JPH10274061A - 吸気絞り弁制御装置 - Google Patents

吸気絞り弁制御装置

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JPH10274061A
JPH10274061A JP9098099A JP9809997A JPH10274061A JP H10274061 A JPH10274061 A JP H10274061A JP 9098099 A JP9098099 A JP 9098099A JP 9809997 A JP9809997 A JP 9809997A JP H10274061 A JPH10274061 A JP H10274061A
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target
opening
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    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気絞り弁制御装置に関し、エンジンの運転
状態に応じてスロットル開度を制御しうるものおいて、
アクセル操作に対するスロットル開度の応答遅れを低減
させてドライバビリティを向上させることができるよう
にする。 【解決手段】 内燃機関の吸気管内に配設された吸気絞
り弁を駆動するアクチュエータ20と、アクセル操作状
態検出手段10と、アクセル操作状態から該吸気絞り弁
の第1目標開度を設定する第1目標開度設定手段31
と、アクセル操作状態とエンジンの運転状態とから吸気
絞り弁の第2目標開度を設定する第2目標開度設定手段
40と、第1目標開度と第2目標開度とを比較しこれら
のうち大きいほうの目標開度に基づいてアクチュエータ
20の作動を制御する吸気絞り弁制御手段32とをそな
えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気絞
り弁を制御する、吸気絞り弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用エンジンにおける吸気絞
り弁の制御装置には、アクセルペダルの踏込状態(アク
セル操作状態)に基づいた電気的制御信号によってスロ
ットルバルブの開度を制御するシステムがつくられてお
り、このようなシステムは、いわゆるドライブバイワイ
ヤ(DBW)と称されている。
【0003】最も単純には、図6に示すように、アクセ
ルペダルの踏込状態(踏込開度)に完全対応して制御信
号を送るものがある。この場合、アクセルペダルの踏込
状態を検出するセンサ(アクセルポジションセンサ,A
PS)10と、スロットルバルブを駆動するモータ(ス
ロットル用アクチュエータ)20と、APS10からの
検出信号(開度信号)をモータ20の駆動信号に変換す
るドライブバイワイヤコントロールユニット30とをそ
なえて構成される。
【0004】また、より高精度にスロットルバルブを駆
動するものとして、図7に示すように、電子制御ユニッ
ト(ECU)40を追加したものがあり、この場合、E
CU40で、APS10からの検出信号(開度信号)に
エンジンの運転状態情報等に応じた補正を施した疑似ア
クセル開度に基づいて目標スロットル開度(目標TP
S)を設定して、ドライブバイワイヤコントロールユニ
ット30では、この目標TPSの出力信号をモータ20
の駆動信号に変換する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アクセルポ
ジションセンサ10とドライブバイワイヤコントロール
ユニット30との間に、ECU40を介在させると、ス
ロットルバルブをより適切に駆動しうるが、ECU40
における目標TPSの演算時間や、ECU40とドライ
ブバイワイヤコントロールユニット30との間、及び、
ECU40とAPS10との間や、APS10との間で
の信号伝達(通信)にかかる時間の影響で、アクセル操
作に対するスロットル開度の応答に遅れが生じるように
なり、例えばアクセルペダルの踏込時(即ち、加速時)
に、ドライバに不満感を与える。
【0006】なお、特開平3−141839号公報に
は、エンジンの空吹かし対策としてエンジンの無負荷状
態時にアクセル操作量をそのまま目標スロットルとする
技術が開示されおり、特開平3−290027号公報に
