JPH10273281A - 吊りフック自動掛け外し装置 - Google Patents
吊りフック自動掛け外し装置Info
- Publication number
- JPH10273281A JPH10273281A JP7855297A JP7855297A JPH10273281A JP H10273281 A JPH10273281 A JP H10273281A JP 7855297 A JP7855297 A JP 7855297A JP 7855297 A JP7855297 A JP 7855297A JP H10273281 A JPH10273281 A JP H10273281A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shackle
- hook
- gear
- plate
- suspension hook
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吊りフックによる鋼管等の荷役作業におい
て、吊り降ろし時に荷役材の端部に係止されていた吊り
フックを、作業員を要せず自動的に掛け外し、要員を合
理化すると共にクレーンの稼働効率を向上させる。 【解決手段】 荷役材の端部を係止する吊りフック1
と、吊りフック1に軸着されたシャックル3と、吊りフ
ック1に軸着されたフック外しプレート4と、シャック
ル3をその軸着部を中心として一定方向に引っ張るシャ
ックル引張り機構と、シャックル3の回動をフック外し
プレート4に伝達する、ラチエット10を有する歯車機
構とからなり、シャックル引張り機構によるシャックル
3の回動を、歯車機構によってフック外しプレート4に
伝達し、これを回動させて吊りフック1に係止されてい
る荷役材の端部に当接させ、荷役材に係止されている吊
りフック3を離脱させる。
て、吊り降ろし時に荷役材の端部に係止されていた吊り
フックを、作業員を要せず自動的に掛け外し、要員を合
理化すると共にクレーンの稼働効率を向上させる。 【解決手段】 荷役材の端部を係止する吊りフック1
と、吊りフック1に軸着されたシャックル3と、吊りフ
ック1に軸着されたフック外しプレート4と、シャック
ル3をその軸着部を中心として一定方向に引っ張るシャ
ックル引張り機構と、シャックル3の回動をフック外し
プレート4に伝達する、ラチエット10を有する歯車機
構とからなり、シャックル引張り機構によるシャックル
3の回動を、歯車機構によってフック外しプレート4に
伝達し、これを回動させて吊りフック1に係止されてい
る荷役材の端部に当接させ、荷役材に係止されている吊
りフック3を離脱させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クレーン等から
のワイヤーロープに取り付けられた吊りフックに鋼管等
の荷役材を係止し、吊り上げ吊り降ろしを行う荷役作業
において、吊り降ろし時に、荷役材の端部に係止されて
いる吊りフックを自動的に取り外すための、吊りフック
の自動掛け外し装置に関するものである。
のワイヤーロープに取り付けられた吊りフックに鋼管等
の荷役材を係止し、吊り上げ吊り降ろしを行う荷役作業
において、吊り降ろし時に、荷役材の端部に係止されて
いる吊りフックを自動的に取り外すための、吊りフック
の自動掛け外し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クレーン等からのワイヤーロープに取り
付けられた吊りフックを、鋼管等の荷役材の端部に係止
し、吊り上げ吊り降ろしを行う荷役作業において、吊り
降ろし時における荷役材の端部に係止された吊りフック
の掛け外しは、従来、複数名の作業員によって手作業に
より行われていた。
付けられた吊りフックを、鋼管等の荷役材の端部に係止
し、吊り上げ吊り降ろしを行う荷役作業において、吊り
降ろし時における荷役材の端部に係止された吊りフック
の掛け外しは、従来、複数名の作業員によって手作業に
より行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、荷役
材である鋼管等に対する吊りフックの掛け外し作業は、
従来、複数名の作業員による手作業によって行われてい
たために、作業に時間を要する上、危険を伴い、各種サ
イズの多量の鋼管等を荷役するために、フックの掛け替
え頻度が増大する折から、クレーンの稼働能率の低下を
招いていた。
材である鋼管等に対する吊りフックの掛け外し作業は、
