JPH091086A - 選別装置及び選別組合せ装置 - Google Patents

選別装置及び選別組合せ装置

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JPH091086A
JPH091086A JP18092695A JP18092695A JPH091086A JP H091086 A JPH091086 A JP H091086A JP 18092695 A JP18092695 A JP 18092695A JP 18092695 A JP18092695 A JP 18092695A JP H091086 A JPH091086 A JP H091086A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を、予め定めた各グレードに速やかに選
別すること。 【構成】 物品に対して予め定めた重量、形状等の各品
質項目について各品質の度合いを順次測定する重量検出
器31、形状センサ32等の品質測定手段と、重量、形
状等の各々の品質ごとに品質の度合いと対応する複数の
品質ランクを定めてありこれら複数の品質ランクのうち
順次測定して得られた物品の品質測定値の属する品質ラ
ンクを、重量品質、形状品質等に対して順次決定する品
質ランク決定手段と、品質ランク決定手段により重量品
質、形状品質等に対して決定された各品質ランクに基づ
き各物品に対してグレードを決定するグレード決定手段
と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば重量、形状、
色、味等の複数の品質の程度に基づいて農産物や水産物
等の物品に対してグレード(階級)を自動的に決定する
ことができる選別装置、及びその決定されたグレードご
とに、同一のグレードに属する物品の合計重量が所定重
量範囲内となると共に、合計個数が所定個数範囲内とな
る組合せを選択し、これら選択した物品を例えばパック
詰めするときに使用する選別組合せ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばみかん等の農産物を需要者、小売
業者、卸業者等に販売する場合、予めみかんを例えば段
ボール箱(又は袋)により箱詰めすることがある。この
ように、みかんを段ボール箱に箱詰めしている理由とし
て、まず、各段ボール箱に予め定めた所定重量(又は所
定個数)のみかんを箱詰めしておくことにより、購買者
の希望する重量(又は個数)のみかんを手早く送り届け
ることができるからである。また、各段ボール箱に略同
じ大きさ、形、色のみかんを箱詰めしておくことによ
り、購買者の希望する大きさ等の品質を備えるみかんを
手際よく販売することができることも掲げることができ
る。従って、みかん等の農産物は、一般に、略同程度の
品質を有するものを、所定重量分を計量して段ボール箱
や袋に詰め合わせて販売されている。
【0003】そこで、従来では、所定重量分の略同じ程
度の品質を有するみかんを段ボール箱等に詰め合わせる
場合、例えば、まず、重量選別機を使用してみかんを複
数の重量ランクにランク分けする。次に、各重量ランク
にランク分けしたみかんを、各重量ランクごとに人手に
より形や色を検査して複数の品質ランクに分ける。この
ようにして、重量や形等の品質の不揃いなみかんを略同
等の重量や形(品質)のみかんごとにグループ分けす
る。そして、或るグループに属するみかんを、例えばグ
レードAとし、別のグループに属するみかんを、グレー
ドB、C、・・・・とする。
【0004】次に、これらA、B、C、・・・のグレー
ド分けしたみかんを、各グレードごとに半自動式組合せ
秤を使用して、合計重量が略所定重量となるように物品
を組み合わせてパック詰めする。この半自動式組合せ秤
は、例えば16台の計量槽を備えており、各計量槽に人
手により供給された物品の重量を夫々計量し、これら計
量した各物品の重量値を種々に組合せ、これら組合せの
中から合計重量が目標重量範囲内の組合せを選択して、
その選択した組を構成する物品を各計量槽から排出す
る。この排出された物品を各組ごとに包装することによ
り、1パックの合計重量が目標重量範囲内の物品のパッ
クを作ることができる。このようにして、重量、形、色
等の品質の揃ったみかんを、略所定重量づつ段ボール箱
に詰めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、品質の不揃い
なみかんを重量選別し、そして、A、B、C、・・・・
の各グレードに選別し、しかる後に、組合せ秤で計量す
る方法では、まず、複数の重量ランクに選別したみかん
を溜める為の複数の容器と、複数のグレードに選別した
みかんを溜めるための複数の容器と、それらみかんを入
れた容器を配置するためのスペースと、を必要とすると
いう問題がある。そして、重量選別機や組合せ秤を使用
すると、それらの設置スペースが必要であるし、費用が
嵩むという問題もある。従って、スペースに制約があ
り、狭い場所しか確保することができない場合では、1
パックの合計重量が許容重量範囲内であり、かつ、略同
一の品質の揃ったみかん(農産物、海産物等)のパック
を作ることが困難となることがある。
【0006】そして、上記のように、重量選別と組合せ
秤による計量とを別個に行う方法では、みかんを重量選
別機にかけるためにみかんを選別機に投入する手間と、
グレード分けしたみかんを組合せ秤にかけるためにみか
んを組合せ秤に投入する手間が掛かるし、重量選別、及
び計量処理時間が長く掛かるという問題がある。従っ
て、計量する物品が例えば生鮮食品の場合では、上記処
理時間が長くなると、物品の鮮度が低下するという問題
もある。
【0007】本発明は、物品の上記グレード分けを狭い
スペースで速やかに行える選別装置、及び装置を設置す
るためのスペースを少なくすると共に、装置の費用を低
減させ、しかも、物品のグレード分けする時間と組合せ
計量処理時間を短縮することができる選別組合せ装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の選別装置
は、物品に対して予め定めた2以上の各品質項目につい
て各品質の度合いを順次測定する品質測定手段と、上記
各々の品質ごとに品質の度合いと対応する複数の品質ラ
ンクを定めてありこれら複数の品質ランクのうち上記順
次測定して得られた物品の品質測定値の属する上記品質
ランクを上記2以上の夫々の品質に対して順次決定する
品質ランク決定手段と、上記品質ランク決定手段により
上記2以上の各品質に対して決定された品質ランクに基
づき各物品に対してグレードを決定するグレード決定手
段と、を具備することを特徴とするものである。
【0009】第2の発明の選別組合せ装置は、第1の発
明の選別装置において、上記2以上の品質のうちの1つ
が重量品質であり、上記品質ランク決定手段が決定する
品質ランクに重量ランクが含まれており、上記各物品に
対して決定された上記各グレードごとに同一の上記グレ
ードに属する物品の重量値を種々に組合わせてそれら組
合せのうち合計重量値が当該グレードに対して予め定め
た所定重量範囲内となる組を選択する組合せ演算手段
と、該組合せ演算手段が選択した組を構成する物品を排
出する排出手段と、を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】第3の発明の選別組合せ装置は、第1の発
明の選別装置において、上記各物品に対して決定された
上記各グレードごとに同一の上記グレードに属する物品
の合計個数が当該グレードに対して予め定めた所定個数
