JP3336638B2 - 玄米選別管理施設 - Google Patents

玄米選別管理施設

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JP3336638B2 JP27504592A JP27504592A JP3336638B2 JP 3336638 B2 JP3336638 B2 JP 3336638B2 JP 27504592 A JP27504592 A JP 27504592A JP 27504592 A JP27504592 A JP 27504592A JP 3336638 B2 JP3336638 B2 JP 3336638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農家または穀物乾燥調
製施設で生産された玄米を荷受けし、その荷受けした玄
米を整粒と未熟米とに選別して玄米を管理する玄米選別
管理施設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の施設では、農家または穀
物乾燥調製施設で生産された玄米を荷受けすると、その
荷受け玄米を粒径の差異により整粒と未熟米とに選別
し、選別した整粒はタンクに入れて貯蔵保管していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の施
設では、荷受け玄米を粒径の差異により整粒と未熟米と
に選別し未熟米を取除いているが、その未熟米を取除い
た後の玄米中にはいまだ未熟米などが含まれ、この含有
の程度は荷受け玄米ごとに異なると考えられる。
【0004】しかし、従来は、このように荷受けごとに
未熟米などの混入程度が異なる点が何等考慮されていな
かったので、貯蔵保管すべき整粒の等級の均一化を図る
ことができないという問題が生じていた。その結果、出
荷玄米の等級の均一化が図れず、後工程における精米の
品質が安定しないという問題が生じていた。
【0005】そこで、本発明は、上記の点に着目し、荷
受け玄米を必要に応じて選別するようにし、出荷玄米の
等級の均一化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、以下のように構成した。すなわち、本
発明は、荷受け玄米の外観状態を検出する外観検出手段
と、荷受け玄米を整粒と未熟粒とに選別する未熟粒選別
手段と、選別する粒径の大きさがそれぞれ異なる複数の
粒径選別手段と、前記外観検出手段の検出した外観状態
に応じて、前記複数の粒径選別手段中より所定の粒径選
別手段を選び、この所定の粒径選別手段に未熟粒選別手
段で選別済みの整粒を分配する分配手段と、前記分配手
段で分配し再選別後の良質米の内部品質を検出する内部
品質検出手段と、を備えてなる。
【0007】
【作用】本発明の外観検出手段は、荷受け玄米の外観状
態を検出する。この外観状態の検出とは、例えば未熟米
の有無を検出し、その結果から未熟米含有率を算出する
ことをいう。また、未熟粒選別手段は、荷受け玄米を整
粒と未熟粒とに選別する。次に、外観検出手段が検出し
た外観状態に応じて、分配手段は、複数の粒径選別手段
中より所定の粒径選別手段を選び、この所定の粒径選別
手段に未熟粒選別手段で選別済みの整粒を分配する。分
配された整粒は、所定の粒径選別手段により良質米と低
質米とに再選別される。その後、内部品質検出手段で良
質米の内部品質を検出する。
【0008】このように、粒径選別手段の選別により、
荷受け玄米ごとに未熟米の混入程度などにばらつきがあ
っても、その未熟米などをできるだけ排除できるので、
貯蔵保管すべき整粒の等級の均一化を図ることができ
る。その結果、出荷玄米の等級の均一化が図れるととも
に、後工程における精米の品質の安定に寄与することが
できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図1を参照
して説明する。
【0010】図1において、1は農家または穀物乾燥調
製施設などで生産された玄米を荷受けする荷受けホッパ
であり、荷受けホッパ1に投入された玄米は、荷受け用
エレベータ2を介して荷受け玄米用の粒径選別機3に張
り込むように構成する。この荷受け玄米用の粒径選別機
3は、荷受け玄米をその粒径の大小により整粒と未熟米
(くず米)に選別するものであり、その目合いの大きさ
は例えば1.8mmとする。
【0011】荷受け玄米用の粒径選別機3の2つの排出
口には、選別された整粒の重量を計量する整粒用計量機
4、および選別された未熟米の重量を計量する未熟米用
計量機5をそれぞれ接続する。整粒用計量機4は、計量
後の玄米を張込み用エレベータ8に導くように構成する
とともに、計量に際してその一部を測定用のサンプルと
して抽出(採取)し、外観検出装置6に導くように構成
する。
【0012】外観検出装置6は、荷受け玄米用の粒径選
別機3で選別された整粒の外観状態(外観品位)を検出