従来、複数名の作業員による手作業によって行われてい
たために、作業に時間を要する上、危険を伴い、各種サ
イズの多量の鋼管等を荷役するために、フックの掛け替
え頻度が増大する折から、クレーンの稼働能率の低下を
招いていた。
【0004】上述した問題を解決するために、例えば、
特開昭63−171791号公報には、吊りフックの掛
け外しを自動的に行う装置(以下、先行技術という)が
提案されている。図10は先行技術の概略正面図であっ
て、図面に示すように、先行技術の吊り具は、釣鉤具2
0を垂設した頂部梁21と、頂部梁21の上面に設けら
れたスライドレール22と、スライドレール22上に対
設した着脱スタンド23、23と、着脱スタンド23、
23を拡開する駆動機構24と、一方の着脱スタンド2
3に取付けた着脱ピン25と、他方の着脱スタンド23
に設けた着脱孔と、着脱スタンド23、23の垂直部に
設けられた誘導板26とからなっており、着脱スタンド
23、23の誘導板26間に間にフックを挿入し、これ
を相互に寄る方向に動かすことによりフックを回動さ
せ、着脱ピン25によってフックを係止させる構造であ
る。このように、先行技術は、構造が複雑であり実用的
な装置ではない。
特開昭63−171791号公報には、吊りフックの掛
け外しを自動的に行う装置(以下、先行技術という)が
提案されている。図10は先行技術の概略正面図であっ
て、図面に示すように、先行技術の吊り具は、釣鉤具2
0を垂設した頂部梁21と、頂部梁21の上面に設けら
れたスライドレール22と、スライドレール22上に対
設した着脱スタンド23、23と、着脱スタンド23、
23を拡開する駆動機構24と、一方の着脱スタンド2
3に取付けた着脱ピン25と、他方の着脱スタンド23
に設けた着脱孔と、着脱スタンド23、23の垂直部に
設けられた誘導板26とからなっており、着脱スタンド
23、23の誘導板26間に間にフックを挿入し、これ
を相互に寄る方向に動かすことによりフックを回動さ
せ、着脱ピン25によってフックを係止させる構造であ
る。このように、先行技術は、構造が複雑であり実用的
な装置ではない。
【0005】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、クレーン等からのワイヤーロープに取り付け
られた吊りフックによって鋼管等の荷役材を係止し、吊
り上げ吊り降ろしを行う荷役作業において、吊り降ろし
時に、荷役材の端部に係止された吊りフックを、作業員
を要せず自動的に掛け外すことができ、クレーンの能率
向上および要員の合理化を図ることができる吊りフック
の自動掛け外し装置を提供することにある。
を解決し、クレーン等からのワイヤーロープに取り付け
られた吊りフックによって鋼管等の荷役材を係止し、吊
り上げ吊り降ろしを行う荷役作業において、吊り降ろし
時に、荷役材の端部に係止された吊りフックを、作業員
を要せず自動的に掛け外すことができ、クレーンの能率
向上および要員の合理化を図ることができる吊りフック
の自動掛け外し装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
吊りフック自動掛け外し装置は、荷役材の端部を係止す
る吊りフックと、前記吊りフックの上部に軸着された、
ワイヤーロープ等の下端に取り付けられるシャックル
と、前記吊りフックの上部に軸着された、前記吊りフッ
クを前記荷役材から掛け外すフック外しプレートと、前
記シャックルをその軸着部を中心として一定方向に引っ
張るシャックル引張り機構と、前記シャックルの回動を
前記フック外しプレートに伝達する、ラチエットを有す
る歯車機構とからなり、荷役材の吊り降ろし時におい
て、前記シャックル引張り機構による前記シャックルの
回動を、前記ラチエットを有する歯車機構によって前記
フック外しプレートに伝達し、前記フック外しプレート
を回動させて、前記吊りフックに係止されている荷役材
の端部に当接させることにより、前記荷役材の端部に係
止されている前記吊りフックを掛け外すことに特徴を有
するものである。
吊りフック自動掛け外し装置は、荷役材の端部を係止す
る吊りフックと、前記吊りフックの上部に軸着された、
ワイヤーロープ等の下端に取り付けられるシャックル
と、前記吊りフックの上部に軸着された、前記吊りフッ
クを前記荷役材から掛け外すフック外しプレートと、前
記シャックルをその軸着部を中心として一定方向に引っ
張るシャックル引張り機構と、前記シャックルの回動を
前記フック外しプレートに伝達する、ラチエットを有す
