JP5319849B1 - 多品種混流生産管理システム、多品種混流生産システム及び多品種混流生産管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の生産工程で検査が共通な複数種類の製品を生産した後の検査工程の検査能力を効率良く発揮し、検査工程の設置コストを低く抑えること。
【解決手段】検査が共通で種類が異なる各種製品を製造する各製造ライン12a〜12eと、製造された製品に個体識別IDを不可視インクで印刷する印刷装置11a〜11eと、印刷IDを製品毎に読み取る第1リーダ14aと、この読み取りIDの製品に所定の検査を行う検査ライン16a,16bと、検査後の製品のIDを読み取る第2リーダ14bと、このIDの製品を該当梱包装置(例えば19e)へ供給するソータ18と、第1リーダ14aによるIDと、このIDの製品の検査結果とを対応付けて記憶し、第2リーダ14bによるIDと同じIDを記憶中から検索し、検索IDに対応付けた検査結果が良の場合に、この製品を梱包する梱包装置(例えば19e)をソータ18に指示する管理装置21とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】検査が共通で種類が異なる各種製品を製造する各製造ライン12a〜12eと、製造された製品に個体識別IDを不可視インクで印刷する印刷装置11a〜11eと、印刷IDを製品毎に読み取る第1リーダ14aと、この読み取りIDの製品に所定の検査を行う検査ライン16a,16bと、検査後の製品のIDを読み取る第2リーダ14bと、このIDの製品を該当梱包装置(例えば19e)へ供給するソータ18と、第1リーダ14aによるIDと、このIDの製品の検査結果とを対応付けて記憶し、第2リーダ14bによるIDと同じIDを記憶中から検索し、検索IDに対応付けた検査結果が良の場合に、この製品を梱包する梱包装置(例えば19e)をソータ18に指示する管理装置21とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の生産(製造も含む。以下同様)工程で多品種の製品を生産する多品種混流生産管理システム、多品種混流生産システム及び多品種混流生産管理方法に関する。
従来、生産業において、製品を生産する場合、製品への表示に係る法律により、製品の表面に不要な表記をしてはならない場合がある。また、製品のデザイン等の都合でも、製品の表面に不要(「法的に不要」の意味。以下同様)な表記をできない場合がある。これらの理由により、製品の表面に可視インクで各々異なる番号等の固有の識別情報を付すことができない場合、つまり、固有の識別情報を1つも付すことができない場合、例えば多品種の製品(例えば5種類の製品)を生産して検査及び梱包するとき等に、次のように生産システムを構成しなければならなかった。但し、5種類の製品は、生産工程は異なるが検査は同じ(共通)であり、梱包がそれぞれ異なるものとする。
即ち、この場合の生産システムは、各種製品の生産後の検査は同じであっても、各種製品を個別に識別する術がないため、1つの検査工程で各種製品を混在して検査することを想定した場合、どの製品を検査しているか判断することができない。このため、各種製品の生産工程の後工程として、それぞれ検査工程を設けて検査を行わなければならない。つまり、並列な5ラインの生産工程の後に、5ラインの検査工程及び5ラインの梱包装置が必要となっていた。この種の生産を行う技術として特許文献1に記載のものがある。
しかし、上述した従来の生産システムのように、各種製品の生産工程の後にそれぞれ検査工程を設けた場合、検査工程の検査能力を十分に活かせないケースが生じる。例えば検査能力の30%位しか活かせないケースが生じる。これは、生産工程の生産能力(例えば単位時間当たりの生産個数、例えば30個)が、検査工程の検査能力(例えば単位時間当たりの検査個数、例えば100個)よりも低く、生産された製品(例えば30個)を検査能力(例えば100個)が十分に発揮できる状態に供給できないために生じる。この場合、検査工程の検査能力の一部が無駄になり、その分、検査工程の設置コストが高くなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数の生産工程で検査が共通な複数種類の製品を生産した後の検査工程の検査能力を効率良く発揮し、検査工程の設置コストを低く抑えることができる多品種混流生産管理システム、多品種混流生産システム及び多品種混流生産管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の製品を生産する並列に配置された複数の生産工程で生産された個々の製品に、製品を個別に識別するためのIDを、可視光に対して透明で紫外線又は赤外線の照射時に可視化される不可視インクを用いて印刷する印刷装置と、前記IDが印刷された製品に対して各々異なる検査を行う複数の検査装置と、当該複数の検査装置の各々に対応して配置され、製品のIDを読み取る複数の第1読取装置とを備える検査ラインと、前記検査ラインで検査された製品のIDを読み取る第2読取装置と、各前記第1読取装置で読み取られた製品のIDと、当該IDの読み取り直後に該当の各検査装置で検査された製品の各々異なる検査結果とを対応付けて前記記憶手段に記憶し、前記第2読取装置で読み取られたIDと同じIDを前記記憶手段から検索し、この検索されたIDに対応付けられた各々異なる検査結果が良である場合に、当該良のIDの製品を梱包する梱包装置を複数の梱包装置の中から認識し、この認識された梱包装置を、前記複数の梱包装置の中から1つの梱包装置へ前記第2読取装置でIDが読み取られた製品を供給するソータに指示する管理装置とを備える構成とした。
本発明によれば、複数の生産工程で検査が共通な複数種類の製品を生産した後の検査工程の検査能力を効率良く発揮し、検査工程の設置コストを低く抑えることができる多品種混流生産管理システム、多品種混流生産システム及び多品種混流生産管理方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る多品種混流生産管理システム10の構成を示す図である。
多品種混流生産管理システム10は、検査が共通な複数種類の製品を、生産ラインに混流しながら行う多品種混流生産方式にて生産するものである。以下の実施形態では生産ラインをこれに含まれる製造ラインとして説明する。
<第1実施形態の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る多品種混流生産管理システム10の構成を示す図である。
多品種混流生産管理システム10は、検査が共通な複数種類の製品を、生産ラインに混流しながら行う多品種混流生産方式にて生産するものである。以下の実施形態では生産ラインをこれに含まれる製造ラインとして説明する。
