JP2013205277A - 目視検査監視システム及び目視検査監視方法 - Google Patents

目視検査監視システム及び目視検査監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】目視検査を実施する際に検査員が一つ一つ確実に検査を実施しているかどうかの信憑性を高めることができる目視検査監視システムを提供する。
【解決手段】目視検査監視システム1は、検査開始入力部14と、判定操作部16と、計測部202と、記録部5,203と、を備えている。計測部202は、検査員101によって検査開始入力部14に入力されてから判定操作部16に入力されるまでの実施検査時間を計測する。記録部5,203は、計測部202が計測した実施検査時間を記録する。
【選択図】図7

Description

本発明は、検査品を検査員の目視によって良品または不良品判定を行う、いわゆる目視検査に適用される適用される目視検査監視システム及び目視検査監視方法に関する。
一般的に、医療用製品等の物品を製造する際、人の目によって異物の混入や不具合がないか等の検査、いわゆる目視検査が実施されている。例えば、シリンジ内に予め薬液を充填するプレフィルドシリンジの場合では、シリンジ内に薬液を充填した後に、検査員によって異物の混入や、薬液の状態を検査する目視検査が行われている(例えば、特許文献1参照)。
検査員は、予め設定された基準検査時間をかけて検査品の良品判定または不良品判定を行う。なお、薬液に異物が混入している場合や不具合を発見した場合は、基準検査時間よりも早く不良判定を下してもよい。
特開2011−095024号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、目視検査が正しく行われているかどうかの判断は、検査員の自己申告や検査総数などでしか判断できていなかった。そのため、従来の目視検査では、検査員が検査品に対して一つ一つ確実に検査をしているかどうか、信憑性に欠ける、という問題を有していた。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、目視検査を実施する際に検査員が一つ一つ確実に検査を実施しているかどうかの信憑性を高めることができる目視検査監視システム及び目視検査監視方法を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の目視検査監視システムは、検査開始入力部と、判定操作部と、計測部と、記録部と、を備えている。検査開始入力部には、検査員によって検査品の検査開始の入力が行われる。判定操作部には、検査員によって検査品の良品判定または不良品判定の入力が行われる。計測部は、検査員によって検査開始入力部に入力されてから判定操作部に入力されるまでの実施検査時間を計測する。記録部は、計測部が計測した実施検査時間を記録する。
また、本発明の目視検査監視方法は、作業開始から作業終了までの間に検査される1群の検査品の目視検査を監視する方法であって、以下(1)から(3)に示す工程を含む。
(1)検査員によって1群の検査品のうち一の検査品の検査開始を検査開始入力部に入力されてから、一の検査品の良品判定または不良品判定を判定操作部に入力されるまでの実施検査時間を計測部により計測する工程。
(2)計測部が計測した実施検査時間を記録部に記録する工程。
(3)1群の検査品における良品判定が行われた検査品の実施検査時間の平均値を算出する工程。
本発明の目視検査監視システム及び目視検査監視方法によれば、検査品を検査するためにかかる検査時間を計測し、記録することで、検査員が検査品を一つ一つ確実に検査しているがどうかを判断することができる。
また、本発明の目視検査監視方法によれば、作業開始から作業終了までの間に検査した1群の検査品の平均検査時間が基準検査時間に達成していることによって、その1群の検査品の安全性を保証することができる。
本発明の目視検査監視システムの実施の形態例を示す概略構成図である。 本発明の目視検査監視システムの実施の形態例における中央管理部の表示部に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の目視検査監視システムの実施の形態例における中央管理部の表示部に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の目視検査監視システムの実施の形態例における中央管理部の表示部に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の目視検査監視システムの実施の形態例における検査室を示す概略構成図である。 本発明の目視検査監視システムの実施の形態例における検査監視部の表示部に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の目視検査監視システムの実施の形態例における検査監視部の回路構成を示すブロック図である。 本発明の目視検査監視システムの実施の形態例における検査員が目視検査を行う作業の流れを示すフローチャートである。 本発明の目視検査監視システムの実施の形態例における記録部に記録されるデータの一例を示すものである。
