JP3523468B2 - 穀物処理方法 - Google Patents

穀物処理方法

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JP3523468B2
JP3523468B2 JP28751997A JP28751997A JP3523468B2 JP 3523468 B2 JP3523468 B2 JP 3523468B2 JP 28751997 A JP28751997 A JP 28751997A JP 28751997 A JP28751997 A JP 28751997A JP 3523468 B2 JP3523468 B2 JP 3523468B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、荷受けした穀物を
品質情報に対応させて分別貯蔵する穀物処理方法及びそ
の処理方法を用いた穀物処理設備に関する。 【0002】 【従来の技術】かかる穀物の荷受け処理方法において
は、荷受けした穀物を貯蔵する全体の貯蔵容量は予め決
まっている。そして、そのように予め決まった貯蔵容量
において、荷受けした穀物を品質情報(例えば、食味、
水分含有率、タンパク含有率、アミロース含有率)に対
応させて複数に区分けして、分別貯蔵するものである。
ここでいう食味とは、例えば穀物の一例として米の場合
には、炊飯して食べたときの官能値と相関性を持つもの
である。 【0003】従来は、荷受けした穀物を品質情報に対応
させて分別貯蔵する際の分別形態、即ち、分別数、分別
単位毎の品質情報の範囲及び分別単位毎の貯蔵量を、過
去の荷受け実績(品質情報及び荷受け量)等に基づいて
予め経験的に設定し、そして、そのように予め経験的に
設定した分別形態に基づいて、新たに荷受けした穀物を
品質情報に対応させて分別貯蔵するようにしていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、収穫された
穀物の品質情報は栽培単位(例えば、年)毎に変動する
場合がある。従って、そのような場合、従来のように、
分別形態を予め経験的に設定する方法では、一部の分別
単位の実際の貯蔵量が設定した貯蔵量に対して多くなり
過ぎたり、少なくなり過ぎたりして、設定した分別形態
通りに適切に分別貯蔵できないという不具合が生じると
いう問題があった。ちなみに、貯蔵部における一部の分
別単位に対応する部分に対する実際の貯蔵量が設定より
も多すぎて、貯蔵仕切れなくなるといった不具合が発生
するのを防止するために、貯蔵部の全体の貯蔵容量を、
予想される全体の荷受け必要量に対応した適切な量より
も多めに設定するという場合があるが、そのような場合
は、コストアップにつながるとともに、貯蔵部を効率良
く使用できないという欠点が生じていた。 【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、分別単位毎に設定した貯蔵量と
実際の貯蔵量との間の差を抑制して、設定した分別形態
通りに適切に分別貯蔵することができる穀物処理方法、
及び、穀物処理設備を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、昨年度の荷受け実績に基づいて、荷受け対
象の全穀物を品質情報に対応させて分別貯蔵する分別形
態を仮設定し、荷受け対象の全穀物を荷受けするための
期間よりも短い設定期間内において、荷受け単 位毎に、
品質情報及び荷受け量を計測し、且つ、前記設定期間毎
に、今回の設定期間における荷受け単位毎の品質情報及
び荷受け量の計測情報と、過去の設定期間における荷受
け単位毎の品質情報及び荷受け量の計測情報とに基づい
て、荷受け量を品質情報に対応付けて積算し、前記設定
期間毎に、そのように求めた積算情報、及び、前記仮設
定した分別形態に基づいて、荷受けした穀物を品質情報
に対応させて分別貯蔵する分別形態を設定する。つま
り、収穫された穀物の品質情報が変動して、荷受け対象
の穀物の品質情報が変動したとしても、変動した品質情