この多品種混流生産管理システム10は、印刷装置11aを有するA製品製造ライン12a、印刷装置11bを有するB製品製造ライン12b、印刷装置11cを有するC製品製造ライン12c、印刷装置11dを有するD製品製造ライン12d、及び印刷装置11eを有するE製品製造ライン12eと、第1及び第2リーダ(読取装置)14a,14bと、第1及び第2検査ライン16a,16bと、ソータ18と、A製品梱包装置19a、B製品梱包装置19b、C製品梱包装置19c、D製品梱包装置19d及びE製品梱包装置19eと、排斥品シュータ20と、管理装置21とを備え、A製品製造ライン12a〜E製品製造ライン12eと、第1及び第2検査ライン16a,16bとがその間に第1リーダ14aを介在して搬送コンベア13で連結され、第1及び第2検査ライン16a,16bとソータ18とがその間に第2リーダ14bを介在して搬送コンベア13で連結されて構成されている。
以下の説明において、A製品製造ライン12a〜E製品製造ライン12eを単に製造ライン(製造工程)12a〜12eとも称し、第1及び第2リーダ14a,14bを単にリーダ14a,14b、第1及び第2検査ライン16a,16bを単に検査ライン(検査工程)16a,16b、A製品梱包装置19a〜E製品梱包装置19eを単に梱包装置19a〜19eとも称す。
管理装置21は、図1には示していないが、各製造ライン12a〜12e、搬送コンベア13、各リーダ14a,14b、各検査ライン16a,16b、ソータ18、各梱包装置19a〜19eの電気で動く装置(図示せず)に、信号線(図示せず)で接続されているものとする。
また、管理装置21は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)21a、ROM(Read Only Memory)21b、RAM(Random Access Memory)21c、記憶装置(HDD:Hard Disk Drive等)(記憶手段)21dを備え、これら要素21a〜21dがバス22に接続された一般的な構成となっている。このような構成において、例えばCPU21aがROM21bに書き込まれたプログラム21fを実行して、多品種混流生産の管理制御を実現するようになっている。
図1に示すA製品製造ライン12aはA製品を製造し、B製品製造ライン12bはB製品、C製品製造ライン12cはC製品、D製品製造ライン12dはD製品、E製品製造ライン12eはE製品を製造する。A製品〜E製品は、例えば異なる種類のお菓子やチョコレート等をデザインや形状が異なる小箱や小袋等に詰めた各々異なる製品である。また、A製品〜E製品の製造後の検査は、X線による異物混入検査や賞味期限印字検査など同じ検査(共通の検査)が必要とされているものとする。
従って、各検査ライン16a,16bによって、A製品〜E製品に対する所定の共通の検査が行われ、この良又は不良の検査結果が管理装置21へ出力されるようになっている。これら検査ライン16a,16bは、通常稼働時に一方のみ又は双方を稼動させることができ、また、何れか一方が故障した際に他方の稼動のみで検査を行う縮退運転用として、少なくとも2ラインを有する構成となっている。なお、例外として1ラインのみの検査ラインを有する構成も有り得る。
各印刷装置11a〜11eは、A製品〜E製品の表面に、可視光に対して透明で、紫外線又は赤外線を照射することにより可視化可能な不可視インクを用いて個体識別ID(Identification)を印刷する。なお、以下において、個体識別IDは単にIDとも称す。
リーダ14a,14bは、A製品〜E製品の表面に紫外線又は赤外線を照射することにより、不可視インクで印刷されたIDを読み取る。
リーダ14a,14bは、A製品〜E製品の表面に紫外線又は赤外線を照射することにより、不可視インクで印刷されたIDを読み取る。
ここで、IDの印刷について図3を参照して説明する。例えば、図3(a)に示すように、印字装置(11aを代表して示す)に備えられた印字手段31によって、この近傍を通過する製品(A製品を代表して示す)に対し、二次元コード化したIDを、図3(b)に示すように不可視インクで製品Aの表面に印字すればよい。
また、図3(c)に示すように、製品AのIDと互いに重なる部分に所定の製品情報33を印字してもよい。この製品情報33の印字に使用されるインクは、例えば、熱硬化インク、紫外線硬化インクなどの可視インクであればよい。
もし、IDが不可視インクでなく可視インクで印字されると、図3(c)に示すように製品情報33とIDが重る部分については、製品情報33の判読が困難になる。また、可視光下でリーダ14a,14bがIDを識別することが困難になり、読み取りのエラー発生率が高くなることが予測される。
これに対して、IDが不可視インクで印字されると、可視光下でIDは透明であり、図3(d)に示すように、製品情報33のみ視認することができる。従って、多品種混流生産管理システム10の作業者等は、製品情報33を容易に読み取ることができる。
これに対して、IDが不可視インクで印字されると、可視光下でIDは透明であり、図3(d)に示すように、製品情報33のみ視認することができる。従って、多品種混流生産管理システム10の作業者等は、製品情報33を容易に読み取ることができる。
また、IDに使用するインクを紫外線の照射で発光する不可視インクとすると、可視光を遮断した環境であっても、紫外線を照射することでIDのみ発光させることができ、リーダ14a,14bがIDを容易に識別することが可能で、読み取りのエラー発生率を低く抑えることができる。
なお、製品Aが、例えば缶飲料、化粧品、医薬品、化粧品等のように、液体とその容器から構成される場合、関係当局の規則上、製品Aの表面にはロット単位で同じ製品情報33(製造ロット番号、製造工場、製造年月日等)が可視インクを用いて印刷される。このような場合、可視インクを用いてそれぞれの製品Aの表面に別途、IDを印刷するのは、容易ではない。そこで、不可視インクを用いることで、それぞれの製品Aの表面にIDを容易に印刷することができる。
図1に戻って、第1及び第2リーダ14a,14bは、A製品〜E製品から読み取ったIDを管理装置21へ送信する。これにより管理装置21が、各製品をIDから個別に把握できるようになっている。また、第2リーダ14bで読み取られたIDは、ソータ18へも送出される。これによって、ソータ18が第2リーダ14bでどのIDの製品が読み取られて送られてきたかを把握できるようになっている。
つまり、管理装置21は、上流側の第1リーダ14aで読み取られたIDにより製品を把握し、この把握した製品が各検査ライン16a,16bで検査された際に、この検査結果を先に把握した製品のIDに対応付けて記憶装置21d(図2参照)に記憶する。そして、そのIDと検査結果との対応付けにより、そのIDの製品が良品か不良品かを管理している。
更に、管理装置21は、その記憶後、下流側の第2リーダ14bで読み取られた製品のIDと同じIDを記憶装置21dから検索し、この検索IDに対応付けられた検査結果が良品である場合に、この良品がどの梱包装置19a〜19eで梱包されるものであるかを認識する。更に、認識した梱包装置(例えば19a)で、第2リーダ14bで読み取られたIDの製品が梱包されること(又は単に梱包装置19a)をソータ18に指示する。これは、単に梱包装置19aをソータ18に指示してもよい。