以下、本発明の目視検査監視システム及び目視検査監視方法の実施の形態例について、図1〜図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
1.目視検査監視システムの構成例
次に、図1〜図7を参照して本発明の目視検査監視システムの実施の形態例(以下、「本例」という。)の構成例について説明する。
図1は、本例の目視検査監視システムを示す概略構成図である。
図1に示す目視検査監視システム1は、例えば、プレフィルドシリンジの製造ラインにおけるシリンジ内に薬液を充填した後に行われる目視検査を監視するシステムである。この目視検査では、複数の検査室100A〜100Dにそれぞれ検査員101A〜101Dが入室して検査が行われる。
なお、本例では、検査室100の数を4つ設けているがこれに限定されるものではなく、検査室100の数は、1つ以上設けられていればよい。
目視検査監視システム1は、中央管理部2と、複数の検査室100A〜101Dに設けられた検査監視部3A〜3Dと、中央管理部2と検査監視部3A〜3Dをネットワーク接続した装置内LAN4とを有している。中央管理部2には、中央記録部5が設けられている。この中央記録部5には、検査監視部3A〜3Dから装置内LAN4を介して送られた情報が記録される。
中央管理部2には、検査状態を表示する表示部2Aが設けられている。表示部2Aには、中央記録部5に記録されている各検査室100A〜100Dの検査状態が表示される。表示部2Aは、例えば、静電容量方式の検出部である検出部を有しており、人体(手指)を介したポインティング操作による文字及び図等の入力が行われる。すなわち、この表示部2Aは、タッチ式の入力部としての役割を有している。
なお、本例では、表示部2Aとしてタッチ式の入力可能な表示部を適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えばキーボード等からなる入力部を別途設けてもよい。
図2〜図4は、中央管理部2の表示部2Aに表示される表示画面の一例を示す図である。
図2に示すように、表示部2Aには、各検査室100A〜100Dの情報を選択する画面が表示される。そして、検査の監視を行う監視員は、情報を知りたい検査室100A〜100Dを選択し、表示部2Aの表示画面をタッチする。表示画面のタッチすることにより、表示部2Aは、例えば図3に示すような画面に切り替わる。
図3に示すように、表示部2Aには、例えば、どの検査室100A〜100Dの情報であるかを示す検査室情報ウィンドウ301と、検査員の状態を示す検査員状態ウィンドウ302が表示される。また、表示部2Aには、検査員コードウィンドウ304、作業開始時間ウィンドウ305、検査品M1の個数を表示する良品判定数ウィンドウ306や不良品判定数ウィンドウ307が表示される。表示部2Aには、検査間隔平均ウィンドウ308、良品判定平均時間ウィンドウ309、不良品判定平均時間ウィンドウ310が表示される。
さらに、表示部2Aには、休憩時間ウィンドウ311や不良判定履歴ウィンドウ312が表示される。そして、不良判定履歴ウィンドウ312をタッチすると、表示部2Aには、例えば図4に示すような画面に切り替わる。図4に示すように、表示部2Aには、検査員101が不良判定をくだしたときの日付及び時刻と、検査回数が表示される。
なお、図3に示す各ウィンドウ301〜311の詳細については、後述する。
次に、検査室100A〜100Dの詳細な構成について図5を参照して説明する。
図5は、検査室100を示す概略構成図である。
図5に示すように、検査室100には、検査員101が検査を行う検査台11と、検査監視部3と、検査済みの検査品M2、M3を排出する排出部12が設けられている。また、検査室100は、コード入力部13と、検査開始ボタン14と、検査の判定操作を行う判定操作部16と、居眠り監視用カメラ17とを有している。排出部12、コード入力部13、検査開始ボタン14、判定操作部16及び居眠り監視用カメラ17は、検査監視部3に接続されている。
検査員認証部の一例を示すコード入力部13は、例えばバーコードリーダからなる。このコード入力部13は、検査員101がそれぞれ所持している認証カード103のバーコードを読み取り、検査員101Aの認証を行う。これにより、検査室100で検査を行う検査員101の判別を実施することができる。