範囲内となる組を選択する組合せ演算手段と、該組合せ
演算手段が選択した組を構成する物品を排出する排出手
段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0011】第4の発明の選別組合せ装置は、第2の発
明の選別組合せ装置において、上記組合せ演算手段が、
上記各物品に対して決定された上記各グレードごとに同
一の上記グレードに属する物品の重量値を種々に組合わ
せてそれら組合せのうち合計重量値が当該グレードに対
して予め定めた所定重量範囲内であり、かつ、組を構成
する重量値の個数が予め定めた所定個数範囲内となる組
を選択することを特徴とするものである。
【0012】第5の発明の選別組合せ装置は、第2、第
3、又は第4の発明の選別組合せ装置において、任意の
上記グレードに属する物品を収容することができる複数
のメモリ容器を設け、上記排出手段が、上記組合せ演算
手段が選択した組を構成する物品を上記メモリ容器から
排出させることができる構成としたことを特徴とするも
のである。
【0013】
【作用】第1乃至第5の各発明によると、物品の例えば
重量、形等の品質の度合いを品質測定手段により測定
し、品質ランク決定手段が、これら測定によって得られ
た各品質の度合いと対応する品質測定値の属する品質ラ
ンクを夫々の品質に対して決定し、グレード決定手段
が、物品の各品質に対して決定された各品質ランクに基
づいてその物品のグレードを決定する。
【0014】第2の発明によると、2以上の品質項目の
うちの1つが重量品質であり、各物品に対して重量ラン
クが決定される。そして、組合せ演算手段は、各グレー
ドごとに、同一のグレードに属する重量値を種々に組み
合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所
定重量範囲内となる組を選択し、この選択された組を構
成する物品を排出手段が排出する。
【0015】第3の発明によると、組合せ演算手段が、
各物品に対して決定された各グレードごとに、同一のグ
レードに属する物品の合計個数が当該グレードに対して
予め定めた所定個数範囲内となる組を選択し、この選択
された組を構成する物品を排出手段が排出する。
【0016】第4の発明は、第2と第3の発明を組み合
わせたものである。従って、排出された組を構成する各
物品の重量値を当該グレードに属する所定の重量範囲に
揃えることができるし、合計重量値を所定重量範囲内と
し、かつ、合計個数を所定個数範囲内に収めることがで
きる。しかも、この排出された組を構成する物品を、同
一のグレードに揃えることができる。
【0017】第5の発明によると、グレード決定手段に
よりグレードの決定された物品を複数のメモリ容器に収
容することができ、組合せ演算手段により選択された組
を構成する物品を各メモリ容器から排出させることがで
きる。
【0018】
【実施例】本発明に係る一実施例の選別組合せ装置を各
図を参照して説明する。図1は、本実施例の選別組合せ
装置の部分省略斜視図である。この選別組合せ装置は、
例えばみかん等の農産物の各種品質の度合いを各品質項
目ごとに夫々測定して、各品質の各度合いの組合せに対
して予め定めてある複数のグレードのうちからその測定
して得られた各種品質の各度合いの組が該当するグレー
ドを決定し、同一のグレードのみかんについて所定重量
であり、かつ、所定個数の組を作って順次排出するもの
である。そして、この排出された組を構成するみかんを
包装機(図示せず)により袋詰めする。
【0019】図1に示すように、この選別組合せ装置
は、互いが直列に連結する供給コンベア40、計量コン
ベア41、及び移送コンベア1を有しており、この移送
コンベア1の後側部にはこの部分と略隣接する下方位置
に移送コンベア1と平行する排出コンベア15を設けて
ある。これら供給コンベア40、計量コンベア41、移
送コンベア1、及び排出コンベア15は、被測定物品
(以下、単に「物品」という。)を図1の右上方向から
左下方向に向かって(矢印10の方向)搬送するように
駆動する。供給コンベア40には、物品を自動的に所定
の間隔を隔てて1列となるようにこの供給コンベア40
に供給する供給装置(図示せず)を設けてある。ただ
し、人手によって物品を供給してもよい。計量コンベア
41には、ロードセル等の重量検出器31と光電スイッ
チ等の物品検出器42−1を設けてあり、計量コンベア
41により搬送中の物品2を物品検出器42−1が検出
すると、その物品2の重量を重量検出器31により検出
することができる。なお、この重量検出器31は、この
装置に設けられている複数の品質測定手段のうちの1つ
である。
【0020】そして、図1に示すように、移送コンベア
1の前側部であってこの移送コンベア1に沿い、互いが
或る一定の間隔を隔てて複数の品質測定手段を設けてあ
る。これら複数の品質測定手段は、移送コンベア1の前
側から順に設けてある形状センサ32、味覚センサ3
3、嗅覚センサ34、色彩センサ35、表面粗さセンサ
36である。そして、これら各々の品質測定手段32〜
36の後段側には光電スイッチ等からなる物品検出器4
2−2〜42−6を設けてあり、移送コンベア1により
移送中の物品2を各物品検出器が検出すると、その物品
検出器と対応して設けてある品質測定手段がその検出し
た物品の品質を測定して品質測定信号を出力する。形状
センサ32は、画像認識処理装置等で構成されており、
この形状センサ32を通過する物品2の真円度を測定
し、その度合いを表す形状信号を出力する。ただし、目
的に応じて大きさ、長さ、真球度、細長比、傷、異物等
を測定、又は検出する構成とすることができる。味覚セ
ンサ33は、近赤外線分光方式を使用する装置等で構成
されており、この味覚センサ33を通過する物品2の味
覚、即ち甘味や酸味を測定し、その度合いを表す味覚信
号を出力する。嗅覚センサ34は、金属酸化物半導体等
で構成されているガスセンサであり、この嗅覚センサ3
4を通過する物品2の匂いの強さを測定し、その度合い
を表す匂い信号を出力する。この匂い信号の度合いによ
って熟度(又は鮮度)を判定することができる。色彩セ
ンサ35は、反射光の波長分析法を使用する装置等で構
成されており、この色彩センサ35を通過する物品2の
色彩と予め定めた基準となる色彩との違いの程度を表す
色彩信号を出力する。この色彩信号の度合いによって熟
度等を判定することができる。表面粗さセンサ36は、
レーザ光線の反射角度の変化を捉える方法を使用する装
置等で構成されており、この表面粗さセンサ36を通過
する物品2の表面粗さの度合を表す表面粗さ信号を出力
する。この表面粗さ信号の度合によって艶の度合いを判
定することができる。
【0021】そして、表面粗さセンサ36の後段には、
図1に示すように、金属検出器37と異物センサ38を
設けてある。金属検出器37と異物センサ38の各後段
には、物品検出器42−7、42−8を設けてある。金
属検出器37は、この金属検出器37を通過する物品2
に金属が含まれているか否かを判定するための検出器で
あり、金属の有無を表す金属信号を出力する。異物セン
サ38は、画像認識処理装置等で構成されており、この
異物センサ38を通過する物品2の表面に砂、小石、髪
の毛等の異物が付着しているか否かを判定するための検
出器であり、砂等の有無を表す異物信号を出力する。
【0022】そして、図1に示すように、移送コンベア
1の後側部であってこの移送コンベア1の一方の側縁に
沿ってメモリホッパ8−1〜8−28を28個設けてあ
る。なお、図1には、3個のメモリホッパ8−1、8−
