JP4652583B2 - 物品検査システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品の重量や異物混入の検査を行う物品検査システムにおいて、物品の検査履歴を容易に参照できるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば飲食物等の物品を生産するラインでは、製造ラインで製造された内容物を所定量分ひとまとめにして検査ラインへ送り、異物混入の検査や最終的な重量の検査等を行い、いずれかの検査で不良と判定されたものをラインから排除し、これらの検査で良品と判定された物を製品としてロット単位にまとめて出荷している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の検査ラインでは、次回の生産に役立てるために検査結果の集計や統計処理等を行っているだけなので、製品個々に対して店舗や消費者等からの問い合わせやクレームがあったときに対応できないという問題があった。
【0004】
本発明は、この問題を解決した物品検査システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の物品検査システムは、
所定方向に搬送される物品に対する検査を該物品の搬送中に行う検査部を有する複数の検査装置を直列に配置した物品検査システムにおいて、
検査対象の物品の製造情報および各物品に予め付与された固有情報を予め記憶し、前記複数の検査装置による検査結果を示す検査情報を前記固有情報に対応付けて記憶できるように構成され、固有情報を指定する照会要求を受けたときに該指定された固有情報に対応する物品の製造情報および検査情報を要求元に出力するホストコンピュータと、
前記各検査装置の各検査部の直前にそれぞれ配置され、該各検査部に搬入される物品に予め付与された固有情報を読み取る固有情報読取手段と、
前記各検査装置の各検査部の直後にそれぞれ配置され、該各検査部の検査結果に応じて物品を選別する選別機と、
前記各検査装置にそれぞれ設けられ、直前に配置された前記固有情報読取手段によって読み取られた固有情報を受けて前記ホストコンピュータに照会要求し、該ホストコンピュータからの情報を受けて搬入された物品が正しい検査対象であるかを確認する情報照会手段と、
前記各検査装置にそれぞれ設けられ、前記情報照会手段によって搬入された物品が正しい検査対象であることが確認されたときには、該物品に対する前記検査部の検査結果を含む情報を該検査部の直後に配置された選別機と前記ホストコンピュータに出力し、前記情報照会手段によって搬入された物品が正しい検査対象でないと確認されたときには、該物品に対する前記検査部の検査結果と無関係に不良を示す情報を選別機に出力する検査情報出力手段とを備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明を適用した物品検査システムの全体構成を示す図である。
【0008】
この物品検査システムは、製造ラインのコンベア1から搬出される飲食物等の物品Wに対する異物混入の検査および重量の検査を行い、良品と判定された物品Wを後続の出荷ラインのコンベア2へ搬出し、不良と判定された物品をライン上から排除する検査ラインと、コンピュータネットワーク60およびホストコンピュータ61によって構成されている。
【0009】
なお、コンベア1から搬出される各物品Wの外表部には、少なくとも製造ロット番号Lと各物品固有の製造番号Sとを含む固有情報Uaがバーコード5によって表示されている。
【0010】
検査ラインには、バーコード読取部20、X線異物検出装置30、金属検出装置40、重量検査装置50および選別機60が設けられている。
【0011】
バーコード読取部20は、この実施形態の固有情報読取手段を構成するものであり、物品センサ21とバーコードリーダ22とからなり、コンベア1から検査ラインに搬入される物品Wをバーコードリーダ22の直前に配置された物品センサ21で検知し、そのバーコード5をバーコードリーダ22によって読み取り、X線異物検出装置30に出力する。なお、物品センサ21とバーコードリーダ22との間は、物品Wの搬送方向の間隔より短く設定されているものとする。
【0012】
X線異物検出装置30は、コンベア31と、物品センサ32およびX線スキャナ33と、信号処理部34によって構成されている。
