JP5131730B2 - X線検査装置および生産システム - Google Patents

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Description

本発明は、X線検査装置および前記X線検査装置を含む生産システムに関するものである。
従来より、異物等が混入した商品を出荷しないために、X線検査装置を用いて商品の検査を行っている。前記X線検査装置では、電源投入時などにX線の検出の診断テストを行っている。一方、X線検査装置では、X線源などの劣化が進むので、前記電源投入時の診断テストの他に、前記異物等に相当するテストピースを検査にかけ、当該テストピースの検出を行うことで装置の状態をチェックするテストモードを備えたX線検査装置が提案されている。(特許文献1参照)。
特開2005−3481(要約書)
しかし、従来の装置では、商品の生産ラインを一旦停止して、X線検査装置をテストモードに切り換える必要がある。そのため、商品の生産を停止する必要が生じるため、生産効率が著しく低下する。
したがって、本発明の主目的は、商品の生産を停止することなく、X線検査装置の状態をチェックし得るX線検査装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明のX線検査装置は、物品を搬送しながら物品にX線を照射して物品の検査を行うX線検査装置であって、物品を搬送する搬送手段と、前記物品を透過したX線を検出するラインセンサと、前記ラインセンサで検出された透過X線に基づいてX線透過画像を作成するX線画像処理手段と、前記X線透過画像に映し出された形状に基づいて前記物品がテストピースか商品かを分別する分別手段と、前記商品の合否を判定する判定手段と、前記分別手段による分別の結果、前記物品が商品であると判断された場合に当該商品の合否判定を行い、前記分別手段による分別の結果、前記物品がテストピースであると判断された場合に、前記テストピースにおけるテスト異物が正常に判別できているかをチェックしてその結果を表示する制御部とを備えている。
本発明によれば、分別手段により商品かテストピースかを分別できるので、商品の流れを止めなくても、テストピースを流すことにより、自動的にテストモードに移行することができる。
本発明において、前記テストピースに照射されたX線の透過画像を所定の分別基準と比較することで、前記分別手段が前記テストピースか商品かを分別するのが好ましい。
本態様によれば、X線透過画像を利用して前記分別を行うので、ソフトウエアを追加するだけで別途、ハード機器を設ける必要がないので、大幅なコストアップを招くおそれがない。
本発明において、前記分別を行うための所定の閾値および形状を記憶する第1記憶部を更に備え、前記分別手段は、物品に照射されたX線の透過画像と、前記第1記憶部に記憶された閾値および形状に基づいて前記分別を行うのが好ましい。
本態様によれば、分別を行うための閾値を設けることで、テストピースの自動判定が可能となる。
本発明において、テストピースのX線透過画像を記憶させるための登録モードを更に備えているのが好ましい。
本態様によれば、登録モードを用いることで、テストピースの登録が容易になる。
本発明において、前記テストピースに設けた異物に応じた閾値を前記登録モードにおいて記憶する第2記憶部を更に備え、前記第2記憶部に記憶された閾値と、前記テストモードにおいて検出したテストピースのX線透過画像に基づいて装置のチェックを行ってもよい。
本態様によれば、異なる異物に対応する閾値をそれぞれ第2記憶部に記憶させることにより、異物の種類に応じた閾値の設定が可能となる。したがって、種々の異物について本装置をテストすることができるので、該装置のチェックを、より詳細に行うことができる。
本発明において、前記物品が搬送されるタイミングに基づいて、前記分別手段が前記テストピースか商品かを分別するのが好ましい。
本態様によれば、物品が搬送されるタイミングに基づいて、テストピースを自動投入することができるので、X線検査装置のソフトウエアの作成が容易になる。
前記X線検査装置の上流に生産機を更に備えた生産システムであって、前記テストピースが前記生産機で投入されてもよい。