は、エンジンブレーキ対策として目標スロットルを設定
する技術が開示されいるが、これらの技術では、上記課
題を解決しえない。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、アクセル操作状態だけでなくエンジンの運転状態
等に応じてスロットル開度を制御しうる絞り弁制御装置
において、アクセル操作に対するスロットル開度の応答
遅れを低減させてドライバビリティを向上させることが
できるようにした、吸気絞り弁制御装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の吸気絞り弁制御装置は、内燃機関の吸気管内
に配設された吸気絞り弁と、該吸気絞り弁を駆動するア
クチュエータと、該内燃機関の運転状態を検出する運転
状態検出手段と、該内燃機関のアクセル操作状態を検出
するアクセル操作状態検出手段と、該アクセル操作状態
検出手段で検出されたアクセル操作状態から該吸気絞り
弁の第1目標開度を設定する第1目標開度設定手段と、
該アクセル操作状態検出手段で検出されたアクセル操作
状態と該運転状態検出手段で検出された運転状態とから
該吸気絞り弁の第2目標開度を設定する第2目標開度設
定手段と、該第1目標開度と該第2目標開度とを比較し
これらのうち大きいほうの目標開度に基づいて該アクチ
ュエータの作動を制御する吸気絞り弁制御手段と、をそ
なえていることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明の吸気絞り弁制御装
置は、請求項1記載の装置において、該第1目標開度設
定手段では、該第1目標開度を実アクセル開度よりも小
さい値に設定することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1〜図5は本発明の一実
施形態としての吸気絞り弁制御装置を示すものである。
図1に示すように、本装置は、アクセル操作状態検出手
段としてのアクセルポジションセンサ(APS)10か
らの検出信号(開度信号)は、エンジン用電子制御ユニ
ット(ECU)40とドライブバイワイヤコントロール
ユニット(スロットルバルブコントローラ、以下、DB
Wコントロールユニットという)30とに送られるよう
になっている。そして、ECU40及びDBWコントロ
ールユニット30を通じて、スロットルバルブを駆動す
るモータ(スロットル用アクチュエータ)20を制御す
るように構成されている。
【0011】DBWコントロールユニット30には、A
PS10からの検出信号(開度信号)に対して対応する
第1目標開度としての疑似目標スロットル開度(疑似目
標TPS)を設定する機能(第1目標開度設定手段)3
1をそなえる。この疑似目標TPSは、APS10から
の検出信号(開度信号)にエンジンの運転状態情報等に
応じた補正を施した疑似アクセル開度に基づいて、例え
ば次式を用いて周期的に算出する。
【0012】 疑似目標TPS(n)=仮想APS×K +(1−K)×疑似目標TPS(n−1) +TPS学習値−オフセット値 ・・・(1) ただし、K:フィルタ係数 仮想APS=〔APS入力値(学習後)−APS全閉補正値〕×C ただし、C:反映係数 ・・・(2) なお、式(1)において、(+TPS学習値−オフセッ
ト値)は補正項であり、ここでは、この補正項について
は説明を省略する。
【0013】仮想APSは、式(2)に示すように、ド
ライバのアクセル操作状態(即ち、APS入力値)を補
正したものに、反映係数Cを掛けているが、この反映係
数Cは、1.0未満の値(例えば0.8程度)であり、
この反映係数Cによって、仮想APSがドライバのアク
セル操作に対応した値(APS入力値)よりもやや低い
値に設定されることになる。
【0014】また、フィルタ係数Kは疑似目標TPS
(n)の変化速度を規定するが、このフィルタ係数Kは
ここでは可変の値であり、フィルタ係数Kが大きいとド
ライバのアクセル操作状態(即ち、仮想APS)の変化
が、速やかに疑似目標TPSに反映され、フィルタ係数
Kが小さいとドライバのアクセル操作状態(即ち、AP
S入力値)の変化が緩和されて疑似目標TPSがゆっく
りと変化する。
【0015】一方、ECU40では、APS10で検出
されたドライバのアクセル操作状態(即ち、APS入力
値)にエンジンの運転状態情報等に応じた補正を施すこ
とで第2目標開度としての目標TPS(これを、ECU
