
上記制御装置10は、重量選別機2の重量選別機制御部28、あるいは、重量検査装置8の重量検査装置制御部87に組み込んでもよい。
上記実施形態では、重量選別機2では、小袋の重量選別を行ったが、小袋に限らず、小箱や包装されていない物品であってもよい。また、包装機7では、袋詰め包装を行ったが、箱詰め包装等を行うものであってもよい。
1 計量包装検査システム
2 重量選別機
3,4 第1,第2搬送コンベヤ
5 搬送路切換用振分装置
6 搬送装置
7 包装機
8 重量検査装置
10 制御装置
14 制御部
15 包装品振分装置
16,22 計量コンベヤ
23 物品振分装置

Claims (5)

  1. 物品の重量を計量して良品と不良品とに選別する重量選別機と、前記重量選別機で選別された良品の物品が順次供給されると共に、供給される良品の物品の複数個を包装する包装機と、前記包装機で包装された包装品の重量を計量して検査する重量検査装置とを備える計量包装検査システムであって、
    前記重量検査装置は、計量した前記包装品の重量が、許容重量範囲内であるか否かを検査するものであり、
    前記重量検査装置は、前記重量選別機によって計量されて選別された前記良品の物品の重量データを取得し、取得した前記重量データに基づいて、前記許容重量範囲を規定する、
    ことを特徴とする計量包装検査システム。
  2. 前記重量データは、前記重量選別機によって計量されて選別された前記良品の物品の重量値を、前記包装機で包装される物品の個数分積算した積算重量値である、
    請求項1に記載の計量包装検査システム。
  3. 前記重量選別機と前記包装機との間には、前記重量選別機から順次供給される前記良品の物品を、貯留することなく前記包装機へ順次供給する搬送手段が設けられる、
    請求項1または2に記載の計量包装検査システム。
  4. 前記物品が一次包装品であり、前記包装機は、複数個の前記一次包装品を二次包装品に包装する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の計量包装検査システム。
  5. 前記一次包装品が小袋であり、前記二次包装品が大袋である、
    請求項4に記載の計量包装検査システム。
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