JP4231337B2 - X線検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線検査装置、特に、検体の代わりにテスト用検体を検査にかけてテストを行うテストモードを有するX線検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
食品などの商品の生産ラインにおいては、商品への異物混入や商品の割れ欠けがある場合にそのような商品を出荷しないために、X線検査装置により検査が為されることがある。このX線検査装置では、連続搬送されてくる検体に対してX線を照射し、そのX線の透過状態をX線受光部で検出して、検体中に異物が混入していないか、あるいは検体に割れ欠けが生じていたり検体内の単位内容物の数量が不足していたりしないかを判別する。また、X線検査装置によって、検体内の単位内容物の数量を数える検査が行われることもある。
【0003】
このようなX線検査装置として、例えば特許文献1に示すようなものが提案されている。ここに開示されているX線検査装置では、電源投入時などにX線の検出レベルの診断テストを行っている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−148211号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなX線検査装置では、上記のX線検出レベルの診断テストのほかにも、実際の検体に相当するテストピース(テスト用検体)を用いて検査がきちんと為されるか否かの確認テストを行うことが重要となる。X線検査装置が所定の感度や精度を保持しているかどうかについてテストピースを用いてテストすることは、X線検査装置で検査した検体を商品として世に送り出す生産者としては、非常に大事なこととなる。
【0006】
したがって、X線検査装置の管理者は、従来から、いつテストを行うのか、1回のテストでどのテストピースを何回流すのかといったことを、それぞれ極め細かく決めておき、マニュアルや手順書といった形で標準化して作業者にテストを行わせていることが多い。
【0007】
しかし、テスト自体は作業者が行うのであって、マニュアルや手順書を用意していても、作業者がそれを手元に置いていなかったり作業者がうっかりテストを忘れていたりすれば、きちんとテストが為されない恐れもある。
【0008】
本発明の課題は、テスト用検体を検査にかけてテストを行うテストモードを有するX線検査装置において、決められたテストが為されないという不具合が生じる確率を低減することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るX線検査装置は、検査部と、表示部と、制御部と、記憶部とを備えている。検査部は、X線により検体の検査を行う。表示部は、検査に関する情報を表示する。制御部は、検査部による検査および表示部による表示を制御する。記憶部は、テストの条件及び検査の結果を蓄積する。また、制御部は、検体の代わりにテスト用検体を検査にかけて検査部のテストを行うためのテストモードを有している。そして、制御部は、テストのスケジュールを入力させるためのテストスケジュール入力画面を、表示部に表示することができる。制御部は、少なくともテストスケジュール入力画面で入力されたテストのスケジュールに基づきテストが行われたときには、テストにおける検査部でのテスト用検体の検査時刻及びX線画像を含む検査の結果を、テストの検査の結果であるのか通常検査時の検査の結果であるのかを区別できるようにして、記憶部に蓄積させる。テストモードには、テストスケジュール入力画面で入力されたテストのスケジュールに基づかない臨時のテストを行うための第1テストモードと、テストスケジュール入力画面で入力されたスケジュールに基づいたテストを行うための第2テストモードとがある。制御部は、表示部にボタンを表示させるとともに、ボタンが押されたときにテストモードに移行し、第1テストモードに移行したときと、第2テストモードに移行したときとが区別できるように、テストの検査の結果を記憶部に蓄積させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態に係るX線検査装置の外観を、図1に示す。このX線検査装置10は、食品等の商品の生産ラインにおいて品質検査を行う装置の1つであって、連続的に搬送されてくる商品に対してX線を照射して、商品を透過したX線量を基に商品の不良判断などを行う装置である。