【0013】
コンベア31は、製造ラインのコンベア1から搬出された物品Wを一端側で受け入れて他端側に搬送する。前記したバーコード読取部20は、このコンベア31の一端側に配置されている。
【0014】
物品センサ32は、X線スキャナ33の直前に配置されており、バーコードリーダ22によってバーコード5が読み取られた物品WのX線スキャナ33への進入を検知する。
【0015】
X線スキャナ33は、物品センサ32によって検知された物品Wに対し、コンベア31の搬送方向と直交する面に平行な幅広のX線を照射し、その物品Wを透過したX線の位置毎の透過量を表す信号を信号処理部34に出力するように構成されており、コンベア31による物品Wの移動にともなって物品Wの位置毎のX線透過量の違いを表すイメージデータを検出する。
【0016】
なお、物品センサ32とX線スキャナ33との間は、検査対象の物品Wの搬送方向の間隔より短く設定されているものとする。
【0017】
信号処理部34は、図2に示すように、判定手段35、情報受信手段36、メモリ37および検査情報出力手段38によって構成されている。
【0018】
判定手段35は、物品センサ32およびX線スキャナ33とともにこのX線異物検出装置30の検査部を構成するものであり、X線スキャナ33によって検出されたイメージデータに基づいてその物品Wに異物が混入しているか否かを判定し、その判定結果の情報を検査情報出力手段38に出力する。
【0019】
情報受信手段36は、バーコード読取部20から出力される物品Wの固有情報Uaを受けてその出力順にメモリ37に記憶する。
【0020】
検査情報出力手段38は、判定手段35による物品Wの判定結果が得られる毎に、メモリ37から固有情報Uaをその記憶順に1つずつ読み出し、読み出した固有情報Uaに判定手段35の判定結果やX線スキャナ33によって検出されたイメージデータ等を含む情報Haを付加して、検査を受けた物品Wの検査情報Ubを生成し、後段の金属検出装置40に出力する。
【0021】
なお、ここでは、生成した検査情報を物品Wの検査順に正しく出力できるように、メモリ37としてFIFOメモリが用いられている。
【0022】
金属検出装置40は、X線異物検出装置30から搬出される物品Wに対して金属の異物の混入の有無を検査するためのものであり、コンベア41、物品センサ42、磁気ヘッド43、信号処理部44によって構成されている。
【0023】
コンベア41は、コンベア31から搬出される物品を一端側で受けて他端側へ搬送する。なお、このコンベア41は、X線異物検出装置30のコンベア31と共通化することができる。
【0024】
物品センサ42は、磁気ヘッド43の直前に配置されており、磁気ヘッド43に進入する物品Wをその直前で検知して、その検知信号を信号処理部44に出力する。
【0025】
磁気ヘッド43は、コンベア41上に磁界を発生し、この磁界中を通過する物品Wによる磁界の変化を検出するように構成され、物品センサ42によって検知された物品Wによる磁界の変化を検出する。
【0026】
信号処理部44は、図3に示すように、判定手段45、情報受信手段46、メモリ47および検査情報出力手段48によって構成されている。
【0027】
判定手段45は、物品センサ42および磁気ヘッド43とともにこの金属検出装置40の検査部を構成するものであり、物品センサ42によって検知された物品Wに対して磁気ヘッド43から出力される信号に基づいて、その物品Wに金属の異物が混入しているか否かを判定する。
【0028】
情報受信手段46は、X線異物検出装置30から出力される検査情報Ubを受けてメモリ47にその出力順に記憶する。
【0029】
検査情報出力手段48は、物品Wに対する判定手段45の判定結果が得られる毎に、メモリ47から検査情報Ubをその記憶順に1つずつ読み出し、読み出した検査情報Ubと、判定手段45の判定結果や磁気ヘッド43から出力される信号から得られる判定対象値等を含む情報Hbとを組合せて、検査を受けた物品Wの新たな検査情報Ucを生成して、後段の重量検査装置50に出力する。なお、このメモリ47は、前記したメモリ37と同様にFIFOメモリによって構成されている。
【0030】
重量検査装置50は、金属検出装置40から搬出される物品Wの重量の重量を検査するためのものであり、コンベア51、物品センサ52、計量器53、信号処理部54によって構成されている。