設定目標TPSという)を設定し、ECU40は第2目
標開度設定手段として機能する。この場合のエンジンの
運転状態情報等とは、例えばエンジン回転数情報や変速
機の変速ギヤ切替情報等であり、ECU(第2目標開度
設定手段)40では、ドライバのアクセル操作のみなら
ず、エンジン回転数状態や変速ギヤ切替状態に対応し
て、エンジンの運転状態等に対しても適切にECU設定
目標TPS(第2目標開度)を設定する。
【0016】このようにECU40で設定されたECU
設定目標TPS情報は、DBWコントロールユニット3
0に送られるようになっている。そして、DBWコント
ロールユニット30には、第1目標開度設定手段31で
設定された疑似目標TPS(第1目標開度)と、このE
CU(第2目標開度設定手段)40で設定されたECU
設定目標TPS(第2目標開度)とを比較し、これらの
うち大きいほうの目標開度を選択して、選択した目標開
度に基づいアクチュエータの作動を制御する機能(吸気
絞り弁制御手段)32をそなえている。
【0017】本装置の構成を更に具体的に示せば、図2
のようになる。つまり、アクセル操作状態検出手段とし
てのアクセルポジションセンサ(APS)10は、アク
セルペダル11の操作状態(アクセル開度)を検出し、
エンジンECU(第2目標開度設定手段)40及びスロ
ットルバルブコントローラ(DBWコントロールユニッ
ト)30に出力する。なお、エンジンECU40及びス
ロットルバルブコントローラ30は、イグニッションキ
ーと連動するスロットル制御リレー51を通じてバッテ
リ52から電力を供給される。
【0018】吸気通路21には、スロットルバルブ(吸
気絞り弁)22が装備され、このスロットルバルブ22
は、スロットル制御サーボモータ(スロットル用アクチ
ュエータ)20で駆動され開度調整される。そして、ア
クチュエータ20は、スロットルバルブコントローラ3
0からの制御信号(電力供給)に応じて適宜作動するよ
うになっている。なお、23は、スロットルポジション
センサ(TPS)であり、スロットルバルブコントロー
ラ30では、このTPS23からの検出情報に基づい
て、アクチュエータ20を制御する。また、TPS23
からの検出情報は、エンジンECU40に送られて、エ
ンジン制御に利用される。
【0019】また、ECU40の処理についてさらに説
明すると、図3に示すように、ECU40では、APS
10からの検出情報とエンジン回転数とから目標エンジ
ントルクを設定(符号40A参照)して、これに吸気温
補正及び大気圧補正(符号40B参照)とエアコン,電
気負荷等の補正(符号40C参照)を施して、補正後の
目標エンジントルクとエンジン回転数とから目標スロッ
トル開度を設定する(符号40D参照)。
【0020】また、TPS23からの検出情報に基づい
てダッシュポット制御開度を設定し(符号40E参
照)、水温センサ(WTS)で検出されたエンジンの冷
却水温度情報等に応じてアイドルスピード制御開度を設
定する(符号40F参照)。ECU40では、これらの
各設定開度の中から最大値を選んで(符号40G参
照)、スロットルバルブコントローラ30に出力するよ
うになっている。
【0021】スロットルバルブコントローラ30でと、
ECU40から出力された目標スロットル開度に応じて
モータ駆動電流を決定し、スロットル制御サーボ(アク
チュエータ)20を駆動制御するようになっている。本
発明の一実施形態としての吸気絞り弁制御装置は、上述
のように構成されているので、スロットルバルブコント
ローラ30の吸気絞り弁制御手段32では、図4に示す
ように、第1目標開度設定手段31で設定された疑似目
標TPS(第1目標開度)Aと、ECU(第2目標開度
設定手段)40で設定されたECU設定目標TPS(第
2目標開度)Bとを比較し(ステップS10)、第1目
標開度Aが大きければ第1目標開度Aの方を選択し(ス
テップS20)、第2目標開度Bが大きければ第2目標
開度Bの方を選択し(ステップS30)、スロットル制
御サーボ(アクチュエータ)20の駆動を制御する。こ
の制御は、所定(例えば10msec)のサンプリングタイム
でAPS10からの検出情報を周期的に取り込みながら
実行される。
【0022】したがって、図5に示すように、例えばア
クセル開度が全閉から全開にステップ的に変化した場合
〔図5(A)参照〕には、ECU(第2目標開度設定手