る歯車機構とからなり、荷役材の吊り降ろし時におい
て、前記シャックル引張り機構による前記シャックルの
回動を、前記ラチエットを有する歯車機構によって前記
フック外しプレートに伝達し、前記フック外しプレート
を回動させて、前記吊りフックに係止されている荷役材
の端部に当接させることにより、前記荷役材の端部に係
止されている前記吊りフックを掛け外すことに特徴を有
するものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記歯車機構
が、前記吊りフックのシャックル軸着部に取り付けられ
たシャックル歯車と、前記フック外しプレートの吊りフ
ック軸着部に、ラチエット機構を介して取り付けられた
フック外しプレート歯車と、前記シャックル歯車および
前記フック外しプレート歯車に歯合する中間歯車とから
なっており、前記シャックルの回動が前記各歯車を介し
て前記フック外しプレートに伝達されるようになってい
ることに特徴を有するものである。
が、前記吊りフックのシャックル軸着部に取り付けられ
たシャックル歯車と、前記フック外しプレートの吊りフ
ック軸着部に、ラチエット機構を介して取り付けられた
フック外しプレート歯車と、前記シャックル歯車および
前記フック外しプレート歯車に歯合する中間歯車とから
なっており、前記シャックルの回動が前記各歯車を介し
て前記フック外しプレートに伝達されるようになってい
ることに特徴を有するものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記シャックル
引張り機構が、前記シャックル歯車とその取付け軸との
間に取り付けられた渦巻きばねと、前記シャックルと前
記吊りフックとの間に取り付けられたスプリングとから
なっていることに特徴を有するものである。
引張り機構が、前記シャックル歯車とその取付け軸との
間に取り付けられた渦巻きばねと、前記シャックルと前
記吊りフックとの間に取り付けられたスプリングとから
なっていることに特徴を有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明を図面を参照しな
がら説明する。図1は、この発明の装置の一実施態様を
示す正面図、図2はそのA視側面図である。図面に示す
ように、この発明の装置は、吊り上げるべき鋼管等の管
端に係止される吊りフック1と、吊りフック1の上部に
固定された水平軸2に回動可能に軸着された、クレーン
等からのワイヤーロープの下端に取り付けられる逆U字
状のシャックル3と、吊りフック1の上部に水平軸2′
によって回動可能に軸着されたフック外しプレート4
と、シャックル3をその水平軸2を中心として一定方向
に引っ張るシャックル引張り機構と、シャックル3の回
動をフック外しプレート4に伝達する、ラチエットを有
する歯車機構とからなっている。
がら説明する。図1は、この発明の装置の一実施態様を
示す正面図、図2はそのA視側面図である。図面に示す
ように、この発明の装置は、吊り上げるべき鋼管等の管
端に係止される吊りフック1と、吊りフック1の上部に
固定された水平軸2に回動可能に軸着された、クレーン
等からのワイヤーロープの下端に取り付けられる逆U字
状のシャックル3と、吊りフック1の上部に水平軸2′
によって回動可能に軸着されたフック外しプレート4
と、シャックル3をその水平軸2を中心として一定方向
に引っ張るシャックル引張り機構と、シャックル3の回
動をフック外しプレート4に伝達する、ラチエットを有
する歯車機構とからなっている。
【0010】歯車機構は、シャックル3の下部の、水平
軸2による吊りフック1との軸着部に取り付けられたシ
ャックル歯車5と、フック外しプレート4の、水平軸
2′による吊りフック1との軸着部に取り付けられたフ
ック外しプレート歯車7と、シャックル歯車5およびフ
ック外しプレート歯車7に歯合する中間歯車6とからな
っている。
軸2による吊りフック1との軸着部に取り付けられたシ
ャックル歯車5と、フック外しプレート4の、水平軸
2′による吊りフック1との軸着部に取り付けられたフ
ック外しプレート歯車7と、シャックル歯車5およびフ
ック外しプレート歯車7に歯合する中間歯車6とからな
っている。
【0011】従って、シャックル3を、図1の矢印aに
示すように回動し、シャックル歯車5を矢印bに示すよ
うに回転させると、中間歯車6を介して、フック外しプ
レート歯車7は矢印cに示すように回転する結果、フッ
ク外しプレート歯車7に取り付けられたフック外しプレ