7、8−28のみを示す。これらメモリホッパ8−1〜
8−28は、上側開口縁が移送コンベア1の搬送面より
も少し下側に配置されている。各メモリホッパ8−1〜
8−28は、片開きのゲート9−1〜9−28を有して
いる。これらゲート9−1〜9−28は、夫々に設けら
れている例えばエアーシリンダ等のゲート駆動装置11
−1〜11−28によって開閉される。
【0023】また、図1に示すように、移送コンベア1
の固定フレーム(図示せず)には、28個の取り込みフ
リッパ12−1〜12−28を設けてあり(図1には3
個示す)、各取り込みフリッパ12−1〜12−28
は、各メモリホッパ8−1〜8−28の移送コンベア1
に向かう側の開口縁と対向する位置に配置してある。各
取り込みフリッパ12−1〜12−28は、枢支部13
を中心にして所定角度の範囲内で揺動自在であり、例え
ばエアーシリンダ等のフリッパ駆動装置30−1〜30
−28によって揺動される。移送コンベア1に沿って設
けられている28個の各取り込みフリッパ12−1〜1
2−28は、移送コンベア1によって移送される物品2
をからめ取り、それら各取り込みフリッパ12−1〜1
2−28と対応する各メモリホッパ8−1〜8−28内
に物品2を供給することができる。そして、メモリホッ
パ8−1〜8−28内に供給された物品2は、後述する
組合せに選択されたときに、それら選択されたメモリホ
ッパのゲートが開かれて排出コンベア15上に落下し、
そしてこの排出コンベア15によって図1の矢印16の
方向に移送される。そして、排出コンベア15によって
移送される組合せに選択された物品は、シュート39を
通って後段に設けられている包装機(図示せず)に搬送
される。
【0024】次に、図2を参照してこの選別組合せ装置
の電気回路を示すブロック図の説明をする。図2に示す
ように、この電気回路は、重量検出器31、形状センサ
32、味覚センサ33、嗅覚センサ34、色彩センサ3
5、表面粗さセンサ36を備えており、これら各検出器
及びセンサ(以下、「検出器等」という。)の各出力信
号は、A/D変換器23−1〜23−6に供給され、こ
こでデジタル信号に変換されて、制御ユニットAに設け
られている演算制御部(マイクロプロセッサ(CP
U))24に供給される。また、金属検出器37及び異
物センサ38の出力信号も演算制御部24に供給され
る。演算制御部24は、所定の起動信号が操作設定表示
部25から入力されると、各物品2ごとに検出器等31
〜36の出力信号を順次入力し、これらデジタル信号が
後述する各品質ごとに定めた複数のランクのうちどのラ
ンクに属するかを各品質ごとに決定する。そして、各品
質ごとに決定された各ランクの組合せが、後述する複数
のグレードのうちどのグレードに属するかを決定する。
更に、同一のグレードの物品について、所定重量であ
り、かつ、所定個数となる組を作って順次排出させる。
【0025】なお、演算制御部24は、図2に示すよう
に、移送コンベア1、排出コンベア15、供給コンベア
40、計量コンベア41をコンベア制御回路26により
駆動させることができる。そして、各取り込みフリッパ
12−1〜12−28をゲート及びフリッパ駆動回路2
7、フリッパ駆動装置30−1〜30−28により駆動
し、メモリホッパの各ゲート9−1〜9−28をゲート
及びフリッパ駆動回路27、ゲート駆動装置11−1〜
11−28により駆動させることができる。
【0026】更に、演算制御部24には、記憶部28、
タイマ29、操作設定表示部25が接続されており、更
に、図には示さないが、I/F回路(インターフェース
回路)を介して包装機も接続されている。記憶部28
は、RAM、ROMを有し、後述するフローチャートと
対応するプログラム、各種運転定数等が書き込まれてい
る。タイマ29は、夫々が設定時限に比例する設定値か
らクロックパルスをカウントダウンする複数台のカウン
タから成り、カウント値が0になったとき、設定時限と
なるものである。また、操作設定表示部25は、選別組
合せ装置の運転に必要な各種運転定数を設定することが
できるし、運転のON、OFF操作を行うことができ
る。また、データの発信及び警報等を表示することがで
きるし、これと接続させることができる印字部等を作動
させることもできる。
【0027】この選別組合せ装置は、上記のように演算
制御部24、記憶部28及び記憶部28に予め書き込ま
れているプログラム、タイマ29等を備えており、これ
らは、品質ランク決定手段、グレード決定手段、組合せ
演算手段を構成している。品質ランク決定手段は、表1
に示す重量、形状、味覚、匂い、色彩、表面粗さの各々
の品質ごとに、品質の度合いと対応する複数の品質ラン
ク1、2、3を定めてあり、これら複数の品質ランク
1、2、3のうち、検出器等31〜36により順次測定
して得られた物品の品質測定値の属する品質ランクを、
これら重量、形状、味覚等の夫々の品質に対して順次決
定するものである。
【0028】グレード決定手段は、品質ランク決定手段
により重量、形状、味覚等の6つの各品質項目に対して
決定された6つの各品質ランクのデータに基づき各物品
に対してグレードA、B、又はCを決定するものであ
る。つまり、ランクは、品質項目に対する階級を表して
おり、グレードは、物品の6つの品質項目に対して決定
された6つのランクに基づいて決定されるその物品の階
級を表している。なお、この実施例では、グレードAの
物品が最も価値が高く、B、C、D、Eの順にその価値
が低下することとしている。ランクは、1が最も価値が
高く、2、3の順にその価値が低下することとしてい
る。
【0029】次に、グレード決定方法の一例を説明す
る。表1は、この実施例の6つの各品質項目のランク
1、2、3(品質の度合い)の内容とグレードの種類を
示している。表2、3は、6つの品質項目のランク1、
2、3の組合せがどのグレードに属するかを示してい
る。即ち、 「グレードA」 表1に示す重量、形状、味覚等の6つ
の品質項目のうち重量と形状の品質項目のランクが1で
あり、この重量と形状の品質項目以外の品質項目のうち
2〜4つの品質項目のランクが1である物品をグレード
Aとする。このグレードAには、例えば表2に示すよう
に、重量ランク1(200g以上)、形状ランク1(真
円度10:9以上)、味ランク1(甘い)、匂いランク
1(強い)、色彩ランク1(赤い)、表面粗さランク1
(密)等の物品がある。
【0030】「グレードB」 表1に示す重量、形状、
味覚等の6つの品質項目のうち重量と形状の品質項目の
ランクが1であり、この重量と形状の品質項目以外の品
質項目のうち1つの品質項目のランクが1である物品を
グレードBとする。このグレードBには、例えば表2に
示すように、重量ランク1(200g以上)、形状ラン
ク1(真円度10:9以上)、味ランク1(甘い)、匂
いランク2(中間)、色彩ランク2(黄色い)、表面粗
さランク2(中間)等の物品がある。
【0031】「グレードC」 表1に示す重量、形状、
味覚等の6つの品質項目のうち重量の品質項目のランク
が2、形状の品質項目ランクが1又は2であり、この重
量と形状の品質項目以外の品質項目のうち3〜4つの品
質項目のランクが1又は2である物品をグレードCとす
る。このグレードCには、例えば表2に示すように、重
量ランク2(150g以上200g未満)、形状ランク
2(真円度10:8)、味ランク2(中間)、匂いラン
ク2(中間)、色彩ランク2(黄色い)、表面粗さラン
ク2(中間)等の物品がある。
【0032】「グレードD」 表1に示す重量、形状、
味覚等の6つの品質項目のうち重量の品質項目のランク
が2、形状の品質項目ランクが1又は2であり、この重