段)40では、サンプリングタイム(例えば10mse
c)内にAPS10からこのアクセル開度情報(全閉か
ら全開に変化した情報)を受けて、ECU設定目標TP
S(第2目標開度)Bを演算する。
【0023】つまり、ECU(第2目標開度設定手段)
40では、図5(B)に示すように、APS10からア
クセル開度が全閉から全開に変化した旨の情報を受ける
と直ぐにAPS10が全開に応じて目標TPS(第2目
標開度)Bを設定するが、このECU40では、エンジ
ン制御にかかるメインルーチンの一部として目標TPS
(第2目標開度)Bを算出するので、例えば30〜40
msec程度の演算時間がかかる。
【0024】したがって、目標TPS(第2目標開度)
Bは、APS10を全開操作してから、〔サンプリング
タイム(10msec)+演算遅れ(30〜40mse
c)〕程度遅れて増大することになる。また、ECU4
0からスロットルバルブコントローラ30への通信時間
(例えば20msec)を考慮すると、目標TPS(第
2目標開度)Bの増大がスロットルバルブコントローラ
30に反映されるまでには、次のような時間TTがかか
る。
【0025】TT=サンプリングタイム(10mse
c)+演算遅れ(30〜40msec)+通信時間(2
0msec) 一方、例えばアクセル開度が全閉から全開にステップ的
に変化すると〔図5(A)参照〕、スロットルバルブコ
ントローラ30の第1目標開度設定手段31でも、サン
プリングタイム(例えば10msec)内にAPS10
からこのアクセル開度情報(全閉から全開に変化した情
報)を受けて、図5(C)に実線で示すように、疑似目
標TPS(第1目標開度)Aを演算する。この演算にも
時間がかかるが、メインルーチンの一部として行なわれ
る図5(C)に鎖線で示すような目標TPS(第2目標
開度)Bの演算時間に比べて短い(例えば5msec程
度)。
【0026】したがって、疑似目標TPS(第1目標開
度)Aは、APS10を全開操作してから、〔サンプリ
ングタイム(10msec)+演算遅れ(5mse
c)〕程度遅れて増大することになる。この結果、スロ
ットルバルブコントローラ30の吸気絞り弁制御手段3
2では、図5(C)に示すように、はじめは、前式
(1)で算出される疑似目標TPS(第1目標開度)A
を目標スロットル開度に設定し、目標TPS(第2目標
開度)Bが立ち上がったところで(APS10を全開操
作してからTT時間後)、目標TPS(第2目標開度)
Bが疑似目標TPS(第1目標開度)Aを上回るように
なり、目標TPS(第2目標開度)Bを目標スロットル
開度に設定する。
【0027】このように設定された目標スロットル開度
に応じてスロットル開度が制御されると、モータ駆動遅
れも加わって、実際のスロットル開度(実TPS)は、
図5(D)に示すように増加していく。従来の吸気絞り
弁制御装置では、図5(D)に鎖線で示すように、実T
PSの増加は大きく遅れて、しかも、ステップ的に急増
するのに対して、本吸気絞り弁制御装置では、図5
(D)に実線で示すように、実TPSの増加は速やかに
行なわれて、しかも、急増することはない。
【0028】このように、スロットルバルブコントロー
ラ30の吸気絞り弁制御手段32が、疑似目標TPS
(第1目標開度)AとECU設定目標TPS(第2目標
開度)Bとのうちの大きい方を選択してスロットル開度
を制御するので、加速時などに、演算遅れ(30〜40
msec)及び通信時間(20msec)が加わって、
ECU設定目標TPS(第2目標開度)Bの増加が遅れ
ても、比較的速やかに増加を開始する疑似目標TPS
(第1目標開度)Aを選択して、大きく遅れを生じるこ
となくスロットル開度を増大させることができ、アクセ
ルペダルの踏込時(即ち、加速時)に、ドライバに不満
感を与えることがなくなり、ドライバビリティを向上さ
せることができる。
【0029】また、疑似目標TPS(第1目標開度)A
は、緩やかに増加するようにフィルタ係数K〔式(1)
参照〕により処理されるので、疑似目標TPS(第1目
標開度)A自体が急増することなく、また、演算遅れ
(30〜40msec)及び通信時間(20msec)
を経た後に、疑似目標TPS(第1目標開度)AからE
CU設定目標TPS(第2目標開度)Bを選択するよう
に切り替わる際のスロットル開度の急増も防止される利
点がある。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の吸気絞り弁制御装置によれば、吸気絞り弁の第1