また、コード入力部13としては、バーコードリーダ以外に、検査員101が検査コードを入力可能なキー入力部であってもよく、あるいは指紋認証等のその他各種の認証方法を用いることができる。
検査開始入力部の一例を示す検査開始ボタン14は、検査台11の近傍に配置されている。この検査開始ボタン14は、例えば、フットスイッチからなり、検査員101の脚で操作される。そして、検査開始ボタン14は、検査員101が検査台11に置かれた検査品M1の検査を開始する際に押圧される。この検査開始ボタン14を入力した情報は、検査監視部3に送られる。
なお、検査開始ボタン14としては、フットスイッチ以外に検査員101の手で押圧する押圧スイッチや、後述する表示部24をタッチする等の各種の入力方法を用いることができる。
また、検査台11の近傍には、判定操作部16が配置されている。判定操作部16は、良品判定ボタン21と、不良品判定ボタン22とを有している。良品判定ボタン21は、良品判定時に検査員101によって入力され、不良品判定ボタン22は、不良品判定時に検査員101によって入力される。良品判定ボタン21または不良品判定ボタン22を入力した情報は、検査監視部3に送られる。
なお、本例では、良品判定ボタン21と不良品判定ボタン22を検査台11の一側の同一の箇所に接近させて配置しているが、これに限定されるものではない。例えば、良品判定ボタン21を検査台11の一側に配置し、不良品判定ボタン22を検査台11の他側に配置してもよい。すなわち、良品判定ボタン21と不良品判定ボタン22を異なる位置に配置してもよい。また、良品判定ボタン21と不良品判定ボタン22の入力方法を異なる入力方法にしてもよい。これにより、検査員101がボタンの押し間違えることを軽減させることができる。
検査台11によって目視検査行われた検査品M2、M3は、排出部12によって次の工程に排出される。排出部12は、判定操作部16の検査の判定に応じて、第1の排出方向Tと第2の排出方向T2に切換可能に構成されている。具体的には、排出部12は、良品判定がくだされた検査品M2を第1の排出方向T1に排出し、不良品判定がくだされた検査品M3を第2の排出方向T2に排出する。
居眠り監視部の一例を示す居眠り監視用カメラ17は、検査台11に取り付けられており、検査を行う検査員101と対向するように設けられている。この居眠り監視用カメラ17は、検査員101を撮影し、検査中における検査員101が居眠りしているかどうかを監視する。そして、この居眠り監視用カメラ17の情報は、検査監視部3に送られる。
また、検査監視部3には、中央管理部2と同様に、表示部24が設けられている。この表示部24には、検査室100で実施されている検査の状態が表示される。これにより、検査室100で検査を行っている検査員101に自身が行った検査の状態を確認することができる。
また、表示部24は、中央管理部2の表示部2Aと同様に、例えば、静電容量方式の検出部である検出部を有しており、人体(手指)を介したポインティング操作による文字及び図等の入力が行われる。すなわち、この表示部24は、タッチ式の入力部としての役割を有している。なお、キーボード等からなる入力部を別途設けてもよい、ことは勿論である。
図6は、検査監視部3の表示部24に表示される表示画面の一例を示す図である。
図6に示すように、表示部24には、中央管理部2の表示部2Aと同様に、検査室情報ウィンドウ401と、検査員状態ウィンドウ402と、検査員コードウィンドウ404、作業開始時間ウィンドウ405が表示される。さらに、表示部24には、良品判定数ウィンドウ406、不良品判定数ウィンドウ407、検査間隔平均ウィンドウ408、平均時間ウィンドウ409,410及び休憩時間ウィンドウ411が表示される。
また、表示部24には、検査員101が作業の開始する際に入力する作業開始ウィンドウ412と、作業終了時に入力する作業終了ウィンドウ413と、昼休憩や休憩時に入力する作業一時中断ウィンドウ414が表示される。なお、作業開始ウィンドウ412,作業終了ウィンドウ413及び作業一時中断ウィンドウ414を表示させずに、作業開始入力部、作業終了入力部及び作業一時中断入力部を別途設けてもよい。なお、図6に示す各ウィンドウ301〜311の詳細については、後述する。
また、各検査室100A〜100Dに表示部24を設けた例を説明したが、これに限定されるものではなく、作業開始、作業終了及び作業の一時中断を入力する入力部を別途設け、表示部24を設けなくてもよい。
次に、検査監視部3の回路構成について図7を参照して説明する。
図7は、検査監視部3の回路構成を示すブロック図である。
図7に示すように、検査監視部3は、制御部201と、装置内LAN4に接続する通信部206とを有している。そして、制御部201には、コード入力部13、表示部24、排出部12、検査開始ボタン14、判定操作部16、居眠り監視用カメラ17が接続されている。また、制御部201は、計測部202と、記録部203とを有している。