報に対応して分別形態を設定して、分別貯蔵することが
できる。従って、分別単位毎に設定した貯蔵量と実際の
貯蔵量との間の差を抑制して、設定した分別形態通りに
適切に分別貯蔵することができる穀物処理方法を提供す
ることができるようになった。そこで、貯蔵部の全体の
貯蔵容量を不必要に多めに設定する必要がなく、荷受け
量に対応した適切な量に設定することができて、コスト
ダウンが可能になるとともに、そのように荷受け量に対
応した適切な貯蔵容量に設定した貯蔵部を効率良く使用
することができるようになった。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、米を処理
する穀物処理設備に本発明を適用した場合の実施の形態
について説明する。図1,図2に示すように、穀物処理
設備は、納入者が投入する穀物の荷受け処理を行う荷受
け部A、荷受けした穀物を品質レベル別に乾燥処理を行
う乾燥部B、乾燥後の穀物を品質別に分別貯蔵する貯蔵
部C、穀物の籾摺調整部D及び穀物を出荷する出荷部E
等を備えて構成されている。更に、図11に示すよう
に、穀物処理設備の各種制御や入力される各種情報の処
理を司る主制御装置61と、乾燥後の穀物を品質別に貯
蔵部Cに分別貯蔵すべく分別形態を設定するための分別
形態設定用情報として、予め、荷受け対象の穀物を対象
にして求めた、品質情報及び荷受け量情報を互いに対応
付けた情報で主制御装置61に入力する入力手段として
の入力部Iとが備えられている。詳細は後述するが、前
記主制御装置61は、入力部Iにより入力された分別形
態設定用情報に基づいて前記分別形態を設定するように
構成されており、分別形態設定手段を前記主制御装置6
1を利用して構成されている。 【0008】前記荷受け部Aは、穀物を受け入れる受入
部としての荷受けホッパー1、荷受けホッパー1からの
穀物を横送りする荷受けコンベア2、穀物を揚送する第
1揚送コンベア3、穀物を一旦貯留する流量調整タンク
4、穀物から藁屑等の異物を除去するための粗選機5、
粗選機5から排出される穀物を計量する荷受け用計量機
6等を夫々2組づつ備えて構成されている。前記乾燥部
Bは、荷受け部Aから供給される穀物を貯留するため
に、前記荷受け部Aの2組づつの構成に対応して2組づ
つ備えられる一時貯留用の複数の貯留ビン8と、貯留ビ
ン8から供給される穀物の乾燥処理を行う乾燥機k等が
備えられる。前記貯蔵部Cには、乾燥後の穀物を貯蔵す
る貯蔵庫として複数のサイロ9が設けられる。尚、全て
のサイロ9は、夫々の貯蔵容量が同じになるように形成
されている。籾摺調整部Dには、調整タンク10、精選
機11、売渡し用計量機12、籾摺調整装置13、石抜
機14等が設けられ、出荷用設備Eには、出荷用調整タ
ンク15、出荷用計量機16,17、複数の出荷用タン
ク18等が設けられる。尚、図示はしないが、それら機
械類は、建物の内部空間を利用して、立体的(多層階
式)に配設されている。 【0009】次に、この設備において穀物を搬送するた
めの搬送経路について説明する。前記荷受けホッパー1
から受け入れられた未乾燥の穀物は、荷受けコンベア2
によって横方向に搬送されたのち、第1揚送コンベア3
によって上方箇所に揚送され、流量調整タンク4にて一
時貯留されて、粗選機5によって混入した藁屑等の異物
を除去されたのち、前記荷受け用計量機6によって計量
されることになる。前記流量調整タンク4の機能につい
て説明を加えれば、前記荷受け用計量機6は、いわゆる
バッチ式の計量機に構成されているため、荷受け用計量
機6は計量中はその内部に穀物を一時貯留する状態とな
る。従って、計量のために受け入れた穀物を排出しなけ
れば次の計量を行えないことになる。そこで、前記流量
調整タンク4に二個の貯留部を備えて、一方の貯留部が
計量動作を行っている間に他方の貯留部に穀物を貯留さ
せるようにすることで、先に受け入れた穀物の計量が完
了していなくても、次の荷受け処理を開始できるように
して、荷受け処理の効率化を図ることができるようにし
ているのである。但し、荷受け量が多い場合には、前記
