JPH0263583A - 電子秤を用いた選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、電子秤とバケット付き選別コンベアとを用い
て果実そ菜等の被選別物を選別する電子秤式自動重量選
別機に関するものである。

［従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕一般
に、選果施設における果実そ菜等の被選別物の選別処理
は、選果場に搬入する生産者の持込み荷口毎に選別して
、生産者毎に、等級階級別に選別された被選別物の計数
処理伝票を発行することが行なわれている。

一方、近年、果実そ菜等の被選別物をバケット付き選別
コンベアのバケットにのせて搬送し、搬送途中において
、差動トランスやロードセル等を用いた電子秤により、
バケットとこのバケット上の被選別物との重量を秤量し
て被選別物を選別する電子秤式重量選別機が普及しつつ
あるが、この電子秤式重量選別機は、電子秤の秤量感度
がよいので高精度の選別を期待出来る特長がある反面、
バケット付き選別コンベアのバケットの摩耗によるバケ
ット重量の経時変化や、バケットの汚れ及び吸湿による
バケット重量の変化等も電子秤が鋭敏にキャッチするの
で、実際に選別機を稼動させた状態においては、選別精
度が低下する欠点があった。

本発明は、上記の欠点を解消するためになされたもので
あり、電子秤の高い分解能を活かすために、被選別物の
荷口が替る都度空バケットの重量値、即ち風袋重量値を
自動釣にチエ・ンクして訂正し、秤量重量値から、訂正
した風袋重量値を減算して常に正確な正味重量値に基づ
ν１て選別することにより、高精度で選別できる選別装
置を提供することを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するために以下の如くなしたも
のである。

即ち、本発明は、被選別物を一個ずつのせるためのバケ
ットが等間隔で多数取付けられ、その供給部で前の荷口
と次の荷口との荷口間毎に所定複数個以上の空バケット
が確保されて荷口別にバケットにのせられる被選別物を
搬送する選別コンベアと、該選別コンベアノ＋ｑ　ｘ　
部ニ設けられ、バケットが走行する際負荷される荷重を
秤量して秤量荷重に応じた信号を発信する電子秤と、前
記秤量部に設けられ、各荷口の最後の被選別物が電子秤
を通過し終る毎に荷替り信号を発信する荷替り信号発信
手段と、前記選別コンベアの排出部に選別階級毎に設け
られ、作動してバケット又はバケットの上部を傾ける排
出装置と、前記電子秤からの信号を受信し、該信号から
風袋重量値記憶回路に記憶された風袋重量値を減算して
正味重量値を算出し、該正味重量値から被選別物の該当
する階級を判定し、該当する階級の前記排出装置へバケ
ットの進行と同期して排出指令信号を発信し、且つ、前
記荷替り信号を受信する都度、前記所定複数個の空バケ
ット個々の秤量荷重に応じた信号を積算してこの積算値
から該所定複数個の空バケット−個当りの平均重量値を
算出し、該平均重量値を前記風袋重量値として前記風袋
重量値記憶回路に更新記憶させる演算装置とからなる、
電子秤を用いた選別装置の構成としたものである。