本態様によれば、テストピースの投入が容易になる。
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1〜図4は実施例1を示す。
全体構成:
図1に示すように、物品のX線検査装置10は、コンベヤ(搬送手段の一例)50および光学系20を備えている。前記光学系20は、X線源21およびラインセンサ22を備えている。前記X線源21はX線Lを発生させ、該X線Lをラインセンサ22に向って照射する。
前記X線源21は、コンベヤ50上を搬送される物品Mに対してX線Lを照射する。前記ラインセンサ22は、コンベヤ50の下方に、物品Mの搬送方向Yに略直交する幅方向Dに配設されており、該物品Mを透過したX線Lを検出する。
図2(b)に示すように、X線検査装置10の下流には振分装置30が設けられている。X線検査装置10により異物の混入などが検出され不合格と判定された商品MおよびテストピースP(図4)は、振分装置30によってラインアウトされる。
テストピースP;
一方、前記コンベヤ50には、図4(a)に示すテストピースPが、適時、投入されて搬送される。テストピースPは、X線検査装置10の装置の状態をチェックするためのものであり、図4(a)に示すように、たとえば、方形の樹脂板Pb上に円環状のマーカーP1と、該マーカーP1内の円形領域の中心にテスト異物P2が貼着されている。
前記マーカーP1は、ラインセンサ22(図1)により、商品MのX線透過画像の最も暗い部分よりも更に暗く撮像されることで、後述する画像処理を施すのが容易な、たとえば厚い金属板や金属ワイヤなどで形成されている。テスト異物P2は、商品Mに混入する可能性のある金属箔やガラスからなる。
機器構成:
図2(a)に示すように、X線検査装置10は、たとえばマイコンからなる制御部11を有している。前記制御部11には、前記X線源21、ラインセンサ22、ローカル制御装置25およびタッチスクリーン26などが、図示しないインターフェイスを介して、それぞれ互いに接続されている。
前記ローカル制御装置25は、前記コンベヤ50の運転や振分装置30などの動作を制御する。
タッチスクリーン26は、たとえば、液晶画面のようなディスプレイ画面に、X線透過画像や種々の情報を表示すると共に、該表示の一部をタッチすることによって入力や設定を行うことが可能である。
制御部11:
前記制御部11はCPU12およびメモリ(記憶部)13を備えている。
前記CPU12は、通常モード、テストモードおよび登録モードでX線検査装置10を運転させる運転制御手段121を備えている。
通常モードはX線検査装置10に搬送された物品が商品Mであると判断された場合に、当該商品Mの合否の判定を行うモードである。
テストモードは、X線検査装置10に搬送された物品がテストピースPであると判断された場合にX線検査装置10の状態をチェックするモードである。
登録モードは、前記テストモードに用いるテストピースPの分別基準(X線透過画像など)を記憶させるためのモードである。
メモリ13:
前記メモリ13は、画像一時記憶部13a、NG画像記憶部13b、第1記憶部13c、第2記憶部13dおよび第3記憶部13eを備えている。
画像一時記憶部13aには、図3に示すように、ラインセンサ22からの撮像信号によって構成されたX線透過画像が一時的に記憶される。
NG画像記憶部13bには、判定手段12cによって不合格とされた商品MなどのX線透過画像が記憶される。
第1記憶部13cには、前記登録モードにおいてラインセンサ22によって撮像されたX線透過画像に基づいて、商品Mと前記テストピースPとの分別を行うための所定の第1閾値およびマーカーP1の形状からなる前記分別基準が記憶される。
第2記憶部13dには、テストピースPのX線透過画像において所定の異物であるか否かのチェックを行うための第2閾値が記憶される。
第3記憶部13eには、商品MのX線透過画像において異物を含むか否かを判別するための第3閾値が記憶される。
CPU12:
CPU12は、前記運転制御手段121の他に、X線画像処理手段12a、分別手段12b、判定手段12c、装置チェック手段12dおよび登録手段12eなどを備えている。