二個の貯留部に同一受け入れ先の穀物を分配する状態で
貯留させる場合もある。前記荷受け用計量機6から排出
される計量後の穀物は、第2揚送コンベア7によって上
方に揚送され、中継コンベア19と移動コンベア20を
介していずれかの貯留ビン8に貯留されることになる。
前記貯留ビン8に貯留された穀物は、各貯留ビン8の下
端部の排出部に各別に設けられたシャッター21を選択
的に開作動させてその下端部から排出され、横送り搬送
コンベア22にて搬送され、第3揚送コンベア23によ
って上方に揚送されて、更に、搬送コンベア24にてサ
イロ又は乾燥部が配置される箇所の近くまで搬送され、
切り換え弁25によって乾燥機kに送るか貯蔵工程に送
るかを切り換えられるようになっている。前記乾燥機k
に送る場合には、第4揚送コンベア26によって揚送さ
れた穀物を前記乾燥機kに投入し、貯蔵工程に送る場合
には、第5揚送コンベア27によって揚送して、更に、
貯留ビン8に搬送するか又はサイロ9に搬送するかを切
り換え弁28によって切り換える。前記乾燥機kの下端
部から排出される穀物は、切り換え弁29によって再度
乾燥機kに投入されるか又は第5揚送コンベア27の始
端部に戻されるかを切り換えるようになっている。貯蔵
工程に送る場合には、上部搬送コンベア30により選択
的にいずれかのサイロ9に穀物が供給される。サイロ9
の下端部から排出される穀物は、切り換え弁31によっ
て乾燥用の第4揚送コンベア26に戻すための乾燥用搬
送コンベア32に排出されるか、出荷工程に搬送するた
めの出荷用搬送コンベア33a,33bに排出されるか
が切り換えられるようになっている。 【0010】前記切り換え弁31が出荷工程に搬送する
ように切り換えられて、サイロ9の下端部に各別に設け
られたロータリバルブ(図示せず)が操作されることに
より、第1出荷用コンベア33a及び第2出荷用搬送コ
ンベア33bから排出される穀物は、流量調整タンク1
0を経由して、精選機11又は売渡し用計量機12に搬
送されるようになっている。但し、精選機11から排出
される穀物を売渡し用計量機12に搬送することもでき
るようになっている。売渡し用計量機12で計量された
穀物は、第6揚送コンベア35で揚送された後、籾摺調
整装置13に搬送されるようになっている。但し、第6
揚送コンベア35の終端部に切り換え弁36が設けら
れ、第6揚送コンベア35で揚送された穀物をサイロ9
の上部の横送り搬送コンベア37からサイロ9に戻すこ
ともできるようになっている。 【0011】籾摺調整装置13から排出される穀物は、
石抜機14を経由して第7揚送コンベア38で上方に揚
送され、切り換え弁39を介して、出荷用計量機16の
調整タンク15、又は、別の出荷用計量機17に搬送さ
れるようになっている。前記出荷用計量機17から排出
される穀物は、第8揚送コンベア40で上方に揚送さ
れ、横送り搬送コンベア41を経由して、複数個の出荷
タンク18の夫々に所定量毎に区分けされた状態で収納
されるようになっている。出荷タンク18から排出され
る穀物は、出荷搬送コンベア42から、運送用のトラッ
クの荷台等に排出されて出荷されることになる。 【0012】又、貯留ビン8の下端部には、複数の貯留
ビンに共用する状態で貯留空間に送風する送風機45が
設けられ、貯留ビン8の上方から内部の空気を外部に排
出するための吸引式の排気ファン46が設けられてい
る。 【0013】この穀物処理設備において、納入者が穀物
を投入する場合には、先ず、受付Uにて受付処理を済ま
せた後、穀物を荷受けホッパー1に投入することにな
る。そして、この穀物処理設備においては、分別用情報
に基づいて分別した状態で、前記乾燥機kにて乾燥処理
を行うとともに、貯蔵部Cにて分別貯蔵するように構成
され、荷受けホッパー1への受入れ前、つまり、受付を
した後に投入されるべき穀物から試料穀物としてのサン
プル籾を採取し、その採取したサンプル籾に対して、乾
燥処理を行わない状態で、分別用情報を検出する品質判
定装置Fが備えられている。 【0014】次に、前記品質判定装置Fについて説明す
る。図3,図4に示すように、装置正面には、前記穀物