【0031】
コンベア51は計量器53によって支持されており、前段のコンベア41から搬出される物品Wを一端側で受けて他端側へ搬送する。物品センサ52は、コンベア51に搬入される物品Wを検知し、その検知信号を信号処理部54に出力する。
【0032】
計量器53は、物品センサ52によって検知された物品Wの荷重に対応した重量信号を信号処理部54に出力する。
【0033】
信号処理部54は、図4に示しているように、判定手段55、情報受信手段56、メモリ56および検査情報出力手段58によって構成されている。
【0034】
判定手段55は、物品センサ52および計量器53とともにこの重量検査装置50の検査部を構成するものであり、物品センサ52によって検知された物品Wがコンベア51に完全に搬入された後に計量器53から出力される重量信号に基づいて、その物品Wの重量を求め、求めた重量が許容範囲内にあるか否かを判定する。
【0035】
情報受信手段56は、前段の金属検出装置40から出力される検査情報Ucを受けてその出力順にメモリ57に記憶する。
【0036】
検査情報出力手段58は、物品Wに対する判定手段55の判定結果が得られる毎に、メモリ57から検査情報Ucをその記憶順に1つずつ読み出し、読み出した検査情報Ucと、判定手段55の判定結果や求めた重量値等を含む情報Hcとを組合せて、検査を受けた物品Wの新たな検査情報Udを生成して、後段の選別機60に出力するとともにコンピュータネットワーク70を介してホストコンピュータ71へ出力する。なお、このメモリ57は、前記したメモリ37と同様にFIFOメモリによって構成されている。
【0037】
選別機60は、重量検査装置50から搬出される物品Wのうち、前段の各検査装置で不良判定されたものをラインから排除するためのものであり、コンベア61、物品センサ62、排除装置63および信号処理部64によって構成されている。
【0038】
コンベア61は、前段のコンベア51から搬出される物品Wを一端側で受けて他端側へ搬送して出荷ラインのコンベア2へ搬出する。なお、このコンベア61は出荷ラインのコンベア2と共用することもできる。
【0039】
物品センサ62は、排除装置63の直前に配置されており、コンベア61に搬入された物品Wを排除装置63の直前で検知し、その検知信号を信号処理部64に出力する。
【0040】
排除装置63は、信号処理部64からの不良信号を受ける毎に、コンベア61上の物品Wをラインから排除する。
【0041】
この排除装置63としては、コンベア61の側方から物品Wにエアを吹き付けてコンベア61上から排除するもの、レバーの回動やスライドによる物品Wをコンベア61の側方へ案内して排除するもの等を使用することができる。
【0042】
信号処理部64は、図5に示すように、情報受信手段65、メモリ66および良否情報抽出手段67によって構成されている。
【0043】
情報受信手段65は、前段の重量検査装置50から出力される検査情報Udを受けてメモリ66にその出力順に記憶する。
【0044】
良否情報抽出手段67は、物品センサ62によって物品Wの進入が検知される毎に、メモリ66から検査情報Udを1つずつ読み出し、その検査情報Udの中から物品の良否の判定結果が含まれる情報Ha、Hb、Hcを抽出し、そのいずれかに不良の判定結果が含まれているときに、排除装置63に対して不良信号を出力して、物品センサ62で検知された物品Wをコンベア61上から排除させる。
【0045】
一方、ホストコンピュータ71は、出荷した製品の情報を記憶するための製品データベース72を有しており、製造ラインで製造した物品の各製造ロットについての原料の搬入元、搬入日等の原料情報Gや加工日等の製造情報Sが予め記憶されており、最終段の検査装置である重量検査装置50から出力された検査情報Udを製品データベース62に順次登録する。
【0046】
また、このホストコンピュータ71は、コンピュータネットワーク70に接続された他のコンピュータから特定の物品Wに対応する固有情報Uaが指定されて照会要求がなされると、製品データベース72を検索して、その固有情報Uaのロット番号に対応する原料情報G、製造情報S、入力された固有情報Uaに対応する検査情報Ha、Hb、Hcを読み出して、そのコンピュータに通知する。
【0047】