ート4は矢印dに示す方向に回動する。
示すように回動し、シャックル歯車5を矢印bに示すよ
うに回転させると、中間歯車6を介して、フック外しプ
レート歯車7は矢印cに示すように回転する結果、フッ
ク外しプレート歯車7に取り付けられたフック外しプレ
ート4は矢印dに示す方向に回動する。
【0012】図3にフック外しプレート軸着部の側面図
で、図4に図3のB部詳細図で示すように、フック外し
プレート4は、その取付け軸4aにラチエット10が固
定されており、一方、フック外しプレート歯車7の取付
け軸7aには、ラチエット10の歯10aに噛み合う爪
11が取り付けられている。図4において、12は、爪
11をラチエット10の歯10aに押し付けるスプリン
グである。
で、図4に図3のB部詳細図で示すように、フック外し
プレート4は、その取付け軸4aにラチエット10が固
定されており、一方、フック外しプレート歯車7の取付
け軸7aには、ラチエット10の歯10aに噛み合う爪
11が取り付けられている。図4において、12は、爪
11をラチエット10の歯10aに押し付けるスプリン
グである。
【0013】従って、フック外しプレート歯車7に取り
付けられている爪11を、フック外しプレート4のラチ
エット10に噛み合わせることにより、フック外しプレ
ート歯車7の回転と共に、フック外しプレート4は回動
する。
付けられている爪11を、フック外しプレート4のラチ
エット10に噛み合わせることにより、フック外しプレ
ート歯車7の回転と共に、フック外しプレート4は回動
する。
【0014】シャックル引張り機構は、図5にシャック
ル3の軸着部断面図で示すように、吊りフック1の水平
軸2とシャックル歯車5との間に取り付けられた渦巻き
ばね13と、図1に示すように、吊りフック1の上面と
シャックル3との間に、取付け金具8,8′によって取
り付けられたスプリング9とからなっている。
ル3の軸着部断面図で示すように、吊りフック1の水平
軸2とシャックル歯車5との間に取り付けられた渦巻き
ばね13と、図1に示すように、吊りフック1の上面と
シャックル3との間に、取付け金具8,8′によって取
り付けられたスプリング9とからなっている。
【0015】シャックル3は、常時は渦巻きばね13お
よびスプリング9の弾力によって、図1に実線で示すX
位置に引っ張られている。従って、シャックル3を図1
の2点鎖線で示すY位置に回動させると、渦巻きばね1
3およびスプリング9の弾力によって、シャックル3に
元の位置Xに復帰しようとする力が発生する。
よびスプリング9の弾力によって、図1に実線で示すX
位置に引っ張られている。従って、シャックル3を図1
の2点鎖線で示すY位置に回動させると、渦巻きばね1
3およびスプリング9の弾力によって、シャックル3に
元の位置Xに復帰しようとする力が発生する。
【0016】次に、この発明の装置の作動を、図6〜図
9に基づいて説明する。先ず、図6に示すように、作業
者が、図4に示したラチエット10をオフにした上、フ
ック外しプレート4を反時計回りに回動させ、吊りフッ
ク1を鋼管等の荷役材14の端部に係止する。
9に基づいて説明する。先ず、図6に示すように、作業
者が、図4に示したラチエット10をオフにした上、フ
ック外しプレート4を反時計回りに回動させ、吊りフッ
ク1を鋼管等の荷役材14の端部に係止する。
【0017】この状態で荷役材14を吊り上げると、弛
んでいたワイヤーロープは緊張し、図7に示すように、
シャックル3は、渦巻きばね13およびスプリング9の
弾力に抗して、図面上、左方向の位置Yに回動する。そ
の結果、シャックル歯車5および中間歯車6を介し、フ
ック外しプレート歯車7は矢印に示す方向に回転して、
フック外しプレート1を矢印に示す方向に回動させる。
このとき、フック外しプレート1に取り付けられたラチ
エット10は、これに噛み合う爪11が歯10aの斜面
上に倣う方向にフリーに回転するので、フック外しプレ
ート4の回動を妨げることはない。
んでいたワイヤーロープは緊張し、図7に示すように、
シャックル3は、渦巻きばね13およびスプリング9の
弾力に抗して、図面上、左方向の位置Yに回動する。そ
の結果、シャックル歯車5および中間歯車6を介し、フ
ック外しプレート歯車7は矢印に示す方向に回転して、
フック外しプレート1を矢印に示す方向に回動させる。
このとき、フック外しプレート1に取り付けられたラチ
エット10は、これに噛み合う爪11が歯10aの斜面
上に倣う方向にフリーに回転するので、フック外しプレ