から採取されたサンプル籾が投入される投入口48及び
人為操作用のタッチパネル49が設けられ、投入口48
から流下供給されるサンプル籾の全重量を検出するロー
ドセル50、サンプル籾の籾摺を行う籾摺機51、籾摺
後の玄米の重量を計測するロードセル52、サンプル籾
の形質品位、例えば、未熟粒、被害粒、死米、着色、胴
割れ等の外観的な品位を計測する外観品位計53、分光
分析を利用してサンプル籾の品質情報を計測する品質計
測装置54、整粒を選別する粒選別機55、整粒の重量
を計測するロードセル56、及び、それらの間で籾を揚
送搬送する搬送部57等を備えて構成されている。尚、
投入口48には、図4に示すように、作動時間を変更調
節自在なロータリバルブ58が設けられて投入された籾
のうち設定量のサンプル籾を供給できるとともに、複数
回にわたって設定量づつ供給することができるようにな
っている。尚、投入口48に余った籾は、流路切換弁5
9を切り換えることで出口側経路を介して排出部60か
ら外部に排出して回収できるようになっている。 【0015】そして、サンプル籾の全重量を計測して籾
摺を行った後に、玄米の重量を計測して、サンプル籾を
外観品位計53と品質計測装置54とに振り分けて、そ
れらが並行して所定の計測を行う。それらの計測結果は
後述するような主制御装置61に入力される。更に、粒
選別した後に計測される整粒重量と前記玄米重量、全籾
重量等から歩留が計測され、この情報も主制御装置61
に入力されるようになっている。 【0016】納入者は、荷受けホッパー1への穀物の投
入、及び、サンプル籾の投入口48への投入の後に、受
付Uにて自己の識別番号(例えば、自宅の電話番号)や
対象穀物の生産ロット番号(圃場番号等)、穀物の品種
等の情報、及び、2つ荷受けホッパー1のうちのいずれ
に投入するかについての情報を入力するようになってお
り、これらの入力情報が前記主制御装置61に入力さ
れ、この入力情報に基づいて、穀物のその後の処理や品
質計測情報等が管理されるようになっている。 【0017】図5ないし図8に基づいて、品質計測装置
54について説明を加える。図5に示すように、品質計
測装置54は、計測用の試料を保持する試料保持部7
6、その試料保持部76に保持されている試料に計測用
光として赤外線光を放射するタングステン−ハロゲンラ
ンプから成る光源77と、試料からの透過光を分光して
分光スペクトルを得る分光部78と、その分光部78に
て得られた分光スペクトルに基づいて、品質情報として
食味を求める処理部79を備えて構成してある。 【0018】試料保持部76は、図6ないし図8にも示
すように、漏斗状の試料投入ホッパ81と、その試料投
入ホッパ81の排出口81eに連通接続されて、排出口
81eから流下する試料を貯留する四角筒形状のセル8
2と、試料投入ホッパ81とセル82との連通接続部に
介装された入口側シャッタ83と、セル82の出口部に
介装された出口側シャッタ84とを備えて構成してあ
る。セル82は、横断面形状が長方形状の四角筒形状に
形成し、セル82の筒壁部のうち、前記長方形状の横断
面の長辺部を形成する一対の筒壁部は透明ガラスにて形
成してある。そして、光源部77、試料保持部76及び
分光部78は、光源部77からの光が、セル82の一対
の透明の筒壁部を通過して、分光部78の入射孔85i
に入射するような位置関係で配置してある。 【0019】試料投入ホッパ81は、横断面形状が長円
状で、その長円形状の横断面における長径Rと短径R
との比(R/R)が排出口81e側ほど大きくな
る漏斗状に形成してある。そして、試料投入ホッパ81
とセル82とを、試料投入ホッパ81の長径方向とセル
82の長辺方向とが同方向を向く姿勢で連通接続してあ
る。 【0020】品質計測装置54は、収穫して乾燥してい
ない高水分含有率の玄米を試料とするので、そのような
高水分含有率の玄米であっても、試料投入ホッパ81か
らセル82に円滑に流下するように、下記のように、試
料投入ホッパ81及びセル82の寸法を設定してある。
即ち、図6ないし図8において示すところの、試料投入