一方、管理装置21は、リーダ14bでIDが読み取られた製品が不良品である場合は、そのIDの製品が不良品であることをソータ18に指示する。また、管理装置21は、第2リーダ14bで読み取られたIDと同じIDが記憶装置21dから検索できなかった場合は、その検索不能をソータ18へ指示する。
ソータ18は、搬送コンベア13で運ばれてきた良品の製品を、管理装置21の指示に応じて該当の梱包装置(例えば19a)に供給する。また、ソータ18は、第2リーダ14bで読み取られたIDの製品が不良品であることが指示された場合は、その不良品を排斥品シュータ20から排斥する(落とす)。又は、ソータ18は、第2リーダ14bで読み取られたIDが検索不能であることが指示された場合は、そのIDの製品を排斥品シュータ20から排斥する。
梱包装置19a〜19eは、ソータ18により供給された製品を、予め定められた形状のケースや袋に詰めたり、包装したりする梱包作業の動作を行う。
梱包装置19a〜19eは、ソータ18により供給された製品を、予め定められた形状のケースや袋に詰めたり、包装したりする梱包作業の動作を行う。
<第1実施形態の動作>
次に、多品種混流生産管理システム10により多品種混流生産を行う際の動作について、図4及び図5に示すフローチャートを参照して説明する。
図4に示すステップS1において、各製造ライン12a〜12eにて各々検査の共通なA製品〜E製品が製造され、この際、各印刷装置11a〜11eによりA製品〜E製品の表面の所定位置に不可視インクで個体識別IDが印刷される。
次に、多品種混流生産管理システム10により多品種混流生産を行う際の動作について、図4及び図5に示すフローチャートを参照して説明する。
図4に示すステップS1において、各製造ライン12a〜12eにて各々検査の共通なA製品〜E製品が製造され、この際、各印刷装置11a〜11eによりA製品〜E製品の表面の所定位置に不可視インクで個体識別IDが印刷される。
次に、ステップS2において、IDが印刷されたA製品〜E製品が順序不同(混流状態)に1つずつ搬送コンベア13で第1リーダ14aへ搬送されながら1つずつIDが読み取られ、検査ライン16a又は16bへ供給される。ここで、2つの検査ライン16a,16bが稼動状態とされているとすると、何れかの検査ライン16a又は16bに製品が供給される。ここでは、B製品が検査ライン16aに供給されたとする。
ステップS3において、上記ステップS2で第1リーダ14aで読み取られたIDは管理装置21へ送信され、管理装置21がそのIDのB製品を把握する。
ステップS4において、検査ライン16aでB製品の所定の検査が実行されると、ステップS5において、その検査結果が管理装置21へ送信される。管理装置21では、ステップS6において、その検査結果が上記ステップS3で管理装置21が把握した製品のIDに対応付けられて記憶装置21d(図2参照)に記憶される。
ステップS4において、検査ライン16aでB製品の所定の検査が実行されると、ステップS5において、その検査結果が管理装置21へ送信される。管理装置21では、ステップS6において、その検査結果が上記ステップS3で管理装置21が把握した製品のIDに対応付けられて記憶装置21d(図2参照)に記憶される。
上記ステップS4での検査後のB製品は、ステップS7において、搬送コンベア13で搬送され、第2リーダ14bでB製品のIDが読み取られて管理装置21へ送信される。この際、ステップS8において、管理装置21では、第2リーダ14bで読み取られたIDと同じIDが記憶装置21dから検索される。
更に、図5に示すステップS9において、管理装置21で、その検索されたIDの製品に対応付けられている検査結果が、良品であるか否かが判定される。
この判定結果が、良品(Yes)の場合、ステップS10において、管理装置21では、その良品であるIDのB製品を梱包するB製品梱包装置19bが認識され、この認識されたB製品梱包装置19bで、第2リーダ14bで読み取られたIDのB製品が梱包されることがソータ18に指示される。
この判定結果が、良品(Yes)の場合、ステップS10において、管理装置21では、その良品であるIDのB製品を梱包するB製品梱包装置19bが認識され、この認識されたB製品梱包装置19bで、第2リーダ14bで読み取られたIDのB製品が梱包されることがソータ18に指示される。
ステップS11において、ソータ18は、その指示に応じて第2リーダ14bから搬送コンベア13で運ばれてきたB製品を、B製品梱包装置19bに供給する。これによって、ステップS12において、B製品梱包装置19bでは、そのB製品が、予め定められた状態に梱包される。
一方、上記ステップS9の判定結果が、不良品(No)の場合、ステップS13において、管理装置21では、第2リーダ14bで読み取られたIDのB製品が不良品であることがソータ18に指示される。この指示に応じてソータ18は、ステップS14において、その指示された不良品のIDのB製品を排斥品シュータ20から排斥する。
この他、上記ステップS9の判定において、管理装置21が、第2リーダ14bで読み取られたIDと同じIDが記憶装置21dから検索できなかったと判定される場合がある。この場合、その検索不能がソータ18へ指示され、ソータ18は、第2リーダ14bで読み取られたIDの製品を排斥品シュータ20から排斥する。
<第1実施形態の効果>
上述したように、第1実施形態の多品種混流生産管理システム10は、図1に示すように、多品種のA製品〜E製品の製品を製造する並列に配置された複数の製造ライン12a〜12eで製造された個々の製品に、製品を個別に識別するためのIDを、可視光に対して透明で紫外線又は赤外線の照射時に可視化される不可視インクを用いて印刷する印刷装置11a〜11eと、印刷されたIDを個々の製品毎に読み取る第1リーダ14aと、第1リーダ14aでIDが読み取られた製品に対して予め定められた検査を行う検査ライン16a,16bで検査された製品のIDを読み取る第2リーダ14bと、第2リーダ14bでIDが読み取られた製品を、製品を梱包する複数の梱包装置19a〜19eのうち該当梱包装置(例えば19e)へ供給するソータ18とを備える。
上述したように、第1実施形態の多品種混流生産管理システム10は、図1に示すように、多品種のA製品〜E製品の製品を製造する並列に配置された複数の製造ライン12a〜12eで製造された個々の製品に、製品を個別に識別するためのIDを、可視光に対して透明で紫外線又は赤外線の照射時に可視化される不可視インクを用いて印刷する印刷装置11a〜11eと、印刷されたIDを個々の製品毎に読み取る第1リーダ14aと、第1リーダ14aでIDが読み取られた製品に対して予め定められた検査を行う検査ライン16a,16bで検査された製品のIDを読み取る第2リーダ14bと、第2リーダ14bでIDが読み取られた製品を、製品を梱包する複数の梱包装置19a〜19eのうち該当梱包装置(例えば19e)へ供給するソータ18とを備える。
更に、第1リーダ14aで読み取られたIDと、このIDの製品の検査ライン(例えば16a)による良又は不良の検査結果とを対応付けて記憶装置21d(図2参照)に記憶し、第2リーダ14bで読み取られたIDと同じIDを記憶装置21dから検索し、この検索されたIDに対応付けられた検査結果が良である場合に、良のIDの製品を梱包する梱包装置(例えば19e)を該当梱包装置19eとしてソータ18に指示する管理装置21を備える構成とした。