［実　施　例］ 以下本発明み実施例を示す図面に基づいて本発明を説明
する。

１は選別コンベアであり、エンドレスに走行回転するチ
ェノ２に、果実そ菜等の被選別物６を一個ずつのせるた
めのバケット３を等間隔で多数取付けている。４は選別
コンベア１０１２送路の途中における秤量部であり、こ
の秤量部４にはバケット３の走行軌道に沿って電子秤５
が設けられ、電子秤５はバケット３が電子秤５上を走行
する際負荷される荷重を秤量して秤量荷重に応じた秤量
信号を発信するものであり、バケット３と共に該バケッ
ト３にのせられた被選別物６の重量を秤量し、また被選
別物６がのせられていない空バケット３だけの重量も秤
量する。７は選別コンベア１の搬送路に沿っテ前記秤量
部４よりも下流側に配置された排出部であり、この排出
部７では、被選別物６を重量により仕分けるための選別
階級毎に所定の位置に設けた排出装置８により、バケッ
ト３又はバケット３の上部が傾けられて被選別物６が選
別階級別の受箱７ａに仕分は排出される。９は秤量部４
よりも上流側において被選別物６がバケット３上にのせ
られる選別コンベア１の供給部であり、該供給部９では
、選果場に搬入された果実そ菜等の被選別物６が生産者
の荷日毎に供給され、その際、前の荷口と次の荷口との
荷口の間毎に、即ち前の荷口の最後の被選別物６と次の
荷口の最初の被選別物６との間毎に所定複数個以上の空
バケット３を確保して荷口別にバケット３にのせられる
。１０は荷口毎にその各荷口の最後の被選別物６が電子
秤５を通過し終る毎に荷替り信号を発信する荷替り信号
発信手段としての荷替り信号押釦スイッチであり、階級
仕分けされた被選別物６の個数を計数処理するためにも
用いられる。

１１は電子秤５から出される秤量信号を増巾してデジタ
ル信号に変換する増巾装置であり、秤量荷重に応じたパ
ルス信号を出力信号として出す。１２は演算装置であり
、演算・判定部１２ａと仕分は制御部１２ｂとからなり
、演算・判定部１２ａは演算判定回路１３と選別区分重
量値設定回路１４と本発明の要部である風袋重量値を更
新記憶する風袋重量値記憶回路としての空パケツト重量
値記憶回路１７とから構成されており、仕分は制御部１
２ｂは、所定の排出位置の排出装置８ヘパケツト３の進
行と同期して排出指令信号２１を発信するシフト回路１
５と排出位置設定回路１６とから構成されており、場合
によっては計数処理回路を設けることもあるが、本説明
図（第３図）では演算装置１２とは別個に設けている。

１８はその演算装置１２とは別個に設けた計数処理装置
であり、１９はそのデーターを伝票に打ち出すプリンタ
ーである。２０はバケット３一個毎にその進行と同期し
たクロック信号を演算装置１２に発信するクロック信号
発信スイッチである。２１は、バケット３の上部を傾け
てバケット３上の被選別物６を排出させる排出装置８へ
、シフト回路１５から発信される排出指令信号である。

以上の如く構成した選別装置についてさらに詳しく説明
すると、選別コンベア１と電子秤５の構造は近年多く提
案されている各種のものが用いられ得るが、バケット３
とチェノ２の組合せ部は、好ましくは、遊嵌状態に組付
けるようにして、バケット３が電子秤５上を走行すると
き、時おり生じるチェノ２の振動がバケット３に伝わら
ないようになし、バケット３及びそのバケット３にのせ
られた被選別物６の重量が電子秤５により正確に秤量で
きるものが良い。電子秤５はロードセルを用いた秤や、
差動トランスを用いたもの、又はフォースコイルを用い
た電磁力平衡方式の秤等が用いられ、測定受台上に前記
バケット３を走行させて秤量するものと、測定受台部に
バケット３を受ける小型のコンベアを形成して走行中に
秤量するものとがある。バケット３を電子秤５上に走行
させると電子秤５から得られる秤量信号を増巾装置１１
で増巾し、デジタル信号に変換して秤量荷重に応じたパ
ルス信号を演算装置１２の演算判定回路１３に人力する
。