【0011】
X線検査装置10の検体である商品Gは、図4に示すように、前段コンベア60によりX線検査装置10に運ばれてくる。商品Gは、X線検査装置10において異物混入の有無が判断される。このX線検査装置10での判断結果は、X線検査装置10の下流側に配置される振分機構70に送られる。振分機構70は、商品GがX線検査装置10において良品と判断された場合には商品Gを正規のラインコンベア80へと送り、商品GがX線検査装置10において不良品と判断された場合には商品Gを不良品貯留コンベア90へと振り分ける。
【0012】
<X線検査装置の構成>
X線検査装置10は、図1および図2に示すように、主として、シールドボックス11と、コンベア12と、X線照射器(X線源)13と、X線ラインセンサ(X線受光部)14と、タッチパネル機能付きのモニタ30と、制御コンピュータ20(図5参照)とから構成されている。
【0013】
〔シールドボックス〕
シールドボックス11は、両側面に、商品を搬出入するための開口11aを有している。このシールドボックス11の中に、コンベア12、X線照射器13、X線ラインセンサ14、制御コンピュータ20などが収容されている。
【0014】
なお、図1には図示していないが、開口11aは、シールドボックス11の外部へのX線の漏洩を抑えるための遮蔽ノレンにより塞がれている。この遮蔽ノレンは、鉛を含むゴムから成形されるもので、商品が搬出入されるときには商品により押しのけられる。
【0015】
また、シールドボックス11の正面上部には、モニタ30の他、キーの差し込み口や電源スイッチが配置されている。シールドボックス11の上部には、シグナル42を内蔵するタワーが立てられている。
【0016】
〔コンベア〕
コンベア12は、シールドボックス11内において商品を搬送するものであり、図5に示すコンベアモータ12aにより駆動する。コンベア12による搬送速度は、制御コンピュータ20によるコンベアモータ12aのインバータ制御により、細かく制御される。
【0017】
〔X線照射器〕
X線照射器13は、図2に示すように、コンベア12の上方に配置されており、下方のX線ラインセンサ14に向けて扇状のX線(図2の斜線範囲Xを参照)を照射する。すなわち、X線照射器13は、下方に向けて放射状にX線を照射する。
【0018】
〔X線ラインセンサ〕
X線ラインセンサ14は、コンベア12の下方に配置されており、商品Gやコンベア12を透過してくるX線を検出する。このX線ラインセンサ14は、図3に示すように、コンベア12による搬送方向に直交する向きに一直線に水平配置された多くの画素14aから構成されている。
【0019】
〔モニタ〕
モニタ30は、フルドット表示の液晶ディスプレイであり、タッチパネル機能も有している。モニタ30は、運転中に検査結果の画面の表示を行う他に、初期設定や不良判断に関するパラメータ入力などを促す画面の表示も行う。
【0020】
〔制御コンピュータ〕
制御コンピュータ20は、CPU、ROM、RAMなどを搭載するコンピュータである。CPU、ROM、RAMなどは、アドレスバス,データバス等のバスラインを介して相互に接続されている。この制御コンピュータ20は、通常の検査を行うための通常検査モードの他に、スケジュールに基づかない臨時のテストを行うための第1テストモードと、スケジュールに基づいたテストを行うための第2テストモードとを有している。
【0021】
制御コンピュータ20には、検査処理部21、テストスケジュール管理部22、表示制御部23、報知指令部24、記憶部25などが備わっている。
【0022】
検査処理部21は、コンベアモータ12aやX線照射器13を駆動させ、ロータリーエンコーダ12bや光電センサ15からの信号を受けて、X線ラインセンサ14から商品通過時のX線透視像信号を得る。そして、検査処理部21は、画像処理を経て、後述する商品不良の判断方法に従って商品の良・不良を判断する。
【0023】