この構成によれば、個々の製品の表面に不可視インクによって製品を個別に識別するIDを印刷するので、通常の可視光ではIDは人に見えない。従って、表記法等の製品への表示に係る法律により、製品の表面に不要な表記をしてはならない場合や、製品のデザイン等の都合により、製品の表面に不要な表記をできない場合等の規制がある場合でも、その規制を守りながら多品種の製品を個別に識別可能とすることができる。
このため、製造される多品種の製品(例えばA〜Eの5種類の製品)が、検査が同じ(検査が共通)である場合に各種製品の検査を行う場合、各種製品が混流状態に検査ライン16a,16bへ流れても、各製品のIDを読み取って個別に識別しながら検査を行えばよい。従って、検査ライン16a,16bの検査能力を、各製造ライン12a〜12eの合計の製造能力で製造される製品を効率良く検査できるようにすればよい。例えば合計の製造能力が50個/分であるとすると、1台当たり50個/分の検査能力を有する1ラインの検査ラインがあればよい。この例の場合、1ラインの検査ライン16aで済む。また、検査ラインが故障した際にもう一方の検査ラインで検査を行う縮退運転を考えた場合でも、少なくとも2ラインを有する構成で済む。
従来では、各種製品の製造後の検査は同じであっても、各種製品を個別に識別する術がなかったため、各種製造ラインの後に、それぞれ検査工程を設けて検査を行わなければならなかった。つまり、並列な5ラインの製造ラインの後に5ラインの検査ラインが必要となっていた。このため、例えば検査能力の30%位しか使えない状態が生じ、検査ラインの検査能力の一部が無駄になり、その分、検査ラインの設置コストが高くなっていた。
本実施形態では、上述のように、各種製造ライン12a〜12eの製造能力に対して、検査ライン16a,16bの検査能力を十分に発揮できる状態に、検査ライン16a,16bの数を抑制して設置することができる。
つまり、複数の製造ライン12a〜12eで検査が共通な複数種類の製品を製造後の、検査ライン16a,16bの検査能力を効率良く発揮し、検査ライン数を抑制することができる。このため、検査ライン16a,16bの設置コストを低く抑えることができる。
また、検査ライン数を少なくすることができるので、その分、省人化、省スペース化等の効果も生み出すことができる。
また、検査ライン数を少なくすることができるので、その分、省人化、省スペース化等の効果も生み出すことができる。
更に、製品を排斥する排斥品シュータ20を備え、管理装置21が、第2リーダ14bで読み取られたIDと同じIDを記憶装置21dから検索し、この検索IDに対応付けられた製品の検査結果が不良と認識した際に、その不良の製品を排斥する指示をソータ18に行い、ソータ18がその不良の製品を排斥品シュータ20から排斥する構成とした。
この構成によれば、検査ライン16a,16bでの製品の検査結果が不良の場合に、この不良品をソータ18で選択して排斥品シュータ20から排斥することができる。従って、不良品が製品として梱包されるといった不具合を防止することができる。
また、管理装置21は、第2リーダ14bで読み取られたIDと同じIDが記憶装置21dから検索できなかった際に、そのIDの製品の検索不能をソータ18へ指示し、ソータ18が検索不能に該当するIDの製品を排斥品シュータ20から排斥する構成とした。
この構成によれば、検査ライン16a,16bで検査が行われたか否か判別不能な製品を、ソータ18で排斥品シュータ20から排斥することができる。従って、検査状態が判別できない製品をも、梱包から除外することができる。
<第1実施形態の変形例1>
図6は、本発明の第1実施形態の変形例1に係る多品種混流生産管理システム10−1の構成を示す図である。
但し、図6に示す多品種混流生産管理システム10−1においては、図1に示した多品種混流生産管理システム10の各製造ライン12a〜12e、ソータ18、各梱包装置19a〜19eは同構成なので、これら構成要素の図示は省略してある。また、多品種混流生産管理システム10−1においては、図1に示した第1リーダ14aは無いが、第2リーダ(図6では単にリーダと表記)14bは同様に配置されている。
図6は、本発明の第1実施形態の変形例1に係る多品種混流生産管理システム10−1の構成を示す図である。
但し、図6に示す多品種混流生産管理システム10−1においては、図1に示した多品種混流生産管理システム10の各製造ライン12a〜12e、ソータ18、各梱包装置19a〜19eは同構成なので、これら構成要素の図示は省略してある。また、多品種混流生産管理システム10−1においては、図1に示した第1リーダ14aは無いが、第2リーダ(図6では単にリーダと表記)14bは同様に配置されている。
図6に示す多品種混流生産管理システム10−1が、図1に示す多品種混流生産管理システム10と異なる点は、図6に示すように第1検査ライン16−1が、金属探知検査装置16c、X線異物検査装置16d及び印字検査装置16eと、これら要素16c,16d,16eの直前(上流側)に配置されたリーダ14c,14d,14eとを備えて構成され、第2検査ライン16−2も同様に、金属探知検査装置16f、X線異物検査装置16g及び印字検査装置16hと、これら要素16f,16g,16hの直前(上流側)に配置されたリーダ14f,14g,14hとを備えて構成されていることにある。また、管理装置21−1も後述の制御を行う点では図1に示した管理装置21とは異なるが、ハード構成は図2に示したと同様である。
また、第1及び第2検査ライン16−1,16−2は、何れか一方が故障した際に他方の稼動のみで検査を行う縮退運転構成とされている。なお、例外として1ラインのみの検査ライン16−1又は16−2を有する構成も有り得る。
金属探知検査装置16c,16fは、製品中に混入した金属を探知する検査を行うものである。
金属探知検査装置16c,16fは、製品中に混入した金属を探知する検査を行うものである。
X線異物検査装置16d,16gは、製品にX線を照射して製品中の異物や、形状変形等の不具合を検知する検査を行うものである。
印字検査装置16e,16hは、製品の表面に印字された文字や記号等が所定状態に印字されているか否かを検査するものである。
印字検査装置16e,16hは、製品の表面に印字された文字や記号等が所定状態に印字されているか否かを検査するものである。
このような構成において、例えば、第1検査ライン16−1が通常使用されるラインとして設定されているとする。図1に示す各製造ライン12a〜12eで製造されたA製品〜E製品が、図6に示す搬送コンベア13で混流状態に1つずつ第1検査ライン16−1に搬送されてくる。例えばB製品が搬送されてきたとすると、このB製品に印刷されたIDがリーダ14cで読み取られ、この直後に金属探知検査装置16cで、そのB製品への金属の混入が検査される。この際、リーダ14cで読み取られたIDと、金属探知検査装置16cの検査結果とが、管理装置21−1へ送信される。