上記のように構成された検査システムでは、製造ラインのコンベア1から搬入された物品Wに対する各検査装置の検査結果が、その物品Wにバーコードで記録されている固有情報Uaに順次付加され、最終段の重量検査装置50からコンピュータネットワーク70を介してホストコンピュータ71に送られて、その製品データベース72に登録される。
【0048】
このため、出荷された良品の物品とラインから排除された不良の物品の全てについての製造および検査の情報(良否の判定結果と判定の基になるイメージ情報や数値情報)を簡単に調べることができ、製品個々についての問い合わせやクレームに容易に対応でき、またラインから排除された不良品の不良内容を正確に把握できる。
【0049】
また、図6に示すように、この製品を販売する各店舗80に、物品Wのバーコード5を読み取るバーコードリーダ81と、そのバーコードリーダ81が読み取った固有情報Uaをホストコンピュータ71へ送信し、ホストコンピュータ71から送られてきた情報を表示する端末機82を設けておき、客や店員が製品の情報を自由に閲覧できるようにしてもよい。
【0050】
なお、前記した検査システムの各検査装置の信号処理部34、44、54は、それぞれX線センサ33、磁気ヘッド43、計量器53の出力に基づいて物品Wの良否を判定していたが、図7に示す検査システムのように、少なくとも1つの検査装置、この例では最終段の重量検査装置50の信号処理部54に現在の製造ロット番号Lnを入力設定しておき、その入力設定された製造ロット番号と異なるロット番号を含む検査情報Ucを前段の金属検出装置40から受けたときに、信号処理部54が計量器53の出力信号とは無関係にロット違いによる不良品と判定し、この物品Wをライン上から排除させるようにしてもよい。
【0051】
この製造ロット番号に基づく良否の判定は、先頭のX線異物検出装置30の信号処理部34や中段の金属検出装置40の信号処理部44によって行うようにしてもよい。
【0052】
また、前記した検査システムでは、各検査装置が物品Wの良否の判定のみを行い、不良と判定された物品Wを最終段に設けられた共通の選別機60によってライン上から排除していたが、図8に示すように、X線異物検出装置30、金属検出装置40、重量検査装置50の直後にそれぞれ選別機60A〜60Bを設け、各検査毎に不良品を排除してもよい。
【0053】
ただし、この場合、X線異物検出装置30、金属検出装置40、重量検査装置50の検査情報出力手段38、48、58は、判定手段35、45、55が不良と判定した物品Wについての新たな検査情報は生成せず、良品と判定した物品Wについてだけ新たな検査情報Ub〜Udを生成してその物品Wの搬出に合わせて後段の検査装置およびそれぞれの選別機へ出力する。
【0054】
したがって、最終段の重量検査装置50からは、全ての検査で良品と判定された物品Wだけについての検査情報Udが出力されることになる。
【0055】
また、各選別機60A、60B、60Cは、物品Wが物品センサ62で検出されたときにメモリ66から読み出す検査情報がある場合には、その物品Wを良品として通過させ、物品Wが物品センサ62で検出されたときにメモリ66から読み出す検査情報がない場合には、その物品Wを不良としてライン上から排除する。
【0056】
なお、ここでは、X線異物検出装置30、金属検出装置40、重量検査装置50の各検査装置が良品と判定された物品Wに対してのみ新たな検査情報を生成していたが、不良と判定された物品Wについての新たな検査情報を生成して後段の検査装置および各選別機へ出力してもよい。
【0057】
この場合、初段以外の金属検出装置40、重量検査装置50の検査情報出力手段48、58は、例えば物品センサ42、52で物品Wが検出される間に前段の検査装置から出力された検査情報を調べ、前段の検査装置で不良と判定され前段の選別機によってライン上から排除されている物品Wについての検査情報をそのまま後段の検査装置へ出力する。
【0058】
また、各選別機60A、60B、60Cも、物品センサ62で物品Wが検出される間に検査情報出力手段38、48、58から出力された検査情報を調べ、前段の検査装置で不良と判定され前段の選別機によってライン上から排除されている物品Wについて検査情報出力手段38、48、58から出力された検査情報から良否情報を抽出して選別を行う。
【0059】