制御部201は、コード入力部13に入力された情報に基づいて検査員101を判別する。そして、その判別情報は、記録部203に記録される。
また、制御部201は、表示部24の作業開始ウィンドウ412及び作業終了時に入力する作業終了ウィンドウ413(図6参照)を入力された際、その入力された時刻を記録部203に記録する。計測部202は、検査開始ボタン14を押圧されてから、判定操作部16を入力されるまでの時間を計測する。そして、計測部202は、計測した時間を記録部203に記録する。そして、記録部203に記録された情報は、通信部206及び装置内LAN4を経て中央管理部2に送信される。
また、制御部201は、判定操作部16の入力情報に基づいて排出部12の排出方向を第1の排出方向T1または第2の排出方向T2へ切り換える制御を行う。
2.目視検査監視システムを用いた検査処理例および目視検査監視方法
次に、上述した構成を有する目視検査監視システム1を用いた検査処理の流れおよび目視検査監視方法について図1〜図9を参照して説明する。
図8は、検査員が目視検査を行う作業の流れを示すフローチャートである。
まず、図5に示すように、検査員101は、検査室100に入室し、コード入力部13に検査員コードを入力する(ステップS1)。具体的には、コード入力部13に認証カード103をかざす。これにより、検査監視部3は、検査室100で検査を行う検査員101の判別を行う。
そして、図3及び図6に示す検査員コードウィンドウ304,404には、検査員101の検査員コードが表示される。なお、この検査員コードは、検査監視部3の記録部203及び中央管理部2の中央記録部5に記録される。これにより、どの検査員101A〜101Dがどの検査室100A〜100Dで検査を行っているかどうかを確認することができる。
次に、検査員101は、検査監視部3の表示部24に表示されている作業開始ウィンドウ412を入力(タッチ)し、作業を開始する(ステップS2)。これにより、図3及び図6に示す作業開始時間ウィンドウ305,405には、検査員101が作業開始ウィンドウ412を入力した日付及び時刻が表示される。なお、この作業開始時間は、検査監視部3の記録部203及び中央管理部2の中央記録部5に記録される。
作業開始ウィンドウ412が入力されると、検査監視部3は、居眠り監視用カメラ17を作動させて検査員101が居眠りしていないかどうか監視する(ステップS3)。そして、検査員101の状態は、図3及び図6に示す検査員状態ウィンドウ302,402に表示される。また、この検査員101の状態も検査監視部3の記録部203及び中央管理部2の中央記録部5に記録され、後から検査員101の状態を確認することが可能となる。
次に、検査員101は、検査開始ボタン14を入力し、予め設定された基準検査時間をかけて検査品M1の目視検査を行う(ステップS4)。また、基準検査時間の数秒前には、報知部としてブザーを鳴らしたり、ランプを点灯させたりしてもよい。これにより、検査員101に時間を知らせることができる。
基準検査時間とは、良品判定を下すまで検査品を検査しなければならない時間であり、その時間を経過しなければ、良品判定をくだしてはならない時間をいう。プレフィルドシリンジの目視検査の場合、基準検査時間は、10〜30秒、好ましくは15〜25秒である。
そして、目視検査が終わると検査員101は、判定操作部16を入力し、検査品M1の判定を行う(ステップS5)。計測部202は、検査員101が検査開始ボタン14を入力(ステップS4)してから、判定操作部16を入力(ステップS5)するまでの時間(以下、「実施検査時間」という。)を計測する。計測された時間は、検査監視部3の記録部203及び中央管理部2の中央記録部5に記録される。
なお、異物の混入している場合等の不具合を発見した場合は、基準検査時間よりも早く不良判定を行ってもよい。また、異物の混入等がなく良品判定をくだす場合は、検査員101に予め設定された基準検査時間かけて検査品M1を検査させることが求められている。従来では検査員101が基準検査時間かけて良品判定を行っているかどうかは、検査員101の自己申告に委ねられていた。
これに対し、本例の目視検査監視システム1によれば、検査員101が一つの検査品M1の検査に所要した時間(実施検査時間)を計測部202によって計測し、記録部203及び中央記録部5に記録している。これにより、検査員101が良品判定をくだす際に所要した実施検査時間を確認することができ、その実施検査時間が基準検査時間に達しているか否かで、検査員101が検査品M1を一つ一つ確実に検査しているがどうかを判断することができる。