量と形状の品質項目以外の品質項目のうち1〜2つの品
質項目のランクが1又は2である物品をグレードDとす
る。このグレードDには、例えば表3に示すように、重
量ランク2(150g以上200g未満)、形状ランク
2(真円度10:8)、味ランク2(中間)、匂いラン
ク2(中間)、色彩ランク3(青い)、表面粗さランク
3(粗)等の物品がある。
【0033】「グレードE」 グレードA〜D以外の物
品をグレードEとする。このグレードEには、例えば表
3に示すように、重量ランク3(150g未満)、形状
ランク3(真円度10:7以下)、味ランク2(中
間)、匂いランク2(中間)、色彩ランク3(青い)、
表面粗さランク2(中間)等の物品がある。ただし、6
つ全ての品質項目のランクが3の物品をグレード外物品
とする。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】なお、この重量、形状等の各品質ランクの
数は操作設定表示部25を操作して所望のランク数に変
更することができるし、グレードの数も5以外の他の2
以上の数に変更することができる。また、6つの品質項
目のランク値に基づいて表2、3に示すようにグレード
を決定したが、表2、3に示すランク値の組合せ以外の
組合せに基づいてグレードを決定するように、操作設定
表示部25を操作して変更することができる。例えば、
表2、3では、重量と形状の品質項目を優先させて物品
のグレードを決定したが、重量、形状以外の品質項目を
優先して物品のグレードを決定するように、操作設定表
示部25を操作して変更することができる。例えば表2
と表3に記載されている重量及び形状の品質項目と、味
及び匂いの品質項目と、を入れ換えて、味及び匂いの品
質項目を優先して物品のグレードを決定してもよい。更
に、重量ランク1を最も高い品質とし、ランク2、3の
順に品質が低下することとしたが、例えば重量ランク2
を最も高い品質とし、ランク1、3の順に品質が低下す
ることとしてもよい。
【0038】次に、グレードの決定された物品がメモリ
ホッパに移送される手順を説明する。まず、供給コンベ
ア40に物品が供給されると、物品が計量コンベア4
1、移送コンベア1によって順次移送される。そして、
その物品の6つの品質項目を順次測定する。例えば図3
に示すように、第1番目に測定された重量値W1 の物品
の各品質ランクが(1、1、1、1、1、1)、第2番
目に測定された重量値W2 の物品の品質ランクが(1、
1、1、1、1、2)、第3番目に測定された重量値W
3 の物品の品質ランクが(3、3、2、2、3、2)、
第4番目に測定された重量値W4 の物品の品質ランクが
(1、1、1、2、2、2)、第5番目に測定された重
量値W5 の物品の品質ランクが(2、2、2、2、3、
3)とすると、各物品のグレードは、図3に示すよう
に、A、A、E、B、Dとなる。また、図3に示すグレ
ード参加ビットとは、計量された物品のグレードを記憶
するビットである。即ち、グレードA、B、C、D、E
のグレード参加ビットは、「00000001」、
「00000010」、「00000100」、「00
001000」、「00010000」となる。そし
て、各重量値W1 〜W5 の物品は、メモリホッパ8−
1、8−2、8−3、8−4、8−5に別個に供給する
こととしている。つまり、品質の測定された物品は、各
物品のグレードに拘わらずメモリホッパ8−1〜8−2
8の順に従って供給することとしている。
【0039】ただし、物品の品質測定が進み、グレード
参加ビットが例えば「00000001」の物品を収容
するメモリホッパの台数が予め定めた規定メモリホッパ
数(例えば14台)となったときは、空のメモリホッパ
にその物品を供給せずに、グレード参加ビットが「00
000001」の物品が収容されているメモリホッパに
その物品を供給することとしている。そして、本実施例
では、1台のメモリホッパに同一のグレード参加ビット
の物品を2個まで供給することができるように設定して
ある。このように同一のメモリホッパに投入することが
できる物品の個数を規定投入数といい、予め設定するこ
とができる。即ち、図3に示すように、重量値W25、グ
レードB、グレード参加ビットが「00000010」
の物品を測定した際に、グレード参加ビットが「000
00010」の物品を収容するメモリホッパの台数が1
4台となっている場合は、同じグレード参加ビットの物
品が収容されているメモリホッパ8−4に供給する。同
様に、重量値W26、グレードDの物品を測定した場合で
は、メモリホッパ8−5に供給する。そして、このよう
に1台のメモリホッパに2個の物品が投入された場合
は、これら2個の物品の合計重量値を1つの重量値とし
て後述する組合せ演算に参加させる。
【0040】また、計量が進み、図3に示す例えばメモ
リホッパ8−1に投入されている物品W1 、グレードA
が組合せに選択されて排出された場合は、今回計量され
た物品W27、グレードEを、空のメモリホッパのうち番
号の最も小さいメモリホッパ8−1に供給することとし
ている。ただし、上述したように、グレード参加ビット
が「00010000」の物品を収容するメモリホッパ
の台数が14台となっている場合は、同グレード参加ビ
ットの物品が収容されているメモリホッパのうち番号の
最も小さいメモリホッパ8−3に供給する。
【0041】図11は、本実施例におけるグレード参加
ビットの種類を示すものである。
【0042】組合せ演算手段は、各グレードA、B、
C、D、及びEごとに、同一のグレードに属する重量値
(ただし、1台のメモリホッパに2個の物品が投入され
ている場合はこれら2個の物品の合計重量値)を種々に
組合せてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた第
1の所定重量範囲内であり、かつ、組を構成する重量値
(物品)の個数が予め定めた所定個数範囲内である組を
選択する手段である。ただし、1台のメモリホッパに2
個の物品が投入されている場合は物品の個数を2個で計
算する。そして、この組合せ演算は、計量された物品が
移送コンベア1によって移送されてメモリホッパに供給
されるたびに行う。本実施例では、図10に示すよう
に、第1の所定重量範囲を例えば2kg〜2.3kgと
設定してあり、この第1の所定重量範囲を各グレードA
〜Eに対して夫々設定してある。そして、重量値の合計
重量値が2kg〜2.3kgの範囲内で複数存在する場
合は、目標重量の2kgに最も近い合計重量値の組を選
択する。また、所定個数範囲とは、組合せに選択する際
の条件であり、合計重量値の組を構成するみかんの個数
がこの所定個数範囲内であるときに選択され、この所定
個数範囲外であるときは選択されない。本実施例では、
図10に示すように、グレードA、Bの重量値を組合せ
演算するときは、所定個数範囲を夫々10個と設定して
あり、グレードC、Dに対しては12個、グレードEに
対しては17個を設定してある。即ち、グレードA、
B、C、D、又はEごとに、同一のグレードに属する重
量値の種々の組合せから合計重量値が第1の所定重量範
囲(2kg〜2.3kg)内であり、かつ、組を構成す
る重量値の個数が所定個数範囲(10、10、12、1
2、又は17個)内である組を選択する。ただし、各グ
レードA〜Eに対して同一の第1の所定重量範囲(2k
g〜2.3kg)を設定したが、互いに異なる第1の所
定重量範囲を設定することができる。例えば、グレード
Aに対して第1の所定重量範囲を2kg〜2.3kgと
設定し、グレードBに対して第1の所定重量範囲を2.