X線画像処理手段12a:
X線画像処理手段12aは、図1に示す物品がコンベヤ50上を搬送されるタイミングに基づいて、前記ラインセンサ22からの出力を受信順に連続的に処理することにより、図3に示す透過X線の量に応じた明暗の分布を有するX線透過画像を作成する。なお、この図において、網点で示す領域がテストピースPの樹脂部分であり、ハッチングで示す領域がテスト異物P2であり、黒く塗り潰した領域がマーカーP1の画像である。
X線透過画像:
前記ラインセンサ22(図1)は、多数の検出素子Si (i=1〜nの自然数)を概ね直線状にn個並べて形成されている。前記X線透過画像は、前記検出素子Si が検出した透過X線量を時系列に沿って所定時間Tm に渡って記録した複数の画素からなる画像である。したがって、前記X線透過画像は、検出素子Si と所定時刻Ti からなる座標(Si ,Ti )上に表される。
前記X線透過画像には、バックグラウンドBgが明るく表示され、物品が存在する部分については、X線の透過量に応じて暗く表示される。たとえば、図3に示すテストピースPのX線透過画像には、網点で示すように樹脂板Pb部分が薄暗く表示され、一方、マーカーP1部分が最も暗く表示される。図3の斜線で示すテスト異物P2の検出部分は、当該テスト異物P2に応じて前記樹脂板Pbよりも暗く、かつ、マーカーP1よりも明るく表示される。前記マーカーP1の部分のX線の透過量(検出値)よりも若干大きい値が前記第1閾値として設定される。
分別手段12b:
図2(a)に示す分別手段12bは、前記X線透過画像に基づき、コンベヤ50(図1)上を搬送される物品が商品MかテストピースPかの判別を行う。分別手段12bは、テストピースPに照射されたX線の透過画像(図3)を第1記憶部13cから読み出した前記分別基準と比較することにより行う。
分別手段12bは、第1記憶部13cから第1閾値を読み出し、当該X線透過画像において、前記第1閾値を越える部分について、第1記憶部13cから読み出した形状にマッチするか否かの判別を行うことにより、商品MとテストピースPとの分別を行う。
分別手段12bは、X線透過画像の第1閾値を越える部分に、前記形状にマッチするマーカーP1が存在すると判断した場合には、当該物品をテストピースPであると判断すると共に、前記形状にマッチしない場合には、当該物品を商品Mと判断する。
商品MとテストピースPの分別方法:
X線透過画像における第1閾値を越える部分が第1記憶部13cから読み出した形状と一致するか否かの判別方法としては、たとえば、マーカーP1部分の2値化された面積と周囲長などの特徴から、X線透過画像の第1閾値を越える部分と一致するか否かを比較するテンプレートマッチングやパターンマッチングなど種々の周知の画像マッチングの方法を用いることができる。
以下、前記画像マッチングの一例として、パターンマッチング方式について簡単に説明する。
前記第1記憶部13cには、後述する登録モードにおけるテストピースPの登録時のX線透過画像において、前記第1閾値を越える部分を抽出した2値化した画像(以下、「登録画像という」)からなる前記マーカーP1の形状が予め記憶される。
一方、分別手段12bは、図3のテストピースPのX線透過画像において、前記第1閾値を基準に当該X線透過画像を2値化し、前記画素単位で素子方向Sおよび時系列方向Tにおける全ての組合せについて前記登録画像とマッチする部分を検索し、前記組合せにおいて前記登録画像と当該X線透過画像の第1閾値を越える部分とが最も一致する位置を求める。
その後、前記最も一致する位置において、当該X線透過画像の第1閾値を越える部分と登録画像とが一致しない画素数とをカウントして2つの画像の差とし、この差分が所定の範囲を下回るか越えた場合には、当該物品は商品Mであると分別する。一方、前記差分が所定の範囲内の場合には、当該物品をテストピースPであると分別する。
前記分別手段12bによる分別時において、図4(a)の前記マーカーP1は、図4(b),(c)に示すマーカーP1とは異なり、円環状に形成されている。そのため、前記登録画像を回転させて比較する処理が不要となるので、画像マッチングをより一層効率的に行うことができる。