ート4の回動を妨げることはない。
【0018】このようにして荷役材14を運搬し、所定
位置に吊り降ろすと、図8に示すように、荷役材14を
吊り上げていたワイヤロープが緩み、ワイヤロープが取
り付けられたシャックル3は、渦巻きばね13およびス
プリング9の弾力によって、図面上、右方向の位置Xに
時計回りに回動する。
位置に吊り降ろすと、図8に示すように、荷役材14を
吊り上げていたワイヤロープが緩み、ワイヤロープが取
り付けられたシャックル3は、渦巻きばね13およびス
プリング9の弾力によって、図面上、右方向の位置Xに
時計回りに回動する。
【0019】その結果、シャックル歯車5および中間歯
車6を介し、フック外しプレート歯車7は矢印に示す方
向に回転し、ラチエット10によりフック外しプレート
4は矢印に示す時計回りに回動して、図9に示すように
荷役材14の端部に当接する。従って、その反力によっ
て、荷役材14の端部に係止されている吊りフック1は
離脱する。
車6を介し、フック外しプレート歯車7は矢印に示す方
向に回転し、ラチエット10によりフック外しプレート
4は矢印に示す時計回りに回動して、図9に示すように
荷役材14の端部に当接する。従って、その反力によっ
て、荷役材14の端部に係止されている吊りフック1は
離脱する。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
クレーン等からのワイヤーロープに取り付けられた吊り
フックによって荷役材を係止し、吊り上げ吊り降ろしを
行う荷役作業において、吊り降ろし時に、荷役材の端部
に係止された吊りフックを、作業員を要せず自動的に取
り外すことができ、クレーンの能率向上および要員の合
理化を図ることができる、工業上有用な効果がもたらさ
れる。
クレーン等からのワイヤーロープに取り付けられた吊り
フックによって荷役材を係止し、吊り上げ吊り降ろしを
行う荷役作業において、吊り降ろし時に、荷役材の端部
に係止された吊りフックを、作業員を要せず自動的に取
り外すことができ、クレーンの能率向上および要員の合
理化を図ることができる、工業上有用な効果がもたらさ
れる。
【図1】この発明の装置の一実施態様を示す正面図であ
る。
る。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】フック外しプレート軸着部の側面図である。
【図4】図3のA部詳細図である。
【図5】シャックルの吊りフックに対する軸着部の断面
図である。
図である。
【図6】この発明の装置の作動を示す荷役材の吊上げ前
の状態を示す説明図である。
の状態を示す説明図である。
【図7】この発明の装置の作動を示す荷役材の吊上げ時
の状態を示す説明図である。
の状態を示す説明図である。
【図8】この発明の装置の作動を示す荷役材の吊降ろし
時の状態を示す説明図である。
時の状態を示す説明図である。
【図9】この発明の装置の作動を示す鋼管の吊降ろし後
の状態を示す説明図である。
の状態を示す説明図である。
【図10】先行技術の概略正面図である。
1 吊りフック 2 水平軸 3 シャックル 4 フック外しプレート 5 シャックル歯車 6 中間歯車 7 フック外しプレート歯車 8 取付け金具 9 スプリング 10 ラチエット 11 爪 12 スプリング 13 渦巻きばね 14 荷役材
Claims (3)
- 【請求項1】 荷役材の端部を係止する吊りフックと、
前記吊りフックの上部に軸着された、ワイヤーロープ等
の下端に取り付けられるシャックルと、前記吊りフック
の上部に軸着された、前記吊りフックを前記荷役材から
掛け外すフック外しプレートと、前記シャックルをその
軸着部を中心として一定方向に引っ張るシャックル引張
り機構と、前記シャックルの回動を前記フック外しプレ
ートに伝達する、ラチエットを有する歯車機構とからな
り、 荷役材の吊り降ろし時において、前記シャックル引張り
機構による前記シャックルの回動を、前記ラチエットを
有する歯車機構によって前記フック外しプレートに伝達
し、前記フック外しプレートを回動させて、前記吊りフ
ックに係止されている荷役材の端部に当接させることに
より、前記荷役材の端部に係止されている前記吊りフッ
クを掛け外すことを特徴とする、吊りフック自動掛け外
し装置。 - 【請求項2】 前記歯車機構は、前記吊りフックのシャ
ックル軸着部に取り付けられたシャックル歯車と、前記
フック外しプレートの吊りフック軸着部に、ラチエット
機構を介して取り付けられたフック外しプレート歯車