演算装置１２は、演算判定回路１３により、電子秤５か
ら増巾装置１１を介して送られてくる、バケット３とバ
ケット３上の被選別物６との合計重量に応じたパルス信
号から、空パケツト重量値（風袋重量値）記憶回路１７
に記憶された風袋重量値を減算して正味重量値（被選別
物重量値）を算出し、その算出重量値を選別区分重量値
設定回路１４に設定された選別区分重量値と比較し、被
選別物６の該当する階級を判定して、その隋級侶号をシ
フト回路１５に送り、シフト回路１５でバケット３の移
動と同期してクロック信号発信スイッチ２０から送られ
て来るクロック信号により排出位置設定回路１６に設定
された該当階級の位置に対応する排出装置８に排出指令
信号２１をバケット３の進行と同期してシフトして排出
装置８を作動させ、バケット３又はバケット３の上部を
傾動し、被選別物６を排出部７の所定の受箱７ａ上に排
出して階級別に仕分は排出するものである。計数処理装
置１８は、演算判定回路１３で被選別物６の該当階級が
判定される毎に階級別に被選別物６の選別個数を記憶し
、その荷口の最後の被選別物６をのせたバケット３ａが
秤量部４の電子秤５上を通過し終ると、秤量部４に設け
られた荷替り信号押釦スイッチ１０が押されて該スイッ
チ１０が演算装置１２の演算判定回路１３に発信する荷
替り信号により、計数処理装置１８に記憶された階級別
の選別個数データーをプリンター１９で伝票に打ち出す
如くなっているが、該計数処理装置１８は演算装置１２
の内部にその機能を組込む場合と、図示（第３図）の如
く別途に設ける場合がある。

更に本発明の要部について説明すると、本発明は、選別
コンベア１の供給部９で被選別物６を荷口別にバケット
３にのせる際、前の荷重と次の荷重との荷重の関与に、
即ち前の荷重の最後の被選別物６と次の荷重の最初の被
選別物６との関与に所定複数個以上の空バケット３を確
保してのせ、各荷重の最後の被選別物６が電子ｆ！５上
を通過し終る毎に荷替り信号押釦スイッチ１０から演算
装置１２の演算判定回路１３に荷替り信号を発信し、該
演算判定回路１３が荷替り信号を受信する都度、演算判
定回路１３において、電子秤５で秤量されて増巾装置１
１を介して送られてくる上記所定複数個（例えば５個と
仮定する）の空バケット３ｂ個々の秤量荷重に応じたパ
ルス信号を積算し、該積算値を秤量した空パケツト数（
５）で除算して空バケット３ｂの一個当りの平均重量値
を算出し、算出した平均重量値を風袋重量値として演算
判定回路１３がら空パケツト重量値（風袋重量値）記憶
回路１７に更新記憶させる如くなしたものであり、こう
して荷替り信号が発信される毎に、空パケツト記憶回路
１７において前に記憶していた風袋重量値をクリアして
新たに算出された風袋重量値を更新記憶させるものであ
り、長時間選別することによってバケット３が徐々に摩
耗してバケット３の重量が変化するとか又はバケット３
に汚れが付着したりバケット３が吸湿したりしてバケッ
ト３の重量が変化しても、荷重が替る都度その時その時
新たに訂正した風袋重量値（空パケツト重量値）を秤量
重量値から減算して正味重量値を算出し、正味重量値に
基づいて選別するものであり、何時までも、バケット３
の重量変化による選別誤差を生じないようにして正確な
選別が出来るようにしたものである。

空バケット３の平均重量値を算出するには、全バケット
を一周させて算出するのが理想的であるが、その場合は
、多数のバケット（約２００〜３００個）が−周する時
間の２〜３分間は被選別物６を供給できないので、選別
能率が低下してしまう。そこで本発明は、通常選別する
際、前の荷重と次の荷重との荷重の関与に７〜ｌＯバケ
ット程度、距離にして１〜１．５Ｍ程度、時間にして２
〜３秒程度の空きができるので、この間の空バケット３
を利用するようにしたものであり、こうして何ら能率の
低下を来すことがないようにしたものである。