分別手段12bが当該物品を商品Mであると分別した場合には、CPU12が通常モードに設定される。一方、分別手段12bが該物品をテストピースPであると分別した場合には、CPU12がテストモードに設定される。
判定手段12c:
前記通常モードにおいて、判定手段12cは、当該商品MのX線透過画像に基づき、異物の混入があるか否かの判別を行う。判定手段12cは、当該X線透過画像に基づき、周辺の部位に対して明度の異なる部位があるか否かを判別することで、当該商品Mに異物が混入ないし付着しているか否かの判別を行う。すなわち、判定手段12cは、第3記憶部13eから第3閾値(異物検出の閾値)を読み出し、X線透過画像において該第3閾値を越える箇所がある場合には、当該商品Mに異物が混入していると判断する。
装置チェック手段12d:
一方、前記テストモードにおいて、装置チェック手段12dは、テストピースPにおけるテスト異物P2の判別を行う。テストモードでは、前記分別手段12bにおいて認識された、図3に示す円環状のマーカーP1の座標における中心部分の所定範囲(テスト異物P2に相当する部分)Oにおいて、第2記憶部13dから読み出した第2閾値を検出値が越えているか否かの判断を行う。
装置チェック手段12dは、マーカーP1の座標の前記中心部分の範囲Oにおいて、第2閾値を越える検出値の画素の数が所定値の範囲内である場合には、本X線検査装置10が当該テストピースPのテスト異物P2を正常に判別できる正常状態であると判断する。
一方、装置チェック手段12dは、前記中心部分の範囲Oにおいて、第2閾値を越える検出値の画素の数が所定の範囲外である場合には、正常に異物検査が行われていないと判断する。
制御部11は、装置チェック手段12dの判断結果に基づき、X線検査装置10が正常に動作していると判断した場合には、その旨をタッチスクリーン26に表示させる。一方、装置チェック手段12dが正常に異物検査が行なえないと判断した場合には、異常状態であると共に、X線検査装置10の再設定等が必要である旨をタッチスクリーン26に表示させる。
登録手段12e:
登録手段12eは、前記登録モードにおいて撮像されたテストピースPのX線透過画像に基づき、前記分別基準および第2閾値を第1記憶部13cおよび第2記憶部13dにそれぞれ記憶させる。
つぎに、本システムの動作について説明する。
登録モード:
まず、本システムを起動した後、オペレータが図2(a)のタッチスクリーン26を用いて所定の操作を行い、CPU12を登録モードに設定する。その後、テストピースPを撮像し、当該X線透過画像に基づき、図3のマーカーP1を検出するための第1閾値および前記登録画像からなるマーカーP1の形状を設定すると共に、テスト異物P2を検出するための第2閾値を設定する。かかる設定により、前記第1閾値および形状からなる分別基準が第1記憶部13cに記憶されると共に、前記第2閾値が第2記憶部13dに記憶される。
その後、商品Mをコンベヤ50に搬送させて、X線検査装置10による商品Mの異物検査を行うための第3閾値が商品ごとに第3記憶部13eに記憶される。
商品の検査を行う通常モードにおいて、商品Mの搬送(生産)が途絶えた際などに、テストピースPが適時投入される。
テストピースPの投入には、オペレータが自らテストピースPを投入してもよいし、高速で商品Mが搬送されている場合には、図2(b)に示すテストピースPの投入装置40を用いて隣合う商品M間にテストピースPを投入してもよい。
テストピースPの投入タイミングとしては、たとえば、上流に組合せ計量装置1(図5)が存在する場合、所定量の組合せが存在せず、商品Mの搬送ライン上の商品MがとぎれたタイミングにテストピースPを投入してもよい。
図2(a)のX線画像処理手段12aは、ラインセンサ22(図1)が所定のタイミングで受光したX線Lに基づき、X線透過画像(図3)を画像一時記憶部13aに記憶させる。
その後、分別手段12bが、第1記憶部13cから分別基準を読み出し、当該分別基準に基づきX線透過画像の物品が商品MであるかテストピースPであるかの分別を行う。
すなわち、分別手段12bは、第1記憶部13cから第1閾値を読み出し、前記第1閾値を越える部分について、第1記憶部13cから読み出した形状にマッチするか否かの判別を行う。