5kg〜2.8kgと設定し、グレードCに対して第1
の所定重量範囲を3.0kg〜3.3kg・・・・・と
設定することができる。そして、所定個数範囲を10、
12、17のように特定の個数としたが、例えば13〜
11、12〜10、11〜9のように所定範囲を有する
個数として設定してもよい。
【0043】上記組合せ演算手段によると、組合せに選
択された組を構成する物品の各重量値を当該グレードに
ついて設定されている所定の重量範囲に揃えることがで
きる。従って、例えばみかん等の農産物を計量してパッ
ク詰め(袋詰め)する場合、各パックに重量の揃った物
品どうしを詰めることができる。一般に、農産物や海産
物等は、所定のA〜Eのグレードに仕分けされて、略同
じ重量のものどうしが箱詰めされて出荷されている。ま
た、選択された物品の合計重量値を、当該グレードにつ
いて設定されている第1の所定重量範囲内に収めること
ができるので、組合せに選択された組を構成する物品を
例えばパック詰めにして出荷する場合、各パックの合計
重量を揃えることができ、取引者、需要者の要望を満た
すことができる。そして、選択された組を構成する物品
の重量値の個数を所定個数範囲内に収めることができる
ので、各パックの合計個数を揃えるという取引者、需要
者の要望を満たすこともできる。
【0044】更に、パックに詰められている物品(みか
ん)は、表2及び表3に示すように、6つの品質項目に
対して予め定めたランクに適合する同一のグレードの物
品であるので、取引者、需要者の要望するグレードの物
品を揃えてパック詰めして供給することができる。
【0045】また、演算制御部24、記憶部28及び記
憶部28に予め書き込まれているプログラム等は、更
に、優先度設定手段、生産組数設定手段、終業運転設定
手段、及び総重量値判定手段を構成している。優先度設
定手段は、組合せ演算手段により組合せに選択される組
の順番を表す優先度を各グレードA、B、C、D、Eご
とに設定する手段である。即ち、優先度設定手段が、例
えばグレードB、C、A、D、Eの順で優先度を設定す
ると、組合せ演算手段が、グレードB、C、A、D、E
の順に従って各グレードごとに設定されている第1の所
定重量範囲内、及び所定個数範囲内の条件を満たす組を
選択し、この選択された組を構成するみかん(物品)が
排出される。なお、優先度設定手段が各グレードごとに
優先度を設定する操作は、作業者が操作設定表示部25
を操作することにより行うことができる。
【0046】生産組数設定手段は、組合せに選択される
物品の目標生産組数を各グレードA、B、C、D、Eご
とに設定する手段である。本実施例では、例えば図10
に示すように、グレードA、B、C、D、Eに対して夫
々100、300、300、300、100パックを設
定してある。即ち、組合せ演算手段は、各グレードA〜
Eごとに設定された各目標生産組数100、・・・・、
200パックの生産が終了するまでは各グレードに属す
る重量値の組合せを選択し、設定された目標生産組数の
生産が終了したグレードについては当該グレードに属す
る重量値の組合せを選択しない。従って、各グレードA
〜Eごとに設定された目標生産組数の物品を確実に生産
することができる。そして、生産計画に基づいて設定し
た目標生産組数を超える生産を防止することができる。
なお、生産組数設定手段が各グレードごとに目標生産組
数を設定する操作は、作業者が操作設定表示部25を操
作することにより行うことができる。
【0047】終業運転設定手段は、終業運転を設定する
手段である。この終業運転が設定されると、組合せ演算
手段が、第1の所定重量範囲を含み、かつ、この第1の
所定重量範囲よりも広い第2の所定重量範囲内となる組
を選択する。即ち、例えば1日の業務が終了する手前の
時間に終業運転設定手段により終業運転が設定される
と、組合せ演算手段が、重量値の組合せのうち合計重量
値が第2の所定重量範囲となる組を選択する動作を行
う。この第2の所定重量範囲は、図10に示すように、
2.0〜2.5kgであり、第1の所定重量範囲(2.
0〜2.3kg)を含み、かつ、第1の所定重量範囲よ
りも広いから、組合せを選択する確率を高くすることが
でき、これにより、物品が選別組合せ装置に滞留する時
間を短縮することができる。つまり、例えば生鮮食品等
の物品では、生鮮食品の鮮度の低下を防ぐために終業時
に物品をこの選別組合せ装置から全て排出させる必要が
あり、その際、組合せに選択することができる所定重量
範囲を広げることによりこの選別組合せ装置から物品を
排出し易くすることができる。なお、終業運転設定手段
が終業運転を設定する操作は、作業者が操作設定表示部
25を操作することにより手動で行うことができるし、
操作設定表示部25を操作して終業運転を行う時刻を設
定することにより自動的に行わせることもできる。
【0048】総重量値判定手段は、各々のグレードA〜
Eごとに、同一のグレードに属する重量値の総重量値が
所定の重量値以上であるか否かを判定する手段である。
即ち、本実施例では、各グレードごとに総重量値を4.
0kgとして設定してある。従って、計量された物品の
うち組合せに選択されずメモリホッパ内に滞留する物品
において、例えばグレードAに属する物品の総重量値が
4.0kg以上になったとき、総重量値判定手段がその
旨を判定する。そして、グレードAについてのそれ以降
の組合せの選択は、合計重量値が、第1の所定重量範囲
(2.0〜2.3kg)を含み、かつ、この第1の所定
重量範囲よりも広い第3の所定重量範囲(2.0〜2.