なお、ロータリーエンコーダ12bは、コンベアモータ12aに装着されてコンベア12の搬送スピードを検知するものである。光電センサ15は、検体である商品がX線ラインセンサ14の位置にくるタイミングを検知するための同期センサであり、コンベアを挟んで配置される一対の投光器および受光器から構成されている。
【0024】
テストスケジュール管理部22は、タッチパネル式のモニタ30から入力されたテストのスケジュールを管理して、スケジュールのテストの時間帯に表示制御部23および報知指令部24を介してモニタ30、ブザー41、およびシグナル42に必要な動作を行わせる。また、テストスケジュール管理部22は、スケジュールのテストの時間帯に信号接点等で外部の装置にアラームを出すことも可能である。
【0025】
表示制御部23は、X線検査装置10に関する種々の設定や制御パラメータの調整などの操作入力を受けつけるようにモニタ30の入力機能を動作させるとともに、通常検査の実施中やテストの実施中に検査結果などを表示させる。このように、モニタ30が有する入力機能と画面表示機能とは、表示制御部23によって制御される。
【0026】
報知指令部24は、シールドボックス11内に配置され音を発するブザー41やシールドボックス11の上部に配置され黄色や赤色の光を発するシグナル42の作動を制御する。
【0027】
記憶部25は、メモリカードやハードディスクといった記録媒体から構成されており、テスト条件ファイル25aや検査結果ログファイル25bなどが収納される。
【0028】
<制御コンピュータの検査処理部による商品不良の判断>
〔X線画像作成〕
制御コンピュータ20の検査処理部21は、光電センサ15からの信号を受けて、商品Gが扇状のX線照射部(図2参照)を通過するときに、X線ラインセンサ14によるX線透視像信号(図3参照)を細かい時間間隔で取得して、それらのX線透視像信号を基にして商品GのX線画像を作成する。
【0029】
〔商品不良判断〕
そして、制御コンピュータ20の検査処理部21は、得られたX線画像から、3つの判断方式によって商品の良・不良を判断する。3つの判断方式は、トレース検出方式、2値化検出方式、およびマスク2値化検出方式である。
【0030】
これらの判断方式のうち、トレース検出方式および2値化検出方式は、画像のマスクされていない領域に対して判断を行う。一方、マスク2値化方式は、画像のマスクされている領域に対して判断を行う。マスクは、商品の容器部分などに対して設定される。2値化検出方式およびマスク2値化方式では、得られたX線画像に2値化処理を施して加工画像を作成し、その加工画像を利用して商品の良・不良を判断する。
【0031】
トレース検出方式は、被検出物の大まかな厚さに沿って基準レベル(しきい値)を設定し、像がそれよりも暗くなったときに商品G内に異物が混入していると判断する方式である。ここでは、2つのトレース基準レベルを設定し、それぞれを画像と対比して判断を行っている。1つ目のトレース基準レベルは、比較的細かいものであり、2mm以下の異物を検出するために設定されている。2つ目のトレース基準レベルは、2〜4mmの異物を検出するために設定されている。
【0032】
トレース検出方式のトレース基準レベルは、具体的には、図6に示すように設定される。このトレース基準レベルは、高く設定することによって検出感度が上がるが、あまり高く設定しすぎると正常品を異物混入品と誤判定しやすくなるため、検出する異物の大きさ等に合わせて適当なレベルに設定する必要がある。
【0033】
2値化検出方式およびマスク2値化方式は、一定の明るさに基準レベルを設定し、像がそれよりも暗くなったときに商品内に異物が混入していると判断する方式である。この2値化検出方式は、およそ4mm以上の大きい異物を検出するために設定されている。なお、2値化検出方式およびマスク2値化方式には、それぞれ異なる基準レベルが設定される。
【0034】
2値化検出方式の基準レベルは、具体的には、図7に示すように設定される。この基準レベルは、高く設定することによって検出感度が上がるが、あまり高く設定しすぎると正常品を異物混入品と誤判定しやすくなるため、検出する異物の大きさ等に合わせて適当なレベルに設定する必要がある。
【0035】