ホッパ81の排出口81eにおける短径部分の内寸法L
1、試料投入ホッパ81の長径部分と軸芯とにより形成
される角度α1,α2夫々は、下記のように設定してあ
る。又、図6ないし図8において示すところの、セル8
2における短辺方向での内寸法L2は、下記のように設
定してある。 L1:20〜30mm α1:35°±5° α2:35°±5° L2:18〜25mm 角度α1,α2が上記の設定値よりも小の場合は、高水
分含有率の玄米を投入すると詰まりやすくなり、大の場
合は、セル82に玄米が均一に供給されにくくなる。
又、セル82における短辺方向での内寸法L2、つま
り、光源1からの光が試料を通過する光路長が、上記設
定値よりも小の場合は、透過光量が多過ぎ、大の場合
は、透過光量が少なすぎ、いずれの場合も計測精度が悪
くなる。分光部78は、図5に示すように、試料を透過
した透過光が入射孔85iから入射するアルミニウム製
の暗箱85内に、その暗箱85に入射した光を反射する
反射鏡86と、反射鏡86により反射された光を分光反
射する凹面回折格子87と、凹面回折格子87により分
光反射された各波長毎の光線束強度を検出するアレイ型
受光素子88を備えて構成してある。アレイ型受光素子
88は、凹面回折格子87にて分光反射された拡散反射
光を、同時に波長毎に受光するとともに波長毎の信号に
変換して出力する。 【0021】処理部79は、マイクロコンピュータを利
用して構成され、アレイ型受光素子87からの出力信号
を処理して、吸光度スペクトル、及び、吸光度スペクト
ルの波長領域での二次微分値を得るとともに、その二次
微分値に基づいて、玄米に含まれる成分に基づく品質情
報を下記の演算式(以下、検量式と称する)に基づい
て、品質情報を算出する。 Y=K+K×A(λ)+K×A(λ)+K×A(λ)…… 但し、 Y ;品質情報 A(λ),A(λ),A(λ)……;求める品質情報と相関のある計測 用波長λにおける吸光度の二次微分値 K,K,K,K…… ;係数 【0022】処理部79には、品質情報の項目毎に、特
定の検量式を設定してある。つまり、上記検量式におい
て、求める品質情報と相関のある計測用波長λ
λ,λ……、係数K,K,K,K……を品
質情報の項目毎に設定してある。例えば、品質情報とし
て食味を計測する場合は、図9に示すように、波長及び
係数を設定してある。ところで、高水分含有率の籾は籾
殻が除去しにくく、試料中に籾が含有されやすくなる。
そこで、試料中に籾が含有していても、籾に影響を受け
ずに食味を精度良く計測できるように、計測用波長は、
求める品質情報と相関があり且つ籾が試料に混入してい
ると光量が増加する波長と、求める品質情報と相関があ
り且つ籾が試料に混入していると光量が減少する波長と
から成るキャンセル用波長を含めるように設定してあ
る。図9中、計測用波長を示す符号λ,λ,λ
…の後に符号Cを付したものが、キャンセル用波長であ
る。 【0023】上記の検量式おける各項Kn×A(λn)
において、キャンセル用波長に対応する項には、試料に
籾が混入することにより演算値が小さくなる項と、逆
に、演算値が大きくなる項があり、試料に籾が含有して
いても、演算値が小さくなる項の減少分と演算値が大き
くなる項の増大分とがキャンセルし合うので、食味を精
度良く計測することができる。 【0024】主制御装置61は、後述の如く、図10
示すような品質情報Qと荷受け量Mとの関係を求め、そ
のような品質情報Qと荷受け量Mとの関係の荷受け穀物
を、品質情報Qに対応させて分別貯蔵するための分別形
態を設定する。例えば、3段階の品質レベルに分別貯蔵
する場合は、品質レベルをQ(A),Q(B),Q
(C)の3段階に区分するための品質情報のしきい値H
1,H2(但しH2>H1)、及び、品質レベルQ
(A),Q(B),Q(C)夫々に対応するレベル別設
定貯蔵量M(A),M(B),M(C)の夫々を設定す
る。但し、品質情報Qがしきい値H2以上の範囲を品質
レベルQ(A)に、品質情報Qがしきい値H1以上でし
きい値H2未満の範囲を品質レベルQ(B)に、品質情