管理装置21−1では、リーダ14cで読み取られたIDに、このIDの製品の金属探知検査結果が対応付けられて記憶装置21d(図2参照)に記憶される。
この後、B製品のIDが次のリーダ14dで読み取られ、この直後にX線異物検査装置16dで、そのB製品にX線が照射されて製品中の異物や、形状変形等の不具合が検査される。この際、リーダ14dで読み取られたIDと、X線異物検査装置16dの検査結果とが、管理装置21−1へ送信される。管理装置21−1では、リーダ14dで読み取られたIDに、このIDの製品のX線異物検査結果が対応付けられて記憶装置21dに記憶される。
この後、B製品のIDが次のリーダ14dで読み取られ、この直後にX線異物検査装置16dで、そのB製品にX線が照射されて製品中の異物や、形状変形等の不具合が検査される。この際、リーダ14dで読み取られたIDと、X線異物検査装置16dの検査結果とが、管理装置21−1へ送信される。管理装置21−1では、リーダ14dで読み取られたIDに、このIDの製品のX線異物検査結果が対応付けられて記憶装置21dに記憶される。
この後、B製品のIDが次のリーダ14eで読み取られ、この直後に印字検査装置16eで、そのB製品の表面に印字された文字や記号等が所定状態に印字されているか否かが検査される。この際、リーダ14eで読み取られたIDと、印字検査装置16eの検査結果とが、管理装置21−1へ送信される。管理装置21−1では、リーダ14eで読み取られたIDに、このIDの製品の印字検査結果が対応付けられて記憶装置21dに記憶される。
第1検査ライン16−1での全ての検査を終えたB製品は、搬送コンベア13で搬送され、リーダ14bでB製品のIDが読み取られ、管理装置21−1へ送信される。管理装置21−1では、リーダ14bで読み取られたIDと同じIDが記憶装置21dから検索される。ここで、同じIDが検索されたとすると、この検索IDに対応付けられている金属探知検査、X線異物検査及び印字検査の各検査結果が、良又は不良かが判定される。
全ての検査結果が良の場合、管理装置21−1は、その良であるIDのB製品を梱包するB製品梱包装置19b(図1参照)を認識し、これをソータ18(図1参照)に指示する。ソータ18は、その指示に応じてリーダ14bから搬送コンベア13で運ばれてきたB製品を、B製品梱包装置19bに供給する。これによって、B製品梱包装置19bでは、そのB製品が、予め定められた状態に梱包される。
一方、管理装置21−1での上述した判定の結果、金属探知検査、X線異物検査及び印字検査の内、1つでも不良がある場合、管理装置21−1は、リーダ14bで読み取られたIDのB製品が不良であることをソータ18に指示する。この指示に応じてソータ18は、その不良のIDのB製品を排斥品シュータ20から排斥する。
この構成によれば、製品の金属探知検査、X線異物検査及び印字検査の内、1つでも不良があれば、この不良品を排斥することができる。従って、製品の不良に掛かる検査をより詳細に行い、より良い製品を生産することができる。
この構成によれば、製品の金属探知検査、X線異物検査及び印字検査の内、1つでも不良があれば、この不良品を排斥することができる。従って、製品の不良に掛かる検査をより詳細に行い、より良い製品を生産することができる。
<第1実施形態の変形例2>
図7は、本発明の第1実施形態の変形例2に係る多品種混流生産管理システム10−2の構成を示す図である。
図7に示す変形例2の多品種混流生産管理システム10−2が、図6に示した変形例1の多品種混流生産管理システム10−1と異なる点は、図7に示すように、第2検査ライン16−3が金属探知検査装置16f及びX線異物検査装置16gの2つを備える構成であって、第1及び第2検査ライン16−1,16−3の上流側に振分装置23、更に振分装置23の上流側にリーダ14iを備える構成となっていることにある。
図7は、本発明の第1実施形態の変形例2に係る多品種混流生産管理システム10−2の構成を示す図である。
図7に示す変形例2の多品種混流生産管理システム10−2が、図6に示した変形例1の多品種混流生産管理システム10−1と異なる点は、図7に示すように、第2検査ライン16−3が金属探知検査装置16f及びX線異物検査装置16gの2つを備える構成であって、第1及び第2検査ライン16−1,16−3の上流側に振分装置23、更に振分装置23の上流側にリーダ14iを備える構成となっていることにある。
つまり、多品種混流生産管理システム10−2の場合、図1に示した各製造ライン12a〜12eで製造されるA製品〜E製品が、図7に示すように、金属探知検査、X線異物検査及び印字検査の3つの検査(3検査と略す)が必要な製品と、金属探知検査及びX線異物検査の2つの検査(2検査と略す)が必要な製品とに分かれる場合である。例えば、A製品及びB製品は3検査が必要であり、C製品、D製品及びE製品は2検査が必要であるとする。
この場合、図1に示すように、各製造ライン12a〜12eの印刷装置11a〜11eでは各種製品に、IDの他に、3検査が必要か2検査が必要かを示す必要検査情報が不可視インクで印刷される。この必要検査情報はリーダ14iで読み取られて振分装置23へ出力される。
振分装置23は、その必要検査情報が3検査を示す場合に、製品を第1検査ライン16−1へ搬送し、2検査を示す場合に製品を第2検査ライン16−3へ搬送する振分動作を行う。
振分装置23は、その必要検査情報が3検査を示す場合に、製品を第1検査ライン16−1へ搬送し、2検査を示す場合に製品を第2検査ライン16−3へ搬送する振分動作を行う。
このような構成において、各製造ライン12a〜12eで製造されたA製品〜E製品が、図7の最左端側に示す搬送コンベア13から混流状態に1つずつリーダ14iへ搬送されてきたとする。リーダ14iでは、その製品に印刷された必要検査情報が読み取られ、振分装置23へ出力される。例えばC製品の必要検査情報が読み取られて振分装置23へ出力されたとする。
振分装置23では、入力された必要検査情報が2検査を示すので、C製品を第2検査ライン16−3へ振り分けて搬送する。この後、C製品に印刷されたIDがリーダ14fで読み取られ、この直後に金属探知検査装置16fで、そのC製品への金属の混入が検査される。この際、リーダ14fで読み取られたIDと、金属探知検査装置16fの金属探知検査結果とが、管理装置21−1へ送信される。
管理装置21−1では、リーダ14fで読み取られたIDに、このIDのC製品の金属探知検査結果が対応付けられて記憶装置21d(図2参照)に記憶される。
管理装置21−1では、リーダ14fで読み取られたIDに、このIDのC製品の金属探知検査結果が対応付けられて記憶装置21d(図2参照)に記憶される。
この後、C製品のIDが次のリーダ14gで読み取られ、この直後にX線異物検査装置16gで、そのC製品にX線が照射されて製品中の異物や、形状変形等の不具合が検査される。この際、リーダ14gで読み取られたIDと、X線異物検査装置16gのX線異物検査結果とが、管理装置21−1へ送信される。管理装置21−1では、リーダ14gで読み取られたIDに、このIDの製品のX線異物検査結果が対応付けられて記憶装置21dに記憶される。