また、マスク2値化方式におけるマスクは、図8に示すように設定される。このマスクでは、上記のように、商品の容器部分を不感領域として設定する。設定値は、基本的には収縮回数および膨張回数である。像の有効レベルより明るい部分を「背景エリア」、暗い部分を「検体エリア」とすれば、マスクエリアは、2つのエリアの境界から膨張回数画素だけ検体エリアに入り込んだ領域である。容器部分と商品の内容物との間に背景エリアがあり容器をマスクしようとすると内容物にもマスクエリアがかかってしまうときには、一旦背景エリアを縮小回数画素だけ縮小させて容器と内容物との間の背景エリアを無くしてから膨張回数を設定する(図8参照)か、あるいは、最も外側にある背景エリア以外を背景エリアではないとして検体エリアに合体させる。
【0036】
なお、上記の各判断方式における基準レベルやマスクエリアを決めるための膨張回数などは、記憶部25内に、商品の種類毎に記憶されている。これらの基準レベルおよび膨張回数については、モニタ30のタッチパネルからの入力によって、試運転時や通常運転におけるテスト運転時などに、設定および変更が可能である。
【0037】
<テストモードについて>
次に、臨時テストを行うときの第1テストモードおよびスケジュールのテストを行うときの第2テストモードに関する説明を行う。特に、第2テストモードおよびスケジュールに関する説明を行う。なお、検査処理部21による商品不良の判断については、通常検査モードであってもテストモードであっても変わるものではない。
【0038】
〔テストのスケジュールおよび条件の入力〕
試運転時や初期設定時において、モニタ30に表示されるメイン画面(図示せず)上で「テストセッティング」を選ぶと、テストスケジュール管理部22が、パスワードを確認した後に、図9に示すようなテストスケジュールおよびそのテスト条件のセッティング画面のウィンドウ31をモニタ30に表示させる。ここで、X線検査装置10の作業者又は管理者は、その現場(工場や生産ライン)で決められている規則などにしたがい、X線検査装置10が正常に作動することを確認するための毎日のテストの予定(テストスケジュール)を入力する。
【0039】
図9のテストセッティング画面においては、カーソルセット/リセットボタン52、カーソル移動ボタン53、カーソルクリアボタン54を使って、午前および午後のそれぞれについて1又は2以上のテストをカーソルでセットすることができる。図9に示す例では、C1,C2,C3,C4のカーソルが既にセット完了したテストを表しており、C5のカーソルがセットするテスト時刻を選択するカーソルである。図9に示す例では、9時、13時、16時、19時にテストを行うスケジュールが確定している。
【0040】
また、図9のテストセッティング画面においては、テストスケジュールの他に、各テストについてテスト条件の入力も受けつけている。図9に示す例では、C4のカーソルが示す9時のテストについて、検査実施回数は「5回」、検査用テストピースは「品種1−B」と入力が為されている。検査実施回数については回数上下ボタン56により入力設定が可能であり、検査用テストピースについては、「一覧から選択」というボタン58を押すことにより別のウィンドウに現れる多数のテストピースから選択入力することができる。
【0041】
なお、テストピースは、商品毎に、1又は複数のものが用意されていることが多い。例えば、同じ商品に対応するテストピースとして、金属系の異物を含むテストピースと非金属(石、ガラス、プラスチックなど)系の異物を含むテストピースとが存在することも多い。
【0042】
図9のテストセッティング画面から入力されたテストスケジュールおよびテスト条件は、テストスケジュール管理部22において監視され、テスト条件については記憶部25のテスト条件ファイル25aに保存される。
【0043】
〔テストのスケジュール管理〕
制御コンピュータ20によって通常検査モードが実行されておりX線により商品の検査が連続的に行われているときには、普通、図10に示すような検査状態を示す画面がモニタ30に表示されている。この画面の左上部分には第1テスト開始ボタン37が表示されているが、これはX線検査装置10のテストを臨時に行うときのためのボタンであり、テストスケジュールとは別のテストを行うためのボタンである。この第1テスト開始ボタン37を押して臨時のテストを行うときには、テスト条件は作業者が自分で決めて行う必要がある。
【0044】