報Qがしきい値H1未満の範囲を品質レベルQ(C)に
夫々設定してある。 【0025】図11に、穀物処理設備全体における穀物
の移動状態、及び、各種の計測情報の流れを示してい
る。複数の納入者(農家)から持ち込まれる穀物は、上
記のように、品質計測装置Fの品質計測装置54によっ
て計測された品質情報、及び、主制御装置61によって
設定された分別形態に基づいて、乾燥工程等の以後の処
理を分別して処理するようになっている。 【0026】前記主制御装置61は、具体的には以下の
ような動作を実行するようになっている。つまり、荷受
けされた穀物を、品質レベルQ(A),Q(B),Q
(C)別に分別処理するように、上記各搬送コンベアや
各揚送コンベアにおける穀物の搬送状態や、各切り換え
弁の切り換え操作を予め設定された順序で実行するよう
に構成されている。 【0027】次に、穀物の品質情報を計測して、その計
測情報に基づいて行う分別処理について説明する。納入
者は受付にて穀物から採取したサンプル籾を前記投入口
48に投入して、前記入力情報を入力して、タッチパネ
ル49にて計測開始を指示すると、品質判定装置Fによ
る計測が開始される。その後、穀物を荷受けホッパー1
に投入して、穀物の搬送を開始させる。 【0028】品質判定装置Fにて計測された品質情報
(食味)、形質品位及び水分の計測情報は、計測が終了
するとすぐに主制御装置61に送信される。そして、主
制御装置61は、前記品質情報の計測情報に基づいて、
品質レベルQ(A),Q(B),Q(C)別に分別貯留
するように、前記複数の貯留ビン8のうちで、穀物を貯
留すべき貯留ビン8を選択するとともに、このとき荷受
け用計量機6による計量が開始される。計量が終了する
と、その計量情報が主制御装置61に送信される。尚、
主制御装置61による貯留ビン8の選択は、具体的に
は、貯留ビン8の上部に設けられる移動コンベア20の
全体を横方向に移動させて穀物排出位置(搬送方向下手
側端部)が、選択した貯留ビン8の上部に位置するよう
に位置調節することによって行う。この移動コンベア2
0は搬送方向を正逆に切り換え自在になっており、横移
動量を少なくしながら、各貯留ビン8のいずれに対して
も選択的に排出位置を調節できるようになっている。 【0029】その後、貯留ビン8から穀物を排出させて
乾燥機kに向けて搬送して乾燥処理が行われることにな
るが、このとき、前記品質情報の計測情報に基づいて、
品質レベルQ(A),Q(B),Q(C)別に分別乾燥
処理を行う。続いて、乾燥が終了すると、前記品質情報
の計測情報に基づいて、品質レベルQ(A),Q
(B),Q(C)別に分別貯蔵するように、各品質レベ
ルに対応するサイロ9に貯蔵させ、且つ、適宜、出荷処
理が行われることになる。 【0030】図11に示すように、本実施形態において
は、1日の間(前記設定期間内に相当する)に荷受け単
位毎に、品質計測装置Fの品質計測装置54にて計測さ
れた品質情報(食味)の計測情報、及び、荷受け用計量
機6にて計測された荷受け量の計測情報が、前記分別形
態設定用情報とされ、品質計測装置54及び荷受け用計
量機6が入力部Iとして機能するように構成されてい
る。又、主制御装置61が、その分別形態設定用情報に
基づいて、前記分別形態、即ち、複数段階の品質レベル
(本実施形態においてはQ(A),Q(B),Q(C)
の3段階)、及び、各品質レベルに対応するレベル別設
定貯蔵量(本実施形態においては、品質レベルQ
(A),Q(B),Q(C)夫々に対応するM(A),
M(B),M(C)の夫々)を設定するように構成され
ている。 【0031】以下、図12に示すフローチャートに基づ
いて、主制御装置61が前記分別形態を設定する際の手
順を説明する。ステップ#1で、昨年の荷受け実績に基
づいて、予め、荷受け対象の全穀物を品質情報に対応さ
せて分別貯蔵する分別形態、即ち、品質レベルをQ
(A),Q(B),Q(C)の3段階に分別するための
二つのしきい値H1,H2(但しH2>H1)、及び、
品質レベルQ(A),Q(B),Q(C)夫々に対応す
るレベル別設定貯蔵量M(A),M(B),M(C)を