分別手段12bは、X線透過画像に、当該形状にマッチするマーカーP1が存在すると判断した場合には、当該物品をテストピースPとして分別し、CPU12をテストモードに設定する。
一方、前記第1閾値を越える部分が存在しない場合や、第1閾値を越える部分が前記形状にマッチしない場合には、当該物品を商品Mとして分別し、CPU12を通常モードに設定する。
通常モード:
CPU12が通常モードに設定されると、判定手段12cが第3記憶部13eから第3閾値を読み出す。判定手段12cは、当該商品MのX線透過画像において、前記第3閾値を越える部分が存在しない場合、当該商品Mを異物の混入していない合格品として判断する。
一方、前記X線透過画像において、第3閾値を越える部分が存在する場合には、当該商品Mを異物が混入している不合格品として判断する。判定手段12cは、該不合格品である商品Mに対応する振り分け信号をローカル制御装置25を介して振分装置30に送信すると共に、当該商品Mの撮像されたX線透過画像をNG画像記憶部13bに記憶させる。振分装置30は、前記振り分け信号を受け取ると、当該振り分け信号に該当する不合格品の商品Mをラインアウトさせる。
テストモード:
CPU12がテストモードに設定されると、装置チェック手段12dが第2記憶部13dから第2閾値を読み出す。装置チェック手段12dは、当該テストピースPのX線透過画像において、円環状のマーカーP1の中心部分の所定の範囲Oに前記第2閾値を越える部分が存在するか否かの判別を行う。
当該X線透過画像において、第2閾値を越える画素の数が所定の範囲内である場合には、X線検査装置10が正常に設定されていると判断する。かかる場合には、CPU12がタッチスクリーン26にX線検査装置10が正常に動作していてる旨の表示を行わせる。
一方、第2閾値を越える画素の数が所定の範囲を越える場合、CPU12はX線検査装置10が正常な異物検査が行われていない異常状態であると共に、X線検査装置10の再設定等が必要である旨をタッチスクリーン26に表示させる。判定手段12cは、テストピースPのX線透過画像をNG画像記憶部13bに記憶させると共に、当該テストピースPを振分装置30によりラインアウトさせる。
このように、本発明によれば、分別手段により商品MかテストピースPかを分別できるので、商品Mの流れを止めなくても、テストピースPを流すことにより、自動的にテストモードに移行することができる。
したがって、従来とは異なり、生産ラインを一旦停止して、組合せ計量装置をテストモードに切り換えることなく、しかも、ランダムに組合せ計量装置のチェックを行うことができるから、生産性の低下を招くことなく、かつ、異物検査の信頼性を著しく向上こさせることができる。
また、テストピースPのX線透過画像をNG画像記憶部13bに記憶させることにより、X線検査装置10の検査履歴を残すことができるので、不合格商品Mの原因追求を容易に行うことができる。なお、NG画像記憶部13bに記憶されるX線透過画像に当該画像が撮像された日時を関連付けてNG画像記憶部13bに記憶させてもよい。
図5は実施例2を示す。
本実施例2では、組合せ計量装置(生産機の一例)1にテストピースPを随時ランダムに投入する投入機200を備える。
以下、一般的な組合せ計量装置1について簡単に説明する。
図5に示すように、搬送コンベヤ100は、被計量物である物品Mを分散部2に落下させる。なお、物品Mは数個ないし多数個が集められて後に袋詰めされて商品になる。
各供給トラフ3iは分散部2上の物品Mを、各供給トラフ3iの下流に設けられた多数のプールホッパ4iに落下させて供給する。これら各プールホッパ4iには、ゲート5iが設けられ、前記各供給トラフ3iから供給されて受け取った物品Mを一時的に収容して貯留する。前記各プールホッパ4iの下流には計量ホッパ6iが設けられている。これら各計量ホッパ6iには、前記プールホッパ4iから該計量ホッパ6iに投入された物品Mの重量を検出する重量検出器7iを備えた計量ヘッドおよびゲート8iが設けられている。ゲート8iの下方には大きな集合シュート9が設けられており、前記各重量検出器7iで検出された物品Mの計量値を組み合わせることで、物品Mを一まとめにして目標値もしくは目標値に近い値とし、下流の製袋包装機(図示せず)等に物品Mを落下させる。