この後、第2検査ライン16−3での全ての検査を終えたC製品は、搬送コンベア13で搬送され、リーダ14bでC製品のIDが読み取られて管理装置21−1へ送信される。管理装置21−1では、リーダ14bで読み取られたIDと同じIDが記憶装置21dから検索される。ここで、同じIDが検索されたとすると、この検索IDに対応付けられている金属探知検査及びX線異物検査の各検査結果が、良又は不良かが判定される。
全ての検査結果が良の場合、管理装置21−1は、その良であるIDのC製品を梱包するC製品梱包装置19c(図1参照)を認識し、これをソータ18(図1参照)に指示する。ソータ18は、その指示に応じてリーダ14bから搬送コンベア13で運ばれてきたC製品を、C製品梱包装置19cに供給する。これによって、C製品梱包装置19cでは、そのC製品が、予め定められた状態に梱包される。
一方、管理装置21−1での上述した判定の結果、金属探知検査及びX線異物検査の内、1つでも不良がある場合、管理装置21−1は、リーダ14bで読み取られたIDのC製品が不良であることをソータ18に指示する。この指示に応じてソータ18は、その不良のIDのC製品を排斥品シュータ20から排斥する。
この構成によれば、製造された各種製品の検査内容が異なる場合に、個々の製品の検査内容を判別しながら、検査内容に応じた検査を行うことができる。
この構成によれば、製造された各種製品の検査内容が異なる場合に、個々の製品の検査内容を判別しながら、検査内容に応じた検査を行うことができる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係る多品種混流生産管理システム10−3の構成を示す図である。但し、多品種混流生産管理システム10−3において、図1に示した多品種混流生産管理システム10に対応する構成要素には同一符号を付し、その説明を適時省略する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る多品種混流生産管理システム10−3の構成を示す図である。但し、多品種混流生産管理システム10−3において、図1に示した多品種混流生産管理システム10に対応する構成要素には同一符号を付し、その説明を適時省略する。
図8に示す多品種混流生産管理システム10−3は、お菓子やチョコレート等の複数種類の製品を予め定められた個数ずつ1つのケース(又は袋等の容器)に詰め合わせるアソート製品(詰合せ製品)を、多品種混流生産方式にて製造するものである。
多品種混流生産管理システム10−3は、印刷装置11a〜11eを有し、各種のA製品〜E製品を製造する各製造ライン12a〜12eと、リーダ14bと、ソータ18と、第1〜第4梱包装置25a〜25dと、各ケース用印刷装置26a〜26dと、管理装置21−2とを備え、各製造ライン12a〜12eとソータ18とがその間にリーダ14bを介して搬送コンベア13で連結されて構成されている。なお、第1〜第4梱包装置25a〜25dを単に梱包装置25a〜25dとも称す。
管理装置21−2は、図8には示していないが、印刷装置11a〜11eを含む各製造ライン12a〜12e、搬送コンベア13、リーダ14b、ソータ18、各梱包装置25a〜25e、各ケース用印刷装置26a〜26eの電気で動く装置(図示せず)に、信号線(図示せず)で接続されているものとする。
但し、管理装置21−2は、ハード構成上は上述の管理装置21と同様に図2に示す構成となっている。また、各製造ライン12a〜12eは、お菓子やチョコレートである5種類のA製品〜E製品を製造するものとする。
各製造ライン12a〜12eで製造されたA製品〜E製品の表面に、印刷装置11a〜11eで不可視インクにより個体識別ID(ID)が印刷された後、これらA製品〜E製品が搬送コンベア13で混流状態に配列されて搬送される。但し、IDには製品の種別を特定する情報も含まれるとする。その搬送される各製品は、リーダ14bでその表面に印刷されたIDが読み取られ、このIDが管理装置21−2及びソータ18へ送信される。
これにより、ソータ18が、リーダ14bでどのIDの製品が読み取られて送られてきたかを把握する。
これにより、ソータ18が、リーダ14bでどのIDの製品が読み取られて送られてきたかを把握する。
また、管理装置21は、リーダ14bで読み取られたIDにより製品の種別を把握し、この製品をどの梱包装置25a〜25eへ供給するかを判断する。
例えば、第1梱包装置25aは、A製品〜E製品を1つずつ1ケースに詰め合わせて第1アソート製品を梱包し、第2梱包装置25bは、A製品を2つ、B製品を2つ、C製品を2つ、1ケースに詰め合わせて第2アソート製品を梱包し、第3梱包装置25cは、A製品を3つ、E製品を3つ、1ケースに詰め合わせて第3アソート製品を梱包し、第4梱包装置25dは、C製品を2つ、D製品を2つ、E製品を2つ、1ケースに詰め合わせて第4アソート製品を梱包して作成するように設定されているとする。
例えば、第1梱包装置25aは、A製品〜E製品を1つずつ1ケースに詰め合わせて第1アソート製品を梱包し、第2梱包装置25bは、A製品を2つ、B製品を2つ、C製品を2つ、1ケースに詰め合わせて第2アソート製品を梱包し、第3梱包装置25cは、A製品を3つ、E製品を3つ、1ケースに詰め合わせて第3アソート製品を梱包し、第4梱包装置25dは、C製品を2つ、D製品を2つ、E製品を2つ、1ケースに詰め合わせて第4アソート製品を梱包して作成するように設定されているとする。
この場合に、管理装置21−2は、各梱包装置25a〜25eで1つのアソート製品が作成されるまで、個々の梱包装置25a〜25eにソータ18から供給される各製品をカウントしており、どの梱包装置25a〜25eにどの製品を供給するかをソータ18へ指示する。この際、管理装置21−2は、各梱包装置25a〜25eが同一製品を待つ場合、予め定められた順番、例えば第1〜第4梱包装置25a〜25eの順に同一製品を供給するようにソータ18へ指示する。
そして、管理装置21−2は、梱包装置(例えば25a)においてアソート製品の梱包が完了すると、この完了した梱包装置25aへの製品のカウントをリセットし、最初からソータ18へ供給指示を行いながらカウントを開始する。
ソータ18は、リーダ14bでIDが読み取られた後の製品を、管理装置21−2からの指示に応じて該当梱包装置(例えば25a)に供給する。梱包装置25aは、供給された製品をケースに詰め、所定数の種類の製品が詰められて梱包されると、これをアソート製品としてケース用印刷装置26aへ送る。ケース用印刷装置26aは、ケースに所定のケース番号等の情報を印刷する。これによりアソート製品が完成する。
<第2実施形態の効果>
このような第2実施形態の多品種混流生産管理システム10−3によれば、お菓子やチョコレート等の複数種類の製品を、個別に識別しながら、予め定められた個数ずつ各種のケースに詰め合わせて、各種のアソート製品を作成することができる。この際、製品を識別するためのIDは、製品の表面に不可視インクによって印刷するので、通常の可視光では人に見えない。従って、表記法等の製品への表示に係る法律により、製品の表面に不要な表記をしてはならない場合や、製品のデザイン等の都合により、製品の表面に不要な表記をできない場合等の規制がある場合でも、その規制を守りながら製品を個別に識別することができる。