仮設定する。 【0032】ステップ#2で、荷受け単位毎に品質計測
装置54にて品質情報(食味)Qiが計測されるととも
に、荷受け用計量機6にて荷受け量Miが計測される。
ステップ#3で、本日の荷受け単位毎に計測した品質情
報Qi及び荷受け量Miの計測情報と、本日よりも前の
荷受け単位毎の品質情報Qi及び荷受け量Miの計測情
報とに基づいて、荷受け量Miを現在設定されている品
質レベルQ(A),Q(B),Q(C)別に積算して、
暫定レベル別設定貯蔵量Mz(A),Mz(B),Mz
(C)を求める。つまり、品質情報Qiがしきい値H2
以上の範囲に対応する荷受け量Miを積算して暫定レベ
ル別設定貯蔵量Mz(A)を求め、品質情報Qiがしき
い値H1以上でしきい値H2未満の範囲に対応する荷受
け量Miを積算して暫定レベル別設定貯蔵量Mz(B)
を求め、品質情報Qiがしきい値H1未満の範囲に対応
する荷受け量Miを積算して暫定レベル別設定貯蔵量M
z(C)を求める。 【0033】ステップ#4及び#5で、荷受け対象の全
穀物を、現在設定されている分別形態、即ち、品質情報
のしきい値H1,H2、及び、レベル別設定貯蔵量M
(A),M(B),M(C)によって、分別貯蔵できる
か否かを判定する。但し、1回目は、しきい値H1,H
2、及び、レベル別設定貯蔵量M(A),M(B),M
(C)は、ステップ#1で仮設定した値となる。つま
り、Mz(A)/Mz(T)とM(A)/M(T)との
差、Mz(B)/Mz(T)とM(B)/M(T)との
差、及び、Mz(C)/Mz(T)とM(C)/M
(T)との差が夫々、予め設定された許容範囲内に入っ
ているか否かを判定する。但し、 Mz(T)=Mz(A)+Mz(B)+Mz(C) M(T)=M(A)+M(B)+M(C) 前記許容範囲内に入っているときは、現在設定されてい
る分別形態で分別貯蔵できるので、そのままステップ#
2に戻り、前記許容範囲内に入っていないときは、現在
設定されている分別形態で分別貯蔵できないので、ステ
ップ#6において、下記のように分別形態を変更設定し
てから、ステップ#2に戻る。 【0034】ステップ#6では、下記のように3通りの
方法から一つを選択して、分別形態を変更設定する。
尚、いずれを選択するかは、本日までに荷受けした全穀
物における品質情報Qと荷受け量Mとの関係と、本日よ
りも前に荷受けした全穀物における品質情報Q及び荷受
け量Mの計測情報とを比較して、適切な方法を選択す
る。但し、1回目は、本日荷受けした全穀物における品
質情報Qと荷受け量Mとの関係と、分別形態を仮設定す
るために対象とした昨年の荷受け実績における品質情報
Qと荷受け量Mとの関係とを比較する。例えば、品質情
報Qの最低値と最大値との間隔が略同じ状態で、品質情
報Qが全体的に高い側あるいは低い側に移動していると
きは、(2)の方法を選択する。あるいは、品質情報Q
の最低値と最大値との間隔が大きく変化したときは、
(3)の方法を選択する。 (1) 現在設定されているしきい値H1,H2は変更
せずに、レベル別設定貯蔵量M(A),M(B),M
(C)を変更設定する。 (2) 現在設定されているレベル別設定貯蔵量M
(A),M(B),M(C)は変更せずに、しきい値H
1,H2を変更する。 (3) レベル別設定貯蔵量M(A),M(B),M
(C)、及び、しきい値H1,H2の両方を変更する。
場合によっては、しきい値H1,H2の数を増減する。 【0035】尚、分別形態を変更設定するに当たって
は、異なる日に荷受けした同じ品質情報Qiの穀物が、
異なる品質レベルに貯蔵されることがないように、変更
設定する。 【0036】上記のステップ#2からステップ#6まで
の手順を、所定期間の間繰り返す。例えば、ステップ#
4及び#5において分別形態を変更不要であると判定さ
れる状態が、設定回数以上にわたって繰り返されたとき
まで、繰り返す。あるいは、同じ品質情報Qiの穀物が
異なる品質レベルに貯蔵されることがない状態で、分別
形態を変更設定可能であれば、荷受け対象の全穀物の荷