目標開度は、アクセル操作状態に基づき特別な演算を行
なわないで設定されるため設定に時間がかからず、吸気
絞り弁の第2目標開度は、アクセル操作状態と運転状態
とから演算を行なって設定されるので設定に時間がかか
るが、内燃機関を加速させようとしてアクセル操作量を
増大させた場合には、第2目標開度は速やかには増加し
ないが第1目標開度は速やかに増加するため、吸気絞り
弁制御手段が、この第1目標開度の方を選択して吸気絞
り弁を制御し、吸気絞り弁の開度が速やかに増大する。
したがって、加速時の応答遅れが解消され、ドライバビ
リティが向上する効果がある。
【0031】もちろん、通常時には、アクセル操作状態
と運転状態とからの演算に基づいて設定される第2目標
開度が適宜利用されるので、より精度のよい吸気絞り弁
の制御を行なうことができる。請求項2記載の本発明の
吸気絞り弁制御装置によれば、第1目標開度が実アクセ
ル開度よりも小さい値に設定されるので、通常時には、
アクセル操作状態と運転状態とからの演算に基づいて設
定される第2目標開度の方が大きくなって、吸気絞り弁
制御手段が、この第2目標開度の方を選択する。このた
め、より精度のよい吸気絞り弁の制御を確実に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての吸気絞り弁制御装
置を示す模式的なブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としての吸気絞り弁制御装
置の構成を具体的に示す構成図である。
【図3】本発明の一実施形態としての吸気絞り弁制御装
置の制御系の構成を具体的に示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態としての吸気絞り弁制御装
置の動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態としての吸気絞り弁制御装
置の動作を説明するタイムチャートである。
【図6】従来の吸気絞り弁制御装置を示す模式的なブロ
ック図である。
【図7】従来の吸気絞り弁制御装置を示す模式的なブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 アクセル操作状態検出手段としてのアクセルポジ
ションセンサ(APS) 11 アクセルペダル 20 モータ(スロットル用アクチュエータ) 21 吸気通路 22 スロットルバルブ(吸気絞り弁) 23 スロットルポジションセンサ(TPS) 30 ドライブバイワイヤコントロールユニット(スロ
ットルバルブコントローラ) 31 第1目標開度設定手段 32 吸気絞り弁制御手段 40 第2目標開度設定手段としてのエンジン用電子制
御ユニット(ECU) 51 スロットル制御リレー 52 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 徹 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気管内に配設された吸気絞
    り弁と、 該吸気絞り弁を駆動するアクチュエータと、 該内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 該内燃機関のアクセル操作状態を検出するアクセル操作
    状態検出手段と、 該アクセル操作状態検出手段で検出されたアクセル操作
    状態から該吸気絞り弁の第1目標開度を設定する第1目
    標開度設定手段と、 該アクセル操作状態検出手段で検出されたアクセル操作
    状態と該運転状態検出手段で検出された運転状態とから
    該吸気絞り弁の第2目標開度を設定する第2目標開度設
    定手段と、 該第1目標開度と該第2目標開度とを比較しこれらのう
    ち大きいほうの目標開度に基づいて該アクチュエータの
    作動を制御する吸気絞り弁制御手段と、をそなえている
    ことを特徴とする、吸気絞り弁制御装置。
  2. 【請求項2】 該第1目標開度設定手段では、該第1目
    標開度を実アクセル開度よりも小さい値に設定すること
    を特徴とする、請求項1記載の吸気絞り弁制御装置。
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