このような第2実施形態の多品種混流生産管理システム10−3によれば、お菓子やチョコレート等の複数種類の製品を、個別に識別しながら、予め定められた個数ずつ各種のケースに詰め合わせて、各種のアソート製品を作成することができる。この際、製品を識別するためのIDは、製品の表面に不可視インクによって印刷するので、通常の可視光では人に見えない。従って、表記法等の製品への表示に係る法律により、製品の表面に不要な表記をしてはならない場合や、製品のデザイン等の都合により、製品の表面に不要な表記をできない場合等の規制がある場合でも、その規制を守りながら製品を個別に識別することができる。
<第2実施形態の変形例>
図8に示した多品種混流生産管理システム10−3は、各製造ライン12a〜12eとリーダ14bを介したソータ18との間に、図1,図6,図7に示したような、検査ライン16a,16b,16−1,16−2,16−3が介在しない構成となっている。しかし、それら何れかの検査ライン16a,16b,16−1,16−2,16−3が介在する構成であってもよい。この構成の多品種混流生産管理システムを第2実施形態の変形例とする。
図8に示した多品種混流生産管理システム10−3は、各製造ライン12a〜12eとリーダ14bを介したソータ18との間に、図1,図6,図7に示したような、検査ライン16a,16b,16−1,16−2,16−3が介在しない構成となっている。しかし、それら何れかの検査ライン16a,16b,16−1,16−2,16−3が介在する構成であってもよい。この構成の多品種混流生産管理システムを第2実施形態の変形例とする。
従って、多品種混流生産管理システム10−3の構成に、図1に示した検査ライン16a,16bが介在される場合、当該検査ライン16a,16bの上流側にリーダ14aが配置される。図7に示した検査ライン16−1,16−3が介在される場合、当該検査ライン16−1,16−3の上流側に振分装置23及びリーダ14iが配置され、各印刷装置11a〜11eでは、各種製品に、IDの他に必要検査情報が不可視インクで印刷される。更には、上述した排斥品シュータ20を備えて不良品やIDが読み取れなかった製品を排斥する構成としてもよい。
このような第2実施形態の変形例の構成によれば、複数種類の製品を、個別に識別しながら、所定の検査を行うことができ、この検査後に、予め定められた個数ずつ各種のケースに詰め合わせて、各種のアソート製品を作成することができる。
但し、この例での多品種混流生産管理システムは、少なくとも、複数の製造ラインで製造された製品にIDを不可視インクで印刷する印刷装置11a〜11eと、印刷されたIDを読み取る第1リーダ14aと、検査ラインで検査された製品のIDを読み取る第2リーダ14bと、第1リーダ14aで読み取られたIDと、このIDの製品の検査ラインによる良又は不良の検査結果とを対応付けて記憶装置21dに記憶し、第2リーダ14bで読み取られたIDと同じIDを記憶装置21dから検索し、この検索IDに対応付けられた検査結果が良のIDの製品を梱包する梱包装置(例えば19e)をソータ18に指示する管理装置21とを備えて構成される。
また、この例での多品種混流生産システムは、複数の製造ラインで製造された製品にIDを不可視インクで印刷する印刷装置11a〜11eと、印刷されたIDを読み取るリーダ14bと、各種の製品を予め定められた個数ずつ集めて包装する各種の詰合せ製品を作成する複数の梱包装置25a〜25dと、リーダ14bでIDが読み取られた製品を、複数の梱包装置25a〜25dのうち該当梱包装置へ供給するソータ18と、リーダ14bで読み取られたIDで製品を個別に識別してカウントしながら、詰合せ製品が完成するまで各種の製品を該当梱包装置(例えば25a)へ供給する指示をソータ18に行い、完成の後に、カウントをリセットして供給を再開する制御を行う管理装置21−2とを備えて構成される。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、管理装置等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital memory)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に置くことができる。
10,10−1,10−2,10−3 多品種混流生産管理システム
11a〜11e 印刷装置
12a A製品製造ライン(製造工程)
12b B製品製造ライン(製造工程)
12c C製品製造ライン(製造工程)
12d D製品製造ライン(製造工程)
12e E製品製造ライン(製造工程)
13 搬送コンベア
14a〜14i リーダ
16a,16−1 第1検査ライン(検査工程)
16b,16−2,16−3 第2検査ライン(検査工程)
16c,16f 金属探知検査装置
16d,16g X線異物検査装置
16e,16h 印字検査装置
18 ソータ
19a A製品梱包装置
19b B製品梱包装置
19c C製品梱包装置
19d D製品梱包装置
19e E製品梱包装置
20 排斥品シュータ
21,21−1,21−2 管理装置
21d 記憶装置(記憶手段)
23 振分装置
25a 第1梱包装置
25b 第2梱包装置
25c 第3梱包装置
25d 第4梱包装置
26a〜26d ケース用印刷装置
11a〜11e 印刷装置
12a A製品製造ライン(製造工程)
12b B製品製造ライン(製造工程)
12c C製品製造ライン(製造工程)
12d D製品製造ライン(製造工程)
12e E製品製造ライン(製造工程)
13 搬送コンベア
14a〜14i リーダ
16a,16−1 第1検査ライン(検査工程)
16b,16−2,16−3 第2検査ライン(検査工程)
16c,16f 金属探知検査装置
16d,16g X線異物検査装置
16e,16h 印字検査装置
18 ソータ
19a A製品梱包装置
19b B製品梱包装置
19c C製品梱包装置
19d D製品梱包装置
19e E製品梱包装置
20 排斥品シュータ
21,21−1,21−2 管理装置
21d 記憶装置(記憶手段)
23 振分装置
25a 第1梱包装置
25b 第2梱包装置
25c 第3梱包装置
25d 第4梱包装置
26a〜26d ケース用印刷装置
Claims (10)
- 複数の製品を生産する並列に配置された複数の生産工程で生産された個々の製品に、製品を個別に識別するためのIDを、可視光に対して透明で紫外線又は赤外線の照射時に可視化される不可視インクを用いて印刷する印刷装置と、
前記IDが印刷された製品に対して各々異なる検査を行う複数の検査装置と、当該複数の検査装置の各々に対応して配置され、製品のIDを読み取る複数の第1読取装置とを備える検査ラインと、
前記検査ラインで検査された製品のIDを読み取る第2読取装置と、
各前記第1読取装置で読み取られた製品のIDと、当該IDの読み取り直後に該当の各検査装置で検査された製品の各々異なる検査結果とを対応付けて前記記憶手段に記憶し、前記第2読取装置で読み取られたIDと同じIDを前記記憶手段から検索し、この検索されたIDに対応付けられた各々異なる検査結果が良である場合に、当該良のIDの製品を梱包する梱包装置を複数の梱包装置の中から認識し、この認識された梱包装置を、前記複数の梱包装置の中から1つの梱包装置へ前記第2読取装置でIDが読み取られた製品を供給するソータに指示する管理装置と