するものである。すなわち、整粒の外観を例えば光学的
に検出し、その検出結果に基づいて例えば未熟粒の有無
を判別し、その判別結果に基づいて未熟米含有率などを
算出するものである。
【0013】張込み用エレベータ6の終端は、一時貯蔵
タンク9に接続する。その一時貯蔵タンク9の排出口
は、切換え弁7を介して分配用コンベア10および良質
米搬送コンベア12の各始端に、それぞれ接続する。分
配用コンベア10の下方には、目合いの大きさがそれぞ
れ異なる複数の粒径選別手段である再選別用の粒径選別
機11A〜11Cを配置する。分配用コンベア10は、
一時貯蔵タンク9から排出される玄米を、必要に応じて
粒径選別機11A〜11Cのひとつに分配するものであ
る。
【0014】再選別用の各粒径選別機11A〜11Cの
目合いの大きさは、上述した荷受け用の粒径選別機3の
目合いの大きさよりも大きく構成する。例えば、粒径選
別機11Aの目合いの大きさは1.85mm、粒径選別
機11Bの目合いの大きさは1.90mm、粒径選別機
11Cの目合いの大きさは1.95mmとする。
【0015】再選別用の各粒径選別機11A〜11C
は、選別された良質米を排出する良質米排出口と、選別
された低質米(未熟米を含む)を排出する低質米排出口
とを有する。そして、これら各良質米排出口は良質米搬
送コンベア12に接続し、各低質米排出口は低質米搬送
コンベア13に接続する。
【0016】良質米搬送コンベア12の終端は、良質米
の重量を計量する良質米計量器14に接続する。さら
に、低質米搬送コンベア13の終端は、低質米の重量を
計量する低質米計量器15に接続する。低質米計量器1
5で計量済みの低質米は、低質米貯蔵タンク(図示せ
ず)に張り込むように構成する。
【0017】良質米計量器14は、計量後の良質米を張
込み用エレベータ17に導くように構成するとともに、
計量に際してその一部を測定用のサンプルとして抽出
(採取)し、内部品質検出装置16に導くように構成す
る。内部品質検出装置16は、近赤外線分析法(近赤外
線吸収スペクトル法)を利用し、水分、アミロース、蛋
白質、脂肪酸度などをそれぞれ検出し、それらの検出結
果に基づいて例えば食味を求めるものである。
【0018】張込み用エレベータ17の排出部から排出
される良質米は、内部品質検出装置16の検出結果に基
づいて、または内部品質検出装置16および外観検出装
置6の両検出結果に基づいて、図示しない所定の貯蔵タ
ンクに張り込むように構成する。
【0019】次に、このように構成する玄米再選別管理
施設の制御系の一例について、図2を参照して説明す
る。
【0020】図2において、20はコンピュータで構成
し、各部を後述のように制御する中央制御処理装置であ
る。この中央制御処理装置20には、外観検出装置6や
内部品質検出装置16を接続するとともに、制御対象と
して切換え弁7、分配用コンベア10、再選別用の粒径
選別機11A〜11Cなどを接続する。
【0021】次に、このような構成による玄米再選別管
理施設の動作の一例について、以下に説明する。
【0022】いま、荷受け玄米が荷受けホッパ1に投入
されると、荷受け用エレベータ2で荷受け玄米用の粒径
選別機3に供給されて、ここで整粒と未熟米に選別され
る。選別された未熟米は、未熟米用計量機5によりその
重量が計量されたのちくず米タンク(図示せず)に張り
込まれる。
【0023】一方、選別された整粒は、整粒用計量機4
によりその重量が計量される。その計量に際して、その
整粒の一部がサンプルとして抽出され、そのサンプルは
外観検出装置6に導かれる。外観検出装置6では、整粒
の外観を検出し、その検出結果に基づいて例えば未熟米
か否かを判別し、その判別結果に基づいて未熟米含有率
を算出する。
【0024】このようにして未熟米含有率が算出される
と、選別済みの整粒はその未熟米含有率の算出結果に応
じて、再選別用の粒径選別機11A〜11Cのいずれか
で選別され、またはその再選別を行わずに直接に後処理
される。
【0025】例えば、未熟米含有率が15パーセント以
上では、目合いが大きい粒径選別機11Cで再選別し、
未熟米含有率が15〜10パーセントの場合には目合い
が中程度の粒径選別機11Bで再選別し、未熟米含有率
が10〜5パーセントの場合には目合いが小さい粒径選
別機11Aで再選別し、未熟米含有率が5パーセント以
下の場合にはいずれの粒径選別機11A〜11Cでも再
選別しない。
【0026】従って、未熟米含有率が15パーセント以
上で粒径選別機11Cにより再選別する場合には、一時
貯蔵タンク9から排出される整粒は、切換え弁7の切換
えにより分配用コンベア10に導かれ、分配用コンベア
10により粒径選別機11Cにその整粒が分配される。
また、未熟米含有率が5パーセント以下の場合には、切
換え弁7の切換えを行わずに、良質米搬送コンベア12
に導かれ、良質米搬送コンベア12により良質米計量器
14に搬送される。
【0027】このようにして粒径選別機11A〜11C