5kg)内となる組を選択することとする。次に、総重
量値判定手段を設けた理由を以下に説明する。例えば生
鮮食品等の物品では、生鮮食品の鮮度の低下を防ぐため
にメモリホッパ内に長時間滞留させておくことができな
いので、或る滞留時間が経過したときに物品を各メモリ
ホッパから排出させる必要があるからである。そして、
総重量値が4.0kg以上の物品がメモリホッパ等に保
持されているということは、総重量値4.0kg÷平均
重量値約175g≒23の計算によると、1つの種類の
例えばグレードCに属する物品が約23個計量されてメ
モリホッパ内に滞留していることであり、このままでは
合計重量値が第1の所定重量範囲内の組を選択すること
ができない可能性が高いからである。なお、総重量値を
設定する操作は、作業者が操作設定表示部25を操作す
ることにより行うことができる。なお、第3の所定重量
範囲を(2.0〜2.5kg)としたが、これ以外の重
量範囲に設定することができる。そして、第2の所定重
量範囲(2.0〜2.5kg)と第3の所定重量範囲
(2.0〜2.5kg)とを同一の重量範囲としたが、
互いに異なる重量範囲に設定することができる。
【0049】次に、この選別組合せ装置の動作手順をフ
ローチャートを参照して説明する。図4は、供給コンベ
ア40に供給された被測定物であるみかんがメモリホッ
パ8−1〜8−28に投入されるまでの処理を示すフロ
ーチャートである。予め作業者が操作設定表示部25を
操作して選別組合せ装置の運転の為の各種設定及びイニ
シャル値のセットを行う。例えば各グレードA〜Eごと
に表2及び表3に示す6つの品質項目のランクを設定し
て各グレードA〜Eに属する6つの品質項目のランクを
決定したり、図2に示す所定個数(詰合せ個数)、目標
重量等を設定し、更に、各グレード参加ビット(図11
(b)〜(f)に示す各グレード参加ビット)ごとに規
定メモリホッパ数、規定投入数等を設定する。次に、物
品供給装置(図示せず)により供給コンベア40ににみ
かんを1個ずつ供給させる。すると、供給コンベア4
0、計量コンベア41、及び移送コンベア1によって順
次移送されて、重量、形状、味、匂い、色彩、表面粗さ
の6つの各品質を順次測定する(S100〜S11
0)。そして、図3に示すように、各種品質を測定した
物品が、各グレードA、B、C、D、Eのうちいずれの
グレードに属するかを決定する(S112)。ただし、
どのグレードにも属していないと判断した場合は、当該
みかん(物品)をグレード外物品として排除装置(図示
せず)が自動的に排除する。ただし、自動排除を行わ
ず、例えば、操作設定表示部25にその旨の表示させ
て、作業者がその表示を確認してみかんの排除作業を行
うとしてもよい。
【0050】次に、演算制御部24が、グレードの決定
をしたみかんを移送するメモリホッパ8−1〜8−28
を決定する(S114)。そして、移送コンベア1によ
って移送されるみかんが、投入されるべき例えば図1に
示すメモリホッパ8−7の側方位置に到達すると、対応
する取り込みフリッパ12−7を開閉作動させてそのみ
かんをからめ取り、そのメモリホッパ8−7に投入させ
る(S116)。なお、図1に示すように、各メモリホ
ッパ8−1〜8−28の近傍には、各メモリホッパの側
方位置にみかんが移送されたことを検出する検出器47
−1〜47−28を設けてあり、各検出器47−1〜4
7−28の発生する検出信号に基づき対応する取り込み
フリッパを作動させる。そして、記憶部28に設けられ
ている移送完了フラグをONにセットして1サイクルが
終了し(S118)、これ以降は、停止命令が入るまで
ステップ100〜118を順次繰り返し実行する。そし
て、移送完了フラグがONにセットされるたびに、組合
せ演算を実行するように命令する。
【0051】次に、図5乃至図7を参照してメモリホッ
パに移送されたみかんの重量値を各グレードA〜Eごと
に組合せ演算し、その組合せ演算によって選択された組
を構成するみかんをメモリホッパから排出させる手順を
説明する。まず、組合せ完了フラグがONにセットされ
ているか否かを判定する(S200)。この際、既に計
量済みのみかんの組合せ演算が終了して各メモリホッパ
から排出すべきみかんが決定しており、組合せ完了フラ
グがONにセットされている場合はYESと判定し、排
出命令信号が入力した時にそれら選択されたみかんを各
メモリホッパより排出させる(S202、204)。し
かる後に組合せ完了フラグをOFFにセットする(S2
06)。
【0052】そして、上記処理が行われて組合せ完了フ
ラグがOFFにセットされている状態では、ステップ2
00においてNOと判定し、そして移送完了フラグがO
Nにセットされるたびに組合せ演算を実行する(S20
8、210)。ステップ210では、各グレードA〜E
ごとに、同一のグレードに属する重量値を種々に組合せ
て各重量値の組合せごとに合計重量を算出すると共に各
組合せごとにみかんの合計個数を算出する。
【0053】次に、グレードA、B、C、D、Eの順に
従って、各グレードA〜Eごとに、生産が終了している
か否か、目標生産組数が設定されているか否か、及び、
生産未終了のグレードのうち優先度が一番高いか否かを
順に判定する(S212、214、216、・・・
・)。つまり、各グレードA〜Eごとに生産が終了して
いるか否かを判定して、生産が未終了のグレードの生産
を行うこととしている。そして、生産が未終了のグレー
ドが複数存在している場合は、各グレードA〜Eごとに
目標生産組数が設定されているか否かを判定して、目標
生産組数が設定されておらず、生産数量が無制限として
設定されている場合は、そのグレードから生産を行うこ
ととしている。本実施例では、目標生産組数がグレード
A〜Eに対して100パック、300パック、300パ
ック、300パック、100パックとして設定してある
ので、これらグレードA〜Eのうち優先度の一番高いも
のから生産することとしている。本実施例では、グレー
ドB、C、A、D、Eの順で優先度が設定されている。
【0054】従って、まず、生産が未終了であり(ステ
ップ224でNOと判定)、目標生産組数300が設定
されており(ステップ226でYESと判定)、生産未
終了のグレードのうち優先度が一番高いグレードBに属
する重量値のみかんの選択から始める(ステップ228
でYESと判定)。この時、ステップ210において、
グレードBに属する重量値を種々に組合せて、各重量値
の組合せごとに合計重量値とみかんの合計個数が算出さ
れているので、これら各組合せごとの合計重量値と合計
個数に基づいて、合計重量値が第1の所定重量範囲
(2.0〜2.3kg)内であり、合計個数が所定個数
範囲内の10個(図10参照)の組を選択する(S23
0、232)。この選択が完了するとグレードBの生産
数をカウントするカウンタのカウント値を1だけ増加さ
せて、組合せ完了フラグをONにセットする(S23
4)。そして、スタートに戻って上記各ステップを繰り
返して実行し、当該グレードBの生産数(排出数)が3
00パックとなったときにグレードBの生産を終了す
る。
【0055】次に、グレードBと同様にしてグレード
C、A、D、Eの各生産数が夫々300、100、30
0、100パックとなるまでこのグレードの順番で生産
を行う(S212〜S222、S236〜S246参
照)。グレードC、Dの各フローチャートは、図6に示
すフローチャートと同等であるので省略してある。な
お、グレードA〜Eに属する組合せに選択されたみかん
は、図1に示す排出コンベア15によって搬送されて後
段の包装機によって包装され、各包装されたパックには
該当するグレード等の表示がされる。また、包装機によ