また、上記のように各検査装置毎に選別機を設ける場合には、各選別機に対して検査情報でなく判定手段35、45、55からの情報Ha、Hb、Hcあるいはその良否の判定結果のみを出力して、選別させるようにしてもよい。
【0060】
また、この図8の検査システムでは、選別機60AのコンベアをX線異物検出装置30のコンベア31と共用し、選別機60Bのコンベアを金属検出装置40のコンベア41と共用しているが、これらの選別機60A、60Bのコンベアを選別機60Cのように独立させてもよい。
【0061】
また、図8の検査システムのように各検査装置の直後にそれぞれ選別機60A〜60Cを設けた場合、前段の選別機の動作不良等で排除できなかった不良品が後段の検査装置へ送られてしまうと、前段の検査装置から出力される検査情報と後段に実際に搬入される物品Wと対応しなくなる恐れがある。
【0062】
図9は、この問題を解消した検査システム全体の構成を示している。この検査システムでは、X線異物検出装置30′、金属検出装置40′および重量検査装置50′の前段に、バーコード読取部20A〜20Cがそれぞれ設けられている。
【0063】
X線異物検出装置30′の信号処理部34′は、図10に示しているように、バーコード読取部20Aで読み取られた物品Wの固有情報Uaを情報受信手段36で受けてメモリ37にその読取順に記憶する。
【0064】
また、情報照会手段39は、X線スキャナ33の直前に設けられた物品センサ32で物品Wが検知される毎に、メモリ37に記憶されている固有情報Uaをその記憶順に一つずつ読み出してホストコンピュータ71に出力して照会要求し、ホストコンピュータ71からの情報に基づいてこの固有情報Uaの物品Wが正しい検査対象であることを確認する。
【0065】
なお、ここで正しい検査対象とは、その物品Wの固有情報Uaが製品データベース72に登録され、現在製造中の正しい製造ロット番号を含み、且つ、前段に検査工程がある場合にはその検査で良品判定を受けているものを示す。
【0066】
検査情報出力手段38′は、物品センサ32が検知した物品Wが正しい検査対象であると確認されたとき、X線スキャナ33の出力に対する判定手段35の判定結果やイメージデータ等を含む情報Haに固有情報Uaを付加して検査情報Ubを生成し、この検査情報Ubを選別機60Aおよびホストコンピュータ71に出力し、判定結果に応じた選別を行わせるとともに、その製品データベース72の情報を更新登録する。
【0067】
また、物品センサ32が検知した物品Wが正しい検査対象でないと確認されたとき、検査情報出力手段38′は、判定手段35の判定結果とは無関係に前段での不良を表す情報を固有情報Uaに付加した検査情報Ub′を生成して選別機60に出力して、この物品Wをライン上から排除させるとともに、この検査情報Ub′をホストコンピュータ71に出力して、製品データベース72の情報を更新登録する。
【0068】
同様に、金属検出装置40′の信号処理部44′は、図11に示すように、バーコード読取部20Bで読み取られた物品Wの固有情報Uaを情報受信手段46で受けてメモリ47に読取順に記憶する。
【0069】
また、情報照会手段49は、磁気ヘッド43の直前に設けられた物品センサ43で物品Wが検知される毎に、メモリ47に記憶されている固有情報Uaをその記憶順に一つずつ読み出してホストコンピュータ71に出力して照会要求し、ホストコンピュータ71からの製造情報や検査情報Ubを受けてこの固有情報Uaの物品Wが正しい検査対象であるか否かを確認する。
【0070】
検査情報出力手段48′は、物品センサ42が検知した物品Wが正しい検査対象であると確認されたとき、磁気ヘッド43の出力に対する判定手段45の判定結果や判定対象値等を含む情報Hbに検査情報Ubを付加して新たな検査情報Ucを生成して、選別機60Bおよびホストコンピュータ71に出力し、判定結果に応じた選別を行わせるとともに、製品データベース72の検査情報を更新登録する。
【0071】
また、物品センサ42が検知した物品Wが正しい検査対象でないと確認されたとき、検査情報出力手段48′は、判定手段45の判定結果とは無関係に前段での不良を表す情報を検査情報Ubに付加した検査情報Uc′を生成して選別機60Bおよびホストコンピュータ71に出力して、この物品Wをライン上から排除させるとともに、製品データベース72の検査情報を更新登録する。