受けが終了するまで繰り返してもよい。 【0037】〔別実施形態〕 次に別実施形態を説明する。 (イ) 図13に示すように、乾燥機kを複数台設置す
るとともに、貯留ビン8を省略して、荷受けした穀物を
貯留ビン8にて一時貯留すること無く、複数の乾燥機k
に品質レベル別に供給し、異なる品質レベルの穀物を同
時に並行して乾燥処理できるように構成してもよい。 【0038】(ロ) 上記の各実施形態においては、品
質情報として食味を計測して、その計測情報に基づい
て、分別貯蔵するように構成したが、食味以外に、水分
含有率、タンパク含有率及びアミロース含有率等のうち
のいずれか一つを計測して、その計測情報に基づいて、
分別貯蔵するように構成してもよい。あるいは、食味、
水分含有率、タンパク含有率及びアミロース含有率等の
うちの少なく二つ以上によって品質レベルを判定して、
その判定情報に基づいて、分別貯蔵するように構成して
もよい。そのように複数項目の品質情報によって品質レ
ベルを判定する場合、品質情報として、食味、水分含有
率、タンパク含有率及びアミロース含有率等の内部品質
情報の他に、形質品位等の外観品質情報を含めてもよ
い。 【0039】(ハ) 上記の実施形態においては、品質
レベルを3段階に設定する場合について例示したが、2
段階に設定してもよいし、4段階以上に設定してもよ
い。 【0040】() 上記の実施形態においては、設定
期間を1日間とする場合について例示したが、1日間よ
りも短い期間に設定してもよいし、2日間以上に設定し
てもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態にかかる穀物処理設備におけ
る荷受け工程、乾燥工程及び貯蔵工程の概略構成図 【図2】同じく籾摺調整工程及び出荷工程の概略構成図 【図3】同じく品質判定装置の正面図 【図4】同じく品質判定装置の側面図 【図5】同じく品質計測装置の縦断正面図 【図6】同じく品質計測装置の試料保持部の平面図 【図7】同じく品質計測装置の試料保持部の縦断側面図 【図8】同じく品質計測装置の試料保持部の縦断正面図 【図9】同じく食味を計測するための計測用波長及び係
数を示す図 【図10】品質情報と荷受け量との関係を示す図 【図11】実施形態にかかる穀物処理設備における穀物
と各種情報の流れを示す図 【図12】実施形態にかかる穀物処理設備における分別
形態を設定するための手順を示す図 【図13】別実施形態にかかる穀物処理設備における要
部の概略ブロック図 【符号の説明】 9 貯蔵庫 61 分別形態設定手段 I 入力手段 C 貯蔵部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−201941(JP,A) 特開 平5−149873(JP,A) 特開 平10−300350(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23B 7/00 - 9/34 A01F 25/00 F26B 25/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 荷受けした穀物を品質情報に対応させて
    分別貯蔵する穀物処理方法であって、昨年度の荷受け実
    績に基づいて、荷受け対象の全穀物を品質情報に対応さ
    せて分別貯蔵する分別形態を仮設定し、 荷受け対象の全穀物を荷受けするための期間よりも短い
    設定期間内において、荷受け単位毎に、品質情報及び荷
    受け量を計測し、且つ、前記設定期間毎に、今回の設定
    期間における荷受け単位毎の品質情報及び荷受け量の計
    測情報と、過去の設定期間における荷受け単位毎の品質
    情報及び荷受け量の計測情報とに基づいて、荷受け量を
    品質情報に対応付けて積算し、 前記設定期間毎に、そのように求めた積算情報、及び、
    前記仮設定した分別形態に基づいて、荷受けした穀物を
    品質情報に対応させて分別貯蔵する分別形態を設定する
    穀物処理方法。
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