このような通常検査モードの実行時に、テストスケジュールに基づくテストをすべき時間帯になると、テストスケジュール管理部22は、図11に示すように、第2テストモードに移行するための第2テスト開始ボタン38をモニタ30に表示させる。このとき、それまでモニタ30の左上部分に表示されていた第1テスト開始ボタン37が第2テスト開始ボタン38に場所を明け渡し、第2テスト開始ボタン38がモニタ30の左上部分に、第1テスト開始ボタン37がその右側に表示される。第2テスト開始ボタン38は、テスト時刻(ここでは、16:00)の表示機能も有している。また、第2テスト開始ボタン38は、第1テスト開始ボタン37よりも大きくモニタ30に表示される。
【0045】
さらに、テストスケジュール管理部22は、スケジュールのテストをすべき時間帯になると、報知指令部24からブザー41およびシグナル42に指令を出させ、ブザー41による警報発令およびシグナル42の点滅を行わせる。
【0046】
これらの第2テスト開始ボタン38のモニタ表示、ブザー41の警報、およびシグナル42の点滅によって、作業者は、スケジュールのテストをすべき時刻がやってきたことを知ることになる。
【0047】
〔テストの実施〕
モニタ30、ブザー41、シグナル42などによりスケジュールのテストの時刻が来たことを認識した作業者は、商品の生産ラインを一旦停止して、X線検査装置10をテストモードに切り替える。具体的には、モニタ30に表示されている第2テスト開始ボタン38を押して、制御コンピュータ20に第2テストモードを実行させる。
【0048】
第2テスト開始ボタン38が押されると、制御コンピュータ20は、第2テストモードに移行して図12に示すウィンドウ32をモニタ30に表示させる。テストスケジュール管理部22は、図9に示すテストセッティング画面で入力され記憶部25のテスト条件ファイル25aに保存されているテスト条件を呼び出し、ウィンドウ32に表示させる。どのテストピースをコンベア12で流せばよいのか、全部で何回テストピースを流せばよいのか、すでに何回テストピースを流したのか、そのうち何回テストピース中の異物の検出に成功したのか等のメッセージが、モニタ30のウィンドウ32に表示される。また、検査の進行具合を示すグラフ32aも、モニタ30のウィンドウ32に表示される。
【0049】
したがって、作業者は、これらのメッセージに従って画面指示されたテストピースを画面指示された検査回数だけ流すことで、X線検査装置10の動作をチェックすることができる。
【0050】
そして、決められた検査回数だけテストピースがコンベア12で流されてテストが完了すると、制御コンピュータ20は、自動的に第2テストモードから通常検査モードに復帰する。
【0051】
なお、第2テスト開始ボタン38ではなく第1テスト開始ボタン37が押されたときには、押した人が臨時のテストをしようとしているのかスケジュールのテストをしようとしているのかが不明であるため、表示制御部23は、まず図13に示すウィンドウ33をモニタ30に表示させる。ウィンドウ33では、スケジュールのテストを行うか否かを問いかけ、スケジュールのテストを行う意志を示すためのボタン33aと臨時のテストを行う意志を示すボタン33bとを二者択一で作業者に選択入力させる表示が為されている。ここでボタン33aが選択されると、次にどの時刻のテストを行うのかを作業者に入力させ、続けて図12に示すウィンドウ32をモニタ30に表示させる。一方、図13のウィンドウ33においてボタン33bが選択されると、特にテストピースや検査回数の指定のない従来のテストモード(第1テストモード)に制御コンピュータ20が移行する。
【0052】
〔テスト結果の保存〕
テストスケジュール管理部22は、スケジュールのテストを行うための第2テストモードでは、テストにおける各検査結果を記憶部25の検査結果ログファイル25bに随時保存していく。検査結果とは、時刻、X線画像、測定値などである。また、テストの検査で得られるX線画像には、テストであることを示すマークが映る。
【0053】
検査結果ログファイル25bに保存蓄積されるスケジュールのテストの検査結果データは、後に、モニタ30で閲覧したり、プリンタを使って印字したり、LAN等の通信ネットワークを介して外部の装置にデータ出力したりすることが可能である。
【0054】
