JP2556531Y2 - 粒状穀物選別装置 - Google Patents

粒状穀物選別装置

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JP2556531Y2
JP2556531Y2 JP1565992U JP1565992U JP2556531Y2 JP 2556531 Y2 JP2556531 Y2 JP 2556531Y2 JP 1565992 U JP1565992 U JP 1565992U JP 1565992 U JP1565992 U JP 1565992U JP 2556531 Y2 JP2556531 Y2 JP 2556531Y2
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一義 安西
善章 矢野
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株式会社安西総合研究所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小豆等の粒状穀物選別
装置に関し、特に、穀物の荷受け時のサンプリング及び
検査をするための選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農協を中心とする穀物の生産形態におい
ては、各農家が、特に大きな夾雑物は収穫時に一応除か
れているものの、種々の大きさの粒状物、夾雑物、不良
品等が混在した状態の粒状穀物をそのまま農協に納入
し、農協が一括して選別を行って製品に仕上げて出荷す
るという形態が取られることが多い。この場合、農協
は、各農家によって納入された粒状穀物を荷受け時にサ
ンプリングして良品、不良品及びその他の夾雑物の混在
量を見極めてチェックしておく必要がある。従来、サン
プリングは、夾雑物と粒状物の選別、粒状物の大きさの
区分け、及び良品と不良品の選別を人手によって行う
か、又は、各々別個に専用の選別機によって行い、得ら
れた各構成物の重量を計量することによってなされてい
たので、かなりの労力と時間を要していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記の従来
のサンプリングにおける不都合な点を解消した選別装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案においては、荷受け穀物を受け入れる原料投
入部と、前記原料投入部から供給された穀物を夾雑物と
粒状物とに選別し且つ選別した夾雑物の重量を計量する
粗選部と、前記粗選部によって選別された粒状物を粒の
大きさに従って複数の粒状物に選別し且つ選別した粒状
物の各々の重量を計量する精選部と、前記精選部によっ
て選別された粒状物のうち良品として適当な大きさの粒
状物の品質を検査して良品と不良品に選別し且つ各々の
重量を計量する品質選別部と、前記粗選部、精選部、及
び品質選別部によって選別された各構成物の原料に対す
る重量比率を演算し且つ表示する演算・表示部と、から
粒状穀物選別装置を構成している。
【0005】本装置における各構成部は、上記の機能を
有するものであれば種々の装置を利用することができ、
例えば、粗選部としては、スカルパーリール(金網状の
回転ロール)と吸引空気流とを組み合わせた選別装置を
利用することができる。精選部としては、複数の篩を垂
直方向に組重ねた選別装置を利用することができる。更
に、品質選別部としては、選別対象物に光を照射し対象
物からの反射光の特性により対象物の品質を検査選別す
る色彩選別機を利用することができる。
【0006】各構成部の配置は、各々の形状に応じて適
宜位置決めすることができ、また、構成部間には、昇降
機やベルトコンベア等の搬送部を適宜設けてもよい。
【0007】
【作用】本考案の装置においては、原料を投入すると、
原料重量の計量、夾雑物の分離・計量、粒の大きさの分
類及び計量、良品対象となる粒の品質の良否の選別・計
量が順次自動的に迅速になされ、各構成物の原料に対す
る重量比率が自動的に演算され、出力表示される。
【0008】以下、本考案を図面を参照しつつ実施例に
よって更に詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1は、本考案の選別装置の一実施例の概略
構成を示すブロック図である。
【0010】本装置は、原料投入部1、第1昇降機2、
粗選部3、精選部4、第2昇降機5、品質選別部6及び
演算・表示部7から構成されている。荷受けした粒状穀
物は原料投入部1に投入される。原料投入部1は、投入
された原料の全重量を計量した後、原料を第1昇降機2
の入口に自動的に搬送するようになされている。第1昇
降機に搬送された原料は、垂直上方向に順次搬送されて
粗選部3の入口に供給される。精選部3は、供給された
原料を、大夾雑物、小夾雑物、粒状物及びダストに分
け、各々別個の排出口から排出する。粗選部3によって
選別され専用の排出口から排出された粒状物は、精選部
4の入口に供給される。一方、小夾雑物は所定の場所の
貯溜されてその重量が計量される。精選部4は、粒状物
を、粒の大きさに応じて大粒、中粒、小粒に分け各々別
個の排出口から排出する。粒状物の粒の大きさの選別
は、対象となる粒状物によって適宜大中小3種類に分け
たり、大小2種類に分けたりすることができる。本実施
例においては、大中小3種類の粒に分けられ、そのうち
中程度の粒が良品の対象とされている。良品の対象とさ
れる中粒の粒状物は第2昇降機5の入口に供給される。
一方、大粒及び小粒は、各々別個の場所に貯溜されて各
々その重量が計量される。第2昇降機5に供給された中
粒の粒状物は、第2昇降機5によって順次垂直上方向に
搬送され、品質選別部6の入口に供給される。品質選別
部6においては、供給された中粒の粒状物の変色、欠
け、割れ等の欠陥を検知して良品と不良品とに選別し、
各々別個の排出口から排出される。排出された良品及び
不良品は、更に各々別個の場所に貯溜され、それぞれの
重量が計量される。各部において計量された重量の値
は、演算・表示部7に供給され、供給原料全体の重量に
対する各々の要素の重量比率が演算され且つ表示され
る。更に、演算結果がプリントアウトされる。
【0011】次に、各構成部分を更に詳細に説明する。