と、前記シャックル歯車および前記フック外しプレート
歯車に歯合する中間歯車とからなっており、前記シャッ
クルの回動が前記各歯車を介して前記フック外しプレー
トに伝達される、請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 前記シャックル引張り機構は、前記シャ
ックル歯車とその取付け軸との間に取り付けられた渦巻
きばねと、前記シャックルと前記吊りフックとの間に取
り付けられたスプリングとからなっている、請求項1ま
たは2記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07855297A JP3677930B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 吊りフック自動掛け外し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07855297A JP3677930B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 吊りフック自動掛け外し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10273281A true JPH10273281A (ja) | 1998-10-13 |
JP3677930B2 JP3677930B2 (ja) | 2005-08-03 |
Family
ID=13665092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07855297A Expired - Fee Related JP3677930B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 吊りフック自動掛け外し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3677930B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103508308A (zh) * | 2013-10-11 | 2014-01-15 | 无锡市新华起重工具有限公司 | 可调式钢板钳 |
CN105621230A (zh) * | 2016-03-07 | 2016-06-01 | 宝鸡市钛程金属复合材料有限公司 | 一种杠杆式金属板材夹装吊钩 |
CN107487703A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-12-19 | 常州达丰兆茂机械工程有限公司 | 起重吊挂耐压绝缘摘钩装置 |
CN109319654A (zh) * | 2018-10-15 | 2019-02-12 | 立信染整机械(深圳)有限公司 | 自动化纱架吊具装置 |
CN110713103A (zh) * | 2018-07-13 | 2020-01-21 | 上海勘测设计研究院有限公司 | 可自动脱钩的吊架 |
CN111573500A (zh) * | 2020-06-01 | 2020-08-25 | 萧县威辰机电工程设备有限公司 | 一种钩头装置的锁紧结构 |
CN111807221A (zh) * | 2020-07-01 | 2020-10-23 | 国网山东省电力公司淄博供电公司 | 便携式起重装置 |
CN114132829A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-03-04 | 昆山东岸海洋工程有限公司 | 一种用于起重的吊索具 |
CN114873429A (zh) * | 2022-04-26 | 2022-08-09 | 中交一公局集团有限公司 | 一种基于钢结构大型机械楼面的吊装自动脱钩装置 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP07855297A patent/JP3677930B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103508308A (zh) * | 2013-10-11 | 2014-01-15 | 无锡市新华起重工具有限公司 | 可调式钢板钳 |
CN105621230A (zh) * | 2016-03-07 | 2016-06-01 | 宝鸡市钛程金属复合材料有限公司 | 一种杠杆式金属板材夹装吊钩 |