なお、ここでは、上記のスケジュールのテストにおける検査結果の他に、通常検査モードを実行しているときの不良商品の検査結果(X線画像など)も、同じ記憶部25の検査結果ログファイル25bに保存される。しかし、それぞれの検査結果には、テストか否かのフラグや時刻が含まれており、後からスケジュールのテストの記録だけを抽出することは容易である。また、スケジュールのテスト以外のテストの検査結果も記憶部25の検査結果ログファイル25bに保存させることができるが、このときにも後からスケジュールのテストの記録だけを抽出することは容易である。
【0055】
もちろん、これに対し、スケジュールのテストにおける検査結果を、通常検査モード時の検査結果や臨時テストの検査結果とは別にして、記憶部25に保存してもよい。
【0056】
<X線検査装置の特徴>
(1)
本装置10では、制御コンピュータ20がテストモードを有しており、検体である商品の代わりにテストピースを検査にかけてX線検査装置10のX線ラインセンサ14や検査処理部21のテストを行うことができる。このため、X線検査の精度を適宜確認することが可能である。
【0057】
そして、ここでは、モニタ30に表示されるテストスケジュールおよびそのテスト条件のセッティング画面(図9のウィンドウ31参照)において、X線検査装置10の管理者や作業者などがテストスケジュールやテスト条件を入力すると、テストスケジュール管理部22がスケジュールを監視してテストの時刻が来ると自動的にブザー41を鳴らしたりシグナル42を点滅させたりする。
【0058】
これにより、X線検査装置10や生産ラインの作業者などは、スケジュールのテストをすべきことに確実に気づくようになり、スケジュールで決められているテストが実施されないという不具合が殆ど生じなくなる。
【0059】
また、予め入力設定されているテスト条件を含むウィンドウ32が、スケジュールのテストを実施する際に、図12に示すようにモニタ30に表示される。このように、スケジュールの管理に加えてテスト条件についてもテストスケジュール管理部22が管理するため、作業者などのテスト時刻忘れやテスト手順の間違いの防止が図られる。これにより、作業者などは、スケジュールのテストの時刻や手順を覚えていなくても、ブザー41やシグナル42によりテストの時刻を知り、モニタ30に示されるテストピースや検査回数といったテスト条件に従って機械的にスケジュールのテストを正しく遂行することができる。
【0060】
(2)
本装置10では、テストのスケジュールに基づき制御コンピュータ20が第2テストモードに移行したときに、自動的にモニタ30にテスト条件が表示される(図12のウィンドウ32参照)。したがって、スケジュールのテストを行う作業者などは、モニタ30の入力機能を使って操作を行うことなく必要なテストピースや検査回数といったテスト条件を容易に認識することができ、素早くテストの実施に移ることができる。また、テスト条件を誤ることも少なくなる。
【0061】
(3)
本装置10では、図11に示すように、スケジュールのテストをすべき時間帯には、第2テスト開始ボタン38がモニタ30の左上の目立つ部分に表示される。そして、その第2テスト開始ボタン38を押せば、制御コンピュータ20が第2テストモードに移行する。したがって、スケジュールにおけるテストをすべき時間帯に、作業者などが容易に制御コンピュータ20をテストモードへ移行させることができる。
【0062】
(4)
本装置10では、スケジュールに含まれるテストにおける検査の結果が記憶部25の検査結果ログファイル25bに保存蓄積される。このように、スケジュールに基づく日々のテスト結果が確実に検査結果ログファイル25bに保存されて残るため、それを後に出力して、スケジュールに沿ってテストを実際に実施したという証明とすることが可能である。これにより、生産ラインの管理者などは、X線検査装置10の日々の定期テストがスケジュールに基づき確実に実施されているかどうかを、容易に確認することができる。
【0063】
<変形例>
(A)
上記実施形態では、テストスケジュール管理部22は、スケジュールのテストをすべき時間帯になると、報知指令部24からブザー41およびシグナル42に指令を出させ、ブザー41による警報発令およびシグナル42の点滅を行わせる。
【0064】