図2は、本実施例における粗選部の主要部分の詳細を示
す断面図である。第1昇降機2からホッパー8に供給さ
れた原料は、フィールドロール9によって定量ずつ給送
されてスカルパーリール10上に供給される。スカルパ
ーリール10は目の粗い金網から作られた回転可能な筒
状体であり、これによってワラや茎等の大きな夾雑物は
スカルパーリール10の表面に乗ったまま排出口11か
ら排出される。一方、粒状物及び小さな夾雑物はスカル
パーリール10の網目を通過して排出口12に向かって
下方に送られる。排出口12の近辺には空気選別室13
に通じている通路14が設けられている。空気選別室1
3には、下流に設けられたファン15が回転することに
よって吸引空気の流れが生じており、これによって比較
的軽く小さな夾雑物は、排出口12に入る前に通路を通
って空気選別室13に導かれる。通路14内の空気の流
れは空気選別室13内で急速に広がり、この結果、未熟
粒やワラ等の小夾雑物は自重で下方へ落下して排出口1
6から排出される。一方、極めて細かく且つ軽いダスト
類は、ファン15によって排出口17から排出される。
【0012】図3は、精選部4の主要部の詳細を示す正
面図である。本実施例における精選部4は、粒状物を大
中小3種類の粒の大きさに選別するようになされてお
り、中粒のみが良品の対象とされている。精選部4は、
各々粗さが異なるスクリーン18,19,20が内部に
配設された3つの篩部材21,22,23を含み、これ
らの篩部材が、弾性支持部材24によってベース25上
に支持されている。更に、これらの篩部材は、クランク
軸26及びVベルト27を介してモータ28に連結され
ており、モータ28が回転することによって左右に揺動
する。図3の拡大詳細断面部に示すように、各篩部材の
上面にはスクリーン18が右下方に僅かに傾斜されて配
置され、底面にはシュート29が左下方に傾斜されて配
設されている。また、スクリーン18とシュート29と
の間には、クリンプ網30,ゴムボール31及びアング
ル材32が配設されており、スクリーンの目詰まりがな
く且つ粒状物が一箇所に溜まらずにふるいがかけられた
粒状物がスムーズに流れるようになされている。スクリ
ーンの目の粗さは、上から順に細かくなっている。
【0013】夾雑物が除かれ粒状物のみとなった原料が
最上段の篩部材21の供給口に供給されると、粒状物は
図3において矢印で示すように順に篩にかけられて、大
中小3種類の粒状物に選別される。そして、中粒のみが
第2昇降機5に供給され、大粒及び小粒は、各々別個の
場所に貯溜されて重量が計量される。
【0014】図4は、品質選別部6の詳細を示すブロッ
ク図である。本実施例における品質選別部6はいわゆる
色彩選別機によって構成されている。第2昇降機5から
ホッパー33に供給された中粒の粒状物は一粒ずつ連続
的にシュート34を流れ、観察領域を通過する。観察領
域には光源35によって3方向から光が照射され、粒状
物によって反射された光を基準色と比較するようになさ
れている。観察領域を基準色以外の粒状物が通過する
と、観察領域からの信号を受けたメインアンプ36の出
力により空気銃37が作動し、変色した不良品が排除さ
れる。本実施例においては、色彩選別機が使用されてい
るが、これ以外の品質選別機を使用してもよい。
【0015】演算・表示部7は、各構成部からの重量計
量データを取り入れて各々の構成物の原料に対する重量
比率を演算し且つプリントアウトする。なお、本実施例
においては、大夾雑物およびダストについては計量され
ていないが、これは、これらの重量比率は原料全体の重
量から大夾雑物及びダスト以外の構成物の重量を差し引
くことによって算出できるからである。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、装置に原料を投入する
だけで、自動的に、迅速且つ正確な入荷粒状穀物のサン
プリングができ、入荷検査作業に極めて有効に利用する
ことができる。また、本考案の装置によれば、良品比率
だけでなく他の全ての構成物の重量比率がわかるので、
各納入者は、自己の生産状況を早急に把握することがで
き、その後の生産の有効な資料とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の選別装置の一実施例の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の実施例における粗選部の主要部分の詳細
を示す断面図である。
【図3】図1の実施例における精選部の主要部分の詳細
を示す正面図である。
【図4】図1の実施例における品質選別部の詳細を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 原料投入部、 2 第1昇降機、 3 粗選
部、 4 精選部、5 第2昇降機、 6 品質選
別部、 7 演算・表示部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷受け穀物を受け入れ且つ荷受け穀物の
    全重量を計量する原料投入部と、前記原料投入部から供
    給された穀物を夾雑物と粒状物とに選別し且つ選別した
    夾雑物の重量を計量する粗選部と、前記粗選部によって
    選別された粒状物を粒の大きさに従って複数の粒の大き
    さの粒状物に選別し且つ選別した粒状物の各々の重量を
    計量する精選部と、前記精選部によって選別された粒状
    物のうち良品として適当な大きさの粒状物の品質を検査
    して良品と不良品に選別し且つ各々の重量を計量する品
    質選別部と、前記粗選部、精選部、及び品質選別部によ
    って選別された各構成物の原料に対する重量比率を演算
    し且つ表示する演算・表示部と、からなる粒状穀物選別
    装置。
  2. 【請求項2】 前記精選部を前記粗選部の垂直方向下方
    に接続して配置し、前記原料投入部と前記粗選部との間
    に原料を搬送するための第1の昇降機を設け、前記精選
    部と前記品質選別部との間に前記精選部によって選別さ
    れた良品対象粒状物を搬送するための第2の昇降機を設
    けた、請求項1に記載の選別装置。
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