のいずれかで再選別された良質米は、良質米搬送コンベ
ア12に排出され、良質米搬送コンベア12により良質
米計量器14に搬送される。一方、その選別された低質
米は、低質米搬送コンベア13に排出され、低質米搬送
コンベア13により低質米計量器15に搬送される。低
質米計量器15で計量済みの低質米は、低質米貯蔵タン
ク(図示せず)に張り込まれる。
【0028】良質米計量器15では良質米の重量が計量
され、その計量に際して、その良質米の一部がサンプル
として抽出され、そのサンプルは内部品質検出装置16
に導かれる。内部品質検出装置16は、近赤外線分析法
(近赤外線吸収スペクトル法)を利用し、水分、アミロ
ース、蛋白質、脂肪酸度などをそれぞれ検出し、それら
の検出結果に基づいて例えば食味を求める。そして、そ
の算出した食味の良否に応じて、またはその食味の良否
および上記で算出した未熟米含有率に応じて、張込み用
エレベータ17を経由し、図示しない所定の貯蔵タンク
に張り込む。
【0029】以上説明したように、本実施例では、荷受
け玄米を荷受け玄米用の粒径選別機3で整粒と未熟米と
に選別したのち、その選別済みの整粒の外観状態の良否
として未熟米含有率を算出し、その算出結果に応じて、
粒径選別機3の目合いよりも大きくその目合いがそれぞ
れ異なる粒径選別機11A〜11Cで整粒を再選別する
ようにした。従って、本発明実施例では、荷受け玄米の
未熟米含有率にばらつきがあっても、貯蔵タンクで貯蔵
すべき良質米は粒径や未熟米含有率がほぼ均一となり、
出荷玄米の等級の均一化を図ることができる。その結
果、後工程における精米の品質の安定に寄与することが
できる。
【0030】また、本発明実施例では、選別済みの整粒
の未熟米含有率に応じて、粒径選別機11A〜11Cで
整粒を再選別して粒径や未熟米含有率がほぼ均一な良質
米を得るようにし、さらにその良質米の内部品質として
食味を検出し、その結果に応じて玄米を管理するように
したので、外観品質、内部品質の両者を加味した適切な
玄米管理ができる。
【0031】さらに、本発明実施例では、未熟米含有率
が大きいほど、目合いが大きな粒径選別機11A〜11
Cで整粒を再選別するようにしたので、未熟米を能率的
かつ確実に排除することができるとともに、玄米の損傷
を最小限にできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、荷受け玄
米の外観状態を検出し、その検出結果に応じて未熟粒選
別手段で選別した未熟米含有率の異なる整粒を再選別す
るようにしたので、粒径や未熟米含有率がほぼ均一にで
きる。よって、貯蔵保管すべき整粒の等級の均一化を図
ることができる。その結果、出荷玄米の等級の均一化が
図れるとともに、後工程における精米の品質の安定に寄
与することができる。さらに、良質米と低質米とに再選
別後、内部品質検出手段で良質米の内部品質を検出する
ので、出荷玄米の等級の均一化と精米の品質の安定がよ
り一層図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成例を示す図である。
【図2】その実施例の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 荷受けホッパ 3 荷受け用の粒径選別機 4 整粒用計量器 6 外観検出装置 7 切換え弁 10 分配用コンベア 11A〜11C 再選別用の粒径選別機 12 良質米搬送コンベア 14 良質米計量器 16 内部品質検出装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷受け玄米の外観状態を検出する外観検
    出手段と、 荷受け玄米を整粒と未熟粒とに選別する未熟粒選別手段
    と、 選別する粒径の大きさがそれぞれ異なる複数の粒径選別
    手段と、 前記外観検出手段の検出した外観状態に応じて、前記複
    数の粒径選別手段中より所定の粒径選別手段を選び、こ
    の所定の粒径選別手段に未熟粒選別手段で選別済みの整
    粒を分配する分配手段と、前記分配手段で分配し再選別後の良質米の内部品質を検
    出する内部品質検出手段と、 を備えてなる玄米選別管理施設。
JP27504592A 1992-09-18 1992-09-18 玄米選別管理施設 Expired - Fee Related JP3336638B2 (ja)

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JP6230978B2 (ja) * 2014-09-25 2017-11-15 株式会社クボタ 農業管理システム
JP7038356B2 (ja) * 2017-08-29 2022-03-18 井関農機株式会社 米選機の管理システム

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