［発明の効果］ 本発明は上記の如く、選別コンベアの供給部で前の荷重
と次の荷重との荷重の関与に所定複数個以上の空バケッ
トが確保されて荷口別にバケットにのせられる被選別物
を該コンベアにより搬送し、搬送途中、秤量部に設けら
れた電子秤により、バケット上の被選別物をバケットご
とその荷重を秤量して秤量荷重に応じた信号を演算装置
に発信し、演算装置において、電子秤からの信号から風
袋重量値記憶回路に記憶された風袋重量値を減算して正
味重量値を算出し、該正味重量値に基づいて被選別物を
選別するものであるが、各荷重の最後の被選別物が電子
秤を通過し終る毎に荷替り信号発信手段から発信される
荷替り信号を前記演算装置が受信する都度、該演算装置
において、前記所定複数個の空パケツト数々の秤量荷重
に応じた信号を積算してこの積算値から該所定複数個の
空バケット−個当りの平均重量値を算出し、該平均重量
値を前記風袋重量値として前記風袋重量値記憶回路に更
新記憶させるものであるから、被選別物の荷重が替る都
度風袋重量値がその時その時の風袋重量値に自動的に訂
正されて被選別物の正確な正味重量値に基づいて選別し
得るので、バケットの摩耗によるバケット重量の経時変
化や、バケットの汚れ及び吸湿によるバケット重量の変
化によって生じる選別精度の低下を防止することができ
、電子秤の特長である高精度の秤量機能を活かし得て、
被選別物を高精度で選別できる効果を有するものであり
、ひいては、選別した果実そ菜等の被選別物の商品価値
を高めるのに大なる効果があるものである。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の詳細な説明する図であり、第１
図は選別装置の全体平面図、第２図は第１図の側面略図
、第３図は要部説明図、第４図は選別コンベアの荷口の
替り目を示す説明図である。第５図は荷替り信号により
空バケットの平均重量を算出・記憶させる選別装置のフ
ローチャートを示す。 １・・・選別コンベア　　２・・・チェノ３・・・バケ
ット　　　　４・・・秤量部５・・・電子秤　　　　　
６・・・被選別物７・・・排出部　　　　　８・・・排
出装置９・・・供給部 １０・・・荷替り信号押釦スイッチ １１・・・増巾装置　　　　１ｚ・・・演算装置１３・
・・演算判定回路 １４・・・選別区分重量値設定回路 １５・・・シフト回路　　　１６・・・排出位置設定回
路１７・・・空パケツト重量値記憶回路 １８・・・計数処理装置　　１９・・・プリンター２０
・・・クロック信号発信スイッチ ２１・・・排出指令信号 ７ａ・・・受箱

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　被選別物を一個ずつのせるためのバケットを等間隔
   で多数取付けられ、その供給部で前の荷口と次の荷口と
   の荷口の間毎に所定複数個以上の空バケットが確保され
   て荷口別にバケットにのせられる被選別物を搬送する選
   別コンベアと、該選別コンベアの秤量部に設けられ、バ
   ケットが走行する際負荷される荷重を秤量して秤量荷重
   に応じた信号を発信する電子秤と、前記秤量部に設けら
   れ、各荷口の最後の被選別物が電子秤を通過し終る毎に
   荷替り信号を発信する荷替り信号発信手段と、前記選別
   コンベアの排出部に選別階級毎に設けられ、作動してバ
   ケット又はバケットの上部を傾ける排出装置と、前記電
   子秤からの信号を受信し、該信号から風袋重量値記憶回
   路に記憶された風袋重量値を減算して正味重量値を算出
   し、該正味重量値から被選別物の該当する階級を判定し
   、該当する階級の前記排出装置へバケットの進行と同期
   して排出指令信号を発信し、且つ、前記荷替り信号を受
   信する都度、前記所定複数個の空バケット個々の秤量荷
   重に応じた信号を積算してこの積算値から該所定複数個
   の空バケット一個当りの平均重量値を算出し、該平均重
   量値を前記風袋重量値として前記風袋重量値記憶回路に
   更新記憶させる演算装置とからなることを特徴とする電
   子秤を用いた選別装置。