前記投入機200は組合せ計量された物品のない場合や、ロット替えの際などにテストピースを集合シュート9に排出する。
このように、X線検査装置10の上流の生産機にテストピースPが投入されることにより、テストピースPが混入された商品MをX線検査装置にランダムに流すことができる。
なお、テストピースPとしては、マーカーP1によってテスト異物P2の位置が特定できるようにマーカーP1を形成すればよく、たとえば、図4(b)に示すように、マーカーP1がテスト異物P2を囲むように点在していてもよいし、図4(c)に示すように、テスト異物P2を中心に放射状の直線からなるマーカーP1を配置してもよい。X線透過画像におけるマーカーP1の中心部分の範囲Oの座標は、たとえば、第1閾値を基準として、当該画像を2値化した後、マーカーP1を矩形抽出して該マーカーP1の座標を求め、各マーカーP1で構成される図形の中心から特定することができる。
また、複数種類のテスト異物P2,P2を検出する場合には、図4(d)および図4(e)に示すように、テスト異物P2の位置を特定するためのマーカーP1の他に、テスト異物P2の種類に対応する第2マーカーP3を配置してもよい。第2マーカーP3と当該テスト異物P2とが互いに関連付けられて第1記憶部13cに記憶される。
このように、複数種類のテスト異物P2を用いることにより、複数種類のテスト異物P2を正常に検出できているか否かのチェックを行うことができる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、X線源およびラインセンサを2組設け、互いに異なる2つの断面について検査を行って、更に、検査の精度を向上させてもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
本発明にかかるX線検査装置を示す概略斜視図である。 (a)はX線検査装置および振分装置を示す概略構成図、(b)は物品の流れを示す概略構成図である。 テストピースのX線透過画像を示す概略平面図である。 テストピースを示す概略平面図である。 一般的な組合せ計量装置を示す概略構成図である。
符号の説明
1:組合せ計量装置(生産機の一例)
10:X線検査装置
121:運転制御手段
12b:分別手段
12c:判定手段
13c:第1記憶部
13d:第2記憶部
50:コンベヤ(搬送手段の一例)
M:商品
P:テストピース

Claims (3)

  1. 物品を搬送しながら物品にX線を照射して物品の検査を行うX線検査装置であって、
    物品を搬送する搬送手段と、
    前記物品を透過したX線を検出するラインセンサと、
    前記ラインセンサで検出された透過X線に基づいてX線透過画像を作成するX線画像処理手段と、
    前記X線透過画像に映し出された形状に基づいて前記物品がテストピースか商品かを分別する分別手段と、
    前記商品の合否を判定する判定手段と、
    前記分別手段による分別の結果、前記物品が商品であると判断された場合に当該商品の合否判定を行い、前記分別手段による分別の結果、前記物品がテストピースであると判断された場合に、前記テストピースにおけるテスト異物が正常に判別できているかをチェックしてその結果を表示する制御部とを備えたX線検査装置。
  2. 請求項において、前記分別を行うための所定の閾値および形状を記憶する第1記憶部を更に備え、
    前記分別手段は、物品に照射されたX線の透過画像と、前記第1記憶部に記憶された閾値および形状に基づいて前記分別を行うことを特徴とするX線検査装置。
  3. 請求項において、テストピースのX線透過画像を記憶させるための登録モードを備えるとともに、前記テストピースに設けたテスト異物に応じた閾値を前記登録モードにおいて記憶する第2記憶部を更に備え、
    前記第2記憶部に記憶された閾値と、前記テストピースのX線透過画像に基づいて前記テスト異物が正常に判別できているかのチェックを行うことを特徴とするX線検査装置。
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