【0072】
同様に、重量検査装置50′の信号処理部54′は、図12に示すように、バーコード読取部20Cで読み取られた物品Wの固有情報Uaを情報受信手段56で受けてメモリ57に読取順に記憶する。
【0073】
また、情報照会手段59は、コンベア51の一端側に設けられた物品センサ53で物品Wが検知される毎に、メモリ57に記憶されている固有情報Uaをその記憶順に一つずつ読み出してホストコンピュータ71に出力して照会要求し、ホストコンピュータ71からの製造情報や検査情報Ucを受けてこの固有情報Uaの物品Wが正しい検査対象であるか否かを確認する。
【0074】
検査情報出力手段58′は、物品センサ52が検知した物品Wが正しい検査対象であると確認されたとき、計量器53の出力に対する判定手段55の判定結果や重量値等を含む情報Hcに検査情報Ucを付加して新たな検査情報Udを生成して、選別機60Cおよびホストコンピュータ71に出力し、検査結果に応じた選別を行わせるとともに、製品データベース72の検査情報を更新登録する。
【0075】
また、物品センサ52が検知した物品Wが正しい検査対象でないと確認されたとき、検査情報出力手段58′は、判定手段55の判定結果とは無関係に前段不良を表す情報を検査情報Ucに付加した検査情報Ud′を生成して選別機60Cおよびホストコンピュータ71に出力して、この物品Wをライン上から排除させるとともに、製品データベース72の検査情報を更新登録する。
【0076】
このように各検査の前に物品Wのバーコードを読み取ってホストコンピュータ71に照会しているので、前段の選別機の動作異常等で誤って搬出された物品を後段の検査装置で検知して排除することができ、不良品の漏れを確実に防止できる。
【0077】
また、上記した各検査システムでは、物品個々の検査情報をホストコンピュータ71の製品データベース72に登録して出荷後でも参照できるようにしていたが、物品個々に対する各検査装置の検査の情報や製造情報等を後段のラベル貼付機に出力して、これらの情報が印刷されたラベルを物品Wに貼り付けて出荷することもできる。
【0078】
このようにすれば、ホストコンピュータ71にアクセスしないでも出荷後の物品個々の情報を容易に知ることができる。
【0079】
なお、前記した各検査システムでは、X線異物検出装置30(30′)、金属検出装置40(40′)、重量検査装置50(50′)の順に配列していたが、この配列は任意であり、また、配列する検査装置の種類も任意である。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の物品検査システムは、
所定方向に搬送される物品に対する検査を該物品の搬送中に行う検査部を有する複数の検査装置を直列に配置した物品検査システムにおいて、
検査対象の物品の製造情報および各物品に予め付与された固有情報を予め記憶し、前記複数の検査装置による検査結果を示す検査情報を前記固有情報に対応付けて記憶できるように構成され、固有情報を指定する照会要求を受けたときに該指定された固有情報に対応する物品の製造情報および検査情報を要求元に出力するホストコンピュータと、
前記各検査装置の各検査部の直前にそれぞれ配置され、該各検査部に搬入される物品に予め付与された固有情報を読み取る固有情報読取手段と、
前記各検査装置の各検査部の直後にそれぞれ配置され、該各検査部の検査結果に応じて物品を選別する選別機と、
前記各検査装置にそれぞれ設けられ、直前に配置された前記固有情報読取手段によって読み取られた固有情報を受けて前記ホストコンピュータに照会要求し、該ホストコンピュータからの情報を受けて搬入された物品が正しい検査対象であるかを確認する情報照会手段と、
前記各検査装置にそれぞれ設けられ、前記情報照会手段によって搬入された物品が正しい検査対象であることが確認されたときには、該物品に対する前記検査部の検査結果を含む情報を該検査部の直後に配置された選別機と前記ホストコンピュータに出力し、前記情報照会手段によって搬入された物品が正しい検査対象でないと確認されたときには、該物品に対する前記検査部の検査結果と無関係に不良を示す情報を選別機に出力する検査情報出力手段とを備えている。
【0083】
このため、各検査装置の検査結果等を情報をその物品が出荷された後でも参照閲覧することができ、店舗や消費者等からの製品個々の問い合わせやクレームにも適切に対処することができる。