り包装せずに、手作業によって包装することもできる。
包装しようとするみかんのグレード等は操作設定表示部
25に表示される。
【0056】ただし、ステップ218、230、242
において、許容重量範囲を通常運転状態の第1の所定重
量範囲(2.0〜2.3kg)としたが、終業運転が設
定されている場合は許容重量範囲を第2の所定重量範囲
(2.0〜2.5kg)として該当の組を選択する。そ
して、グレードA〜Eのうちのいずれかのグレードに属
する重量値の総重量値が所定の重量値の4.0kg以上
となった場合は、該当するグレードの許容重量範囲を第
3の所定重量範囲(2.0〜2.5kg)として該当の
組を選択する。
【0057】次に、図8に示すフローチャートの説明を
する。このフローチャートは、図4に示すフローチャー
トのステップ112の詳細を示すものであり、各グレー
ドA〜Eに対して設定されている品質ランクの組合せ
(表2、表3参照)を読み込み(S300、306、・
・・・、312)、みかんの6つの品質項目を測定して
得られた品質ランクの組合せがこれら各グレードA〜E
のうちどのグレードに属するかを判別し(S302、3
08、・・・・、314)、そして、6つの品質ランク
の組が該当するグレードのグレード参加ビットを算出す
る(S304、310、・・・・、316)。このグレ
ード参加ビットは、図11及び図3に示すものである。
このようにして物品の6つの品質ランクの組が、グレー
ドA〜Eのうちどのグレードに属しているかを表すグレ
ード参加ビットを決定することができる。
【0058】次に、図9に示すフローチャートの説明を
する。このフローチャートは、図4に示すフローチャー
トのステップ114の詳細を示すものであり、測定した
みかんを移送するメモリホッパを決定する手順を示す。
まず、メモリホッパ8−1に被測定物であるみかんが投
入されているか否か、即ち、空であるか否かを判定し
(S400)、空でありNOと判定したときはメモリホ
ッパ8−1が空である旨を記憶部28に記憶して、次の
メモリホッパ8−2にみかんが投入されているか否かを
判定する。このようにして、順次、次のメモリホッパ8
−3〜8−28にみかんが投入されているか否かを判定
し(・・・・、S406)、空でありNOと判定したと
きは該当する空のメモリホッパを記憶部28に記憶す
る。このようにして、空のメモリホッパがどれであるか
を記憶することができる。
【0059】ただし、ステップ400において、メモリ
ホッパ8−1にみかんが投入されており、YESと判定
したときは、そのメモリホッパ8−1に投入されている
みかんのグレード参加ビットと今回測定したみかんのグ
レード参加ビットとが一致するか否かを判定し(S40
2)、両方のグレード参加ビットが一致し、YESと判
定したときは、各グレード参加ビットごとに設けられて
いるカウンタのうち今回測定したみかんのグレード参加
ビットのカウンタのカウント値を1だけ増加させる(S
404)。しかし、両方のグレード参加ビットが相違
し、NOと判定したときは、上記ステップにより、みか
んが投入されているメモリホッパを探してそのメモリホ
ッパに投入されているみかんのグレード参加ビットと今
回測定したみかんのグレード参加ビットとが一致するか
否かを判定する(・・・・、S406、S408)。
【0060】このようにして、今回測定したみかんのグ
レード参加ビットと一致するみかんが投入されているメ
モリホッパを調べて発見することができるし、又は、両
方のグレード参加ビットが一致するメモリホッパが存在
しないことを認識することができる。そして、各グレー
ド参加ビットに対応して設けたカウンタにより各グレー
ド参加ビットのみかんが投入されているメモリホッパの
台数をカウントすることができる。
【0061】次に、今回測定したみかんのグレード参加
ビットと一致するみかんが投入されているメモリホッパ
の台数(各グレード参加ビットごとに設けられているカ
ウンタによりカウントされた台数)が、そのグレード参
加ビットに対して予め設定された規定メモリホッパ数
(例えば14台)以上であるか否かを判定し(S41
2)、規定メモリホッパ数未満でありNOと判定した場
合は、空のメモリホッパのうち番号の最も小さいメモリ
ホッパに今回測定したみかんを投入するようにセットす
る(S414)。例えばメモリホッパ8−3と8−7が
空である場合は、7よりも番号の小さい3が付されてい
るメモリホッパ8−3にみかんを投入するようにセット
して終了する。ただし、ステップ412において、規定
メモリホッパ数以上でありYESと判定した場合は、今
回測定したみかんのグレード参加ビットと一致するみか
んが投入されているメモリホッパのうち、最も個数が少
なく番号の最も小さいメモリホッパに今回測定したみか
んを投入するようにセットして終了する(S416)。
【0062】ただし、上記実施例では、図10に示すよ
うに、グレードAに対して1種類の重量個数(単重範囲
が200g以上、個数10)を設定したが、グレードA
に対して2種類の重量個数(単重範囲が200g以上、
個数10)と(単重範囲が200g以上、個数12)を
設定することができる。その際、組合せ演算で何方を先
に選択するかは、グレードA−1、A−2というように
識別記号を付して優先度を設定することにより決めるこ
とができる。この優先度は、優先度設定手段により設定
することができる。
【0063】そして、上記実施例では、合計28台のメ
モリホッパ8−1〜8−28を設けたが、28台以外の
複数台としてもよい。
【0064】また、図1に示すように、計量コンベア4
1を設けたが、計量ホッパ、又は計量トレイを設けた構
成としてもよい。
【0065】
【発明の効果】第1乃至第5の各発明によると、様々な
種類の品質を備えており、そしてこれら様々な種類の各
品質の度合いが相違している多数の物品を、予め定めた
2以上の各品質の程度を品質測定値(品質ランク)に置
き換えて、これら品質ランクに基づいて互いに略同一程
度の品質を有する夫々のグレードに自動的に選別するこ
とができる構成である。従って、種々のグレードの物品
が混在しているものを、予め定めた複数のグレードに自
動的に選別することができるという効果がある。なお、
グレードとは、物品の予め定めた2以上の品質項目に対
して決定された各ランクの組合せに基づいて決定される
その物品の階級を表している。
【0066】第2の発明によると、2以上の品質項目の
うちの1つが重量品質であり、組合せ演算手段が、各グ
レードごとに、同一のグレードに属する重量値を種々に
組み合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定め
た所定重量範囲内となる組を選択し、この選択された組
を構成する物品を排出手段が排出する構成である。従っ
て、この排出された組を構成する物品が詰められたパッ
クには、同一グレードの物品を詰めることができ、これ
によって、これら物品の各重量値を予め定めた所定の重
量範囲に揃えることができ、しかも、合計重量値を所定
重量範囲内に収めることができるという効果がある。そ
して、これらの効果は、取引者、需要者の要望を満たす
ものである。
【0067】そして、重量選別機と組合せ秤の機能を備
えているので、従来のように、複数のグレードに選別し
たみかんを溜めるための複数の容器や、それら容器を配
置するためのスペースを不要とすることができる。そし
て、従来よりも装置の設置スペースを狭くすることがで
きるし、費用の低廉化を図ることもできる。また、この
選別組合せ装置によると、物品の投入が1回で済むの
で、投入の手間が従来よりも少なくて済むし、物品をグ