次に、目視検査が終了した検査品M1は、排出部12によって排出される(ステップS6)。ここで、検査員101が良品判定ボタン21を入力した場合、いわゆる良品判定の検査品M2が第1の排出方向T1に排出されるように、制御部201は排出部12を制御する。また、検査員101が不良品判定ボタン22を入力した場合、いわゆる不良品判定の検査品M3が第2の排出方向T2に排出されるように、制御部201は排出部12を制御する。これにより、排出部12によって良品判定された検査品M2と不良品判定された検査品M3を自動的に振り分けることで、検査品M2と検査品M3が混在することを防止できる。
検査員101は、所定の作業時間または所定個数の検査品M1の目視検査を行うまで、ステップS4の処理からステップS6の処理を繰り返す(ステップS7)。計測部202は、検査員101が検査した全ての検査品M1の実施検査時間を計測し、検査判定とともに検査監視部3の記録部203及び中央管理部2の中央記録部5に記録する。
そして、図3及び図6に示す良品判定数ウィンドウ306,406及び不良品判定数ウィンドウ307,407には、ステップS4の処理からステップS6の処理で検査員101が良品判定または不良品判定した検査品の個数が表示される。
また、制御部201は、ステップS4からステップS5の処理において、検査員101が良品判定および/または不良品判定を行うまでに所要した実施検査時間の平均値を算出する。良品判定平均時間ウィンドウ309,409には、算出した実施検査時間の平均時間が表示される。
制御部201は、算出した実施検査時間の平均値と、基準検査時間を比較し、実施検査時間の平均値が基準検査時間に達しているかどうか判断する。そして、この良品判定までの平均時間が基準検査時間に達していれば、作業開始から作業終了までの間に検査した1群の検査品M1の安全性を保証することができる。
さらに、不良品判定平均時間ウィンドウ310,410には、算出した実施検査時間の平均時間が表示される。
上述したように、異物の混入している場合等の不具合を発見した場合は、基準検査時間よりも早く不良判定を行ってもよい。そして、異物の混入等の不具合は、より早く発見されることが好ましい。そのため、不良品判定平均時間ウィンドウ310,410に表示される不良品判定平均時間は、検査員101が異物の混入等をどれだけ早く発見することができるかという検査員101の検査能力の指標に用いることができる。
図9は、検査監視部3の記録部203及び中央管理部2の中央記録部5に記録されるデータの一例を示すものである。記録部203及び中央記録部5には、検査員101、検査を開始した時間、検査に所要した時間、検査の回数や良品判定または不良品判定等の情報が記録される。このデータを参照することで、検査員101が確実に基準検査時間をかけて良品判定を行ったかどうか判断することができる。さらに、居眠り監視用カメラ17の情報も記録することで、一つ一つの検査品M1に対して確実に目視検査を行ったかどうかを判断することができる。
また、中央記録部5及び記録部203には、どの検査員101A〜101Dがいつ不良判定を行ったかという情報も記録されている。そのため、意図的に不良品を他の検査品M1に混入させることで、検査員101が確実に意図的に混入された不良品を発見できているかどうかの判定も行うこともできる。すなわち、検査員101の検査能力を試験することにも適用できる。
計測部202は、判定操作部16を入力(ステップS5)してから、次の検査品M1の検査を開始する合図である検査開始ボタン14を入力(ステップS4)までの時間を計測する。すなわち、本例の目視検査監視システム1では、検査と検査のインターバル時間を計測し、記録する。そして、検査間隔平均ウィンドウ308,409には、インターバル時間の平均時間が表示される。
これにより、検査員101が不要に休憩せずに検査を実施しているかどうかの確認をすることができるだけでなく、検査員101の検査能力を試験することにも適用できる。また、各検査室100A〜100Dに検査品M1がベルトコンベア等の搬送部を用いて搬送される場合、インターバル時間を確認することで、検査品M1を各検査室100A〜100Dへ搬送するタイミングや量を調整することもできる。
ステップS4からステップS6の処理の間において、休憩や一時的に検査室100から退出する場合は、検査員101は、表示部24の作業一時中断ウィンドウ414を入力(タッチ)する。作業を再開する場合は、作業一時中断ウィンドウ414を再び入力する。作業一時中断ウィンドウ414が入力された場合、計測部202におけるインターバル時間の計測は、中断される。
また、作業一時中断ウィンドウ414を入力した情報は、記録部203及び中央記録部5に記録され、検査員101の休憩時間が記録される。そして、休憩時間ウィンドウ411には、検査員101の休憩時間が表示される。これにより、どの検査員101A〜101Dがどれだけ休憩していたかどうかを確認することができるだけでなく、検査員101の検査能力を試験することにも適用できる。