【0084】
また、前段の選別機で排除できなかった不良の物品を後段の検査装置で検知して排除することができるので、不良品が誤って出荷される恐れが極めて少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体構成図
【図2】実施形態の要部の構成を示すブロック図
【図3】実施形態の要部の構成を示すブロック図
【図4】実施形態の要部の構成を示すブロック図
【図5】実施形態の要部の構成を示すブロック図
【図6】製品情報を閲覧するための構成例を示す図
【図7】ロット情報を良否判定に用いる場合の構成図
【図8】各検査装置毎に選別機を設けた検査システムの構成図
【図9】各検査装置毎にバーコード読取部と選別機を設けた検査システムの構成図
【図10】図9の検査システムの要部の構成を示すブロック図
【図11】図9の検査システムの要部の構成を示すブロック図
【図12】図9の検査システムの要部の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、2 コンベア
5 バーコード
20、20A〜20C バーコード読取部
21 物品センサ
22 バーコードリーダ
30、30′ X線異物検出装置
31 コンベア
32 物品センサ
33 X線スキャナ
34、34′ 信号処理部
35 判定手段
36 情報受信手段
37 メモリ
38、38′ 検査情報出力手段
39 情報照会手段
40、40′ 金属検出装置
41 コンベア
42 物品センサ
43 磁気ヘッド
44、44′ 信号処理部
45 判定手段
46 情報受信手段
47 メモリ
48、48′ 検査情報出力手段
49 情報照会手段
50、50′ 重量検査装置
51 コンベア
52 物品センサ
53 計量器
54、54′ 信号処理部
55 判定手段
56 情報受信手段
57 メモリ
58、58′ 検査情報出力手段
59 情報照会手段
60、60A〜60C 選別機
61 コンベア
62 物品センサ
63 排除装置
64 信号処理部
65 情報受信手段
66 メモリ
67 良否情報抽出手段
70 コンピュータネットワーク
71 ホストコンピュータ
72 製品データベース
80 店舗
81 バーコードリーダ
82 端末機

Claims (2)

  1. 所定方向に搬送される物品に対する検査を該物品の搬送中に行う検査部を有する複数の検査装置を直列に配置した物品検査システムにおいて、
    検査対象の物品の製造情報および各物品に予め付与された固有情報を予め記憶し、前記複数の検査装置による検査結果を示す検査情報を前記固有情報に対応付けて記憶できるように構成され、固有情報を指定する照会要求を受けたときに該指定された固有情報に対応する物品の製造情報および検査情報を要求元に出力するホストコンピュータと、
    前記各検査装置の各検査部の直前にそれぞれ配置され、該各検査部に搬入される物品に予め付与された固有情報を読み取る固有情報読取手段と、
    前記各検査装置の各検査部の直後にそれぞれ配置され、該各検査部の検査結果に応じて物品を選別する選別機と、
    前記各検査装置にそれぞれ設けられ、直前に配置された前記固有情報読取手段によって読み取られた固有情報を受けて前記ホストコンピュータに照会要求し、該ホストコンピュータからの情報を受けて搬入された物品が正しい検査対象であるかを確認する情報照会手段と、
    前記各検査装置にそれぞれ設けられ、前記情報照会手段によって搬入された物品が正しい検査対象であることが確認されたときには、該物品に対する前記検査部の検査結果を含む情報を該検査部の直後に配置された選別機と前記ホストコンピュータに出力し、前記情報照会手段によって搬入された物品が正しい検査対象でないと確認されたときには、該物品に対する前記検査部の検査結果と無関係に不良を示す情報を選別機に出力する検査情報出力手段とを備えたことを特徴とする物品検査システム。
  2. 前記固有情報読取手段は、物品の外表部にバーコードで表示された固有情報を読み取るバーコードリーダによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の物品検査システム。
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