CN107487703A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-12-19 | 常州达丰兆茂机械工程有限公司 | 起重吊挂耐压绝缘摘钩装置 |
CN110713103A (zh) * | 2018-07-13 | 2020-01-21 | 上海勘测设计研究院有限公司 | 可自动脱钩的吊架 |
CN110713103B (zh) * | 2018-07-13 | 2024-05-17 | 上海勘测设计研究院有限公司 | 可自动脱钩的吊架 |
CN109319654A (zh) * | 2018-10-15 | 2019-02-12 | 立信染整机械(深圳)有限公司 | 自动化纱架吊具装置 |
CN111573500A (zh) * | 2020-06-01 | 2020-08-25 | 萧县威辰机电工程设备有限公司 | 一种钩头装置的锁紧结构 |
CN111807221A (zh) * | 2020-07-01 | 2020-10-23 | 国网山东省电力公司淄博供电公司 | 便携式起重装置 |
CN114132829A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-03-04 | 昆山东岸海洋工程有限公司 | 一种用于起重的吊索具 |
CN114132829B (zh) * | 2021-12-03 | 2024-04-16 | 昆山东岸海洋工程有限公司 | 一种用于起重的吊索具 |
CN114873429A (zh) * | 2022-04-26 | 2022-08-09 | 中交一公局集团有限公司 | 一种基于钢结构大型机械楼面的吊装自动脱钩装置 |
CN114873429B (zh) * | 2022-04-26 | 2024-04-12 | 中交一公局集团有限公司 | 一种基于钢结构大型机械楼面的吊装自动脱钩装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3677930B2 (ja) | 2005-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10273281A (ja) | 吊りフック自動掛け外し装置 | |
JP3744114B2 (ja) | 吊りフック自動掛け外し装置 | |
JP2007153583A (ja) | フック装置 | |
JPH10273280A (ja) | 吊りフック自動掛け外し装置 | |
JPH10310361A (ja) | 吊りフック自動掛け外し装置 | |
JP2001302172A (ja) | ブロックの吊り方法および吊り込み用治具 | |
JPH07215658A (ja) | クレーン用吊り下げフック装置 | |
JPH09249377A (ja) | 鉄筋ユニット吊り装置 | |
JP2521598Y2 (ja) | 吊掛具 | |
JP2612431B2 (ja) | 玉外しフック | |
CN217535144U (zh) | 一种用于钢卷吊带的辅助摘卸工具及卧卷夹钳 | |
JPH0826658A (ja) | フックの脱索機構 | |
JPH10316375A (ja) | チェーンブロック装置の高所着脱装置および方法 | |
JPH094037A (ja) | コンクリート製側溝蓋の挾持装置の構造 | |
JP2002128475A (ja) | ワイヤロープ捲取機 | |
JPH01181691A (ja) | クレーン用吊ビーム | |
CN213475158U (zh) | 一种钢板夹持运输机构 | |
CN114852839A (zh) | 一种用于钢卷吊带的辅助摘卸工具及卧卷夹钳 | |
JP2007039189A (ja) | フック | |
JPH0241117Y2 (ja) | ||
JPH08333076A (ja) | 巻付ドラム類の吊支具 | |
JPH11278367A (ja) | 懸吊用ジョイント | |
JPH02198998A (ja) | 吊具のフック用外れ止め装置 | |
JPH02291391A (ja) | クレーン用吊り下げフック装置 | |
JPH05330781A (ja) | ツインフックの脱索機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050502 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |