JPH0521169B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複数の種類の物品の混合組合せ計数・
計量方法及び装置に関するものであり、例えばチ
ヨコレート、キヤンデイー等の多種類の菓子を詰
合せて１パツクに包装する時、単価の高い菓子類
及び体積の大きい菓子類を一定個数入れ、なおか
つ１パツクの重量を一定範囲内に納めるといつた
動作を自動的に行なえるようにしたものである。

従来かゝる混合計量でしかも物品の種類の多い
商品に関して、高額の個数を指定された物品の混
入は入力による手投入が殆んどであり、多数種物
品の混合計量の自動化は強く要望されていた。

本発明はかゝる要望に応えて開発されたもので
ある。

以下本発明の詳細を図面に示す実施例に従つて
詳述すると次の通りである。

尚以下の説明は、１パツクの中に単価の高い又
は体積の大きな６種類の菓子を１個ずつ又は複数
個投入し、又上記以外の６種類の菓子をそれぞれ
所定個数ずつ投入し、更に上記以外の安価な菓子
を１種類投入して１パツクの包装を行なうものに
適用した例について説明する。

即ち本発明は、１パツクの中に上記した比率で
多種類の菓子を投入する時、先ず物品供給装置に
より６種類の菓子を１個ずつ又は複数個、計量ホ
ツパへ排出し、この時の排出集合重量を計量して
記憶するとともに該集合菓子をバケツトコンベア
の１バケツトへ投入する。

次に６台の組合せ計数装置を用いて上記以外の
６種類の菓子を指定個数ずつ順次上記バケツトへ
追加排出させ、この時の排出重量をそれ以前の排
出重量に加算し、12種類の菓子の総排出重量を記
憶させる。

次に１パツクの目標重量からこの総排出重量を
減算し、あと何ｇで１パツクの設定重量に達する
かを算出する。そしてこの値を組合せ計量装置に
組合せ目標値として出力し、組合せ計量装置に於
いて比較的安価な最後の１種類の菓子を組合せ計
量し、上記目標値に等しいか、設定誤差範囲内で
最も目標値に近い計量機の組合せを得て、該組合
せの計量機の菓子を前記同一バケツト内に排出す
ることにより、１パツクの中に予め定められた種
類の菓子を一定数だけ投入し、且つ１パツクの重
量を一定に保つようにしたものである。

第１図は以上の計数及び計量動作を行なうため
の各種装置の動作説明を行なうための動作説明図
である。

第１図中１…１は１種類の菓子を１個ずつ供給
する６台の物品供給装置である。同装置は通常は
１動作サイクルで、１個の菓子を排出するが、特
定種の菓子を複数個指定したい時は、特定の物品
供給装置を複数サイクル作動させれば良い。

２は６台の物品供給装置から排出された６種類
の６個又はそれ以上の菓子の総重量を測定するた
めの単一の計量装置、３は計量装置２の下方に配
置した第１の集合シユートである。この第１の集
合シユートを設置せず、上記計量装置の計量ホツ
パから直接後述のバケツトに菓子を投入しても良
い。

４ａ，４ｂ…４ｆはチヤージホツパから供給さ
れた上記とは別種の菓子を予め定められた個数だ
け後述する集合シユートに排出する組合せ計数装
置であり、当該組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４ｆ
は２台１組にして３組配置してあり、６種類の菓
子をそれぞれ予め定められた所定個数ずつ排出で
きるようにしてある。

尚、上記各組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４ｆに
はそれぞれ５台の計量機を有するものを使用し、
５台の計量機にそれぞれ投入された菓子の重量を
計量し、予め入力された菓子の平均単重で除算
し、各計量機内に投入された菓子の個数を算出
し、当該５台の計量機の個数値を用いて組合せ演
算を行ない、設定目標個数に等しい組合せを１組
求め、その組合せに対応する計量機の計量ホツパ
内の菓子を集合シユートに排出するようにしてあ
る。尚各装置における計量機はいずれも計量ホツ
パと該ホツパに附帯する重量検出器によつて構成
される。

５は比較的安価な１種類の菓子を所定重量だけ
排出するための組合せ計量装置であり、当該組合
せ計量装置５は１パツクの設定重量から上記６台
の物品供給装置１…１及び６台の組合せ計数装置
４ａ，４ｂ…４ｆから排出された菓子の総重量を
減算した値を組合せ目標値として、その値に等し
いか設定範囲内で最も近い組合せを演算し、その
組合せに対応する計量機の計量ホツパ内の菓子を
排出するものである。

６，７，８は上述した２台１組として配置され
た組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４ｆの各組の下方
に配置した第２，第３及び第４の集合シユートで
あり、各集合シユート６，７，８はそれぞれ２台
の組合せ計数装置から排出される菓子を集合する
ようにしてある。

９は組合せ計量装置５の下方に配置した第５の
集合シユートである。尚各シユートはそれぞれの
計数又は計量装置に構成部品として包含されるも
のである。

１０は各集合シユート３，６，７，８，９から
排出された菓子を順次同一バケツトに収集し、包
装装置１１に送るためのバケツトコンベア、１２
はバケツトコンベア１０に複数個数取付けたバケ
ツトである。

１３は上記計量装置２から出力された６個又は
それ以上の菓子の重量を記憶する第１のレジス
タ、１４は第１のレジスタ１３に記憶された値
と、組合せ計数装置４ａ，４ｂより排出された菓
子の重量とを加算する第１の加算器、１５は第１
の加算器１４からの出力を記憶する第２のレジス
タ、１６は第２のレジスタ１５に記憶した値と、
組合せ計数装置４ｃ，４ｄより排出された菓子の
重量とを加算する第２の加算器、１７は第２の加
算器１６からの出力を記憶する第３のレジスタ、
１８は第３のレジスタ１７に記憶した値と、組合
せ計数装置４ｅ，４ｆより排出された菓子の重量
とを加算する第３の加算器、１９は第３の加算器
１８からの出力を記憶する第４のレジスタであ
る。

２０は設定部２１に設定された１パツクの設定
重量から第４のレジスタ１９に記憶した値を減算
し、組合せ計量の目標重量を算出し、その値を組
合せ計量装置５に出力する減算器である。

上記した各種の装置の動作及び停止は、マイク
ロコンピユータ等によつて構成される制御部２２
によつてコントロールされるようになつており、
この第１図に示した各種装置と制御部２２とは第
２図のブロツク図に示す如く接続されている。

尚第２図中１０ａはバケツトコンベア１０を駆
動させるためのバケツトコンベア駆動部、２３は
制御部２２にスタート信号Ａを出力するスタート
スイツチ、２４は制御部２２にスタート信号Ｂを
出力するストツプスイツチであり、当該スタート
スイツチ２３及びストツプスイツチ２４は例えば
１日の作業の開始時及び終了時等に使用するもの
である。又Ｔは包装装置１１から出力するタイミ
ング信号、Ｓ／Ｔは制御部２２から出力するスタ
ート／ストツプ信号であり、制御部２２にスター
ト信号Ａが入力されると、物品供給装置１…１及
び計量装置２、組合せ計数装置４ａ，４ｂ、同装
置４ｃ，４ｄ、同装置４ｅ，４ｆ、組合せ計量装
置５に順次上記スタート／ストツプ信号Ｓ／Ｔが
出力され、各装置は順次作動可能な状態になり、
また制御部２２にスタート信号Ｂが入力されると
上記各装置へのストツプ／ストツプ信号Ｓ／Ｔの
出力が順次停止され、各装置は菓子を排出した後
に自動的に停止する。Ｃはやはり制御部２２から
出力する排出許可信号、Ｄ，Ｅは物品供給装置１
…１に連結した計量装置２と、組合せ計数装置４
ａ，４ｂ…４ｆ及び組合せ計量装置５から制御部
２２に入力する正量信号及び不正量信号である。

次に上記各装置により計量及び計数動作を行な
う時の物品供給装置１…１、組合せ計数装置４
ａ，４ｂ…４ｆ及び組合せ計量装置５の個々の動
作を第３図乃至第５図に示すフローチヤートに従
つて説明する。

先ず包装装置１１からのタイミング信号Ｔが物
品供給装置１及び計量装置２に入力すると、物品
供給装置１は作動を開始し、計量装置２は第３図
のフローチヤートに示す如く作動する。

即ち物品供給装置１…１にタイミング信号Ｔが
入力すると、物品供給装置１…１は例えば、６種
類、６個の菓子を計量装置２に排出し、計量装置
２は６個の菓子の集合重量を計量する。

この重量値を６種の菓子の各単位重量を合計し
た設定集合重量値がの許容公差範囲内であれば、
計量装置２は制御部２２に正量信号Ｄを出力し、
又範囲外であれば不正量信号Ｅを出力する。そし
て制御部２２に上記正量信号Ｄが入力すると共
に、作動している他の装置、即ち組合せ計数装置
４ａ…４ｆ及び組合せ計量装置５からも正量信号
Ｄが入力すると、制御部２２は計量装置２等に排
出許可信号Ｃを出力し、計量装置２は計量した６
個の菓子をあるバケツト１２に排出するととも
に、該計量値を第１のレジスタ１３に出力し、１
回の動作を終了する。

又この計量値が前記設定重量の範囲より多い場
合、即ち７個以上の菓子が供給された場合は、計
量装置２は制御部２２に不正量信号Ｅを出力し、
制御部２２は排出許可信号Ｃを出力せず、計量装
置２は供給された菓子を不良排出シユート等によ
つて別排出し、包装装置１１が次のタイミング信
号Ｔを出力すると各物品供給装置１…１から計量
装置２へ菓子が排出され、計量される。

計量値が所定重量の範囲より少ない場合、即ち
各物品供給装置１…１から排出された菓子が５個
以下の場合は、計量装置２から菓子は排出され
ず、包装装置１１が次のタイミング信号Ｔを出力
する時に計量装置２から排出していない供給装置
１に向けて再供給指令信号Ｆを出力し、今排出を
行なわなかつた菓子のみを物品供給装置１…１か
ら計量装置２へ排出させて、６個の菓子を計量す
る。尚、６種類の菓子の内、どの菓子が排出され
なかつたかは、各物品供給装置１…１にセツトさ
れた排出センサー２５…２５によつて検出するよ
うにしてある。

次に組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４ｆにタイミ
ング信号Ｔが入力した時の組合せ計数装置４ａ，
４ｂ…４ｆの動作を第４図に示すフローチヤート
に従つて説明する。

先ず組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４ｆにタイミ
ング信号Ｔが入力すると、各組合せ計数装置４
ａ，４ｂ…４ｆにそれぞれ設けられた複数の計量
機に投入された菓子の重量が計量され、該計量値
を予め設定された菓子の平均単重で除算して、各
計量機に投入された菓子の個数をそれぞれ求め
る。

次にこの各計量機に投入された菓子の個数を基
にして組合せ演算を行ない、各組合せ計数装置４
ａ，４ｂ…４ｆにそれぞれ設定された設定目標個
数に等しい計量機の組合せを１組求める。

設定目標個数に等しい組合せが求められた場合
は、制御部２２に正量信号Ｄが入力し、又求めら
れなかつた場合には不正量信号Ｅが入力する。そ
して制御部２２に上記正量信号Ｄが入力すると共
に、作動している他の装置、即ち計量装置２及び
組合せ計量装置５からも正量信号Ｄが入力する
と、制御部２２は組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４
ｆ等に排出許可信号Ｃを出力するので、組合せ計
数装置４ａ，４ｂ…４ｆは計量を終えた菓子を、
前記物品供給装置１…１から計量装置２を介して
排出した６個の菓子が投入された同一バケツト１
２に排出し、この時の計量値を各組合せ計数装置
４ａ，４ｂ…４ｆと対応している加算器１４，１
６，１８に向けて出力し、１回の動作を終了す
る。

組合せ演算によつて設定目標個数に等しい組合
せが求められず、組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４
ｆから不正量信号Ｅが出力した時には、それが過
量であつても軽量であつても、該組合せ計数装置
の全計量機に供給された菓子を不良排出シユート
等によつて別排出し、一旦全計量機を空にしてか
ら、再度供給して、再演算を行なう。

尚以上の説明は、各組合せ計数装置がそれぞれ
設定目標個数を有する一般のケースについて行つ
ているが、各組合せ計数装置に供給された菓子の
指定個数が３〜５個の如く巾があり、且つ各組合
せ計数装置に供給された菓子の総数が24個（平均
４個）というような要求があつても、ソフトのみ
で対応することができる。

即ち、最初の組合せ計数装置４ａが設定目標個
数が３〜５個で３個を排出すれば、次の組合せ計
数装置４ｂでは目標個数を４〜５個と設定数を演
算して修正し、順次補正を繰返し最終の組合せ計
数装置４ｆで指定総数24個に合致させることがで
きる。

次に組合せ計量装置５にタイミング信号Ｔが入
力した時の組合せ計量装置５の動作を第５図に示
すフローチヤートに従つて説明する。

先ず組合せ計量装置５にタイミング信号Ｔが入
力すると、組合せ計量装置５に設けられた複数の
計量機にそれぞれ供給された菓子の重量が計量さ
れる。次にこの各計量値を基にして組合せ演算を
行ない、目標重量に等しいか最も近い１組を求め
る。尚目標重量とは、１パツクの設定重量から物
品供給装置１…１及び組合せ計数装置４ａ，４ｂ
…４ｆより排出された菓子の総重量を減算した値
であり、あとどれだけ菓子を追加すれば１パツク
の設定重量に達するかを示す値である。そして演
算結果が所定範囲の中に入つていれば制御部２２
に正量信号Ｄが出力され、制御部２２は、上記正
量信号Ｄと作動している他の装置、即ち計量装置
２及び組合せ計数装置４ａ…４ｆからの正量信号
Ｄによつて排出許可信号Ｃを出力し、組合せ計量
装置５は計量を終えた菓子を前記の同一のバケツ
ト１２に排出し、１回の動作を終了する。

演算結果が所定範囲外の時には、不正量信号Ｅ
が制御部２２に出力され、組合せ計量装置５は追
加供給を所定の計量機に行なつて計量値のバラツ
キを変え、再度組合せ演算を行なう。

次に上記した各装置の全体の動作及び制御部の
働らきを第６図に示すフローチヤートに従つて説
明する。

制御部２２にスタートスイツチ２３のONによ
りスタート信号Ａが入力し、制御部２２から物品
供給装置１…１及び計量装置２へスタート／スト
ツプ信号Ｓ／Ｔが出力する。従つて物品供給装置
１…１及び計量装置２が作動可能になり、この状
態で包装装置１１から第１回目のタイミング信号
Ｔが出力すると、物品供給装置１…から計量装置
２に６個の菓子が投入され、計量装置２にて計量
演算が行なわれ、正量或いは不正量信号Ｄ，Ｅの
いずれかが制御部２２に出力される。そして演算
結果が正量であれば、正量信号Ｄが制御部２２に
出力され、また組合せ計数装置４ａ…４ｆ及び組
合せ計量装置５が作動していないので、上記計量
装置２からの正量信号Ｄのみによつて、制御部２
２は排出許可信号Ｃを計量装置２へ出力し、計量
を終えた菓子が計量装置２から第１の集合シユー
ト３を介してバケツトコンベア１０上の１つのバ
ケツト１２へ排出される。バケツト１２への排出
が終了すると、制御部２２はバケツトコンベア駆
動指令信号Ｇを出力し、バケツト１２を１ピツチ
移動させると同時に、加算シフト信号を第１のレ
ジスタ１３に出力し、第１のレジスタ１３は、今
第１の集合シユート３に排出された６個の菓子の
重量を記憶する。

次に今第１の集合シユート３から排出された菓
子を収納したバケツト１２がｎサイクル後に組合
せ計数装置４ａ，４ｂと連結している第２の集合
シユート６の下方に来ると制御部２２から組合せ
計数装置４ａ，４ｂにスタート／ストツプ信号
Ｓ／Ｔが出力され、組合せ計数装置４ａ，４ｂが
作動可能になる。この状態で再び包装装置１１か
らタイミング信号Ｔが出力すると、組合せ計数装
置４ａ，４ｂはそれぞれ組合せ演算を行ない、正
量或いは不正量信号Ｄ，Ｅを制御部２２に出力す
る。

演算結果が正量であれば、組合せ計数装置４
ａ，４ｂから正量信号Ｄが制御部２２に入力さ
れ、さらにこの時作動している計量装置２からも
正量信号Ｄが入力されると、制御部２２は再ぶ排
出許可信号Ｃを出力し、計量を終えた所定個数の
菓子が計数装置４ａ，４ｂから第２の集合シユー
ト６を介して前記バケツト１２へ排出される。
尚、この時、組合せ計数装置４ａ，４ｂの計量演
算動作と平行して物品供給装置１…１及び計量装
置２も計量演算動作を行ない、更にｎサイクル後
の包装に使用する６個の菓子を第１の集合シユー
ト３の下方に位置する新たなバケツト１２に排出
する。

バケツト１２への排出が終了すると、制御部２
２はバケツトコンベア駆動指令信号Ｇを出力し、
バケツト１２を１ピツチ移動させると同時に、加
算・シフト信号を出力する。

このため第１の加算器１４は、第１のレジスタ
１３に記憶されたｎ回前の物品供給装置１…１か
ら排出された６個の菓子の重量と、今組合せ計数
装置４ａ，４ｂから排出された所定個数菓子の重
量とを加算し、その値を第２のレジスタ１５に記
憶させる。又第１のレジスタ１３は第１の加算器
１４にデータを送つた後、今計量装置２から排出
された６個の菓子の重量をｎ回分排出順に記憶す
る。

このようにして第１回目の包装に使用する菓子
を収集しているバケツト１２が組合せ計数装置４
ｃ，４ｄ及び４ｅ，４ｆと連結している第３及び
第４のシユート７，８から排出された菓子の収納
を終え、当該バケツト１２が組合せ計量装置５と
連結している第５の集合シユート９の下方に向つ
て移動を開始し、これと同時に制御部２２から加
算・シフト信号が出力すると、第３の加算器１８
は、第３のレジスタ１７に記憶させた計量装置２
及び組合せ計数装置４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄから
排出された菓子の重量と、組合せ計数装置４ｅ，
４ｆから排出された菓子の重量とを加算し、その
値を第４のレジスタ１９に送る。

第４のレジスタ１９にデータが入力すると、制
御部２２は組合せ目標重量の算出指令信号を減算
器２０に向けて出力する。従つて減算器２０は１
パツクの設定重量から第４のレジスタ１９に記憶
させた計量装置２及び組合せ計数装置４ａ，４ｂ
…４ｆから排出された菓子の総重量を減算し、組
合せ目標重量値を算出し、その値を組合せ計量装
置５に送る。

この後移動中のバケツト１２が組合せ計量装置
５と連結している第５の集合シユート９の下方に
達し、バケツト１２の移動が終了すると、制御部
２２から組合せ計量装置５にスタート／ストツプ
信号Ｓ／Ｔが出力され、包装装置１１からタイミ
ング信号が出力するので、組合せ計量装置５は組
合せ目標値に対応した重量分の菓子をバケツト１
２に排出する。

この状態で、組合せ計量装置５と連結した第５
の集合シユート９の下方に位置するバケツト１２
には、第１回目の包装に使用する菓子が総て収納
されたことになる。又この時、計量装置２及び組
合せ計数装置４ａ，４ｂ…４ｆと連結している第
１乃至第４の集合シユート３，６，７，８から
は、２回目以後の包装に使用する菓子がそれぞれ
排出されている。そしてこの後、各加算器１４，
１６，１８及び減算器２０内での演算及びシフト
が開始されると同時にバケツト１２が移動を始
め、第５の集合シユート９の下方に位置したバケ
ツト１２は包装装置１１へ移動し、包装装置１１
内に菓子が投入される。

かくして、包装装置は第１回目の包装を行な
う。第１回目の包装が終了し、包装装置１１から
タイミング信号が出力すると、後は上記した動作
が連続的に繰返され、包装装置１１内に所定量の
菓子が順次投入されることになる。

尚、計量装置２、組合せ計数装置４ａ，４ｂ…
４ｆ及び組合せ計量装置５の各計量・計数装置間
のバケツトピツチがそれぞれn1，n2…n4であれ
ば、各計量・計数装置の計量値又は前工程までの
計量値を加算した加算計量値を記憶する第１〜第
４のレジスター１３，１５，１７，１９はそれぞ
れn1，n2…n4の各計量又は加算計量値を順次記
憶するとともに、バケツトコンベア１０の各バケ
ツト１２が包装装機１１のタイミング信号Ｔの出
力毎に１ピツチ移動するのに同期し、順次各レジ
スター内でメモリをシフトし、更に次の加算器又
は減算器へと各計量値を転送する。

第１回目の包装終了後の各装置の動作順序は、
第７図のタイミングチヤートに示す通りである。
同図はn1＝n2＝n3＝n4＝１の実施例である。

計量装置２、組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４ｆ
及び組合せ計量装置５に於いて計量・組合せ演算
を行なつた後、その何れかが不良信号Ｅを出力し
た時には、前述した如く、不良信号Ｅを出力した
装置に於いて、追加供給、再演算等の処理を行な
う。尚、何れかの装置より不良信号Ｅが出力され
た時、即ち作動中の装置のすべてが正量ではない
時は、制御部２２は排出許可信号Ｃを出力しない
ので、各装置からバケツト１２へ菓子の排出は行
なわれず、さらにバケツトコンベア１０は移動し
ない。

第８図及び第９図は上記した方法によつて多種
類の菓子を所定量だけ１パツクの中に包装する時
に使用する各種装置の具体的な配置例を示す図で
あり、図中１０はバケツトコンベア、１はバケツ
トコンベア１０の一端に配置した複数の物品供給
装置、４ａ，４ｂ…４ｆはバケツトコンベア１０
の側方に配置した組合せ計数装置、５はやはりバ
ケツトコンベア１０の側方に配置した組合せ計量
装置、１１はバケツトコンベア１０の他端に配置
した包装装置である。

上記物品供給装置１は、チヤージホツパ１ａ、
パーツフイーダ１ｂ及びシユート１ｃから構成さ
れ、本実施例では６台の物品供給装置が配置され
ている。各物品供給装置は、チヤージホツパ１ａ
に供給された同一形状の菓子を整列して、１個ず
つ排出する機能を有し、１パツクへの投入指定個
数が１ケまたは２ケ程度の菓子に使用する。

計量装置２はプールホツパ２ａ、計量ホツパ２
ｂ及び図示しない重量検出器や、上記各ホツパの
ホツパゲート開閉の駆動装置等から構成され、上
記物品供給装置１から排出された本実施例では６
個の菓子は、プールホツパ２ａによつて１個所に
集めその下方に位置する計量ホツパ２ｂに投入さ
れる。

組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４ｆは、チヤージ
ホツパイに投入された菓子を振分トラフロを介し
て５台の供給トラフハに投入し、当該菓子を各供
給トラフハの下方に配置したプールホツパ２ａを
介して５台の計量機の計量ホツパに投入する。

各組合せ計数装置４ａ，４ｂ…４ｆは通常１パ
ツク投入個数が３〜５個に指定された菓子を処理
するが、ツイスト包装又は横ピロー包装された菓
子で１〜２個指定されたものは、前記物品供給装
置で、整列、１個排出が非常に困難であるので、
本組合せ計数装置で処理することがある。

この場合、指定数が１〜２個であるので組合せ
演算の機能は必要でなく、単に計量機内の菓子の
重量を単重で除算する計数装置として活用される
ものである。

上記配置に於いて、各装置から排出される菓子
を収集し包装装置に送るには、バケツトコンベア
１０を駆動させ、バケツトコンベア１０に配置し
たバケツト（図示せず）を図中右方から左方に移
動させ、この移動中に各装置から排出される菓子
を順々に収集し、収集を終えた菓子を包装装置１
１に投入する。

以上説明したように、本発明は、多種類の物品
を３つのグループに分け、第１のグループは複数
種類の物品を夫々の物品毎に１個づつ又は複数個
づつ供給する指定物品群とし、第２のグループは
上記第１のグループ以外の複数種類の物品を夫々
の物品毎に所定個数づつ組合せ計数して供給する
指定物品群とし、第３のグループは上記指定物品
以外の１種類の物品で、かつ、第１と第２のグル
ープの指定物品の供給重量を加算して１パツクの
設定重量から減算した値を目標重量として組合せ
計量して供給する物品とし、上記第１〜第３のグ
ループの各供給物品を１パツクに包装するように
したから、１パツク内に包装されている物品の種
類と全重量をすべてのパツクで同一とし、かつ、
第１のグループに属する指定物品の種類と個数及
び第２のグループに属する指定物品の種類と個数
を各パツク間で同一とし、さらに、第３のグルー
プに属する１種類の物品は、全体の重量を各パツ
ク間で同一とするために重量調整用物品としてす
べてのパツクに含ませることができ、従つて、購
入客に不信感をいだかせることがないという特長
がある。

また、本発明は、指定物品を１個づつ又は複数
個づつ供給する複数の物品供給装置と、上記指定
物品とは別の指定物品を各物品毎に所定個数づつ
組合せ計数して供給する複数の組合せ計数装置
と、上記指定物品以外の１種類の物品であつて、
上記指定物品の供給重量を加算して１パツクの設
定重量から減算した値を目標重量として組合せ計
量して供給する組合せ計量装置と、上記各装置の
供給物品を収集するバケツトコンベアと、収集し
た物品を１パツクに包装する包装装置とからなる
から、簡単な装置で前述した効果が達成できる。

本発明により、多種類の物品で、各物品ごとに
投入する個数又は重量が指定され、且つ、総重量
も指定範囲内に保つことが要求される難易度の高
い混合計量が自動的にかつ高速度で精度よく行う
ことができるようになつた。

上記説明は本発明を多種類の菓子を１パツクに
包装するものに適用した例について説明したが、
本発明は多種類の品物を一定の比率で１パツクに
包装する他の物にも適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る各装置の動作を説明する
ための動作説明図、第２図は各装置と制御部との
関係を示す回路図、第３図は計量装置の動きを示
すフローチヤート、第４図は組合せ計数装置の動
きを示すフローチヤート、第５図は組合せ計数装
置の動きを示すフローチヤート、第６図は制御部
の動きを示すフローチヤート、第７図は各装置の
動作順序を示すタイミングチヤート、第８図及び
第９図は各装置の具体的配置例を示す図面であ
る。 １…物品供給装置、２…計量装置、４ａ，４ｂ
…４ｆ…組合せ計数装置、５…組合せ計量装置、
１０…バケツトコンベア、１１…包装装置、１
３，１５，１７，１９…レジスタ、１４，１６，
１８…加算器、２０…減算器、２２…制御部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 多種類の物品を３つのグループに分け、第１
   のグループは複数種類の物品を夫々の物品毎に１
   個づつ又は複数個づつ供給する指定物品群とし、
   第２のグループは上記第１のグループ以外の複数
   種類の物品を夫々の物品毎に所定個数づつ組合せ
   計数して供給する指定物品群とし、第３のグルー
   プは上記指定物品以外の１種類の物品で、かつ、
   第１と第２のグループの指定物品の供給重量を加
   算して１パツクの設定重量から減算した値を目標
   重量として組合せ計量して供給する物品とし、上
   記第１〜第３のグループの各供給物品を１パツク
   に包装するようにしたことを特徴とする混合組合
   せ計数・計量方法。 ２ 指定物品を１個づつ又は複数個づつ供給する
   複数の物品供給装置と、上記指定物品とは別の指
   定物品を各物品毎に所定個数づつ組合せ計数して
   供給する複数の組合せ計数装置と、上記指定物品
   以外の１種類の物品であつて、上記指定物品の供
   給重量を加算して１パツクの設定重量から減算し
   た値を目標重量として組合せ計量して供給する組
   合せ計量装置と、上記各装置の供給物品を収集す
   るバケツトコンベアと、収集した物品を１パツク
   に包装する包装装置とからなることを特徴とする
   混合組合せ計数・計量装置。