これに加え、テストスケジュール管理部22が、設定されているテスト時刻からの経過時間や以前のテストの実施状況を考慮して、ブザー41による警報発令およびシグナル42の点滅に変化をつけることも考えられる。
【0065】
例えば、何回かブザー41による警報発令およびシグナル42の点滅を行ったにもかかわらず第2テスト開始ボタン38が押されずテストが実施されていないときには、ブザー41の警報の音量を上げたり、シグナル42の点滅色を黄色から赤色に変えたりすることが考えられる。
【0066】
(B)
上記実施形態では、図11に示すように、通常検査モードの実行時において、X線検査装置10のテストを臨時に行うための第1テスト開始ボタン37とは別に、スケジュールに基づくテストをすべき時間帯には専用の第2テスト開始ボタン38をモニタ30に表示させている。
【0067】
これに代えて、2つのテスト開始ボタン37,38を表示させずに、常に1つのテスト開始ボタン37だけをモニタ30に表示させておき、そのボタン37を押したときにテストスケジュール管理部22がスケジュールに基づくテストをすべき時間帯か否かを判断して自動的に第1テストモードか第2テストモードかを判定するようにしてもよい。
【0068】
この場合には、スケジュールに基づくテストをすべき時間帯にテスト開始ボタン37が押されれば、図12に示すテスト条件を含むウィンドウ32がモニタ30に表示され、スケジュールに基づくテストをすべき時間帯でないときにテスト開始ボタン37が押されれば、図13に示すスケジュールのテストを行うか否かの選択をさせるウィンドウ33がモニタ30に表示されることになる。
【0069】
(C)
上記実施形態では、スケジュールのテストをすべき時間帯になると、テストスケジュール管理部22が、第2テスト開始ボタン38のモニタ表示、ブザー41の警報、およびシグナル42の点滅といった報知によって、作業者などに注意を促す。しかし、上記実施形態では、これらの報知によっても作業者などがテストを実施しない場合であっても、X線検査の機能を止めたり外部に知らせたりすることは行っていない。
【0070】
これに代えて、スケジュールのテストが連続して何度も実施されなかった場合であって、その不実施の頻度が許容範囲を超えるときに、X線検査の継続を不能にしてLAN等の通信ネットワークを介して外部に連絡することを行うようにしてもよい。
【0071】
また、テストが実施されている場合においても、そのテストが設定されているテスト条件を満たさないときには、ブザー41の鳴動やモニタ30による表示によって作業者などに警告を与えることが考えられる。
【0072】
(D)
上記実施形態では、スケジュールのテストにおける検査結果と臨時テストの検査結果とを共に記憶部25の検査結果ログファイル25bに保存している。
【0073】
これに代えて、スケジュールのテストにおける検査結果と臨時テストの検査結果とを異なるファイルに保存して、それぞれの検査結果を取り出しやすくすることもできる。また、臨時のテストのときは原則として検査結果のログを残さないというようにすることもできる。
【0074】
【発明の効果】
本発明では、テストスケジュール入力画面を表示部に表示させることができ、X線検査装置の作業者や管理者などは、X線検査装置の内部にテストのスケジュールを持たせることが可能となる。したがって、テストスケジュール入力画面においてテストのスケジュールを入力してやれば、X線検査装置自身がテストのスケジュールを管理することが可能になり、表示部にスケジュールを表示したり別個のアラームでスケジュールを知らせたりすることによって、作業者などがスケジュールに含まれているテストをすることを忘れるなどして決められたテストが為されないという不具合を殆どなくすことができる。このように、このX線検査装置では、決められたテストが為されないという不具合が生じる確率が従来に較べて低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るX線検査装置の外観斜視図。
【図2】 X線検査装置のシールドボックス内部の簡易構成図。
【図3】 X線検査の原理を示す模式図。
【図4】 X線検査装置の前後の構成を示す図。
【図5】 制御コンピュータのブロック構成図。
【図6】 トレース検出方式におけるトレース基準レベルを示す図。