ステップS7の処理において、所定の作業時間または所定個数の検査品M1の目視検査が終了した場合、検査員101は、表示部24の作業終了ウィンドウ413を入力(タッチ)し、作業を終了する(ステップS8)。これにより、目視検査監視システム1を用いた目視検査作業が完了する。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。上述した実施の形態例では、各検査室100A〜100Dに検査監視部3A〜3Dを設けた例を説明したがこれに限定されるものではない。例えば、各検査室100A〜100Dに検査監視部3A〜3Dを設けずに、中央管理部2に制御部201を設けて複数の検査室100A〜100Dを中央管理部2で一括に制御するようにしてもよい。
1…目視検査監視システム、 2…中央管理部、 2A…表示部、 3A,3B,3C,3D…検査監視部、 4…装置内LAN、 5…中央記録部(記録部)、 11…検査台、 12…排出部、 13…コード入力部(検査員認証部)、 14…検査開始ボタン(検査開始入力部)、 16…判定操作部、 17…居眠り監視用カメラ(居眠り監視部)、 21…良品判定ボタン、 22…不良品判定ボタン、 24…表示部、 100A,100B,100C,100D…検査室、 101A,101B,101C,101D…検査員、 201…制御部、 202…計測部、 203…記録部、 204…通信部、 412…作業開始ウィンドウ(作業開始入力部)、 413…作業終了ウィンドウ(作業終了入力部)、 414…作業一時中断ウィンドウ(作業一時中断入力部) M1…検査品、 M2…(良品判定が行われた)検査品、 M3…(不良品判定が行われた)検査品、 T1…第1の排出方向、 T2…第2の排出方向

Claims (10)

  1. 検査員によって検査品の検査開始の入力が行われる検査開始入力部と、
    前記検査員によって前記検査品の良品判定または不良品判定の入力が行われる判定操作部と、
    前記検査員によって前記検査開始入力部に入力されてから前記判定操作部に入力されるまでの実施検査時間を計測する計測部と、
    前記計測部が計測した前記実施検査時間を記録する記録部と、
    を備えた目視検査監視システム。
  2. 前記検査品の良品判定および/または不良品判定にかかる前記実施検査時間の平均値を算出する
    請求項1に記載の目視検査監視システム。
  3. 前記検査員が居眠りしているかどうかを監視する居眠り監視部を設けた
    請求項1または2に記載の目視検査監視システム。
  4. 予め良品判定を行う際に基準となる基準検査時間が設定されており、
    前記基準検査時間の前に検査員に時間を知らせる報知部を設けた
    請求項1から3のいずれかに記載の目視検査監視システム。
  5. 検査を行った前記検査品が排出される排出部を有し、
    前記判定操作部における良品判定または不良品判定に応じて前記検査品を自動的に振り分けるように前記排出部を制御する
    請求項1から4のいずれかに記載の目視検査監視システム。
  6. 前記検査員を判別する検査員認証部を設けた
    請求項1から5のいずれかに記載の目視検査監視システム。
  7. 前記計測部は、前記判定操作部が入力されてから次に前記検査開始入力部が入力されるまでの時間である検査のインターバル時間を計測し、
    前記記録部には、前記インターバル時間が記録される
    請求項1から6のいずれかに記載の目視検査監視システム。
  8. 検査作業の一時中断する際に入力される作業一時中断入力部を設けた
    請求項1から7のいずれかに記載の目視検査監視システム。
  9. 作業開始から作業終了までの間に検査される1群の検査品の目視検査を監視する目視検査監視方法であって、
    検査員によって前記1群の検査品のうち一の検査品の検査開始を検査開始入力部に入力されてから、前記一の検査品の良品判定または不良品判定を判定操作部に入力されるまでの実施検査時間を計測部により計測する工程と、
    前記計測部が計測した前記実施検査時間を記録部に記録する工程と、
    前記1群の検査品における良品判定が行われた検査品の前記実施検査時間の平均値を算出する工程と、
    を含む目視検査監視方法。
  10. 算出された良品判定にかかる前記実施検査時間の平均値が、予め良品判定を行う際に基準となる基準検査時間に達しているかどうかを判断する工程を更に含む
    請求項9に記載の目視検査監視方法。
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