レード分けする為の処理時間も短くて済むという効果が
ある。
【0068】第3の発明によると、組合せ演算手段が、
各物品に対して決定された各グレードごとに、同一のグ
レードに属する物品の合計個数が当該グレードに対して
予め定めた所定個数範囲内となる組を選択し、この選択
された組を構成する物品を排出手段が排出する構成であ
る。従って、この排出された組を構成する物品が詰めら
れたパックには、同一グレードの物品を詰めることがで
き、しかも合計個数を当該グレードに対して予め定めた
所定個数範囲内に揃えることができるという効果があ
る。そして、これらの効果は、取引者、需要者の要望を
満たすものである。
【0069】第4の発明によると、各物品の重量を含む
品質を揃えること、パック詰めされた物品の合計重量を
揃えること、及びパック詰めされた物品の合計個数を揃
えること、が全て必要とされることがある例えばレタ
ス、キャベツ、メロン等の物品の詰合せに使用すること
ができ、これによって、詰合せ作業の作業効率を向上さ
せることができる。従って、取引者、需要者の要望も満
たすことができる。
【0070】第5の発明によると、品質測定手段により
測定された物品をメモリ容器内に溜めることができる構
成である。これにより、品質測定済みの物品を、測定後
速やかに品質測定手段からメモリ容器に移すことができ
るので、物品が品質測定手段を通過する時間、又は保持
されている時間を短縮することができる。その結果、時
間当たりの品質測定回数を増加させることができるとい
う効果がある。そして、メモリ容器に品質測定済みの物
品を収容することができる構成であるので、品質測定済
み物品を溜めておくことができ、これにより、組合せ演
算に参加することができる物品の数を増加させることが
できる。従って、組合せ演算手段により選択される確率
を高めることができ、ひいてはパック製品の生産能力の
増大に寄与することができるという効果がある。また、
複数の各メモリ容器が、任意のグレードに属する物品を
収容することができるので、各グレードごとに所定数の
メモリ容器を設ける必要がなく、少ない数のメモリ容器
で済むという効果がある。つまり、各グレードごとに所
定数のメモリ容器を設けると、多数のメモリ容器を必要
とし、そして、これら多数のメモリ容器を設けても、こ
れら全てのメモリ容器に物品が供給されて排出されずに
保持されたままであることは稀であり、その結果、常に
多数の空のメモリ容器が存在するという不都合が起こる
からである。本発明は、このような不都合を排除するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る選別組合せ装置の外
観斜視図である。
【図2】同実施例に係る選別組合せ装置の電気回路を示
すブロック図である。
【図3】同実施例に係る選別組合せ装置において計測さ
れた物品が移送されるべきメモリホッパを決定する説明
に参考として使用した図である。
【図4】同実施例に係る選別組合せ装置の供給コンベア
に供給された物品がメモリホッパに投入されるまでの処
理を示すフローチャートである。
【図5】同実施例に係る選別組合せ装置のメモリホッパ
に投入された物品が組合せに選択されて排出されるまで
の処理の一部を示すフローチャートである。
【図6】同実施例に係る選別組合せ装置のメモリホッパ
に投入された物品が組合せに選択されて排出されるまで
の処理の一部を示すフローチャートである。
【図7】同実施例に係る選別組合せ装置のメモリホッパ
に投入された物品が組合せに選択されて排出されるまで
の処理の一部を示すフローチャートである。
【図8】図4に示すステップ112の詳細を示すフロー
チャートである。
【図9】図4に示すステップ114の詳細を示すフロー
チャートである。
【図10】同実施例に係る選別組合せ装置に設定されて
いる重量ランクと単重量の関係等を示す図である。
【図11】(a)〜(f)は同実施例のグレード参加ビ
ットを示す図である。
【符号の説明】
1 移送コンベア 2 物品 8−1〜8−28 メモリホッパ 9−1〜9−28 メモリホッパゲート 12−1〜12−28 取り込みフリッパ 15 排出コンベア 24 演算制御部 31 重量検出器 32 形状センサ 33 味覚センサ 34 嗅覚センサ 35 色彩センサ 36 表面粗さセンサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品に対して予め定めた2以上の各品質
    項目について各品質の度合いを順次測定する品質測定手
    段と、上記各々の品質ごとに品質の度合いと対応する複
    数の品質ランクを定めてありこれら複数の品質ランクの
    うち上記順次測定して得られた物品の品質測定値の属す
    る上記品質ランクを上記2以上の夫々の品質に対して順
    次決定する品質ランク決定手段と、上記品質ランク決定
    手段により上記2以上の各品質に対して決定された品質
    ランクに基づき各物品に対してグレードを決定するグレ
    ード決定手段と、を具備することを特徴とする選別装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の選別装置において、上
    記2以上の品質のうちの1つが重量品質であり、上記品
    質ランク決定手段が決定する品質ランクに重量ランクが
    含まれており、上記各物品に対して決定された上記各グ
    レードごとに同一の上記グレードに属する物品の重量値
    を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が当
    該グレードに対して予め定めた所定重量範囲内となる組
    を選択する組合せ演算手段と、該組合せ演算手段が選択
    した組を構成する物品を排出する排出手段と、を設けた
    ことを特徴とする選別組合せ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の選別装置において、上
    記各物品に対して決定された上記各グレードごとに同一
    の上記グレードに属する物品の合計個数が当該グレード
    に対して予め定めた所定個数範囲内となる組を選択する
    組合せ演算手段と、該組合せ演算手段が選択した組を構
    成する物品を排出する排出手段と、を設けたことを特徴
    とする選別組合せ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の選別組合せ装置におい
    て、上記組合せ演算手段が、上記各物品に対して決定さ
    れた上記各グレードごとに同一の上記グレードに属する
    物品の重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合
    計重量値が当該グレードに対して予め定めた所定重量範
    囲内であり、かつ、組を構成する重量値の個数が予め定
    めた所定個数範囲内となる組を選択することを特徴とす
    る選別組合せ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、3、又は4に記載の選別組合
    せ装置において、任意の上記グレードに属する物品を収
    容することができる複数のメモリ容器を設け、上記排出
    手段が、上記組合せ演算手段が選択した組を構成する物
    品を上記メモリ容器から排出させることができる構成と
    したことを特徴とする選別組合せ装置。
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