【図7】 2値化検出方式における基準レベルを示す図。
【図8】 マスクエリアの作成を示す図。
【図9】 テストスケジュールおよびそのテスト条件のセッティング画面。
【図10】 通常検査モードにおける検査状態を示す画面。
【図11】 通常検査モードにおけるテスト開始ボタンおよび検査状態を示す画面。
【図12】 スケジュールのテストを実施するときにモニタに表示されるテスト条件を含む画面。
【図13】 通常のテストボタンを押したときにモニタに表示されるスケジュールのテストを行うか否かの選択をさせる画面。
【符号の説明】
10 X線検査装置
12 コンベア(検査部)
13 X線照射器(検査部)
14 X線ラインセンサ(検査部)
20 制御コンピュータ(制御部)
21 検査処理部(検査部)
22 テストスケジュール管理部
23 表示制御部
24 報知指令部(報知部)
25 記憶部
25a テスト条件ファイル
25b 検査結果ログファイル
30 モニタ(表示部)
41 ブザー(報知部)
42 シグナル(報知部)

Claims (6)

  1. X線により検体の検査を行う検査部と、
    前記検査に関する情報を表示する表示部と、
    前記検査部による検査および前記表示部による表示を制御する制御部と、
    記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記検体の代わりにテスト用検体を検査にかけて前記検査部のテストを行うためのテストモードを有しており、前記テストのスケジュールを入力させるためのテストスケジュール入力画面を前記表示部に表示することができ、
    前記記憶部は、前記テストの条件及び前記検査の結果を蓄積するものであり、
    前記制御部は、少なくとも前記テストスケジュール入力画面で入力された前記テストのスケジュールに基づき前記テストが行われたときには、前記テストにおける前記検査部での前記テスト用検体の検査時刻及びX線画像を含む検査の結果を、前記テストの検査の結果であるのか通常検査時の検査の結果であるのかを区別できるようにして、前記記憶部に蓄積させ
    前記テストモードには、前記テストスケジュール入力画面で入力された前記テストのスケジュールに基づかない臨時のテストを行うための第1テストモードと、前記テストスケジュール入力画面で入力された前記スケジュールに基づいたテストを行うための第2テストモードとがあり、
    前記制御部は、
    前記表示部にボタンを表示させるとともに、前記ボタンが押されたときに前記テストモードに移行し、
    前記第1テストモードに移行したときと、前記第2テストモードに移行したときとが区別できるように、前記テストの検査の結果を前記記憶部に蓄積させる、
    X線検査装置。
  2. 報知を行う報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記テストスケジュール入力画面で入力された前記テストのスケジュールに基づき、前記テストをすべき時間帯に、前記報知部により前記報知を行わせる、
    請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 前記制御部は、前記テストスケジュール入力画面で、前記テストのスケジュールに加え、前記テストのテスト条件の入力を受けつける、
    請求項1又は2に記載のX線検査装置。
  4. 前記テスト条件は、前記テスト用検体の指定および前記テストにおける前記テスト用検体を検査する回数のうち少なくとも一方を含んでいる、
    請求項3に記載のX線検査装置。
  5. 前記制御部は、前記テストスケジュール入力画面で入力された前記テストのスケジュールに基づき前記テストモードに移行したときに、前記テスト条件を前記表示部に表示する、
    請求項3又は4に記載のX線検査装置。
  6. 前記制御部は、前記テストスケジュール入力画面で入力された前記テストのスケジュールに基づき、前記テストをすべき時間帯に、前記テストモードに移行するためのテスト開始ボタンを前記表示部に表示させる、
    請求項1から5のいずれかに記載のX線検査装置。
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