を備えることを特徴とする多品種混流生産管理システム。 - 請求項1に記載の多品種混流生産管理システムであって、
製品を排斥する排斥品シュータを更に備え、
前記管理装置は、前記検索されたIDの製品に対応付けられた前記検査結果が不良である場合に、当該不良の製品を排斥する指示を前記ソータに行い、当該指示を受けたソータが当該不良の製品を前記排斥品シュータへ排斥するようにした
ことを特徴とする多品種混流生産管理システム。 - 請求項1に記載の多品種混流生産管理システムであって、
前記管理装置は、前記第2読取装置で読み取られたIDと同じIDが前記記憶手段から検索できなかった際に、そのIDの製品の検索不能を前記ソータへ指示し、当該指示を受けたソータが検索不能に該当するIDの製品を、製品を排斥する排斥品シュータへ排斥するようにした
ことを特徴とする多品種混流生産管理システム。 - 請求項3に記載の多品種混流生産管理システムであって、
製品を排斥する排斥品シュータを更に備え、
前記管理装置は、前記検索されたIDの製品に対応付けられた各々異なる検査結果が1つでも不良である場合に、当該不良の製品を排斥する指示を前記ソータに行い、当該指示を受けたソータが当該不良の製品を、製品を排斥する排斥品シュータへ排斥するようにした
ことを特徴とする多品種混流生産管理システム。 - 請求項1に記載の多品種混流生産管理システムであって、
前記印刷装置は、前記複数の生産工程で生産される複数の製品の検査内容が異なる場合、個々の製品に前記IDの他に、必要な検査内容を示す必要検査情報を前記不可視インクを用いて印刷する機能を備え、
前記検査ラインは並列に複数配置され、この複数の検査ライン間で異なる検査を行う検査装置を備え、
前記複数の検査ラインの上流側に、前記製品に印刷された必要検査情報を読み取る第3読取装置と、この第3読取装置で読み取られた必要検査情報に応じた検査を行う該当の検査ラインへ、当該必要検査情報が読み取られた製品を振り分ける振分装置とを備える
ことを特徴とする多品種混流生産管理システム。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の多品種混流生産管理システムであって、
前記梱包装置が、前記複数の生産工程で生産された各種の製品を予め定められた個数ずつ集めて包装する詰合せ製品を作成する機能を備える場合、
前記管理装置は、前記第2読取装置で読み取られたIDで製品を個別に識別してカウントしながら、前記詰合せ製品が完成するまで各種の製品を前記梱包装置へ供給する指示を前記ソータに行い、前記完成の後に、前記カウントをリセットして当該供給を再開する制御を行う
ことを特徴とする多品種混流生産管理システム。 - 複数の製品を生産する並列に配置された複数の生産工程で生産された個々の製品に、製品を個別に識別するためのIDを、可視光に対して透明で紫外線又は赤外線の照射時に可視化される不可視インクを用いて印刷する印刷装置と、
前記印刷されたIDを個々の製品毎に読み取る第1読取装置と、
前記第1読取装置でIDが読み取られた製品に対して予め定められた検査を行う検査ラインで検査された製品のIDを読み取る第2読取装置と、
前記第1読取装置で読み取られたIDと、このIDの製品の前記検査ラインによる良又は不良の検査結果とを対応付けて記憶手段に記憶し、前記第2読取装置で読み取られたIDと同じIDを前記記憶手段から検索し、この検索されたIDに対応付けられた検査結果が良である場合に、当該良のIDの製品を梱包する梱包装置を複数の梱包装置の中から認識し、この認識された梱包装置を、前記複数の梱包装置の中から1つの梱包装置へ前記第2読取装置でIDが読み取られた製品を供給するソータに指示する管理装置と
を備え、
前記梱包装置が、前記複数の生産工程で生産された各種の製品を予め定められた個数ずつ集めて包装する詰合せ製品を作成する機能を備える場合、
前記管理装置は、前記第2読取装置で読み取られたIDで製品を個別に識別してカウントしながら、前記詰合せ製品が完成するまで各種の製品を前記梱包装置へ供給する指示を前記ソータに行い、前記完成の後に、前記カウントをリセットして当該供給を再開する制御を行う
ことを特徴とする多品種混流生産管理システム。 - 複数の製品を生産する並列に配置された複数の生産工程で生産された個々の製品に、製品を個別に識別するためのIDを、可視光に対して透明で紫外線又は赤外線の照射時に可視化される不可視インクを用いて印刷する印刷装置と、
前記印刷されたIDを個々の製品毎に読み取るリーダと、
各種の製品を予め定められた個数ずつ集めて包装する各種の詰合せ製品を作成する複数の梱包装置と、
前記リーダでIDが読み取られた製品を、前記複数の梱包装置のうち該当梱包装置へ供給するソータと、
前記リーダで読み取られたIDで製品を個別に識別してカウントしながら、前記詰合せ製品が完成するまで各種の製品を前記該当梱包装置へ供給する指示を前記ソータに行い、前記完成の後に、前記カウントをリセットして当該供給を再開する制御を行う管理装置と
を備えることを特徴とする多品種混流生産システム。 - 並列に配置された複数の生産工程により、検査が共通で種類が異なる製品を生産する第1ステップと、
前記第1ステップで生産された個々の製品に、印刷装置により、製品を個別に識別するためのIDを、可視光に対して透明で紫外線又は赤外線の照射時に可視化される不可視インクを用いて印刷する第2ステップと、
前記第2ステップでIDが印刷された製品に対して各々異なる検査を行う複数の検査装置で検査を行い、これら検査を行う前に製品のIDをリーダで読み取る第3ステップと、
管理装置が、前記第3ステップで読み取られたIDと、当該IDの読み取り直後に該当の検査装置で検査された製品の各々異なる検査結果とを対応付けて記憶手段に記憶する第4ステップと、
前記第4ステップで検査された製品のIDをリーダで読み取る第6ステップと、
前記管理装置は、前記第6ステップで読み取られたIDと同じIDを前記記憶手段から検索し、この検索されたIDに対応付けられた検査結果が良である場合に、当該良のIDの製品を梱包する梱包装置をソータに指示する第7ステップと、
複数の梱包装置の内、前記第7ステップで指示された梱包装置へ、前記第6ステップでIDが読み取られた製品をソータで供給する第8ステップと
を含むことを特徴とする多品種混流生産管理方法。 - 請求項9に記載の多品種混流生産管理方法であって、
前記管理装置は、前記第7ステップで検索されたIDの製品に対応付けられた前記検査結果が不良である場合に、当該不良の製品を排斥する指示を前記ソータに行う第9ステップと、
前記第9ステップで前記不良の製品の排斥の指示を受けたソータが、当該不良の製品を排斥品シュータから排斥する第10ステップと
を含むことを特徴とする多品種混流生産管理方法。
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